JP2016190790A - プレニルエステル類及びプレノール類の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プレニルエステル類及びプレノール類の製造方法に関する。
ゲラニオール、ファルネソール、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルファルネソール及びその類縁化合物であるプレノール類は、テルペン類、カロチノイド類、ステロイド類等の生合成中間体として中心的な化合物であるだけでなく、医薬品、農薬、香料等の原料又は合成中間体として極めて有用である。例えば(2E,6E)−ファルネソールから誘導される(2E,6E)−ファルネサールは、抗癌剤などとして有用であるポリイソプレノイド誘導体の製造中間体となりうる。そのため、環境に優しく、簡便、安全、安価でかつ幾何選択的な合成法の開発が求められている。
上記のようなプレノール類及びそのエステル体(すなわち、プレニルエステル類)の製造方法としては、これまでに水酸基の1,3−転位反応を利用した反応が種々報告されている。例えば、リナロールやネロリドール等の第3級水酸基を有するアリルアルコール類をバナジウム触媒存在下150℃で反応させ、ゲラニオールやファルネソール等のプレノール類を得る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながらこの方法は、150℃と高温条件下で反応させることを必要としているうえ、収率も5〜30%程度と低く、工業的な生産に適さない。また、E/Z比に関する報告はなされてない。
フッ素置換ボロン酸を用いてリナロールからゲラニオールをE/Z比6/1で得る方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながらこの方法は、市販されていないボロン酸を触媒として20mol%と大量に使用し、触媒の入手が困難であり、工業的な製造に適していない。
シリル化剤の存在下にレニウム触媒を用いて、リナロールからゲラニオールを合成する方法が報告されている(例えば、非特許文献2参照)。しかしながらこの方法は希少金属であるレニウムを使用するなど、触媒の入手が困難であり、工業的な製造に不利である。またE/Z比に関して具体的な報告はなされていない。
DDQを触媒として用いて、リナロールからゲラニルアセテートを得る方法が知られている(例えば、非特許文献3参照)。この方法では、水酸基の1,3−転位反応とアシル化反応が同時に進行するが、触媒として毒性の高いDDQを20mol%と大量に使用することから、工業的な製造に適さない。
また、パラジウム触媒を用いて、ゲラニルリナリルアセテートからゲラニルゲラニルアセテートをE/Z比7/1で得る方法が知られている(例えば、非特許文献4参照)。しかしながらこの方法は、高価なパラジウム触媒を15mol%と大量に使用することから、工業的な製造に不利である。
一方、バナジウム触媒存在下、酵素を用いてエナンチオ選択的に1,3−転位反応とアシル化反応を行う方法が知られている(例えば、特許文献2、非特許文献5参照)。しかしながらこれらの文献は、第2級水酸基を有するアリルエステルの製造に関して報告するのみで、幾何選択的な第1級プレニルエステル類の製造については何ら触れていない。
Chemical Science, 2, 1305-1310;2011
Journal of Organic Chemistry, 71, 7813-7825;2006
Synthetic Communication, 25, 2253-2260;1995
Organic & Biomolecular Chemistry, 3, 1025-1033;2005
Organic Letter, 12, 4900-4903;2010
本発明の目的はアリルエステル類及びアリルアルコール類を温和な条件下で、幾何選択的に、工業的及び経済的に有利な方法にて製造することにある。
本発明者らは、上記課題を鑑み鋭意検討を重ねた結果、一般式(1)で表わされる第3級水酸基を有するアリルアルコール類をオキソバナジウム錯体及び加水分解酵素の存在下、一般式(2)で表わされるビニルエステル類と反応させることにより、一般式(3)で表わされるプレニルエステル類が得られることを見出した。さらに得られたプレニルエステル類を加水分解することにより収率よく一般式(4)で表わされるプレノール類が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式(1):
(式中、nは、1から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、オキソバナジウム錯体及び加水分解酵素の存在下、一般式(2):
(式中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又は炭素数6〜12の芳香族基を表し、R2は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表わす)で表わされるビニルエステル類と反応させることを特徴とする、一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類の製造方法に関する。
(式中、nは、1から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、オキソバナジウム錯体及び加水分解酵素の存在下、一般式(2):
(式中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又は炭素数6〜12の芳香族基を表し、R2は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表わす)で表わされるビニルエステル類と反応させることを特徴とする、一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類の製造方法に関する。
さらに本発明は、(工程1)一般式(1):
(式中、nは、1から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5a):
(式中、R3は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R4は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは、0から3の整数を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、又は一般式(5b):
(式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R6は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、oは、0から3の整数を表し、pは、0又は1を表わすが、oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、及び加水分解酵素の存在下、一般式(2):
(式中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又は炭素数6〜12の芳香族基を表し、R2は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表わす)で表わされるビニルエステル類と反応させることを特徴とする、一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を得る工程;
(工程2)一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を、加水分解して下記一般式(4):
(式中、nは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレノール類を得る工程、
を含むことを特徴とする、一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法に関する。
(式中、nは、1から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5a):
(式中、R3は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R4は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは、0から3の整数を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、又は一般式(5b):
(式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R6は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、oは、0から3の整数を表し、pは、0又は1を表わすが、oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、及び加水分解酵素の存在下、一般式(2):
