JP2017060306A - インバータにより駆動されるモータの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】異常時に確実に安全が確保でき、インバータにおけるスイッチング損失による電力損失や発熱が比較的小さくて済む、モータの制御方法を提供する。
【解決手段】インバータ(6)のPWM制御により駆動するようになっているモータ(2)を対象とし、これを緊急時に安全に停止するモータの制御方法として構成する。本発明のモータの制御方法は、モータ(2)が駆動する装置における圧力、速度等の物理量を監視する。そしてこの物理量が異常な範囲にあることが検出(14)されたら、モータ(2)を停止させる停止処理(11)と、PWM制御のキャリア周波数であるPWM周波数を大きい周波数に切換えるPWM周波数切換処理(15)とを実質的に同時に実施するようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インバータのPWM制御により駆動されるモータの制御方法に関するものであり、限定するものではないが、電動射出成形機のサーボモータの制御方法に好適なモータの制御方法に関するものである。
多くの産業機械には各装置を駆動するためのモータが設けられている。例えば電動射出成形機は、一対の金型を型締する型締装置、樹脂を溶融して金型内に射出する射出装置等から構成され、射出装置は射出シリンダ、この射出シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動されるスクリュ、プランジャ等から構成されている。これらの装置はそれぞれサーボモータ等のモータによって駆動されるようになっており、インバータが生成する三相交流電圧で駆動される。インバータが生成する三相交流電圧は、その波形が滑らかな正弦波であれば精度良くモータを駆動することができる。しかしながら、インバータはON/OFFのパルス幅を可変に制御するいわゆるPWM制御によって三相交流電圧を生成しているので、三相交流電圧の波形は滑らかな正弦波にはならない。しかしながら、PWM信号のキャリア周波数つまりPWM周波数を高くすれば、滑らかな正弦波の三相交流電圧を供給していることと実質的に同等になる。つまりモータを精度良く制御したい場合にはPWM周波数を大きくすることが好ましいと言える。しかしながらPWM周波数が大きいとインバータを構成しているIGBT等のパワートランジスタのスイッチングの頻度が高くなる。そうするといわゆるスイッチング損失により電力を損失し発熱する。そうすると冷却するためのコストも大きくなるしパワートランジスタの寿命にも影響する。従って電力消費、発熱、パワートランジスタの寿命等を考慮するとPWM周波数は小さい方が好ましい。インバータを駆動するPWM周波数は、これらを勘案して決定されている。
従来のインバータにおいてはPWM周波数は固定にされているが、PWM周波数を可変にして駆動する方法が特許文献1、2によって提案されている。特許文献1に記載のモータ制御方法は、モータに要求される性能に従って、PWM周波数を可変にするように構成されている。すなわちこのモータの制御においては、PWM制御方式で駆動するモータに対して、このモータを駆動するに当たって制御精度とトルクのいずれを重視すべきかをその都度判別するようにする。そして高い制御精度が要求される場合にはPWM周期を短くし、トルクが要求される場合にはPWM周期を長くするようにしている。すなわち高い制御精度が要求される場合にはPWM周波数を大きくし、トルクが要求される場合にはPWM周波数を小さくするようにしている。特許文献1に記載の制御方法は、工作機械、ロボット、射出成形機等のモータ制御装置を対象としているが、これらの装置においては、装置を制御するコントローラがこれから実施しようとしている予定の動作、あるいは予定の工程について熟知している。従ってコントローラは、次に実施する動作、あるいは工程について、制御精度が要求されるのかトルクが要求されるのかを適切に判断することができ、予めPWM周波数を大きくしたり小さくすることができ、それによって適切な条件でモータを駆動することができる。
