JP2014078869A - 固体撮像素子および撮像装置並びに固体撮像素子の駆動制御方法 - Google Patents

固体撮像素子および撮像装置並びに固体撮像素子の駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】グローバルシャッタ制御およびローリング読出制御を行う固体撮像素子において、信号電荷の転送ノイズを抑制するとともに消費電力の低減を図る。
【解決手段】入射光に応じた信号電荷を発生する光電変換層107と、上記信号電荷が蓄積される第1の電荷蓄積部Cpと、電流源12bにより駆動されて第1の電荷蓄積部Cpに蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を出力する第1の増幅回路12、第1の増幅回路12から出力された信号電圧が蓄積される第2の電荷蓄積部Cs、上記蓄積された信号電圧を出力する第2の増幅回路16および第1の増幅回路12から出力された信号電圧を第2の電荷蓄積部Csに蓄積させる転送スイッチ13を含む読出回路116が形成された回路基板101とが積層された画素部10が2次元状に複数配列され、電流源12bに対し、第1の増幅回路12の駆動をオン・オフするスイッチ素子19を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、光の照射を受けて電荷を発生する光電変換部を備えた固体撮像素子およびその固体撮像素子を備えた撮像装置並びにその固体撮像素子の駆動制御方法に関するものである。
近年、ビデオカメラやデジタルカメラなどが広く一般に普及している。これらのカメラには、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられるが、高速駆動が可能などの観点から、CCDに変えてCMOSイメージセンサが主流となってきている。
しかしながら、CMOSイメージセンサの問題として、ローリングシャッタ歪の問題がある。CCDにおいては、全画素を一括で露光し、その後、画素行毎に信号を順次読み出すことによって1フレームの画像信号を取得する。一方、CMOSイメージセンサにおいては、画素行毎に露光を順次開始し、画素行毎に信号を順次読み出すことによって1フレームの画像信号を取得する。すなわち、CMOSイメージセンサにおいては、画素行毎に露光タイミングが異なることになる。このため、たとえば被写体が高速で動いている場合などは画像が歪んでしまう。この歪みがローリングシャッタ歪である。
このようなローリングシャッタ歪の問題を解決するため、CMOSイメージセンサにおいても全画素を一括で露光し、その後、画素行毎に信号を順次読み出す、いわゆるグローバルシャッタ制御およびローリング読出制御を行う方法が提案されている。
特開2008−263178号公報 特開2012−4163号公報
ここで、上述したようなグローバルシャッタ制御およびローリング読出制御を行う場合、一般的には、まず、全ての画素を同時に露光して全ての画素の第1の電荷蓄積部(フォトダイオード)へ信号電荷を蓄積した後、全ての画素で同時に第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷を第2の電荷蓄積部へ転送し、その第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号を画素行毎に順次読み出すことが行われる。
しかしながら、第1の電荷蓄積部から第2の電荷蓄積部に電荷を転送する際、第1の電荷蓄積部が完全空乏化されていない場合には、これに起因して完全な転送が出来ない場合がある。その結果、転送ノイズの影響が大きくなり、またリニアリティ不良などが発生する問題がある。
一方、上述したグローバルシャッタ制御は高速で動く被写体などを撮像するために用いられるケースが多いことから、必然的に露光期間を短くすることが求められる。このため、感度の高いセンサと、F値の小さい開放系のレンズを用いることが望ましい。
近年、上述したような高い感度を有するセンサとして、受光部に有機光電変換膜を用いた有機CMOSセンサが提案されている(たとえば特許文献1参照)。この有機CMOSセンサは感度が高く、かつF値の小さい開放系のレンズを使用することができるなどのメリットを有する。
しかしながら、有機CMOSセンサのような受光部を読み出し回路の上方に設けた積層型固体撮像素子では、受光部と読み出し回路を電気的に接続する必要があるため、この接続部を完全空乏化することが出来ない。したがって、グローバルシャッタ制御およびローリング読出制御を行う場合、上記の不完全転送の問題が発生する。
また、特許文献2においては、フォトダイオードに蓄積された電荷信号に応じた電圧信号をフォトダイオードに接続されたソースフォロワを構成する増幅回路を用いて出力させて、電圧信号を容量素子に保持する読出回路が提案されている。この構成では、フォトダイオードの出力を容量素子へ保持する際に電荷転送を行わないため、不完全転送に伴う問題が発生しない。
しかしながら、特許文献2の読出回路においては、増幅回路が常に駆動されている状態なので増幅回路による消費電流が大きくなってしまう。特許文献2では1次元のラインセンサの構成が示されているが、特に、特許文献2に記載の読出回路を2次元のイメージセンサに用いた場合には、画素数が多いので増幅回路による消費電流が益々増大することになる。近年、イメージセンサの画素数は高解像度化にともなって増加する傾向にあるので、上述した増幅回路の消費電流の増大は益々影響が大きいものとなる。
