JP4184995B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、図柄表示手段で変動表示された複数の図柄が揃って停止表示したときに大当たり状態が発生するパチンコ遊技機に関するものである。
通常、例えば第1種とよばれるパチンコ遊技機においては、3つの図柄を変動表示させる図柄表示手段、該図柄表示手段で表示させる図柄を変動表示開始するための始動口、図柄表示手段による図柄の変動表示中に更に遊技球が始動口に入賞したとき、その入賞個数(貯留個数)を記憶する入賞記憶手段、及び該入賞記憶手段にて記憶された入賞個数を表示する入賞個数表示手段などが配設されている。
また、通常のパチンコ遊技機においては、始動口へ遊技球が入賞すると乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行うメイン基板や、図柄表示手段による図柄の変動表示等を制御する図柄制御基板などを具備しており、これら基板間の信号の送受信により各種遊技の制御が行われている。そして、メイン基板にて抽選の結果、大当たりとなった場合、図柄表示手段で変動表示された図柄は同一のものが揃って停止表示し、大当たり状態が発生して、賞球として多数の遊技球が獲得され得るようになっている。
一方、図柄表示手段においては、図柄を変動表示させる他、キャラクタを表示させるなどの種々演出が行われており、遊技性が高められているのであるが、かかる遊技性を更に高めるべく、従来、入賞個数表示手段に演出効果を持たせることが行われていた(例えば特許文献1参照)。かかる特許文献1には、入賞個数(貯留個数)に応じて点灯する複数のランプを備え、このうち大当たりになる確率が高いリーチ状態の発生が予知されると、通常とは異なった態様の点灯(例えば点滅等)が行われるよう構成されていた。
実開平4−22988号公報
しかしながら、上記従来のパチンコ遊技機においては、以下のような問題があった。例えば、入賞記憶手段にて記憶された入賞に大当たりがあると、その入賞に基づく図柄変動の前まで連続的な演出を行って大当たりが近いことを遊技者に知らせる連続予告機能を具備したパチンコ遊技機が一般に普及しているが、従来のパチンコ遊技機にあっては、図柄表示手段による図柄の変動表示時、入賞記憶手段で記憶された入賞の何れかが大当たりであることを予め認識しておき、連続予告等の演出を行う必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、図柄表示手段による図柄の変動表示時、入賞記憶手段で記憶された入賞に大当たりがあるか否か予め認識することなく連続予告等の演出を行うことができるパチンコ遊技機を提供することにある。
請求項1記載の発明は、複数の図柄を変動表示させる図柄表示手段と、該図柄表示手段で表示させる図柄を変動表示開始するための始動口と、前記始動口へ遊技球が入賞すると乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行うメイン基板と、該メイン基板からの指示に基づき前記図柄表示手段による図柄の表示を制御する図柄制御基板と、前記始動口への遊技球の入賞によって開始された前記図柄表示手段の図柄の変動表示中、更に遊技球が前記始動口に入賞したとき、その入賞個数を記憶する入賞記憶手段とを具備し、前記図柄表示手段で変動表示された複数の図柄が揃って停止表示したときに大当たり状態が発生するパチンコ遊技機において、前記メイン基板は、前記図柄表示手段の変動表示開始時であって、且つ、その変動表示が抽選の結果大当たり状態を発生させるべきものと判定された場合、前記入賞記憶手段によって記憶された変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択し、該変動パターンを前記図柄制御基板へ送信して当該図柄制御基板による図柄の表示の制御を行わせることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のパチンコ遊技機において、前記図柄制御基板は、入賞記憶手段で記憶された入賞個数を表示する入賞個数表示手段を具備するとともに、変動表示開始時の当該入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを実行する際、該変動パターンにおける擬似的な図柄の変動表示を行う毎に前記入賞個数表示手段で表示する入賞個数を擬似的に減算表示することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のパチンコ遊技機において、前記変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる図柄の変動パターンの実行後、前記入賞個数表示手段による擬似的な減算表示