JP2009202063A - 逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置 - Google Patents

逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】逆浸透膜エレメントに対して原水が流入する上流側の表面部に付着する汚れを、該エレメントに洗浄液を透過させずに表面部分だけに流して汚れを効果的に取り除く逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置を提供することを課題とする。
【解決手段】逆浸透膜エレメント11が直列に複数個装填される筒状ベッセル13からなる逆浸透膜モジュール5において、隣接配置される筒状ベッセル13内のエレメント11上流側の給水部23を連結する洗浄ライン35と、該洗浄ライン35を介してエレメント11の前端表面Fに液体または気体と気体の混合物を流入する洗浄液ポンプ(洗浄液供給手段)60とを備え、前記エレメント11への原水の供給を遮断して洗浄ライン35に洗浄液を供給してエレメント11の前端表面Fを洗浄するように構成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、海水の淡水化に用いられる逆浸透膜モジュールの浄化方法およびその装置に関する発明であり、特に、該モジュールを構成する逆浸透膜エレメントの入口側端面および入口側端面近傍に付着する汚れを浄化する浄化方法および浄化装置に関する。
海水の淡水化に用いられる逆浸透膜モジュールの逆浸透膜エレメント表面には、原水中に含まれる物質によって汚れが堆積するため、ろ過性能に影響し、ろ過効率を悪化させるため定期的に洗浄、またはエレメント全体を交換する必要がある。
浄化方法としては、汚れには有機、無機、金属等種々の物質が含まれているため、従来から苛性ソーダ等のアルカリ性液で洗浄し、その後酸性液を用いた洗浄が行われていた。
そして、洗浄方法としては、円筒状の逆浸透膜エレメントに対して原水の流れ方向に流入して洗浄する方法や、出口側から逆洗する方法が知られている。
また、濁質は主に逆浸透膜エレメントの入口に溜まるが、前記のような原水の流れ方向に流通して洗浄する方法では、汚れをモジュールの奥に送ることになり効率的な洗浄ができにくい。
このような、モジュールの奥への圧送を回避して、汚れを回収する提案が特許文献1(特開2004−202409号公報)でなされている。
特許文献1は、図10に示すように、複数のスパイラル型膜エレメントを連結させた分離膜モジュールの該エレメントの原水流路に詰まった濁質を除去する分離膜モジュール01が示され、スパイラル型膜エレメント02、03、04を複数個、連結部05、06を介して直列に連結して円筒ベッセル07内に収納され、連結部05、06の周辺部に濁質排出孔08を形成して、該濁質排出孔08に濁質除去配管09、010を備える構成である。
そして、エレメント02、03、04の連結部05、06毎からフラッシング時に、該連結部の周辺に滞留している濁質を除去できるようにして、効率的な濁質の除去を行うことが示されている。
特開平2004−202409号公報
しかしながら、前記特許文献1に示されている濁質を除去の構造では、スパイラル型膜エレメント02、03、04の間毎に、該濁質排出孔08および濁質除去配管09、010を設ける必要があるため、特に、円筒ベッセル07を複数本束ねてユニット化する場合には、1本の円筒ベッセル07内に6本とか7本のスパイラル型膜エレメントが配置されていると、濁質除去配管09、010を円筒ベッセル07に接続する溶接作業や、配管、組み立て作業に工数を要し、製造コストが増大する。
さらには、1本の円筒ベッセル07から濁質を除去するには、それぞれの濁質除去配管09、010のバルブを開いて排出する必要があるため排出除去作業においても作業者の労力を要し効率的な除去作業ができない。
さらに、濁質は一般的にエレメントの入口部に集中して付着するが、前記特許文献1の構造では、この入口部に付着する濁質に対する効率的な除去洗浄については示されていない。
