JP2017068127A - シュリンクラベル及び筒状シュリンクラベル - Google Patents

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直樹 大西
剛輔 松永
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剛輔 松永
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Abstract

【課題】無版印刷層の剥離や割れを抑制することである。
【解決手段】シュリンクラベル10は、熱収縮性の第1ラベル基材11と、第1ラベル基材11上に形成された無版印刷層12と、第1ラベル基材11と共に無版印刷層12を挟む熱収縮性の第2ラベル基材14と、無版印刷層12と第2ラベル基材14との間に介在する接着層15とを備える。シュリンクラベル10は、第1ラベル基材11と無版印刷層12との間に介在するアンカーコート層13を備えることが好適である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シュリンクラベル及び筒状シュリンクラベルに関し、より詳しくは無版印刷層を備えたシュリンクラベル及び筒状シュリンクラベルに関する。
ペットボトルなどの容器には、商品名や絵柄、製造者名、ロゴマーク、商品説明等を付与するために、シュリンクラベルが装着されている。シュリンクラベルには、商品名や絵柄を設けるために印刷層が形成される。かかる印刷層はグラビア印刷やフレキソ印刷等の有版印刷により形成されることが一般的であるが、近年、トナーを用いた電子写真方式の印刷機により当該印刷層を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、インクジェット方式の印刷機を用いて印刷層を形成する方法も提案されている。
電子写真方式やインクジェット方式は、版を必要としない無版印刷法である。無版印刷法は、有版印刷法と比べて、可変印刷が容易、グラデーションが綺麗、小さな文字をシャープに印刷可能、デザイン性に優れる等のメリットある。
特開2015−13443号公報
しかし、無版印刷層はグラビア印刷法等の有版印刷法により形成された印刷層と比べてラベル基材に対する密着力が弱く、また耐水性、耐熱性、耐薬品性、耐摩擦性等の耐性に劣る。このため、例えば水蒸気を用いてラベルをシュリンク加工した場合に、当該印刷層の剥離や割れが発生する可能性がある。
本発明に係るシュリンクラベルは、熱収縮性の第1ラベル基材と、前記第1ラベル基材上に形成された無版印刷層と、前記第1ラベル基材と共に前記無版印刷層を挟む熱収縮性の第2ラベル基材と、前記無版印刷層と前記第2ラベル基材との間に介在する接着層とを備えることを特徴とする。
本発明に係る筒状シュリンクラベルは、上記シュリンクラベルが筒状に成形された筒状シュリンクラベルであって、前記シュリンクラベルの筒周方向一端部と筒周方向他端部の外面に跨って貼付されたシートを備えることを特徴とする。或いは、前記シュリンクラベルの筒周方向一端部を筒周方向他端部の外側に重ね合わせた状態で、当該一端部の内面の少なくとも一部が当該他端部側の外面に接合された接合部を有する構成としてもよい。
本発明に係るシュリンクラベル及び筒状シュリンクラベルによれば、無版印刷層が2枚のラベル基材に挟まれているため、無版印刷層に水分等が接触し難く、無版印刷層の剥離や割れが抑制される。本発明に係るシュリンクラベル及び筒状シュリンクラベルは、水蒸気を用いてラベルをシュリンク加工する用途に適する。また、筒状シュリンクラベルにおいて、上記シートを用いて筒周方向両端部同士を接合する構成とすれば、筒周方向端縁から無版印刷層に作用する水分等を減少させることができ、無版印刷層の剥離を抑制する効果が高まる。
実施形態の一例であるシュリンクラベルの平面図である。 図1中のAA線断面図である。 実施形態の他の一例であるシュリンクラベルの平面図である。 図3中のBB線断面図である。 実施形態の他の一例であるシュリンクラベルの断面図である。 実施形態の他の一例であるシュリンクラベルの断面図である。 実施形態の一例である筒状シュリンクラベルの斜視図である。 図7中のCC線断面図である。 実施形態の他の一例である筒状シュリンクラベルの斜視図である。 図9中のDD線断面図である。 実施形態の他の一例である筒状シュリンクラベルの断面図である。 実施形態の一例である筒状シュリンクラベルの製造方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。但し、本発明の適用は以下で説明する実施形態に限定されない。実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本明細書では、シュリンクラベルが容器等の被装着物に装着された状態で、被装着物側を向くシュリンクラベルの面を「裏面」、裏面と反対側の面を「表面」とし、シュリンクラベルの各構成要素についても「表裏」の用語を使用して相対的な位置関係を説明する。また、シュリンクラベルを筒状に成形してなる筒状シュリンクラベルでは、シュリンクラベルの裏面が筒の内側に向く内面となる。また、本明細書において「端縁」とは、印刷領域を例に挙げて説明すると、印刷領域の端に位置する部分を意味し、「端部」とは印刷領域の端縁及びその近傍部分を意味する。
[シュリンクラベル]
図1及び図2に、実施形態の一例であるシュリンクラベル10を示す。
図1及び図2に示すように、シュリンクラベル10は、熱収縮性の第1ラベル基材11と、第1ラベル基材11上に形成された無版印刷層12と、第1ラベル基材11と共に無版印刷層12を挟む熱収縮性の第2ラベル基材14と、無版印刷層12と第2ラベル基材14との間に介在する接着層15とを備える。シュリンクラベル10は、第1ラベル基材11と無版印刷層12との間に介在するアンカーコート層13を備えることが好適である。
シュリンクラベル10は、第1ラベル基材11、アンカーコート層13、無版印刷層12、接着層15、及び第2ラベル基材14がこの順で設けられた積層構造を有する。即ち、第1ラベル基材11と第2ラベル基材14との間には、アンカーコート層13、無版印刷層12、及び接着層15が挟まれている。本実施形態では、第2ラベル基材14の第1ラベル基材11側と反対側の面にコーティング層16が形成されている。
以下では、第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14の互いに対向する面(対向する面と連続する面を含む)をそれぞれ「内表面11y,14y」とし、各基材の内表面と反対側の面を「外表面11x,14x」とする。シュリンクラベル10は、外表面11x,14xのいずれを容器等の被装着物側に向けた状態で被装着物に装着されてもよいが、本実施形態では第2ラベル基材14の外表面14xを被装着物側に向けた状態で装着するものとする。即ち、第1ラベル基材11の外表面11xがラベルの表面、第2ラベル基材14の外表面14xがラベルの裏面(ラベルの最裏面はコーティング層16の面となる)となる。
シュリンクラベル10は、例えば平面視略矩形形状を有する。シュリンクラベル10では、第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14がラベルの形状を決定し、上記各層の支持体として機能する。第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14は、熱収縮性を有するシュリンク基材であって、例えば長辺方向と短辺方向の熱収縮率は異なり、長辺方向が主収縮方向となる。シュリンクラベル10(第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14)の形状は、平面視略矩形形状に限定されず、楕円形状、真円形状、矩形形状以外の多角形状、端縁が波形等に形成された形状などであってもよい。本実施形態では、各ラベル基材が同一の形状、寸法を有し、シュリンクラベル10の厚み方向にちょうど重なって設けられている。但し、各ラベル基材は互いに異なる形状、寸法を有していてもよい(例えば、後述の図5参照)。本明細書において平面視とは、シュリンクラベル10の表裏面に対して垂直に見た状態を意味する。
第1ラベル基材11の内表面11yには、上記の通りアンカーコート層13が形成されている。そして、アンカーコート層13上に無版印刷層12が形成されている。アンカーコート層13は、第1ラベル基材11と無版印刷層12とを密着させる機能を有する。無版印刷層12は、アンカーコート層13が形成された領域からはみ出すことなく、アンカーコート層13と重なって形成される。即ち、無版印刷層12はアンカーコート層13上のみに形成され、第1ラベル基材11と無版印刷層12の間には必ずアンカーコート層13が介在していることが好適である。無版印刷層12及びアンカーコート層13は、内表面11yの全域に形成されてもよいが、例えば筒状に成形されたときに水分等が作用し易い第1ラベル基材11の端縁近傍を避けて形成されることが好ましい。図1に示す例では、第1ラベル基材11の短辺方向の両端部(長辺に沿った両端部)を避けて無版印刷層12及びアンカーコート層13が形成されている。