を消去し、前記入賞記憶手段で記憶された正規の入賞個数の表示に戻すことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機において、前記入賞記憶手段で記憶される入賞個数が最大で4個と設定されるとともに、当該入賞記憶手段で記憶された入賞個数が1個のときは擬似的な図柄の変動表示の回数を1回、2個のときは1回又は2回、3個のときは1〜3回それぞれ行わせ、その後に大当たりの図柄変動とすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、メイン基板は、図柄表示手段の変動表示開始時であって、且つ、その変動表示が抽選の結果大当たり状態を発生させるべきものと判定された場合、入賞記憶手段によって記憶された変動表示開始時の入賞個数に対応した変動パターンを選択し、該変動パターンを図柄制御基板へ送信して当該図柄制御基板による図柄の表示の制御を行わせるので、図柄表示手段による図柄の変動表示時、入賞記憶手段で記憶された入賞に大当たりがあるか否か予め認識することなく、擬似的な図柄の変動表示において連続予告等の演出を行うことができる。
請求項2の発明によれば、変動表示開始時の入賞記憶手段の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを実行する際、該変動パターンにおける擬似的な図柄の変動表示を行う毎に入賞個数表示手段で表示する入賞個数を擬似的に減算表示するので、不自然さがなく連続的な、擬似的変動表示を行わせることができる。
請求項3の発明によれば、変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンの実行後、入賞個数表示手段による擬似的な減算表示を消去し、入賞記憶手段で記憶された正規の入賞個数を表示するので、当該変動パターンの実行後は常に正規な入賞個数を表示することができる。
請求項4の発明によれば、入賞記憶手段で記憶される入賞個数が最大で4個と設定されている最も一般的なパチンコ遊技機に適用するのが容易である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るパチンコ遊技機は、図1及び図2に示すように、ガラス板2が取り付けられた前面枠3を有しており、かかるガラス板2から遊技者が遊技盤4を目視し得るように構成されている。当該遊技盤4には、始動口6や大入賞口7の他、種々役物や複数の釘、或いは風車等が形成されている。
また、遊技盤4の略中央には、液晶表示装置などから成る図柄表示手段5が配設されており、その画面に所定の図柄や背景等を表示し得るようになっている。そして、始動条件が成立(例えば始動口6に遊技球が入賞)したときに、3つの図柄を変動表示させ、これら図柄が揃って停止表示されることにより「大当たり状態」を発生させ得るよう構成されている。「大当たり状態」が発生すると、大入賞口7を所定時間及びタイミングで開閉させ、遊技者が多数の遊技球を獲得することができる。
上記図柄表示手段5の近傍には、4つのランプから成る入賞個数表示手段12が配設されており、始動口6への入賞個数(貯留個数)を表示し得るよう構成されている。即ち、始動口6への遊技球の入賞によって開始された図柄表示手段5の図柄の変動動作中、更に遊技球が始動口6に入賞したときは、その入賞の個数に応じてランプを点灯させ、遊技者に貯留個数を報知し得るようになっているのである。
更に、パチンコ遊技機1の下部右隅にはハンドル8が配設されており、該ハンドル8の操作により上皿9内の遊技球を遊技盤4へ打ち出すよう構成されている。このハンドル8には、遊技内容に関わる所定タイミングで当該ハンドル8を振動させる振動手段(図2参照)が配設されており、ハンドル8の振動により遊技中の演出効果を高めている。尚、図1中符号11は、下皿10近傍に取り付けられたスピーカを示しており、かかるスピーカ11から発せられる音声によっても遊技中の演出効果が高められている。
パチンコ遊技機1の内部には、図2に示すように、メイン基板13、図柄制御基板14、ランプ制御基板15及び音声制御基板16が配設されており、各基板はそれぞれ透明樹脂から成るケース(不図示)内に収容されつつ所定の基板や素子と電気的に接続されている。具体的には、メイン基板13と図柄制御基板14とが接続されており、当該メイン基板13の出力信号或いは制御信号が図柄制御基板14に送信され得るよう構成されている一方、かかる図柄制御基板14とランプ制御基板15及び音声制御基板16とが接続されて図柄制御基板14の出力信号或いは制御信号がこれらランプ制御基板15及び音声制御基板16にそれぞれ送信され得るよう構成されている。