さらに、特許文献1の構造において、従来からの洗浄液を入口側から通流し洗浄する基本的な洗浄手法と変わるところがなく、上流から洗浄液を、圧力を掛けて透過させると汚れが浸透膜内に詰まり汚染を引き起こすおそれがある。また、洗浄液は、付着物が少なく、抵抗が低い部分のみを流れるため、実質的な洗浄効果は得られない。
さらに、汚れを取り除くために物理的な力を作用させて、即ちエレメントの表面に圧縮空気や流体を噴射して衝撃を与えて取り除く手法については示されていない。
そこで、本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、逆浸透膜エレメントに対して原水が流入する上流側の表面部に付着する汚れを、該エレメント内部に洗浄液を透過させずに前端の表面部分だけに流して汚れを効果的に取り除く逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、洗浄装置の発明は、逆浸透膜エレメントが直列に複数個装填される筒状ベッセルからなる逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、隣接配置される筒状ベッセル内のエレメント上流側の給水部を連結する洗浄ラインと、該洗浄ラインを介してエレメント表面に液体または気体と気体の混合物を流入する洗浄液供給手段とを備え、前記エレメントへの原水の供給を遮断して前記洗浄ラインに洗浄液を供給してエレメント表面を洗浄するように構成したことを特徴とする。
または、洗浄方法の発明は、逆浸透膜エレメントが直列に複数個装填される筒状ベッセルからなる逆浸透膜モジュールの洗浄方法において、前記エレメントへの原水の供給を遮断した後に、前記筒状ベッセル内のエレメント上流側の給水部を連結して設けられた洗浄ラインを介して、前記給水部に面するエレメント表面に液体または液体と気体の混合物からなる洗浄液を流入して該エレメント表面を洗浄することを特徴とする。
かかる装置発明、方法発明によれば、逆浸透膜エレメントへの原水の供給を遮断して、筒状ベッセル内のエレメント上流側の給水部に洗浄ラインを介して、洗浄液を流して、該エレメント表面を洗浄するので、濁質が集中しやすいエレメントの入口部を効率的に洗浄できる。
その結果、定期メンテナンス期間を延長でき、定期的メンテナンス時に行うアルカリ性洗浄の頻度を減らすことで膜の寿命を延ばすことができる。すなわち、膜自体も有機物のためアルカリ性の洗浄液で劣化するからである。
さらに、エレメントの前端表面部分のみを浄化するため、従来技術のような上流から洗浄液に圧力を掛けて流通させる洗浄では濾過膜内に汚れ等が詰まり汚染を引き起こす問題があったが、かかる発明ではこのような問題も解消される。
また、かかる装置発明によれば、洗浄ラインを筒状ベッセルの端部に形成される原水の給水部を連結するだけでよいため、配管作業容易になり特許文献1に示されるようなエレメント毎に複数の濁質除去配管を設けなくてすみ装置が簡単化され、製造組み立コストが低減する。
装置発明において、好ましくは、前記洗浄ラインの筒状ベッセルへの連結部が該筒状ベッセル内に突入すると共に、先端開口部が前記エレメントの表面に指向して設けられるとよい。
このように、洗浄ラインから給水部に流入する洗浄液が逆浸透膜エレメントの前端表面に向かうため、表面に付着した有機物を洗浄液の衝撃力を利用して物理的な力を作用させて除去できるため、洗浄薬品だけによる浄化作用よりも効果的である。
また、装置発明において、好ましくは、前記給水部に面するエレメント表面が凹状または凸状に形成され、該凹状部または筒内の凸状部の裾部に向けて前記洗浄ラインの先端開口部が指向しているとよい。
このように、洗浄ラインから給水部に流入する洗浄液が、エレメント表面の凹状部またはベッセル内の凸状部の裾部に向かうため、汚れが集中しやすい個所を集中して洗浄でき、効率よく洗浄できる。
また、装置発明において、好ましくは、前記給水部に面するエレメントの最上流部分が交換可能な交換エレメントによって構成されるとよい。
すなわち、洗浄ラインによる洗浄液による浄化に加えて、長期間の使用によって洗浄しきれなくなった場合には、逆浸透膜エレメントを全て交換するとコストがかかるため、特に淡水化プラントにおいてはモジュールの本数が膨大となるため、該逆浸透膜エレメントの先端部だけを交換可能にすることによって、保守コストを低減できる。特に、逆浸透膜と同様の流水抵抗を有するエレメント部材によって構成されることによって、保守コストを一層低減できる。
