JP2017060003A - 撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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Hideyuki Funaki
英之 舟木
藤原 郁夫
Ikuo Fujiwara
郁夫 藤原
崇 宮崎
Takashi Miyazaki
崇 宮崎
木村 俊介
Shunsuke Kimura
俊介 木村
浩大 本多
Hironaga Honda
浩大 本多
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Abstract

【課題】高感度且つ低ノイズを実現可能な撮像装置及び撮像システムを提供する。
【解決手段】撮像装置は、半導体基板に積層された薄膜によって形成された複数の光電変換部30により光電変換を行う積層型の撮像装置であって、リセットトランジスタ31と、第1増幅トランジスタ33と、第1転送トランジスタ34と、キャパシタ35と、第2転送トランジスタと39、第2増幅トランジスタ38と、選択トランジスタ39と、を光電変換部300毎に有する。第1増幅トランジスタは33、光電変換部30が出力する信号を増幅させる。キャパシタ35は、第1増幅トランジスタ33が出力した信号を保持する。第2増幅トランジスタ38は、キャパシタ35が保持した信号、又は第2転送トランジスタ38が転送した信号を増幅させる。選択トランジスタ39は、第2増幅トランジスタ38が出力した信号を出力信号として選択する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、撮像装置及び撮像システムに関する。
近年、有機もしくは無機材料からなる光電変換膜を積層したCMOSイメージセンサの開発が各所で行われている。一般的に、光電変換膜によって光電変換した信号は、CMOS回路からなる読出し回路によって画素行毎に読み出されるが、積層型センサの課題として、光電変換膜部において発生した電荷を完全に電荷−電圧変換部へ転送できないために、転送時にランダムノイズが生じてしまうという課題があり、このノイズを低減するために、リセット時の信号出力が一定となるようにフィードバックを用いる方法や、信号電圧を蓄積するなどの方法が提案されている。
特開2012−19167号公報 特開2014−78869号公報
しかしながら、これらの方法では、積分時間を一定に保つことができない、リセット時に生じるランダムノイズを完全に抑圧することができない、といったことがあった。本発明が解決しようとする課題は、信号電荷の転送ノイズを抑制するとともに、リセット時のノイズを低減することで、微細画素においても高感度且つ低ノイズを可能にすることができる撮像装置及び撮像システムを提供することである。
実施形態の撮像装置は、半導体基板に積層された薄膜によって形成された複数の光電変換部により光電変換を行う積層型の撮像装置であって、リセットトランジスタと、第1増幅トランジスタと、第1転送トランジスタと、キャパシタと、第2転送トランジスタと、第2増幅トランジスタと、選択トランジスタと、を光電変換部毎に有する。リセットトランジスタは、光電変換部が出力する信号をリセットする。第1増幅トランジスタは、光電変換部が出力する信号を増幅させる。第1転送トランジスタは、リセットトランジスタがリセットを行う場合に、第1増幅トランジスタの出力をリセットトランジスタに向けて転送する。キャパシタは、第1増幅トランジスタが出力した信号を保持する。第2転送トランジスタは、第1増幅トランジスタが出力した信号をキャパシタに向けて転送する。第2増幅トランジスタは、キャパシタが保持した信号、又は第2転送トランジスタが転送した信号を増幅させる。選択トランジスタは、第2増幅トランジスタが出力した信号を出力信号として選択する。
実施形態にかかる撮像装置の概要を示す図。 実施形態にかかる撮像装置を備える集積回路の外観の概要を示す斜視図。 画素領域及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図。 実施形態にかかる撮像装置の駆動例を示すタイミングチャート。 実施形態にかかる撮像装置の第1変形例における画素領域及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図。 実施形態にかかる撮像装置の第2変形例における画素領域及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図。 光電変換部が表面照射型積層フォトダイオードである実施形態にかかる撮像装置の断面図。 半導体基板にフォトダイオードが形成された実施形態にかかる撮像装置の断面図。 光電変換部が裏面照射型積層フォトダイオードである実施形態にかかる撮像装置の断面図。 実施形態にかかる撮像装置の第1変形例の断面例を示す図。 実施形態にかかる撮像装置の第2変形例の断面例を示す図。 第1比較例の撮像装置における画素及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図。 第2比較例の撮像装置における画素及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図。 実施形態にかかる撮像システムとしての携帯端末の概要を示す図。 実施形態にかかる撮像システムとしての移動体の概要を示す図。