シュリンクラベル10は、例えば長辺方向を筒周方向とし、シート21を用いて筒状シュリンクラベル20に成形される(後述の図7参照)。本実施形態では、無版印刷層12及びアンカーコート層13が第1ラベル基材11の長辺方向両端縁まで形成されているが、筒状シュリンクラベル20において当該両端縁はシート21に覆われるため、水分等は当該両端縁から無版印刷層12等に接触し難い。なお、溶剤溶着により接合部を形成する場合(例えば、図9参照)は、第1ラベル基材11の長辺方向両端部の少なくとも一方を避けて無版印刷層12等を形成することが好ましい。
無版印刷層12は、詳しくは後述するが、商品名や絵柄、製造者名、ロゴマーク、商品説明等を表示するための印刷層であって、電子写真方式等の無版印刷法により形成される。無版印刷層12は、例えばアンカーコート層13上の略全域に、即ち第1ラベル基材11の短辺方向の両端部を除く内表面11y上にアンカーコート層13を介して形成されている。無版印刷層12が形成される領域(以下、「無版印刷領域」という場合がある)は、アンカーコート層13が形成される領域(以下、「アンカー領域」という場合がある)と同一の形状、寸法であってもよいが、好ましくは印刷層の位置ずれ等を考慮してアンカー領域よりも小面積とする。例えば、アンカー領域の端縁は無版印刷領域の端縁よりも第1ラベル基材11の短辺方向端縁寄りに位置する。
無版印刷層12の表側に配置される第1ラベル基材11及びアンカーコート層13は、好ましくは無色透明であるが、無版印刷層12がシュリンクラベル10の表側から視認可能であれば着色されていてもよい。無版印刷層12により形成される文字や絵柄等のデザインは、当該印刷層を抜くことで形成されてもよく、例えば無版印刷層12を形成しない領域に背景色表示層を設けて文字や絵柄等の着色や背景色の表示を行ってもよい。
第2ラベル基材14は、第1ラベル基材11と対向配置され、第1ラベル基材11と共に無版印刷層12及びアンカーコート層13を挟んでいる。これにより、無版印刷層12及びアンカーコート層13に対する水分等の接触が抑制され、例えば高温のスチームを用いたラベルのシュリンク加工が可能となる。第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14のいずれか一方が他方より小さくてもよいが、その場合も無版印刷層12は第1ラベル基材11と第2ラベル基材14の間に形成されることが好適である。また、アンカーコート層13についても、全体が第1ラベル基材11と第2ラベル基材14の間に形成されることが好ましい。即ち、第1ラベル基材11上に形成された無版印刷層12及びアンカーコート層13は、第2ラベル基材14が重ねられる範囲内に存在している。
第2ラベル基材14は、接着層15を介して無版印刷層12等が形成された第1ラベル基材11の内表面11yに接合されている。接着層15は、無版印刷層12と第2ラベル基材14の内表面14yとの間に介在しているが、無版印刷層12が形成される領域を超えて形成されてもよい。例えば、図1及び図2の実施形態のように、内表面11y,14yの全域に接着層15が形成されていてもよい。接着層15は、例えば第2ラベル基材14の内表面14yに接着剤を塗工して形成されるが、第1ラベル基材11に形成された無版印刷層12の裏側に接着剤を塗工して形成されてもよい。なお、内表面14yの全域に接着層15を形成した場合は、例えばシュリンクラベル10の短辺方向両端部に後述の延出接合部が形成される。
シュリンクラベル10は、第2ラベル基材14の外表面14xに形成されたコーティング層16を備えることが好適である。本実施形態では、外表面14xが被装着物と接触するシュリンクラベル10の裏面であるから、コーティング層16はラベルと被装着物との摩擦力を低減してラベルに滑り性を付与する機能を有することが好ましい。コーティング層16は、例えば内表面14yの全域に形成されている。第1ラベル基材11の外表面11xを被装着物に接触するラベルの裏面とする場合には、例えば外表面11xにコーティング層16が形成される。
シュリンクラベル10では、第1ラベル基材11、アンカーコート層13、無版印刷層12、接着層15、第2ラベル基材14、及びコーティング層16の各層がラベルの長辺方向の全長に亘って設けられている。即ち、シュリンクラベル10の長辺方向両端面では、例えば上記各層の端面の位置が揃っており、上記各層の端面が露出している。上記各層の端面が揃った構造は、例えば上記各層が重なった部分を切断して形成される。また、当該構造によれば、例えばシュリンクラベル10の長辺方向端部同士を重ね合わせて筒状に成形した際に、端部同士の重なり幅が小さくても各端部に形成された無版印刷層12同士が重なるため透明部が形成されないという利点がある。
図3〜図6は、実施形態の他の一例であるシュリンクラベル10A,10B,10Cをそれぞれ示す図である。シュリンクラベル10A,10Bは、例えばラベルの長辺方向一端部における構造がシュリンクラベル10と異なっており、その他の部分はシュリンクラベル10と同じ構造を有する。
図3及び図4に例示するシュリンクラベル10Aは、第1ラベル基材11と第2ラベル基材14とが無版印刷層12及びアンカーコート層13を間に介在することなく接合された延出接合部17をラベルの長辺方向一端部に有する点で、シュリンクラベル10と異なる。第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14は、無版印刷層12が形成された領域(無版印刷領域)の端縁から各基材の一端部側の端縁側にそれぞれ延出した延出部11p,14pと、当該延出部同士が接合された延出接合部17とを有する。図3及び図4に示す形態では、延出部11p,14pの延出長さが互いに略同一である。
延出接合部17は、延出部11p,14p同士を溶剤溶着や熱接着して形成されてもよいが、生産性等の観点から、好ましくは接着層15によって形成される。即ち、延出接合部17では、表側から第1ラベル基材11、接着層15、及び第2ラベル基材14が順に積層されている。延出接合部17を形成することにより、無版印刷層12及びアンカーコート層13の端縁(無版印刷領域及びアンカー領域の端縁)の少なくとも一部が2枚のラベル基材で覆われる。これにより、無版印刷領域及びアンカー領域の端縁に対する水分等の接触が抑制される。
延出接合部17は、少なくともシュリンクラベル10Aの1つの端縁に沿って形成されることが好適である。延出接合部17は、例えばラベルの長辺方向両端部に形成されてもよく、ラベルの全ての端縁に沿って形成されてもよい。但し、ラベルの長辺方向両端部に延出接合部17を形成した場合は、長辺方向を筒周方向として筒状に成形された状態で筒周方向端部同士が重なる部分に印刷層の抜けが発生することを防止するため、端部同士の重なり幅を大きくする必要がある。シュリンクラベル10Aでは、ラベルの長辺方向一端部に延出接合部17が形成されており、長辺方向他端部には延出接合部17が形成されていない。延出接合部17は、例えばシュリンクラベル10Aの長辺方向一端部において短辺方向の全長に亘って形成されている。また、第2ラベル基材14の長尺方向一端部(延出接合部17が形成されている)にはコーティング層16が形成されず、第2ラベル基材14の外表面14xは露出している。図3では、延出接合部がシュリンクラベル10Aの短辺方向両端部に形成されている。
シュリンクラベル10Aは、例えば長辺方向を筒周方向として、ラベルの筒周方向一端部を他端部の外側に重ね合わせて接合部26を形成し、筒状シュリンクラベル20Aに成形される(後述の図9参照)。この場合、延出接合部17はラベルの端部同士を重ね合わせた部分において筒の外側に位置する筒周方向一端部に配置されることが好適である。即ち、延出接合部17が形成されたシュリンクラベル10Aの長辺方向一端部を筒状シュリンクラベル20Aの筒周方向一端部とすることが好ましい。
図5に例示するシュリンクラベル10Bは、第1ラベル基材11が第2ラベル基材14の端縁から延出している点で、シュリンクラベル10,10Aと異なる。シュリンクラベル10Bを構成する第1ラベル基材11は、例えば第2ラベル基材14よりも長手方向の長さが大きく、シュリンクラベル10Bの長辺方向一端部において第1ラベル基材11が第2ラベル基材14の端縁から長辺方向に延出している。
無版印刷層12及びアンカーコート層13は、第1ラベル基材11と第2ラベル基材14との間のみに形成され、第2ラベル基材14と対向しない第1ラベル基材11(延出部11p)の内表面11yには形成されないことが好ましい。図5に示す例では、第1ラベル基材11の長辺方向一端部に無版印刷領域の端縁及び第2ラベル基材14の端縁から延出した延出部11pが形成されているが、第2ラベル基材14は無版印刷領域の端縁から延出しておらず、シュリンクラベル10Bの長辺方向一端部には延出接合部17は形成されていない。
シュリンクラベル10Bは、例えば長辺方向を筒周方向として、ラベルの筒周方向一端部を他端部の外側に重ね合わせて接合部27を形成し、筒状シュリンクラベル20Bに成形される(後述の図11参照)。このとき、延出部11pの内表面11yを他端部の第1ラベル基材11の外表面11xに接合して接合部27が形成される。
