JP2017068556A - タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気に対する耐性を高める。【解決手段】透明基板31上にセンサ電極配列40と、センサ電極配列40の外側に位置してセンサ電極配列40に接続された額縁配線60と、額縁配線60の外側に位置する第1の外周グランド配線71とが形成され、額縁配線60上に絶縁層33を介して額縁配線60を覆うシールド配線80’が設けられているタッチパネルにおいて、シールド配線80’の外側に第2の外周グランド配線72を設け、シールド配線80’は絶縁層33に形成した穴91の位置において額縁配線60に含まれるグランド配線63と接続し、第2の外周グランド配線72とは絶縁する。【選択図】図7

Description

この発明はタッチパネルに関し、特に静電気に対する耐性に優れたタッチパネルに関する。
図9はタッチパネルの従来例として特許文献1に記載されている静電容量式のタッチパネルの構成を示したものである。
基板11の表面11aには複数の検出電極12と、検出電極12に電気的に接続され、検出信号を外部回路に伝達するための配線電極13が形成されている。複数の検出電極12は基板11の中央部に形成されて検出領域14を構成し、配線電極13は検出領域14の外側に集約して形成されて配線領域15を構成している。検出領域14と配線領域15を含む領域の外側、即ち基板11の外周には第1遮蔽電極16が形成されている。
検出領域14、配線領域15及び第1遮蔽電極16の上には絶縁層17が形成され、さらに絶縁層17の上面には配線領域15及び第1遮蔽電極16を覆うように第2遮蔽電極18が形成されている。第2遮蔽電極18は絶縁層17に形成された貫通孔19を介して第1遮蔽電極16に電気的に接続されており、図示しないGNDに接続されている。
配線電極13は基板11の右辺端部に集約されて端子部(図では隠れて見えない)を構成しており、端子部には第1フレキシブル基板21の一端が接続されている。第1フレキシブル基板21の上には信号処理IC22が実装され、第1フレキシブル基板21の他端には第2フレキシブル基板23が接続されている。第2フレキシブル基板23は図示しない制御部に接続される。
上記のような構成を有するタッチパネルは、基板11の端部(基板11の横方向)から侵入する電磁ノイズを配線電極13や検出電極12に到達する前に第1遮蔽電極16によって遮蔽するものとなっており、基板11の上面(上方向)から配線電極13に侵入する電磁ノイズを第2遮蔽電極18によって遮蔽するものとなっている。
特開2010−218542号公報
上述したように、特許文献1にはタッチパネルに第1遮蔽電極16及び第2遮蔽電極18を形成することによって、基板11の上面や基板11の端部から配線電極13に侵入する電磁ノイズを遮蔽することが記載されており、さらに静電気も遮蔽することが記載されている。
しかるに、配線電極13を覆うように形成されている第2遮蔽電極18と配線電極13との間に介在している絶縁層17は薄いものであり、外部から印加された静電気が例えば第2遮蔽電極18の、配線電極13と対向している部分に移動してくると、絶縁層17に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは絶縁層17が絶縁破壊することで、静電気が配線電極13へ移動するといったことが起こり得る。
このような配線電極13への静電気の移動は誤動作の原因となり、また配線電極13に静電気が流れる過程で配線電極13の許容電流を超えると、配線電極13が溶断する(破壊される)といった事態が生じる。
この発明の目的はこのような問題に鑑み、静電気に対する耐性に優れ、かつ優れた電磁両立性(EMC:Electro Magnetic Compatibility)を有するタッチパネルを提供することにある。
請求項1の発明によれば、透明基板上にセンサ電極配列と、センサ電極配列の外側に位置してセンサ電極配列に接続された額縁配線と、額縁配線の外側に位置する第1の外周グランド配線とが形成され、額縁配線上に絶縁層を介して額縁配線を覆うシールド配線が設けられているタッチパネルにおいて、シールド配線の外側に第2の外周グランド配線が設けられ、シールド配線は前記絶縁層に形成された穴位置において額縁配線に含まれるグランド配線と接続され、第2の外周グランド配線とは絶縁されているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、第2の外周グランド配線は第1の外周グランド配線上に直接重なって位置されて第1の外周グランド配線と接続されているものとされる。
請求項3の発明では請求項1又は2の発明において、センサ電極配列は第1及び第2の導体層によって形成され、第1の導体層によって額縁配線及び第1の外周グランド配線が形成され、第2の導体層によってシールド配線及び第2の外周グランド配線が形成されているものとされる。
