JP2017064017A - スケートボード - Google Patents

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謙二 高木
Kenji Takagi
謙二 高木
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Abstract

【課題】上下運動により容易に推進力を発生することのできるスケートボードを提供すること。【解決手段】ボード10に下方に加重すると、第1及び第2アーム23a,23bがそれぞれ傾動してそれらの先端、すなわち第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a0,26b0が左右方向に拡がる。ここで、第1及び第2取付部材25a,25bの傾斜板25a0,25b0が後方に向かって傾斜し、それらの取付面に取付けられた第1及び第2キャスタが地面から接触抵抗を受けることで、第1及び第2キャスタがそれらの車輪を前方から後方に拡げる方向に回動する。このとき、車輪は、それらが接触する地面からそれぞれ左右方向の内向きに反力を受け、その反力のうちの車輪の方向への分力により回転する。それにより、ボードを前方向に推進することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、スケートボードに関する。
スケートボードは、板状のボードの裏面に車輪が固定された運動用具である。スケートボードは、通常、各2つの車輪(ローラ)が両端に固定された2つのシャフトを回転可能にボードの裏面の前後に固定して構成される(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、ボード上に乗り、自身の脚力でボードを推進し、さらに重心を左右に移動してボードを傾斜することでボードを操舵することができる。
スケートボードにおいて、推進力を発生させるためには、脚を地面につけることが多い。しかし、スケートボードの外に向けて体重が移動するため、必ずしも安全ではない。体重を左右に移動させるポンピングによる加速も知られているが、技術の習得が容易ではない。
特開2009−512492号公報
本発明は、上下運動により容易に推進力を発生することのできるスケートボードを提供することを課題とする。
本発明のスケートボードは、
ボードと、
前記ボードの裏面に配され、第1及び第2取付面に対してそれぞれ回動する第1及び第2キャスタと、
前記ボードの裏面に基端が傾動可能に固定され、先端を一軸方向の一側及び他側にそれぞれ向ける第1及び第2アームと、該第1及び第2アームのそれぞれの先端に設けられる第1及び第2取付部材と、該第1及び第2取付部材に設けられる前記ボードに対して前記一軸方向に交差する方向の一側に向けて前記ボードから離間する方向に傾斜する前記第1及び第2取付面と、前記第1及び第2アームを前記ボードに向けて傾動する方向にそれぞれ付勢する第1及び第2付勢部材と、を有する支持機構と、
を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、ボードにその表面から裏面への方向に加重すると、第1及び第2アームが傾動してそれらの先端、すなわち第1及び第2キャスタが有する車輪が一軸方向に拡がる。ここで、第1及び第2取付部材の取付面が交差する方向の一側に傾斜し、取付面に取付けられた第1及び第2キャスタが地面から接触抵抗を受けることで、第1及び第2キャスタがそれらの車輪を交差する方向の他側に対して一側に拡げる方向に回動する。このとき、車輪は、それらが接触する地面から一軸方向の内向きに反力を受け、その反力のうちの車輪の方向への分力により回転する。また、第1及び第2アームがそれらの先端、すなわち第1及び第2キャスタが有する車輪を一軸方向に拡げた状態において、ボードから抜重すると、第1及び第2アームがそれぞれ第1及び第2付勢部材により付勢されて傾動し、それらの先端、すなわち第1及び第2キャスタが有する車輪が一軸方向に閉じる。ここで、第1及び第2取付面が交差する方向の一側に傾斜し、取付面に取付けられた第1及び第2キャスタが地面から接触抵抗を受けることで、第1及び第2キャスタがそれらの車輪を交差する方向の一側に対して他側に拡げる方向に回動する。このとき、車輪は、それらが接触する地面から一軸方向の外向きに反力を受け、その反力のうちの車輪の方向への分力により回転する。それにより、ボードを交差する方向の他側に推進することができる。なお、「一側に向けて前記ボードから離間する方向に傾斜する」とは、取付面が一側(前方)に向けてボードから離間する方向(下方)に傾斜していることを意味する。取付面が取付部材よりもボードから大きく離間していくことは必ずしも要さない(後述の実施形態における取付面35a及び35bを参照)。