図6(a)はシュリンクラベル10Cの平面図であり、図6(b)は図6(a)中のEE線断面図である。図6に例示するシュリンクラベル10Cは、有版印刷層19を備える点で、シュリンクラベル10,10A,10Bと異なる。例えば、金色、銀色、オレンジ色等の一部の色は、無版印刷層12よりも有版印刷層19の方が鮮明に表すことができるので、両印刷層を併用して文字や絵柄等のデザインを表示することが好ましい場合がある。無版印刷層12の剥離を抑制する観点からは、図6に例示するように、有版印刷層19をラベルの端部側に形成し、無版印刷層12をラベルの内側に形成することが好適である。有版印刷層19は、例えば無版印刷領域の周りを囲んで形成されている。図6(a)に示す形態では、長辺方向一端縁及び他端縁並びに短辺方向一端縁及び他端縁を含むラベルの外側に有版印刷層19が形成されており、それに囲われる内側の領域に平面視略矩形形状の無版印刷領域が形成されている。なお、無版印刷領域の平面視形状は矩形形状に限定されず、円形状、楕円形状、三角形状等であってもよい。
有版印刷層19は、第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14のいずれの内表面11y,14yに形成されてもよく、また外表面11x,14xに形成されてもよいが、好ましくは無版印刷層12と同様に第1ラベル基材11の内表面11yに形成される。図6に示す例では、第1ラベル基材11上に有版印刷層19が直接形成されているが、第1ラベル基材11と有版印刷層19の間にはアンカーコート層13又は別のアンカーコート層等が形成されていてもよい。
以下、シュリンクラベル10(シュリンクラベル10A,10B,10C)の各構成要素について更に詳説する。
[第1ラベル基材及び第2ラベル基材]
第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14(以下、これらを総称して「ラベル基材」という場合がある)は、熱収縮性を有するシュリンク基材であって、シュリンクフィルム(熱収縮性フィルム)から構成されることが好ましい。第1ラベル基材11は、無版印刷層12の支持体となり、第2ラベル基材14と共にシュリンクラベル10の強度や剛性、シュリンク特性(収縮特性)に主たる影響を及ぼす。ラベル基材を構成するシュリンクフィルムとしては、特に限定されず、従来公知のシュリンクフィルムを用いることができる。第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14は、互いに異なるシュリンクフィルムから構成されてもよく、同種のシュリンクフィルムから構成されてもよい。
上記シュリンクフィルムを構成する樹脂の種類は、要求物性、用途、コストなどに応じて、適宜選択することが可能であり、特に限定されないが、例えばポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂が挙げられる。中でも、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂が好ましい。ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂としては、例えば特開2008−170822号公報、特開2008−170697号公報、特開2008−163215号公報、特開2008−163231号公報に記載の樹脂などを用いることができる。これらの樹脂は1種のみを使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。
上記シュリンクフィルムは、単層フィルムであってもよく、同種又は異種の樹脂を積層した積層フィルムであってもよい。シュリンクフィルムの好適な一例としては、ポリエステル系樹脂を主成分とするポリエステル系フィルム、ポリオレフィン系樹脂を主成分とするポリオレフィン系フィルム、ポリスチレン系樹脂を主成分とするポリスチレン系フィルム、ポリエステル系樹脂を外層とし、ポリオレフィン系樹脂又はポリスチレン系樹脂を内層とした異種積層フィルムや、ポリスチレン系樹脂を外層とし、ポリオレフィン系樹脂を内層とした異種積層フィルムが挙げられる。
上記ポリエステル系フィルムに用いられるポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂やポリ(エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート)(PEN)、ポリ乳酸(PLA)等を用いることができる。中でも、PET系樹脂が好ましい。
上記PET系樹脂としては、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを用いたポリエチレンテレフタレート(PET)、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を共重合成分として用いた共重合ポリエステル(CHDM共重合PET)、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分、ネオペンチルグリコール(NPG)を共重合成分として用いた共重合ポリエステル(NPG共重合PET)、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分、ジエチレングリコール等のエチレングリコール以外のジオール成分を共重合成分として用いた共重合ポリエステルなどのジオール変性PET、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを主成分、テレフタル酸以外のジカルボン酸成分を共重合成分として用いたジカルボン酸変性PET、ジオール成分とジカルボン酸成分の両方が共重合成分を含むジオール・ジカルボン酸変性PETなどが挙げられる。
上記ポリオレフィン系フィルムに用いられるポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒系LLDPE(mLLDPE)等のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体等のポリプロピレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、環状オレフィン樹脂などが挙げられる。特に、ポリオレフィン系フィルムとしては、環状オフィン樹脂を外層とするものが好ましい。例えば、環状オレフィン樹脂を外層とし、ポリエチレン系樹脂又はポリプロピレン系樹脂を内層(中心層)とするものが好ましい。
上記ポリスチレン系フィルムに用いられるポリスチレン系樹脂としては、構成モノマーとして、例えばスチレン、α−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、p−イソブチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、クロロメチルスチレン等のスチレン系単量体を1種又は2種以上含む樹脂が挙げられる。好適な例としては、汎用ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−ブタジエン・イソプレン−スチレン共重合体(SBIS)、スチレン−アクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。
上記シュリンクフィルムは、良好なシュリンク特性を得るため、少なくとも一方向に配向したフィルム(例えば、一方向に配向したフィルムや、一方向及び一方向と異なる方向に配向したフィルム)であることが好ましい。シュリンクフィルムは、配向方向に主に熱収縮する。シュリンクフィルムが積層フィルムの場合には、積層フィルム中の少なくとも1層のフィルム層が配向していることが好ましく、全てのフィルム層が少なくとも一方向に配向していることがより好ましい。シュリンクフィルムには、例えば一方向に配向した一軸配向フィルム(一方向に主に延伸され、当該一方向と直交する方向にわずかに延伸された、実質的に一方向に延伸されたフィルムを含む)、又は一方向及び一方向と直交する方向に配向した二軸配向フィルムが用いられる。
上記配向フィルムは、未延伸フィルムを少なくとも一方向に延伸することで得られる。例えば、一軸配向フィルムは未延伸フィルムを一方向に延伸することで得られ、二軸配向フィルムは未延伸フィルムを一方向及び当該一方向と直交する方向に延伸することで得られる。一軸配向フィルムは一軸延伸フィルムとも呼ばれ、二軸配向フィルムは二軸延伸フィルムとも呼ばれる。
上記シュリンクフィルムの主収縮方向の熱収縮率は、90℃の熱水に10秒浸漬する条件(以下、特に言及しない限り当該条件とする)において、例えば30〜90%が好ましく、より好ましくは40〜85%、特に好ましくは45〜80%である。上記シュリンクフィルムの主収縮方向と直交する方向の熱収縮率は、特に限定されないが、−3〜15%が好ましく、−1〜10%がより好ましい。シュリンクフィルムの「主収縮方向」とは、最も熱収縮率が大きい方向であり、一般的には主延伸方向が主収縮方向となる。
