JP2017065251A - 立体造形装置の制御装置、立体造形装置の制御方法、立体造形装置の制御プログラム、立体造形システム、及び立体造形物の製造方法 - Google Patents

立体造形装置の制御装置、立体造形装置の制御方法、立体造形装置の制御プログラム、立体造形システム、及び立体造形物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】立体造形物の造形精度を向上させる。【解決手段】制御装置は、粉体を貯留する貯留部501と、粉体を貯留部501に層状に供給する供給部502と、粉体を固化させる造形液を粉体に吐出する吐出部503とを備える立体造形装置11を制御するものであって、立体造形物の形状を示す造形データ510、及び造形液の浸透による粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報521に基づいて、供給部502から貯留部501に供給される粉体の総量を制御する制御部を備える。【選択図】図14

Description

本発明は、立体造形装置の制御装置、立体造形装置の制御方法、立体造形装置の制御プログラム、立体造形システム、及び立体造形物の製造方法に関する。
立体造形物を製造する方法として、バインダージェッティング方式の粉体積層造形法が知られている。当該造形法は、材料の粉体を容器内に所定量ずつ供給して粉体の層を形成する工程と、粉体を固化させる造形液を粉体に吐出して所定部分を固化させる工程とを繰り返すことにより、容器内で目的の立体造形物を製造する方法である。
例えば、張り出し部の形成時における下層への結着液(造形液)の浸透を抑制することを目的として、第k層の結着工程において第(k+1)層目における張り出し部の下地層を形成する装置が開示されている(特許文献1)。
バインダージェッティング方式の粉体積層造形法において、造形液が粉体に浸透すると、造形液の液架橋力により粉体の密度が増加し、粉体層の厚さが縮小する。そのため、目的とする立体造形物の厚さ(積層方向の長さ)に誤差が生ずる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、立体造形物の造形精度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、粉体を貯留する貯留部と、前記粉体を前記貯留部に層状に供給する供給部と、前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出する吐出部とを備える立体造形装置を制御する制御装置であって、立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御する制御部を備えるものである。
本発明によれば、立体造形物の造形精度を向上させることが可能となる。
図1は、実施の形態にかかる立体造形システムのハードウェア構成を例示する図である。 図2は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置のハードウェア構成を例示する上面図である。 図3は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置のハードウェア構成の一部を例示する側面図である。 図4は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置のハードウェア構成の一部を例示する斜視図である。 図5は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置が動作している状態を例示する図である。 図6は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置の内部的なハードウェア構成を例示する図である。 図7は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置において粉体の層上に造形液が吐出されている状態を例示する図である。 図8は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置において造形層が形成された状態を例示する図である。 図9は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置において造形層を含む層上に新たな粉体が供給されている状態を例示する図である。 図10は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置において新たな層がリコートされた状態を例示する図である。 図11は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置において造形液が吐出された粉体の状態を例示する図である。 図12は、実施の形態の第2の例にかかる造形装置のハードウェア構成の一部を例示する斜視図である。 図13は、実施の形態にかかる情報処理端末のハードウェア構成を例示する図である。 図14は、実施の形態にかかる立体造形システムの機能的構成を例示する図である。 図15は、実施の形態にかかる立体造形システムによる処理の流れを例示するフローチャートである。 図16は、実施の形態にかかる貯留部に粉体が供給される状態を例示する図である。 図17は、実施の形態にかかる立体造形システムにおいて、粉体としてステンレスを用いた場合における階層数と浸透部の厚さとの関係、及び階層数とリコート時に実際に増加させる層の厚さとの関係を例示するグラフである。 図18は、実施の形態にかかる立体造形システムにおいて、粉体としてステンレスを用いた場合における粉体情報を例示する図である。 図19は、実施の形態にかかる立体造形システムにおいて、粉体としてジルコニアを用いた場合における階層数と浸透部の厚さとの関係、及び階層数とリコート時に実際に増加させる層の厚さとの関係を例示するグラフである。 図20は、実施の形態にかかる立体造形システムにおいて、粉体としてジルコニアを用いた場合における粉体情報を例示する図である。