(式中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又は炭素数6〜12の芳香族基を表し、R2は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表わす)で表わされるビニルエステル類と反応させることを特徴とする、一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を得る工程;
(工程2)一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を、加水分解して下記一般式(4):
(式中、nは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレノール類を得る工程、
を含むことを特徴とする、一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法に関する。
本発明によれば、医薬品、農薬、香料等の原料又は合成中間体として有用なプレニルエステル類について、とりわけE体を優先的に製造することができる。さらに、これを加水分解することによりプレノール類を得ることができる。本発明の製造方法は、容易に且つ極めて効率的に実施することができることから、工業的及び経済的に有利なものとなっている。
以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[用語の意義]
先ず、本明細書及び特許請求の範囲において用いられる用語について説明する。各用語は、他に断りのない限り、以下の意義を有する。
[用語の意義]
先ず、本明細書及び特許請求の範囲において用いられる用語について説明する。各用語は、他に断りのない限り、以下の意義を有する。
用語「炭素数1〜10のアルキル基」は、炭素数1〜10の、直鎖状、分岐状又は環状の脂肪族飽和炭化水素の基を意味し、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等を例示することができる。
用語「炭素数1〜10のハロアルキル基」は、1個以上ハロゲン原子で置換された炭素数1〜10のアルキル基を意味し、フルオロメチル基、2−フルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモメチル基、2−ブロモエチル基、3−ブロモプロピル基、4−ブロモブチル基、ジブロモメチル基、トリブロモメチル基、ヨードメチル基、2−ヨードエチル基、3−ヨードプロピル基、4ヨードブチル基、ジヨードメチル基、トリヨードメチル基等を例示することができる。
用語「炭素数1〜10のアルコキシ基」は、基R′O−(ここで、R′は、炭素数1〜10のアルキル基である)を意味し、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、イソブチルオキシ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、シクロプロピルオキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等を例示することができる。
用語「ハロゲン原子」は、ヨウ素原子、臭素原子、塩素原子、フッ素原子を意味する。
用語「炭素数6〜12の芳香族基」は、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、ビフェニル基、キノリル基、ベンゾフリル基、チエニル基、ピリジル基等を例示することができる。
[プレニルエステル類の製造方法]
本発明の一般式(3)で表わされるプレニルエステル類の製造方法は、下記スキームに示すとおりである。
本発明の一般式(3)で表わされるプレニルエステル類の製造方法は、下記スキームに示すとおりである。
工程1は一般式(1)で表わされるアリルアルコール類から一般式(3)で表わされるプレニルエステル類を製造する工程である。
出発原料である一般式(1)で表わされるアリルアルコール類としては、リナロール(n=1)、ネロリドール(n=2)、ゲラニルリナロール(n=3)及びゲラニルネロリドール(n=4)等を例示することができる、これらは市販されており、Sigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。また公知の方法(例えば、特開平2−4726号記載の方法)に準じて合成することも可能である。
工程1で使用されるオキソバナジウム錯体は、オキソバナジウム(V=O)部位と適切なリガンドを含む錯体であれば特に制限はないが、具体的には一般式(5a):
(式中、R3は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R4は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは、0から3の整数を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、又は一般式(5b):
(式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R6は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、oは、0から3の整数を表し、pは、0又は1を表わすが、oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体を使用することが好ましい。一般式(5a)又は(5b)で表されるオキソバナジウム錯体は、後述の[オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)の調製]にて調製されるものであってもよい。
(式中、R3は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R4は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは、0から3の整数を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、又は一般式(5b):
(式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R6は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、oは、0から3の整数を表し、pは、0又は1を表わすが、oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体を使用することが好ましい。一般式(5a)又は(5b)で表されるオキソバナジウム錯体は、後述の[オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)の調製]にて調製されるものであってもよい。
工程1において使用される、オキソバナジウム錯体の使用量は、特に制限はないが、経済性の観点から、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類1モルに対して、金属原子換算で0.0001〜0.5モルが好ましく、0.001〜0.2モルがより好ましく、0.005〜0.1モルが更に好ましく、0.005〜0.05モルが特に好ましい。
工程1で使用される加水分解酵素としては、リパーゼ、アシラーゼ等が挙げられるが、その中でも特にリパーゼが好ましい。これらの酵素は通常、何れも市販されており、天野エンザエム社等の製造業者から容易に入手することができる。本発明の製造方法で使用される加水分解酵素としては、カンジダ・シリンドラセア(Candida cylindracea)、カンジダ・ルゴサ(Candida rugosa)、ペニシリウム・ロクエフォルティ(Penicillium roqueforti)、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)、バークホルデリア・エスピー(Burkholderia sp.)、アルカリゲネス・エスピー(Alcaligenes sp.)、シュードモナス・フルオレセンス(Pseudomonas fluorescence)及びアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)由来のリパーゼを例示することができる。カンジダ・シリンドラセア由来のリパーゼ商品としては、リパーゼOF(商品名、名糖産業(株)より入手)及びLipase from Candida cylindracea(商品名、シグマアルドリッチジャパンより入手)を挙げることができる。カンジダ・ルゴサ由来のリパーゼ商品としては、リパーゼAY「アマノ」30G及びリパーゼAYS「アマノ」(商品名、天野エンザイム(株)より入手)、並びにLipase from Candida rugosa(商品名、シグマアルドリッチジャパンより入手)を挙げることができる。ペニシリウム・ロクエフォルティ由来のリパーゼ商品としてはリパーゼR「アマノ」(商品名、天野エンザイム(株)より入手)を挙げることができる。バークホルデリア・セパシア由来のリパーゼ商品としては、リパーゼPS「アマノ」、リパーゼPS「アマノ」SD及びリパーゼPS「アマノ」IM(商品名、天野エンザイム(株)より入手)を挙げることができる。バークホルデリア・エスピー由来のリパーゼ商品としては、CES L-1(商品名、天野エンザイム(株)より入手)を挙げることができる。アルカリゲネス・エスピー由来のリパーゼ商品としては、リパーゼQLM及びリパーゼPL(商品名、名糖産業(株)より入手)を挙げることができる。シュードモナス・フルオレセンス由来の商品としては、リパーゼAK「アマノ」(商品名、天野エンザイム(株)より入手)を挙げることができる。アスペルギルス・ニガー由来の商品としては、リパーゼAS「アマノ」及びリパーゼA「アマノ」6(商品名、天野エンザイム(株)より入手)、並びにスミチームNLS(商品名、新日本化学工業より入手)を挙げることができる。工程1で用いる加水分解酵素は、遊離状態でも、不溶性担体に担持された状態で使用してもよい。反応率の観点から、シュードモナス・フルオレセンス、バークホルデリア・セパシアを由来とするリパーゼが好ましい。
