JP2017064570A - 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法 - Google Patents

膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017064570A
JP2017064570A JP2015189419A JP2015189419A JP2017064570A JP 2017064570 A JP2017064570 A JP 2017064570A JP 2015189419 A JP2015189419 A JP 2015189419A JP 2015189419 A JP2015189419 A JP 2015189419A JP 2017064570 A JP2017064570 A JP 2017064570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
membrane
permeate
permeated
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015189419A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6577803B2 (ja
Inventor
正一 筒井
Shoichi Tsutsui
正一 筒井
将志 高宮
Masashi Takamiya
将志 高宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP2015189419A priority Critical patent/JP6577803B2/ja
Publication of JP2017064570A publication Critical patent/JP2017064570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6577803B2 publication Critical patent/JP6577803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

【課題】逆浸透膜を備える膜分離装置で原水をろ過する処理において、原水にスケール防止剤やスライム防止剤等を添加しなくても、逆浸透膜のスケール発生を抑制することが可能な膜処理装置を提供する。【解決手段】原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜を備えた膜分離装置12と、膜分離装置12に前記原水を供給するための原水供給ライン16と、膜分離装置12から前記透過水を排出するための透過水ライン18と、透過水ライン18を流れる前記透過水を貯留する透過水槽14と、膜分離装置12から前記濃縮水を排出するための濃縮水ライン20と、透過水槽14内の前記透過水を処理水として、膜分離装置12に原水供給側から供給するための処理水供給ライン22と、膜分離装置12への原水の供給を停止させた状態で、処理水供給ライン22を介した膜分離装置12への前記処理水の供給を開始する制御装置32と、を備える膜処理装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、逆浸透膜を使用した膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法の技術に関する。
逆浸透膜(以下、RO膜と称する場合がある)を備える膜分離装置(以下RO装置と称する場合がある)は、原水を不純物含量が低下した透過水と、不純物含量が増大した濃縮水とに分離するものであるが、濃縮水中のシリカ、アルミニウム、硬度成分等のスケール成分が高くなると、これらが逆浸透膜に析出してろ過速度を低下させるという問題がある。
従来、RO装置においては、シリカ等の析出を防止するために、回収率(透過水/原水)を下げた状態で運転することが一般的に行われている。或いは、原水にスケール分散剤やスライム防止剤を添加して、シリカ等の析出を防止することが行われている。
例えば、特許文献1には、シリカ及び硬度成分を含む原水に、ポリカルボン酸とホスホン酸とを含むスケール分散を添加し、その原水をRO装置に供給して、透過水と濃縮水とに分離する方法であって、原水のpHを調整して、濃縮水のランゲリア指数を0.3以下に制御し、透過水の回収率を調整して濃縮水のシリカ濃度を150mgSiO/L以下に維持する方法が開示されている。特許文献1の方法によれば、透過水の水質低下を抑えながら透過水の流量の減少を抑制することが可能となる。
特開2012−183472号公報
しかし、特許文献1のように原水にスケール分散剤を添加したり、スライム防止剤等を添加したりすると、それらが透過水側に流出する場合があり、飲料水や純水製造等においては、支障が生じるおそれがある。