特許文献2には、インバータの保護を目的として、インバータのPWM周波数を変化させるモータの制御方法が記載されている。特許文献2に記載されているインバータは、特殊な構造を備えた電動圧縮機に設けられている。電動圧縮機はインバータによって駆動される電動モータによって駆動され、電動圧縮機が駆動されると圧縮機構によって冷媒を吸入するようになっている。そしてこのインバータは吸入される冷媒によって冷却されるようにもなっている。この電動圧縮機において電動モータの駆動直後には冷媒の吸入が安定しないのでインバータの冷却が不十分になり、インバータの温度は上昇しやすい。一方電動モータの駆動開始から所定時間が経過すると冷媒の吸入が安定してインバータの温度が低下し、所定の温度に達した後は安定する。特許文献2に記載の方法では、電動モータの駆動直後におけるインバータの温度が上昇しやすい所定の期間において、インバータの温度を監視して、温度が高いときにはPWM周波数を小さくする。これによってインバータにおけるスイッチング損失を小さくし、インバータの発熱を抑制し、インバータを保護するようにする。
特許文献1、2のそれぞれに記載の制御方法では、所定の目的を達成するためにPWM周期を可変にするように構成されている。つまり特許文献1に記載の方法は、モータを好適な条件で駆動することができるように、モータに要求される性能に応じて、PWM周波数を変化させているし、特許文献2に記載の方法においては、インバータの保護を目的として、インバータの温度が高温のときにPWM周波数を小さくして発熱を抑制するようになっている。つまり所定の目的を達成するための制御方法として、いずれも優れていると言える。しかしながら特許文献1、2のそれぞれに記載の制御方法においては解決すべき問題も見受けられる。具体的には、異常発生等の緊急時における安全の確保については考慮されていないように見受けられる。例えば電動射出成形機においては、射出工程において異常な射出圧力が検出されたり、型閉工程において金型が型閉じしていないにも拘わらず型締力が検出される場合には、何らかの異常が発生していると判断して速やかにスクリュを停止したり型締装置を停止する必要がある。装置を傷めたり金型を痛める虞があるからであり、オペレータの安全を確保する目的もある。このような緊急時における安全の確保は、モータによって駆動される他の工作機械においても同様に要求されるはずである。そして、このような緊急時に安全を確保するには、できるだけ早く装置を停止したり所定の状態に駆動する必要があるので、そのためにはモータを精度良く制御したい。一応特許文献1に記載の方法では、モータを精度良く制御することができるので、一見対応できそうにも見える。しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、前もってモータに要求される優先度が高い制御精度であるのかトルクであるのかを判断するようになっているが、判断の基準に緊急時の対応は入っていない。そして特許文献1に記載の方法においては、予め、これから実施する動作あるいは工程に先立ってモータに要求される優先度が高い制御精度であるのかトルクであるのかを決定するようになっているので、実施内容を熟知している動作や工程に対しては前もって対応できるので有効であるが、異常発生時のような不測の事態において、直ちにモータを停止するようなケースは想定していない。従って特許文献1に記載の方法では緊急時に対する対応ができない。特許文献2に記載の方法も問題がある。インバータの温度が高温になってPWM周波数を小さくしているときに異常が発生したら、モータを精度良く制御することができなくなってしまうからである。
異常発生時の緊急時における安全を確保するために、PWM周波数を大きくしてモータを常時精度良く制御する方法も考えられる。しかしながらPWM周波数を常時大きくすると、インバータのパワートランジスタのスイッチング損失の影響が大きくなる。電力損失と発熱が大きくなり、冷却に要するコストが大きくなって実質的に採用ができない。
本発明は、上記のような問題を解決することを目的としており、具体的には、モータに電力を供給するインバータにおいて、異常の発生時に確実に安全が確保できるようにモータを駆動することができ、スイッチング損失による電力損失や発熱が比較的小さくて済む、モータの制御方法を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、所定の装置に設けられているモータであって、インバータのPWM制御により駆動するようになっているモータを対象とし、これを緊急時に安全に停止するモータの制御方法として構成する。本発明のモータの制御方法は、モータが駆動する装置における圧力、速度等の物理量を監視する。