JP5473631B2 - 操作装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に設けられるユーザ操作のための操作装置、及びユーザ操作が可能な電子機器に関する。
この種の電子機器の内、ズーム機能を有する撮像装置においては、機器本体に、ユーザによるズーム操作のための操作装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。該操作装置は、機器本体の表面に回動自在に設けられたズームレバーを具え、該ズームレバーは、回動軸周りの所定の経路に沿って移動することが可能である。具体的には、ズームレバーは、第1所定位置を基準として、時計回りに第2所定位置まで回動することが可能であると共に、反時計回りに第3所定位置まで回動することが可能である。
上記操作装置は更に、ズームレバーを第1所定位置に復帰させる復帰手段を具えている。具体的には、該復帰手段は、ズームレバーが第2所定位置と第3所定位置との間の位置に設定されているときにズームレバーを第1所定位置へ向けて付勢し、これにより、ズームレバーを第1所定位置に復帰させる。復帰手段には、例えばコイルバネ等を用いることが出来る。
上記撮像装置において、ユーザがズームレバーを第1所定位置から第2所定位置側へ回動させることにより、第1所定位置からのズームレバーの移動量に応じて、操作装置からは、ズームレンズの画角を低速で小さくするための低速ズームイン指令が出力され、又はズームレンズの画角を高速で小さくする高速ズームイン指令が出力される。具体的には、第1所定位置からのズームレバーの移動量が所定量より小さいとき、操作装置からは低速ズームイン指令が出力され、第1所定位置からのズームレバーの移動量が所定量を超えたとき、操作装置からは高速ズームイン指令が出力される。そして、これらの指令に基づいて、撮像装置はズームレンズを高速又は低速でテレ端側へ移動させる。従って、ズームレンズをテレ端側へ移動させるときの速度(ズーム速度)が、第1所定位置から第2所定位置側へのズームレバーの移動量に応じて段階的に(2段階で)変化することになる。
一方、ユーザがズームレバーを第1所定位置から第3所定位置側へ回動させることにより、第1所定位置からのズームレバーの移動量に応じて、操作装置からは、ズームレンズの画角を低速で大きくするための低速ズームアウト指令が出力され、又はズームレンズの画角を高速で大きくする高速ズームアウト指令が出力される。具体的には、第1所定位置からのズームレバーの移動量が所定量より小さいとき、操作装置からは低速ズームアウト指令が出力され、第1所定位置からのズームレバーの移動量が所定量を超えたとき、操作装置からは高速ズームアウト指令が出力される。そして、これらの指令に基づいて、撮像装置はズームレンズを高速又は低速でワイド端側へ移動させる。従って、ズームレンズをワイド端側へ移動させるときの速度(ズーム速度)が、第1所定位置から第3所定位置側へのズームレバーの移動量に応じて段階的に(2段階で)変化することになる。
上記撮像装置においては、ズームレバーの移動量に応じてズーム速度が段階的に変化した場合でも、操作感には殆ど変化が生じない。このため、ズーム速度の変化に対して、撮像装置のユーザは該変化を認識し難く、従って、上記撮像装置には操作性が低い問題があった。
そこで従来から、操作装置として、上記復帰手段とは別に付勢手段が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には図8に示す様に、ズームレバーの裏面側に、ズームレバーの動作に連動して該ズームレバーと同じ軸の周りを回動する操作子(501)と、フレキシブルリードや基板等を設置するための設置台(502)とが設けられている。又、付勢手段として、設置台(502)の2箇所に片持ちの板バネ(503)が弾性変形のない状態で設けられている。一方の板バネ(503)は、ズーム速度が第2所定位置側にて段階的に変化するときに操作子(501)が該板バネ(503)の先端部(504)に接触する様に配置されている。他方の板バネ(503)は、ズーム速度が第3所定位置側にて段階的に変化するときに操作子(501)が該板バネ(503)の先端部(505)に接触する様に配置されている。
従って、ズームレバーを第1所定位置から第2所定位置に向けて移動させた場合、ズームレバーには、第1所定位置の第2所定位置側にてズーム速度が段階的に変化する中間設定位置までは復帰手段の付勢力のみが付与され、中間設定位置からは復帰手段と付勢手段(板バネ(503))の両付勢力が付与される。又、ズームレバーを第1所定位置から第3所定位置に向けて移動させた場合、ズームレバーには、第1所定位置の第3所定位置側にてズーム速度が段階的に変化する中間設定位置までは復帰手段の付勢力のみが付与され、中間設定位置からは復帰手段と付勢手段(板バネ(503))の両付勢力が付与される。よって、ズームレバーに付与させる付勢力の増加率が各中間設定位置にて大きくなり、操作感が変化することになる。