(実施形態)
図1は、実施形態にかかる撮像装置10の概要を示す図である。撮像装置10は、例えばCMOS回路等を構成された半導体基板(シリコンなど)に有機光電変換膜が積層された積層型の固体撮像素子(イメージセンサ)であり、制御部12、画素領域3及び読出部(出力部)5を有する。画素領域3及び読出部5に入力される各制御信号は、制御部12が出力している。
画素領域3は、例えば有機光電変換膜によって形成された後述する光電変換部30(図3参照)を備えた画素が二次元方向にそれぞれ複数配列されている。読出部5は、画素領域3に配列された画素それぞれから信号を読み出し、外部へ信号を出力する出力部となっている。また、読出部5は、例えば各画素のリセット信号と画像信号とを用いて相関二重サンプリング(CDS)を行うCDS部(後述する読出回路52など)を備え、画像信号をA/D変換するA/D変換器や、その他の信号処理部などを有していてもよい。制御部12は、画素領域3及び読出部5に対し、動作のタイミングなどを後述する各制御信号(パルス)によって制御する。
図2は、撮像装置10を備える集積回路100の外観の概要を示す斜視図である。集積回路100は、撮像装置10をパッケージ20内に封止している。
次に、画素領域3の構成例について詳述する。図3は、画素領域3及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図である。画素領域3は、例えば1万〜数千万個の画素が2次元方向に配列されるが、図3においては2つの画素とその周辺が示されている。以下、対応関係にある複数の構成に対し、1,2、及びa,bなどを付して区別することがある。また、VDDは正電源電圧が印加される端子であり、VSSは負電源電圧が印加される端子である。
例えば、光電変換部30、リセットトランジスタ31、第1フローティングディフュージョン32、第1増幅トランジスタ33、第1転送トランジスタ34、キャパシタ35、第2転送トランジスタ36、第2フローティングディフュージョン37、第2増幅トランジスタ38、及び選択トランジスタ39は、1つの画素を構成する。ただし、画素の構成はこれに限定されない。画素の機能及び動作については後述する。
トランジスタ(負荷定電流源トランジスタ:LTa)40、及びトランジスタ(負荷定電流源トランジスタ:LTb)41は、それぞれ列毎に設けられた定電流源となっている。端子LT_BIASは、負荷定電流源用のバイアス電圧(DCレベル)が印加される。
アンプ50は、画素のリセットレベル(リセット信号)をリセットトランジスタ31に向けてフィードバックさせるフィードバックリセット用の差動アンプ(FBR AMP)である。読出回路52は、相関二重サンプリング(CDS)用の差動アンプ(CDS AMP)を備え、制御部12の制御に応じて、複数の画素それぞれの信号を順次に読み出し、アナログCDS後の画素信号Vcdsを出力する。CDS_S/Hは、CDSを行う場合のサンプル・アンド・ホールドを制御する信号が入力される端子である。CLUMPは、CDSを行う場合のクランプを制御する信号が入力される端子である。VSIG(VOUT)は、画素信号出力端子である。HSRは、水平信号選択パルス用(水平シフトレジスタ出力)の端子である。なお、アンプ50及び読出回路52は、例えば読出部5(図1)に配置されている。
次に、画素について説明する。上述したように、各画素は、それぞれ光電変換部30を備える。光電変換部30は、半導体基板に積層された例えば有機光電変換膜などの薄膜によって形成され、予め定められた範囲の波長の光に感度をもち、入射された光に対して光電変換を行う積層型フォトダイオードである。
なお、1つの光電変換部(PD)30は、図3に模式的に示すように、1つの画素形成領域300を占めるように半導体基板の上層に積層されている。一方、リセットトランジスタ31、第1フローティングディフュージョン(FD)32、第1増幅トランジスタ33、第1転送トランジスタ34、キャパシタ35、第2転送トランジスタ36、第2フローティングディフュージョン(FD)37、第2増幅トランジスタ38、及び選択トランジスタ39は、半導体基板に形成されており、1つの光電変換部30が占める画素形成領域300の下層に配置されている(図7参照)。なお、キャパシタ35は、半導体基板に積層される積層容量として、例えばメタル間に形成される誘電膜などによって構成されてもよい。
