JP2017064274A - 遊技機 - Google Patents

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Toshio Ogura
敏男 小倉
信也 辻島
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信也 辻島
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Abstract

【課題】所定演出の実行頻度を遊技者の好みに応じて設定することができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機は、遊技を行うことが可能な遊技機であって、音量を調節可能な調節手段と、所定音を出力する所定演出を実行可能な所定演出実行手段とを備え、調節手段によって音量を下げる調節がされた場合に、所定演出の実行頻度を低下させ、調節手段によって音量を上げる調節がされた場合に、所定演出の実行頻度を向上させる実行頻度調節手段をさらに備える。【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
遊技機の表示装置に音量設定の画面を表示して演出音の音量を調節できる遊技機がある(例えば、特許文献1を参照)。
また、遊技者の操作によって発光装置の輝度を調整できる遊技機がある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2012−223390号公報 特開2013−158595号公報
しかしながら、音量調節や輝度調節は可能であっても、調節された音量や輝度に応じて演出の割合は変化しなかった。すなわち、遊技者の好みによって音量や輝度が低く設定されて音や光を出力する所定演出を遊技者が認識しにくい状態になっているにも拘わらず所定演出が頻繁に実行される場合があった。一方、遊技者の好みによって音量や輝度が高く設定されて所定演出を遊技者が認識しやすい状態になっているにも拘わらず所定演出が殆ど実行されない場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、所定演出の実行頻度を遊技者の好みに応じて設定することができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る遊技機は、上述した課題を解決するためになされたものであり、遊技を行うことが可能な遊技機(例えば、図1、図2等に示すパチンコ遊技機1等)であって、
音量を調節可能な調節手段(例えば、図2に示す画像表示装置5の表示画面に表示される音量調節用の表示を見ながら音量調節をするときに遊技者によって操作されるスティックコントローラ31A、プッシュボタン31B等の操作部等)と、
所定音を出力する所定演出(例えば、演出制御用CPU120によって実行される、スピーカ8から出力される主に音による演出である、図4に示す所定演出1等)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、所定演出1を実行可能な演出制御用CPU120等)とを備え、
前記調節手段によって音量を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ(例えば、音量の値を「2」に下げたときに、図4に示す所定演出1の決定割合が20%から10%に低下することにより実行頻度を低下等させ)、前記調節手段によって音量を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる(例えば、音量の値を「7」に上げたときに、図4に示す所定演出1の決定割合が20%から30%に向上することにより実行頻度を向上等させる)実行頻度調節手段(例えば、演出制御用CPU120等)をさらに備える。
このような遊技機によれば、所定演出の実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができる。
(2)また、本発明の一態様に係る遊技機は、遊技を行うことが可能な遊技機(例えば、図1、図2等に示すパチンコ遊技機1等)であって、
発光手段の輝度を調節可能な調節手段(例えば、図2に示す画像表示装置5の表示画面に表示される輝度調節用の表示を見ながら輝度調節をするときに遊技者によって操作されるスティックコントローラ31A、プッシュボタン31B等の操作部等)と、
前記発光手段から所定の光を出力する所定演出(例えば、演出制御用CPU120によって実行される、ランプ9から出力される主に光による演出である、図4に示す所定演出2等)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、所定演出2を実行可能な演出制御用CPU120等)とを備え、
前記調節手段によって輝度を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ(例えば、輝度の値を「2」に下げたときに、図4に示す所定演出2の決定割合が20%から10%に低下することにより実行頻度を低下等させ)、前記調節手段によって輝度を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる(例えば、輝度の値を「5」に上げたときに、図4に示す所定演出2の決定割合が20%から30%に向上することにより実行頻度を向上等させる)実行頻度調節手段をさらに備える。
このような遊技機によれば、所定演出の実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができる。
(3)上記(1)の遊技機において、前記演出実行手段は、所定演出において出力される音(例えば、所定演出1において出力される音)を、同時期に出力される他の演出において出力される音(例えば、BGMにおいて出力される音等)よりも、遊技者が認識容易な態様(例えば、音量を大きくする等)にするものであってもよい。
このような遊技機によれば、遊技者が認識容易な態様の音が出力される所定演出について、実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができる。
(4)上記(2)の遊技機において、前記演出実行手段は、所定演出において出力される光(例えば、所定演出2における発光部から出力される光)を、同時期に出力される他の演出において出力される光(例えば、遊技中において常時出力される光等)よりも、遊技者が認識容易な態様(例えば、発光部の輝度を大きくする等)にするものであってもよい。
このような遊技機によれば、遊技者が認識容易な態様の光が出力される所定演出について、実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一の遊技機において、
前記調節手段は、所定演出における音量及び輝度を調節可能(例えば、図2に示す画像表示装置5の表示画面に表示される音量調節用の表示及び輝度調節用の表示を見ながらスティックコントローラ31A、プッシュボタン31B等の操作部によって音量調節及び輝度調節が可能等)であり、
前記演出実行手段は、前記調節手段において音量及び輝度を下げる調節がされた場合(例えば、音量の値を「2」に調節するとともに輝度の値を「2」に調節した場合等)には前記所定演出とは異なる演出の実行頻度を上げる(例えば、図4において所定演出1又は所定演出2とは異なる演出である映像演出の決定割合を20%に上げることにより映像演出の実行頻度を上げる等の)ものであってもよい。
このような遊技機によれば、音量及び輝度の両方を下げている遊技者の好みに対応することが可能となる。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一の遊技機において、前記演出実行手段は、前記調節手段による調節に基づいて、前記所定演出の実行頻度を下げた状態で、前記所定演出を実行する場合(例えば、音量の値を「2」に調節する、又は輝度の値を「2」に調節することにより所定演出1又は所定演出2の実行頻度を下げた状態で、図4の決定割合で所定演出1又は所定演出2を実行する場合等)には、通常とは異なる演出態様(例えば、図4において※1で示す所定演出1の特殊態様1又は※2で示す所定演出2の特殊態様2等)とするものであってもよい。
このような遊技機によれば、調節手段による調節がされた所定演出が実行された場合でも、興趣を低下させないようにすることができる。