図1は、実施の形態にかかる立体造形システム1のハードウェア構成を例示する図である。立体造形システム1は、立体造形装置(以下、造形装置と略記する)11、情報処理端末12、及びネットワーク13を含む。
造形装置11は、バインダージェッティング方式の粉体積層造形法により任意の形状の立体造形物を形成する装置である。バインダージェッティング方式の粉体積層造形法とは、材料の粉体を容器内に所定量ずつ供給して粉体の層を形成する工程と、粉体を固化させる造形液を粉体に吐出して所定部分を固化させる工程とを繰り返すことにより、容器内で目的の立体造形物を製造する方法である。
情報処理端末12は、造形装置11を制御するための制御信号を生成する装置である。情報処理端末12は、汎用のコンピュータ、タブレット、スマートフォン等であり得るが、これらに限定されるものではない。
ネットワーク13は、造形装置11と情報処理端末12との間で信号の送受信を可能にする、周知又は新規なコンピュータネットワークである。
なお、図1においては1つの造形装置11と1つの情報処理端末12とがネットワーク13を介して接続されている例が示されているが、造形装置11及び情報処理端末12の数は複数であってもよい。
図2は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11のハードウェア構成を例示する上面図である。図3は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11のハードウェア構成の一部を例示する側面図である。図4は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11のハードウェア構成の一部を例示する斜視図である。図5は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11が動作している状態を例示する図である。
造形装置11は、貯留ユニット21、供給ユニット22、造形液貯蔵ユニット23、吐出ユニット24、及びメンテナンスユニット25を含む。
貯留ユニット21は、立体造形物を形成する粉体27を貯留するユニットであり、造形槽31、造形ステージ32、及びローラ33を含む。
造形槽31は、後述する供給ユニット22から供給された粉体27を貯留し、内部で立体造形物が形成される部材である。
造形ステージ32は、造形槽31の底部に配置され、Z方向に変位する部材である。造形ステージ32の昇降により造形槽31の容積が変化する。造形ステージ32は粉体27の層数の増加に伴い、下降していく。
ローラ33は、供給ユニット22から造形槽31内に供給された粉体27の表面を平坦にする部材である。ローラ33は、X方向に変位すると共に回転する。
供給ユニット22は、貯留ユニット21(造形槽31)に粉体27を供給するユニットであり、収容器41及びシャッタ42を含む。
収容器41は、粉体27を収容する容器である。収容器41の下端部には開口43が形成されている。収容器41は、後述する吐出ユニット24のキャリッジ61に固定され、キャリッジ61と共に変位する。
シャッタ42は、収容器41の開口43を開閉する部材である。シャッタ42の開放時間に応じて粉体27の造形槽31への供給量が調節される。
造形液貯蔵ユニット23は、粉体27を固化させる造形液55を貯蔵するユニットであり、タンク装着部材51及びタンク52を含む。
タンク装着部材51は、タンク52を着脱可能に固定する部材である。
タンク52は、内部に造形液55を貯蔵する部材である。本例では、複数のタンク52が設置されており、各タンク52には異なる造形液55が貯蔵されていてもよい。造形液としては、水を主成分としアルコール、エーテル、ケトン等を含有する水性媒体、脂肪族炭化水素、グリコールエーテル等のエーテル系溶剤、酢酸エチル等のエステル系溶剤、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、高級アルコールを含有する液体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。タンク52の内部は図示しない通路を介して後述する吐出ユニット24の吐出ヘッド62に連通している。
吐出ユニット24は、造形液55を貯留ユニット21(造形槽31)内の粉体27に吐出するユニットであり、キャリッジ61及び吐出ヘッド62を含む。