工程1において使用される、加水分解酵素の使用量は、特に制限はないが、反応効率の観点から、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類1倍量(重量基準)に対して、0.001〜5倍量(重量基準)が好ましく、0.01〜2倍量(重量基準)が更に好ましく、0.01〜1倍量(重量基準)が特に好ましい。
工程1において使用される、一般式(2)で表わされるビニルエステル類の例としては、酢酸ビニル、酢酸イソプロペニル、オクタン酸ビニル、クロロ酢酸ビニルなどを挙げることができ、これらのビニルエステルのうち2種類以上を混合して使用することができる。反応率の観点から、酢酸ビニルを用いることが好ましい。
工程1において使用される、一般式(2)で表わされるビニルエステル類の使用量は、特に制限はないが、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類1モルに対して、1〜50倍モルが好ましく、1〜10倍モルが更に好ましい。
工程1は、溶媒中で行ってもよく、用いることのできる溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶媒、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、エチレンジクロリド等の脂肪族ハロゲン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒などを使用することができるが、これに限定されるものではない。これらの溶媒は各々用いても2種類以上を混合して使用してもよい。反応率の観点から、芳香族炭化水素系溶媒を用いることが好ましく、トルエンを用いることが更に好ましい。
工程1において使用される、溶媒の使用量は、特に制限はないが、一般式(1)で表わされるアリルアルコール類に対して、1〜50倍量(重量基準)が好ましく、2〜10倍量(重量基準)が更に好ましい。
工程1は、0℃から150℃の範囲から適宜選ばれた温度で行うことができる。反応速度と反応効率の観点から、0〜100℃が好ましく、室温〜60℃が更に好ましい。反応時間は、使用される基質、オキソバナジウム錯体、加水分解酵素及び溶媒の量や種類、反応温度等の条件に応じて適宜設定され、特に制限はないが、反応速度と反応効率の観点から、1〜14日が好ましい。
反応後、必要に応じて溶液から、用いた加水分解酵素などの不溶物をろ別し、ろ過母液から一般式(3)で表わされるプレニルエステル類を単離・精製することができる。単離・精製する方法に特に限定はなく、当業者に公知の方法、例えば、溶媒抽出、蒸留、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー等の汎用的な方法で、一般式(3)で表わされるプレニルエステル類を単離・精製することができる。また一般式(3)で表わされるプレニルエステル類は、単離・精製せずに続く工程2に付してもよい。
工程1では、E体を優先的に製造することができる。すなわち、工程(1)で得られる一般式(3)で表わされるプレニルエステル類のE/Z比は、少なくとも3/1以上であり、好ましくは4/1以上であり、更に好ましくは5/1以上である。
工程1により、酢酸ゲラニル(n=1)、酢酸ファルネシル(n=2)、酢酸ゲラニルゲラニル(n=3)及び酢酸ゲラニルファルネシル(n=4)等を製造することができる。
[オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)の調製]
工程1において使用されるバナジウム錯体(5a)及び(5b)は、トリアルコキシオキソバナジウム(6a)又は(6b)をピリジンジカルボン酸誘導体(7a)又はキノリン誘導体(7b)とそれぞれ反応させることにより調製されるものであってもよい。
工程1において使用されるバナジウム錯体(5a)及び(5b)は、トリアルコキシオキソバナジウム(6a)又は(6b)をピリジンジカルボン酸誘導体(7a)又はキノリン誘導体(7b)とそれぞれ反応させることにより調製されるものであってもよい。
一般式(6a)又は(6b)で表されるトリアルコキシオキソバナジウムとしては、R4又はR6が、炭素数1〜4のアルキル基であるものが好ましい。トリエトキシバナジウム(V)オキシド、トリイソプロポキシバナジウム(V)オキシド等が例示でき、これらは市販されており、Sigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。
ピリジンジカルボン酸誘導体は、一般式(7a):
(式中、R3及びmは、前記と同じ意味を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされる。好ましいピリジンジカルボン酸誘導体(7a)として、ピリジン−2,6−ジカルボン酸等を例示することができる。これらはSigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。
ピリジンジカルボン酸誘導体1モルに対して、トリアルコキシオキソバナジウム(6a)を1モル以上用いればよい。
(式中、R3及びmは、前記と同じ意味を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされる。好ましいピリジンジカルボン酸誘導体(7a)として、ピリジン−2,6−ジカルボン酸等を例示することができる。これらはSigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。
ピリジンジカルボン酸誘導体1モルに対して、トリアルコキシオキソバナジウム(6a)を1モル以上用いればよい。
キノリン酸誘導体は、一般式(7b):
(式中、R5、o及びpは、前記と同じ意味を表わす。oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされる。好ましいキノリン酸誘導体(7b)として、キノリン−2,8−ジカルボン酸、8−ヒドロキシ−キノリン−2−カルボン酸等を例示することができる。これらはSigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。
キノリン酸誘導体1モルに対して、トリアルコキシオキソバナジウム(6b)を1モル以上用いればよい。
(式中、R5、o及びpは、前記と同じ意味を表わす。oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされる。好ましいキノリン酸誘導体(7b)として、キノリン−2,8−ジカルボン酸、8−ヒドロキシ−キノリン−2−カルボン酸等を例示することができる。これらはSigma-Aldrich社等の試薬供給業者から容易に入手することができる。
キノリン酸誘導体1モルに対して、トリアルコキシオキソバナジウム(6b)を1モル以上用いればよい。
オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)の調製は溶媒中で行ってもよく、用いることのできる溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸、プロピオン酸等のカルボン酸系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素系溶媒、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、エチレンジクロリド等の脂肪族ハロゲン系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等ニトリル系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒などを使用することができ、これらの溶媒のうち2種類以上を混合して使用することができる。これらのうちニトリル系溶媒を用いることが好ましい。
オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)の調製は、0〜150℃の範囲から適宜選ばれた温度で行うことができる。収率の観点から室温が好ましい。
反応後、必要に応じて反応液から、オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)を単離・精製することができる。単離・精製する方法に特に限定はなく、当業者に公知の方法、例えば、溶媒抽出、再結晶、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー等の汎用的な方法で、オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)を単離・精製することができる。また、オキソバナジウム錯体(5a)及び(5b)を調製した後、これを単離・精製することなく、工程1に供してもよい。すなわち、オキソバナジウム錯体を、工程1の反応系内で調製してもよい。
工程2は一般式(3)で表わされるプレニルエステル類から一般式(4)で表わされるプレノール類を製造する工程である。エステルを加水分解する方法は、「Protective Groups in Organic Synthesis」(T.W.Greene et.al, John Wiley & Sons, inc.)等の有機合成化学における参考書により当業者には公知である。
工程2は、溶媒中で行ってもよく、用いることのできる溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれば特に限定されず、所望する反応温度に応じて適宜選択される。本加水分解反応において用いられる溶媒の具体例としては、水、リン酸緩衝液等の緩衝液、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン系溶媒、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族ハロゲン系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、エチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、2−プロパノール、n−ブタノール、2−エトキシエタノール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、グリセリン等の多価アルコール系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの溶媒は、各々単独で用いても、2種以上適宜組み合わせて用いてもよい。
工程2における溶媒の使用量は特に制限はないが、一般式(3)で表わされるプレニルエステル類に対して0〜100倍量(重量基準)が好ましく、1〜30倍量(重量基準)がさらに好ましい。
工程2は、酸を使用してもよく、使用する酸としては、硫酸、塩酸などの鉱酸、酢酸、蟻酸などの有機カルボン酸、パラトルエンスルホン酸などの有機スルホン酸が挙げられる。これらの酸は、各々単独で用いても、2種以上適宜組み合わせて用いてもよい。酸の使用量は、特に制限はないが、一般式(3)で表わされるプレニルエステル類1モルに対して、0.1〜10倍モルであることが好ましい
工程2は、塩基を使用してもよく、使用する塩基としては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物や炭酸塩などが挙げられる。これらの塩基は、各々単独で用いても、2種以上適宜組み合わせて用いてもよい。塩基の使用量は、特に制限はないが、一般式(3)で表わされるプレニルエステル類1モルに対して、1〜10モルであることが好ましい。
工程2の反応温度は、プレニルエステル類の量、溶媒の種類によって異なり、溶媒の沸点近くまで加熱する場合があるが、0〜100℃の範囲から適宜選択される。また、反応時間は、反応温度や反応剤の特性や量により異なり、一概に定めることはできないが、通常1〜24時間である。
反応後、必要に応じて一般式(4)で表わされるプレノール類を単離・精製することができる。単離・精製する方法に特に限定はなく、当業者に公知の方法、例えば、溶媒抽出、蒸留、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分取液体クロマトグラフィー等の汎用的な方法で、一般式(4)で表わされるプレノール類を単離・精製することができる。
本発明によれば、工程1と工程2を含む製造方法によって、一般式(4)で表わされるプレノール類、具体的には、ゲラニオール(n=1)、ファルネソール(n=2)、ゲラニルゲラニオール(n=3)及びゲラニルファルネソール(n=4)等を製造することができる。
以下に本発明の態様を明らかにするために実施例を示すが、本発明はここに示す実施例のみに限定されるわけではない。
実施例及び比較例で得られた反応溶液は、ガスクロマトグラフィー分析を行い、2E−ゲラニルアセテート、2Z−ネロリルアセテート、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの純度を面積百分率にて算出した。測定条件は以下の通りである。
装置:GC−14A(島津製作所)
カラム:HP−ULTRA1(Agilent Technologies)
25m×I.D.0.32mm、0.52μmdf
カラム温度:80℃→[10℃/min]→280℃
インジェクション温度:250℃
キャリヤーガス:ヘリウムガス
検出器:水素炎イオン化検出器(FID)
カラム:HP−ULTRA1(Agilent Technologies)
25m×I.D.0.32mm、0.52μmdf
カラム温度:80℃→[10℃/min]→280℃
インジェクション温度:250℃
キャリヤーガス:ヘリウムガス
検出器:水素炎イオン化検出器(FID)
また、参考例で調製した化合物のNMRスペクトルの測定条件は以下のとおりである。
化合物と重DMSO(和光純薬工業(株)製、0.05%TMS含有)とを混合した溶液を調製し、NMR(ブルカー(株)製 AVANCE 400)にて、1H−NMR測定を行った。
実施例1
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(437.0mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率75.2%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.6/1であった。
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(437.0mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率75.2%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.6/1であった。
上記実施例1で得られた反応液をろ過し、減圧下溶媒を留去したのち得られた残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=50:1)で精製して、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの異性体混合物(147.2mg,収率54%,異性体比:(2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)11.7/1)を得た。
実施例2
(E)−ネロリドール(229.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.4mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(6.4mg)、酢酸ビニル(438.4mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で12日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率48.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)9.9/1であった。
(E)−ネロリドール(229.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.4mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(6.4mg)、酢酸ビニル(438.4mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で12日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率48.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)9.9/1であった。