音声制御基板16は、ROM及びRAMと接続されたCPUがI/Oを介して振動手段及びスピーカ11等と電気的に接続されており、スピーカ11からの出力や振動手段による振動を所定のタイミングにて行わせるよう制御するものである。これにより、効果音や音声或いはハンドル8を介して遊技者に伝達される振動により遊技に関わる演出を行わせることができる。
ランプ制御基板15は、上記した音声制御基板16と同様、CPU及び該CPUと接続されたROMやRAM等を有し、このうちCPUが装飾LED、ガラス枠ランプ及びサイドランプ等とI/Oを介して接続されていて、これらランプ等の点灯又は点滅動作を所定のタイミングにて行わせるべく制御し得るよう構成されている。
メイン基板13は、パチンコ遊技機1全般に亘る遊技内容を制御するもので、同図に示す如く、ROMやRAMなどと接続されたCPU13aを有して構成されている。尚、CPU13aは、始動口6への入賞を検出する始動スイッチ、大入賞口7への入賞を検出する大入賞口スイッチ、継続スイッチ、大入賞口7を開閉動作させる大入賞口ソレノイド、普通入賞口スイッチSW1及びSW2とそれぞれI/Oを介して接続されている。
また、CPU13aには、始動口6へ遊技球が入賞すると乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行う抽選手段17と、始動口6への遊技球の入賞によって開始された図柄表示手段5の図柄の変動表示中、更なる遊技球の始動口6への入賞個数(貯留個数)を記憶する入賞記憶手段18と、擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択し得る変動パターン選択手段19とが形成されている。
ここで、変動パターン選択手段19において選択される変動パターンは、図柄表示手段5の変動表示開始時であって、且つ、その変動表示が抽選手段17による抽選の結果大当たり状態を発生させるべきものと判定された場合、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせるもので、当該入賞個数がある場合、始動口6へ遊技球が1個入賞した分の図柄変動中に、擬似的な図柄の変動表示を所定回数行わせることができる一方、入賞記憶手段18の入賞個数がない場合、擬似的な図柄変動表示を行わないよう制御するものである。
即ち、擬似的な図柄の変動表示の際、リーチ演出やキャラクタによる演出等大当たりが近いことを知らせる連続予告を行うことができるので、図柄表示手段5による図柄の変動表示時、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数を参照するものの、当該入賞の中に大当たりがあるか否か予め認識することなく、擬似的な図柄の変動表示において連続予告等の演出を行うことができるのである。
例えば、本実施形態の場合、入賞記憶手段18で記憶される入賞個数が最大で4個とされているので、当該入賞記憶手段18で記憶された入賞個数(貯留個数)が1個のときは擬似的な図柄の変動表示としての通常変動(はずれリーチや所定キャラクタによる演出を伴う変動表示)を1回、2個のときは1回又は2回、3個のときは1〜3回それぞれ行わせ、その後に大当たりの図柄変動とするように構成するのが好ましい。
即ち、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数(貯留個数)分と図柄表示手段5にて変動表示開始される分とを合わせた合計回数が当該図柄表示手段5にて変動表示されることとなり、そのうち入賞個数(貯留個数)分が擬似的な変動表示を行わせる回数となり得るのである。また、上記のように、擬似的な変動表示が入賞個数(貯留個数)に満たない回数しか行われていなくても、大当たり図柄変動とすることができる。
また、本実施形態においては、上記の如き入賞個数に対応した変動パターンを実行する際、該変動パターンにおける擬似的な図柄の変動表示を行う毎に入賞個数表示手段12で表示する入賞個数を擬似的に減算表示するよう構成されている。これにより、擬似的な図柄の変動表示が終了して入賞個数が擬似的に減算表示されるので、不自然さがなく連続的な、擬似的変動表示を行わせることができる。一方、遊技者から見た場合、図柄表示手段5で表示される図柄が複数回変動しているように見えるが、メイン基板13側における制御では1回の図柄の変動となる。
更に、入賞個数に対応した図柄の変動パターンの実行後(即ち、擬似的な図柄の変動表示が全て終了した後)、入賞個数表示手段12による擬似的な減算表示を一旦消去し、入賞記憶手段18に記憶された正規の入賞個数を当該入賞個数表示手段12にて改めて表示するようにするのが好ましい。これにより、擬似的な減算表示は入賞個数に対応した図柄の変動パターンを実行しているときのみとされ、変動パターンの実行後は常に正規な入賞個数を表示することができる。