リセットトランジスタ31は、寄生容量FDaを含む第1フローティングディフュージョン32をリセットする。FBGは、アンプ50によるフィードバックリセットを行う場合にリセットトランジスタ31のゲートに印加される信号が入力される端子である。第1フローティングディフュージョン32は、寄生容量FDaによって電荷電圧変換を行う。Vaは、第1フローティングディフュージョン32の電位を示す。
第1増幅トランジスタ(AMPa)33は、第1フローティングディフュージョン32が変換した電圧を増幅させる。Vbは、トランジスタ40によって第1増幅トランジスタ33が出力する電位を示す。第1転送トランジスタ34は、リセットトランジスタ31がリセットを行う場合に、アンプ50を介して、第1増幅トランジスタ33の出力をリセットトランジスタ31に向けて転送する。SELそれぞれは、選択された場合に出力することを制御する信号が入力される端子である。
なお、アンプ50の反転入力端子(−)は、第1転送トランジスタ34それぞれとトランジスタ40との間に接続されており、光電変換部30が出力した信号が反転入力されるようになっている。また、アンプ50の非反転入力端子(+)には、所定の基準電圧VREF(DCレベル)が供給されている。アンプ50の出力端子は、リセットトランジスタ31それぞれのドレインに接続されている。そして、アンプ50は、光電変換部30が出力する信号に重畳する熱ノイズ(kTCノイズ)を逆相に変換した信号(Vrst)をリセットトランジスタ31のドレインに負帰還させる。つまり、アンプ50は、リセットトランジスタ31のソースで発生したkTCノイズをリセットトランジスタ31のドレインに負帰還させることによって相殺させている。
キャパシタ(SC)35は、第1増幅トランジスタ33が出力した信号を保持する信号保持キャパシタである。第2転送トランジスタ36は、第1増幅トランジスタ33が出力した信号をキャパシタ35に向けて転送する。SHGは、第2転送トランジスタ36によってキャパシタ35に信号をサンプル・アンド・ホールドさせることを制御する信号が入力される端子である。
第2フローティングディフュージョン37は、寄生容量FDbを含んで第1フローティングディフュージョン32と同様の構成になっており、キャパシタ35に接続されている。Vcは、第2フローティングディフュージョン37の電位であり、キャパシタ35が保持する信号である。第2増幅トランジスタ(AMPb)38は、キャパシタ35が保持した信号、又は第2転送トランジスタ36が転送した信号を増幅させる。Vdは、トランジスタ41によって第2増幅トランジスタ38が出力する電位を示す。選択トランジスタ39は、第2増幅トランジスタ38が出力した信号を読出回路52に対する出力信号として選択する。
なお、画素領域3においては、例えばリセットトランジスタ31、第1フローティングディフュージョン32、第1増幅トランジスタ33及び第1転送トランジスタ34を含むレイアウトと、第2転送トランジスタ36、第2フローティングディフュージョン37、第2増幅トランジスタ38及び選択トランジスタ39を含むレイアウトとが対応関係にあるように配置されている。
また、光電変換部30が表面照射型(FSI)積層フォトダイオードである場合には、図7の断面例に示したように、光電変換部30が上部電極と下部電極の間に挟まれて半導体基板400の上部に積層される。また、図8の断面例に示したように、撮像装置10は、半導体基板400に後述するフォトダイオード42が形成されてもよい。また、光電変換部30が裏面照射型(BSI)積層フォトダイオードである場合には、図9の断面例に示したように、光電変換部30が上部電極と下部電極の間に挟まれて半導体基板400の下部に積層される。
次に、撮像装置10の動作について説明する。図4は、撮像装置10の駆動例を示すタイミングチャートである。信号パルスHDは、水平駆動期間(1H)を定義している。また、水平駆動期間には、画素のリセットを行う電子シャッター選択行(ES行:リセット行)と、画素信号を読み出す信号読出し行(RO行)とが設けられており、電子シャッター選択行と信号読出し行との間が露光時間(電荷蓄積動作)となっている。図4において、図3に示した撮像装置10の各端子(ノード)の信号レベルは、電子シャッター選択行ではES_を付し、信号読出し行ではRO_を付してある。