本発明のスケートボードは、
前記ボードの裏面に、前記第1及び第2キャスタに対して前記交差する方向の他側に配され、第3及び第4取付面に対して回動する第3及び第4キャスタと、
前記ボードの裏面に基端が傾動可能に固定され、先端を前記一軸方向の一側及び他側にそれぞれ向ける第3及び第4アームと、該第3及び第4アームのそれぞれの先端に設けられる第3及び第4取付部材と、該第3及び第4取付部材に設けられる前記ボードに対して前記一軸方向に交差する方向の一側に向けて前記ボードから離間する方向に傾斜する前記第1及び第2取付面と、前記第3及び第4アームを前記ボードに向けて傾動する方向にそれぞれ付勢する第3及び第4付勢部材と、を有する別の支持機構と、
をさらに備えることを特徴とする。
この特徴によれば、前方の第1及び第2キャスタと、後方の第3及び第4キャスタとの両方で、推進力を得ることができる。
本発明のスケートボードは、
前記第3及び第4取付面の前記ボードの裏面に対する傾斜は、前記第1及び第2取付面の前記ボードの裏面に対する傾斜よりも大きいことを特徴とする。
この特徴によれば、体重を左右いずれかの方向に移動させることにより、前方の第1及び第2キャスタが後方の第3及び第4キャスタよりも大きく回動する。スケートボードの進行方向が左右いずれかの方向に孤を描くように変化する。
本発明のスケートボードは、
前記第1、第2、第3及び第4アームは、2以上のサブアームを有し、
前記ボードと前記2以上のサブアームと前記取付部材とによって、前記取付部材が前記ボードと平行に配されるリンク機構を構成することを特徴とする。
この特徴によれば、取付部材がボードと平行に配され、ボードが傾斜せずに安定して推進される。
本発明のスケートボードは、
前記第1、第2、第3及び第4キャスタの少なくとも一つは、回動角範囲を制限する回動制限機構を有することを特徴とする。
この特徴によれば、回動制限機構により回動角範囲が制限されることで、第1及び第2キャスタの車輪が地面から離れても回動角を大きく変えることがなくなる。着地の際に安全である。
本発明のスケートボードによれば、上下運動により容易に推進力を発生することができる。
図1は、本実施形態に係るスケートボードの構成を示す図である。 図2は、前方向に推力が発生するメカニズムを説明するための図である。 図3は、進行方向を変えるメカニズムを説明するための図である。
本発明の一実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るスケートボード1の構成を示す。なお、図1(A)〜図1(C)は、それぞれ、右側面図、正面図、及び背面図である。図1(A)における左右方向を前後方向(左側を前方及び右側を後方)、図1(B)における右方及び図1(C)における左方を左側、図1(B)における左方及び図1(C)における右方を右側とする。スケートボード1は、上下運動を推進力に変換して前進することができるものであり、ボード10、前輪部20、及び後輪部30を備える。
ボード10は、ユーザがその上に乗ってスケートボード1を操舵する板状部材である。ボード10は、例えば樹脂、木等の素材を用いて前後方向を長手とするトラック形状(すなわち、長手が直線状及び短手が円弧状に形成された形状)に成形されている。ボード10は、前部10a、胴部10b、及び後部10cを有する。前部10aは、胴部10bに対して先端を上方に向けて傾斜する。後部10cも同様に、胴部10bに対して後端を上方に向けて傾斜する。
前輪部20は、スケートボード1の前側に配される車輪を含む部分であり、第1及び第2キャスタ26a,26b及び支持機構21を含む。
