JP2017065769A - 固形内容物用二重容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物が収容されると共に内容物の減少に伴い減容変形する内容器2、及び内容器が内装される外容器3を備える容器本体4と、容器本体の口部4aに装着され、且つ内容物の吐出孔5が形成された吐出キャップ6と、吐出キャップに離脱自在に装着され、吐出孔を開放自在に上方から覆う蓋体7と、を備え、外容器には内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成され、蓋体には内容器内と外部とを連通する空気孔47が形成され、蓋体には、空気孔を通した内容器内から外部への空気の排出を許容し、且つ空気孔を通した外部から内容器内への空気の流入を遮断する逆止弁41と、排出される空気を利用して音を鳴らす吹鳴部50とが設けられている二重容器1を提供する。
【選択図】図3
Description
上記吐出キャップは、吐出孔が形成された天板を有し、容器本体の口部を塞ぐように該口部に装着された起立筒と、起立筒に対して回動自在に装着された操作部材と、を備えている。操作部材は、吐出孔を上方から閉塞する蓋板と、前方に押し込み操作されることで、蓋板を回動させて吐出孔を開放させる押込み部と、を備えている。
内容物を保存する場合には、蓋体を元の状態に戻して吐出孔を上方から塞いだ後、内容器を減容変形させ、空気孔を通じて内容器内の空気を外部に強制的に排出させる。この際、逆止弁を有しているので、内容器内への空気の流入を遮断しつつ、内容器内から外部への空気の排出だけを行えるため、内容器内の空気を徐々に減少させることができる。また、内容器の減容変形によって内容器と外容器との間が負圧になるので、外気導入孔を通じて内容器と外容器との間に外気(空気)を導入することができる。これにより、内容器を減容変形させたままの状態にすることができる。
また、内容器を減容変形させることができるので、使用前或いは保存中のいずれの場合であっても、内容物を内容器で包み込むように保持することが可能である。従って、内容物を内容器で保持した状態で二重容器を移動等させたとしても、内容器内で内容物が動くことを防止することができ、例えば内容物同士が接触することで割れや欠け等が発生することを防止できる。そのため、内容物の品質を維持することができると共に、内容物に対して格別な注意を払う必要がないので二重容器を持ち運び易い。なお、このような作用効果は、内容物が錠剤等の場合に特に効果的に奏功できる。
なお、図1及び図6では、ドット柄のハッチングで内容物Wを模式的に表しているが、内容物Wの形状を特定しているものではない。
本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿った蓋体7側を上側、その反対側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
ブロー成形としては、例えば押出成形等によって二重(内外)に組み合わされた積層パリソンを形成し、この積層パリソンをブロー成形することで容器本体4を形成しても良い(押出ブロー成形)。また、射出成形等によって外容器用のプリフォーム、及び内容器用のプリフォームを形成し、これらを二重(内外)に組み合わせた後、二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
なお、外容器用のプリフォームを先に二軸延伸ブロー成形して外容器3を形成した後、内容器用のプリフォームを内部に配置し、その後、内容器用のプリフォームを二軸延伸ブロー成形することで容器本体4を形成しても構わない。
なお、容器本体4を構成する外容器3はスクイズ変形可能とされ、この外容器3のスクイズ変形に伴って内容器2は減容変形する。よって、外容器3のうち少なくとも胴部4cに位置する部分は、径方向内側(容器内側)に向けて弾性変形可能とされている。
底部4dは、図1及び図2に示すように、胴部4cに連設されると共に外周縁部に位置する接地部10と、接地部10に連設されると共に容器内側に底上げされた陥没凹部11と、を備えている。
なお、図示の例では陥没凹部11は、容器軸O方向から見た平面視で、互いに直交する2方向に向けて延びる十字状に形成されている。但し、陥没凹部11の形状はこの場合に限定されるものではない。
保持リブ12は、径方向に沿って延びるように形成されていると共に、容器軸Oを挟んで径方向の反対側に配置されるように一対設けられている。また保持リブ12は、陥没凹部11から下方に向かって突出するように形成され、そのリブ高さは陥没凹部11内に収まる程度とされている。これにより、保持リブ12に邪魔されることなく、接地部10を介して二重容器1を安定して載置することが可能とされている。
なお、保持リブ12の形成時、横穴状の凹部を、その開口方向が交互に逆向きとなるように保持リブ12の延在方向に沿って複数形成することが好ましい。このようにすることで、外容器3と内容器2とを圧着された圧着部12a(図1参照)を保持リブ12に沿って交互に配置することができ、内側に挟み込んだ内容器2の一部に対する保持の信頼性を高めることができる。