本発明の一態様によるパチンコ遊技機を例示する正面図である。 パチンコ遊技機に搭載された各種の制御基板等を例示する構成図である。 音量及び輝度の設定に基づく設定区分を例示する図である。 設定区分に基づき決定される演出を例示する図である。 所定演出設定処理を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。
先ず、図1を用いてパチンコ遊技機(遊技機)の主要部材の配置レイアウトを説明する。図1は、本発明の実施形態によるパチンコ遊技機を例示する正面図である。
図1において、パチンコ遊技機(「遊技機」と省略する場合がある。)1は、遊技盤2、遊技機用枠3、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、画像表示装置5、普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7、スピーカ8(スピーカ8UL、8UR、8LL及び8LRを含む)、ランプ9(発光部材9CC、9CL、9CR、9U、9SL及び9SRを含む)、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25C、スティックコントローラ31A、プッシュボタン31B、及び通過ゲート41を有する。
遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
第1特別図柄表示装置4A及び第2特別図柄表示装置4Bは、各々を識別可能な複数種類の識別情報である特別図柄(「特図」ともいう)を変動可能に表示(可変表示)する。第1特別図柄表示装置4Aにおいて可変表示される特図を「第1特図」、第2特別図柄表示装置4Bにおいて可変表示される特図を「第2特図」と称する。
画像表示装置5は、各種の画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置5の表示領域には、飾り図柄表示エリア5L、5C、5R、第1始動入賞記憶表示エリア5HL及び第2始動入賞記憶表示エリア5HRが配置されている。飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rは、各々を識別可能な複数種類の識別情報である飾り図柄を可変表示する。画像表示装置5は、第1特別図柄表示装置4Aが実行する第1特図を用いた可変表示ゲーム(第1特図ゲーム)、又は第2特別図柄表示装置4Bが実行する第2特図を用いた可変表示ゲーム(第2特図ゲーム)に対応して、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の可変表示を実行する。画像表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成される。
また、画像表示装置5の表示領域には、第1始動入賞記憶表示エリア5HL、及び、第2始動入賞記憶表示エリア5HRが配置されている。
第1始動入賞記憶表示エリア5HLは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示(第1保留表示)する。第1特図保留記憶数は、第1特図保留情報の記憶数(保留数)である。第1特図保留情報は、普通入賞球装置6Aに形成される第1始動入賞口に遊技球が入賞すること(第1始動入賞)により第1始動条件は成立したが、当該第1始動入賞による可変表示ゲームの開始を許容する第1開始条件が成立していない当該第1始動入賞に対応する可変表示に関する情報である。従って、第1始動条件が成立する毎に、第1特図保留情報が1つずつ記憶(保留)され、第1特図保留記憶数が1つずつ加算される。また、第1開始条件が成立する毎に、第1特図保留情報の保留が1つずつ消去(消化)され、第1特図保留記憶数が1つずつ減算される。
第2始動入賞記憶表示エリア5HRは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示(第2保留表示)する。第2特図保留記憶数は、第2特図保留情報の記憶数(保留数)である。第2特図保留情報は、普通可変入賞球装置6Bに形成される第2始動入賞口に遊技球が入賞すること(第2始動入賞)により第2始動条件は成立したが、当該第2始動入賞による可変表示ゲームの開始を許容する第2開始条件が成立していない当該第2始動入賞に対応する可変表示に関する情報である。従って、第2始動条件が成立する毎に、第2特図保留情報が1つずつ記憶(保留)され、第2特図保留記憶数が1つずつ加算される。また、第2開始条件が成立する毎に、第2特図保留情報の保留が1つずつ消去(消化)され、第2特図保留記憶数が1つずつ減算される。
また、画像表示装置5の表示領域には、当該変動に対応するアクティブ表示(消化時表示、今回表示などとも称する)を表示するアクティブ表示エリアAHAが配置されている。
普通入賞球装置6Aは、始動領域(第1始動領域)として第1始動入賞口を形成する。
普通可変入賞球装置6Bは、一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、始動領域(第2始動領域)として第2始動入賞口を形成する。
特別可変入賞球装置7は、例えば図2に示す大入賞口扉用のソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、大入賞口扉の開閉によって大入賞口の状態(開放状態、閉鎖状態)を変化させる。
スピーカ8は、遊技機1の状態に応じた演出音や警告音を出力する。ランプ9は、遊技機1の状態に応じた発光動作(点灯動作、点滅動作、消灯動作)を行う。
普通図柄表示器20は、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を可変表示する。普通図柄表示器20が実行する普通図柄を用いた可変表示ゲームを普図ゲーム(又は「普通図ゲーム」)と称する。
第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。また、第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。
普図保留表示器25Cは、保留データ(普図保留情報)に基づく普図保留記憶数を表示する。普図保留記憶数とは、通過ゲート41を通過した遊技球が検出されたときには直ちに実行されずに実行が保留されている普図ゲームの数である。
スティックコントローラ31A及びプッシュボタン31Bは、遊技者の動作の一例である遊技者による操作を検出する検出手段である。スティックコントローラ31Aは、遊技者が把持する操作桿とトリガボタンを有する。スティックコントローラ31Aは、遊技者による操作桿の傾倒操作とトリガボタンの押引操作を検出する。プッシュボタン31Bは、遊技者による押下操作を検出する。
次に、図2を用いて、遊技機1のハードウェア構成を説明する。図2は、遊技機に搭載された各種の制御基板等を例示する構成図である。
図2において、遊技機1は、主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14、及び中継基板15を有する。
主基板11は、メイン側の制御基板である。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の取得、演出制御基板12等のサブ側の制御基板への制御コマンドの送信、図2に図示しないホールの管理コンピュータに対する各種情報の出力、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、及び普通図柄表示器20の点灯/消灯による所定の識別情報の可変表示の制御、並びに第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、及び普図保留表示器25Cの表示制御を行う。
主基板11は、遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路110、及びソレノイド回路111を有する。