第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14は、互いに熱収縮率が異なっていてもよいが、少なくとも筒状に成形されたときに筒軸方向となる方向の熱収縮率が互いに略同一であることが好ましい。ここで、略同一とは第1ラベル基材11の熱収縮率に対する第2ラベル基材14の熱収縮率の差が、好ましくは5%以下(例えば、0〜5%)であり、より好ましくは3%以下(例えば、0〜3%)の範囲内にあることを意味する。各ラベル基材の筒軸方向の熱収縮率を略同一とすれば、例えば筒軸方向端部におけるラベルの反り(外カール、内カール)を抑制することができ、ラベルの装着形態が良好なものとなる。また、反りが押えられることで、無版印刷層12の剥離も抑制し易くなる。
本実施形態では、シュリンクラベル10の短辺方向が筒軸方向となるから、各ラベル基材の短辺方向の熱収縮率が互いに略同一(熱収縮率の差が5%以下)であることが好適である。第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14の長辺方向(筒状シュリンクラベルの筒周方向となる方向)に対する熱収縮率の差は、例えば15%以下であり、好ましくは10%以下である。
上記シュリンクフィルムの厚みは、特に限定されないが、好ましくは10μm〜100μm、より好ましくは15μm〜80μm、特に好ましくは20μm〜60μmである。第1ラベル基材11と第2ラベル基材14の厚みは、互いに異なっていてもよく、互いに略同一であってもよい。
上記シュリンクフィルムは、溶融製膜又は溶液製膜などの慣用の方法によって作製することができる。積層構成のシュリンクフィルムを作製する場合、積層の方法には、例えば共押出法、ドライラミネート法などを用いることができる。シュリンクフィルムには、市販品を用いることも可能である。例えば、東洋紡績(株)製「スペースクリーン S7042」、「SV−808」、三菱樹脂(株)製「LX−10S」、「LX−18S」、「LX−61S」(以上、ポリエステル系フィルム);シーアイ化成(株)製「ボンセット」、グンゼ(株)製「GMLS」(以上、ポリスチレン系フィルム);グンゼ(株)製「FL」(ポリオレフィン系フィルム);三菱樹脂(株)製「エコロージュ」(ポリ乳酸系フィルム);三菱樹脂(株)製「DL」、グンゼ(株)製「HGS」(以上、表層がポリエステル系樹脂、中心層がポリスチレン系樹脂の積層フィルム)等が挙げられる。
第1ラベル基材11及び第2ラベル基材14は、例えば接着層15が形成された第2ラベル基材14の内表面14yを、無版印刷層12等が形成された第1ラベル基材11の内表面11yに貼り合わせることで互いに重ねられる。第1ラベル基材11と第2ラベル基材14とのラミネート(接合)は、ドライライネート法により行うことができる。なお、無版印刷層12等が形成された第1ラベル基材11の内表面11y上に接着剤を塗布して、内表面11y側に接着層15を形成することも可能である。
第1ラベル基材11又は第2ラベル基材14は、白色の色材又はボイドを含有していてもよい。白色の色材を添加してラベル基材を白色化することも可能であるが、好ましくは白色の色材とボイド、又はボイドのみによって白色化する。図1〜6で例示した実施形態のように第2ラベル基材14が無版印刷層12の裏側に位置する場合には、例えば第2ラベル基材14にボイド等が含有されることが好ましい。無版印刷層12は、一般的に白濃度を高めることが難しいが、第2ラベル基材14にボイド等を含有することで、かかる課題を解消することができる。ボイド等を含有した第2ラベル基材14は、例えばラベルの遮光性を向上させる。また、白色顔料等を含有した第2ラベル基材14は、例えば無版印刷層12により形成される文字や絵柄等のデザインを際立たせる、当該デザインを着色(白色化)する、或いは当該デザインの背景色を表示する役割を果たす。
ボイドは、第2ラベル基材14内に形成される空洞部であって、第2ラベル基材14を構成する樹脂とボイドとの界面で可視光が散乱されるため、ボイドを含む第2ラベル基材14は白色に見える。ボイドの含有量は、ラベル基材の総体積に対して、例えば10〜50体積%である。ボイドを含有する第2ラベル基材14は、ボイドを含有する層の両側にスキン層を有することが好ましい。白色の色材としては、酸化チタン、亜鉛華(亜鉛白)、鉛白、リトボン(硫酸バリウムと硫化亜鉛の混合物)等の白色顔料が例示でき、好ましくは酸化チタンである。白色の色材(例えば、酸化チタン)の含有量は、ラベル基材の総重量に対して、例えば10〜50重量%である。白色の第2ラベル基材14に加えて、又はその代わりに、無判印刷層12の裏側に形成される接着層15やコーティング層16に白色顔料等を添加してもよい。特に、コーティング層16に白色顔料を添加することは好適である。第1ラベル基材11が無版印刷層12の裏側に位置する場合は、第1ラベル基材11に白色の色材を添加してもよい。
ラベル基材は、必要に応じて、コロナ放電処理等の慣用の表面処理が施されていてもよい。また、ラベル基材にはシュリンク特性等を損なわない範囲で無版印刷層12、アンカーコート層13、接着層15、コーティング層16、有版印刷層19以外の層を設けておいてもよい。各印刷層を形成した後に、コロナ処理をしてもよく、例えば各印刷層の面にコロナ処理をしてもよい。特にコロナ放電処理は濡れ性(濡れ張力)を向上させ、印刷特性等を改善させることが可能となる。このため、例えばラベル基材11の印刷特性が低い場合にラベル基材11の裏面側に当該処理を施すことが好適である。また、アンカーコート層13と無版印刷層12との密着性を向上させるために、例えばアンカーコート層13に重ねて無版印刷層12を形成する前にアンカーコート層13の裏面側に当該処理を行い無版印刷層13の印刷を行うことが好適である。
[無版印刷層]
無版印刷層12は、商品名や絵柄、製造者名、ロゴマーク、商品説明等を表示するための印刷層であって、文字や絵柄等に応じて任意のパターンで形成される。無版印刷層12は、電子写真方式、インクジェット方式等の版を必要としない無版印刷法により形成される。電子写真方式、インクジェット方式等の無版印刷法によれば、製版にかかる時間やコストをカットすることができる。無版印刷法は、デジタル印刷法又はオンデマンド印刷法とも呼ばれ、グラビア印刷法のような高速印刷は難しいが、製版に時間やコストをかけることが難しい少数印刷(多品種小ロット品の印刷)に好適な方法である。
無版印刷層12は、例えば色材等を含有するトナーを含む。トナーは、一般的に有彩色の色材を含有する。トナーを用いた電子写真方式により形成された無版印刷層12を光学顕微鏡等で観察すると、印刷層を構成するトナーの粒子に起因したドットが確認できる。インクジェット方式で形成された無版印刷層12の場合は、インクジェット滴に起因したドットが確認できる。無版印刷層12は、少なくとも1種類のトナーによって、又は異なる色材を含有する2種類以上のトナーを組み合わせることによって文字や絵柄等を形成している。2種類以上のトナーを重ねることで種々の色を表示することができ、赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫等の有彩色だけでなく、白色、黒色、灰色の無彩色を表示することもできる。
無版印刷層12は、無版印刷法により形成される印刷層であればよいが、生産性、意匠性等の観点から、好ましくはトナーを用いた電子写真方式により形成される。電子写真方式による無版印刷層12の形成は、例えば感光体ドラムに電荷を与えた後、トナーを載せたくない部分をレーザー等で描画して電荷を除去し、所望のパターンでトナーを感光体ドラム上に付着させ、ブランケットを介して該トナーを第1ラベル基材11上に転写することで行われる。無版印刷層12が複数の色を有する場合は、上記工程を1色ずつ第1ラベル基材11に転写して表示を形成してもよいが、上記プロセスにより各色のトナーをブランケット上に1色ずつ転写して乾燥させた後、全ての色が載ったブランケットを第1ラベル基材11に押し付けて転写し表示を形成してもよい。
無版印刷層12を構成するトナーは、バインダ樹脂、ワックス、荷電制御剤(CCA)、所望の色材等を含有する粒子径が1〜15μm程度の粒子である。バインダ樹脂は、ワックス、CCA、顔料、添加剤等を結着する役割を担うものである。バインダ樹脂としては、特に限定されないが、例えばアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂(スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合系樹脂、スチレン−共役ジエン共重合体も含まれるものとする)、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、イソシアネート系樹脂、ロジン樹脂、ポリスチレン−ポリエステルグラフト共重合体などが挙げられ、耐ブロッキング性、低温定着性に優れる樹脂が好ましい。中でも、極性基を有するバインダ樹脂が好ましく、カルボキシル基を有するバインダ樹脂が特に好ましい。
CCAは、帯電性を調整する機能を有し、クロム錯体等の負帯電型CCA、ニグロシン等の正帯電型CCAが例示できる。ワックスは、低温定着性や定着時における離型性をトナーに付与する機能を有し、天然ワックス、石油ワックス、合成ワックスのいずれを用いることもできる。
トナーに含有される色材は、文字や絵柄等のデザインに応じて所望の色を表現できるものであれば特に限定されず、従来公知の染料や顔料を用いることが可能である。顔料としては、無機顔料、有機顔料のいずれを用いてもよい。色材の具体例としては、銅フタロシアニンブルー、ウルトラマリン青、プロシア青等の青顔料、アゾレーキ系顔料、黄鉛、亜鉛黄等の黄顔料、縮合アゾ系顔料、鉛丹等の赤顔料などが挙げられる。