図柄制御基板14は、図柄表示手段5を制御してその画面に図柄の変動表示又は停止表示を行わせたり、所定の図柄や背景或いは演出のためのキャラクタ等を表示させるもので、メイン基板13と同様、ROMやRAMなどと接続されたCPU14aを有して構成されている。かかるCPU14aは、I/Oを介してメイン基板13のCPU13aや図柄表示手段5及び入賞個数表示手段12と接続され、当該メイン基板13からの指示に基づき図柄表示手段5による図柄の表示を制御したり、或いは入賞個数表示12に入賞個数(入賞記憶手段18にて記憶された正規の入賞個数、及び擬似的な減算表示を含む)を表示させたりするよう構成されている。
次に、上記構成のパチンコ遊技機1による制御内容について、図3及び図4で示すフローチャートに基づいて説明する。まず、メイン基板13によるメイン処理について図3に基づき説明する。S1にて始動口6への遊技球の入賞が検知されると、その始動口入賞信号を図柄制御基板14側へ送信(S2)した後、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数(貯留個数)が、入賞個数表示手段12で表示し得る最大個数の4個未満であるか否かが判定される(S3)。尚、S1にて始動口6への入賞が検知されないと、S2〜S4の処理は行われず、S5へ進むこととなる。
S3にて入賞の個数が4個以上と判断されると、S4を処理せずS5の処理を行うこととなる。その一方、入賞の個数が4個未満であれば、S4に進み、メイン基板13による当たり判定カウンタの取得が行われるとともに、入賞記憶手段18で記憶すべき入賞個数を1個加算させる。ここで、当たり判定カウンタとは、取得したカウンタに基づき当たりとすべきか、はずれとすべきかの判定を行うためのものであり、割り込み毎に当たり判定カウンタを加算し、例えば0〜630までの数値をループさせ、取得した値と所定の当たり値とが一致したときに当たりと判定されるものである。
その後、S5にて図柄表示手段5による図柄の変動表示が行われているか否かの判定が行われ、変動中である場合はS6に進み、当該図柄変動時間が経過したか否かが判断される。その図柄変動時間が経過したと判断されると、S7に進んで、図柄を停止表示させるための変動停止信号を図柄制御基板14に送信する。
そして、S7が終了すると、停止した図柄が全て揃うことにより大当たりしたのか否かの判定が行われ(S8)、大当たりであれば大当たり処理(大入賞口7の開閉動作やランプ類の点滅など)が行われる(S9)一方、大当たりでなければS1へ戻り、それ以降の一連の制御が再び行われる。その後、揃った図柄が所定の特定図柄なのか或いは当該特定図柄以外の通常の図柄なのかを判別し(S10)、特定図柄であれば、次の大当たり確率が高くなる「高確率セット」が行われ(S11)、普通図柄であれば、次の大当たり確率が通常となる「通常確率セット」が行われる(S12)。上記一連の制御が行われた後、S1に戻ることとなる。
ここで、S5にて図柄が変動表示中でないと判定されると、S13へ進み、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数(貯留個数)が1以上であるか否かが判定され、1以上である場合はS14へ進んで入賞記憶手段18の入賞個数から1だけ減算する。その後、現在の遊技が高確率中であるのか否かの判別(S15)がなされ、高確率中であれば高確率用の変動パターンテーブル(当たりの確率が高いテーブル)が用意される(S16)一方、高確率でなく通常時であれば通常用の変動パターンテーブル(当たりの確率が高確率中テーブルより低いテーブル)が用意される(S17)。
そして、入賞記憶手段18で記憶された入賞個数を参照しつつ、変動パターン選択手段19により擬似的な図柄の変動表示の有無、当該擬似的な図柄の変動表示回数、及び種類等を示す変動パターンテーブルが選択され(S18)、別途取得した乱数に基づき変動パターンが決定される(S19)。例えば、入賞記憶手段18にて記憶された入賞個数を縦軸、乱数値(カウンタ値)を横軸とした仮想のテーブル(変動パターンテーブル)を用意しておき、入賞個数及び取得された乱数値(カウンタ値)に対応する変動パターン(擬似的な図柄変動としての予告付き通常変動が所定回数行われた後、大当たりとなるリーチが行われる等)が決定される。
その後、上記の如く決定された変動パターンに対応した図柄変動時間がセットされ(S20)、当該変動パターンを指示するデータを図柄制御基板14側に送信する(S21)とともに、図柄表示手段5による図柄の変動表示を開始すべき信号を同図柄制御基板14に送信する(S22)。その後再びS1に戻ることとなり、メイン基板13における一連の制御が終了する。
次に、図柄制御基板14による図柄制御処理について図4に基づいて説明する。