本発明の目的は、逆浸透膜を備える膜分離装置で原水をろ過する処理において、原水にスケール防止剤やスライム防止剤等を添加しなくても、シリカや硬度成分等のスケール成分が逆浸透膜に析出することを抑制する、すなわち逆浸透膜のスケール発生を抑制することが可能な膜処理装置、膜処理方法を提供することにある。
本発明の膜処理装置は、原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜を備えた膜分離装置と、前記膜分離装置に前記原水を供給するための原水供給ラインと、前記膜分離装置から前記透過水を排出するための第1透過水ラインと、前記第1透過水ラインを流れる前記透過水を貯留する透過水槽と、前記膜分離装置から前記濃縮水を排出するための濃縮水ラインと、前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給するための処理水供給ラインと、前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記処理水供給ラインを介した前記膜分離装置への前記処理水の供給を開始する第1制御手段と、を備える。
また、前記膜処理装置において、前記第1透過水ラインから分岐して、前記透過水を前記透過水槽以外の場所へ排出するための第2透過水ラインと、前記処理水を前記膜分離装置に供給した際に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記第2透過水ラインに所定量送液する第2制御手段と、前記所定量送液後に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記第1透過水ラインへ送液する第3制御手段と、を備えることが好ましい。
また、本発明の飲料用水製造装置は、上記膜処理装置と、前記第1透過水ラインから前記透過水槽へ流れる前記透過水に塩素を添加する塩素添加手段と、前記処理水供給ラインを流れる前記処理水中の塩素を除去する塩素除去手段と、を備える。
また、本発明の膜処理方法は、逆浸透膜を備えた膜分離装置に原水を供給して、透過水と濃縮水とに分離し、前記透過水を透過水槽に供給するろ過工程と、前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給する処理水供給工程と、を有する。
また、前記膜処理方法において、前記処理水供給工程の際に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記透過水槽以外の場所に所定量送液する工程と、前記所定量送液後に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記透過水槽へ送液する工程と、を備えることが好ましい。
また、本発明の飲料用水製造方法は、逆浸透膜を備えた膜分離装置に原水を供給して、透過水と濃縮水とに分離し、前記透過水を透過水槽に供給するろ過工程と、前記透過水槽に供給される前記透過水に塩素を添加する塩素添加工程と、前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給する処理水供給工程と、前記処理水供給工程において、前記処理水を前記膜分離装置に供給する際に、前記処理水中の塩素を除去する塩素除去工程と、を備える。
本発明によれば、逆浸透膜を備える膜分離装置で原水をろ過する処理において、原水にスケール防止剤やスライム防止剤等を添加しなくても、シリカや硬度成分等のスケール成分が逆浸透膜に析出することを抑制する、すなわち逆浸透膜のスケール発生を抑制することが可能となる。
本実施形態に係る膜処理装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る膜処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る飲料用水製造装置の構成の他の一例を示す模式図である。 飲料用水製造装置の構成を示す模式図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る膜処理装置の構成の一例を示す模式図である。図1に示す膜処理装置1は、原水槽10、逆浸透膜を備える膜分離装置12、透過水槽14を備えている。また膜処理装置1は、原水供給ライン16、透過水ライン(第1透過水ライン)18、濃縮水ライン20、処理水供給ライン22、処理水移送ライン24を備えている。
原水供給ライン16の一端は原水槽10に接続され、他端は膜分離装置12の原水入口(一次側入口)に接続されている。また、透過水ライン18の一端は膜分離装置12の透過水出口(二次側出口)に接続されており、他端は透過水槽14に接続されている。また、濃縮水ライン20の一端は、膜分離装置12の濃縮水出口(一次側出口)に接続されており、他端は、例えば系外のタンク等(不図示)に接続されている。処理水供給ライン22の一端は透過水槽14に接続され、他端は原水供給ライン16に接続されている。処理水移送ライン24の一端は透過水槽14に接続され、他端は、例えば系外の貯水タンク等(不図示)に接続されている。