まず、電子シャッター選択行に関して説明する。端子SELaに印加される制御パルスES_SELaにより、リセット行における第1増幅トランジスタ33が選択される。第1増幅トランジスタ33がES_SELaによって選択されている期間内に、端子FBGにはリセットトランジスタ31のゲートを制御するES_FBGが印加される。このとき、ES_FBGのパルスはテーパ形状にされており、リセット・ゲート(リセットトランジスタ31)が閉まるときにES_Vaに生じるkTCノイズが低減されている。
リセット・ゲートが閉まった後、第1増幅トランジスタ33とトランジスタ40により生じたES_Vbの電位は、端子SHGに印加される制御パルスES_SHGにより第2転送トランジスタ36がキャパシタ35に転送し、ES_Vc(リセット電位)として保持される。このように光電変換部30(PD)のリセット動作が完了すると、光電変換部30は電荷蓄積動作を開始する。
次に、信号読出し行に関して説明する。端子SELbに印加される制御パルスRO_SELbにより、信号読出し行における第2増幅トランジスタ38が選択される。キャパシタ35に保持されたリセット電位RO_Vcは、第2増幅トランジスタ38とトランジスタ41により電位RO_Vdに変換された後、選択トランジスタ39が選択されると端子垂直信号線に電位Vsig(リセット信号)として現れる。
電位Vsigは、端子CDS_S/Hに印加されたCDSサンプル・アンド・ホールド制御パルスにより、カップリング容量を介してCDS用の差動アンプ(即ち読出回路52)に入力される。このとき、CDS用の差動アンプの入出力は、端子CLUMPに印加されたCLUMPパルスにより短絡されている。また、CDS用の差動アンプに入力された信号は、端子VREFに印加される基準電圧VREFにリセット・レベルとしてクランプされる。
次いで、端子SELaに印加されるRO_SELaにより、信号読出し行における第1増幅トランジスタ33が選択されて動作する。光電変換部30に蓄積された電荷は、第1フローティングディフュージョン32のFDaにより電圧RO_Vaに変換され、第1増幅トランジスタ33により増幅されて電位RO_Vbとなる。電位RO_Vbは、端子SHGに印加されるSHGパルスによって第2増幅トランジスタ38に入力され、電位RO_Vdに変換された後、端子垂直信号線に電位Vsig(画像信号)として現れる。
電位Vsig(画像信号)は、CDS_S/HパルスによってCDS用の差動アンプに入力されると、CDS後の信号レベル(Vcds)として保持される。その後、CDS用の差動アンプに保持された信号は、端子HSRに印加された水平信号選択パルス(水平シフトレジスタ出力)であるHSRにより、画素信号Vcdsとして端子VOUTに順次出力される。なお、撮像装置10は、アンプ50が出力する信号Vrstをリセット信号とみなしてCDSを行い、キャパシタ35に画像信号を保持させてグローバルシャッタを実現するように構成されてもよい。
このように、実施形態にかかる撮像装置10は、光電変換部30が半導体基板に積層された薄膜によって形成されているので、ケラレなどの影響を防止して高感度化され、キャパシタ35をCDSに用いることが可能にされているので、低ノイズ化が可能になっている。
(第1変形例)
次に、撮像装置10の第1変形例について説明する。図5は、撮像装置10の第1変形例における画素領域3及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図である。撮像装置10の第1変形例において、例えば、光電変換部30、リセットトランジスタ31a、第1増幅トランジスタ33、第1転送トランジスタ34、キャパシタ35、第2転送トランジスタ36a、第2増幅トランジスタ38、及び選択トランジスタ39は、1つの画素を構成する。
図5に示した撮像装置10の第1変形例は、図3に示した撮像装置10に対して、リセットトランジスタ31a及び第2転送トランジスタ36aが半導体基板に積層されるTFT(薄膜トランジスタ:Thin Film Transistor)として構成されている点が異なる。図10は、撮像装置10の第1変形例の断面例を示す図である。例えば、光電変換部30、リセットトランジスタ31a、第2転送トランジスタ36a及びキャパシタ35が、半導体基板の上方に積層されている。また、撮像装置10の第1変形例には、図3に示した第1フローティングディフュージョン32及び第2フローティングディフュージョン37が形成されていない。なお、上述した構成部分と実質的に同じものには、同一の符号が付してある。
このように、撮像装置10の第1変形例では、撮像装置10に対して、半導体基板に形成されるトランジスタが占有する面積が縮小され、キャパシタ35からのリーク電流が低減されている。また、撮像装置10の第1変形例では、第1フローティングディフュージョン32及び第2フローティングディフュージョン37が形成されていないため、半導体基板から光電変換部30へのノイズが低減されている。