キャリッジ61は、供給ユニット22及び吐出ヘッド62を固定する部材である。キャリッジ61は、X方向と平行に設置された第1のレール71に連結され、第1のレール71に沿って(X方向に)変位する。第1のレール71の両端部は側板72に固定されている。側板72はスライダ73に固定されている。スライダ73は、Y方向と平行に設置された第2のレール74に連結され、第2のレール74に沿って(Y方向に)変位する。第2のレール74はZ方向に変位する。このような構造により、キャリッジ61は3次元的に移動することができる。キャリッジ61の移動に伴い、これに固定された供給ユニット22及び吐出ヘッド62が移動する。キャリッジ61及び供給ユニット22の動作を制御することにより、供給ユニット22から貯留ユニット21に供給される粉体27の総量を制御することができる。
吐出ヘッド62は、タンク52に貯蔵された造形液55を造形槽31内の粉体27に向かって吐出する部材である。吐出ヘッド62には下方を向いた複数のノズル64が形成されている。吐出ヘッド62とタンク52とは図示しない通路を介して連通している。本例では、2つの吐出ヘッド62が設置されている。各吐出ヘッド62から夫々異なる造形液55が吐出されてもよい。
メンテナンスユニット25は、吐出ユニット24のメンテナンスを行うユニットであり、キャップ81及びワイパ82を含む。
キャップ81は、吐出ヘッド62のノズル64が形成されている面と密着し、ノズル64から造形液55を吸引する。これにより、ノズル64に詰まった粉体27、高濃度化した造形液55を除去することができる。また、造形液55の吐出が行われていないときにノズル64をキャップ81で覆うことにより、粉体27のノズル64への混入や造形液55の乾燥を防ぐことができる。
ワイパ82は、吐出ヘッド62のノズル64が形成されている面を払拭する部材である。
上記貯留ユニット21、供給ユニット22、造形液貯蔵ユニット23、吐出ユニット24、及びメンテナンスユニット25は、情報処理端末12からの制御信号に基づいて制御される。例えば、粉体27の造形槽31への供給、キャリッジ61の移動、造形液55の吐出、吐出する造形液55の種類の選択、メンテナンスの実行等が制御信号に基づいて制御される。造形装置11が動作することにより、図5に示すように、造形槽31の上層部に粉体27の層35が形成され、この層35上に造形液55を吐出することにより、粉体27が固化した造形層36が形成される。各層35の造形層36が積層されることにより、目的とする立体造形物が形成される。
図6は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11の内部的なハードウェア構成を例示する図である。
造形装置11の制御部100は、主制御部100Aを含む。主制御部100Aは、造形装置11全体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)101、CPU101を制御するプログラム及びその他の固定データを格納するROM(Read Only Memory)102、及び制御信号等を一時的に格納するRAM(Random Access Memory)103を含む。
制御部100は、不揮発性メモリ(NVRAM: Non Volatile RAM)104、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、外部I/F(Interface)106、及びI/O(Input/Output)107を含む。NVRAM104は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するためのメモリである。ASIC105は、立体造形データに対する画像処理、その他装置全体を制御するための入出力信号の処理等を行う。外部I/F106は、情報処理端末12から出力される制御信号を受信する。I/O107は、温湿度センサ122等の各種センサの検知信号を取り込む。
制御部100は、吐出ヘッド62の駆動を制御するヘッド駆動制御部108を含む。制御部100は、キャリッジ61をX方向に移動させるX方向走査機構131を駆動するモータ駆動部110、キャリッジ61をY方向に移動させるY方向走査機構132を駆動するモータ駆動部111、及びキャリッジ61をZ方向に移動させるZ方向昇降機構133を駆動するモータ駆動部112を含む。
制御部100は、造形ステージ32を昇降させるモータ134を駆動するモータ駆動部114、ローラ33をX方向に沿って往復動させるモータ135を駆動するモータ駆動部115、及びローラ33を回転させるモータ136を駆動するモータ駆動部116を含む。
制御部100は、メンテナンスユニット25を駆動するメンテナンス駆動部117を含む。
制御部100は、供給ユニット22(シャッタ42)を駆動する供給駆動部118を含む。
I/O107には、環境条件としての温度及び湿度を検出する温湿度センサ122からの検知信号等が入力される。制御部100には、造形装置11に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル121が接続されている。
図7〜図10は、立体造形物を形成する手順を示している。図7は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11において粉体27の層35上に造形液55が吐出されている状態を例示する図である。
図8は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11において造形層36が形成された状態を例示する図である。図8において、造形液55が吐出された部分が固化して造形層36が形成された状態が示されている。