図1に示す膜処理装置1は、原水ポンプ26、処理水供給ポンプ28、処理水移送ポンプ30、第1バルブ〜第5バルブ(V1,V2,V3,V4,V5)を備えている。第1バルブV1及び原水ポンプ26は、原水供給ライン16に設置され、第2バルブV2は透過水ライン18に設置され、第3バルブV3及び処理水供給ポンプ28は処理水供給ライン22に設置され、第4バルブV4は濃縮水ライン20に設置され、第5バルブV5及び処理水移送ポンプ30は処理水移送ライン24に設置されている。
図1に示す膜処理装置1は、制御装置32を備えている。制御装置32は、各ポンプ及び各バルブと電気的に接続されており、各ポンプの作動・停止、各バルブの開閉等を制御し、流体(原水、透過水(処理水)、濃縮水)の供給・停止を制御する機能を有する。制御装置32は、複数の制御部から構成された制御ユニットでもよく、各制御部に対応したポンプやバルブの制御を行うものでもよい。
膜分離装置12は、逆浸透膜を介して原水を濃縮水と透過水とに分離する装置である。膜分離装置12は、逆浸透膜を備えた単一のモジュールから構成されていてもよいし、逆浸透膜を備えたモジュールを並列、直列、又はそれらを組み合わせた複数のモジュールから構成されていてもよい。膜分離装置12の形態としては、特に限定されないが、スパイラル型、内圧中空糸型、平膜型、チューブラー型などが挙げられる。
逆浸透膜の素材としては、特に制限されるものではなく、例えば、酢酸セルロース系ポリマー、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミド、ピニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリスルホンなどの高分子材料等が挙げられる。逆浸透膜の膜厚は、例えば、150μm以上〜170μm以下である。逆浸透膜の細孔径は、例えば、0.5nm以上〜0.7nm以下である。
原水槽10に流入する原水は、例えばシリカ、硬度成分(カルシウム、マグネシウム等)等のスケール成分を含む原水、具体的には、工業用水、水道水、地下水(井戸水、湧水、伏流水等)、地表水(河川水、湖沼水等)等である。本実施形態の膜処理装置1は、特に高濃度のシリカ含有水、例えば50mgSiO/L以上のシリカ含有水に対しても、逆浸透膜のスケール発生を抑制しながら適切な処理が可能である。
本実施形態に係る膜処理装置1の動作について説明する。
膜処理装置1では、膜分離装置12により原水を透過水と濃縮水とに分離するろ過工程、得られた透過水を処理水として、膜分離装置12に原水供給側から供給する処理水供給工程(以下、置換工程と称する)等を組み合わせた処理が行われる。例えば、ろ過工程→置換工程→ろ過工程→置換工程・・・等の処理が行われる。また、膜処理装置1の稼働を停止する待機工程を設けても良く、例えば、ろ過工程→置換工程→待機工程→ろ過工程・・・の処理が行われても良い。ろ過工程、置換工程、待機工程の組み合わせは上記に制限されるものではない。以下、ろ過工程、待機工程、置換工程について説明する。
<ろ過工程>
ろ過工程は原水槽10の水位及び透過水槽14の水位に基づいて行われることが望ましい。例えば、原水が導入される原水槽10の水位が所定水位を越え、透過水が導入される透過水槽14の水位が所定水位未満である場合に、制御装置32により、原水ポンプ26が稼働され、第1バルブV1、第2バルブV2、第4バルブV4が開放される。そして、原水が原水槽10から原水供給ライン16を介して膜分離装置12に所定の操作圧力で供給され、逆浸透膜によって、シリカ等のスケール成分が分離される。これにより、原水は逆浸透膜を透過してシリカ等のスケール成分等が低減した透過水と、逆浸透膜を透過せず、シリカ等のスケール成分等が増加した濃縮水とに分離される。透過水は透過水ライン18を通り、透過水槽14に貯留され、濃縮水は濃縮水ライン20から系外へ排出される。ろ過工程を継続することで、透過水槽14の水位が所定水位を越えた場合には、制御装置32により、処理水移送ポンプ30が稼働され、第5バルブV5が開放されて、透過水槽14内の透過水が処理水として系外へ排出されることが望ましい。また、原水槽10の水位が所定水位未満となり、或いは透過水槽14の水位が所定未満となった場合には、制御装置32により、稼働していたポンプが停止され、開放されていたバルブが閉じられ、ろ過工程が終了されることが望ましい。ろ過工程終了後、後述する待機工程や置換工程に移行される。ろ過工程におけるポンプの稼働・停止、バルブの開閉は、原水槽10及び透過水槽14の水位に基づいて行われる場合に制限されるものではなく、例えば時間に基づいて行われても良い。