また、方法発明において、好ましくは、前記洗浄ラインからの洗浄液をエレメント表面の汚れが集中しやすい部分に指向して噴射するとよく、これによって、汚れが集中しやすい個所を集中して洗浄でき、効率よく洗浄できる。
また、方法発明において、好ましくは、前記給水部の水を外部へ排出した後に、前記洗浄液を供給するとよく、これによって、洗浄液を単に給水部に流すよりも、一度給水部を空にして、その後洗浄液を流したほうが、洗浄液の流れの変動による衝撃力をエレメントの前端面に作用させることができ、衝撃力を利用した物理的な力を作用して効率的な汚れの除去ができる。
さらに、方法発明において、好ましくは、前記給水部の水を外部へ排出した後に、さらに前記給水部内を減圧し減圧状態を保持し、その後前記洗媒液を供給するとよく、前記の物理的衝撃を一層効果的に得ることができる。
また、前記給水部の水を外部へ排出した後に、給水部に面するエレメント表面を圧縮空気の噴射または圧縮液体で洗浄し、その後前記洗浄液を供給するとよく、これによって、圧縮空気または圧縮液体の衝撃によって物理的衝撃を一層効果的に得ることができる。
また、前記給水部の水を外部へ排出した後に、給水部に面するエレメント表面を温水または温風で付着物を変質させた後に、前記洗浄液を供給するとよく、この温水、温風によって付着物を変質させて、その後の洗浄液の流れによって汚れが除去しやすいようになる。また熱による殺菌作用も有している。
また、装置発明、方法発明において、好ましくは、前記洗浄液が塩濃度の高い洗浄液であるとよく、これによって、正浸透の作用によってエレメント側から給水部側へと水が湧き出してくるため、エレメント表面の汚れも一緒に取り除くことができる。
また、装置発明、方法発明において、好ましくは、前記洗浄液の供給に対して定期的な加圧空気を含めるとよく、これによって、液体と加圧空気とを繰り返して給水部に面するエレメント表面に作用させて洗浄液の流れの変動による衝撃力を利用して効率的な汚れの除去ができる。
本発明によれば、逆浸透膜エレメントに対して原水が流入する上流側の表面部に付着する汚れを、該エレメント内部に洗浄液を透過させずに前端の表面部分だけに流して汚れを効果的に取り除く逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置を提供できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1に、海水の淡水化、または純水の製造装置及びその洗浄装置の構成図を示す。
海水等の原水1が、入口管2のバルブ3を介して逆浸透膜モジュール5に図示しないポンプによって加圧供給され、逆浸透膜モジュール5の逆浸透膜を通過することによって原水1に含まれる不純物がろ過されて、淡水化された透過水が生成され、出口管6のバルブ7を介して透過水タンク9に貯留されるようになっている。
この逆浸透膜モジュール5は、図2に示すように逆浸透膜エレメント11が直列に複数個、円筒状容器の筒状ベッセル13の内部に収納されて構成されている。
逆浸透膜エレメント11は、水の分子だけを通し、不純物を通さない、例えば酢酸セルロース製や芳香族ポリアミド製の逆浸透膜を中空糸型やスパイラル型に構成した逆浸透膜15から構成され、該逆浸透膜15でろ過された透過水が中心部の集合管17に集合されて、下流側の集合管17を通って送出口19から排出されるように構成されている。
一方、筒状ベッセル13の先端部には該筒状ベッセル13内部に海水を供給するための受入口21が設けられ、該受入口21と最上流の逆浸透膜エレメント11の前端面との間には給水部23が形成され、受入口21から流入した海水がこの給水部23から逆浸透膜15内に浸透していく。
また、筒状ベッセル13の後端部には逆浸透膜エレメント11の逆浸透膜15を通過せずに下流側に押し流された不純物を含む濃縮水を筒状ベッセル13から排出する排出口25が設けられている。
この筒状ベッセル13からなる逆浸透膜モジュール5は水平方向に複数本並設され、1つのユニットとして構成される。水平方向の並設状態を図3に示し、それぞれの逆浸透膜モジュール5の受入口21は、共通の入口ヘッダ27にバルブ3(3a〜3e)を介して接続し、また、それぞれの逆浸透膜モジュール5の送出口19は、共通の出口ヘッダ31にバルブ7(7a〜7e)を介して接続し、さらに、排出口25は、バルブ29(29a〜29e)を介して濃縮液ヘッダ33に接続される。