上記添加剤としては、例えば表面処理剤、架橋剤、離型剤、流動性向上剤、金属酸化物(例えば、シリカ、アルミナ、チタニア等)の微粒子の表面をシランカップリング剤で処理して疎水化したものなどが挙げられる。
上記トナーには、一般的な複写機に使用されるものを使用することもできるが、印刷機に応じてそれに適合する専用品を使用することが好適である。トナーとしては、粉体トナーを使用してもよいし、液体トナーを使用してもよい。汎用性等の観点からは、粉体トナーが好ましい。他方、一般的に液体トナーは粉体トナーに比べて粒子径が小さい。そのため、液体トナーを用いた場合は、無版印刷層12の厚みを薄くすることができ、シュリンク加工の際に無版印刷層12の割れが発生し難くなる。
粉体トナーである場合、トナーの平均粒子径(体積平均粒子径)は、特に限定されないが3〜8μm程度が好ましい。また、液体トナーである場合、トナーの平均粒子径(体積平均粒子径)は、特に限定されないが、1〜5μm程度が好ましい。
無版印刷層12には、白ベタ印刷層等の背景色表示層が含まれていてもよい。即ち、無版印刷層12は、絵柄や文字を表示するためのデザイン表示層と背景色表示層とからなる構成であってもよい。或いは、無版印刷層12は、背景色表示層を含まず、デザイン表示層のみで構成されていてもよい。この場合、シュリンクラベル10は背景色表示層を備えない構成であってもよく、またグラビア印刷法等の有版印刷法により別途形成された背景色表示層を備えていてもよい。例えば、無版印刷層12の裏側に有版印刷層を重ねて形成することで、有版印刷層である背景色表示層を設けてもよい(即ち、無版印刷層12と接着層15との間に有版印刷層を設ける)。或いは、上記のように無判印刷層12の裏側に形成される接着層15、第2ラベル基材14、及びコーティング層16の少なくとも1つ、好ましくは第2ラベル基材14及びコーティング層16に白色顔料等を添加して背景色表示層の機能を持たせてもよい。
無版印刷層12の厚みは、特に限定されないが、0.1μm〜20μmが好ましく、0.2μm〜15μmがより好ましい。
[アンカーコート層]
アンカーコート層13は、上記の通り第1ラベル基材11と無版印刷層12との間に介在し、第1ラベル基材11に対して無版印刷層12を密着させる機能を有する。アンカーコート層13は、プライマー層とも呼ばれる。アンカーコート層13は、例えば第1ラベル基材11上に直接形成される。アンカーコート層13が設けられる場合、延出接合部にはアンカーコート層13が形成されていないことが好ましい。本実施形態では、アンカーコート層13が無版印刷層12の表側に位置するため、アンカーコート層13は無色透明な樹脂から構成されることが好ましい。
アンカーコート層13は、第1ラベル基材11及び無版印刷層12の両者に対する密着性が良好な樹脂から構成される。具体例としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂、イソシアネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、ロジン系樹脂等が挙げられる。中でも、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、極性基を有するポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンイミン系樹脂が好ましく、これらは水溶性又は水分散性であることが好ましい。アンカーコート層13は、グラビア印刷、フレキソ印刷、凸版輪転印刷、スクリーン印刷等の従来公知の有版印刷法や、バーコーター、コンマコーター、スプレーコーター等の従来公知の汎用コーターを用いた塗工法により、上記樹脂を含有するアンカーコート剤を第1ラベル基材11上に塗布し、乾燥固化して形成することができる。アンカーコート層13を形成するアンカーコート剤には、市販品を用いてもよい。
アンカーコート層13の厚みは、特に限定されないが、0.1μm〜10μmが好ましく、0.2μm〜3μmがより好ましい。
[接着層]
接着層15は、第1ラベル基材11と第2ラベル基材14とを接合するための層であって、例えば内表面11y,14yの少なくとも一方、好ましくは内表面14yに接着剤を塗布して形成される。接着層15は、内表面14yに所望のパターンで部分的に形成されていてもよいが、好ましくは内表面14yの全域にベタ状に形成される。接着層15を形成する接着剤としては、特に限定されない。好ましい接着剤としては、ドライラミネート用接着剤が例示できるが、感熱性接着剤や感圧性接着剤であってもよい。
接着層15は、アンカーコート層13と同様に、従来公知の有版印刷法や、汎用コーターを用いた塗工法により、上記接着剤を第2ラベル基材14上に塗布して形成することができる。
接着層15の厚みは、特に限定されないが、0.1μm〜10μmが好ましく、0.2μm〜3μmがより好ましい。
[コーティング層]
コーティング層16は、被装着物と接触する第2ラベル基材14の外表面14xに形成されている。コーティング層16は、外表面14xに滑り性を付与する機能を有していることが好ましい。コーティング層16は白色顔料等を含んでいてもよく、無色透明であってもよい。なお、シュリンクラベルがシートを用いて筒状に成形される場合(シュリンクラベル10)は、筒状シュリンクラベルにおいてラベルの端部同士が重なり合う部分を含む外表面14xの全域にコーティング層16を形成してもよい。
コーティング層16を構成する樹脂としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリブタジエン系樹脂等)、イソシアネート系樹脂、ロジン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂(PVA系樹脂)、イミン系樹脂などが例示できる。中でも、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、及びポリアミド系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を樹脂の主成分とすることが好ましい。また、コーティング層16は滑剤を含有することが好適であり、必要により可塑剤、沈降防止剤、分散剤、安定剤、硬化剤、消泡剤などの添加剤を含有していてもよい。
上記滑剤としては、例えばポリエチレンワックス、酸化ポリエチレン系ワックス等のポリオレフィン系ワックス、脂肪酸アマイド、脂肪酸エステル、パラフィンワックス、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ワックス、カルナウバワックス等の各種ワックス(ワックス類)や樹脂ビーズが挙げられる。滑剤を含有する場合、その含有量は、特に限定されないが、コーティング層16の総重量に対して0.1〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは2〜5重量%である。白色顔料を含有する場合、その含有量は、特に限定されないが、コーティング層16の総重量に対して20〜80重量%が好ましい。
コーティング層16は、グラビア印刷、フレキソ印刷、凸版輪転印刷、スクリーン印刷等の従来公知の有版印刷法や、バーコーター、コンマコーター、スプレーコーター等の従来公知の汎用コーターを用いた塗工法により、上記樹脂を含有するインキを第2ラベル基材14の外表面上に塗布し、乾燥固化して形成することができる。コーティング層16を形成するインキには、市販品を用いてもよい。
コーティング層16の厚みは、特に限定されないが、0.1μm〜10μmが好ましく、0.2μm〜3μmがより好ましい。
[有版印刷層]
シュリンクラベル10Cにおける有版印刷層19は、無版印刷層12と同様に、商品名や絵柄、製造者名、ロゴマーク、商品説明等を表示するための印刷層であって、文字や絵柄等に応じて任意のパターンで形成される。有版印刷層19は、例えばラベルに遮光性を付与するため、無版印刷層12により形成される文字や絵柄等のデザインを際立たせるため、当該デザインを着色するため、また当該デザインの背景色を表示するために形成されてもよい。有版印刷層19は、上記の通り少なくとも一部の色については彩度が高いため無版印刷層12よりも鮮明に表すことができ、また無版印刷層12と比べて耐水性に優れる。このため、有版印刷層19を併用することで、ラベルの装飾性、遮光性等が向上し、また無版印刷層12の剥離抑制効果も得られる。
有版印刷層19は、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、凸版輪転印刷法、スクリーン印刷法などの従来公知の有版印刷法により形成される。有版印刷法は、印刷層の文字や絵柄等に応じて作製された版を用いる印刷法である。例えば、グラビア印刷法には凹版が、フレキソ印刷法、凸版輪転印刷法には凸版が、スクリーン印刷法には孔版がそれぞれ用いられる。有版印刷層19の形成に適用される印刷法は、有版印刷法であれば特に限定されないが、好ましくはグラビア印刷法又はフレキソ印刷法であり、特に好ましくはグラビア印刷法である。グラビア印刷法は、綺麗な印刷層を短時間に形成できる優れた印刷法であり、一般的に無版印刷法よりも高速の印刷が可能である。