特開2006−304002号公報
しかしながら、上記撮像装置においては、付勢手段(板バネ(503))は、弾性変形のない状態で設置台(502)に設けられている。従って、付勢手段からズームレバーに付与される付勢力は、ズームレバーが中間設定位置に設定されているときには殆ど0であり、ズームレバーを中間設定位置から更に回動させることにより付勢手段からの付勢力が徐々に大きくなる。このため、中間設定位置での操作感の変化は小さく、ユーザは、その操作感の変化を認識することが難しかった。
そこで本発明の目的は、操作部の移動量に伴って生じるズーム速度等の所定の機器動作の変化を、操作感の変化によりユーザが容易に認識することが可能な操作装置及び電子機器を提供することである。
本発明に係る操作装置は、電子機器に設けられるユーザ操作のための操作装置であって、所定の経路に沿って第1所定位置から第2所定位置へ移動可能な操作部と、該操作部が第1所定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させる復帰手段とを具え、前記第1所定位置からの操作部の移動量に応じて変化する操作指令を出力することにより前記電子機器の所定の機器動作を段階的に変化させる。ここで、該操作装置は、前記操作部が、前記所定の機器動作が段階的に変化する中間設定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記中間設定位置に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段を設置するための設置台とを具え、該付勢手段は、弾性変形された状態で前記設置台に設けられている。
上記操作装置においては、操作部を第1所定位置から第2所定位置に向けて移動させた場合、操作部には、中間設定位置までは復帰手段の付勢力のみが付与され、中間設定位置からは復帰手段と付勢手段の両付勢力が付与される。ここで、上記操作装置において、付勢手段は、弾性変形された状態で設置台に設けられている。従って、操作部が中間設定位置に設定されているときであっても、付勢手段から操作部に付与される付勢力は0ではなく、付勢手段の弾性変形によって生じている弾性力に等しくなる。このため、操作部に付与される付勢力は、中間設定位置にて断続的に変化することになる。
従って、従来の操作装置、具体的には操作部に付与される付勢力が中間設定位置にて連続的に変化する操作装置に比べて、操作部に付与される付勢力の増加率が中間設定位置にて顕著に大きくなる。よって、操作装置を操作するユーザは、中間設定位置での操作感の変化を容易に認識することが出来、その結果、ユーザは、操作部の移動量に伴って生じる所定の機器動作の変化を操作感の変化により容易に認識することが可能となる。
上記操作装置の具体的構成において、前記操作部は、前記所定の経路に沿って前記第1所定位置から第2所定位置とは逆側へ第3所定位置まで移動可能であり、前記復帰手段は、前記操作部が第2所定位置と第3所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させるものであり、前記操作指令を出力することにより、前記第1所定位置の両側にて前記所定の機器動作を段階的に変化させる。ここで、該操作装置は、前記操作部が、第1所定位置の第3所定位置側にて前記所定の機器動作が段階的に変化する第2の中間設定位置と第3所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記第2の中間設定位置に向けて付勢する第2の付勢手段を更に具え、該第2の付勢手段は、弾性変形された状態で前記設置台に設けられている。
上記操作装置の他の具体的な構成において、前記設置台には、片持ちの板バネと、該板バネを弾性変形させた状態で維持する突起部とが形成されており、前記板バネにより前記付勢手段が構成されている。
上記操作装置の更なる他の具体的な構成において、前記操作部は、前記電子機器に回動自在に設けられるものであり、前記所定の経路は回動軸周りに設定されている。
本発明に係る電子機器は、所定の経路に沿って第1所定位置から第2所定位置へ移動可能に設けられたユーザ操作のための操作部と、該操作部が第1所定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させる復帰手段とが機器本体に設けられ、前記第1所定位置からの操作部の移動量に応じて所定の機器動作を段階的に変化させる。ここで、該電子機器は、前記操作部が、前記所定の機器動作が段階的に変化する中間設定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記中間設定位置に向けて付勢する付勢手段を具え、該付勢手段は、弾性変形された状態で前記機器本体に設けられている。