膜分離装置12は、市販の逆浸透膜モジュールを使用することができる。これらの逆浸透膜モジュールは、膜の素材や用途等により、超定圧タイプ、低圧タイプ、高圧タイプなど、RO膜の適正圧力条件が定められている。したがって、膜分離装置12に供給する原水の操作圧力は、通常定められている操作圧力で運転すればよい。
<待機工程>
制御装置32により、各ポンプの稼働が停止された状態、及び各バルブが閉じられた状態が維持され、膜処理装置1の稼働が停止される。具体的には、原水槽10の水位が低状態のとき、透過水槽14の水位が高状態のとき、原水ポンプ26の異常時、膜処理装置10の圧力異常時に行われる。また、これらの状態の他、ろ過工程を一定時間行った後、待機工程を行うようにしてもよい。
<置換工程(処理水供給工程)>
ろ過工程後、制御装置32により、処理水供給ポンプ28が稼働され(その他のポンプは停止)、第2バルブV2、第3バルブV3、第4バルブV4が開放される(その他のバルブは閉じられる)。これにより、膜分離装置への原水の供給が停止された状態で、処理槽内の透過水(処理水)が処理水供給ライン22、原水供給ライン16を介して膜分離装置12に所定の操作圧力で供給される。
膜分離装置12内の透過水(処理水)の一部は、逆浸透膜を透過して透過水ライン18側へ、残りは濃縮水ライン20側へ流れる。これにより、膜分離装置12内の濃縮水が、シリカ等のスケール成分をほとんど含まない透過水(処理水)で置換されるため、逆浸透膜のスケール発生が抑制される。また、濃縮水ライン20内の濃縮水も透過水(処理水)で置換されるため、濃縮水ライン20のスケール発生が抑制される。
置換工程により、膜分離装置12内や濃縮水ライン20内のシリカ等のスケール成分を処理水(透過水)で置換することが望ましい。置換工程は、例えば、処理水の供給量に基づいて行われることが望ましい。処理水供給量は、例えば、ろ過工程における原水供給量の2〜10%の範囲で設定されることが好ましい。例えば、置換工程開始後、膜分離装置12への処理水供給量が2〜10%の範囲で設定した閾値に達した段階で、制御装置32により第2バルブV2、第3バルブV3、第4バルブV4が閉じられ、処理水供給ポンプ28が停止され、置換工程が終了される。処理水供給量が原水供給量の2%未満では、膜分離装置12内や濃縮水ライン20内のシリカ等のスケール成分を処理水で十分に置換しきれない場合があり、10%を超えると、処理水の使用量が増加して、最終的に得られる処理水(透過水)の回収率が低下する場合がある。処理水の供給は、透過水槽14の水位に基づき上記範囲内の水量だけ供給してもよいし、処理水供給ポンプ28の流量に基づき上記範囲内の水量になるようポンプ28の稼働時間を定めて処理水を供給してもよい。また、膜分離装置12内や濃縮水ライン20内のシリカ等のスケール成分の濃度を測定し、測定値が予め設定した閾値以下となるまで、置換工程を行っても良い。
膜分離装置12の原水供給側に供給する処理水の操作圧力は、ろ過工程においては、逆浸透膜の物性等により適宜設定されるものであるが、置換工程においては、透過水を得ることが目的ではなく、膜分離装置12や濃縮水ライン20内のスケール成分を含有する水を処理水に置き換えることができればよいので、通常の操作圧力で運転する必要はない。例えば、RO膜の標準操作圧力である0.5〜1.5MPa等より低い圧力(例えば、0.1MPaなど)で運転することも可能である。
図2は、本実施形態に係る膜処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。図2に示す膜処理装置2において、図1に示す膜処理装置1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示す膜処理装置2は、透過水ライン(第1透過水ライン)18に接続された透過水排出ライン(第2透過水ライン)34を備える。透過水排出ライン34には第6バルブV6が設けられている。透過水排出ライン34は、透過水を透過水槽14以外の場所に排出するためのものである。図2に示す膜処理装置2では、透過水排出ライン34は、透過水ライン18から分岐して、系外へ延びる経路となっているが、透過水槽14(及び処理水移送ライン24)に流れる経路以外であれば特に制限されるものではなく、例えば、透過水ライン18から分岐して、原水槽10、処理水供給ライン22、或いは濃縮水ライン20等に接続される経路であってもよい。
図2に示す膜処理装置2によるろ過工程及び待機工程は前述した通りである。
<置換工程(処理水供給工程)>
ろ過工程後、制御装置32により、処理水供給ポンプ28が稼働され(その他のポンプは停止)、第3バルブV3、第4バルブV4、第6バルブV6が開放される(その他のバルブは閉じられる)。これにより、処理槽内の透過水(処理水)が処理水供給ライン22、原水供給ライン16を介して膜分離装置12に所定の操作圧力で所定量供給され、処理水の一部は、逆浸透膜を透過して透過水ライン18から透過水排出ライン34に送液される。置換工程の初期段階では、給水圧力が低い状態での運転により、膜分離装置12内に導入された処理水が脱塩されないまま逆浸透膜を透過するため、透過水槽14内の水質が悪化する場合がある。しかし、前述したように、所定の量、逆浸透膜を透過した処理水を透過水排出ライン34に送液することで、透過水槽14内の水質悪化を抑制することが可能となる。