かかる処理においては、メイン基板13から変動パターンを指示するデータを受信したか否かの判定が行われ(S23)、未受信の場合はS24へ進み、メイン基板13からの始動口入賞信号(具体的には、図3中S2により送信された信号)を受信したか否かの判定が行われる。
然るに、当該始動口入賞信号があると判断されると、S25へ進み、入賞個数表示手段12にて表示された入賞個数(貯留個数)が4未満であるか否かの判定が行われる。かかる判定の結果、表示された貯留個数が4個未満であると判断されると、入賞個数表示手段12による表示の個数を1だけ加算したものを表示(即ち、加算後の数だけランプを点灯)して(S26)、S23へ戻るとともに、4個以上であると判断されると、S26による処理は行われずにS23へ戻ることとなる。
その一方、S23にて変動パターンを指示するデータの受信があると判断されると、S27に進み、図柄変動選択テーブルに基づき変動パターンが選択される。例えば、図柄変動選択テーブルは、擬似的な図柄の変動表示を行う指示がメイン基板13からあった場合、その擬似的な図柄の変動表示を如何なる表示にて行うか、言い換えれば擬似的な変動表示を如何なる通常変動で行わせるかを選択すべきもので、連続予告のためのリーチ(はずれリーチ)の種類や図柄表示手段5に表示させるべきキャラクタの種類等を決定するためのものである。
その後、メイン基板13からの変動開始信号(具体的には、図3中S22の処理にて送信されたもの)があるか否かの判定が行われ(S28)、当該信号があった場合には、入賞個数表示手段12による表示の個数を1だけ減算したものを表示させる(S29)。そして、メイン基板13から送信された変動パターンを指示するデータ(具体的には、図3中S21にて送信されたデータ)に従って図柄表示手段5による図柄の変動表示が行われることとなる。
ここで、受信した変動パターンにおいて、その変動パターンが擬似的な図柄の変動表示を行うべきものか否かの判定が行われ(S31)、擬似的変動パターンを行うべきものである場合は、S32に進み、擬似的な図柄の変動表示としての通常変動が行われる。その通常変動が停止表示すると(S33)、入賞個数表示手段12にて表示された入賞個数(貯留個数)を擬似的に減算表示し(S34)、受信した変動パターンを参照して再度の擬似変動を行うべきか否かが判定される(S35)。再度の擬似変動表示を行うべきと判断されると、S32へ戻って通常変動(擬似的な図柄の変動表示)が再びなされる。
受信した変動パターンを参照して、S31にて擬似的な図柄の変動表示が行われないと判断された場合、及びS35にて再度の擬似変動表示を行わないと判断された場合は、S36へ進んで、受信した変動パターンに基づいて図柄表示手段5による図柄の変動表示が行われる。その後、メイン基板13からの図柄停止信号(具体的には、図3中S7により送信された信号)が受信されるのを待ち(S37)、当該信号を受信すると、図柄を停止表示させる(S38)。
S38により図柄が停止表示された後、その図柄が大当たり状態を生じさせるものであるか否かの判定(具体的には、メイン基板13から送られる大当たり信号を受信したか否かの判定)が行われ、大当たり状態を生じさせるべき停止図柄である場合、S40へ進んで図柄表示手段5による大当たり時の所定の表示を行わせる。また、S34によって入賞個数表示手段12により擬似的な減算表示がなされている場合、入賞記憶手段18で記憶された正規の入賞個数の表示に戻す(S41)。以上で図柄制御基板14による一連の制御が終了することとなる。
上記の如く、本実施形態に係るパチンコ遊技機1によれば、現時点で開始される変動表示が大当たり状態を生じさせるものである場合、擬似的な図柄の変動表示を行わせることができるので、図柄表示手段5による図柄の変動表示時、入賞記憶手段18で記憶された入賞に大当たりがあるか否か予め認識することなく、擬似的な図柄の変動表示において連続予告等の演出を行うことができる。また、入賞記憶手段18が形成されたメイン基板13にて、擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択するので、当該入賞記憶手段18で記憶された入賞個数(貯留個数)を参照するに際し、スムーズ且つ素早く行うことができる。
以上、本実施形態のパチンコ遊技機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図柄の変動表示が抽選の結果はずれであるべきものと判定された場合にも擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択するようにしてもよい。この場合、擬似的な変動表示なのか、或いは始動口6への入賞に対応した正規の変動表示なのかの区別がつきにくくなり、より遊技性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、入賞記憶手段18により記憶される入賞個数(貯留個数)の最大が4個に設定(表示ランプを4つ具備)しているが、他の数(例えば、1〜3或いは5個以上)としてもよく、或いはランプ以外による入賞個数の表示(例えば別途の液晶表示装置や既設の図柄表示手段5の一部に表示させるもの)としてもよい。いずれの場合であっても、入賞記憶手段18により記憶された入賞個数(貯留個数)を参照して変動パターンを選択する必要がある。