そしてこの物理量が異常な範囲にあることが検出されたら、モータを停止させる停止処理と、PWM制御のキャリア周波数であるPWM周波数を大きい周波数に切換えるPWM周波数切換処理とを実質的に同時に実施するようにする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、所定の装置に設けられているモータをインバータのPWM制御により駆動するとき、前記装置における圧力、速度等の物理量を監視し、該物理量が異常な範囲にあることが検出されたら、前記モータを停止させる停止処理と、前記PWM制御のキャリア周波数であるPWM周波数を大きい周波数に切換えるPWM周波数切換処理とを実質的に同時に実施することを特徴とするモータの制御方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御方法において、前記モータは、前記モータの回転速度の目標値である速度設定の入力を受け、前記モータのエンコーダによって検出される実測回転速度が前記速度設定になるようにフィードバック制御により制御するようになっており、前記停止処理は前記速度設定の入力を遮断して0とみなしてフィードバック制御することを特徴とするモータの制御方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御方法において、前記モータは、前記モータの回転速度の目標値である速度設定の入力を受け、前記モータのエンコーダによって検出される実測回転速度が前記速度設定になるようにフィードバック制御により制御するようになっており、前記停止処理は前記速度設定の入力を遮断して0とみなしてフィードバック制御することを特徴とするモータの制御方法として構成される。
本発明は、所定の装置に設けられているモータをインバータのPWM制御により駆動するとき、装置における圧力、速度等の物理量を監視し、該物理量が異常な範囲にあることが検出されたら、モータを停止させる停止処理と、PWM制御のキャリア周波数であるPWM周波数を大きい周波数に切換えるPWM周波数切換処理とを実質的に同時に実施するように構成される。つまり装置において異常が検出されたら、停止処理とPWM周波数切換処理を実質的に同時に実施する。そうすると停止処理の実行中にPWM周波数は大きいので、停止処理は精度良く制御でき速やかにモータを停止できる。つまり装置を安全な状態にすることができる。そしてPWM周波数が大きくするのは異常時に限られるので、インバータのパワートランジスタにおけるスイッチング損失による電力損失と発熱の増大は短時間で済み、格別に高い冷却能力を備えた冷却装置を設ける必要がない。このように構成されているので、異常発生時でない通常の運転においてはPWM周波数は小さくしてモータを駆動できるので、スイッチング損失による電力損失と発熱は少なくて済む。他の発明によると、モータは、モータの回転速度の目標値である速度設定の入力を受け、モータのエンコーダによって検出される実測回転速度が速度設定になるようにフィードバック制御により制御するようになっており、停止処理は速度設定の入力を遮断して0とみなしてフィードバック制御する。つまり停止処理は、本来入力されている速度設定を強制的に遮断するので、速やかに実施でき、速やかにモータを停止できる効果が得られる。
以下、図1によって本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係るモータ制御装置1は、サーボモータ等のブラシレスモータを制御するようになっており、工作機械、産業機械等の色々な装置に設けることができる。以下では、電動射出成形機の射出装置に設けられているモータ2を実施例として説明する。射出装置は加熱シリンダとスクリュとからなり、スクリュは、これを回転させる回転駆動機構と、軸方向に駆動させる軸駆動機構とによって駆動されるようになっている。本実施の形態に係るモータ2は、軸駆動機構に設けられている。このモータ2を駆動するとスクリュを軸方向に駆動して加熱シリンダ内に計量されている溶融樹脂を射出できるようになっている。
本実施の形態に係るモータ2はサーボモータからなり、所定の電力供給装置から電力の供給を受けて駆動されるようになっている。電力供給装置は図1には示されていないが、PWMコンバータからなり、工場から供給される三相交流電圧を直流電圧に整流している。このような直流電圧は直流電圧線P、Nに供給されている。直流電圧線P、N間には平滑化コンデンサ4が設けられ、リップル電圧が平滑化されている。直流電圧線P、Nには、モータ2を駆動するサーボアンプ、すなわちインバータ6が設けられている。インバータ6は、後で説明する制御部7と共にモータ制御装置1を構成している。インバータ6は周知のように、6個のIGBTからなるパワートランジスタT1、T2、…と、6個のダイオードD1、D2、…とからなる。