透過水排出ライン34から排出される処理水量は、処理水の脱塩率、水回収率を向上させる観点等から、例えば、膜分離装置12への処理水通水量の0.1〜20%の範囲が好ましく、5〜10%の範囲がより好ましい。
所定時間経過後、制御装置32により、第3バルブV3及び第4バルブV4が開放されたまま、第6バルブV6が閉じられ、また第2バルブV2が開放される。これにより、逆浸透膜を透過した処理水(透過水)、すなわち脱塩された処理水が、透過水ライン18を通り、透過水槽14内に供給される。
図3は、本実施形態に係る飲料用水製造装置の構成の他の一例を示す模式図である。図3に示す飲料用水製造装置3は、膜処理装置2、塩素供給装置36、アルカリ剤供給装置38、塩素除去装置の一例としての活性炭塔40を備える。図3に示す膜処理装置2は、図2に示す膜処理装置2と同様の構成である。
塩素供給装置36は、塩素貯槽42、塩素供給ライン44、塩素供給ポンプ46を備えている。塩素供給ライン44の一端は、塩素貯槽42に接続され、他端は透過水ライン18に接続されている。塩素供給ポンプ46は塩素供給ライン44に設置されている。塩素貯槽42には、次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系化合物が貯留されている。
アルカリ剤供給装置38は、アルカリ剤貯槽48、アルカリ剤供給ライン50、アルカリ剤供給ポンプ52を備えている。アルカリ剤供給ライン50の一端は、アルカリ剤貯槽48に接続され、他端は透過水ライン18に接続されている。アルカリ剤供給ポンプ52はアルカリ剤供給ライン50に設置されている。アルカリ剤貯槽48には、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤が貯留されている。
活性炭塔40は処理水供給ライン22に設けられている。活性炭塔40内には、例えば活性炭が充填されていたり、活性炭フィルターが設置されていたりする。塩素除去装置として、活性炭塔40を例示するが、処理水中の塩素を除去することができるものであれば、活性炭塔40に制限されるものではない。
図3に示す飲料用水製造装置3では、井戸54内にポンプ56を設置し、ポンプ56により、井戸54内の井戸水を汲み上げ、その井戸水を原水として原水槽10に供給している。井戸水にはシリカを多く含む場合が多いため、逆浸透膜等にスケールが発生しやすいが、図3に示す飲料用水製造装置3でも、上記同様の置換工程を行うことで、逆浸透膜等のスケール発生を抑制することが可能となる。
図3に示す飲料用水製造装置3では、上記同様のろ過工程(及び待機工程)が行われる。しかし、透過水槽14内に貯留される透過水(処理水)は、飲料用水として使用されるため、例えば、ろ過工程中において、塩素供給装置36が稼働され、透過水に塩素が供給される。また、逆浸透膜を通過した透過水はpHが低下する場合があるため、アルカリ剤供給装置38が稼働され、透過水にアルカリ剤が添加されて、透過水のpH調整が行われることが望ましい。
添加する塩素は、飲料用水の場合、送水末端(水道水の蛇口等)で0.1mg/Lの残留塩素が存在するように、例えば、透過水槽14内の処理水の残留塩素を0.1〜1.2mg/Lの範囲とするのが好ましく、また、透過水槽14内での滞留による消費を考慮して、0.5〜1.2mg/Lの範囲とするのがより好ましい。また、透過水槽14内の処理水のpHは5.8〜8.6とするのが好ましい。
図3に示す飲料用水製造装置3では、上記同様の置換工程が行われる。この置換工程で使用される処理水(透過水)中には、塩素が存在している。塩素は逆浸透膜の劣化の要因となるが、図3に示す飲料用水製造装置3では、活性炭塔40を備えているため、処理水中の塩素が活性炭塔40により除去された後、膜分離装置12の原水供給側に供給される。その結果、逆浸透膜の劣化を抑制することが可能となる。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
図4に示す飲料用水製造装置4を用いて試験を行った。図4に示す飲料用水製造装置4の基本構成は、図3に示す飲料用水製造装置3と同様である。図4に示す飲料用水製造装置4では、膜分離装置12の原水入口近傍の原水供給ライン16に圧力計PI及び電気伝導率計CIを設置し、膜分離装置12の透過水排出側近傍の透過水ライン18に圧力計PIを設置し、濃縮水ライン20に圧力計PI、電気伝導率計CI及び流量計FIを設置し、アルカリ剤供給ライン50及び塩素供給ライン44の接続位置より上流の透過水ライン18に流量計FI及び電気伝導率系CIを設置した。
<実施例1で使用した原水の性状>
原水:井戸水をろ過器、活性炭、安全フィルターに通水したもの
原水導電率:211μS/cm
