JP2017066768A - ガラス板体を備えた建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ガラス戸等の框体31に接着剤で接合したガラス板体を交換する場合に、ガラス板体のみを容易に交換できるようにする。
【解決手段】
框材により矩形状に枠組みされた框体31の内周面にセッティングブロック41を貼着し、セッティングブロック41によりガラス板体32を框体31に位置決めして固定するガラス板体を備えた建具であって、セッティングブロック41に、ガラス板体2と框体31とを接合する接着剤43の収容部を形成して、ガラス板体32と框体31とを接着剤43によって接合する。ガラス板体32を取り換える場合は、ガラス板体32とセッティングブロック41の間で接着剤43を切断することで、ガラス板体32を框体31から取り外す。
【選択図】図2
ガラス戸等の框体31に接着剤で接合したガラス板体を交換する場合に、ガラス板体のみを容易に交換できるようにする。
【解決手段】
框材により矩形状に枠組みされた框体31の内周面にセッティングブロック41を貼着し、セッティングブロック41によりガラス板体32を框体31に位置決めして固定するガラス板体を備えた建具であって、セッティングブロック41に、ガラス板体2と框体31とを接合する接着剤43の収容部を形成して、ガラス板体32と框体31とを接着剤43によって接合する。ガラス板体32を取り換える場合は、ガラス板体32とセッティングブロック41の間で接着剤43を切断することで、ガラス板体32を框体31から取り外す。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガラス板体を備えた建具に関する。
建具のパネルとしてガラス板体がごく普通に用いられている。ガラス板体は建具の矩形状に枠組みされた框体で保持されてガラス戸となるが、ガラス板体を框に保持するため、従来から接着剤が用いられている。
ここで、ガラス板体を四周枠状の框体に嵌め込んだ従来の接着剤による接着構造を上げ下げ窓(特許文献1)を例に採って説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の上げ下げ窓の下框の部分を示す断面図である。
ここで、ガラス板体を四周枠状の框体に嵌め込んだ従来の接着剤による接着構造を上げ下げ窓(特許文献1)を例に採って説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の上げ下げ窓の下框の部分を示す断面図である。
図5に示す上げ下げ窓において、ガラス板体54は、その室内に臨む面54aの周縁部は下框61のガラス当接部63に全周に渡って当接され、また室外に臨む面54bの周縁部は押縁68に当接されて、保持されている。
押縁68の室内側の部位、即ちガラス板体54と対向する部位には、軟質の樹脂からなるシール材68aが設けられており、下框61に取り付けられたガラス板体54は、シール材68aを介して、押縁68とガラス当接部63とにより挟持されている。
押縁68の室内側の部位、即ちガラス板体54と対向する部位には、軟質の樹脂からなるシール材68aが設けられており、下框61に取り付けられたガラス板体54は、シール材68aを介して、押縁68とガラス当接部63とにより挟持されている。
ガラス板体54の下端54cと下框(下側の框材)61の上面61bとの間には、ガラス板体54の保持と支持のためのセッティングブロック69が配置されている。
下框61のガラス板体54を挟んで押縁68と反対側の部分には、ガラス当接部63が形成されている。ガラス当接部63は、図5に示すように、下框61の内周側の縁部が室外側に僅かに突出してガラス板体54に当接する当接突起63aと、框本体62と当接突起63aとの間を繋ぐ室内側壁部63bとを備えている。
下框61のガラス板体54を挟んで押縁68と反対側の部分には、ガラス当接部63が形成されている。ガラス当接部63は、図5に示すように、下框61の内周側の縁部が室外側に僅かに突出してガラス板体54に当接する当接突起63aと、框本体62と当接突起63aとの間を繋ぐ室内側壁部63bとを備えている。
ガラス板体54を当接突起63aに当接させると、室内側壁部63bとガラス板体54の間に形成される隙間63cに接着剤70を配置(注入)して、ガラス板体54を下框61に接着している。
以上は下框についての説明であるが、ガラスの取付構造は上框及び両縦框においても基本的に変わらない。
以上は下框についての説明であるが、ガラスの取付構造は上框及び両縦框においても基本的に変わらない。
