JP2017066616A - 杭頭構造及び杭頭部構築方法 - Google Patents

杭頭構造及び杭頭部構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、杭への力の伝達が可能な、杭頭構造及び杭頭部構築方法を提供する。
【解決手段】杭頭構造は、地盤30に埋設された杭10の杭頭部10Hへ挿通される開口部を備えた矩形の平板12と、平板12と開口部へ挿入された杭頭部10Hを接合した溶接部18と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、杭頭構造及び杭頭部構築方法に関する。
一般的には、杭頭部にフーチングを構築し、フーチングを介して杭と建物を接合している。このため、杭頭部とフーチングの一体化が重要となる。現状、杭頭部から複数の杭主筋(フーチング鉄筋)を突出させ、杭主筋で杭頭部とフーチングの一体化が図られている。しかし、フーチングの水平断面より杭頭部の水平断面が小さいため、フーチングを介して伝達される力を、簡単な構成で、杭へ確実に伝達させる杭頭構造が求められている。
更に、水平断面が円形の杭頭部から、複数の杭主筋を周方向に沿って突出させることとなるため、側面視において、部分的に杭主筋の間隔が狭い所ができる。一方、フーチングには、梁主筋が横方向に配筋されるため、杭主筋の間隔が狭い所では、鉄筋が錯綜し、配筋作業に多くの労力を要していた。
杭頭部と杭主筋との接合方法に関する技術には、例えば特許文献1がある。
特許文献1は、地中に建て込んだ杭の杭頭部に中詰めコンクリートを充填し、杭頭部に載置される円形の固定プレートの中央部に固定鉄筋を固定して、固定鉄筋を中詰めコンクリートに挿入させた状態で、杭頭部に固定プレートを載置する構成である。
特開2010−53568号公報
しかし、特許文献1は、杭頭部に固定プレートを載せて、固定鉄筋でアンカーをとるため、杭頭部へのコンクリート打設作業が必要となる。
本発明は、上記事実に鑑み、簡単な構成で、杭への力の伝達が可能な杭頭構造及び杭頭部構築方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明に係る杭頭構造は、地盤に埋設された杭の杭頭部へ挿通される開口部を備えた矩形の平板と、前記平板と前記開口部へ挿入された前記杭頭部を接合した溶接部と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、平板の開口部へ杭頭部を挿入させて、杭頭部と矩形の平板が溶接接合される。これにより、平板を杭頭部に溶接接合させる簡単な構成で、杭への圧縮力、せん断力、曲げモーメント、及び引抜き力の伝達が可能となる。
また、平板の開口部に杭頭部が挿入されているので、杭頭部を平板の上方から直接見ることが出来、平板の上側の作業性が良い位置で、杭頭部と平板の溶接作業をすることができる。
また、フーチングの構築においては、平板は、平面視が矩形に形成されているので、側面視において、平板の各辺に沿って、杭主筋を等間隔又は適宜な間隔に配置することができる。この結果、杭主筋と、横方向に配筋される梁主筋との錯綜を低減させることができる。
請求項2に記載の発明に係る杭頭構造は、地盤に埋設された杭の杭頭部へ挿通される開口部を備えた矩形の平板と、前記平板の下面に設けられ、前記杭頭部の外周面を取り囲む筒体と、前記平板から前記杭頭部が突出した位置で、前記筒体と前記杭頭部の間に充填された充填材と、を有している。
請求項2に記載の発明によれば、杭頭部を、平板から先端が突出する位置まで、開口部に挿入する。平板の下面には筒体が取付けられており、筒体と杭頭部の間に充填材が充填される。これにより、筒体が固定された平板と杭頭部が一体化される。
この結果、筒体が固定された平板と杭頭部とを接合する簡単な構成で、杭への圧縮力、せん断力、曲げモーメント、及び引抜き力の伝達が可能となる。
また、平板は、請求項1と同様に平面視が矩形に形成されているので、請求項1に記載の作用、効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の杭頭構造において、前記開口部の開口縁部に形成された切欠部と、前記切欠部を挿通可能な大きさで、前記杭頭部の外周面から突設された突起部と、を有している。
請求項3に記載の発明によれば、杭頭部に設けられた突起部と、平板の切欠部とを一致させ、平板を落し込むことで、平板の開口部に杭頭部を通過させることができる。その後、平板を回転させ、切欠部と突起部の位置をずらすことで、突起部を、平板の抜け防止部材、及び平板と杭頭部との接合部材等として利用することができる。