請求項4の発明では請求項1乃至3のいずれかの発明において、額縁配線に含まれるグランド配線は額縁配線に含まれる送信配線と受信配線とを分離する送信/受信配線分離用グランド配線とされる。
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、シールド配線、第1及び第2の外周グランド配線及び額縁配線に含まれるグランド配線は導体細線のメッシュよりなり、第1及び第2の外周グランド配線及び額縁配線に含まれるグランド配線はシールド配線よりも開口率が小さくされる。
この発明によれば、外部から印加された静電気がシールド配線に移動してくることを阻止することができ、これによりシールド配線やシールド配線が覆っている額縁配線の静電気による破壊を防止することができる。
よって、この発明によれば、静電気に対する耐性に優れ、かつ優れた電磁両立性(EMC)を有するタッチパネルを得ることができる。
Aはこの発明を適用する前のタッチパネルの概要を示す平面図、BはAに示したタッチパネルの断面構成を説明するための図。 Aは図1Aに示したタッチパネルの第1の導体層の構成概要を示す平面図、B,Cは第1の導体層の要部詳細を示す部分拡大図。 Aは図1Aに示したタッチパネルの第2の導体層の構成概要を示す平面図、B,Cは第2の導体層の要部詳細を示す部分拡大図。 静電気による第1の破壊メカニズムを説明するための図。 静電気による第2の破壊メカニズムを説明するための図。 静電気による第3の破壊メカニズムを説明するための図。 この発明によるタッチパネルの第1の実施例の構成概要を示す平面図。 この発明によるタッチパネルの第2の実施例の要部断面構成を説明するための図。 Aはタッチパネルの従来例を示す平面図、BはAのC−C線拡大断面図。
まず、初めに、この発明を適用する前のタッチパネルの構成を図1〜3を参照して説明すると共に、静電気による破壊のメカニズムを図4〜6を参照して詳述する。
図1に示したタッチパネルは図9に示したタッチパネルと同様、静電容量式のタッチパネルであり、タッチパネル100は矩形状の透明基板31上に図1Bに示したように、第1の導体層32、絶縁層33、第2の導体層34及び保護膜35が順次、積層形成された構成を有し、さらに保護膜35上には光学粘着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)36によってカバー37が貼り付けられた構成となっている。透明基板31は例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPC(ポリカーボネート)よりなり、カバー37は例えばPCよりなる。絶縁層33及び保護膜35にはアクリル樹脂やエポキシ樹脂が用いられる。なお、図1Aではカバー37及び光学粘着剤36の図示は省略している。
センサ電極配列40は図1では詳細図示を省略しているが、複数の第1のセンサ電極列と複数の第2のセンサ電極列とよりなり、複数の第1のセンサ電極列は第1の導体層32によって形成され、複数の第2のセンサ電極列は絶縁層33により第1の導体層32と絶縁された第2の導体層34によって形成されている。図1A中、矩形枠で囲んだ部分はセンサ電極配列40が位置するセンサ領域50を示す。図1B中、200はこのタッチパネル100が取り付けられる相手方の筐体を示す。筐体200は一般に樹脂製とされる。
図2は第1の導体層32によって形成されている第1のセンサ電極列41、額縁配線60及び第1の外周グランド配線71の配置、形状を示したものであり、図3は第2の導体層34によって形成されている第2のセンサ電極列45、シールド配線80及び第2の外周グランド配線72の配置、形状を示したものである。なお、図1A及び図3ではシールド配線80はハッチングを付して示している。
第1のセンサ電極列41は透明基板31の長辺と平行なX方向に配列された複数の島状電極42と、隣接する島状電極42を連結する連結部43とよりなる。第1のセンサ電極列41は透明基板31の短辺と平行なY方向に複数、並列配置されて設けられている。第2のセンサ電極列45はY方向に配列された複数の島状電極46と、隣接する島状電極46を連結する連結部47とよりなる。第2のセンサ電極列45はX方向に複数、並列配置されて設けられている。第1のセンサ電極列41と第2のセンサ電極列45は互いに絶縁された状態で交差され、連結部43と47は互いに重なる位置に位置されている。島状電極42,46は外形が菱形形状をなす。
額縁配線60は図2に示したように、センサ電極配列40の外側(周辺)に設けられている。額縁配線60は複数の送信配線61と複数の受信配線62とよりなり、送信配線61と受信配線62とを分離する送受信配線分離用グランド配線63が額縁配線60に含まれている。この例では各第1のセンサ電極列41のX方向両端にそれぞれ受信配線62が接続されており、各第2のセンサ電極列45のY方向一端にそれぞれ送信配線61が接続される。なお、図1及び図2では複数配列されてセンサ電極配列40から引き出されている送信配線61、受信配線62は、配列の両端に位置するもののみ示し、両端に位置する以外のものは図示を省略している。第1のセンサ電極列41をこのように受信側とするか、あるいは送信側とするかは、外部の信号処理ICによって決まり、信号処理ICに応じて送信配線61が受信配線となり、受信配線62が送信配線となる。