(第2変形例)
次に、撮像装置10の第2変形例について説明する。図6は、撮像装置10の第2変形例における画素領域3及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図である。撮像装置10の第2変形例は、図3に示した撮像装置10の各構成に加えて、光電変換部30が占める画素形成領域300それぞれの下層の半導体基板にフォトダイオード(PD)42、第3転送トランジスタ43、第4転送トランジスタ44、キャパシタ45、第5転送トランジスタ46、及び第6転送トランジスタ47が形成されている。そして、光電変換部30及びフォトダイオード42は、それぞれ第1増幅トランジスタ33及び第2増幅トランジスタ38を順次に共用するようにされている。図11は、撮像装置10の第2変形例の断面例を示す図である。
より詳細には、フォトダイオード42は、光電変換部30の下層の半導体基板に形成されて、光電変換部30が透過させた光を光電変換する。また、1つの光電変換部30が占める画素形成領域300の下層に複数のフォトダイオード42が形成され、光電変換部30と複数のフォトダイオード42が第1増幅トランジスタ33及び第2増幅トランジスタ38を順次に共用するようにされてもよい。例えば、光電変換部30が近赤外光に感度をもち、1つの画素形成領域300の下層にベイヤー配列の複数のフォトダイオード42が形成されてもよい。
第3転送トランジスタ43は、転送ゲート信号(TGa)により、光電変換部30が蓄積した電荷を第1フローティングディフュージョン32へ転送する。第4転送トランジスタ44は、転送ゲート信号(TGb)により、フォトダイオード42が蓄積した電荷を第1フローティングディフュージョン32へ転送する。
キャパシタ45は、例えばフォトダイオード42が光電変換し、第1増幅トランジスタ33が増幅させた信号を保持する。なお、キャパシタ45は、半導体基板に積層される積層容量として、例えばメタル間に形成される誘電膜などによって構成されてもよい。第5転送トランジスタ46は、転送ゲート信号(TGa)により、キャパシタ35に対する信号の転送を切替える。第6転送トランジスタ47は、転送ゲート信号(TGb)により、キャパシタ45に対する信号の転送を切替える。
このように、撮像装置10の第2変形例では、画素形成領域300に複数の画素が配置され、例えば光電変換部30とフォトダイオード42とが積層されているので、フォトダイオード42のサイズが光電変換可能な限界に近付けられても、高感度化が可能になっている。
次に、比較例の撮像装置について説明する。図12は、第1比較例の撮像装置(CMOSイメージセンサ)における画素及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図である。第1比較例の撮像装置は、破線で囲まれた画素毎に、シリコンに形成されたフォトダイオード(PD)、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、フローティングディフュージョン(FD)、増幅トランジスタ(AMP)及び選択トランジスタが設けられている。第1比較例の撮像装置は、選択トランジスタによって選択された画素毎に、フォトダイオード(PD)が光電変換した画素信号を、垂直信号線を介して出力する。
図13は、第2比較例の撮像装置(CMOSイメージセンサ)における画素及びその周辺の構成例と配置の一部を模式的に示す図である。第2比較例の撮像装置は、フィードバックリセット付きの積層型CMOSイメージセンサであり、破線で囲まれた画素毎に、積層された光電変換膜(PD)と、シリコン基板に形成された転送トランジスタ、リセットトランジスタ、フローティングディフュージョン(FD)、増幅トランジスタ(AMP)及び選択トランジスタとが設けられている。
第2比較例の撮像装置は、選択トランジスタによって選択された画素毎に、信号をフィードバックさせてリセットを行い、光電変換膜(PD)が光電変換した画素信号を、垂直信号線を介して出力する。ただし、第2比較例の撮像装置は、画素毎に1つの光電変換膜(PD)が光電変換した信号を1つの増幅トランジスタAMPが増幅させる構成となっている。
次に、実施形態にかかる撮像装置10を備えて画像を撮像する撮像システムについて説明する。図14は、実施形態にかかる撮像システムとしての携帯端末900の概要を示す図である。携帯端末900は、携帯端末本体110に集積回路100と、信号処理部200とが実装されている。信号処理部200は、例えば集積回路100が有する撮像装置10が出力する画像信号を画像処理する。携帯端末900は、ネットワークを介して通信を行う機能を備えていてもよい。このように、携帯端末900は、撮像装置10が撮像した画像を処理するので、高感度且つ低ノイズの画像を処理することができる。