このように、特許文献1に記載された上げ下げ窓においては、ガラス板体と框が直接接着剤で接着されており、ガラス板体を交換する場合、隙間のない見込み面側から接着剤を除去する必要があるため、ガラス板体のみを交換することは困難であり、結局、建具自体を交換することになる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、建具の框体に接着剤で接合したガラス板体を交換する場合に、従来のように建具自体を交換するのではなく、ガラス板体のみを交換できるようにすることである。
本発明は、枠材により矩形状に枠組みされた枠体と、前記枠体により形成される開口を閉塞するガラス板体と、前記枠体の内周面に配置されたガラス板体を保持する一又は複数のセッティングブロックと、前記セッティングブロックに設けられ、ガラス板体と前記枠体を接合する接着剤を収容する接着剤収容部と、前記枠体に装着され、前記ガラス板体のガラス側周面を固定する、取り外し可能なガラス固定部材と、を備え、前記枠体とガラス板体を接合する接着剤を切断することで、前記ガラス板体を前記枠体から取り外し可能にしたガラス板体を備えた建具である。
本発明によれば、建具の框体に接着剤で接合したガラス板体を交換する場合に、ガラス板体のみの交換が可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、建具、ここでは、引戸、回転窓等、何でもよいが、1例として開き窓装置1の正面図であり、図示しない押縁を外した状態における開き窓装置1の外観を示している。
開き窓装置1は、建物躯体に取り付け開き窓を装着する開口枠を構成する枠体5と、枠体5の開口を閉塞するガラス板体32を備えた戸又は窓(ここでは開き窓)3から成っている。
枠体5は、各枠材の両端部を45度に切断し、上下枠5a、5b及び両縦枠5cの端部同士を突き合わせて連結することで、方形状に構成されている。
図1は、建具、ここでは、引戸、回転窓等、何でもよいが、1例として開き窓装置1の正面図であり、図示しない押縁を外した状態における開き窓装置1の外観を示している。
開き窓装置1は、建物躯体に取り付け開き窓を装着する開口枠を構成する枠体5と、枠体5の開口を閉塞するガラス板体32を備えた戸又は窓(ここでは開き窓)3から成っている。
枠体5は、各枠材の両端部を45度に切断し、上下枠5a、5b及び両縦枠5cの端部同士を突き合わせて連結することで、方形状に構成されている。
開き窓3は、框体31と框体31に取り付けられたガラス板体32から成っている。
框体31は、例えば合成樹脂製の押出成形部材である框材(上框31a、下框31b、両縦框31c)を、枠体5と同様に、上下框31a、31b及び両縦框31cそれぞれの両端部を45度に切断し、端部同士を突き合わせて連結して矩形状に枠組みされると共に、枠体5に装着される。
框体31は、例えば合成樹脂製の押出成形部材である框材(上框31a、下框31b、両縦框31c)を、枠体5と同様に、上下框31a、31b及び両縦框31cそれぞれの両端部を45度に切断し、端部同士を突き合わせて連結して矩形状に枠組みされると共に、枠体5に装着される。
框体31には、その内周面に、例えば両面テープ等の接着部材により、セッティングブロック41が所定の間隔で貼着されている。図示例では、上框31a及び下框31bの内周面に2つのセッティングブロック41、また両縦框31cの内周面に3つのセッティングブロック41を貼着されている。なお、セッティングブロック41の配置数は任意である。また、セッティングブロック41の框体31への固定は貼着以外の任意の固定手段を用いてもよい。
セッティングブロック41は、ここでは、框体31に貼着固定されてガラス板体32の四周を保持、つまり位置決めして支持している。
セッティングブロック41は、ここでは、框体31に貼着固定されてガラス板体32の四周を保持、つまり位置決めして支持している。
図2は、図1の本実施形態に係る開き窓3の下框31bのX−X矢視でみた断面図であり、下框31bとガラス板体32の接合構造を示す図である。なお、図2には、図1で省略した押縁33が開き窓装置1の室内側に装着されている。
また、図3は、框体31に貼着するセッティングブロック41を示す図である。
また、図3は、框体31に貼着するセッティングブロック41を示す図である。
セッティングブロック41は、図2に示すように、見込み方向の幅がガラス板体32の厚みより広く形成されており、両面テープ(図示せず)によって下框31bの上面に接合され、その上にガラス板体32が載置されている。その状態で押縁33が下框31bの室内側に装着され、ガラス板体32と下框31bが一体に連結されている。