送信配線61と受信配線62は透明基板31の一方の長辺(下辺)の中央及び中央近傍まで延びて形成されている。送受信配線分離用グランド配線63は透明基板31の下辺側において送信配線61の配列と受信配線62の配列の間に設けられており、送信配線61及び受信配線62と同様、透明基板31の下辺中央近傍まで延びて形成されている。
第1の外周グランド配線71は額縁配線60の外側に設けられ、透明基板31の周縁に位置されている。第1の外周グランド配線71は透明基板31の下辺中央部を除き、額縁配線60及びセンサ電極配列40を囲むように形成されている。なお、透明基板31の上辺中央において第1の外周グランド配線71はわずかな隙間によって分断されている。
シールド配線80は図3に示したようにセンサ電極配列40の外側に設けられている。シールド配線80は絶縁層33を介して額縁配線60上に位置し、額縁配線60はシールド配線80によって覆われている(図1B参照)。
シールド配線80の外側には第2の外周グランド配線72が設けられている。第2の外周グランド配線72は第1の外周グランド配線71と同じ形状を有し、絶縁層33を介して第1の外周グランド配線71の上に位置されている。第2の外周グランド配線72とシールド配線80は互いに接続されて導通されている。
第1及び第2の外周グランド配線71,72及び額縁配線60は透明基板31の下辺中央部において、外部の回路基板にそれぞれ接続される。
上記のような構成において、第1及び第2のセンサ電極列41,45は図2及び図3に示したように、この例では導体細線のメッシュよりなり、印刷によって形成されるものとなっている。即ち、この例では第1及び第2の導体層32,34は印刷によって形成され、太い第1及び第2の外周グランド配線71,72及び送受信配線分離用グランド配線63も印刷性の観点から太いベタ配線ではなく、メッシュ状の配線となっている。なお、細い送信配線61及び受信配線62はライン状(線状)の配線とされるが、メッシュ状の配線としてもよい。
このように印刷手法を用いれば、透明電極をITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)で形成する場合のように、ITOをスパッタで成膜し、その後エッチングするといった面倒な工程は不要となり、その分、工数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
第1及び第2の導体層32,34の印刷は銀などの導電インクをグラビアオフセット印刷することによって行われ、これによりライン幅(線幅)が微細なメッシュを良好に形成することができる。なお、第1及び第2の外周グランド配線71,72及び送受信配線分離用グランド配線63のメッシュはシールド配線80のメッシュよりも開口率が小さくされており、具体的に言えば、図3Cに示しているようにライン幅は同じで、ライン間隔(スペース幅)が小さくされ、つまりメッシュピッチが小さくされている。
上記のような構成を有するタッチパネル100において、第1及び第2の外周グランド配線71,72は、透明基板31の板面と平行な方向からタッチパネル100に向かって入射しようとする電磁ノイズを吸収することで額縁配線60を保護し、タッチパネル100の誤動作を防止すると共に、透明基板31の板面と平行な方向にタッチパネル100から外へ放射されようとする電磁ノイズを吸収することで外部機器の誤動作を防止するものとなっている。
また、第1及び第2の外周グランド配線71,72は、ユーザがタッチパネル100に触れることにより生じる静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)により、例えば額縁配線60が破壊されるのを防止するため、侵入してきた静電気を外部の回路基板に逃がす役割を果たす。
一方、シールド配線80は透明基板31の板面と垂直な方向からタッチパネル100に向かって入射しようとする電磁ノイズを吸収することで額縁配線60を保護し、タッチパネル100の誤動作を防止すると共に、透明基板100の板面と垂直な方向にタッチパネル100から外へ放射されようとする電磁ノイズを吸収することで外部機器の誤動作を防止するものとなっている。
このようにタッチパネル100は電磁的な耐性、つまり電磁感受性(EMS:Electro Magnetic Susceptibility)を持つと共に、電磁妨害(EMI:Electro Magnetic Interference)を生じない電磁的な不干渉性を有するものとなっており、つまり電磁両立性(EMC)を有するものとなっており、さらに静電気に対する耐性も有するものと考えられていた。