請求項4に記載の発明に係る杭頭部構築方法は、地盤に埋設された杭の杭頭部の外周面から突設された突起部と、矩形の平板に設けられた開口部の開口縁部に形成された切欠部と、を位置合わせして、前記平板から前記杭頭部の先端が突出する位置まで前記平板を落し込み、前記平板を前記杭頭部を中心に回転させて、前記突起部を、前記平板の上面に位置させる工程と、前記平板の下面に設けられ、前記杭頭部の外周面を取り囲んだ筒体と前記杭頭部の間に充填材を充填し、前記平板を前記杭頭部に固定する工程と、を有している。
請求項4に記載の発明によれば、最初の工程で、地盤に埋設された杭の杭頭部の外周面から突設された突起部と、矩形の平板に設けられた開口部の開口縁部の切欠部と、を位置合わせする。続いて、平板から、杭頭部の先端が突出する位置まで平板を落し込んだ後、平板を、杭頭部を中心として回転させる。これにより、突起部を、切欠部がない平板の上面に位置させて、抜け止めとすることができる。
次の工程で、平板の下面に設けられて杭頭部の外周面を取り囲んだ筒体と、杭頭部との間に充填材を充填する。これにより、平板と杭頭部を一体化できる。
この結果、平板と杭頭部を確実に接合することができ、筒体が固定された平板と杭頭部とを接合する簡単な構成で、杭への圧縮力、せん断力、曲げモーメント、及び引抜き力の伝達が可能となる。更に、フーチングの構築において、平板の各辺に沿って杭主筋を立ち上げることで、側面視したときの杭主筋の間隔を一定にでき、杭主筋と、横方向に配筋される梁主筋との錯綜を低減させることができる。
本発明は、上記構成としてあるので、簡単な構成で、杭への力の伝達が可能な杭頭構造及び杭頭部構築方法の提供を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る杭頭構造の溶接接合前の基本構成を示す分解斜視図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係る杭頭構造の正面図であり、(B)は、その平面図である。 (A)は、杭頭構造に鉛直方向下向きの圧縮力が作用した状態を示す正面図であり、(B)は、杭頭構造に横方向のせん断力が作用した状態を示す正面図であり、(C)は、杭頭構造に曲げモーメントが作用した状態を示す正面図であり、(D)は、杭頭構造に鉛直方向上向きの引張力が作用した状態を示す正面図である。 (A)、(B)は、いずれも、本発明の第1実施形態に係る平板と杭主筋との接合例を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る杭頭構造の展開例を示す正面図である。 (A)〜(C)は、いずれも本発明の第2実施形態に係る杭頭構造の構築手順を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る杭頭構造の基本構成を示す正面図である。 本発明の第3実施形態に係る杭頭構造の基本構成を示す分解斜視図である。 (A)は、本発明の第3実施形態に係る杭頭構造の基本構成を示す斜視図であり、(B)は、その正面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る杭頭構造について、図1〜図5を用いて説明する。
ここで、図1は、杭頭構造の溶接接合前の分解斜視図を示し、図2(A)は、杭頭構造の正面図を示し、(B)はその平面図を示している。図3(A)は、杭頭構造に鉛直下向きの圧縮力が作用した状態の正面図を示し、(B)は、杭頭構造に横方向のせん断力が作用した状態の正面図を示し、(C)は、杭頭構造に曲げモーメントが作用した状態の正面図を示し、(D)は、杭頭構造に引張上向きの引張力が作用した状態の正面図を示している。図4(A)、(B)はいずれも、平板と杭主筋との接合例を示す部分断面図であり、図5は、杭頭構造の展開例を示す正面図である。
図1〜図2(B)に示すように、第1実施形態に係る杭頭構造は、地盤30に埋設された杭10を有している。杭10は、水平断面が円形とされ、杭頭部10Hは、地盤30の表面から高さH1だけ突出されている。ここに、杭10は、例えば鋼管杭、鋼管RC杭、PC杭、鋼管巻き(杭頭のみ)の現場打ち(RC)杭等、市場で広く採用されている杭であればよい。
杭頭部10Hの外周面10Fには、ヨーカン(突起部)16が、複数個(図1では3個)、等間隔で取付けられている。ヨーカン16は、杭10の上端部から、下方へ高さH2だけ下がった位置に、横方向へ突出されている。