遊技制御用マイクロコンピュータ100は、遊技機1における遊技の進行を制御する。遊技制御用マイクロコンピュータ100は、遊技制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM(Read Only Memory)101、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)102、遊技制御用のプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)103、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路104、及びI/O(Input/Output port)105を有する。
スイッチ回路110は、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23から入力される検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ100に仲介する。
ゲートスイッチ21は、通過ゲート41を通過した遊技球を検出して検出信号を出力する。第1始動口スイッチ22Aは、第1始動入賞口を通過した遊技球を検出して検出信号を出力する。第2始動口スイッチ22Bは、第2始動入賞口を通過した遊技球を検出して検出信号を出力する。また、カウントスイッチ23は、開放状態となった大入賞口を通過した遊技球を検出して検出信号を出力する。
ソレノイド回路111は、遊技制御用マイクロコンピュータ100から取得したソレノイド駆動信号を、第2始動入賞口の可動翼片を開閉するソレノイド81、及び大入賞口扉を開閉するソレノイド82に出力する。
中継基板15は、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継する。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、遊技機1において実行される演出の制御(演出制御)を行う。演出制御基板12は、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU120、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122、画像表示装置5の表示を制御する表示制御部123、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路124、及びI/O125を有する。
表示制御部123は、演出制御用CPU120からの指令を受けて、画像表示装置5に表示する画像データをCGROM(Character Generator ROM)等の画像データメモリから読み出してVRAM(Video RAM)に展開して一時記憶させる。また、表示制御部123は、画像表示装置5に表示する画像を拡大、縮小、回転(画像表示装置5の表示画面の平行面での回転、表示画面の奥行方向への回転等)、揺動(画像表示装置5の表示画面の平行面での正転と逆転を繰り返すもの、表示画面の奥行方向への正転と逆転を繰り返すもの等)、折り曲げ(画像を所定の位置で折り曲げるもの)等の処理をするものであってもよい。表示制御部123には、例えばVDP(Video Display Processor)を用いることができる。
画像表示装置5は、演出制御基板12から出力される画像データに基づき各種の画像を表示する。演出制御基板12から出力される画像データは、表示制御部123によって表示制御されるものであってもよい。
音声制御基板13は、演出制御用CPU120からの指令を受けて、スピーカ8に出力する音声データを制御する。音声制御基板13は、例えば、音声データを音声データROM等から読み出して音声RAM等に展開して一時記憶し、スピーカ8から出力する。
ランプ制御基板14は、演出制御用CPU120からの指令を受けて、ランプ9の表示を制御する。画像表示装置5、スピーカ8、及びランプ9等は、演出制御用CPU120からの指令を受けて演出を実行する演出装置である。演出装置は図示しない可動役物等が含まれていてもよい。
コントローラセンサユニット35Aは,スティックコントローラ31Aが検出したスティックコントローラ31Aに対する遊技者の操作を、操作が検出されたことを示す情報信号(操作検出信号)として演出制御基板12に出力する。例えば、コントローラセンサユニット35Aは、遊技者によるスティックコントローラ31Aの操作桿の傾倒操作による傾倒方向や傾倒角度を検出して、検出した傾倒方向や傾倒角度を示す情報信号を演出制御基板12に出力する。また、コントローラセンサユニット35Aは、スティックコントローラ31Aが検出した遊技者によるトリガボタンの押引操作を検出して、検出した押引操作を示す情報信号を演出制御基板12に出力する。なお、コントローラセンサユニット35Aは,スティックコントローラ31Aと一体的に形成されるものであってもよい。
プッシュセンサ35Bは、プッシュボタン31Bが検出したプッシュボタン31Bに対する遊技者の操作を、操作が検出されたことを示す情報信号(操作検出信号)として演出制御基板12に出力する。なお、プッシュセンサ35Bは、プッシュボタン31Bと一体的に形成されるものであってもよい。
次に、図3を用いて、音量及び輝度の設定に基づく設定区分について説明する。図3は、音量及び輝度の設定に基く設定区分を例示する図である。
図3において、横軸は音量の設定値(「音量設定」ともいう。)、縦軸は輝度の設定値(「輝度設定」ともいう。)を示す。設定区分「SE1」〜「SE9」は、音量設定及び輝度設定に応じて選択される。
音量設定は、所定の演出(以下、「所定演出」という。)においてスピーカ8から出力される音の音量の設定値である。ここで、所定演出とは所定の音(以下、「所定音」という。)を出力する演出であり、演出制御用CPU120によって実行される。音量設定は、遊技者によって設定される。例えば、遊技者は、画像表示装置5の表示画面に表示される音量設定用の表示を見ながらスティックコントローラ31A又はプッシュボタン31B等の操作部(以下、「操作部」という。)を操作して、スピーカ8から出力される所定音をモニタするためのモニタ音を確認しながら所定音の音量を調節する。従って、スティックコントローラ31A等の操作部を、音量を調節可能な調節手段として機能させることができる。本実施形態では、操作部が音量を調節可能な調節手段である場合を説明するが、例えば、遊技者の動作を検出する、センサやテレビカメラ等の検出手段を音量を調節可能な調節手段として用いてもよい。遊技者によって調節された音量は音量設定として、例えばRAM122等の記憶部に記憶させることができる。図3において遊技者は「1」〜「8」の8段階で音量の設定が可能であるものとする。「1」は音量が一番小さい設定値、また「8」は音量が一番大きい設定値である。すなわち、遊技者が操作部を操作して音量を調節することによって音量の設定値が増減することになる。
なお、音量設定は8段階以外の段階で設定できるようにしてもよい。例えば、音量設定は2〜7段階又は9段階以上に設定ができるものであってもよい。
また、音量の調節は、遊技者が画像表示装置5の表示画面に表示される音量設定用の表示を見ながらできる場合を説明したが、例えば、画像表示装置5の表示画面に音量設定用の表示をすることなく、モニタ音の出力のみによって音量を調節できるようにしてもよい。
また、音量は、所定音全体の音量を調節して設定するものとして説明したが、例えば、高音、中音又は低音等のように音域毎に音量を調節できるようにしてもよい。
輝度設定は、所定の演出においてランプ9等の発光部(発光手段)の輝度の設定値である。ここで、所定演出とは発光部から所定の光を出力する演出であり、演出制御用CPU120によって実行される。輝度設定は、遊技者によって設定される。例えば、遊技者は、画像表示装置5の表示画面に表示される輝度設定用の表示を見ながら操作部を操作して、ランプ9から出力される光量を確認しながら輝度を調節する。従って、スティックコントローラ31A等の操作部を、輝度を調節可能な調節手段として機能させることができる。本実施形態では、操作部が輝度を調節可能な調節手段である場合を説明するが、例えば、遊技者の動作を検出する、センサやテレビカメラ等の検出手段を、輝度を調節可能な調節手段として用いてもよい。遊技者によって調節された輝度は輝度設定として、例えばRAM122等の記憶部に記憶させることができる。図3において遊技者は「1」〜「6」の6段階で輝度の設定が可能であるものとする。「1」は輝度が一番小さい設定値、また「6」は輝度が一番大きい設定値である。すなわち、遊技者が操作部を操作して輝度を調節することによって輝度の設定値が増減することになる。