水温:15℃
<実施例1の試験条件>
透過水回収率(透過水量/原水供給水量×100):70%
運転条件:ろ過工程45分→置換工程13分
ろ過工程時の膜分離装置通水流量:11.5m/h
(ろ過工程時の膜分離装置通水量:11.5×45/60=8.625m
置換工程時の膜分離装置通水流量:1.5m/h
(置換工程時の膜分離装置通水量:1.5×13/60=0.325m
実施例1での置換工程の経過時間(0分〜13分)における濃縮水ライン内の水質(電気伝導率)を電気伝導率計CIにより測定した。その結果を表1にまとめた。
(実施例2)
実施例2では、ろ過工程47分→置換工程15分の運転条件とし、その他の条件を以下のようにして、実施例1と同様の試験を行った。
<実施例2で使用した原水の性状>
原水:井戸水をろ過器、活性炭、安全フィルターに通水したもの
原水導電率:298μS/cm
水温:15℃
<実施例2の試験条件>
透過水回収率(透過水量/原水供給水量×100):70%
運転条件:ろ過工程47分→置換工程15分
ろ過工程時の膜分離装置通水流量:11.5m/h
(ろ過工程時の膜分離装置通水量:11.5×47/60=9.008m
置換工程時の膜分離装置通水流量:1.3m/h
(置換工程時の膜分離装置通水量:1.3×15/60=0.325m
実施例2での置換工程の経過時間(0分〜15分)における濃縮水ライン内の水質(電気伝導率)を電気伝導率計CIにより測定した。その結果を表1にまとめた。
Figure 2017064570
実施例1及び実施例2の結果から分かるように、置換工程における膜分離装置通水量(処理水供給量)を、ろ過工程における膜分離装置通水量(原水供給量)の2〜4%程度にすれば、置換工程後の濃縮水ライン内の水の電気伝導率の値を半分程度まで下げることができる。
(実施例3)
実施例3では、実施例2の条件で、ろ過工程→置換工程を繰り返し、285日間運転を行った。
表2に、ろ過工程における圧力計PIにより測定した膜分離装置の入口圧力、圧力計PIにより測定した透過水圧力、圧力計PIにより測定した濃縮水圧力、電気伝導率計CIにより測定した膜分離装置入口付近の水質、電気伝導率計CIにより測定した透過水の水質(電気伝導率)、流量計FIにより測定した透過水流量、流量計FIにより測定した濃縮水流量を示す。
Figure 2017064570
膜分離装置の入口圧力と濃縮水圧力の差圧は、運転日数が経過してもほとんど変わらず、また、透過水流量も11.5〜12.0m/hの間で安定していた。これにより、逆浸透膜にスケールは発生していないといえる。また、透過水の電気伝導率も8.84〜10.0μS/cmの間で安定していた。
表3に、井戸水、ろ過工程における原水、透過水及び濃縮水の水質の結果を示す。
Figure 2017064570
ろ過工程中の濃縮水の電気伝導率は651μS/cm、シリカ濃度は189mgCaCO/L(227mgSiO/L)であった。このように、実施例3では、シリカを高濃度で濃縮しているにも関わらず、前述したように、逆浸透膜にスケールは発生していない。
1,2 膜処理装置、3,4 飲料用水製造装置、10 原水槽、12 膜分離装置、14 透過水槽、16 原水供給ライン、18 透過水ライン、20 濃縮水ライン、22 処理水供給ライン、24 処理水移送ライン、26 原水ポンプ、28 処理水供給ポンプ、30 処理水移送ポンプ、32 制御装置、34 透過水排出ライン、36 塩素供給装置、38 アルカリ剤供給装置、40 活性炭塔、42 塩素貯槽、44 塩素供給ライン、46 塩素供給ポンプ、48 アルカリ剤貯槽、50 アルカリ剤供給ライン、52 アルカリ剤供給ポンプ,54 井戸、56 ポンプ、CI,CI,CI 電気伝導率計、FI,FI 流量計、PI,PI,PI 圧力計、V1,V2,V3,V4,V5,V6 バルブ。

Claims (6)

  1. 原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜を備えた膜分離装置と、
    前記膜分離装置に前記原水を供給するための原水供給ラインと、
    前記膜分離装置から前記透過水を排出するための第1透過水ラインと、
    前記第1透過水ラインを流れる前記透過水を貯留する透過水槽と、
    前記膜分離装置から前記濃縮水を排出するための濃縮水ラインと、
    前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給するための処理水供給ラインと、
    前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記処理水供給ラインを介した前記膜分離装置への前記処理水の供給を開始する第1制御手段と、を備えることを特徴とする膜処理装置。
  2. 前記第1透過水ラインから分岐して、前記透過水を前記透過水槽以外の場所へ排出するための第2透過水ラインと、