実施例3
(E)−ネロリドール(223.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(65.7mg)、酢酸イソプロペニル(501.0mg,5.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で10日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率74.7%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.6/1であった。
(E)−ネロリドール(223.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(65.7mg)、酢酸イソプロペニル(501.0mg,5.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で10日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率74.7%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.6/1であった。
実施例4
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.9mg,0.01mmol)、リパーゼAK「アマノ」(9.8mg)、酢酸ビニル(439.8mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で9日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率44.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.6/1であった。
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.9mg,0.01mmol)、リパーゼAK「アマノ」(9.8mg)、酢酸ビニル(439.8mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で9日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率44.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.6/1であった。
実施例5
(E)−ネロリドール(222.5mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、クロロ酢酸ビニル(604.9mg,5.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルクロロアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルクロロアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率84.6%異性体比((2E,6E)−ファルネシルクロロアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルクロロアセテート)4.0/1であった。
(E)−ネロリドール(222.5mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、クロロ酢酸ビニル(604.9mg,5.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルクロロアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルクロロアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率84.6%異性体比((2E,6E)−ファルネシルクロロアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルクロロアセテート)4.0/1であった。
実施例6
(E)−ネロリドール(224.6mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(6.9mg,0.02mmol)、CES L-1(61.7mg)、酢酸ビニル(450.0mg,5.2mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率42.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.5/1であった。
(E)−ネロリドール(224.6mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(6.9mg,0.02mmol)、CES L-1(61.7mg)、酢酸ビニル(450.0mg,5.2mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率42.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.5/1であった。
実施例7
(E)−ネロリドール(224.8mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(6.8mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(431.3mg,5.0mmol)をクロロホルム(1.5g)に混合し、50℃で6日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率40.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.1/1であった。
(E)−ネロリドール(224.8mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(6.8mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(431.3mg,5.0mmol)をクロロホルム(1.5g)に混合し、50℃で6日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率40.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.1/1であった。
実施例8
トリイソプロポキシバナジウムオキシド(10.5mg,0.04mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸(3.7mg,0.02mmol)、をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で24時間撹拌した。(E)−ネロリドール(226.8mg,1.0mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.1mg)、酢酸ビニル(467.0mg,5.4mmol)を混合し、50℃で8日間、反応を行った。(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率74.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.0/1であった。
トリイソプロポキシバナジウムオキシド(10.5mg,0.04mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸(3.7mg,0.02mmol)、をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で24時間撹拌した。(E)−ネロリドール(226.8mg,1.0mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.1mg)、酢酸ビニル(467.0mg,5.4mmol)を混合し、50℃で8日間、反応を行った。(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率74.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.0/1であった。
実施例9
(E)−ネロリドール(222.8mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.5mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.7mg)、酢酸ビニル(92.1mg,1.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で4日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率59.5%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.2/1であった。