第1及び第2キャスタ26a,26bは、それぞれ各1つの車輪26a,26b及び各1つの支持部材26a,26bを有する。第1キャスタ26aは、支持部材26aにより車輪26aを回転可能に支持する。支持部材26aは、その基端で、その長手の周りに回動可能に固定箇所(すなわち、後述する第1取付部材25aの傾斜版25a)に固定される。それにより、車輪26aは、回転しつつ、固定箇所に対してその向きを自在に変えることができる。第2キャスタ26bは、支持部材26bにより車輪26bを回転可能に支持する。支持部材26bは、その基端で、その長手の周りに回動可能に固定箇所(すなわち、後述する第2取付部材25bの傾斜版25b)に固定される。それにより、車輪26bは、回転しつつ、固定箇所に対してその向きを自在に変えることができる。
なお、第1及び第2キャスタ26a,26bは、支持部材26a,26bの回動角範囲を制限する回動制限機構(不図示)を有してもよい。回動制限機構は、例えば、支持部材26a,26bに係止してその回動を留めるストッパであってよい。回動制限機構により第1及び第2キャスタ26a,26bの少なくとも一方の回動角範囲が制限されることで、車輪26a,26bが地面から離れても回動角を大きく変えることがなくなる。着地の際に、車輪26a,26bの回転が止められてしまう(すなわち急停止して転倒してしまう)ことがなくなり、安全である。
支持機構21は、第1及び第2キャスタ26a,26bをボード10の裏面側に配し、ボード10に対して上下動可能に支持する機構であり、ベース22、第1及び第2アーム23a,23b、第1及び第2取付部材25a,25b、並びに第1及び第2付勢部材24a,24bを有する。なお、付勢部材としては、バネを用いることが考えられるが、他の部材であってもよい。
ベース22は、支持機構21をボード10の裏面に固定する部材であり、固定部材22a及び傾動部材22bを有する。固定部材22aは、例えば金属等の素材を用いて板状に成形され、その上面がボード10の胴部10bの前側の裏面に固定される。傾動部材22bは、固定部材22aと同様の素材を用いて形成された2つの板状部材を、前後方向に離間し、それぞれを左右方向に向けて(すなわち平行に)固定部材22aの下面上に立設されている。なお、本実施形態では、固定部材22a及び傾動部材22bは一体的に形成されているものとする。
第1及び第2アーム23a,23bは、それぞれ第1及び第2キャスタ26a,26bをそれらの正面視における傾きを維持してボード10に対して傾動する部材であり、各2つの板状部材を有する。第1アーム23aの2つの板状部材は、互いに一面を対向して離間し、それぞれの先端を左側(図1(B)における右側)に向けて、それぞれの基端がベース22の傾動部材22bに傾動可能に固定される。第2アーム23bの2つの板状部材は、互いに一面を対向して離間し、それぞれの先端を右側(図1(B)における左側)に向けて、それぞれの基端がベース22の傾動部材22bに傾動可能に固定される。
第1及び第2取付部材25a,25bは、それぞれ、第1及び第2キャスタ26a,26bが取り付けられるブロック体であり、それぞれ、正面視において左上及び右上の一角が取られて傾斜する矩形状(言い換えると、左上及び右上に底辺を向ける五角形状)の側面を有し、左上及び右上の中央に凹部(不図示)を有し、さらに図1(A)より分かるように前側底部から下方に(言い換えると後方に向かって)傾斜して延設される傾斜板25a,25bを有する。
第1及び第2取付部材25a,25bは、それぞれ第1及び第2アーム23a,23bを、それらの先端(すなわち、2つの板状部材の先端)を凹部(不図示)に挿入して傾動可能に固定する。第1アーム23a、ベース22、第1取付部材25aにより1つのリンク機構が構成され、第1取付部材25a(特に、第1キャスタ26aが取り付けられる傾斜板25aの取付面)をベース22(すなわちボード10の裏面)と平行に維持することができる。同様に、第2アーム23b、ベース22、第2取付部材25bにより1つのリンク機構が構成され、第2取付部材25b(特に、第2キャスタ26bが取り付けられる傾斜板25bの取付面)をベース22と平行に維持することができる。