ヨーカン16は、杭10の地盤30への埋設時に、杭10の吊下げ用部材として利用されるのみでなく、後述するように、埋設後において、平板12のズレ止めガイドとして利用される。更に、ヨーカン16は、構造物からフーチング32に加えられた、鉛直方向下向きの圧縮力P1や曲げモーメントM1を、平板12を介して杭10へ伝達する(図3(A)、(C)参照)。
杭頭部10Hには、上方からヨーカン16の上面まで、矩形の平板12が押し込まれ(落し込まれ)、ヨーカン16で支持された状態において、杭頭部10Hの先端が平板12から突出されている。
平板12は、厚さTの鋼板で、一辺がW1、他辺がW2の矩形状に形成されている。平板12の中央部には円形の開口部14が設けられ、開口部14には、上側が広い勾配で面取りがされ、面取り部には傾斜面が形成されている。これにより、溶接の際、所定ののど厚が確保される。
平板12は、開口部14に杭頭部10Hを挿通させて、ヨーカン16の上面まで押下げられ(挿入され)て、杭頭部10Hと溶接接合される。平板12の上にはフーチング32が構築される(図3(A)〜(D)参照)。
このため、平板12の形状は、基本的には、平板12の上に配筋される、フーチング用の補強筋の配列形状で決定される。しかし、一般的には、フーチング32の平面形状に対応させればよい。例えば、フーチング32の水平断面の形状が正方形の場合には、両辺の長さが等しい(W1=W2)正方形とすればよい。
平板12の上面には、平板12と杭頭部10Hを溶接接合した接合部(溶接部)18が形成されている。即ち、杭頭部10Hの上端部が、平板12の上面から高さH2だけ突出した位置で平板12と杭頭部10Hが溶接接合される。
このとき、ヨーカン16は、平板12のズレ止めガイドとして利用される。これにより、平板12が、ヨーカン16で水平に支持された状態で、平板12の開口部14の斜面と杭頭部10Hの側壁を溶接接合することができる。
なおヨーカン16は、後述するように、鉛直下向きの圧縮力P1を杭10に伝達させる伝達部材としても利用される。
本構成によれば、平板12の上側の作業性が良い位置、即ち、溶接時の作業姿勢として最も望ましい、下向き溶接が可能な位置で、杭頭部10Hと平板12の溶接作業を行うことができるので、溶接作業の作業性が向上し、杭頭部10Hとフーチング32の確実な接合を図ることができる。
また、図2(A)に示すように、フーチング32の構築においては、予め、平板12の上面から、複数の杭主筋(フーチング鉄筋)34を立ち上げておく必要がある。これにより、平板12を介して、杭頭部10Hと杭主筋34との確実な接合を図ることができる。
杭主筋34の立上げにおいては、平板12の上面に、杭主筋34の下端部を、直接溶接接合すれば良い。
このとき、平板12は、平面視が矩形に形成されているので、平板12の側面に沿って杭主筋34を立ち上げることで、側面視において、杭主筋34を、等間隔又は適宜な間隔で取り付けることができる。この結果、フーチング32の位置における、横方向に配筋される梁主筋36と、杭主筋34との錯綜を低減させることができ、作業性が向上する。
本構成とすることにより、図3(A)に示すように、構造物からフーチング32に加えられた鉛直方向下向きの圧縮力P1は、杭頭部10Hと平板12との溶接部18、及び杭10の杭頭上部から、杭10に伝達される。更に、ヨーカン16を杭頭部10Hと接合手段することで、平板12からヨーカン16を介しても、杭10に伝達される。
また、図3(B)に示すように、構造物からフーチング32に加えられた、横方向のせん断力P2は、杭頭部10Hの側面支圧力P2Sと、杭10の上面摩擦力P2mによって杭10へ伝達される。
また、図3(C)に示すように、構造物からフーチング32に加えられた曲げモーメントM1は、平板12の曲げ剛性によって、杭10へ伝達される。
また、図3(D)に示すように、構造物からフーチング32に加えられた、鉛直方向上向きの引抜き力P3は、平板12と杭頭部10Hとの溶接部18によって、杭10に直接伝達される。
なお、平板12と杭頭部10Hとの溶接接合は、杭10に作用する負荷に応じて決定すれば良い。即ち、杭10に作用する負荷が大きい場合には、杭10の全周囲を溶接する全周囲溶接接合を採用し、杭10に作用する負荷が小さい場合には、杭10の外周部の一部のみを溶接する部分溶接接合を採用しても良い。
更に、杭頭部10Hに形成されたヨーカン16を、杭10の外周部と一緒に平板12に溶接接合しても良い。これにより、杭10に作用する力の伝達性能が一層向上する。