図15は、実施形態にかかる撮像システムとしての移動体910の概要を示す図である。移動体910は、例えば自動車であり、自動車本体120に集積回路100と、信号処理部210とが実装されている。信号処理部210は、例えば集積回路100が有する撮像装置10が出力する画像信号を画像処理する。このように、移動体910は、撮像装置10が撮像した画像を処理するので、高感度且つ低ノイズの画像を処理することができる。
また、本発明のいくつかの実施形態を複数の組み合わせによって説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3 画素領域
5 読出部
10 撮像装置
12 制御部
20 パッケージ
30 光電変換部
31,31a リセットトランジスタ
32 第1フローティングディフュージョン
33 第1増幅トランジスタ
34 第1転送トランジスタ
35,45 キャパシタ
36,36a 第2転送トランジスタ
37 第2フローティングディフュージョン
38 第2増幅トランジスタ
39 選択トランジスタ
40,41 トランジスタ
42 フォトダイオード
43 第3転送トランジスタ
44 第4転送トランジスタ
46 第5転送トランジスタ
47 第6転送トランジスタ
50 アンプ
52 読出回路
100 集積回路
200,210 信号処理部
300 画素形成領域
400 半導体基板
900 携帯端末
910 移動体

Claims (8)

  1. 半導体基板に積層された薄膜によって形成された複数の光電変換部により光電変換を行う積層型の撮像装置であって、
    前記光電変換部が出力する信号をリセットするリセットトランジスタと、
    前記光電変換部が出力する信号を増幅させる第1増幅トランジスタと、
    前記リセットトランジスタがリセットを行う場合に、前記第1増幅トランジスタの出力を前記リセットトランジスタに向けて転送する第1転送トランジスタと、
    前記第1増幅トランジスタが出力した信号を保持するキャパシタと、
    前記第1増幅トランジスタが出力した信号を前記キャパシタに向けて転送する第2転送トランジスタと、
    前記キャパシタが保持した信号、又は前記第2転送トランジスタが転送した信号を増幅させる第2増幅トランジスタと、
    前記第2増幅トランジスタが出力した信号を出力信号として選択する選択トランジスタと、
    を前記光電変換部毎に有する撮像装置。
  2. 前記光電変換部毎に、リセット時に出力されたリセット信号と、光電変換時に出力された画像信号とを用いて、相関二重サンプリングを行った結果を出力する出力部と、
    前記光電変換部それぞれが前記出力部に対して前記リセット信号と前記画像信号とを出力するように制御する制御部と、
    を有する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記リセットトランジスタは、
    前記半導体基板に形成されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記リセットトランジスタは、
    前記半導体基板に積層された薄膜によって形成されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記キャパシタは、
    前記半導体基板に形成されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記キャパシタは、
    前記半導体基板に積層されるように形成されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 1つの前記光電変換部が占める領域に重なる前記半導体基板の領域それぞれに、光電変換を行う1つ以上のフォトダイオードを有し、
    前記第1増幅トランジスタ及び前記第2増幅トランジスタは、
    前記光電変換部毎に、前記光電変換部が出力する信号と、1つ以上の前記フォトダイオードが出力する信号とを順次に増幅させる
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 請求項1に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置が出力する信号を処理する信号処理部と、
    を有する撮像システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021161134A1 (ja) * 2020-02-14 2021-08-19 株式会社半導体エネルギー研究所 撮像装置

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