図9は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11において造形層36を含む層35上に新たな粉体27が供給されている状態を例示する図である。図9において、供給ユニット22内の粉体27が造形槽31内に供給されている状態が示されている。このとき、造形ステージ32は、造形層36を含む層35の上面から造形槽31の上端部までの長さがtとなるように、矢印Z1方向へ下降する。tは、1つの層35の厚さである。その後、供給ユニット22は粉体27を落下させながら図中右方向へ移動し、ローラ33は粉体27の上面を平坦にするために回転しながら造形槽31の上面を図中右方向へ移動する。
図10は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11において新たな層35がリコートされた状態を例示する図である。図10において、ローラ33が造形槽31の上面を図中右端まで移動することにより、造形層36を含む層上に新たな層35がリコートされた状態が示されている。
図11は、実施の形態の第1の例にかかる造形装置11において造形液55が吐出された粉体27の状態を例示する図である。本例では、300×300dpi(約85μm相当)のピッチで二次元画像データを作成し、当該データに基づいて粉体27に造形液55の滴29を吐出して着弾させたときの浸透状態を示している。1滴の滴29の量は1層の層35の厚さt(例えば100μm)にちょうど浸透する量であることが好ましい。この滴量は実験的に求めることが可能である。例えば、ガラス基板上に100μmの厚さで敷き詰めた粉体27上に滴29を滴下する。このとき、滴下された面とは反対側の面をカメラで観察することにより、滴29が100μmの厚さに浸透したか否かを判断することができる。このような実験を、滴量を変化させて繰り返すことにより、100μmの厚さにちょうど浸透する滴量を求めることができる。
図12は、実施の形態の第2の例にかかる造形装置11のハードウェア構成の一部を例示する斜視図である。図12に示す第2の例と図2〜5に示す第1の例とでは、粉体27を造形槽31,93に供給する機構が異なる。第2の例にかかる構成は、貯留・供給ユニット91を含む。
貯留・供給ユニット91は、供給槽92、造形槽93、余剰受け槽94、供給ステージ95、造形ステージ96、及びローラ97を含む。
供給槽92は、造形槽93に搬送する粉体27を貯留する部材である。
造形槽93は、供給槽92から搬送された粉体27を貯留し、内部で立体造形物が形成される部材である。
余剰受け槽94は、供給槽92及び造形槽93からこぼれた余剰の粉体27を受ける部材である。
供給ステージ95は、供給槽92の底部に設置され、Z方向と平行な方向に変位する。供給ステージ95は粉体27の供給時に上昇し、粉体27を供給槽92の上端部より上に押し上げる。
造形ステージ96は、造形槽93の底部に設置され、Z方向と平行な方向に変位する。造形ステージ96は粉体27の供給時に下降し、供給槽92から搬送されてくる粉体27を造形槽93内に受け入れられるようにする。
ローラ97は、Y方向に沿って往復動すると共に、回転する部材である。ローラ97は粉体27の供給時にY方向に移動し、供給槽92の上に持ち上げられた粉体27を造形槽93に搬送する。このとき、ローラ97が回転することにより、造形槽93内の粉体27の表面が平坦化される。
粉体27の造形槽93への供給量は、供給ステージ95の上昇量及び造形ステージ96の下降量等より調節することができる。また、造形槽93に供給される粉体27の総量は、供給ステージ95の上昇量、造形ステージ96の下降量、及びローラ97の往復動の回数等により調整することができる。
上記第2の例のような構成であっても、上記図1〜5に示す第1の例と同様に立体造形物を形成することができる。
図13は、実施の形態にかかる情報処理端末12のハードウェア構成を例示する図である。情報処理端末12は、CPU201、ROM202、RAM203、入力デバイス204、出力デバイス205、通信I/F206、及びバス207を含む。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムに従ってRAM203をワーキングエリアとして所定の演算処理を行う。入力デバイス204は、外部から情報を入力するためのデバイスであり、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等である。出力デバイス205は、内部で生成した情報を外部に出力するためのデバイスであり、例えばディスプレイ等である。通信I/F206は、ネットワーク13を介して造形装置11等との間で信号の送受信を可能にするデバイスである。
図14は、実施の形態にかかる立体造形システム1の機能的構成を例示する図である。造形装置11は、貯留部501、供給部502、及び吐出部503を含む。情報処理端末12は、生成部511、補正部512、及び記憶部513を含む。
貯留部501は、供給された粉体27を貯留し、内部で立体造形物が形成される。貯留部501は、図2〜5に示す第1の例にかかる造形槽31、図12に示す第2の例にかかる造形槽93等により実現することができるが、これに限られるものではない。