なお、平板12と杭主筋34との接合において、溶接接合を避けることもできる。
例えば、図4(A)に示すように、機械式定着部材38を用いて、平板12の上面から、杭主筋34を立ち上げることもできる。
即ち、平板12に設けられた貫通孔39に、平板12の上方から杭主筋34を挿入し、杭主筋34の下端部を、平板12の下方から突出させた状態で、杭主筋34の外周面に設けられたネジ部に、機械式定着部材38を下方からねじ込み、杭主筋34と機械式定着部材38を一体化させる。
この際、機械式定着部材38を、平板12の底面側から下方へ、所定の距離(H4=100mm程度以下)をあけて固定するのが望ましい。その後、フーチング32の下面を、機械式定着部材38を呑み込んで、コンクリートで構築する。フーチング32の厚さH4は、100mm程度とする。
これにより、機械式定着部材38を介して、フーチング32の下面の二点鎖線52で示す範囲内のコンクリートに、引抜力の一部を負担させることができる。
また、図4(B)に示すように、機械式定着部材38の上面は、平板12の底面と当接させた位置に取り付けてもよい。これにより、同様に平板12の上面から、杭主筋34を立ち上げることができる。
但し、この場合には、フーチング32の下面のコンクリートに、引抜力の一部P4を負担させることができないため、平板12の厚みを図4(A)より厚くする必要がある。
杭主筋34と機械式定着部材38の一体化の手順は、上記の方法以外に、先ず、外周面にネジが切られた杭主筋34の下端部に、機械式定着部材38をねじ込み、杭主筋34と機械式定着部材38を一体化させた後、平板12に設けられた貫通孔39に、平板12の底面側から上方へ向けて、所定の位置まで杭主筋34を挿入する方法でも良い。
更に、図示は省略するが、平板12と杭主筋34との接合において、機械式定着部材38を使用せずに、杭主筋34の下端部に凸部(コブ)を形成し、杭主筋34を、貫通孔39の下方から貫通孔39に挿入する構成でも良い。ここに、凸部は、杭主筋34の外周面に挿入したリング状部材でも良い。
更に、杭主筋34と平板12の固定は、杭主筋34と貫通孔39との間にエポキシ樹脂等の接着用の樹脂を注入し、固定する構成でも良い。
なお、本実施形態では、杭頭部10Hの先端が、平板12の上面から突出している構成(突出し高さH3)について説明した。しかし、これに限定されることはなく、例えば、図5に示すように、頭部10Hの先端と平板12の上面を面一としてもよい(即ち、突出し高さH3=0)。
杭頭部10Hと平板12は、溶接部18で一体化されており、杭頭部10Hの先端が、平板12の上面から突出している場合と同様の作用、効果を発揮することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る杭頭構造について、図6(A)〜図7を用いて説明する。
ここで、図6(A)〜図6(C)は、杭頭構造の構築手順を示す正面図であり、図7は、構築後の正面図である。
第2実施形態に係る杭頭構造は、平板22の下面に筒体26が設けられた杭頭ユニット64を、杭頭部20Hに取付ける点において第1実施形態と相違する。相違点を中心に説明する。
図6(A)に示すように、第2実施形態に係る杭頭構造は、杭頭ユニット64を有している。杭頭ユニット64は、中央部に開口部24を備えた矩形の平板22を有し、平板22の下面22Dには、開口部を囲んで、筒体26が溶接接合されている。
筒体26は、鋼板製の円柱とされ、筒体26の内径D2は、杭頭部20Hの外径D1の外周面を取り囲む大きさ(D2>D1)に形成されている。また、筒体26の高さH4は、平板22の上に構築されたフーチング32に加えられた曲げモーメントM1を、筒体26を介して杭20に伝達できる高さとされている。
平板22の下面と筒体26の外表面が形成する角部には、鋼板製のリブ60の端面が接合されている。リブ60は補強用部材であり、筒体26の外表面に、等間隔で、複数枚が接合されている。なお、リブ60は、補強の必要がない部材構成の場合には省略できる。
杭頭ユニット64は、杭20の上方から、下方(矢印DSの方向)へ移動させて、筒体26の内部、及び平板22の開口部24を、杭頭部20Hに押し込んで固定される。このとき、杭頭部20Hの先端が、杭頭ユニット64の上面より、高さH3だけ突出される位置まで押し込まれる。
図6(B)に示すように、杭頭ユニット64の上面が、杭20の上端部から距離H3だけ押し込まれた位置で、杭20に接合される。