(E)−ネロリドール(222.8mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.5mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.7mg)、酢酸ビニル(92.1mg,1.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で4日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率59.5%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.2/1であった。
実施例10
(E)−ネロリドール(228.2mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.4mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(61.8mg)、酢酸ビニル(442.9mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率61.8%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.2/1であった。
(E)−ネロリドール(228.2mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.4mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(61.8mg)、酢酸ビニル(442.9mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率61.8%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)6.2/1であった。
実施例11
(E)−ネロリドール(238.3mg,1.1mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.7mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(30.3mg)、酢酸ビニル(431.5mg,5.0mmol)をトルエン(0.5g)に混合し、50℃で5日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率41.4%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.9/1であった。
(E)−ネロリドール(238.3mg,1.1mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.7mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(30.3mg)、酢酸ビニル(431.5mg,5.0mmol)をトルエン(0.5g)に混合し、50℃で5日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率41.4%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.9/1であった。
実施例12
(E)−ネロリドール(231.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(62.3mg)、酢酸ビニル(444.5mg,5.2mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、60℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率78.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.2/1であった。
(E)−ネロリドール(231.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(62.3mg)、酢酸ビニル(444.5mg,5.2mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、60℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率78.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.2/1であった。
実施例13
(E)−ネロリドール(223.0mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(63.3mg)、酢酸ビニル(442.2mg,5.1mmol)をモノクロロベンゼン(1.1g)に混合し、50℃で11日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率84.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.6/1であった。
(E)−ネロリドール(223.0mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.2mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(63.3mg)、酢酸ビニル(442.2mg,5.1mmol)をモノクロロベンゼン(1.1g)に混合し、50℃で11日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率84.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.6/1であった。
実施例14
(E)−ネロリドール(225.5mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.0mg)、酢酸ビニル(169.2mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率59.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.2/1であった。
(E)−ネロリドール(225.5mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.0mg)、酢酸ビニル(169.2mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率59.3%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.2/1であった。
実施例15
(E)−ネロリドール(222.6mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.5mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」SD(134.5mg)、酢酸ビニル(172.5mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率31.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.9/1であった。
(E)−ネロリドール(222.6mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.5mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」SD(134.5mg)、酢酸ビニル(172.5mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率31.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.9/1であった。
実施例16
(E)−ネロリドール(222.7mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.3mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」IM(133.8mg)、酢酸ビニル(170.3mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率70.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.3/1であった。