なお、上框31a、両縦框31cに貼着されるセッティングブロック41は、ガラス板体32の荷重を支持するものではないが、その点を除き、下框31bにおける機能と同様の機能を有する。
また、押縁33は、本発明のガラス固定部材に対応する。
なお、上框31a、両縦框31cに貼着されるセッティングブロック41は、ガラス板体32の荷重を支持するものではないが、その点を除き、下框31bにおける機能と同様の機能を有する。
また、押縁33は、本発明のガラス固定部材に対応する。
セッティングブロック41はその全体形状は任意である。ここでは、図3に示すように、全体が四角柱状体の長手方向一側面中央部に開口した平面視で凹状の部分(凹状部又は接着剤収容部)42、即ち、平面視で中央部にセッティングブロック41の一側面に開口しセッティングブロック41の一端面から他端面まで連続した空所を備えた形状に形成されている。その厚みは、框体31のガラス板体32の収容開口部の寸法と、ガラス板体32の寸法との差を吸収可能な寸法に形成されている。
セッティングブロック41は、ここでは、例えば、難燃性の合成樹脂や合成ゴム等で形成されている。なお、その一部をアルミ等の不燃性の金属で形成させることもできる。セッティングブロック41を金属で形成させる場合は、ガラス板体32との接触面には合成樹脂や合成ゴム等で被覆することが好ましい。
本実施形態では、ガラス板体32をセッティングブロック41で位置設定して框体31に装着し、セッティングブロック41の凹状の部分42に接着剤43を注入し、それによって、ガラス板体32を框体31に接着・固定する。
本実施形態では、ガラス板体32をセッティングブロック41で位置設定して框体31に装着し、セッティングブロック41の凹状の部分42に接着剤43を注入し、それによって、ガラス板体32を框体31に接着・固定する。
接着剤43としては、例えば、熱可塑性エラストマー組成物であれば、溶融成型時には流動性があるため、押出機等、任意のアプリケータを用いて凹状の部分42中に容易に注入することができる。また、熱可塑性エラストマー組成物は、冷却硬化後においてゴム弾性、対候性、耐熱性を備えているためガラス板体32の接着剤として有利である。もちろん接着剤としては任意のものを用いることができる。
このように、セッティングブロック41の凹状の部分42に接着剤43を注入して、その注入した接着剤43により、框体31とガラス板体32を接合・固定した後、押縁33をガラス板体32の室内側下縁部に当接すると共に、框体31に嵌合してガラス側周面を固定支持する。
次に、以上で説明した開き窓装置1において、ガラス板体32の破損等が生じた場合のガラス板体32の交換手順について説明する。
ガラス板体32を取り換える場合には、まず、框体31に嵌合された押縁33を取り外してセッティングブロック41の凹状の部分42内に収容された接着剤43を露出させる。
次に、ガラス板体32とセッティングブロック41の間にカッタ等の適宜の切断具を室内側から、即ち、図2において水平方向に差し込み、ガラス板体32と框体31を接合している接着剤43の接合部分を切断する。これを全てのセッティングブロック41のところで行い、ガラス板体32を框体31から切り離す。
ガラス板体32を取り換える場合には、まず、框体31に嵌合された押縁33を取り外してセッティングブロック41の凹状の部分42内に収容された接着剤43を露出させる。
次に、ガラス板体32とセッティングブロック41の間にカッタ等の適宜の切断具を室内側から、即ち、図2において水平方向に差し込み、ガラス板体32と框体31を接合している接着剤43の接合部分を切断する。これを全てのセッティングブロック41のところで行い、ガラス板体32を框体31から切り離す。
これにより、セッティングブロック41及び框体31から切り離されたガラス板体32を開き窓装置1から取り外すことができる。つまり、セッティングブロック41とガラス板体32間を接合する接着剤43を切り離すだけで、ガラス板体32を框枠から取り外すことができる。
次に、新たなガラス板体32を框体31に装着する場合、貼着されたセッティングブロック41が再使用可能であれば、切断して除去した接着剤43を補充して再びガラス板体32を接合固定することが可能である。
次に、新たなガラス板体32を框体31に装着する場合、貼着されたセッティングブロック41が再使用可能であれば、切断して除去した接着剤43を補充して再びガラス板体32を接合固定することが可能である。