更に、入賞個数表示手段12による擬似的な減算表示を行った後の制御は、本実施形態の如く擬似的な減算表示を一旦消去して正規の入賞個数を表示させるものの他、正規の入賞個数まで段階的に擬似的な加算表示を行うようにしてもよく、或いは擬似的な減算表示を消去した後、入賞口6への入賞により入賞個数表示手段12による個数表示を行うようにしてもよい。
メイン基板が、図柄表示手段の変動表示開始時であって、且つ、その変動表示が抽選の結果大当たり状態を発生させるべきものと判定された場合、前記入賞記憶手段によって記憶された変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択し、該変動パターンを図柄制御基板へ送信して当該図柄制御基板による図柄の表示の制御を行わせるパチンコ遊技機であれば、外観が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図 同パチンコ遊技機の内部構成を示すブロック図 同パチンコ遊技機におけるメイン基板の処理工程を示すフローチャート 同パチンコ遊技機における図柄制御基板の処理工程を示すフローチャート
符号の説明
1…パチンコ遊技機
2…ガラス板
3…前面枠
4…遊技盤
5…図柄表示手段
6…始動口
7…大入賞口
8…ハンドル
9…上皿
10…下皿
11…スピーカ
12…入賞個数表示手段
13…メイン基板
14…図柄制御基板
15…ランプ制御基板
16…音声制御基板
17…抽選手段
18…入賞記憶手段
19…変動パターン選択手段

Claims (4)

  1. 複数の図柄を変動表示させる図柄表示手段と、
    該図柄表示手段で表示させる図柄を変動表示開始するための始動口と、
    前記始動口へ遊技球が入賞すると乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行うメイン基板と、
    該メイン基板からの指示に基づき前記図柄表示手段による図柄の表示を制御する図柄制御基板と、
    前記始動口への遊技球の入賞によって開始された前記図柄表示手段の図柄の変動表示中、更に遊技球が前記始動口に入賞したとき、その入賞個数を記憶する入賞記憶手段と、
    を具備し、前記図柄表示手段で変動表示された複数の図柄が揃って停止表示したときに大当たり状態が発生するパチンコ遊技機において、
    前記メイン基板は、前記図柄表示手段の変動表示開始時であって、且つ、その変動表示が抽選の結果大当たり状態を発生させるべきものと判定された場合、前記入賞記憶手段によって記憶された変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを選択し、該変動パターンを前記図柄制御基板へ送信して当該図柄制御基板による図柄の表示の制御を行わせることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記図柄制御基板は、入賞記憶手段で記憶された入賞個数を表示する入賞個数表示手段を具備するとともに、変動表示開始時の当該入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる変動パターンを実行する際、該変動パターンにおける擬似的な図柄の変動表示を行う毎に前記入賞個数表示手段で表示する入賞個数を擬似的に減算表示することを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記変動表示開始時の入賞個数に対応した回数の擬似的な図柄の変動表示を行わせる図柄の変動パターンの実行後、前記入賞個数表示手段による擬似的な減算表示を消去し、前記入賞記憶手段で記憶された正規の入賞個数の表示に戻すことを特徴とする請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記入賞記憶手段で記憶される入賞個数が最大で4個と設定されるとともに、当該入賞記憶手段で記憶された入賞個数が1個のときは擬似的な図柄の変動表示の回数を1回、2個のときは1回又は2回、3個のときは1〜3回それぞれ行わせ、その後に大当たりの図柄変動とすることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ遊技機。
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