なお、輝度設定は6段階以外の段階で設定できるようにしてもよい。例えば、輝度設定は2〜5段階又は7段階以上に設定ができるものであってもよい。
また、輝度の調節は、遊技者が画像表示装置5の表示画面に表示される輝度設定用の表示を見ながらできる場合を説明したが、例えば、画像表示装置5の表示画面に輝度設定用の表示をすることなく、発光部の光量のみによって輝度を調節できるようにしてもよい。
また、輝度は、発光部全体の輝度を調節して設定するものとして説明したが、例えば、発光部の部位毎又は色毎に輝度を調節できるようにしてもよい。
図3においては、音量の設定値の8段階を、「1」〜「2」、「3」〜「6」、及び「7」〜「8」の3つの区分に分けている。ここで、設定値が「1」〜「2」である音量設定を「小音設定」、設定値が「3」〜「6」である音量設定を「中音設定」、さらに設定値が「7」〜「8」である音量設定を「大音設定」というものとする。また、輝度の6段階を、「1」〜「2」、「3」〜「4」、及び「5」〜「6」の3つの区分に分けている。設定値が「1」〜「2」である輝度設定を「低輝度設定」、設定値が「3」〜「4」である輝度設定を「中輝度設定」、設定値が「5」〜「6」である輝度設定を「高輝度設定」というものとする。
本実施形態では、音量の3区分と輝度の3区分の組合せにおいて一の設定区分が選択されるものとする。設定区分は音量の区分と輝度の区分に応じて、「SE1」〜「SE9」の9つの設定区分が選択されるものとする。例えば、音量の設定が「4」であり、かつ光量の設定が「3」のときには、設定区分「SE5」が選択される。
上述の通り、「SE1」、「SE4」及び「SE7」は小音設定、「SE1」、「SE2」及び「SE3」は低輝度設定である。
ここで、設定区分の選択は、演出制御パターンを設定するときに実行されるものとする。すなわち、演出制御パターンを設定するときに、音量の区分と輝度の区分に応じて設定区分が選択されて、選択された設定区分に基づいて演出制御パターンが決定されて設定されるものとする。なお、設定区分の選択は、遊技者が音量の調節又は輝度の調節をしたときに予め選択されて、演出制御パターンを決定するときに選択された設定区分を参照するようにしてもよい。
演出制御パターンとは、遊技機1における遊技の進行状況に応じて実行される演出装置(例えば画像表示装置5、スピーカ8、ランプ9、可動役物等)の動作を制御するための制御データである。演出制御パターンは、例えば、特図ゲームにおいて特別図柄の変動が開始されてから特図表示結果となる確定特別図柄が導出表示されるまでの期間における、飾り図柄の可変表示動作やリーチ演出、再抽選演出などにおける演出動作を制御する際に用いることができる。また、演出制御パターンは、飾り図柄の可変表示を伴わない各種の演出動作(例えば、第1始動入賞記憶表示エリア5HLにおける保留表示の表示態様に対する保留演出や、第2始動入賞記憶表示エリア5HRにおける保留表示の表示態様に対する保留演出等を実行する際に用いることもできる。
演出制御用CPU120は、音量設定及び輝度設定を参照して、図3に示した設定区分を選択し、図4で後述する決定割合に基づき所定演出等を実行するための演出制御パターンを設定する。演出制御パターンの設定は、例えば、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームにおいて特別図柄の可変表示(当該変動)が開始されることに対応して、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示やその他の各種演出動作を行うための設定であり変動パターンに基づき設定される。演出制御パターンを設定するときに設定区分を選択することにより、遊技中において調節された音量設定や輝度設定を、演出制御パターンの設定に反映させることが可能となる。
なお、本実施形態では、音量と輝度をそれぞれ調節可能な場合を説明したが、音量のみを調節する又は輝度のみを調節するものであってもよい、また、本実施形態では、音量と輝度をそれぞれ独立して調節する場合を説明したが、例えば、一の調節で音量と輝度の両方を同時に調節するようにしてもよい。例えば、音量を下げる調節がされた場合に輝度も下がる調節がされる、又は音量を上げる調節がされた場合に輝度も上がる調節がされるものであってもよい。また、音量を下げる調節がされた場合に輝度は上がる調節がされる、又は音量を上げる調節がされた場合には輝度は下がる調節がされるものであってもよい。
次に、図4を用いて、設定区分に基づき決定される演出について説明する。図4は、設定区分に基づき決定される演出を例示する図である。
図4において、「SE1」〜「SE9」は、図3で説明した設定区分である。図4では、それぞれの設定区分に対して、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」及び「通常演出」のいずれかの演出が割り当てられる。図4に示す数字は、設定区分毎に割り当てられたそれぞれの演出の決定割合である。すなわち、SE1〜SE9において、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」が決定される決定割合はそれぞれの設定区分において100%になる。
本実施形態において、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」は、例えば、リーチ演出又は非リーチ演出である場合を説明する。リーチ演出又は非リーチ演出は、例えば、画像表示装置5の表示画面にカットイン画像を表示するカットイン演出、可動役物を動作させる可動役物演出等を含んでいてもよい。
なお、リーチ演出等は、演出制御パターンによって実行される演出であって、リーチ状態となったことに対応して、飾り図柄の変動速度を低下させたり、画像表示装置5の表示領域に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、飾り図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、飾り図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作を実行させる、キャラクタ画像の表示、背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、又は飾り図柄の変動態様の変化等の演出態様をいう。また、リーチ状態とは、画像表示装置5の表示領域にて停止表示された飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部又は一部の飾り図柄が大当り組合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことをいう。また、非リーチ演出とは、演出制御パターンによって実行される演出であって、リーチ状態にならないことに対応して、飾り図柄を変動させたり、画像表示装置5の表示領域に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、飾り図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、飾り図柄の変動態様を変化させたりする演出動作を実行させる、キャラクタ画像の表示、背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、又は飾り図柄の変動態様の変化等の演出態様をいう。
リーチ演出等は、大当り期待度を報知するものであってもよい。大当り期待度とは、例えば、(大当り時にその演出が実行される確率)×(大当りになる確率)/{(大当り時にその演出が実行される確率)×(大当りになる確率)+(大当り時以外にその演出が実行される確率)×(大当りにならない確率)}により算出される。従って、大当り期待度が「1」になる場合には、可変表示結果は必ず「大当り」になる。例えば、大当りになるときと大当りにならないときとで決定される変動パターンの割合を異ならせることにより、変動パターンに基づくリーチ演出によって、大当り期待度を示唆することができる。
「所定演出1」は、主に音による演出(「音演出」と言う。)を実行するものであるとする。音演出は、演出中に出力される音量が大きい、音の種類によって演出内容を認識させる等の演出を実行するものであり、所定演出1が実行されるときに音量設定が小音設定であったとすると、演出内容が遊技者に認識されない虞がある演出である。所定演出1が実行されていることを遊技者が認識しない場合、興趣の向上を図ることができない。従って、音量設定が小音設定であったとすると、所定演出1が実行されても興趣の向上が図れない虞がある。