    前記処理水を前記膜分離装置に供給した際に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記第2透過水ラインに所定量送液する第2制御手段と、
    前記所定量送液後に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記第1透過水ラインへ送液する第3制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の膜処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の膜処理装置と、
    前記第1透過水ラインから前記透過水槽へ流れる前記透過水に塩素を添加する塩素添加手段と、
    前記処理水供給ラインを流れる前記処理水中の塩素を除去する塩素除去手段と、を備えることを特徴とする飲料用水製造装置。
  4. 逆浸透膜を備えた膜分離装置に原水を供給して、透過水と濃縮水とに分離し、前記透過水を透過水槽に供給するろ過工程と、
    前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給する処理水供給工程と、を有することを特徴とする膜処理方法。
  5. 前記処理水供給工程の際に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記透過水槽以外の場所に所定量送液する工程と、前記所定量送液後に、前記膜分離装置から排出される透過水を前記透過水槽へ送液する工程と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の膜処理方法。
  6. 逆浸透膜を備えた膜分離装置に原水を供給して、透過水と濃縮水とに分離し、前記透過水を透過水槽に供給するろ過工程と、
    前記透過水槽に供給される前記透過水に塩素を添加する塩素添加工程と、
    前記膜分離装置への原水の供給を停止させた状態で、前記透過水槽内の前記透過水を処理水として、前記膜分離装置に原水供給側から供給する処理水供給工程と、
    前記処理水供給工程において、前記処理水を前記膜分離装置に供給する際に、前記処理水中の塩素を除去する塩素除去工程と、を備えることを特徴とする飲料用水製造方法。
JP2015189419A 2015-09-28 2015-09-28 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法 Active JP6577803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189419A JP6577803B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015189419A JP6577803B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017064570A true JP2017064570A (ja) 2017-04-06
JP6577803B2 JP6577803B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=58491013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015189419A Active JP6577803B2 (ja) 2015-09-28 2015-09-28 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6577803B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7173220B1 (ja) 2021-06-03 2022-11-16 栗田工業株式会社 逆浸透膜装置の運転方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62254804A (ja) * 1986-04-28 1987-11-06 Kyocera Corp 逆浸透淡水化装置のフラツシング方式
JPH07171567A (ja) * 1993-12-22 1995-07-11 Kurita Water Ind Ltd 膜分離装置
JPH08229553A (ja) * 1995-02-23 1996-09-10 Nishihara Eisei Kogyosho:Kk 飲用水用浄化装置
JP2009202063A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置
WO2009128328A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 栗田工業株式会社 逆浸透膜モジュールの運転方法