そして、各筒状ベッセル13内の給水部23は洗浄ライン35によってそれぞれ連結し連通している。
淡水の製造時の運転は、図1において、海水などの原水1を図示しないポンプによって逆浸透膜モジュール5で透過水と不純物とを分離することができる圧力まで昇圧して、該逆浸透膜モジュール5に送られる。
逆浸透膜モジュール5では、前記した逆浸透膜15の逆浸透作用により前記原水1を前記逆浸透膜15を透過した透過水37と、前記逆浸透膜15を透過することなく不純物濃度が高められた濃縮水39に分離する。前記透過水37は淡水として透過水タンク9に貯留され、前記濃縮水39は排出口25と外部に排出される。
次に逆浸透膜モジュール5の洗浄について説明する。
図1に示すように、本実施形態における逆浸透膜モジュール5の洗浄は、洗浄液を逆浸透膜エレメント11の上流側から下流側に向けて通流して洗浄する第1洗浄システム42と、逆浸透膜エレメント11の前面だけを洗浄液で洗浄する第2洗浄システム44を有している。
まず、第1洗浄システム42について説明する。汚染物に応じて酸又はアルカリ等による薬品洗浄を行う。逆浸透膜15の汚染の状態によっては酸洗浄を行った後、さらにアルカリ洗浄を行う場合もある。
洗浄を行う場合、前記透過水タンク9に貯留された透過水を、洗浄液タンク46に所定量だけ供給する。その後、酸又はアルカリ等の洗浄薬品48を洗浄薬品ポンプ50によって洗浄液タンク46へ投入する。そして、洗浄液タンク46内に設けられた攪拌機52を回転させ攪拌を行うことで、洗浄液タンク46内では前記透過水と洗浄薬品を混合し、所定の薬品濃度の洗浄液を調整する。所定の薬品濃度の洗浄液を調整した後、原水1の逆浸透膜モジュール5への供給をバルブ3、7を閉じて遮断した状態で、洗浄液ポンプ54を用いて洗浄液タンク46→洗浄液ポンプ54→逆浸透膜モジュール5→洗浄液タンク46の順に前記洗浄液を循環ライン56内を循環させて逆浸透膜の洗浄を行う。
次に、第2洗浄システム44について説明する。
汚染物に応じて酸又はアルカリ等による薬品洗浄を行う。洗浄液の生成については前記第1洗浄システム42と同様であり、調整された洗浄液を洗浄液タンク58内に貯留し、または前記洗浄液タンク46内の洗浄液を利用してもよい。
原水1の逆浸透膜モジュール5への供給をバルブ3を閉じて停止した状態で、さらにバルブ7およびバルブ29を閉じて、透過水および濃縮水の排出を遮断する。
そして、洗浄液ポンプ60を用いて洗浄液タンク58→洗浄液ポンプ60(洗浄液供給手段)→逆浸透膜モジュール5の給水部23→隣の逆浸透膜モジュール5の給水部23→洗浄液タンク58の順に、洗浄液を洗浄ライン35を循環させて逆浸透膜の洗浄を行う。
逆浸透膜モジュール5の給水部23および逆浸透膜エレメント11の前端部の詳細を、図4〜図9に示す。
(第1実施形態)
第1実施形態は図4に示すように、隣接配置される筒状ベッセル13内の逆浸透膜エレメント11の上流側の給水部23を、洗浄ライン35で連結して、該エレメント11の前端表面Fに洗浄液を流すように構成している。
そして、逆浸透膜エレメント11への原水1の供給の際には、バルブ3(3a、3b)、7(7a、7b)によって遮断して、筒状ベッセル13内に洗浄液が通流しないようにし、その後のエレメント11の上流側の給水部23に洗浄ライン35から洗浄液を流入してエレメント11の前端表面Fを洗浄する。
従って、第1実施形態によれば、濁質が集中しやすいエレメント11の入口部を効率的に洗浄できる。その結果、前記第1洗浄システム42による定期的メンテナンス時に行うアルカリ性洗浄液による洗浄スパンを延ばすことができるため、膜の寿命を延ばすことができる。すなわち、膜自体も有機物のためアルカリ性の洗浄液で劣化するからである。
さらに、従来技術のような上流から洗浄液に圧力を掛けて通流させることによる汚れの詰まり等の汚染を引き起こす問題も解消される。
また、洗浄ライン35を筒状ベッセル13の端部に形成される給水部23を連結して繋ぐように設けるだけでよいため、配管作業容易になり特許文献1に示されるようなエレメント毎に複数の濁質除去配管を設けなくてすく装置が簡単化され、製造組み立コストが低減する。