上記電子機器においては、操作部を第1所定位置から第2所定位置に向けて移動させた場合、操作部には、中間設定位置までは復帰手段の付勢力のみが付与され、中間設定位置からは復帰手段と付勢手段の両付勢力が付与される。ここで、上記電子機器において、付勢手段は、弾性変形された状態で機器本体に設けられている。従って、操作部が中間設定位置に設定されているときであっても、付勢手段から操作部に付与される付勢力は0ではなく、付勢手段の弾性変形によって生じている弾性力に等しくなる。このため、操作部に付与される付勢力は、中間設定位置にて断続的に変化することになる。
従って、従来の電子機器、具体的には操作部に付与される付勢力が中間設定位置にて連続的に変化する電子機器に比べて、操作部に付与される付勢力の増加率が中間設定位置にて顕著に大きくなる。よって、上記電子機器のユーザは、中間設定位置での操作感の変化を容易に認識することが出来、その結果、ユーザは、操作部の移動量に伴って生じる所定の機器動作の変化を操作感の変化により容易に認識することが可能となる。
上記電子機器の具体的構成において、該電子機器はズームレンズを更に具え、該ズームレンズを移動させるときの速度を前記所定の機器動作として段階的に変化させる。
本発明に係る操作装置及び電子機器によれば、操作部の移動量に伴って生じるズーム速度等の所定の機器動作の変化を、操作感の変化によりユーザが容易に認識することが出来る。
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルカメラを示す斜視図である。 図2は、該デジタルカメラに具わっている操作装置を裏面側から見た分解斜視図である。 図3は、該操作装置を裏面側から見た平面図であり、ズームレバーが第1所定位置に設定されているときの操作装置の状態を示している。 図4は、該操作装置を裏面側から見た平面図であり、ズームレバーが第1中間設定位置に設定されているときの操作装置の状態を示している。 図5は、該操作装置を裏面側から見た平面図であり、ズームレバーが第1中間設定位置と第2所定位置との間に設定されているときの操作装置の状態を示している。 図6は、該操作装置を裏面側から見た平面図であり、ズームレバーが第2中間設定位置に設定されているときの操作装置の状態を示している。 図7は、該操作装置を裏面側から見た平面図であり、ズームレバーが第2中間設定位置と第3所定位置との間に設定されているときの操作装置の状態を示している。 図8は、従来のデジタルカメラに具わっている操作装置を、デジタルカメラの内側から見た平面図である。
以下、本発明を、ズーム機能を有するデジタルカメラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラは、図1に示す様に、機器本体(1)と、該機器本体(1)の上面に設けられたユーザによるズーム操作のための操作装置(2)とを具えている。又、機器本体(1)の前面には、ズームレンズを有する光学レンズユニット(11)が配備され、機器本体(1)の上面には更に、レリーズボタン(12)が配備されている。
図1に示す様に、操作装置(2)は、レリーズボタン(12)を包囲する環状部材(21)と、環状部材に突設されたズームレバー(22)とを具えている。ここで、環状部材(21)は、レリーズボタン(12)周りでの回動が自在となる様に機器本体(1)の上面に設けられており、従ってズームレバー(22)は、レリーズボタン(12)周りの所定の経路に沿って移動することが可能である。具体的には、ズームレバー(22)は、その先端が前方に向くこととなる第1所定位置P1を基準として、時計回りに第2所定位置P2まで回動することが可能であると共に、反時計回りに第3所定位置P3まで回動することが可能である。
図示していないが、操作装置(2)には、ズームレバー(22)を第1所定位置P1に復帰させる復帰手段が設けられている。具体的には、該復帰手段は、ズームレバー(22)が第2所定位置P2と第3所定位置P3との間の位置に設定されているときにズームレバー(22)を第1所定位置P1へ向けて付勢し、これにより、ズームレバー(22)を第1所定位置P1に復帰させる。復帰手段には、例えばコイルバネ等を用いることが出来る。
従って、ユーザは、ズームレバー(22)を第1所定位置P1から第2所定位置P2側又は第3所定位置P3側へ移動させる場合、復帰手段の付勢力に抗する押圧力をズームレバー(22)に付与する必要がある。一方、ズームレバー(22)を移動させた後、ズームレバー(22)への押圧力を弱めることにより、復帰手段の付勢力によってズームレバー(22)は第1所定位置P1に復帰することになる。
上記デジタルカメラにおいて、ユーザがズームレバー(22)を第1所定位置P1から第2所定位置P2側へ回動させることにより、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量に応じて、操作装置(2)からは、ズームレンズの画角を低速で小さくするための低速ズームイン指令が出力され、又はズームレンズの画角を高速で小さくする高速ズームイン指令が出力される。