第1及び第2取付部材25a,25bは、それぞれの傾斜板25a,25bの底面を取付面として、それぞれの上に第1及び第2キャスタ26a,26bが取り付けられる。取付面が後方に向かって傾斜していることで、第1及び第2キャスタ26a,26bは、側面視において、車輪26a,26bを支持する支持部材26a,26bを後方に傾斜してそれぞれ第1及び第2取付部材25a,25bに支持される。
第1及び第2付勢部材24a,24bは、それぞれ、第1及び第2アーム23a,23bをボード10に向けて傾動する方向に付勢する部材である。第1及び第2付勢部材24a,24bは、一例として、ベース22(の傾動部材22b)と第1及び第2取付部材25a,25b(または第1及び第2アーム23a,23b)との間に接続されるスプリングを採用することができる。
図2を用いて、上述の構成の前輪部20において、前方向に推力が発生するメカニズムを説明する。図2(A)及び図2(B)は、上面視において、第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a,26bの状態を示す。なお、図2(A)及び図2(B)において、図面上下方向を前後方向(上側を前方及び下側を後方)、図面左右方向を左右方向とする。
ボード10に上面から裏面への方向(図1(A)における下方向)に加重すると、第1及び第2アーム23a,23bがそれぞれ傾動してそれらの先端、すなわち第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a,26bが左右方向に拡がる。このとき、車輪26a,26bには、図2(A)に示すように、ボード10への加重によりそれぞれ左右方向の外向きに力fa,fbが作用している。車輪26a,26bは第1及び第2アーム23a,23bよりも前方にあり、力fa,fbは車輪26a,26bの中央より後方に作用する。
車輪26a,26bは、地面から接触抵抗を受け、内向きに反力Fa,Fbを受ける。地面からの接触抵抗は、車輪26a,26bの中央に作用する。力fa,fb及び反力Fa,Fbにより、第1及び第2キャスタ26a,26bがそれらの車輪26a,26b0を前方から後方に拡げる方向(「ハ」の字状)に回動する。なお、傾斜板25a,25bの傾斜により、回動に伴って車輪26a,26bの地面接触位置が移動する。このため、傾斜板25a,25bの傾斜が大きいほうが、回動角度が小さくなる。
このとき、反力Fa,Fbのうちの車輪26a,26bの方向への分力Fa,Fbにより、車輪26a,26bが回転する。それにより、ボード10を図中の黒塗り矢印の方向、すなわち前方向に推進することができる。
また、第1及び第2アーム23a,23bがそれらの先端、すなわち第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a,26bを左右方向に拡げた状態において、ボード10から抜重する(重を解放する)と、第1及び第2アーム23a,23bがそれぞれ第1及び第2付勢部材24a,24bにより付勢されて傾動し、それらの先端、すなわち第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a,26bが左右方向に閉じる。このとき、車輪26a,26bには、図2(B)に示すように、ボード10への加重によりそれぞれ左右方向の内向きに力fa,fbが作用している。車輪26a,26bは第1及び第2アーム23a,23bよりも前方にあり、力fa,fbは車輪26a,26bの中央より後方に作用する。
車輪26a,26bは、地面から接触抵抗を受け、外向きに反力Fa,Fbを受ける。地面からの接触抵抗は、車輪26a,26bの中央に作用する。力fa,fb及び反力Fa,Fbにより、第1及び第2キャスタ26a,26bがそれらの車輪26a,26bを前方から前方に拡げる方向(「ソ」の字状)に回動する。
このとき、反力Fa,Fbのうちの車輪26a,26bの方向への分力Fa,Fbにより、車輪26a,26bが回転する。それにより、ボード10を図中の黒塗り矢印の方向、すなわち前方向に推進することができる。
以上のとおり、加重時にも抜重時にも前方向に推進するが発生するので、ボード10への加重と抜重を繰り返すことで、ボード10の上下運動を推進力に変換して前進することができる。