なお、洗浄液の薬品添加を塩濃度の高い洗浄液とすることによって、正浸透の作用によってエレメント側から給水部側へと水が湧き出してくるようにできるため、エレメント11の表面汚れも一緒に取り除くことができ、より効果的な洗浄が行える。
さらに、洗浄液が液体だけではなく、洗浄液の供給に対して定期的に圧縮された加圧空気を含めて噴射するようにすることで、液体と加圧空気とを繰り返して給水部23に面するエレメント11の前端表面Fに作用させることができるため洗浄液の流れの変動による衝撃力を利用して効率的な汚れの除去ができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、図5に示すように、洗浄ライン35の筒状ベッセル13への連結部が該筒状ベッセル13内に突入すると共に、先端開口部62が逆浸透膜エレメント11の前端表面Fに指向して設けられている。その他は第1実施形態と同様である。
かかる第2実施形態によれば、洗浄ライン35から給水部23に流入する洗浄液が逆浸透膜エレメント11の前端表面Fに向かうため、表面に付着した有機物を洗浄液の衝撃力を利用して物理的な力を作用させて除去できるため、洗浄薬品だけによる浄化作用よりも一層洗浄効果を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、図6に示すように、給水部23に面するエレメント11の前端表面Fが凹状または凸状に形成され、該凹状部64または凸状部の裾部66に向けて洗浄ライン35の先端開口部62が指向している。裾部66に指向する場合には、洗浄ライン35の先端開口部62が複数方向に枝分かれしており、それぞれの枝部が裾部66に向かっている。その他は第1実施形態と同様である。
かかる第3実施形態によれば、洗浄ライン35から給水部23に流入する洗浄液が、エレメント表面の凹状部64またはベッセル内の凸状部の裾部66に向かうため、汚れが集中しやすい個所64、66を集中して洗浄でき、効率よい洗浄ができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、図7に示すように、給水部23に面するエレメント11の前端表面Fの部分を構成する最上流部分が交換可能な交換エレメント68によって構成されている。
この交換エレメント68は、逆浸透膜15同様の浸透機能を有していなくてもよく、原水1に対して逆浸透膜15の流水抵抗と同様の抵抗を有する部材で構成されていてもよい。その他は第1実施形態と同様である。
かかる第4実施形態によれば、洗浄ライン35による洗浄液による浄化に加えて、長期間の使用によって洗浄しきれなくなった場合には、逆浸透膜エレメント11を全て交換するとコストがかかるため、特に淡水化プラントにおいてはモジュールの本数が膨大となるため、該逆浸透膜エレメント11の先端部だけを交換可能にすることによって、保守コストを低減できる。
しかも、先端部分だけを逆浸透膜機能を有せず、逆浸透膜15と同様の流水抵抗を有するエレメント部材によって構成すれば、保守コストを一層低減できる。
(第5実施形態)
第5実施形態は、図8に示すように、洗浄ライン35から給水部23に流入した洗浄液を外部に排出する排出ポンプ70を備え、給水部23の洗浄液を外部へ排出して空にした後に、給水部23内に、洗浄液ポンプ60で洗浄液を流入させて供給するようにする。
なお、制御装置72によって排出ポンプ70、洗浄液ポンプ60、さらに切換バルブ74の制御が行われる。
かかる第5実施形態によれば、洗浄液を単に給水部23に連続的に流すよりも、一度給水部23内を空にして、その後洗浄液を流した方が、洗浄液の流れの変動による衝撃力をエレメント11の前端表面Fに作用させることができ、衝撃力を利用した物理的な力を作用して効率的な汚れの除去ができる。
さらに、給水部23の洗浄液を外部へ排出した後に、さらに排出ポンプ70を作動させることで給水部23内を減圧し減圧状態を保持し、その後前記洗媒液を供給するさらによく、前記の物理的衝撃を一層効果的に得ることができる。
(第6実施形態)
第6実施形態を図8、図9を参照して説明する。