具体的には、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量が所定量より小さいとき、操作装置(2)からは低速ズームイン指令が出力され、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量が所定量を超えたとき、操作装置(2)からは高速ズームイン指令が出力される。そして、これらの指令に基づいて、デジタルカメラはズームレンズを高速又は低速でテレ端側へ移動させる。従って、ズームレンズをテレ端側へ移動させるときの速度(ズーム速度)が、第1所定位置P1から第2所定位置P2側へのズームレバー(22)の移動量に応じて段階的に(2段階で)変化することになる。
一方、ユーザがズームレバー(22)を第1所定位置P1から第3所定位置P3側へ回動させることにより、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量に応じて、操作装置(2)からは、ズームレンズの画角を低速で大きくするための低速ズームアウト指令が出力され、又はズームレンズの画角を高速で大きくする高速ズームアウト指令が出力される。
具体的には、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量が所定量より小さいとき、操作装置(2)からは低速ズームアウト指令が出力され、第1所定位置P1からのズームレバー(22)の移動量が所定量を超えたとき、操作装置(2)からは高速ズームアウト指令が出力される。そして、これらの指令に基づいて、デジタルカメラはズームレンズを高速又は低速でワイド端側へ移動させる。従って、ズームレンズをワイド端側へ移動させるときの速度(ズーム速度)が、第1所定位置P1から第3所定位置P3側へのズームレバー(22)の移動量に応じて段階的に(2段階で)変化することになる。
図2に示す様に、ズームレバー(22)(図1参照)の裏面側には、ズームレバー(22)の動作に連動して該ズームレバー(22)と同じ軸の周りを回動する操作子(24)と、フレキシブルリードや基板等(図示せず)を設置するための設置台(23)とが設けられている。
設置台(23)は、金属板からなる2つの設置台構成部材(231)(232)を互いに接合して構成され、設置台構成部材(231)(232)の内、面積の小さい第1設置台構成部材(231)は、該第1設置台構成部材(232)より面積の大きい第2設置台構成部材(232)の裏面に接合される。第1設置台構成部材(231)には、片持ちの一対の板バネ(31)(32)が形成されており、2つの設置台構成部材(231)(232)が接合される前の状態においては、該一対の板バネ(31)(32)は、図2に示す様に、これらが弾性変形されていない状態で略平行に延びている。ここで、一対の板バネ(31)(32)は、第1設置台構成部材(231)の2箇所を屈曲変形させることにより形成されている。又、一対の板バネ(31)(32)は、第1設置台構成部材(231)を第2設置台構成部材(232)に接合したときに該第2設置台構成部材(232)の裏面に沿う弾性変形が可能となる様に形成されている。
第2設置台構成部材(232)は、ズームレバー(22)及びレリーズボタン(12)と対向して配置されており、第2設置台構成部材(232)には、フレキシブルリードや基板等が設置されている。ここで、第2設置台構成部材(232)には、操作子(24)が貫挿されるべき開口(233)が形成されている。具体的には、開口(233)は、ズームレバー(22)の動作に連動して操作子(24)が移動する経路に沿って形成されている。該開口(233)には、第2設置台構成部材(232)の表面側から操作子(24)が挿入され、該操作子(24)は、開口(233)を貫通して第2設置台構成部材(232)の裏面側へ突出することになる。
第2設置台構成部材(232)には更に、開口(233)の縁にそって左右に延びるリブ部(25)が形成されている。ここで、リブ部(25)は、第2設置台構成部材(232)の一部を屈曲変形させることにより形成されている。又、リブ部(25)は、その両端(251)(252)間の距離が一対の板バネ(31)(32)の基端部(311)(321)間の距離より大きくなると共に、該両端(251)(252)が後述する所定箇所に配置される様に形成されている。
操作装置(2)の組み立て工程においては、一対の板バネ(31)(32)を互いに逆側へ弾性変形させてそれらの先端部(312)(322)間の距離を拡げた状態で、一対の板バネ(31)(32)間にリブ部(25)と操作子(24)とが介在する様に、2つの設置台構成部材(231)(232)を互いに接合する。これにより、図3に示す様に、リブ部(25)の両端(251)(252)に一対の板バネ(31)(32)が当接し、従って、該一対の板バネ(31)(32)はそれぞれ、弾性変形された状態で維持されることになる。