しかるに、上述したタッチパネル100に対し、高電荷の静電気印加試験を行った結果、静電気に対する耐性が十分ではなく、額縁配線60やシールド配線80の溶断による破壊が生じることが判明した。さらには、額縁配線60やシールド配線80の破壊に比べ、発生確率は低いものの、第1及び第2の外周グランド配線71,72の溶断による破壊が生じることも判明した。図4〜6はこの破壊のメカニズムを例示したものであり、以下、図4〜6を参照して静電気印加試験により生じた破壊のメカニズムを説明する。なお、試験においては放電ガンで±18kVの静電気を印加した。
(1)額縁配線60の溶断(図4)
a.カバー37と筐体200の隙間から静電気が侵入
b.保護膜35に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは保護膜35が絶
縁破壊することで、第2の外周グランド配線72に静電気が移動
c.第2の外周グランド配線72と接続されているシールド配線80に静電気が
移動
d.絶縁層33に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは絶縁層33が絶
縁破壊することで、額縁配線60に静電気が移動
e.額縁配線60内に静電気が流れる過程で額縁配線60の許容電流を超え、額
縁配線60が溶断
(2)第2の外周グランド配線72の溶断(パターン1:図5)
a.カバー37と筐体200の隙間から静電気が侵入
b.保護膜35に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは保護膜35が絶
縁破壊することで、第2の外周グランド配線72に静電気が移動
c.第2の外周グランド配線72に静電気が流れる過程で第2の外周グランド配
線72の許容電流を超え、第2の外周グランド配線72が溶断
(3)第2の外周グランド配線72の溶断(パターン2:図6)
a.カバー37と筐体200の隙間から静電気が侵入
b.絶縁層33に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは絶縁層33が絶
縁破壊することで、第1の外周グランド配線71に静電気が移動
c.絶縁層33に存在する微小なピンホールを通じて、あるいは絶縁層33が絶
縁破壊することで、第1の外周グランド配線71から第2の外周グランド配
線72に静電気が移動
d.第2の外周グランド配線72に静電気が流れる過程で第2の外周グランド配
線72の許容電流を超え、第2の外周グランド配線72が溶断
以上、額縁配線60や第2の外周グランド配線72の破壊のメカニズムについて説明したが、第1の外周グランド配線71やシールド層80も同様のメカニズムによって破壊が生じる。なお、上記(1)の額縁配線60の破壊現象は、額縁配線60を覆う絶縁層33の厚さが薄いほど顕著となるが、タッチパネル100には透明性が求められるため、絶縁層33の厚さは薄い方が良く、よって絶縁層33の厚さをあまり厚くすることはできない。
前述の、図9に示した特許文献1に記載されているタッチパネルにおける第2遮蔽電極18は、上述したタッチパネル100におけるシールド配線80と、シールド配線80に接続されている第2の外周グランド配線72とに相当するものであり、よって上記(1)と同様のメカニズムによって図9に示した従来のタッチパネルにおいても配線電極13が溶断、破壊されるといった現象が生じうる。
次に、上述したような破壊のメカニズムに対し、対策を施したこの発明によるタッチパネルの構成について説明する。
図7はこの発明によるタッチパネルの第1の実施例を示したものである。なお、図1〜3に示したタッチパネル100の構成と対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
この図7に示したタッチパネル300ではハッチングを付して示しているシールド配線80’と第2の外周グランド配線72との間に、図7に示したように隙間が設けられてシールド配線80’は第2の外周グランド配線72から分離され、第2の外周グランド配線72と絶縁されたものとなっている。そして、シールド配線80’は送受信配線分離用グランド配線63と接続されるものとなっている。絶縁層33には図7中、破線で示した穴91が設けられ、この穴91の位置においてシールド配線80’は送受信配線分離用グランド配線63と接続される。
このような構成とすることにより、上記(1)のメカニズムのようにシールド配線80’に静電気が移動するといったことを阻止することができ、よって静電気による額縁配線60やシールド配線80’の破壊を防止することができる。なお、シールド配線80’の、送受信配線分離用グランド配線63との接続部分は例えばメッシュピッチを小さくしてもよい。
次に、この発明によるタッチパネルの第2の実施例を図8を参照して説明する。