有版印刷層19は、例えば色材及びバインダ樹脂を含み、また各種添加剤を含んでいてもよい。有版印刷層19は、従来公知の油性インキ(溶剤系インキ)又は水性インキを用いて形成できるが、延出接合部17等に設けられる場合は耐水性の観点から油性インキが好ましい。これらインキは、例えば色材と、バインダ樹脂と、任意の添加剤と、溶媒又は分散媒(以下、溶媒等という)とを含有し、バインダ樹脂や色材が溶媒等に溶解又は分散したものである。溶媒等は、バインダ樹脂等を溶解又は分散させることができれば特に限定されないが、水性インキの場合は水を主成分とする。
有版印刷層19の色(色相、明度、彩度)は、文字や絵柄等のデザインに応じて任意に設定でき、例えば赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫等が挙げられる。有版印刷層19には、白色、黒色、灰色(銀色を含む)の無彩色の色材が含まれていてもよい。有版印刷層19は、少なくとも1つの色材を含む1つの印刷層によって、又は異なる色材を含む2以上の印刷層を組み合わせることによって文字や絵柄等を形成している。有版印刷層19に含まれる色材としては、特に限定されず、従来公知の染料や顔料を用いることが可能であり、例えば無版印刷層12のトナーに含有される顔料と同様のものが用いられる。
有版印刷層19は、例えばラベル基材11上に所望の印刷インキがドット状に多数付着して形成されており、当該ドットの大きさとラベル基材11の単位面積当たりのドット数によって有版印刷層19の色(特に濃淡等)が表現される。印刷インキのドット密度、寸法等は、版の凹凸パターンを変更することにより調整可能である。有版印刷層19には版の凹凸パターンの跡が残っている。
有版印刷層19に含まれるバインダ樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂などから選択される1種又は2種以上の混合物が例示できる。中でも、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂が好ましい。
有版印刷層19は、必要に応じて、可塑剤、沈降防止剤、分散剤、安定剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、色別れ防止剤、香料、消臭剤等の添加剤を、本発明の効果を損なわない範囲内で含んでいてもよい。
有版印刷層19の厚みは、特に限定されないが、0.1μm〜10μmが好ましく、0.2μm〜3μmがより好ましい。
[筒状シュリンクラベル]
図7及び図8は、シュリンクラベル10が筒状に成形された筒状シュリンクラベル20を示す図である。筒状シュリンクラベル20では、例えば第2ラベル基材14の外表面14xが筒状シュリンクラベル20の内側を向いた内面となり、第1ラベル基材11の外表面11xが筒状シュリンクラベル20の外側を向いた外面となる。また、シュリンクラベル10の長辺方向が筒状シュリンクラベル20の筒周方向となる。筒状シュリンクラベル20は、例えば後述する筒状シュリンクラベル長尺体40(図12参照)を切断して製造される。
筒状シュリンクラベル20は、シュリンクラベル10の筒周方向一端部24(以下、「一端部24」とする)を筒周方向他端部25(以下、「他端部25」とする)の外側に重ね合わせた状態で、当該各端部の外面に跨って貼付されたシート21を備える。シート21は、シュリンクラベル10の一端部24と他端部25とを接合して筒状シュリンクラベル20の筒形状を維持する。上記の通り、第1ラベル基材11の外表面11xが筒状シュリンクラベル20の外面となるため、シート21は筒周方向両端部の各外表面11xに跨って貼付されている。なお、シート21を用いてラベルを筒状に成形する形態は、シュリンクラベル10A,10B,10Cを用いた場合にも適用できる。
シート21は、シュリンクラベル10の一端部24側の端縁(端面)である端縁24eを覆っている。図8では、シート21と端縁24eとの間に隙間を設けているが、シート21は端縁24eに貼り付いていてもよい。シート21は、筒状シュリンクラベル20の筒軸方向全長に亘って貼付されることが好適である。シート21は、着色されていてもよく、文字や絵柄等を表示する印刷層を有していてもよいが、好ましくは無色透明である。無色透明のシート21を用いることで、シート21に覆われる無版印刷層12が視認可能となり、一端部24と他端部25とが重なり合う部分においてもデザインの連続性が維持される。
本実施形態では、上記の通り無版印刷層12、アンカーコート層13等の各層がラベルの端縁24e,25eまで形成されており、端縁24e,25eにおいて各層の端面が揃っている。端縁25eは、シュリンクラベル10の他端部25側の端縁(端面)である。即ち、端縁24e,25eにおいて無版印刷層12、アンカーコート層13等の端面が露出しているが、筒状シュリンクラベル20によれば、シート21が端縁24eを覆い、且つ端縁25eが一端部24の内側に位置するため、端縁24e,25eから無版印刷層12及びアンカーコート層13に作用する水分量を減らすことができる。
筒状シュリンクラベル20では、端縁24e,25eまで無版印刷層12が形成されているため、一端部24と他端部25とが重なり合う部分において、ラベルの厚み方向に連続する透明部が形成されない。このため、筒状シュリンクラベル20を被装着物に装着したときに当該重なり部分から被装着物が見えることを防止できる。また、一端部24と他端部25とが重なり合う部分においても、無版印刷層12により形成されるデザインの連続性が確保される。一端部24と他端部25とは、重なり合う部分を有することが好ましいが、これに限定されず、一端部24と他端部25とが重ならず、端部同士を突き合わせた状態(接触している場合又は若干隙間がある場合を含む)で、シート21を一端部外側及び他端部外側に貼付してもよい。
シート21は、基材22と、基材22の一方の面上に形成された接着層23とを有する。基材22には、従来公知の樹脂フィルムが用いることができ、無色透明の樹脂フィルムを用いることが好ましい。接着層23は、例えば従来公知の接着剤を基材22上に塗布して形成される。シート21としては、市販のシートを使用することができる。
基材22を構成する樹脂フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂、ポリ乳酸(PLA)系樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン(PE)系樹脂、ポリプロピレン(PP)系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、アクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂から選択される1種単独又は2種以上の混合物からなる単層又は積層のフィルムが例示できる。これらのうち、ポリエステル系樹脂フィルム又はポリオレフィン系樹脂フィルムが好ましく、中でもPET系樹脂フィルム又はPP系樹脂フィルムが特に好ましい。基材22の厚みは、特に限定されないが、好ましくは30μm〜150μm、より好ましくは40μm〜120μmである。
接着層23を構成する接着剤としては、特に限定されず、感熱性接着剤又は感圧性接着剤が例示できるが、好ましくは常温で粘着性を有する感圧型接着剤である。例えば、スチレン‐イソプレン‐スチレンブロック共重合体、スチレン‐ブタジエン‐スチレンブロック共重合体等の合成ゴム系、アクリル樹脂系、オレフィン樹脂系、ウレタン樹脂系、エチレン‐酢酸ビニル共重合体などの接着剤を用いることができる。接着剤には、粘着付与剤、及び各種添加剤(例えば、ポリエチレン系ワックス、アミド系滑剤等)などが配合されていてもよい。接着層23の厚みは、特に限定されないが、好ましくは10μm〜50μm、より好ましくは15μm〜30μmである。
図9及び図10は、シュリンクラベル10Aが筒状に成形された筒状シュリンクラベル20Aを示す図である。筒状シュリンクラベル20Aは、シュリンクラベル10Aの筒周方向一端部24A(以下、「一端部24A」とする)を筒周方向他端部25A(以下、「他端部25A」とする)の外側に重ね合わせた状態で、一端部24Aの内面の少なくとも一部が他端部25Aの外面に接合された接合部26を有する。筒状シュリンクラベル20Aは、第2ラベル基材14の外表面14xが筒状シュリンクラベル20の内面となり、接合部26は第2ラベル基材14の外表面14xと第1ラベル基材11の外表面11xとを接合している。接合部26は、接着剤を用いて形成されてもよいが、好ましくは溶剤溶着により形成される。
筒状シュリンクラベル20Aでは、筒状シュリンクラベル20と同様に、シュリンクラベル10Aの長辺方向が筒周方向となる。本実施形態では、一端部24Aの端縁24Aeから所定長さの範囲に延出接合部17が形成されている。延出接合部17は、ラベルの筒方向端部同士を重ね合わせた部分において筒の外側に位置する一端部24Aに配置されることが好適である。一端部24Aの端縁24Aeは筒状シュリンクラベル20Aの外側に露出しているので、例えばシュリンク加工時に高温のスチームが接触し易い部分であるが、本実施形態では延出接合部17が形成されているため、シート21を用いなくても無版印刷領域及びアンカー領域の端縁に対するスチームの接触を十分抑制できる。他端部25Aの端縁25Aeには延出接合部17が形成されていないが、他端部25Aは一端部24Aの内側に位置するため、端縁25Aeにはスチームが接触し難い。また、一端部24Aの端縁24Aeには熱収縮応力に伴うせん断応力が発生するが、端縁24Aeには延出接合部17が形成されているため、当該せん断応力によって第1ラベル基材11と第2ラベル基材14とが剥がれることを防止している。この接合方式は、シュリンクラベル10Cを用いた場合にも好適に使用できる。
