JP2017062283A - カメラのズームレバー機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】可変速ズームレバーに関して、動画/静止画両モードにおけるそれぞれに適した操作力設定を可能にすること。【解決手段】ズームレバーと同一支点を中心に回転操作を行うズーム荷重設定レバーを配置して動画/静止画モード切替えレバーと兼用し、荷重設定と動画/静止画モード切替えを連動させる。【選択図】図1
Description
本発明は、カメラのズームレバー機構に関する。
従来よりカメラのズームレバーに関しては、操作性をより向上させるため、ズームレバー操作回転角(操作ストローク)が大きくなるほどズームの速度を上げる機能、いわゆる可変速ズームレバーを装備することがある。特許文献1においては、2つの検出手段を用いて可変速ズームレバーを実現している。
しかしながら、上記方法においては、可変速ズームレバーの操作力は固定のため、各種モードにおけるそれぞれに適した使いやすい可変速ズームレバー操作力設定ができなかった。
上記の課題を解決するために、本発明に係るカメラ操作システムは、以下のような構成とした。
1.ズームレバーと同一支点の回転動作によりカメラモード切替え動作を行うカメラモード切替えレバーを有し、カメラのモード切替えレバーのポジションに応じて、ズームレバーの操作力を切替える構成とした(請求項1)。
2.1におけるズームレバーと同一支点にシャッターボタン中心を配置する構成とした (請求項2)。
3.1におけるカメラモード切替えレバーを、動画/静止画モード切替レバーとした(請求項3)。
4.3において、動画/静止画モード切替レバーが動画ポジション時はズームレバー操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー操作力を軽くする構成とした(請求項4)。
5.1において、ズームレバーの操作力を切り替える機構は、ズームレバーを付勢するねじりコイルバネの作用点位置が移動することにより、ズームレバーの操作力が切替わる構成とした(請求項5)。
1.ズームレバーと同一支点の回転動作によりカメラモード切替え動作を行うカメラモード切替えレバーを有し、カメラのモード切替えレバーのポジションに応じて、ズームレバーの操作力を切替える構成とした(請求項1)。
2.1におけるズームレバーと同一支点にシャッターボタン中心を配置する構成とした (請求項2)。
3.1におけるカメラモード切替えレバーを、動画/静止画モード切替レバーとした(請求項3)。
4.3において、動画/静止画モード切替レバーが動画ポジション時はズームレバー操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー操作力を軽くする構成とした(請求項4)。
5.1において、ズームレバーの操作力を切り替える機構は、ズームレバーを付勢するねじりコイルバネの作用点位置が移動することにより、ズームレバーの操作力が切替わる構成とした(請求項5)。
本発明に係るカメラ操作システムによれば、以下のような効果がある。
1.カメラモード切替レバー操作に応じて可変速ズームレバーの操作力を変更できるので、カメラモードにおけるそれぞれに適した使いやすい可変速ズームレバー操作力設定が可能となった。また、ズームレバー回転中心、カメラモード切替レバー回転中心を一致させて配置した上で構成したため、スペース効率を損なわない構成となった(請求項1、 請求項5)。
2.1において、ズームレバー回転中心、カメラモード切替レバー回転中心、更にシャッターボタン中心を一致させて配置した上での構成としたため、スペース効率を損なわない構成となった(請求項2)。
3.1におけるモード切替えレバーを動画/静止画モード切替レバーとした上で、動画ポジション時はズームレバー操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー操作力を軽く設定した。これにより動画モード時は早いズーミングを行うことによる画像の乱れを防げるとともに、静止画モード時は早いズーミングを行うことによりシャッターチャンスを逃さないという効果がある(請求項3、請求項4)。
1.カメラモード切替レバー操作に応じて可変速ズームレバーの操作力を変更できるので、カメラモードにおけるそれぞれに適した使いやすい可変速ズームレバー操作力設定が可能となった。また、ズームレバー回転中心、カメラモード切替レバー回転中心を一致させて配置した上で構成したため、スペース効率を損なわない構成となった(請求項1、 請求項5)。
2.1において、ズームレバー回転中心、カメラモード切替レバー回転中心、更にシャッターボタン中心を一致させて配置した上での構成としたため、スペース効率を損なわない構成となった(請求項2)。