上述した第1の実施例のタッチパネル300では、第2の外周グランド配線72は図1に示したタッチパネル100と同様、絶縁層33を介して第1のグランド配線71の上に位置していたが、第2の実施例のタッチパネル400では、第1の外周グランド配線71と第2の外周グランド配線72は絶縁層33を介して上下に分離させるのではなく、重ね印刷により形成する。重ね印刷は図8に示したように、絶縁層33の印刷形成位置を設定して(制限して)第1の外周グランド配線71が絶縁層33によって覆われないようにすればよく、第2の外周グランド配線72は第1の外周グランド配線71上に直接重なって位置され、第1の外周グランド配線71と接続される。
このような構成とすることにより、第1及び第2の外周グランド配線71,72は一体となって断面積が増大し、許容電流が増大するため、上記(2)や(3)のメカニズムによる第1及び第2の外周グランド配線71,72の破壊を防止することができる。なお、互いに接続される第1及び第2の外周グランド配線71,72以外の構成は、図7に示した第1の実施例のタッチパネル300と同様である。
以上説明したタッチパネル300,400は図1〜3に示したタッチパネル100に対し、上述したような構成の変更を行うものであるが、工数が増加することはない。
以上、この発明の実施例について説明したが、例えばセンサ電極配列40はITO等のスパッタによって形成してもよい。しかしながら、低コスト化を図る上では、上述した実施例のように印刷手法を用い、第1のセンサ電極列41、額縁配線60、第1の外周グランド配線71の一括形成及び第2のセンサ電極列45、シールド配線80’、第2の外周グランド配線72の一括形成を行うのが好ましい。
銀などの導電インクを用いた印刷を行う場合、センサ電極配列40はメッシュによって構成され、前述したように印刷性の観点から太い第1及び第2の外周グランド配線71,72等もメッシュ状の配線とするのが好ましいが、メッシュ状の配線は抵抗値が大きくなり、上記(2)や(3)のメカニズムによる溶断が生じやすくなるため、第1及び第2の外周グランド配線71,72を重ねて一体化することは、第1及び第2の外周グランド配線71,72がメッシュ状の配線の場合に極めて有効となる。
11 基板 11a 表面
12 検出電極 13 配線電極
14 検出領域 15 配線領域
16 第1遮蔽電極 17 絶縁層
18 第2遮蔽電極 19 貫通孔
21 第1フレキシブル基板 22 信号処理IC
23 第2フレキシブル基板 31 透明基板
32 第1の導体層 33 絶縁層
34 第2の導体層 35 保護膜
36 光学粘着剤 37 カバー
40 センサ電極配列 41 第1のセンサ電極列
42 島状電極 43 連結部
45 第2のセンサ電極列 46 島状電極
47 連結部 50 センサ領域
60 額縁配線 61 送信配線
62 受信配線 63 送受信配線分離用グランド配線
71 第1の外周グランド配線 72 第2の外周グランド配線
80,80’ シールド配線 91 穴
100 タッチパネル 200 筐体
300,400 タッチパネル

Claims (5)

  1. 透明基板上にセンサ電極配列と、前記センサ電極配列の外側に位置して前記センサ電極配列に接続された額縁配線と、前記額縁配線の外側に位置する第1の外周グランド配線とが形成され、前記額縁配線上に絶縁層を介して前記額縁配線を覆うシールド配線が設けられているタッチパネルであって、
    前記シールド配線の外側に第2の外周グランド配線が設けられ、
    前記シールド配線は前記絶縁層に形成された穴位置において前記額縁配線に含まれるグランド配線と接続され、前記第2の外周グランド配線とは絶縁されていることを特徴とするタッチパネル。
  2. 請求項1記載のタッチパネルにおいて、
    前記第2の外周グランド配線は前記第1の外周グランド配線上に直接重なって位置されて前記第1の外周グランド配線と接続されていることを特徴とするタッチパネル。
  3. 請求項1又は2記載のタッチパネルにおいて、
    前記センサ電極配列は第1及び第2の導体層によって形成され、
    前記第1の導体層によって前記額縁配線及び前記第1の外周グランド配線が形成され、
    前記第2の導体層によって前記シールド配線及び前記第2の外周グランド配線が形成されていることを特徴とするタッチパネル。
  4. 請求項1乃至3記載のいずれかのタッチパネルにおいて、
    前記額縁配線に含まれるグランド配線は前記額縁配線に含まれる送信配線と受信配線とを分離する送受信配線分離用グランド配線であることを特徴とするタッチパネル。
  5. 請求項1乃至4記載のいずれかのタッチパネルにおいて、
    前記シールド配線、前記第1及び第2の外周グランド配線及び前記額縁配線に含まれるグランド配線は導体細線のメッシュよりなり、
    前記第1及び第2の外周グランド配線及び前記額縁配線に含まれるグランド配線は前記シールド配線よりも開口率が小さくされていることを特徴とするタッチパネル。
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