供給部502は、情報処理端末12からの制御信号に応じて粉体27を貯留部501に供給する。供給部102は、第1の例にかかる供給ユニット22、第2の例にかかる供給槽92、供給ステージ95、ローラ97等により実現することができるが、これに限られるものではない。
吐出部503は、情報処理端末12から出力される制御信号に応じて貯留部501内の粉体27に造形液55を吐出する。吐出部503は、第1の例にかかる造形液貯蔵ユニット23、吐出ユニット24等により実現することができるが、これに限られるものではない。
生成部511は、供給部502及び吐出部503を制御するための制御信号を生成する。制御信号は、記憶部513に記憶されている造形データ510及び粉体情報521に基づいて生成される。造形データ510は、目的とする立体造形物の形状を示す情報であり、立体造形物の設計上の厚さ(粉体27の積層方向の長さ)を含む。造形データ510は、例えばSTL(Standard Triangulated Language)形式、VRML(Virtual Reality Modeling Language)形式等の3D−CAD(3-dimensional Computer Aided Design system)用データ等であり得る。造形データ510は、例えば立体造形物の2次元設計図、3次元スキャンデータ等から生成され得る。造形データ510の取得方法は特に限定されるべきものではない。造形データ510は、例えばユーザによる入力操作、他のデバイスからの入力、記憶媒体からの読み込み等により取得され得る。生成部511は、上記CPU201、ROM202に記憶された制御プログラム、作業領域として機能するRAM203、適宜なロジックIC(Integrated Circuit)等の協働等により実現することができるが、これに限られるものではない。
補正部512は、記憶部513に記憶されている粉体情報521に基づいて、造形データ510を補正する。粉体情報521は、造形液55の浸透による粉体27の層35の厚さの変化を示す情報である。粉体情報521は、粉体27の種類毎に複数作成されていることが望ましい。補正部512は、造形データ510及び粉体情報521に基づいて、造形液55の吐出後における層35の厚さの縮小量を補うように、供給部502から貯留部501に供給される粉体27の総量を補正する。補正部512は、粉体情報521に基づいて造形液55の吐出後における層35の厚さの縮小量を補うように造形データ510を補正する。補正部512は、例えば目的とする立体造形物の設計上の厚さを増加させるように造形データ510を補正する。補正部512は、上記CPU201、ROM202に記憶された制御プログラム、作業領域として機能するRAM203、適宜なロジックIC(Integrated Circuit)等の協働等により実現することができるが、これに限られるものではない。
記憶部513は、造形データ510、粉体情報521、及びその他の適宜な情報を記憶する。ROM202、一時的な記憶領域として機能するRAM203等により実現することができるが、これに限られるものではない。図14においては、粉体情報521が情報処理端末12内に保持されているように記載されているが、粉体情報521は情報処理端末12外の記憶装置に保持されていてもよい。
生成部511及び補正部512の機能(造形データ510を取得又は生成する機能を含む)を実現する制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供され得る。
制御プログラムをインターネット等のネットワーク13に接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク13経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。制御プログラムをネットワーク13経由で提供又は配布するように構成してもよい。制御プログラムをROM202等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
制御プログラムは上記各機能部(生成部511及び補正部512)を含むモジュール構成であってもよい。この場合、CPU201がROM202から制御プログラムを読み出して実行することにより、各機能部がRAM203上に生成される。
図15は、実施の形態にかかる立体造形システム1による処理の流れを例示するフローチャートである。情報処理端末12は目的とする立体造形物の造形データ510を読み込み(S101)、使用する粉体27に適合する粉体情報521を抽出する(S102)。情報処理端末12は粉体情報521に基づいて、造形液55の吐出後における層35の縮小量を補うように、貯留部501に供給する粉体27の総量又は造形データ510を補正する(S103)。
情報処理端末12はステップS103による補正結果に基づいて、供給部502及び吐出部503を制御するための制御信号を生成し(S104)、制御信号を造形装置11に送信する(S105)。
造形装置11は制御信号を受信すると(S106)、制御信号に基づいて粉体27を貯留部501に供給し(S107)、貯留部501内の粉体27に造形液55を吐出する(S108)。その後、造形装置11は造形液55の吐出が完了したことを示す吐出完了信号を送信する(S109)。