(E)−ネロリドール(222.7mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.3mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」IM(133.8mg)、酢酸ビニル(170.3mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率70.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)7.3/1であった。
実施例17
(E)−ネロリドール(224.7mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(2.0mg,0.005mmol)、リパーゼPS「アマノ」(12.6mg)、酢酸ビニル(170.9mg,2.0mmol)をモノクロロベンゼン(1.1g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC47.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.2/1であった。
(E)−ネロリドール(224.7mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(2.0mg,0.005mmol)、リパーゼPS「アマノ」(12.6mg)、酢酸ビニル(170.9mg,2.0mmol)をモノクロロベンゼン(1.1g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC47.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)8.2/1であった。
実施例18
(E)−ネロリドール(219.9mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.5mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」IM(23.9mg)、酢酸ビニル(167.8mg,1.9mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率44.1%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.4/1であった。
(E)−ネロリドール(219.9mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.5mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」IM(23.9mg)、酢酸ビニル(167.8mg,1.9mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で8日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率44.1%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.4/1であった。
実施例19
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(437.0mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率75.2%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.6/1であった。得られた反応液をろ過し、減圧下に溶媒を留去したのち、得られた残渣に、炭酸カリウム(165.9mg,1.2mmol)とメタノール(2.0g)を加えて、0℃で2時間撹拌した。反応液を酸性化したのち、(2E,6E)−ファルネソール及び(2Z,6E)−ファルネソールの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率67.7%、異性体比((2E,6E)−ファルネソール/(2Z,6E)−ファルネソール)8.5/1であった。
(E)−ネロリドール(227.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.0mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(60.0mg)、酢酸ビニル(437.0mg,5.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率75.2%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)10.6/1であった。得られた反応液をろ過し、減圧下に溶媒を留去したのち、得られた残渣に、炭酸カリウム(165.9mg,1.2mmol)とメタノール(2.0g)を加えて、0℃で2時間撹拌した。反応液を酸性化したのち、(2E,6E)−ファルネソール及び(2Z,6E)−ファルネソールの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率67.7%、異性体比((2E,6E)−ファルネソール/(2Z,6E)−ファルネソール)8.5/1であった。
実施例20
リナロール(154.3mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.1mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.7mg)、酢酸ビニル(172.5mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、ゲラニルアセテート及びネリルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率47.5%、異性体比(ゲラニルアセテート/ネリルアセテート)6.3/1であった。
リナロール(154.3mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.1mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.7mg)、酢酸ビニル(172.5mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、ゲラニルアセテート及びネリルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率47.5%、異性体比(ゲラニルアセテート/ネリルアセテート)6.3/1であった。
実施例21
(E)−ネロリドール(222.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムエトキシド(6.7mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.7mg)、酢酸ビニル(173.4mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率49.6%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)4.4/1であった。
(E)−ネロリドール(222.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムエトキシド(6.7mg,0.02mmol)、リパーゼPS「アマノ」(66.7mg)、酢酸ビニル(173.4mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率49.6%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)4.4/1であった。
実施例22
(E)−ネロリドール(221.3mg,1.0mmol)、8−ヒドロキシ−2−キノリンカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(15.9mg,0.05mmol)、リパーゼPS「アマノ」(13.2mg)、酢酸ビニル(171.1mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率60.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)12.4/1であった。
(E)−ネロリドール(221.3mg,1.0mmol)、8−ヒドロキシ−2−キノリンカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(15.9mg,0.05mmol)、リパーゼPS「アマノ」(13.2mg)、酢酸ビニル(171.1mg,2.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で7日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率60.0%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)12.4/1であった。