杭頭ユニット64は、図6(C)に示す方法で、杭20の表面20Fに接合される。
先ず、位置ズレを生じないように、筒体26の下面の位置に、受けリング62を取付ける。受けリング62は、内径を杭20の外径D1と等しくした円環状のリングを二分割した構成である。受けリング62を、矢印NSで示す方向へ移動させ、杭20の外側から杭20の外表面20Fに押し当てた状態で、杭20と接合させる。
受けリング62により、杭頭ユニット64の落下が防止されると共に、鉛直方向下向きの圧縮力P1が、受けリング62を介して杭20に伝達される。
続いて、ヨーカン28を平板22の上面に取付ける。ヨーカン28は、杭頭ユニット64が所定の位置まで押し込まれるまでは取り外しておき、所定の位置に達した後に、矢印YSの方向に移動させ、杭20の外表面20Fに取付ける。
ヨーカン28は、杭頭ユニット64の平板22の上面と、杭頭部20Hの外表面20Fとで形成される角部に溶接接合で固定される。
この結果、受けリング62により、杭頭ユニット64の落下が防止される。なお、受けリング62に、鉛直方向の圧縮力P1を杭10の杭頭に伝達させることもできる。
また、ヨーカン28により、杭頭ユニット64の引抜きが防止される。
この結果、図7に示すように、杭20と杭頭ユニット64を直接溶接接合せずに、杭20に杭頭ユニット64を取付けることができる。
なお、ヨーカン28は、杭頭部20Hの外表面20Fとのみ溶接接合させ、杭頭ユニット64の平板の上面とは、溶接接合させなくても良い。受けリング62を鉛直方向の圧縮力P1に、ヨーカン28を引抜力P3に、筒体26を曲げモーメントに、それぞれ抵抗させることができるからである。
なお、筒体26の内周面と、杭20の外周面の間に、充填剤を充填してもよい。これにより、筒体26の内周面と杭20との外周面の接合を、より強くすることができる(いわゆる剛接合)。
本構成によれば、杭頭ユニット64が杭20に接合される。即ち、杭頭部20Hには、平板22から杭頭部20Hの先端を突出させた位置まで、平板22が押し込まれる。平板22の下面には筒体26が取付けられており、筒体26の下には受けリング62が杭20に固定され、平板22の上面には、ヨーカン28が杭頭部20Hに固定されている。
また、平板22の上へのフーチング32の構築においては、第1実施形態で説明したように、平板22から杭主筋34を立ち上げることで、杭頭部20Hと杭主筋34との確実な接合を図ることができる。
このとき、平板22は、平面視が矩形に形成されているので、側面視において、杭主筋34を、等間隔又は適宜な間隔に配置することができる。この結果、杭主筋34と、横方向に配筋される梁主筋との錯綜を低減させることができる。
他の構成は、第1実施形態と同じであり説明は省略する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る杭頭構造について、図8〜図9(B)を用いて説明する。
ここで、図8は、杭頭構造の分解斜視図である。図9(A)は、杭頭構造の構築後の斜視図であり、図9(B)は、その正面図である。
第3実施形態に係る杭頭構造は、平板42の開口部44に切欠部50が形成された杭頭ユニット66を、杭40の杭頭部40Hに取付ける点において、第2実施形態と相違する。相違点を中心に説明する。
図8〜図9(B)に示すように、杭40の杭頭部40Hには、杭頭部40Hの外周面から、ヨーカン(突起部)48が複数個(図では3個)突設されている。
また、矩形状に形成された平板42には、中央部に円形の開口部44が形成されている。開口部44の開口縁部には、3個の切欠部50が形成されている。切欠部50は、平板42を杭頭部40Hに押し込む際に、ヨーカン48を挿通可能な位置、大きさで形成されている。
また、平板42の下面42Dには、筒体46の上端部が溶接接合されている。筒体46の内径D4は、ヨーカン48の先端を含む円で示される外径より大きくされている。
筒体46の高さH5は、平板42の上に構築された、図示しないフーチングに加えられた曲げモーメントを杭40に伝達できる高さに形成されている。
筒体46の下には、下面に当接させて受けリング54が設けられている。受けリング54は鋼板製とされ、中央部に円形の開口部58が形成されている。開口部58の径はD2(D2>D1)とされ、開口部58には、ヨーカン48に対応させて、複数の切欠部65が形成されている。切欠部65は、杭頭ユニット66を杭頭部40Hに押し込む際に、ヨーカン48を挿通可能な位置、大きさで形成されている。受けリング54は、筒体46の底面と溶接接合されている。