しかし、セッティングブロック41を框体31から外して再利用するのは手間が掛かり、また、セッティングブロック41に収容された接着剤43の接着能力が、経年変化で低下していることも十分考えられる。そこで、その場合には、框体31において、セッティングブロック41が貼着されていない場所に、新たにセッティングブロック41を両面テープ等で貼着し、そのセッティングブロック41の凹状の部分42に接着剤を注入してガラス板体32を固着する。その場合におけるガラス板体32の固着手順は既に説明したとおりである。
なお、両面テープを用いる場合は、セッティングブロック41の接着剤収容部である凹状の部分42の框体31に対向する部分が両面テープで塞がれないようにする。
また、セッティングブロック41に関して、接着剤43の注入を容易に、かつ接着剤43の切断時において室内側から接着剤を確認することができるように、セッティングブロック41の凹状の部分(即ち、開口部)42を室内側にして框体31に貼着することが好ましい。
なお、両面テープを用いる場合は、セッティングブロック41の接着剤収容部である凹状の部分42の框体31に対向する部分が両面テープで塞がれないようにする。
また、セッティングブロック41に関して、接着剤43の注入を容易に、かつ接着剤43の切断時において室内側から接着剤を確認することができるように、セッティングブロック41の凹状の部分(即ち、開口部)42を室内側にして框体31に貼着することが好ましい。
なお、既設の框体31に対角ずれ等がある場合、セッティングブロック41の厚みが足りず、ガラス板体32と框体31間の隙間を埋めることができない場合があり得る。その場合は、ガラス板体32とセッティングブロック41の間に、スペーサを挿入して、ガラス板体32とセッティングブロック41の間隔を埋める。
次に、そのスペーサについて説明する。
図4は、スペーサ44を示す図であり、図4Aはその平面図、図4Bは、図4Aに示すスペーサ44を図中下側からみた正面図、図4Cは、図4Aにおいて矢視Y−Yでみたスペーサの断面図である。
スペーサ44は、その平面形状はセッティングブロック41と同一形状及び同一サイズに形成されている。
図4は、スペーサ44を示す図であり、図4Aはその平面図、図4Bは、図4Aに示すスペーサ44を図中下側からみた正面図、図4Cは、図4Aにおいて矢視Y−Yでみたスペーサの断面図である。
スペーサ44は、その平面形状はセッティングブロック41と同一形状及び同一サイズに形成されている。
スペーサ44には、図4Bに示すように、その正面図でみて一方の端部(図示例では左端部)に、スペーサ44を、セッティングブロック41とガラス板体32間の隙間に挿入したときに、スペーサ44をセッティングブロック41の側面に係止する係止部44aが設けられている。
そのため、スペーサ44は、図4Bに示すように正面視で逆L字型形状である。
そのため、スペーサ44は、図4Bに示すように正面視で逆L字型形状である。
スペーサ44は、装着されたセッティングブロック41に合わせてそれに重なるように挿入される。スペーサ44の挿入方向における前後の縁部(図中長手方向縁部)には、図4Cから明らかなように、テーパー部44bが形成されている。
スペーサ44の挿入方向縁部のテーパー部44bは、スペーサ44をガラス板体32とセッティングブロック41間に挿入する際に、ガイドの役割を果たし、挿入し易くしている。
スペーサ44の挿入方向縁部のテーパー部44bは、スペーサ44をガラス板体32とセッティングブロック41間に挿入する際に、ガイドの役割を果たし、挿入し易くしている。
このように、スペーサ44を必要に応じてガラス板体32とセッティングブロック41の間に挿入することで、ガラス板体32の位置を正確に保持することができる。
なお、スペーサ44は、ガラス板体32の取り換え時のみではなく、セッティングブロック41に対しては、いつでも使用可能であり、必要に応じて複数枚重ねて使用することもできる。
また、スペーサ44に関して、図4ではセッティングブロック41と同一形状及び同一サイズで形成されるものとして説明したが、接着剤の挿入時等に障害とならない形状及びサイズで形成されていればよい。
なお、スペーサ44は、ガラス板体32の取り換え時のみではなく、セッティングブロック41に対しては、いつでも使用可能であり、必要に応じて複数枚重ねて使用することもできる。
また、スペーサ44に関して、図4ではセッティングブロック41と同一形状及び同一サイズで形成されるものとして説明したが、接着剤の挿入時等に障害とならない形状及びサイズで形成されていればよい。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る、框体とガラス板体との接着構造を備えた建具によれば、ガラス戸又は窓において、ガラス板体を取り換える場合に、框体ごと、つまりガラス戸又は窓自体を取り換える必要はなく、ガラス板体とセッティングブロック及び框体を接合している接着剤を切断するだけの簡易な操作で、ガラス板体を容易に框体から外すことができる。