「所定演出2」は、主に発光部の光による演出(「光演出」と言う。)を実行するものであるとする。光演出は、例えば、演出中に出力される発光部の輝度が大きい、発光部の色によって演出内容を認識させる等の演出を実行するものであり、「所定演出2」が実行されるときに輝度設定が低輝度設定であったとすると、演出内容が遊技者に認識されない虞がある演出である。
「所定演出2」も「所定演出1」と同様に、例えば遊技者に対して大当り期待度を報知するリーチ演出等である。「所定演出2」が実行されることにより、遊技者に対して大当り期待度を報知して、興趣の向上を図ることができる。しかし、「所定演出2」が実行されていることを遊技者が認識できない場合、興趣の向上を図ることができない。従って、輝度設定が低輝度設定であったとすると、「所定演出2」が実行されても興趣の向上が図れない虞がある。
「映像演出」は、主に映像を用いた演出を実行するものであるとする。主に映像を用いた演出とは、例えば、画像表示装置5の表示画面にビデオ映像を表示する演出である。
「映像演出」も「所定演出1」及び「所定演出1」と同様に、例えばスーパーリーチ演出等である。「映像演出」は、スピーカ8から出力される音又は発光部から出力される光が、無い又は小さい場合であっても演出内容が遊技者に認識されやすい演出である。従って、音量設定が小音設定であり、かつ輝度設定が低輝度設定であったとしても、「映像演出」が実行されることにより、興趣の向上を図ることができる。
「通常演出」は、上記「所定演出1」、「所定演出2」又は「映像演出」ではない演出であって、「所定演出1」、「所定演出2」又は「映像演出」の演出制御パターン以外の演出制御パターンが設定された場合の大当りの期待度を報知する演出である。「通常演出」は、例えば、非リーチ演出又はリーチ演出(スーパーリーチ演出を含む)において実行されるものであってもよい。
例えば、図4において、設定区分がSE1(小音設定かつ低輝度設定)の場合、「所定演出1」が決定される決定割合は10%、「所定演出2」が決定される決定割合は10%、「映像演出」が決定される決定割合は20%、さらに、「通常演出」が決定される決定割合は60%である。
図4において、「所定演出1」が決定される決定割合は、設定区分が小音設定のSE1の場合は上述の通り10%であるのに対して、設定区分がSE2の場合、すなわち図3において音量設定の設定値が「3」〜「6」である場合、「所定演出1」の決定割合は20%となり、設定区分がSE1の場合に比べて「所定演出1」が実行される割合が高くなり、実行頻度が向上することになる。同様に、設定区分がSE3の場合、すなわち図3において音量設定の設定値が「7」〜「8」である場合、「所定演出1」の決定割合は30%となり、設定区分がSE2の場合に比べて「所定演出1」が実行される割合がさらに高くなり、実行頻度が向上することになる。
「所定演出1」では、上述の通り、主に音による演出である音演出を実行する。遊技者の好みによって音量を上げる調節がされて音量設定が上がった場合、決定割合が向上することによって「所定演出1」の実行頻度を向上させることができる。一方、遊技者の好みによって音量を下げる調節がされて音量設定が下がった場合、決定割合が低下することによって「所定演出1」の実行頻度を低下させることができる。すなわち、「所定演出1」の実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができることになる。
なお、SE1、SE4及びSE7は、図3で示す通り、音量設定の設定値は「1」〜「2」で同じであるため、図4における所定演出1の決定割合はいずれも同じ10%としている。同様に、SE2、SE5及びSE8は、図3で示す通り、音量設定の設定値は「3」〜「6」で同じであるため、図4における「所定演出1」の決定割合はいずれも同じ20%としている。SE3、SE6及びSE9は、図3で示す通り、音量設定の設定値は「7」〜「8」で同じであるため、図4における「所定演出1」の決定割合はいずれも同じ30%としている。
本実施形態では、小音設定であるSE1、SE4及びSE7において、「所定演出1」は、特殊態様にて実施される。図4に図示する※1の印は、「所定演出1」が特殊態様で実施されることを示している。「所定演出1」の特殊態様とは、小音設定であるときに「所定演出1」が実行された場合に、遊技者に「所定演出1」の実行を認識しやすくするための特殊な演出を行うものである。特殊態様では、例えば、画像表示装置5に表示される文字や画像を大きくしたり、色を変えたりする演出を行うことができる。特殊演出を行うことによって、小音設定である場合においても「所定演出1」の実行を認識しやすくなり、興趣の低下を防止することが可能となる。なお、本実施形態では、小音設定であるSE1、SE4及びSE7において「所定演出1」の特殊態様を実行する場合を例示したが、小音設定がされた場合における所定演出1の特殊態様の実行態様はこれに限定されない。例えば、輝度設定が大きいSE7においては特殊態様を実行しない(特殊態様ではない「所定演出1」を実行する)ようにしてもよい。また、「所定演出1」が所定の変動回数内において複数回実行される場合、2回目以降の「所定演出1」については特殊態様を実行しないようにしてもよい。
また、図4において、「所定演出2」が決定される決定割合は、設定区分が低輝度設定のSE1の場合は上述の通り10%であるのに対して、設定区分がSE4の場合、すなわち図3において輝度設定の設定値が「3」〜「4」である場合、「所定演出2」の決定割合は20%となり、設定区分がSE1の場合に比べて「所定演出2」が実行される割合が高くなり、実行頻度が向上することになる。同様に、設定区分がSE7の場合、すなわち図3において輝度設定の設定値が「5」〜「6」である場合、「所定演出2」の決定割合は30%となり、設定区分がSE4の場合に比べて「所定演出2」が実行される割合がさらに高くなり、実行頻度が向上することになる。
「所定演出2」では、上述の通り、主に発光部の光による演出である光演出を実行する。遊技者の好みによって発光部の輝度を上げる調節がされて輝度設定が上がった場合、決定割合が向上することによって「所定演出2」の実行頻度を向上させることができる。一方、遊技者の好みによって輝度を下げる調節がされて輝度設定が下がった場合、決定割合が低下することによって「所定演出2」の実行頻度を低下させることができる。すなわち、「所定演出2」の実行頻度を遊技者の好みの状態に設定することができることになる。
なお、SE1、SE2及びSE3は、図3で示す通り、輝度設定の設定値は「1」〜「2」で同じであるため、図4における「所定演出2」の決定割合はいずれも同じ10%としている。同様に、SE4、SE5及びSE6は、図3で示す通り、輝度設定の設定値は「3」〜「4」で同じであるため、図4における「所定演出2」の決定割合はいずれも同じ20%としている。SE7、SE8及びSE9は、図3で示す通り、輝度設定の設定値は「5」〜「6」で同じであるため、図4における「所定演出2」の決定割合はいずれも同じ30%としている。
本実施形態では、低輝度設定であるSE1、SE2及びSE3において、所定演出2は、特殊態様にて実施される。図4に図示する※2の印は、「所定演出2」が特殊態様で実施されることを示している。「所定演出2」の特殊態様とは、低輝度設定であるときに「所定演出2」が実行された場合に、遊技者に「所定演出2」の実行を認識しやすくするための特殊な演出を行うものである。特殊態様では、例えば、画像表示装置5に表示される文字や画像を大きくしたり、色を変えたりする演出を行うことができる。特殊演出を行うことによって、低輝度設定である場合においても「所定演出2」の実行を認識しやすくなり、興趣の低下を防止することが可能となる。なお、本実施形態では、低輝度設定であるSE1、SE2及びSE3において「所定演出2」の特殊態様を実行する場合を例示したが、低輝度設定がされた場合における「所定演出2」の特殊態様の実行態様はこれに限定されない。例えば、音量設定が大きいSE3においては特殊態様を実行しない(特殊態様ではない「所定演出2」を実行する)ようにしてもよい。また、所定演出2が所定の変動回数内において複数回実行される場合、2回目以降の「所定演出2」については特殊態様を実行しないようにしてもよい。