3.1におけるモード切替えレバーを動画/静止画モード切替レバーとした上で、動画ポジション時はズームレバー操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー操作力を軽く設定した。これにより動画モード時は早いズーミングを行うことによる画像の乱れを防げるとともに、静止画モード時は早いズーミングを行うことによりシャッターチャンスを逃さないという効果がある(請求項3、請求項4)。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例]
以下本発明によるカメラの実施例について説明する。図1はカメラの上面図である。
以下本発明によるカメラの実施例について説明する。図1はカメラの上面図である。
図1において、101はレンズユニット、102はカメラ本体外装カバー、103はアクセサリーシュー、104はズームレバー、105は動画/静止画切替レバー、106はシャッターボタンである。
ここで、動画/静止画切替レバー105は、動画モードと静止画モードを切り替えるズームレバー104、シャッターボタン106とともに同一回転中心で配置されている。
また、ズームレバー104は、未操作状態では図1のように中立位置に固定され、左右矢印方向に回転することによりTELE/WIDE方向への操作が可能となる。ここで本ズームレバー104は、回転角が大きい程ズームスピードが上がる、いわゆる可変速ズームとなっている。
また、ズームレバー104は、未操作状態では図1のように中立位置に固定され、左右矢印方向に回転することによりTELE/WIDE方向への操作が可能となる。ここで本ズームレバー104は、回転角が大きい程ズームスピードが上がる、いわゆる可変速ズームとなっている。
更に、動画/静止画切替レバー105は、2ポジションスイッチであり、図1のように矢印方向に回転することで、動画モード/静止画モードの切替えを行うことができる。なお、後述する機構により、動画モード/静止画モードの切替えにより、同時にズームレバー104の操作力が重/軽切り替わる仕様になっている。
以下、本実施例によるズームレバー104周辺の部品構成について説明する。
図2はズームレバー部断面図(図1におけるA−A断面)、図3はズームレバー動作図(WIDE側)(図2を下(裏面)から見た図)、図4はズームレバー動作図(TELE側)(図2を下(裏面)から見た図)である。また、図5は動画/静止画切替レバー動作図(静止画側)(図2を下(裏面)から見た図)、図6は動画/静止画切替レバー動作図(動画側)(図2を下(裏面)から見た図)である。また、図7はズームレバー回転角検出部詳細(図2の回転角検出部(後述する回転角検出基板114近傍)を下(裏面)から見た図)、図8は図7の側面図である。
ここで、108はシャッタースイッチ、109はシャッタースイッチ108が搭載されてるシャッタースイッチ基板、107はシャッターボタン106を上方向に付勢している圧縮コイルばね、110はシャッターボタン106の軸部を止めている止め輪1である。また、111はズームレバー104に連動して回転する連動リング、112は連動リング111を止めている止め輪2、113は連動リング111から突出して設置されているボス1である。
また、114はズームレバー104の回転角度を検出するための回転角検出基板、115はカメラ本体外装カバー102から突出して設置されているボス2、116はズームレバー104を中立位置に付勢するためのねじりコイルばねである。また、117は前記ねじりコイルばね116を止めている止めビス、118は前記ばね固定軸ねじりコイルばね116を固定しているばね固定軸、119は前記ばね固定軸118を止めている止め輪3、120は前記ばね固定軸118と勘合しているカム溝である。また、121は動画/静止画切替スイッチ、122は前記ばね固定軸118と勘合して固定軸118の前後移動をガイドするためのスリットである。
また、123はズームレバー104の軸に設けられたキー溝、124は連動リング111に設けられた突起であり前記キー溝123と勘合することにより回転止めとなり、ズームレバー104と連動リング111は連動して回転することができる。
また、125は板金製の回転角検出接点、126は回転角検出接点固定部であり、例えば熱カシメ等で連動リング111に固定されている。127は回転角検出基板に設置された回転角検出パターン(抵抗パターン)であり抵抗を有する特殊パターン。128は回転角検出パターン(通常パターン)であり通常の導通パターンである。
次に、図3、図4を用いてズームレバー104の動作を説明する。
図3のように、まずズームレバー104をWIDE側に回転させると、ねじりコイルばね116は、片腕をボス2_115で固定されつつ、もう片腕はボス1_113によってばねが広がる方向に移動する。これによりズームレバー104は、中立位置方向に戻る方向に付勢される。また、図4のようにズームレバー104をTELE側に回転させると、WIDEと逆方向の動作が行われる。なお、図5はズーム操作しない状態であり、ズームレバー104は中立位置に固定される。