したがって、戸や窓等の建具のガラス板体の取り換えを、従来の取り換えに比べ大幅に低廉なコストで行うことができる。
また、既存の形材(即ち、框体、ガラス板体)を兼用し、かつ、部材点数を増やすことなく、ガラス板体を接着することができる。
さらに、框体に対角ずれ等がある場合、框体にガラス板体を装着した後に、ガラス板体とセッティングブロックの間にスペーサを挿入し、ガラス板体とセッティングブロックの間隔を矯正した後に、框体とガラス板体を接着することもできる。
したがって、戸や窓等の建具のガラス板体の取り換えを、従来の取り換えに比べ大幅に低廉なコストで行うことができる。
また、既存の形材(即ち、框体、ガラス板体)を兼用し、かつ、部材点数を増やすことなく、ガラス板体を接着することができる。
さらに、框体に対角ずれ等がある場合、框体にガラス板体を装着した後に、ガラス板体とセッティングブロックの間にスペーサを挿入し、ガラス板体とセッティングブロックの間隔を矯正した後に、框体とガラス板体を接着することもできる。
なお、以上の説明では、本発明の実施形態に係る建具として開き窓を例に採り説明したが、本発明の建具は、セッティングブロックを枠体とガラス板体との間に挿入し互いに接着させる、例えば、嵌め殺し窓等のような建具をも包含する。
そこで、本発明では、開き窓等における「框体」、及び嵌め殺し窓等における「枠体」を総称して「枠体」という。
そこで、本発明では、開き窓等における「框体」、及び嵌め殺し窓等における「枠体」を総称して「枠体」という。
1…開き窓装置、3…開き窓、5…枠体、31…框体、31a…上框、31b…下框、31c…縦框、32…ガラス板体、33…押縁、41…セッティングブロック、43…接着剤、44…スペーサ、44a…係止部、44b…テーパー部。
Claims (5)
- 枠材により矩形状に枠組みされた枠体と、
前記枠体により形成される開口を閉塞するガラス板体と、
前記枠体の内周面に配置されたガラス板体を保持する一又は複数のセッティングブロックと、
前記セッティングブロックに設けられ、ガラス板体と前記枠体を接合する接着剤を収容する接着剤収容部と、
前記枠体に装着され、前記ガラス板体のガラス側周面を固定する、取り外し可能なガラス固定部材と、
を備え、
前記枠体とガラス板体を接合する接着剤を切断することで、前記ガラス板体を前記枠体から取り外し可能にしたガラス板体を備えた建具。 - 請求項1に記載されたガラス板体を備えた建具において、
前記ガラス板体と前記枠体が前記接着剤収容部の接着剤により一体に接合されている状態において、前記ガラス板体と前記セッティングブロック間において前記接着剤を切断することで、前記ガラス板体を前記枠体から取り外し可能にしたガラス板体を備えた建具。 - 請求項1に記載されたガラス板体を備えた建具において、
前記セッティングブロックの前記接着剤収容部は、セッティングブロックの一つの側面に接着剤が注入される開口を有するガラス板体を備えた建具。 - 請求項1又は2に記載されたガラス板体を備えた建具において、
前記ガラス板体を取り外した状態において、前記枠体における前記セッティングブロックを取り付けた以外の位置にセッティングブロックを取り付け、前記セッティングブロックの接着剤収容部の接着剤により取り換えたガラス板体を前記枠体に接合したガラス板体を備えた建具。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載されたガラス板体を備えた建具において、
前記セッティングブロックと前記ガラス板体との間に挿入するスペーサであって、前記ガラス板体を前記セッティングブロックで位置設定したときの、前記ガラス板体と前記セッティングブロック間の隙間をなくするように調整するスペーサを備えたガラス板体を備えた建具。
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JP7414609B2 (ja) | 2020-03-25 | 2024-01-16 | 株式会社Lixil | 建具 |
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2015
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