なお、受けリング54は、筒体46とは別体として、内径を杭40の外径D1と等しくした円環状のリングを二分割した構成でも良い。これにより、切欠部65を必要とせず、杭頭ユニット66とは、別個に、前掲の受けリング62と同様の方法で、杭40に取り付けることができる。
受けリング54、杭40の外周面、及び筒体46の内周面で囲まれた空間には、グラウト(充填材)56が充填される。これにより、杭頭ユニット66と杭40の一体化を図ることができる。
本構成によれば、杭頭部40Hに設けられたヨーカン48と、平板42の切欠部50とを一致させ、平板42を落し込むことで平板42の開口部52に杭頭部40Hを通過させることができる。
その後、平板42を回転させることで、ヨーカン48を、平板42の抜け防止部材、及び平板42と杭頭部40Hとの、鉛直方向の接合部材として利用することができる。
次に、杭頭部構築方法について説明する。
先ず、杭頭ユニット66を、杭頭部40Hへ押し込む工程を実行する。このとき、杭頭ユニット66の筒体46の底面には、予め受けリング54を接合しておく。
杭頭ユニット66への杭頭部40Hの挿入においては、杭頭部40Hの外周面40Fから突設されたヨーカン48と、受けリング54に形成された切欠部65、及び平板42に形成された切欠部50を、位置合わせする。
続いて、平板42から杭頭部40Hの先端部が突出する位置まで杭頭ユニット66を落し込み(押し込み)、杭頭ユニット66を回転させて、ヨーカン48を、平板42の上面に位置させる。この状態で、受けリング54を杭頭部40Hに接合する。
次に、杭頭ユニット66を杭頭部40Hに固定する工程を実行する。
即ち、受けリング54、筒体46、及び杭頭部40Hで囲まれた空間に、例えば切欠部50を利用して、グラウト(充填材)56を充填する。これにより、杭頭ユニット66を杭頭部40Hに固定することができる。
本構築方法によれば、ヨーカン48を、平板42の上面に位置させることができるので、平板42を引抜き力に抵抗させることができる。また、グラウト56で、杭頭ユニット66と杭頭部40Hを確実に接合することができる。
更に、図示しないフーチングの構築においては、第1実施形態で説明したように、平板42から杭主筋を立ち上げることで、杭頭部40Hと杭主筋との確実な接合を図ることができる。また、平板42は、矩形に形成されているので、杭主筋を、側面視において、等間隔又は適宜な間隔に配置することができ、杭主筋と、横方向に配筋される梁主筋との錯綜を低減させることができる(図2参照)。
他の構成は、第2実施形態と同じであり説明は省略する。
以上、本発明の第1実施形態〜第4実施形態について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の対応で実施することができる。
10、20、40 杭
10H、20H、40H 杭頭部
12、22、42 平板
14、24、44 開口部
16、28、48 ヨーカン(突起部)
18 溶接部
26、46 筒体
30 地盤
32 フーチング
34 杭主筋
36 梁主筋
50 切欠部
56 グラウト(充填材)

Claims (4)

  1. 地盤に埋設された杭の杭頭部へ挿通される開口部を備えた矩形の平板と、
    前記平板と前記開口部へ挿入された前記杭頭部を接合した溶接部と、
    を有する杭頭構造。
  2. 地盤に埋設された杭の杭頭部へ挿通される開口部を備えた矩形の平板と、
    前記平板の下面に設けられ、前記杭頭部の外周面を取り囲む筒体と、
    前記平板から前記杭頭部が突出した位置で、前記筒体と前記杭頭部の間に充填された充填材と、
    を有する杭頭構造。
  3. 前記開口部の開口縁部に形成された切欠部と、
    前記切欠部を挿通可能な大きさで、前記杭頭部の外周面から突設された突起部と、
    を有する請求項1又は2に記載の杭頭構造。
  4. 地盤に埋設された杭の杭頭部の外周面から突設された突起部と、矩形の平板に設けられた開口部の開口縁部に形成された切欠部と、を位置合わせして、前記平板から前記杭頭部の先端が突出するまで前記平板を落し込み、前記平板を、前記杭頭部を中心に回転させ、前記突起部を、前記平板の上面に位置させる工程と、
    前記平板の下面に設けられ、前記杭頭部の外周面を取り囲んだ筒体と前記杭頭部の間に充填材を充填し、前記平板を前記杭頭部に固定する工程と、
    を有する杭頭部構築方法。
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