図8に示すように、給水部23への洗浄ライン35以外に高圧洗浄ライン76を設けて、高圧洗浄ポンプ78によって、洗浄液タンク79から洗浄液を、洗浄液ポンプ60による洗浄液より高圧で噴出するようになっている。
排出ポンプ70によって洗浄ライン35から給水部23に流入した洗浄液を外部に排出して、給水部23を空にし、その後に、高圧洗浄ポンプ78を作動させて給水部23内に高圧の洗浄液を噴射する。なお、これら制御は、制御装置72によって行われるようになっている。
洗浄液の噴出方向は、図9(a)、(b)に示すように、エレメント11の前端表面Fに向くようにすればよいが、エレメント11の表面を凹状または凸状に形成して、該凹状部80または筒凸状部の裾部82に向けて高圧洗浄ライン76の先端開口部84が指向すると、汚れが集中しやすい個所を集中して洗浄でき、効率よい洗浄ができる。
かかる第6実施形態によれば、高圧洗浄液による物理的衝撃によって洗浄作用を効果的に得ることができる。
(第7実施形態)
第7実施形態を図8、図9を参照して説明する。
第7実施形態は、前記第6実施形態の高圧洗浄ポンプ78に代えて、空気圧縮機88および圧縮空気を給水部23へ供給する圧縮空気ライン90を設けている。
排出ポンプ70によって洗浄ライン35から給水部23に流入した洗浄液を外部に排出して、給水部23を空にし、その後に、空気圧縮機88による圧縮空気を給水部23内に噴射する。制御装置72によって制御される。
圧縮空気の噴出方向は、エレメント11の前端表面Fを向くようにすればよいが、図9に示すように、エレメント11の表面を凹状または凸状に形成して、該凹状部80または筒凸状部の裾部82に向けて高圧洗浄ライン76の先端開口部84が指向すると、汚れが集中しやすい個所を集中して洗浄でき、効率よい洗浄ができる。
かかる第7実施形態によれば、高圧洗浄液による物理的衝撃によって洗浄作用を効果的に得ることができる。
(第8実施形態)
第8実施形態を、図8を参照して説明する。
空気圧縮機88によって圧縮され供給される空気に対して、ヒータ92によって50℃前後まで加熱する。または、高圧洗浄ポンプ78によって加圧される高圧の洗浄液に対してヒータ94によって50℃前後まで加熱する。
かかる第8実施形態によれば、この温水、温風によって付着物を変質させて、その後の洗浄液の流れによって汚れが除去しやすいようになる。また熱による殺菌作用も有することができる。
本発明によれば、逆浸透膜エレメントに対して原水が流入する上流側の表面部に付着する汚れを、該エレメント内部に洗浄液を透過させずに前端の表面部分だけに流して汚れを効果的に取り除くことができるので、逆浸透膜モジュールの洗浄方法および装置への適用に際して有益である。
本発明の逆浸透膜モジュールの洗浄装置の全体構成図である。 逆浸透膜モジュールの構成を示す全体構成図である。 逆浸透膜モジュールが組み付いた状態を示す説明図である。 逆浸透膜モジュールの給水部および逆浸透膜エレメントの前端部を示す第1実施形態の説明図である。 逆浸透膜モジュールの給水部および逆浸透膜エレメントの前端部を示す第2実施形態の説明図である。 逆浸透膜モジュールの給水部および逆浸透膜エレメントの前端部を示す第3実施形態の説明図である。 逆浸透膜モジュールの給水部および逆浸透膜エレメントの前端部を示す第4実施形態の説明図である。 第6、7、8実施形態を示す洗浄装置の構成図である。 逆浸透膜モジュールの給水部および逆浸透膜エレメントの前端部を示す第6、7実施形態の説明図である。 従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1 原水
5 逆浸透膜モジュール
9 透過水タンク
11 逆浸透膜エレメント
13 筒状ベッセル
15 逆浸透膜
23 給水部
35 洗浄ライン
60 洗浄液ポンプ
62 先端開口部
64 凹状部
66 裾部
68 交換エレメント
76 高圧洗浄ライン
90 圧縮空気ライン
F 逆浸透膜エレメントの前端表面

Claims (15)

  1. 逆浸透膜エレメントが直列に複数個装填される筒状ベッセルからなる逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、