比較例1
(E)−ネロリドール(231.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.1mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(65.7mg)、無水酢酸(113.0mg,1.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率17.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)2.3/1であった。
(E)−ネロリドール(231.1mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(4.1mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(65.7mg)、無水酢酸(113.0mg,1.1mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認した。GC収率17.9%、異性体比((2E,6E)−ファルネシルアセテート/(2Z,6E)−ファルネシルアセテート)2.3/1であった。
比較例2
(E)−ネロリドール(223.3mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.2mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(61.8mg)、無水コハク酸(102.5mg,1.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認したが、目的物の生成は確認されなかった。
(E)−ネロリドール(223.3mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(3.2mg,0.01mmol)、リパーゼPS「アマノ」(61.8mg)、無水コハク酸(102.5mg,1.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で3日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認したが、目的物の生成は確認されなかった。
比較例3
(E)−ネロリドール(222.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.3mg,0.02mmol)、酢酸ビニル(86.1mg,1.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で1日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認しが、目的物の生成は確認されなかった。
(E)−ネロリドール(222.4mg,1.0mmol)、ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(7.3mg,0.02mmol)、酢酸ビニル(86.1mg,1.0mmol)をトルエン(0.9g)に混合し、50℃で1日間、反応を行った。室温まで冷却し、(2E,6E)−ファルネシルアセテート及び(2Z,6E)−ファルネシルアセテートの生成をガスクロマトグラフィー分析で確認しが、目的物の生成は確認されなかった。
参考例
ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシドの調製
2,6−ピリジンジカルボン酸(356mg,2.1mmol)をアセトニトリル(7mL)に懸濁させ、トリイソプロポキシバナジウム(V)オキシド(0.5mL,2.1mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下留去し、得られた残渣にジエチルエーテル(20mL)を加えて固化させた。ろ過により固体を回収し、得られた固体を減圧下乾燥してピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(522mg,収率85%)を黄色固体として得た。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ8.58(t,J=7.6Hz,1H),8.21(d,J=7.6Hz,2H),3.77(sept,J=6.1Hz,1H),1.04(d,J=6.1Hz,6H).
ピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシドの調製
2,6−ピリジンジカルボン酸(356mg,2.1mmol)をアセトニトリル(7mL)に懸濁させ、トリイソプロポキシバナジウム(V)オキシド(0.5mL,2.1mmol)を加えて、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下留去し、得られた残渣にジエチルエーテル(20mL)を加えて固化させた。ろ過により固体を回収し、得られた固体を減圧下乾燥してピリジン−2,6−ジカルボン酸オキソバナジウムイソプロポキシド(522mg,収率85%)を黄色固体として得た。1H−NMR(400MHz,DMSO−d6):δ8.58(t,J=7.6Hz,1H),8.21(d,J=7.6Hz,2H),3.77(sept,J=6.1Hz,1H),1.04(d,J=6.1Hz,6H).
Claims (7)
- 加水分解酵素がリパーゼであることを特徴とする、請求項1〜5いずれかに記載の製造方法。
- 下記の工程:
(工程1)一般式(1):
(式中、nは、1から4の整数を表わす)で表わされるアリルアルコール類を、一般式(5a):
(式中、R3は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R4は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、mは、0から3の整数を表わすが、mが2又は3である場合、複数のR3は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、又は一般式(5b):
(式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原子を表し、R6は、炭素数1〜10のアルキル基を表し、oは、0から3の整数を表し、pは、0又は1を表わすが、oが2又は3である場合、複数のR5は同一又は相異なっていてもよい)で表わされるオキソバナジウム錯体、及び加水分解酵素の存在下、一般式(2):
(式中、R1は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のハロアルキル基又は炭素数6〜12の芳香族基を表し、R2は、水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基を表わす)で表わされるビニルエステル類と反応させることを特徴とする、一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を得る工程;
(工程2)一般式(3):
(式中、R1及びnは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレニルエステル類を、加水分解して下記一般式(4):
(式中、nは、前記と同じ意味を表わす)で表わされるプレノール類を得る工程、
を含むことを特徴とする、一般式(4)で表わされるプレノール類の製造方法。
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JP2015069947A Pending JP2016190790A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | プレニルエステル類及びプレノール類の製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115215725A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-10-21 | 宋晓瑜 | 一种制备乙酸薰衣草酯及薰衣草醇的方法 |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015069947A patent/JP2016190790A/ja active Pending
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CN115215725A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-10-21 | 宋晓瑜 | 一种制备乙酸薰衣草酯及薰衣草醇的方法 |
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