後輪部30は、スケートボード1の後側に配される車輪を含む部分であり、第1及び第2キャスタ36a,36b及び支持機構31を含む。
第1及び第2キャスタ36a,36bは、前輪部20の第1及び第2キャスタ26a,26bと同様に構成され、それぞれ各1つの車輪36a,36b及び各1つの支持部材36a,36bを有する。
支持機構31は、第1及び第2キャスタ36a,36bをボード10の裏面側に配し、ボード10に対して上下動可能に支持する機構であり、ベース32、第1及び第2アーム33a,33b、第1及び第2取付部材35a,35b、並びに第1及び第2付勢部材34a,34bを有する。これらの構成各部のうち、第1及び第2取付部材35a,35bを除く残りの部材は前輪部20におけるそれらと同様に構成されている。
第1及び第2取付部材35a,35bは、それぞれ、第1及び第2キャスタ36a,36bが取り付けられるブロック体であり、後方に向かって傾斜して延設される傾斜板35a,35bを有する。傾斜板35a,35bの底面を取付面として、それぞれの上に第1及び第2キャスタ36a,36bが取り付けられる。取付面が後方に向かって傾斜していることで、第1及び第2キャスタ36a,36bは、側面視において、車輪36a,36bを支持する支持部材36a,36bを後方に傾斜してそれぞれ第1及び第2取付部材35a,35bに支持される。
ここで、第1及び第2キャスタ36a,36bがそれぞれ取り付けられる第1及び第2取付部材35a,35bの傾斜板35a,35bは、前輪部20の第1及び第2取付部材25a,25bの傾斜板25a,25bに対して大きく後方に向かって傾斜している。
なお、先述の前輪部20において前方向に推力が発生するメカニズムと同様のメカニズムにより、後輪部30においても前方向に推力が発生する。
図3を用いて、上述の構成の前輪部20及び後輪部30において、進行方向を変えるメカニズムを説明する。図3は、上面視において、第1及び第2キャスタ26a,26bが有する車輪26a,26b及び第1及び第2キャスタ36a,36bが有する車輪36a,36bの状態を示す。なお、図3において、図面左右方向を前後方向(左側を前方及び右側を後方)とする。
後輪部30の第1及び第2取付部材35a,35bの傾斜板35a,35bが前輪部20の第1及び第2取付部材25a,25bの傾斜板25a,25bより大きく後方に向かって傾斜していることで、ボード10への加重の中心を左右方向の一側、例えば左側に移動して、加重又は抜重すると、第1及び第2キャスタ36a,36bの車輪36a,36b並びに第1及び第2キャスタ26a,26bの車輪26a,26bが左側に向く。 ここで、傾斜板25a,25bの傾斜が傾斜板35a,35bの傾斜よりも小さいので、第1及び第2キャスタ26a,26bの車輪26a,26bが第1及び第2キャスタ36a,36bの車輪36a,36bより大きく回動して左方を向く。それにより、ボード10の進行方向を左側に変えることができる。ボード10は、孤を描くように曲がって進行する。
以上詳細に説明したように、本実施形態のスケートボード1は、ボード10、ボード10の裏面に配される第1及び第2キャスタ26a,26b、及びボード10の裏面に基端が傾動可能に固定され、先端を左右方向にそれぞれ向ける第1及び第2アーム23a,23b、それぞれの先端に設けられ、ボード10に対して後方に向けて傾斜する傾斜板25a,25bの取付面に第1及び第2キャスタ26a,26bがそれぞれ取り付けられる第1及び第2取付部材25a,25b、及び第1及び第2アーム23a,23bをボード10に向けて傾動する方向にそれぞれ付勢する第1及び第2付勢部材24a,24bを有する支持機構21、を備える。それにより、ボード10への加重と抜重を繰り返すことで、ボード10の上下運動を推進力に変換して前進することが可能となる。
なお、本実施形態のスケートボード1では、前輪部20及び後輪部30の両方について、支持機構21,31によりキャスタを上下動可能に支持することとしたが、これに限らず、前輪部20及び後輪部30の一方のみについて、支持機構21又は31によりキャスタを上下動可能に支持することとしてもよい。係る場合、前輪部20及び後輪部30の他方については、例えば、2つの車輪が両端に固定されたシャフトを回転可能にボードの裏面に固定することとしてよい。