    隣接配置される筒状ベッセル内のエレメント上流側の給水部を連結する洗浄ラインと、該洗浄ラインを介してエレメント表面に液体または気体と気体の混合物を流入する洗浄液供給手段とを備え、前記エレメントへの原水の供給を遮断して前記洗浄ラインに洗浄液を供給してエレメント表面を洗浄するように構成したことを特徴とする逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  2. 前記洗浄ラインの筒状ベッセルへの連結部が該筒状ベッセル内に突入すると共に、先端開口部が前記エレメントの表面に指向して設けられることを特徴とする請求項1記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  3. 前記給水部に面するエレメント表面が凹状または凸状に形成され、該凹状部または筒内の凸状部の裾部に向けて前記洗浄ラインの先端開口部が指向していることを特徴とする請求項1記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  4. 前記給水部に面するエレメントの最上流部分が交換可能な交換エレメントによって構成されることを特徴とする請求項1記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  5. 前記洗浄液が塩濃度の高い洗浄液であることを特徴とする請求項1記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  6. 前記洗浄液の供給に対して定期的な加圧空気を含めることを特徴とする請求項1記載の逆浸透膜モジュールの装置。
  7. 逆浸透膜エレメントが直列に複数個装填される筒状ベッセルからなる逆浸透膜モジュールの洗浄方法において、
    前記エレメントへの原水の供給を遮断した後に、前記筒状ベッセル内のエレメント上流側の給水部を連結して設けられた洗浄ラインを介して、前記給水部に面するエレメント表面に液体または液体と気体の混合物からなる洗浄液を流入して該エレメント表面を洗浄することを特徴とする逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  8. 前記洗浄ラインからの洗浄液をエレメント表面の汚れが集中しやすい部分に指向して噴射することを特徴とする請求項7記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  9. 前記給水部の水を外部へ排出した後に、前記洗浄液を供給することを特徴とする請求項7記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  10. 前記給水部の水を外部へ排出した後に、さらに前記給水部内を減圧し減圧状態を保持し、その後前記洗媒液を供給することを特徴とする請求項9記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  11. 前記給水部の水を外部へ排出した後に、給水部に面するエレメント表面を圧縮空気を噴射し、その後前記洗浄液を供給することを特徴とする請求項9記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  12. 前記給水部の水を外部へ排出した後に、給水部に面するエレメント表面を圧縮液体で洗浄し、その後前記洗浄液を供給することを特徴とする請求項9記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  13. 前記給水部の水を外部へ排出した後に、給水部に面するエレメント表面を温水または温風で付着物を変質させた後に、前記洗浄液を供給することを特徴とする請求項9記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  14. 前記洗浄液が塩濃度の高い洗浄液であることを特徴とする請求項7記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
  15. 前記洗浄液の供給に対して定期的な加圧空気を含めることを特徴とする請求項7記載の逆浸透膜モジュールの洗浄方法。
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