情報処理端末12は吐出完了信号を受信すると(S110)、再度造形データ510の読み込みを行う(S101)。
図16は、実施の形態にかかる貯留部501に粉体27が供給される状態を例示する図である。第1の状態601は第1層目の層35Aの厚さが100μmであることを示している。本例では、リコート時に増加させる層の厚さの設計値を100μmとしている。
第2の状態602は第1層目の層35A上に造形液55を吐出した後の状態である。第1層目の層35Aに造形液55が浸透した部分である第1の浸透部651Aの厚さが縮小している。本例では、100μmの厚さが66.7μmに縮小している。
第3の状態603は第2の状態602の層35A上に第2層目の層35Bをリコートした状態である。このリコート時において、第1の浸透部651Aの厚さの縮小分33.3μmが補われることにより、第1層目の層35A及び第2層目の層35Bの合計の厚さは200μmとなる。
第4の状態604は第2層目の層35B上に造形液55を吐出した後の状態である。第2層目の層35Bに造形液55が浸透した部分である第2の浸透部651Bの厚さが縮小している。本例では、133.3μmの厚さが88.9μmに縮小している。
第5の状態605は第4の状態604の層35B上に第3層目の層35Cをリコートした状態である。このリコート時において、第1及び第2の浸透部651A,651Bの厚さの合計の縮小分44.5μmが補われることにより、第1〜3層目の層35A,35B,35Cの合計の厚さは300μmとなる。
第6の状態606は第3層目の層35C上に造形液55を吐出した後の状態である。第3層目の層35Cに造形液55が浸透した部分である第3の浸透部651Cの厚さが縮小している。本例では、144.5μmの厚さが96.3μmに縮小している。
第7の状態607は第n層目の層35Nをリコートした状態である。このリコート時において、第1〜第(n−1)の浸透部651A,651B,・・の合計の縮小分50μmが補われることにより、第1〜第n層目の層35A〜35Nの合計の厚さは(100×n)μmとなる。
第8の状態608は第n層目の層35N上に造形液55を吐出した後の状態である。第n層目の層35Nに造形液55が浸透した部分である第nの浸透部651Nの厚さが縮小している。本例では、150μmの厚さが100μmに縮小している。
上記のように、積層関係にある複数の浸透部651A〜651Nの各厚さ(66.7μm,88.9μm,96.3μm,・・,100μm)は階層が高まるにつれて増加し、リコート時に増加させる層の厚さの設計値100μmに漸近する。
図17は、粉体27としてステンレスを用いた場合における、階層数と浸透部651A〜651Nの厚さとの関係、及び階層数とリコート時に実際に増加する層35A〜35Nの厚さとの関係を例示するグラフである。第1の漸近線701は階層数と浸透部651A〜651Nの厚さとの関係を示している。第2の漸近線702は階層数とリコート時に実際に増加する層35A〜35Nの厚さとの関係を示している。
第1の漸近線701が示すように、浸透部651A〜651Nの厚さは階層数の増加に伴い、リコート時に増加する層の厚さの設計値100μmに漸近する。本例では、階層数が5に達したときに浸透部651A〜651Nの厚さが略100μmに達し、その後ほとんど変化しない。これに伴い、第2の漸近線702が示すように、階層数が5に達したときに、リコート時に実際に増加させる層35A〜35Nの厚さが略150μmに達し、その後ほとんど変化しない。このことから、第5層目以降においては、粉体27の縮小による影響が一定となることがわかる。
浸透部651A〜651Nがどの程度縮小するかは、リコート時における粉体密度ρ(空間率ε=1−ρ)及び造形液吐出後における粉体密度ρ(空間率ε=1−ρ)により規定される。粉体27としてステンレスを用いた場合、ρ=40%(ε=60%)、ρ=60%(ε=40%)である。このような造形液55の浸透による粉体27の密度上昇が層35A〜35Nの厚さ方向の変化によって現れる場合(実際には重力の影響により厚さ方向の変化が支配的となる)、例えば第2の状態602に示すように、厚さ100μmは約66.7μmとなる。同様に、第4の状態604に示すように、厚さ133.3μmは約88.9μmとなる。そして、所定の階層数(本例では5)に達したときに、浸透部35Nの厚さはリコート時に増加させる厚さの設計値100μmと略同値となる。
t(100μm)を各層35A〜35Nの設計上の厚さ(1層の設計上の厚さ)とし、tを造形液吐出後の各層35A〜35N(浸透部651A〜651N)の厚さ(1層の実際の厚さ)とするとき、層35A〜35Nの収縮率kをk=t/tと定義することができる。t=tとなるためには、t/k=t/tの厚さがリコート後(造形液吐出前)にあればよい(k(t/t)=t)。
第n層目の造形液吐出後の層35A〜35N(浸透部651A〜651N)の厚さ(1層の実際の厚さ)tは下記式(1)で表される。
Figure 2017065251
nは1,2,3,・・,mの整数であり、mは全積層(階層)数である。
複数の層35A〜35Nにわたって造形液55が吐出されることにより形成される全層の厚さ(立体造形物全体の実際の厚さ)tは下記式(2)で表される。
Figure 2017065251