次に、図5、図6を用いて動画/静止画切替レバー105の動作を説明する。なお、ここで図5、図6は、両方ともズームレバー104が中立位置状態である。
図5のように動画/静止画切替レバー105を静止画モード位置に回転させると、ねじりコイルばね116はカム溝120が図5の位置となり、ねじりコイルばね116の腕の先端にボス1_113が当接する状態になる。と同時に動画/静止画切替スイッチ121をねじりコイルばね116部が押してONとなる。一方図6のように動画/静止画切替レバー105を動画モード位置に回転させると、ねじりコイルばね116はカム溝120が図6の位置となり、ねじりコイルばね116の腕の根本側にボス1_113が当接する状態になる。と同時に動画/静止画切替スイッチ121は、ねじりコイルばね116部から離れてOFFとなる。
これにより、ズームレバー104を操作することにより付勢するねじりコイルバネの作用点位置が移動し、静止画モード時はズームレバー104操作力が弱く、動画モード時はズームレバー104操作力が強くなる。なお、動画/静止画切替レバー105は、図指してない板ばね等クリック部材が搭載され、動画/静止画2ポジションに固定される。
次に、図7、図8を用いてズームレバー104角度検出手段について説明する。
回転角検出接点125は、回転角検出パターン(抵抗パターン)127と回転角検出パターン(通常パターン)128を導通させるような配置となっている。これにより、上記2パターン間の抵抗が、ズームレバー104回転角度に応じて変化する。よって前記抵抗値から回転角を算出することができる。
以下本実施例によるカメラのシステム構成及びシーケンスについて説明する。図9はカメラのブロック図である。ここで、201はレンズユニット、202は撮像素子、203はカメラ制御回路、204は画像処理回路、205は画像記録回路、206はズームレバー操作角度検出手段、207は動画/静止画切替スイッチである。
上記構成において、レンズユニット201と撮像素子202により得られた画像信号は、画像処理回路204で画像処理されて画像記録回路205に記録される。一方ズームレバー操作角度検出手段206により検出された操作角度に応じて、カメラ制御回路203がズームの方向とスピードを制御する。また、動画/静止画切替スイッチ207に応じてカメラ制御回路203が動画モード/静止画モード切替を行う。
図10は本実施例によるカメラのシーケンスを示すフローチャート図である。以下本フローに沿って動作を説明する。
まず動画/静止画切替スイッチがONになっているかどうかを判断し(S102)、OFFであれば動画モードに設定(S104)。ONであれば静止画モードに設定する(S103)。このとき前記機構により動画モード時はズームレバーが重くなり、静止画モード時はズームレバーが軽くなる。更にズームレバーの回転角を検出しテレ側に回転しているかどうかを判断し (S105)、テレ側に回転している場合は回転角に応じたスピードでズームをテレ側に動作させる(S106)。テレ側に回転してない場合はS107へ進む。
次に、ズームレバーの回転角を検出しワイド側に回転しているかどうかを判断し (S107)、ワイド側に回転している場合は回転角に応じたスピードでズームをワイド側に動作させる(S108)。ワイド側に回転してない場合はS102へ進む。
以上のような構成により、動画/静止画切替レバー105が動画ポジション時はズームレバー104の操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー104の操作力を軽くなるような構成とした。これにより動画モード時は早いズーミングを行うことによる画像の乱れを防げるとともに、静止画モード時は早いズーミングを行うことによりシャッターチャンスを逃さないという効果がある。また、ズームレバー回転中心、各種モード切替レバー回転中心、シャッターボタン中心を一致して配置した上での構成としたため、スペース効率を損なわない構成となっている。
101 レンズユニット、102 カメラ本体外装カバー、
103 アクセサリーシュー、104 ズームレバー、
105 動画/静止画切替レバー、106 シャッターボタン、
107 圧縮コイルばね、108 シャッタースイッチ、
109 シャッタースイッチ基板、110 止め輪1、111 連動リング、
112 止め輪2、113 ボス1、114 回転角検出基板、115 ボス2、
116 ねじりコイルばね、117 止めビス、118 ばね固定軸、
119 止め輪3、120 カム溝、121 動画/静止画切替スイッチ、
122 スリット、123 キー溝、124 突起、125 回転角検出接点、
126 回転角検出接点固定部、127 回転角検出パターン(抵抗パターン)、