また、図4において、「映像演出」が決定される決定割合は、設定区分が低輝度設定のSE1の場合は上述の通り20%であるのに対して、設定区分がSE2〜SE9の場合、すなわち図3において、音量設定の設定値が「3」〜「8」であるか、又は輝度設定の設定値が「3」〜「6」である場合、「映像演出」の決定割合は10%となる。すなわち、小音設定でありかつ低輝度設定である設定区分がSE1の場合は、他の設定区分(SE2〜SE9)に比べて「映像演出」が実行される割合が高くなり、実行頻度が向上することになる。
「映像演出」では、上述の通り、主に映像を用いた演出を実行する。「映像演出」は、スピーカ8から出力される音又は発光部から出力される光が、無い又は小さい場合であっても演出内容が遊技者に認識されやすい演出である。従って、音量設定が小音設定であり、かつ輝度設定が低輝度設定である設定区分SE1において、決定割合を向上させることにより「映像演出」の実行頻度を向上させて、遊技者の好みに応じて音量及び輝度の両方を下げている場合であっても、興趣の向上を図ることができる。
また、図4において、「通常演出」が決定される決定割合は、「所定演出1」、「所定演出2」又は「映像演出」が決定されない場合を示し、通常の演出制御パターンにおいて演出が実行される。
なお、本実施形態では、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」は、リーチ演出等として説明したが、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」は他の演出であってもよい。例えば、大当り中の演出、大当り後のST中の演出であってもよい。
次に、図5を用いて、所定演出設定処理を説明する。図5は、所定演出設定処理を例示するフローチャートである。
図5で説明する、ステップS11〜ステップS13の所定演出設定処理は、演出制御用CPU120によって実行される、可変表示を開始するときに変動パターンの設定等を行う可変表示開始設定処理において実行されるものとする。
図5において、演出制御用CPU120は、音量設定と輝度設定を読込む(ステップS11)。音量設定と輝度設定は、図3において説明した、音量の設置値と輝度の設定値に基づき、RAM122等に記憶されているものとする。演出制御用CPU120は、RAM122等に記憶された音量設定と輝度設定を読込む。但し、上述のように、設定区分が予め設定されて記憶されている場合は、演出制御用CPU120は設定区分を読込むようにしてもよい。
ステップS11の処理を実行した後、演出制御用CPU120は、読込んだ音量設定と輝度設定に基づき、図3で説明した設定区分(SE1〜SE9)を決定し、決定した設定区分に基づき所定演出、映像演出を決定する(ステップS12)。ステップS12の処理においては、図4で説明した表に基づき、「所定演出1」「所定演出2」、「映像演出」、又は「通常演出」のいずれかを決定する。
ステップS12の処理を実行した後、演出制御用CPU120は、決定された演出(「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」、又は「通常演出」)の演出制御パターンをセットする(ステップS13)。演出制御用CPU120は、例えば、ROM121に演出制御パターンを記憶することによりセットする。セットされた演出制御パターンは、可変表示中において演出制御用CPU120によって読み出されて実行されることにより演出処理が行われる。
ステップS13の処理を実行後、演出制御用CPU120は、所定演出設定処理を終了する。
なお、演出制御用CPU120は、可変表示開始設定処理において、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」の演出制御パターンをセットすることを説明したが、可変表示開始設定処理においては、「通常演出」についての抽選(可変表示中に実行する演出を選択する処理)を別途行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」をリーチ演出等として実行する例を説明したが、通常状態(確変状態でも時短状態でもない遊技状態)であるときのリーチ演出等に限定して実行にしてもよい。なお、確変状態とは、通常状態よりも大当りとなる確率が高い遊技状態(「高確状態」ともいう。)である。また、時短状態とは、通常状態よりも普通可変入賞球装置6Bが備える電動チューリップ型役物の開放頻度を高めることにより(例えば、通常状態よりも普図ゲームによって普図当りとなる確率を高くすること等により)第2始動入賞口に遊技球が入賞し易い遊技状態(「高ベース状態」ともいう。)である。なお、遊技状態は、大当り遊技が終了した後や、所定回数の特図ゲームが終了した後や、次回の大当りになったときなどに遷移(移行)し得る。なお、パチンコ遊技機1は、現在の遊技状態が何であるかを例えばフラグなどによって記憶しておけばよい。
また上記に代えて、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を、通常状態ではないとき(すなわち確変状態又は時短状態であるとき)のリーチ演出等に限定して実行にしてもよいし、確変状態であるときのリーチ演出等に限定して実行にしてもよいし、時短状態であるときのリーチ演出等に限定して実行にしてもよい。あるいは、通常状態、確変状態、時短状態における全てのリーチ演出等として、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」をリーチ演出等として実行してもよい。
また、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を、特定の期間の特図ゲームのリーチ演出等に限定して実行にしてもよい。例えば、大当り遊技終了後の保留内におけるリーチ演出等として、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を実行してもよいし、ST中(スペシャルタイム中:大当り遊技終了後に、所定上限回数の特図ゲームを消化する迄(又は、大当りとなる迄)、継続する確変状態)の全部又は一部(例えば、所定上限回数の最初の所定回数、所定上限回数の最後の所定回数等)におけるリーチ演出等として、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を実行してもよい。
また、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を、リーチ演出等に代えて又は加えて、他の演出(リーチ演出等以外の演出)として実行にしてもよい。例えば、大当り遊技中(大当り遊技状態)における演出(各ラウンド中の演出、ラウンド間の演出(インターバル期間の演出))として、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を実行してもよい。なお、大当り遊技を開始するときの演出(ファンファーレ演出)や、大当り遊技を終了するときの演出(エンディング演出)として、「所定演出1」、「所定演出2」、「映像演出」又は「通常演出」を実行してもよい。
本実施形態では、遊技を行うことが可能な遊技機であって、音量を調節可能な調節手段と、所定音を出力する所定演出を実行可能な所定演出実行手段とを備え、調節手段によって音量を下げる調節がされた場合に、所定演出の実行頻度を低下させ、調節手段によって音量を上げる調節がされた場合に、所定演出の実行頻度を向上させる実行頻度調節手段をさらに備える遊技機を説明したが、本発明は、例示した実施形態には限定されない。
例えば、本実施形態においては、操作手段として、スティックコントローラ31A及びプッシュボタン31Bを例示したが、操作手段はこれに限定されるものではない。遊技者の操作を検出する操作手段としては、例えば、十字キー等の他の操作手段を用いてもよい。また、遊技者の動作を検出する検出手段を操作手段としてもよい。例えば、テレビカメラを用い、テレビカメラで撮影した画像に基づき遊技者の動作、ポーズ等を検出することにより遊技者の操作としてもよい。また、操作手段として、赤外線センサ、超音波センサ、静電容量式センサ等のセンサを用い、遊技者の身体の一部を検出することにより遊技者の動作を検出して操作手段とするようにしてもよい。例えば、遊技者がセンサに手をかざす動作を検出することにより遊技者の操作を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、所定演出として、リーチ演出を例示したが、所定演出はリーチ演出には限定されない。