パワートランジスタT1、T2、…は2個ずつ直列に並べられ、これらが並列に3列設けられて、それぞれ直流電圧線P、Nに接続されている。これらのパワートランジスタT1、T2、…はそれぞれONされると正の電圧線Pから負の電圧線Nに電流を流すように設けられている。これらのパワートランジスタT1、T2、…のそれぞれに対して、ダイオードD1、D2、…が電流が流れる向きが逆になるように並列に設けられている。そして並列に設けられている3列のそれぞれのパワートランジスタT1、T2、…の中点から、R線、S線、T線が引き出され、これらがモータ2に接続されている。周知のようにインバータ6はパルス幅を可変にして制御するいわゆるPWM制御によって駆動されるようになっているが、インバータ6においてパワートランジスタT1、T2、…を適切に駆動すると、直流電圧線P、Nから供給される直流電圧を所望の三相交流電圧に変換することができ、三相交流電圧をR、S、T線から供給してモータ2を駆動できるようになっている。なお、電動射出成形機には、複数のモータが設けられており、それぞれのモータもこの直流電圧線P、Nに接続されているインバータによって駆動されるようになっているが、図1には示されていない。
インバータ6をPWM制御する制御部7について説明する。制御部7は、所定のコントローラとコントローラを制御するソフトウエアからなるが、ソフトウエアは複数の機能ブロックから構成されている。まず、外部から与えられるモータ2の回転速度の目標値すなわち速度設定は、機能ブロックの速度制御器11に入力されるようになっている。速度制御器11はモータ2を駆動する電流指令を演算するようになっており、速度設定を目標値とし、モータ2のエンコーダ8から検出される実測回転速度との偏差がなくなるようにフィードバック制御により電流指令を演算している。正確にはここで演算される電流指令はdq軸における電流指令になっている。速度制御器11において演算された電流指令は、電流制御器11に入力される。電流制御器12は、dq軸における電流指令からU相、V相、W相における電流指令値を演算する機能ブロックであるが、このときモータ2に設けられている電流センサ9から検出されるR、S、T線の電流すなわちU相、V相、W相の相電流もdq軸における電流として変換して入力している。そしてdq軸における電流指令とdq軸における電流の偏差がなくなるようにフィードバック制御により演算して、U相、V相、W相の電流指令値を得ている。電流制御器12で演算されたU相、V相、W相の電流指令値は、PWM信号生成器13に入力される。PWM信号生成器13は、U相、V相、W相の電流指令値から、PWM制御信号に変換し、このPWM制御信号によってインバータ6を駆動している。なおPWM制御信号は、前記したようにパルス幅が可変のON/OFF信号であるが、パルス幅はキャリア周波数、すなわちPWM周波数によって決定され、PWM周波数が大きいほど取り得る幅の自由度が高い。
本実施の形態に係るモータ制御装置1においては、射出圧力の異常を検出したらPWM周波数を切換えるようになっており、次のように構成されている。本実施の形態に係る電動射出成形機は、射出装置に溶融樹脂の圧力を検出するセンサが設けられている。このセンサにおいて検出される射出圧力が、制御部7の異常判定部14に入力されるようになっている。異常判定部14では、射出圧力が正常範囲にあるか否かがチェックするようになっている。制御部7にはPWM周波数を切換える機能ブロックであるPWM周波数切換部15も設けられている。異常判定部14は、異常が検出されたらこのPWM周波数切換部15と速度制御器11に指令を送るようになっている。
本実施の形態に係るモータ制御装置1の作用を説明する。まずセンサにおいて検出される射出圧力が正常範囲にあるときは、次のように動作する。速度制御器11が速度設定になるように電流指令値を演算し、電流制御器12がこれをU相、V相、W相の電流指令値に変換する。そしてPWM信号生成器13がPWM制御信号に変換してインバータ6を駆動する。このときPWM制御信号は正常時におけるPWM周波数、例えば4kHzで生成される。インバータ6は所定の三相交流電圧を生成し、これによってモータ2が回転する。