接合部26は、延出接合部17に形成されており、延出接合部17を構成する第2ラベル基材14(延出部14p)の外表面14xと他端部25A側の第1ラベル基材11の外表面14xとを接合している。接合部26は、延出接合部17の略全長に亘って形成されることが好適である。延出部14pの外表面14xにはコーティング層16が形成されておらず、外表面14x(第2ラベル基材14を構成するフィルムの表面)が露出している。第1ラベル基材11の外表面11xにはコーティング層16等が形成されていないので、延出部14pにフィルムの露出面を設けることで、第1ラベル基材11と第2ラベル基材14との溶剤溶着が容易になり、接着強度が高い接合部26を形成できる。
接合部26は、端縁24Aeから所定長さの範囲に位置する外表面14x(延出部14pの外表面14x)と、端縁25Aeから所定長さ離れた外表面11xとを接合している。この場合、端縁25Aeから所定長さの範囲に一端部24Aと接合されない部分(以下、「内カス」という場合がある)が形成される。筒状シュリンクラベル20Aでは、内カス及び内カスと重なる一端部24Aに無版印刷層12が形成されている。即ち、一端部24Aと他端部25Aとが重なり合う部分において、ラベルの厚み方向に連続する透明部が形成されず、筒状シュリンクラベル20Aを被装着物に装着したときに当該重なり部分から被装着物が見えることを防止できる。また、一端部24Aと他端部25Aとが重なり合う部分においても、無版印刷層12により形成されるデザインの連続性が確保される。
なお、内カスは一端部24Aに接合されていないため、筒状シュリンクラベル20Aのシュリンク加工時に大きく収縮し、内カスの端縁25Aeが一端部24Aの内面に強く当接して大きな摩擦力が作用する場合がある。内カスの端縁25Aeが接触し得る一端部24Aには無版印刷層12が形成されているが、無版印刷層12の内面側を覆う第2ラベル基材14によって当該印刷層の損傷(インキ割れ)が防止される(筒状シュリンクラベル20Bの場合も同様)。
図11は、シュリンクラベル10Bが筒状に成形された筒状シュリンクラベル20Bを示す断面図である。筒状シュリンクラベル20Bは、筒状シュリンクラベル20Aと同様に、シュリンクラベル10Bの筒周方向一端部24B(以下、「一端部24B」とする)を筒周方向他端部25B(以下、「他端部25B」とする)の外側に重ね合わせた状態で、一端部24Bの内面の少なくとも一部が他端部25Bの外面に接合された接合部27を有する。接合部27は、接着剤を用いて形成されてもよいが、好ましくは溶剤溶着により形成される。なお、シュリンクラベル10Bはシート21を用いて筒状に成形されてもよい。
筒状シュリンクラベル20Bは、筒状シュリンクラベル20,20Aと同様に、第2ラベル基材14の外表面14xが筒状シュリンクラベル20の内面となり、シュリンクラベル10Bの長辺方向が筒周方向となる。一方、一端部24Bにおいて第1ラベル基材11が第2ラベル基材14の端縁から延出している点で、筒状シュリンクラベル20,20Aと異なる。即ち、一端部24B側の端縁24Beは第1ラベル基材11のみで構成されている。そして、接合部27は、一端部24B側の第1ラベル基材11(延出部11p)の内表面11yと他端部25B側の第1ラベル基材11の外表面11xとを接合している。
本実施形態では、一端部24Bに延出接合部17は形成されないが、第2ラベル基材14の端縁から延出して他端部25B側の外表面11xに接合された延出部11pによって無版印刷領域及びアンカー領域の端縁が覆われている。このため、端縁24e側から無版印刷層12及びアンカーコート層13に作用する水分等を低減することができる。延出部11pの内表面11yには無版印刷層12等が形成されておらず、内表面11y(第1ラベル基材11を構成するフィルムの表面)が露出しているため、第1ラベル基材11の外表面11xとの溶剤溶着性が良好であり、接着強度が高い接合部27を形成できる。
筒状シュリンクラベル20Bにおいても、一端部24Bと他端部25Bとが重なり合う部分にラベルの厚み方向に連続する透明部が形成されず、ラベルを被装着物に装着したときに当該重なり部分から被装着物が見えることを防止できる。また、無版印刷層12により形成されるデザインの連続性が確保されている。
[筒状シュリンクラベルの製造方法]
図12は、筒状シュリンクラベル20の製造方法を説明するための図である。筒状シュリンクラベル20は、シュリンクラベル長尺体30を作製する工程と、筒状シュリンクラベル長尺体40を作製する工程と、筒状シュリンクラベル長尺体40を個々の筒状シュリンクラベル20に切断する工程とを経て製造される。シュリンクラベル長尺体30を作製する工程は、後述するように、第1ラベル基材11の長尺体である長尺状第1ラベル基材31を作製する工程と、第2ラベル基材14の長尺体である長尺状第2ラベル基材34を作製する工程と、長尺状第1ラベル基材31と長尺状第2ラベル基材34とを接合(ラミネート)する工程とを含む。
(シュリンクラベル長尺体の製造方法)
長尺状第1ラベル基材31及び長尺状第2ラベル基材34(以下、これらを総称して「長尺状ラベル基材」という場合がある)は、熱収縮性を有し、長手方向に直交する幅方向(以下、「TD方向」という)に主配向し、TD方向が主収縮方向であることが好ましい。長尺状ラベル基材は、例えばTD方向に対して2〜8倍程度の延伸倍率で延伸処理される。長尺状ラベル基材は、長手方向(以下、「MD方向」という)に配向していてもよく、MD方向に対して1.01〜2倍程度の延伸倍率で延伸されていてもよい。延伸処理は、例えば70〜100℃の温度で、ロール方式、テンター方式、チューブ方式等を用いて行うことができる。なお、帯状ラベルを被装着物に巻き付けて装着することで筒状体を形成する場合(巻付方式の筒状体の場合)には、MD方向が主収縮方向となる長尺状ラベル基材を用いることが好ましい。
各長尺状ラベル基材は、互いに熱収縮率が異なっていてもよいが、筒軸方向端部におけるラベルの反り(外カール、内カール)を抑制すべく、少なくとも筒状に成形されたときに筒軸方向となる方向(図12に示す例ではMD方向)の熱収縮率が互いに略同一であることが好ましい。各長尺状ラベル基材は、TD方向及びMD方向の両方向に対する熱収縮率が互いに略同一であることが特に好ましい。また、本実施形態では長尺状第2ラベル基材34に白色の色材を添加してもよい。
長尺状第1ラベル基材31の一方の面には、後工程で無版印刷層12が形成される領域に対応してアンカーコート層13が形成される。アンカーコート層13が形成される長尺状第1ラベル基材31の一方の面が、後工程で長尺状第2ラベル基材34がラミネートされる内表面31yとなる。アンカーコート層13は、例えば切断予定部Xにかからないように、平面視略矩形形状で、長尺状第1ラベル基材31のMD方向に断続的に形成される。また、アンカーコート層13は切断予定部Yを超えてTD方向両端縁側まで形成される。
アンカーコート層13は、グラビア印刷、フレキソ印刷、凸版輪転印刷、スクリーン印刷等の従来公知の有版印刷法や、バーコーター、コンマコーター、スプレーコーター等の従来公知の汎用コーターを用いた塗工法により、無色透明の樹脂を含有するアンカーコート剤を長尺状第1ラベル基材31上に塗布し、乾燥固化して形成することができる。
続いて、アンカーコート層13上に無版印刷層12を形成する。トナーを用いた電子写真方式の印刷機は、例えば感光体ドラムに電荷を与えた後、トナーを載せたくない部分をレーザー等で描画して電荷を除去し、所望のパターンでトナーを感光体ドラム上に付着させ、長尺状ラベル基材31の一方の面上に転写することで無版印刷層12を形成する。転写されたトナーは、加熱されて溶融し、長尺状第1ラベル基材31上に定着する。トナーとしては、上記の通り一般的な複写機に使用されるものを使用することもできるが、印刷機に応じてそれに適合する専用品を使用することが好適である。無版印刷領域は、例えばアンカー領域からはみ出さない範囲で、アンカー領域と略同一面積で形成される。
電子写真方式の印刷機には、市販品を用いることができる。好適な市販品としては、エプソン社製の「LP−S9000シリーズ」、リコー社製の「SPC831/831M」、「SPC830/830M」、「SPC810−ME」、「SPC731/731M」、「SPC730/730M」、ヒューレット・パッカード社製の「HP Indigo WS20000」、「HP Indigo WS6600」、「HP Indigo WS6000」、「HP Indigo WS4600」、富士ゼロックス社製の「DocuPrint C5000」、「DocuPrint C4000」、「DocuPrint C3360」、「DocuPrint C3350」などが挙げられる。