JP2013086049A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Miura Co Ltd 水処理システム
WO2014061695A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 東レ株式会社 造水方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62254804A (ja) * 1986-04-28 1987-11-06 Kyocera Corp 逆浸透淡水化装置のフラツシング方式
JPH07171567A (ja) * 1993-12-22 1995-07-11 Kurita Water Ind Ltd 膜分離装置
JPH08229553A (ja) * 1995-02-23 1996-09-10 Nishihara Eisei Kogyosho:Kk 飲用水用浄化装置
JP2009202063A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置
WO2009128328A1 (ja) * 2008-04-14 2009-10-22 栗田工業株式会社 逆浸透膜モジュールの運転方法
JP2013086049A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Miura Co Ltd 水処理システム
WO2014061695A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 東レ株式会社 造水方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7173220B1 (ja) 2021-06-03 2022-11-16 栗田工業株式会社 逆浸透膜装置の運転方法
WO2022254972A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 栗田工業株式会社 逆浸透膜装置の運転方法
JP2022185707A (ja) * 2021-06-03 2022-12-15 栗田工業株式会社 逆浸透膜装置の運転方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6577803B2 (ja) 2019-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5733351B2 (ja) ホウ素含有水の処理方法及び装置
JP5910675B2 (ja) 純水製造装置及び純水製造方法
JP2008307487A (ja) 脱塩装置
JP5834492B2 (ja) 超純水製造装置
KR102385279B1 (ko) 역침투막 장치의 운전 관리 방법 및 역침투막 처리 시스템
JP5998929B2 (ja) 膜分離方法
WO2015151899A1 (ja) 低分子量有機物含有水の処理方法
US20160023166A1 (en) System for cleaning a membrane
JP5953726B2 (ja) 超純水製造方法及び装置
JP6577803B2 (ja) 膜処理装置、飲料用水製造装置、膜処理方法、及び飲料用水製造方法
EP3268317B1 (en) A subsea installation and method for treatment of seawater
JP5966639B2 (ja) 塩水淡水化装置および造水方法
JP5699271B2 (ja) 脱塩方法と装置
JP4351559B2 (ja) 海水淡水化方法
TWI723224B (zh) 逆滲透膜裝置的運轉管理方法以及逆滲透膜處理系統
JP6036808B2 (ja) 造水方法
WO2021161569A1 (ja) 超純水製造装置及び超純水製造方法
JP2014034005A (ja) 塩水淡水化装置および造水方法
US20140262991A1 (en) Corrosion and contamination preventing apparatus and subsystem for watermaker systems
CN216513257U (zh) 高效节能环保的水处理设备和锅炉给水系统
JP6860648B1 (ja) 水処理システム及び水処理方法
JP2018144033A (ja) 逆浸透膜装置の運転管理方法および逆浸透膜処理システム
JP6981331B2 (ja) 超純水供給装置
WO2014010075A1 (ja) 超純水製造装置
KR20130066430A (ko) 압력균형 탱크를 이용한 수처리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6577803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250