ここで、リブ部(25)の両端(251)(252)が配置されるべき所定箇所について説明する。尚、図4には、ズームレバー(22)の第1所定位置P1及び第2所定位置P2に対応する操作子(24)の位置、並びに第2所定位置P2側にてズーム速度が段階的に変化するときの(後述する第1中間設定位置M1に対応する)操作子(24)の位置を、一点鎖線矢印により示している。図5においても同様である。又、図6には、ズームレバー(22)の第1所定位置P1及び第3所定位置P3に対応する操作子(24)の位置、並びに第3所定位置P3側にてズーム速度が段階的に変化するときの(後述する第2中間設定位置M2に対応する)操作子(24)の位置を、一点鎖線矢印により示している。図7においても同様である。
リブ部(25)の一端(251)が配置されるべき所定箇所は、図4に示す様に、該一端(251)に当接した一方の板バネ(31)の先端部(312)に、ズーム速度が第2所定位置P2側にて段階的に変化するときに操作子(24)が接触する様に設定されている。又、リブ部(25)の他端(252)が配置されるべき所定箇所は、図6に示す様に、該他端(252)に当接した他方の板バネ(32)の先端部(322)に、ズーム速度が第3所定位置P3側にて段階的に変化するときに操作子(24)が接触する様に設定されている。
図4〜図7に示す様に本実施形態においては、ズームレバー(22)の第2所定位置P2に対応する操作子(24)の位置は、ズームレバー(22)が時計回りに第2所定位置P2を越えて更に回動することが可能な位置に設定されている。又、ズームレバー(22)の第3所定位置P3に対応する操作子(24)の位置は、ズームレバー(22)が反時計回りに第3所定位置P3を越えて更に回動することが可能な位置に設定されている。
尚、第2所定位置P2及び第3所定位置P3に対応する操作子(24)の位置はそれぞれ、操作子(24)が開口の両端縁に当接する位置に設定されていてもよい。この場合、ズームレバー(22)は、時計回りの回動が第2所定位置P2にて制止され、反時計回りの回動が第3所定位置P3にて制止されることになる。
上記デジタルカメラにおいて、ズームレバー(22)が、第1所定位置P1の第2所定位置P2側にてズーム速度が段階的に変化する第1中間設定位置M1と第2所定位置P2との間に設定されているときには、図5に示す様に操作子(24)が一方の板バネ(31)から付勢力を受けることにより、ズームレバー(22)は第1中間設定位置M1に向けて付勢されることになる。よって、ズームレバー(22)を第1所定位置P1から第2所定位置P2に向けて移動させた場合、ズームレバー(22)には、第1中間設定位置M1までは復帰手段の付勢力のみが付与され、第1中間設定位置M1からは復帰手段と一方の板バネ(31)の両付勢力が付与されることになる。
一方、ズームレバー(22)が、第1所定位置P1の第3所定位置P3側にてズーム速度が段階的に変化する第2中間設定位置M2と第3所定位置P3との間に設定されているときには、図7に示す様に操作子(24)が他方の板バネ(32)から付勢力を受けることにより、ズームレバー(22)は第2中間設定位置M2に向けて付勢されることになる。よって、ズームレバー(22)を第1所定位置P1から第3所定位置P3に向けて移動させた場合、ズームレバー(22)には、第2中間設定位置M2までは復帰手段の付勢力のみが付与され、第2中間設定位置M2からは復帰手段と他方の板バネ(32)の両付勢力が付与されることになる。
上記デジタルカメラにおいては、一対の板バネ(31)(32)はそれぞれ、弾性変形された状態で維持されている。従って、図4に示す様にズームレバー(22)が第1中間設定位置M1に設定されているときであっても、一方の板バネ(31)からズームレバー(22)に付与される付勢力は0ではなく、一方の板バネ(31)の弾性変形によって生じている弾性力に等しくなる。同様に、図6に示す様にズームレバー(22)が第2中間設定位置M2に設定されているときであっても、他方の板バネ(32)からズームレバー(22)に付与される付勢力は0ではなく、他方の板バネ(32)の弾性変形によって生じている弾性力に等しくなる。このため、ズームレバー(22)に付与される付勢力は、第1中間設定位置M1及び第2中間設定位置M2にて断続的に変化することになる。
従って、従来のデジタルカメラ、具体的にはズームレバーに付与される付勢力が第1中間設定位置M1及び第2中間設定位置M2にて連続的に変化するデジタルカメラに比べて、ズームレバー(22)に付与される付勢力の増加率が第1中間設定位置M1及び第2中間設定位置M2にて顕著に大きくなる。よって、上記デジタルカメラのユーザは、第1中間設定位置M1及び第2中間設定位置M2での操作感の変化を容易に認識することが出来、その結果、ユーザは、ズームレバー(22)の移動量に伴って生じるズーム速度の変化を操作感の変化により容易に認識することが可能となる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記デジタルカメラは、ズームレバー(22)が第1所定位置P1から第2所定位置P2又は第3所定位置P3の何れか一方へのみ回動可能な構成を有していてもよい。又、上記デジタルカメラにおいて、板バネ(31)(32)に代えて、コイルバネ等、種々の付勢手段を採用してもよい。更に、リブ部(25)は、2つに分離されていてもよい。