センサで検出される射出圧力が正常範囲を超えた場合、異常判定部14が異常であると判断し、実質的に同時に次の2個の指令を出す。第1の指令は、速度制御器11に対する指令であり、モータ2を停止するための指令である。詳しく説明すると、速度制御器11に入力される速度設定を遮断して速度制御器11が速度設定をゼロとして扱うようにする。速度制御器11はモータ2の回転速度がゼロになるように制御する。第2の指令はPWM周波数切換部15に対する指令であり、異常時の処理に切換える指令である。PWM周波数切換部15は指令を受けたら正常時のPWM周波数より大きいPWM周波数、例えば8kHzに切換える。そうするとPWM信号生成器13が生成するPWM制御信号は、以後大きいPWM周波数によって生成されることになる。モータ2は制御部7によって停止するように制御され、このときPWM制御信号は大きなPWM周波数で生成されるので、高い制御精度で停止させることができる。これによって停止するまでの時間が短くて済む。モータ2が停止すると射出圧力は安定し、射出装置や金型を保護することができる。モータ2のエンコーダ8で検出される実測回転速度がゼロになったら、あるいは所定時間が経過したら、異常判定部14はPWM周波数切換部15に指令を出し、正常時のPWM周波数、例えば4kHzに戻す。PWM周波数が大きいとパワートランジスタT1、T2、…における電力損失が大きくなり、そして発熱が大きくなって素子の寿命に影響するが、本実施の形態においてPWM周波数が大きくなるのは短時間で済むのでこのような問題は起らない。
本発明の実施の形態に係るモータの制御方法は色々な変形が可能である。例えば、異常判定部14は射出圧力についてこれが正常範囲にあるか否かを判定するようになっているが、モータ2の駆動に関係する他の物理量であってもよい。例えばモータ2の駆動に関係する物理量としてスクリュ速度が考えられる。所定のセンサによってスクリュの軸方向の速度を検出し、速度が正常範囲にあるか否かを判定すれば、異常時には同様にPWM周波数を大きくしてモータ2を精度良く停止することができる。他の変形も可能である。本実施の形態においては、異常判定部14が速度制御器11に指令を出すときに、速度設定の入力を遮断するように説明したが、速度設定を強制的にゼロに書き換えるようにしてもよい。本実施の形態に係るモータの制御方法は、電動射出成形機以外の装置、例えば工作機械、産業機械においても利用が可能である。
1 モータ制御装置
2 モータ
4 平滑化コンデンサ
6 インバータ
7 制御部
8 エンコーダ
9 電流センサ
11 速度制御器
12 電流制御器
13 PWM信号生成器
14 異常判定部
15 PWM周波数切換部
2 モータ
4 平滑化コンデンサ
6 インバータ
7 制御部
8 エンコーダ
9 電流センサ
11 速度制御器
12 電流制御器
13 PWM信号生成器
14 異常判定部
15 PWM周波数切換部
Claims (2)
- 所定の装置に設けられているモータをインバータのPWM制御により駆動するとき、前記装置における圧力、速度等の物理量を監視し、該物理量が異常な範囲にあることが検出されたら、前記モータを停止させる停止処理と、前記PWM制御のキャリア周波数であるPWM周波数を大きい周波数に切換えるPWM周波数切換処理とを実質的に同時に実施することを特徴とするモータの制御方法。
- 請求項1に記載の制御方法において、前記モータは、前記モータの回転速度の目標値である速度設定の入力を受け、前記モータのエンコーダによって検出される実測回転速度が前記速度設定になるようにフィードバック制御により制御するようになっており、前記停止処理は前記速度設定の入力を遮断して0とみなしてフィードバック制御することを特徴とするモータの制御方法。
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JP2015183263A JP2017060306A (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | インバータにより駆動されるモータの制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024150333A1 (ja) * | 2023-01-11 | 2024-07-18 | ファナック株式会社 | サーボ制御システム |
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2015
- 2015-09-16 JP JP2015183263A patent/JP2017060306A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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