128 回転角検出パターン(通常パターン)、201 レンズユニット、
202 撮像素子、203 カメラ制御回路、204 画像処理回路、
205 画像記録回路、206 ズームレバー操作角度検出手段、
207 動画/静止画切替スイッチ
103 アクセサリーシュー、104 ズームレバー、
105 動画/静止画切替レバー、106 シャッターボタン、
107 圧縮コイルばね、108 シャッタースイッチ、
109 シャッタースイッチ基板、110 止め輪1、111 連動リング、
112 止め輪2、113 ボス1、114 回転角検出基板、115 ボス2、
116 ねじりコイルばね、117 止めビス、118 ばね固定軸、
119 止め輪3、120 カム溝、121 動画/静止画切替スイッチ、
122 スリット、123 キー溝、124 突起、125 回転角検出接点、
126 回転角検出接点固定部、127 回転角検出パターン(抵抗パターン)、
128 回転角検出パターン(通常パターン)、201 レンズユニット、
202 撮像素子、203 カメラ制御回路、204 画像処理回路、
205 画像記録回路、206 ズームレバー操作角度検出手段、
207 動画/静止画切替スイッチ
Claims (5)
- 中立位置を有して所定の支点を軸に揺動するズームレバー機構、前記ズームレバーの角度を検出してカメラのズームスピードを可変する可変速ズームシステム、ズームレバーと同一支点の回転動作によりカメラモード切替え動作を行うカメラモード切替えレバーを有するカメラ操作システムにおいて、
カメラモード切替えレバーのポジションに応じて、ズームレバーの操作力を切替えることを特徴とするカメラ操作システム。 - ズームレバー及びカメラモード切替えレバーと同一支点にシャッターボタン中心を配置したことを特徴とする請求項1に記載のカメラ操作システム。
- カメラモード切替えレバーは、動画/静止画モード切替レバーであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ操作システム。
- 動画/静止画モード切替レバーが動画ポジション時はズームレバー操作力を重くし、静止画ポジション時はズームレバー操作力を軽くすることを特徴とする請求項3に記載のカメラ操作システム。
- ズームレバーの操作力を切り替える機構は、ズームレバーを付勢するねじりコイルバネの作用点位置が移動することにより、ズームレバーの操作力が切替わることを特徴とする請求項1に記載のカメラ操作システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015186220A JP2017062283A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | カメラのズームレバー機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015186220A JP2017062283A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | カメラのズームレバー機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017062283A true JP2017062283A (ja) | 2017-03-30 |
Family
ID=58430132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015186220A Pending JP2017062283A (ja) | 2015-09-24 | 2015-09-24 | カメラのズームレバー機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017062283A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070777A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
-
2015
- 2015-09-24 JP JP2015186220A patent/JP2017062283A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070777A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
JP6991825B2 (ja) | 2017-10-11 | 2022-01-13 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
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