従って、積層されて形成された立体造形物全体の厚さの縮小量(全縮小量)は、m×tとtとの差分となる。全縮小量を立体造形物全体の設計上の厚さに加算することにより、造形液55の浸透による粉体27の縮小を補うことができる。全縮小量の加算の仕方は特に限定されるものではない。例えば、全縮小量を均等に分配して(全階層数で除算して)各層の立体造形物の厚さの設計値に加算してもよいし、全縮小量を、層毎に異なる縮小量を補うように、各層の立体造形物の厚さの設計値に分配して加算してもよい。
図18は、粉体27としてステンレスを用いた場合における粉体情報521Aを例示する図である。mは、総積層数を示し、本例では10層である。tは、リコート時に増加させる1層の厚さの設計値(1層厚)を示し、本例では100μmである。設計厚mtは、目的とする立体造形物全体の設計上の厚さを示し、本例では10×100=1000μmである。tは、厚さtの層に造形液55を吐出した後の厚さ(実際の厚さ)を示し、本例では66.6μmである。kは、造形液の浸透による層の収縮率を示し、本例ではt/t=0.666である。nは、階層数を示す。tは、各階層における浸透部651A〜651Nの厚さの近似値である。tは、立体造形物全体の実際の厚さを示し、式(2)により算出される値である。tの第二項は、各階層における式(2)の第二項の値を示す。tの第一項は、式(2)の第一項の値を示し、本例では5500である。tの第二項の和は、式(2)の第二項の和の値を示し、本例では4074である。
図18において、設計厚との差分は、設計厚(立体造形物全体の設計上の厚さ)mt:1000μmと立体造形物全体の実際の厚さt:950μmとの差分を示し、本例では50μmである。この差分50μmを設計厚1000μmに加算するように、造形データ510を補正することが好ましい。また、差分50μmを補うために、供給部502から貯留部501に供給される粉体27の総量が制御される。粉体27の総量の制御の仕方は特に限定されるべきものではないが、例えば、図2〜図11に示す第1の例に係る構成においては、制御部100は、キャリッジ61及び供給ユニット22の動作を制御することにより、差分50μmが補われるように粉体27の供給回数を増減させてもよい。これにより、最終的に得られる立体造形物全体の厚さが設計厚mt:1000μmとなる。
図19は、粉体27としてジルコニアを用いた場合における、階層数と浸透部651A〜651Nの厚さとの関係、及び階層数とリコート時に実際に増加する層35A〜35Nの厚さとの関係を例示するグラフである。図20は、粉体27としてジルコニアを用いた場合における粉体情報521Bを例示する図である。本例では、差分180μmを設計厚mt:1500μmに加算するように、造形データ510が補正される。
本ジルコニアの例においても、図17に示すステンレスの例と同様に、浸透部651A〜651Nの厚さは階層数の増加に伴い、リコート時に増加する層の厚さの設計値100μmに漸近する。しかし、本ジルコニアの例においては、図19及び図20に示すように、浸透部651A〜651Nの厚さが略100μmに達するのは階層数が12に達したときである。このとこから、ジルコニアを用いる場合には、第12層目以降において粉体27の縮小による影響が一定となることがわかる。
上記のように、粉体27の種類により漸近線の特徴が変化し、粉体27の縮小による影響が変化する。従って、粉体27の種類毎に複数の粉体情報521を準備しておき、使用する粉体27に応じて適切な粉体情報521を使用することにより、適切な補正処理を実行することが可能となる。
図18及び図20に示す粉体情報521A,521Bは例示であって、粉体情報521はこれらに限られるものではない。例えば、粉体情報521は粉体27と造形液55との組み合わせ毎に作成されてもよい。1つの粉体27に対して複数の造形液55が使用され得る場合に有効である。また、粉体情報521は温度、湿度等の環境情報と関連付けて作成されてもよい。粉体27の収縮率k(密度)の変化が環境に応じて大きく変化する場合に有効である。
以上のように、本実施の形態によれば、造形液55の浸透による層35の縮小による弊害を防止し、立体造形物の造形精度を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図するものではない。この新規な実施の形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施の形態及びその変形は発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 立体造形システム
11 立体造形装置(造形装置)
12 情報処理端末
13 ネットワーク
21 貯留ユニット
22 供給ユニット
23 造形液貯蔵ユニット
24 吐出ユニット
25 メンテナンスユニット
27 粉体
31,93 造形槽
32,96 造形ステージ
33,97 ローラ
35,35A,35B,35C,35N 層
36 造形層
41 収容器
42 シャッタ
43 開口
51 タンク装着部材
52 タンク
55 造形液
61 キャリッジ
62 吐出ヘッド
64 ノズル
71 第1のレール
72 側板
73 スライダ
74 第2のレール
81 キャップ
82 ワイパ
91 貯留・供給ユニット
92 供給槽
94 余剰受け槽
95 供給ステージ
100 制御部
100A 主制御部
101,201 CPU
102,202 ROM
103,203 RAM
104 NVRAM