例えば、所定演出は、通常変動中の演出、大当り中の演出、変動時間短縮中の演出、客待ちデモ演出(所定時間遊技者による遊技が行われないときに実行される演出)、又はRTCによって実行される一斉演出であってもよい。
また、本実施形態においては、調節手段によって音量を下げる調節がされた場合として、図3で説明した小音設定であるときを説明したが、「音量を下げる調節」はこれに限定されない。
例えば、図3では、音量の値を「1」〜「2」、「3」〜「6」及び「7」〜「8」の3区分として、音量の値(絶対値)が「1」〜「2」のときを「音量を下げる調節がされた場合」として説明したが、音量の値が「1」〜「3」のときを「音量を下げる調節がされた場合」としてもよい。また、例えば、音量の値の区分を「1」〜「4」及び「5」〜「8」の2区分として、音量の値が「1」〜「4」のときを「音量を下げる調節がされた場合」としてもよい。
また、音量の値の絶対値が所定の範囲であることに代えて、現在の音量の値に対して新たに設定された音量の値の相対値が所定の値以上(例えば、2以上)減少する場合に「音量を下げる調節がされた場合」としてもよい。例えば、現在の音量の値が「8」であり、新たに設定された音量の値が「6」以下である場合、相対値が2以上であるため、「音量を下げる調節」がされたものとすることができる。
上記は、「音量を上げる調節がされた場合」についても同様に適用することができる。すなわち、大音量の音量の値を「7」〜「8」の値以外のものにする、又は現在の音量の値に対して新たに設定された音量の値の相対値が所定の値以上増加する場合に「音量を上げる調節がされた場合」とするものであってもよい。
さらに、「音量を下げる調節がされた場合」又は「音量を上げる調節がされた場合」についての態様を、「輝度を下げる調節がされた場合」、又は「輝度を上げる調節がされた場合」について適用してもよい。
また、本実施形態では、前記演出実行手段は、所定演出において出力される音を、同時期に出力される他の演出において出力される音よりも、遊技者が認識容易な態様にする場合として、音量が大きい場合を説明したが、遊技者が認識容易な態様はこれに限定されない。例えば、所定演出において出力される音の音域を、同時期に出力される他の演出において出力される音の音域に比べて高くあるいは低くすることによって遊技者が認識容易な態様としてもよい。
また、本実施形態では、前記演出実行手段は、所定演出において発光部から出力される光を、同時期に出力される他の演出において出力される光よりも遊技者が認識容易な態様として、輝度を高くする場合を説明したが、実施態様はこれに限定されない。例えば、発光部の発光間隔(点滅)、発光色、輝度の時間的な変動等によって遊技者が認識容易な態様としてもよい。
また、本実施形態では、前記調節手段は、所定演出における音量及び輝度を調節可能であり、前記演出実行手段は、前記調節手段において音量及び輝度を下げる調節がされた場合には前記所定演出とは異なる演出の実行頻度を上げるものであってもよい場合を説明したが、「音量及び輝度を下げる調節がされた場合」の実施態様はこれに限定されない。
例えば、音量の値と輝度の値に重みづけをして、音量が小音設定又は中音設定であり、かつ輝度が低輝度設定となったときに「音量及び輝度を下げる調節がされた場合」としてもよい。また、音量が小音設定であり、かつ輝度が低輝度設定又は中輝度設定となったときに「音量及び輝度を下げる調節がされた場合」としてもよい。
また、音量又は輝度以外の設定に基づき「音量及び輝度を下げる調節がされた場合」としてもよい。
また、本実施形態では、前記演出実行手段は、前記調節手段による調節に基づいて、前記所定演出の実行頻度を下げた状態で、前記所定演出を実行する場合には、通常とは異なる演出態様とするものであってもよい場合を説明したが、実施態様はこれに限定されない。
例えば、通常とは異なる演出態様として、所定演出の実行頻度が低下していることを遊技者に報知するものであってもよい。
また、本実施形態を実現するためのプログラム及びデータは、パチンコ遊技機1に含まれるコンピュータ装置などに対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置などの有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
また、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
また、上記の各実施の形態においては、変動時間およびリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを演出制御用マイクロコンピュータに通知するために、変動を開始するときに1つの変動パターンコマンドを送信する例を示したが、2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを演出制御用マイクロコンピュータに通知するようにしてもよい。具体的には、2つのコマンドにより通知する場合、遊技制御用マイクロコンピュータは、1つ目のコマンドでは擬似連の有無、滑り演出の有無など、リーチとなる以前(リーチとならない場合には所謂第2停止の前)の変動時間や変動態様を示すコマンドを送信し、2つ目のコマンドではリーチの種類や再抽選演出の有無など、リーチとなった以降(リーチとならない場合には所謂第2停止の後)の変動時間や変動態様を示すコマンドを送信するようにしてもよい。この場合、演出制御用マイクロコンピュータは2つのコマンドの組合せから導かれる変動時間に基いて変動表示における演出制御を行うようにすればよい。なお、遊技制御用マイクロコンピュータの方では2つのコマンドのそれぞれにより変動時間を通知し、それぞれのタイミングで実行される具体的な変動態様については演出制御用マイクロコンピュータの方で選択を行うようにしてもよい。2つのコマンドを送る場合、同一のタイマ割込内で2つのコマンドを送信する様にしてもよく、1つ目のコマンドを送信した後、所定期間が経過してから(例えば次のタイマ割込において)2つ目のコマンドを送信するようにしてもよい。なお、それぞれのコマンドで示される変動態様はこの例に限定されるわけではなく、送信する順序についても適宜変更可能である。このように2つ乃至それ以上のコマンドにより変動パターンを通知するようにすることで、変動パターンコマンドとして記憶しておかなければならないデータ量を削減することができる。
また、上記の各実施の形態において、「割合」とは、例えば、A:B=70%:30%やA:B=30%:70%のような関係であり、割合が異なる場合には、A:B=100%:0%のような関係で割合が異なる場合(すなわち、一方が100%の割り振りで他方が0%の割り振りとなるような場合)も含む。
また、パチンコ遊技機1の装置構成、データ構成、フローチャートで示した処理、画像表示装置5の表示領域における画像の表示動作を含めた各種の演出動作等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更及び修正が可能である。
また、本発明の遊技機は、遊技者に景品として遊技球が払い出され、遊技者は払い出された遊技球を遊技領域に発射して遊技が行われる遊技機であったが、プリペイドカードや会員カード等の遊技用記録媒体の記録情報より特定される大きさの遊技価値である度数を使用して、遊技に使用するための遊技得点を付与すると共に、付与された遊技得点、又は遊技による入賞により付与された遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技者が遊技を行う遊技機にも本発明を適用することができる。
また、上記の各実施の形態では、遊技機として遊技媒体を使用するものを例にしたが本発明による遊技機は、所定数の景品としての遊技媒体を払い出す遊技機に限定されず、遊技球等の遊技媒体を封入し景品の付与条件が成立した場合に得点を付与する封入式の遊技機に適用することもできる。
また、上記の各実施の形態では、確変大当りに決定されたことに基いて、大当り遊技終了後に確変状態に制御される遊技機を示したが、そのような遊技機に限定されない。例えば、内部に所定の確変領域が設けられた特別可変入賞球装置(1つだけ設けられた特別可変入賞球装置内に確変領域が設けられていてもよいし、複数設けられた特別可変入賞球装置のうちの一部に確変領域が設けられていてもよい)を備え、大当り遊技中に特別可変入賞球装置内における確変領域を遊技球が通過したことに基いて確変が確定し、大当り遊技終了後に確変状態に制御される遊技機に上記の各実施の形態で示した構成を適用することもできる。