なお吐出キャップ6は、容器本体4の口部4aに対して螺着される場合に限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合されていても構わない。
周壁部35は、吐出筒部22を径方向の外側から囲んでいると共に、吐出筒部22よりも上方に突出している。第1ヒンジ部32は、周壁部35の下端部と外筒部20の上端部とを接続している。これにより、第1ヒンジ部32回りに蓋本体30を回動させることで、蓋体7の全体を吐出キャップ6から離脱させて、吐出孔5を開放することが可能とされている(図4参照)。
頂壁部36の中央部分には、該頂壁部36を上下に貫通する貫通孔38が形成されている。図示の例では、貫通孔38は容器軸O方向から見た平面視で円形状に形成され、容器軸Oと同軸に配置されている。また、頂壁部36には、該頂壁部36を上下に貫通する第1空気孔39が貫通孔38を囲むように周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、内容器2内の空気は、容器本体4のスクイズ変形によって第1空気孔39を通じて内容器2内から排出される。
逆止弁41は、上記貫通孔38内に上方から挿入された軸部42と、軸部42の上端部から径方向の外側に向かって突出し、外縁部が段差部40の底面に着座した弁本体43と、を備えている。
軸部42の下端部には、径方向の外側に向かって突出し、頂壁部36に下方から係止する係止突起44が形成されている。これにより、逆止弁41は上方への抜け止めがされた状態で頂壁部36に取り付けられている。
なお、第1空気孔39及び第2空気孔46は、内容器2内と外部とを互いに協働して連通する空気孔47として機能する。
この吹鳴部50は、収容凹部45の内側に嵌合される嵌合筒部51、及び蓋カバー31の上面と略面一とされた天壁部52を有する有頂筒状に形成され、第2空気孔46よりも外部側に配置されている。
図示の例では、連通孔54は容器軸O方向から見た平面視で円形状に形成され、容器軸Oと同軸に配置されている。但し、連通孔54の位置や形状はこの場合に限定されるものではない。
これにより、第3ヒンジ部56回りにアーム片55を回動させることで、吹鳴部50を収容凹部45内から離脱させることが可能とされている。但し、アーム片55は必須なものではなく、具備しなくても構わない。
このように構成された二重容器1を使用する場合について説明する。
内容物Wを吐出する場合には、図4に示すように、第1ヒンジ部32回りに蓋本体30を回動させることで吐出キャップ6に対して蓋体7の全体を離脱させ、吐出孔5を開放させる。これにより、例えば容器本体4を傾倒又は上下反転させることで、吐出孔5を通じて内容物Wを外部に吐出することができる。
従って、図6に示すように、内容物Wの減少に伴って内容器2を減容変形させることができると共に、内容器2内の空気を外部に排出することで、内容器2内に空気が残留することを抑制することができる。
但し、上記実施形態のように吹鳴部50を蓋カバー31に配設することで明瞭に音を鳴らすことができ、使用者に報知し易くなる。
1…二重容器
2…内容器
3…外容器
4…容器本体
4a…容器本体の口部
5…吐出孔
6…吐出キャップ
7…蓋体
13…外気導入孔
30…蓋本体
31…蓋カバー
32…第1ヒンジ部
33…第2ヒンジ部
36…蓋本体の頂壁部
39…第1空気孔
41…逆止弁
46…第2空気孔
47…空気孔
50…吹鳴部
Claims (3)
- 内容物が収容されると共に前記内容物の減少に伴い減容変形する内容器、及び前記内容器が内装される外容器を備える容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、且つ前記内容物の吐出孔が形成された吐出キャップと、
前記吐出キャップに離脱自在に装着され、前記吐出孔を開放自在に上方から覆う蓋体と、を備え、
前記外容器には、前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔が形成され、
前記蓋体には、前記内容器内と外部とを連通する空気孔が形成され、
前記蓋体には、前記空気孔を通した前記内容器内から外部への空気の排出を許容し、且つ前記空気孔を通した外部から前記内容器内への空気の流入を遮断する逆止弁と、排出される空気を利用して音を鳴らす吹鳴部と、が設けられていることを特徴とする二重容器。 - 請求項1に記載の二重容器において、
前記空気孔は、前記内容器内の空気を排出させる第1空気孔と、前記第1空気孔から排出された空気を外部に排出させる第2空気孔と、を備え、
前記逆止弁は、前記第1空気孔を通した空気の排出を許容し、且つ前記第1空気孔を通した空気の流入を遮断するように配設され、
前記吹鳴部は、前記第2空気孔よりも外部側に配設されていることを特徴とする二重容器。 - 請求項2に記載の二重容器において、
前記蓋体は、前記吐出キャップに対して第1ヒンジ部を介して回動自在に接続され、前記吐出孔を上方から覆う有頂筒状の蓋本体と、前記蓋本体に対して第2ヒンジ部を介して回動自在に接続され、前記蓋本体の頂壁部を上方から覆う蓋カバーと、を備え、
前記第1空気孔は、前記蓋本体の前記頂壁部に形成され、
前記第2空気孔は、前記蓋カバーに形成されていることを特徴とする二重容器。
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