上下運動により容易に推進力を発生することのできるスケートボードである。多くの個人(スケートボード愛好家)による利用、及びスケートボード生産者による利用が考えられる。
1 スケートボード
10 ボード
10a 前部
10b 胴部
10c 後部
20 前輪部
21 支持機構
22 ベース
22a 固定部材
22b 傾動部材
23a 第1アーム
23b 第2アーム
24a 第1付勢部材
24b 第2付勢部材
25a 第1取付部材
25a 傾斜板(第1取付面)
25b 第2取付部材
25b 傾斜板(第2取付面)
26a 第1キャスタ
26a 車輪
26a 支持部材
26b 第2キャスタ
26b 車輪
26b 支持部材
30 後輪部
31 支持機構
32 ベース
33a 第1アーム
33b 第2アーム
34a 第1付勢部材
34b 第2付勢部材
35a 第1取付部材
35a 傾斜板(第1取付面)
35b 第2取付部材
35b 傾斜板(第2取付面)
36a 第1キャスタ
36a 車輪
36a 支持部材
36b 第2キャスタ
36b 車輪
36b 支持部材

Claims (5)

  1. ボードと、
    前記ボードの裏面に配され、第1及び第2取付面に対してそれぞれ回動する第1及び第2キャスタと、
    前記ボードの裏面に基端が傾動可能に固定され、先端を一軸方向の一側及び他側にそれぞれ向ける第1及び第2アームと、該第1及び第2アームのそれぞれの先端に設けられる第1及び第2取付部材と、該第1及び第2取付部材に設けられる前記ボードに対して前記一軸方向に交差する方向の一側に向けて前記ボードから離間する方向に傾斜する前記第1及び第2取付面と、前記第1及び第2アームを前記ボードに向けて傾動する方向にそれぞれ付勢する第1及び第2付勢部材と、を有する支持機構と、
    を備えることを特徴とする、スケートボード。
  2. 前記ボードの裏面に、前記第1及び第2キャスタに対して前記交差する方向の他側に配され、第3及び第4取付面に対して回動する第3及び第4キャスタと、
    前記ボードの裏面に基端が傾動可能に固定され、先端を前記一軸方向の一側及び他側にそれぞれ向ける第3及び第4アームと、該第3及び第4アームのそれぞれの先端に設けられる第3及び第4取付部材と、該第3及び第4取付部材に設けられる前記ボードに対して前記一軸方向に交差する方向の一側に向けて前記ボードから離間する方向に傾斜する前記第1及び第2取付面と、前記第3及び第4アームを前記ボードに向けて傾動する方向にそれぞれ付勢する第3及び第4付勢部材と、を有する別の支持機構と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のスケートボード。
  3. 前記第3及び第4取付面の前記ボードの裏面に対する傾斜は、前記第1及び第2取付面の前記ボードの裏面に対する傾斜よりも大きいことを特徴とする、請求項2に記載のスケートボード。
  4. 前記第1、第2、第3及び第4アームは、2以上のサブアームを有し、
    前記ボードと前記2以上のサブアームと前記取付部材とによって、前記取付部材が前記ボードと平行に配されるリンク機構を構成することを特徴とする、請求項2又は3に記載のスケートボード。
  5. 前記第1、第2、第3及び第4キャスタの少なくとも一つは、回動角範囲を制限する回動制限機構を有することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載のスケートボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6231717B1 (ja) * 2017-07-20 2017-11-15 株式会社快進 走行具
CN107596672A (zh) * 2017-06-17 2018-01-19 林龙辉 一种动力结构及滑板
KR102212348B1 (ko) * 2020-06-10 2021-02-04 김경민 보드에 장착되는 바퀴 부재

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