また、遊技領域に設けられた始動領域を遊技媒体が通過したことに基づいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行い表示結果を導出表示する可変表示手段を備え、当該可変表示手段に予め定められた特定表示結果が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であるが、遊技得点が0でないときに遊技得点を使用して遊技機内に封入された遊技球を遊技領域に打ち込んで遊技が行われ、遊技球の打ち込みに応じて遊技得点を減算し、遊技領域に設けられた入賞領域に遊技球が入賞することに応じて遊技得点を加算する遊技機にも本発明を適用できる。そのような遊技機は、遊技得点の加算に使用可能な遊技用価値の大きさを特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体を挿入するための遊技用記録媒体挿入口と、遊技用記録媒体挿入口に挿入された遊技用記録媒体に記録されている記録情報の読み出しを行う遊技用記録媒体処理手段を備えていてもよい。
また、上記の実施の形態では、各々が識別可能な複数種類の特別図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定特別図柄を導出表示する遊技機を示したが、そのような遊技機に限定されない。例えば、変動する特別図柄と、可変表示結果として導出表示される確定特別図柄とが異なっていてもよい。換言すれば、変動する複数種類の特別図柄の中に、可変表示結果として導出表示される確定特別図柄が含まれていなくてもよい。
また、上記の実施の形態では、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定飾り図柄を導出表示する遊技機を示したが、そのような遊技機に限定されない。例えば、変動する飾り図柄と、可変表示結果として導出表示される確定飾り図柄とが異なっていてもよい。換言すれば、変動する複数種類の飾り図柄の中に、可変表示結果として導出表示される確定飾り図柄が含まれていなくてもよい。
また、上記の各実施の形態では、遊技機としてパチンコ機を示したが、メダルが投入されて所定の賭け数が設定され、遊技者による操作レバーの操作に応じて複数種類の図柄を回転させ、遊技者によるストップボタンの操作に応じて図柄を停止させたときに停止図柄の組合せが特定の図柄の組み合わせになると、所定数のメダルが遊技者に払い出されるゲーム(遊技)を実行可能なスロット機(例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、RT、AT、ART、CZ(以下、ボーナス等)のうち1以上を搭載するスロット機)にも本発明を適用可能である。
例えば、本発明に係る遊技機は、上述のようなスロット機であって、遊技(例えば、上述のようなゲーム)を行うことが可能な遊技機であって、音量を調節可能な調節手段(例えば、当該スロット機が備える画像表示装置の表示画面に表示される音量調節用の表示を見ながら音量調節をするときに遊技者によって操作される当該スロット機が備えるプッシュボタン等の操作部等)と、所定音を出力する所定演出(例えば、当該スロット機が備える演出制御用CPUよって実行される、当該スロット機が備えるスピーカから出力される主に音による演出である所定演出等)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、所定演出を実行可能な当該スロット機が備える演出制御用CPU等)とを備え、前記調節手段によって音量を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ(例えば、音量の値を下げたときに、所定演出の決定割合が低下することにより実行頻度を低下等させ)、前記調節手段によって音量を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる(例えば、音量の値を上げたときに、所定演出の決定割合が向上することにより実行頻度を向上させる等)実行頻度調節手段(例えば、当該スロット機が備える演出制御用CPU等)をさらに備えるスロット機であってもよい。
また、本発明に係る遊技機は、上述のようなスロット機であって、遊技(例えば、上述のようなゲーム)を行うことが可能な遊技機であって、発光手段の輝度を調節可能な調節手段(例えば、当該スロット機が備える画像表示装置の表示画面に表示される輝度調節用の表示を見ながら輝度調節をするときに遊技者によって操作される当該スロット機が備えるプッシュボタン等の操作部等)と、前記発光手段から所定の光を出力する所定演出(例えば、当該スロット機が備える演出制御用CPUよって実行される、当該スロット機が備える発光部から出力される主に光による演出である所定演出等)を実行可能な所定演出実行手段(例えば、所定演出を実行可能な当該スロット機が備える演出制御用CPU等)とを備え、前記調節手段によって輝度を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ(例えば、輝度の値を下げたときに、所定演出の決定割合が低下することにより実行頻度を低下等させ)、前記調節手段によって輝度を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる(例えば、輝度の値を上げたときに、所定演出の決定割合が向上することにより実行頻度を向上させる等)実行頻度調節手段(例えば、当該スロット機が備える演出制御用CPU等)をさらに備えるスロット機であってもよい。
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4A、4B … 特別図柄表示装置
5 … 画像表示装置
5HL … 第1始動入賞記憶表示エリア
5HR … 第2始動入賞記憶表示エリア
5H … 始動入賞記憶表示エリア
6A … 普通入賞球装置
6B … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8 … スピーカ
9 … ランプ
11 … 主基板
12 … 演出制御基板
13 … 音声制御基板
14 … ランプ制御基板
15 … 中継基板
20 … 普通図柄表示器
21 … ゲートスイッチ
22A … 第1始動口スイッチ
22B … 第2始動口スイッチ
23 … カウントスイッチ
31A … スティックコントローラ
31B … プッシュボタン
100 … 遊技制御用マイクロコンピュータ
101、121 … ROM
102、122 … RAM
103 … CPU
104、124 … 乱数回路
105、125 … I/O
120 … 演出制御用CPU
123 … 表示制御部

Claims (2)

  1. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    音量を調節可能な調節手段と、
    所定音を出力する所定演出を実行可能な所定演出実行手段と
    を備え、
    前記調節手段によって音量を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ、前記調節手段によって音量を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる実行頻度調節手段をさらに備える、遊技機。
  2. 遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    発光手段の輝度を調節可能な調節手段と、
    前記発光手段から所定の光を出力する所定演出を実行可能な所定演出実行手段と
    を備え、
    前記調節手段によって輝度を下げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を低下させ、前記調節手段によって輝度を上げる調節がされた場合に、前記所定演出の実行頻度を向上させる実行頻度調節手段をさらに備える、遊技機。
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