105 ASIC
106 外部I/F
107 I/O
108 ヘッド駆動制御部
110〜116 モータ駆動部
117 メンテナンス駆動部
118 供給駆動部
131 X方向走査機構
132 Y方向走査機構
133 Z方向昇降機構
134〜136 モータ
204 入力デバイス
205 出力デバイス
206 通信I/F
207 バス
501 貯留部
502 供給部
503 吐出部
510 造形データ
511 生成部
512 補正部
513 記憶部
521,521A,521B 粉体情報
651A,651B,651C,651N 浸透部
701 第1の漸近線
702 第2の漸近線
特許第5471939号公報

Claims (11)

  1. 粉体を貯留する貯留部と、前記粉体を前記貯留部に層状に供給する供給部と、前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出する吐出部とを備える立体造形装置を制御する制御装置であって、
    立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御する制御部、
    を備える立体造形装置の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記粉体情報に基づいて、前記造形液の吐出後における前記層の厚さの縮小量を補うように前記造形データを補正する、
    請求項1に記載の立体造形装置の制御装置。
  3. 前記造形データは、前記立体造形物の設計上の厚さを含み、
    前記制御部は、前記粉体情報に基づいて前記造形液の浸透により縮小される前記立体造形物の実際の厚さを算出し、前記設計上の厚さと前記実際の厚さとの差分を前記設計上の厚さに加算する、
    請求項2に記載の立体造形装置の制御装置。
  4. 前記粉体情報は、前記層毎に前記縮小量を示す情報を含み、
    前記制御部は、前記各層で生ずる前記縮小量が前記各層で補われるように、前記各層における前記設計上の厚さを補正する、
    請求項3に記載の立体造形装置の制御装置。
  5. 前記制御部は、前記立体造形物全体の厚さの縮小量である全縮小量を前記層の階層数で除算した値を前記各層における前記設計上の厚さに加算する、
    請求項3に記載の立体造形装置の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記粉体の種類毎に作成された複数の前記粉体情報を記憶する記憶部から使用中の前記粉体に対応する前記粉体情報を抽出し、抽出された前記粉体情報に基づいて前記造形データを補正する、
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の立体造形装置の制御装置。
  7. 前記制御部は、第n層目の前記実際の厚さtを式(1)により算出し、前記立体造形物全体の前記実際の厚さtを式(2)により算出する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の立体造形装置の制御装置。
    Figure 2017065251
    Figure 2017065251
    式(1)及び式(2)に含まれる文字は下記を意味する。
    m:全層数、t:前記立体造形物の1層の設計上の厚さ、n:1以上m以下の正の整数、k:{(造形液吐出後の前記層の1層の厚さ)/t}
  8. 粉体を貯留する貯留部と、前記粉体を前記貯留部に層状に供給する供給部と、前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出する吐出部とを備える立体造形装置を制御する制御方法であって、
    立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御するステップ、
    を含む立体造形装置の制御方法。
  9. 粉体を貯留する貯留部と、前記粉体を前記貯留部に層状に供給する供給部と、前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出する吐出部とを備える立体造形装置を制御するコンピュータに、
    立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御する処理、
    を実行させる立体造形装置の制御プログラム。
  10. 粉体を貯留する貯留部と、
    前記粉体を前記貯留部に層状に供給する供給部と、
    前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出する吐出部と、
    立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御する制御部と、
    を備える立体造形システム。
  11. 粉体を貯留部に層状に供給するステップと、
    前記粉体を固化させる造形液を前記粉体に吐出するステップと、
    立体造形物の形状を示す造形データ、及び前記造形液の浸透による前記粉体の層の寸法の変化を示す粉体情報に基づいて、前記供給部から前記貯留部に供給される前記粉体の総量を制御するステップと、
    を含む立体造形物の製造方法。
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