次に、長尺状第2ラベル基材34の一方の面上にコーティング層16を形成する。コーティング層16が形成される長尺状第2ラベル基材34の一方の面が、後工程で長尺状第1ラベル基材31とラミネートされたときに当該長尺状基材と反対側を向く外表面34xとなる。コーティング層16は、例えば長尺状第2ラベル基材34のMD方向に連続して形成される。また、コーティング層16は切断予定部Yを超えてTD方向両端部側まで形成される。
コーティング層16は、グラビア印刷、フレキソ印刷、凸版輪転印刷、スクリーン印刷等の従来公知の有版印刷法や、バーコーター、コンマコーター、スプレーコーター等の従来公知の汎用コーターを用いた塗工法により、コーティング層16を形成する成分を含有するインキを長尺状第2ラベル基材34上に塗布し、乾燥固化して形成することができる。
次に、長尺状第2ラベル基材34の他方の面(内表面11y)上に接着層15を形成する。接着層15は、例えば長尺状第2ラベル基材34のMD方向に連続して、コーティング層16と重なる範囲に形成される。接着層15は、アンカーコート層13と同様に、従来公知の有版印刷法や、汎用コーターを用いた塗工法により、接着剤を長尺状第2ラベル基材34上に塗布し、乾燥固化して形成することができる。接着剤としては、好ましくはドライラミネート用接着剤であるが、感熱性接着剤や感圧性接着剤を用いることも可能である。市販のドライラミネート用接着剤を用いてもよく、また接着層15が形成された長尺状第2ラベル基材34として、市販品を用いることもできる。
次に、無版印刷層12等が形成された第1ラベル基材11の内表面31yに、接着層15が形成された長尺状第2ラベル基材34の内表面34yを重ね合わせて、各長尺状ラベル基材をラミネートする。当該ラミネート工程は、従来公知のドライラミネート装置を用いて行うことができ、接着剤の塗布(接着層15の形成)からラミネートまでを連続して行うこともできる。
続いて、ラミネートされた長尺体を切断予定部YでMD方向に沿って切断(スリット)する。これにより、無版印刷層12及びアンカーコート層13が2枚の長尺状ラベル基材に挟まれ、複数のラベル部33がMD方向につながったシュリンクラベル長尺体30が得られる。ここで、ラベル部33とは切断予定部Xでシュリンクラベル長尺体30が切断されたときにシュリンクラベル10となる部分である。また、切断予定部Yで長尺体をスリットすることにより、ラベルの長辺方向両端部において上記各層の端面が揃ったシュリンクラベル10が得られる。
なお、無版印刷層12、アンカーコート層13、接着層15、及びコーティング層16の形成パターン、或いは各長尺状ラベル基材のラミネート位置等を適宜変更することにより、シュリンクラベル長尺体30の場合と同様にして、シュリンクラベル10A,10Bの長尺体を作製することができる。また、グラビア印刷法等の有版印刷法により有版印刷層19を形成する工程を追加することで、シュリンクラベル10Cの長尺体を作製するもできる。
(筒状シュリンクラベルの製造方法)
筒状シュリンクラベル長尺体40は、シュリンクラベル長尺体30の裏面が内側を向いた状態で筒状に成形されてなる。本実施形態では、長尺状第2ラベル基材34の外表面34xが筒状シュリンクラベル長尺体40の内面となる。筒状シュリンクラベル長尺体40は、シュリンクラベル長尺体30の筒周方向一端部を筒周方向他端部に重ね合わせた状態で、当該各端部の外面に跨って貼付されたシート長尺体41を備える。筒状シュリンクラベル長尺体40は、切断予定部Xで切断したときにそれぞれ筒状シュリンクラベル20となる筒状ラベル部42がMD方向に複数つながった長尺体である。
筒状シュリンクラベル長尺体40は、シュリンクラベル長尺体30のTD方向両端部を重ね合わせ、各端部の外面(本実施形態では長尺状第1ラベル基材31の外表面31x)に跨ってシート長尺体41を貼付することで作製される。シート長尺体41は、シュリンクラベル長尺体30のMD方向に沿って、重ね合わされた上記各端部に連続的に貼付される。
シュリンクラベル長尺体の筒周方向一端部を筒周方向他端部に重ね合わせた状態で、当該一端部の内面の少なくとも一部を当該他端部側の外面に溶剤溶着することで接合部を有する筒状シュリンクラベルを作製することもできる。例えば、シュリンクラベル長尺体のTD方向端部のうち一方にテトラヒドロフラン(THF)等の溶剤をMD方向に沿って所定幅で塗布し、溶剤塗布部を他方のTD方向端部に重ね合わせることでMD方向に連続した接合部を形成することができる。
筒状シュリンクラベル長尺体40を切断予定部XでTD方向に沿って切断することにより、複数の筒状シュリンクラベル20が得られる。筒状シュリンクラベル長尺体40は、例えば被装着物に各シュリンクラベル10が装着される過程(シュリンクラベラー)で個々の筒状シュリンクラベル20に切断される。
[ラベル付き容器]
シュリンクラベル10が装着される被装着物は特に限定されないが、シュリンクラベル10は、例えば容器に装着されてラベル付き容器として用いられる。容器としては、ペットボトル、カップ麺容器、牛乳瓶、調味料などの飲料・食品用容器、医薬品用容器、洗剤、スプレー等の化学製品・トイレタリー製品用容器などが例示できる。
上記ラベル付き容器は、例えば筒状シュリンクラベル20を容器に外嵌した後、加熱処理によって筒状シュリンクラベル20を熱収縮させて容器に追従密着させること(シュリンク加工)によって作製できる。上記加熱処理の方法としては、例えば熱風トンネルやスチームトンネルを通過させる方法、赤外線などの輻射熱で加熱する方法等が挙げられる。特に、80〜100℃のスチームで処理する(スチーム及び湯気が充満した加熱トンネルを通過させる)方法が好ましい。また、101〜140℃のドライスチームを用いることもできる。上記加熱処理温度は、特に限定されないが、筒状シュリンクラベル20の温度が85〜100℃(特に、90〜97℃)となる温度範囲で実施することが好ましい。処理時間は、生産性、経済性の観点から、4〜20秒程度が好ましい。
10,10A,10B,10C シュリンクラベル、11 第1ラベル基材、11p, 延出部、11x 外表面、11y 内表面、12 無版印刷層、13 アンカーコート層、14 第2ラベル基材、14p 延出部、14x 外表面、14y 内表面、15 接着層、16 コーティング層、17 延出接合部、19 有版印刷層、20,20A,20B 筒状シュリンクラベル、21 シート、22 基材、23 接着層、24,24A,24B 筒周方向一端部(一端部)、24e,24Ae,24Be 端縁、25,25A,25B 筒周方向他端部(他端部)、25e,25Ae,25Be 端縁、26,27 接合部、30 シュリンクラベル長尺体、31 長尺状第1ラベル基材、34 長尺状第2ラベル基材、35 ラベル部、40 筒状シュリンクラベル長尺体、41 シート長尺体、42 筒状ラベル部、X 切断予定部、Y スリット予定部

Claims (8)

  1. 熱収縮性の第1ラベル基材と、
    前記第1ラベル基材上に形成された無版印刷層と、
    前記第1ラベル基材と共に前記無版印刷層を挟む熱収縮性の第2ラベル基材と、
    前記無版印刷層と前記第2ラベル基材との間に介在する接着層と、
    を備える、シュリンクラベル。
  2. 前記第1ラベル基材及び前記第2ラベル基材は、前記無版印刷層が形成された領域の端縁から当該各ラベル基材の端縁側にそれぞれ延出した延出部と、当該延出部同士が接合された延出接合部とを有する、請求項1に記載のシュリンクラベル。
  3. 前記第1ラベル基材上及び前記第2ラベル基材上の少なくとも一方には、有版印刷層が形成されている、請求項1又は2に記載のシュリンクラベル。
  4. 前記第1ラベル基材又は前記第2ラベル基材は、白色の色材又はボイドを含有している、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシュリンクラベル。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシュリンクラベルが筒状に成形された筒状シュリンクラベルであって、
    前記シュリンクラベルの筒周方向一端部と筒周方向他端部の外面に跨って貼付されたシートを備える、筒状シュリンクラベル。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシュリンクラベルが筒状に成形された筒状シュリンクラベルであって、
    前記シュリンクラベルの筒周方向一端部を筒周方向他端部の外側に重ね合わせた状態で、当該一端部の内面の少なくとも一部が当該他端部側の外面に接合された接合部を有する、筒状シュリンクラベル。
  7. 前記第1ラベル基材及び前記第2ラベル基材は、前記無版印刷層が形成された領域の端縁から当該各ラベル基材の端縁側にそれぞれ延出した延出部と、当該延出部同士が接合された延出接合部とを有し、
    前記延出接合部は、少なくとも前記シュリンクラベルの筒周方向一端部に配置されている、請求項5又は6に記載の筒状シュリンクラベル。
  8. 前記第1ラベル基材及び前記第2ラベル基材は、筒軸方向の熱収縮率の差が5%以下である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の筒状シュリンクラベル。
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