上記操作装置(2)に採用した各種構成は、1つの装置としてデジタルカメラから分離可能に該デジタルカメラに設けられていてもよいし、1つの装置としての分離が不可能な形態でデジタルカメラに設けられていてもよい。
更に又、上記デジタルカメラに採用した各種構成は、デジタルカメラに限らず、ズーム機能を有する種々の撮像装置に適用することが出来る。又、上記デジタルカメラに採用した各種構成は、ズーム速度を段階的に変化させる撮像装置に限らず、種々の機器動作を段階的に変化させる様々な電子機器に適用することが出来る。
(1) 機器本体
(2) 操作装置
(22) ズームレバー(操作部)
(23) 設置台
(24) 操作子
(25) リブ部(突起部)
(31) 板バネ(付勢手段)
(32) 板バネ(第2の付勢手段)
P1 第1所定位置
P2 第2所定位置
P3 第3所定位置
M1 第1中間設定位置(中間設定位置)
M2 第2中間設定位置(第2の中間設定位置)

Claims (6)

  1. 電子機器に設けられるユーザ操作のための操作装置であって、所定の経路に沿って第1所定位置から第2所定位置へ移動可能な操作部と、該操作部が第1所定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させる復帰手段とを具え、前記第1所定位置からの操作部の移動量に応じて変化する操作指令を出力することにより前記電子機器の所定の機器動作を段階的に変化させる操作装置において、
    前記操作部が、前記所定の機器動作が段階的に変化する中間設定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記中間設定位置に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段を設置するための設置台とを具え、該付勢手段は、弾性変形された状態で前記設置台に設けられていることを特徴とする操作装置。
  2. 前記操作部は、前記所定の経路に沿って前記第1所定位置から第2所定位置とは逆側へ第3所定位置まで移動可能であり、前記復帰手段は、前記操作部が第2所定位置と第3所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させるものであり、前記操作指令を出力することにより、前記第1所定位置の両側にて前記所定の機器動作を段階的に変化させ、
    前記操作部が、第1所定位置の第3所定位置側にて前記所定の機器動作が段階的に変化する第2の中間設定位置と第3所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記第2の中間設定位置に向けて付勢する第2の付勢手段を更に具え、該第2の付勢手段は、弾性変形された状態で前記設置台に設けられている請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記設置台には、片持ちの板バネと、該板バネを弾性変形させた状態で維持する突起部とが形成されており、前記板バネにより前記付勢手段が構成されている請求項1又は請求項2に記載の操作装置。
  4. 前記操作部は、前記電子機器に回動自在に設けられるものであり、前記所定の経路は回動軸周りに設定されている請求項1乃至請求項3の何れかに記載の操作装置。
  5. 所定の経路に沿って第1所定位置から第2所定位置へ移動可能に設けられたユーザ操作のための操作部と、該操作部が第1所定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに該操作部を第1所定位置へ向けて付勢することにより該操作部を第1所定位置に復帰させる復帰手段とが機器本体に設けられ、前記第1所定位置からの操作部の移動量に応じて所定の機器動作を段階的に変化させる電子機器において、
    前記操作部が、前記所定の機器動作が段階的に変化する中間設定位置と第2所定位置との間の位置に設定されているときに、該操作部を前記中間設定位置に向けて付勢する付勢手段を具え、該付勢手段は、弾性変形された状態で前記機器本体に設けられていることを特徴とする電子機器。
  6. ズームレンズを更に具え、該ズームレンズを移動させるときの速度を前記所定の機器動作として段階的に変化させる請求項5に記載の電子機器。
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