本発明は、上記の事情に鑑み、グローバルシャッタ制御およびローリング読出制御を行う積層型固体撮像素子において、上述したような転送ノイズなどの問題を解消するとともに、消費電力の低減を図ることができる固体撮像素子およびその固体撮像素子を備えた撮像装置並びにその固体撮像素子の駆動制御方法を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換層と、光電変換層において発生した信号電荷が蓄積される第1の電荷蓄積部、電流源を有し、その電流源によって駆動されて第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を出力する第1の増幅回路、第1の増幅回路から出力された信号電圧が蓄積される第2の電荷蓄積部、第2の電荷蓄積部に蓄積された信号電圧を出力する第2の増幅回路および第1の増幅回路と第2の増幅回路との間に接続され、第1の増幅回路から出力された信号電圧を第2の電荷蓄積部に蓄積させる転送スイッチを含む読出回路が形成された回路基板とが積層された画素部が2次元状に複数配列され、全ての画素部が同時に第1の電荷蓄積部への信号電荷の蓄積を開始し、第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を転送スイッチを介して第2の電荷蓄積部へ蓄積した後、第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号電圧が画素部の行毎に順次読み出されるよう読出回路を制御する制御部を備え、電流源に対し、第1の増幅回路の駆動をオン・オフするスイッチ素子が設けられていることを特徴とする。
また、上記本発明の固体撮像素子においては、第2の電荷蓄積部を、MOS(Metal Oxide Semiconductor)キャパシタ、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタまたはPIP(Poly-Insulator-Poly)キャパシタで形成することができる。
また、第1の電荷蓄積部の容量よりも第2の電荷蓄積部の容量の方を大きくすることができる。
また、第1の増幅回路を、ソースフォロワ回路と該ソースフォロワ回路のソース端子に接続された電流源とを備えたものとできる。
また、スイッチ素子を、ソースフォロワ回路のソース端子と電流源との間に接続することができる。
また、電流源を、カレントミラー回路で構成することができる。
また、上記信号電荷を正孔とし、読出回路をnMOSで構成することができる。
また、光電変換層を、有機光電変換膜を含むものとできる。
また、有機光電変換を、全ての画素部について共通なものとできる。
本発明の撮像装置は、上述した固体撮像素子を備えたことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の駆動制御方法は、入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換層と、光電変換層において発生した信号電荷が蓄積される第1の電荷蓄積部、電流源を有し、該電流源によって駆動されて第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を出力する第1の増幅回路、第1の増幅回路から出力された信号電圧が蓄積される第2の電荷蓄積部、第2の電荷蓄積部に蓄積された信号電圧を出力する第2の増幅回路および第1の増幅回路と第2の増幅回路との間に接続され、第1の増幅回路から出力された信号電圧を第2の電荷蓄積部に蓄積させる転送スイッチを含む読出回路が形成された回路基板とが積層された画素部が2次元状に複数配列された固体撮像素子の駆動制御方法であって、全ての画素部が同時に第1の電荷蓄積部への信号電荷の蓄積を開始し、該第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を転送スイッチを介して第2の電荷蓄積部へ蓄積した後、該第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号電圧が画素部の行毎に順次読み出されるよう読出回路を制御し、かつ全ての画素部の第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を第2の電荷蓄積部へ蓄積する際に、電流源に対して設けられたスイッチ素子をオンして第1の増幅回路を駆動することを特徴とする。
本発明の固体撮像素子およびその固体撮像素子を備えた撮像装置並びにその固体撮像素子の駆動制御方法によれば、全ての画素部が同時に第1の電荷蓄積部への信号電荷の蓄積を開始し、第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を転送スイッチを介して第2の電荷蓄積部へ蓄積した後、第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号電圧が画素部の行毎に順次読み出されるよう制御する固体撮像素子において、第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた信電圧号を第1の増幅回路を用いて出力させ、第1の増幅回路から出力された信号電圧を転送スイッチを介して第2の電荷蓄積部に蓄積し、その第2の電荷蓄積部に蓄積した信号電圧を第2の増幅回路を用いて信号線に出力させるようにしたので、上述したような信号電荷の不完全な転送による転送ノイズの発生やリニアリティ不良を解消することができる。
さらに、第1の増幅回路に含まれる電流源に対してスイッチ素子を設け、第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を第2の電荷蓄積部へ蓄積する際に、上記スイッチ素子をオンして第1の増幅回路を駆動するようにしたので、第1の増幅回路を使用しないときにはスイッチ素子をオフして第1の増幅回路をオフ動作させることができるので、第1の増幅回路の消費電力を低減することができる。
また、上記本発明の固体撮像素子において、第2の電荷蓄積部を、MOS(Metal Oxide Semiconductor)キャパシタ、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタまたはPIP(Poly-Insulator-Poly)キャパシタで形成するようにした場合には、第2の電荷蓄積部を不純物領域から形成する場合と比較すると第2の電荷蓄積部への漏れ光の入射の影響を小さくすることができ、また、暗電流も少なくすることができる。
また、第1の電荷蓄積部の容量よりも第2の電荷蓄積部の容量の方を大きくした場合には、第2の増幅回路によるノイズを無視することができる。
また、第1の増幅回路をソースフォロワ回路から構成するようにすれば、第1の増幅回路の面積を小さくすることができる。
また、第1の増幅回路に含まれる電流源をカレントミラー回路から構成するようにした場合には、電流源の面積を小さくすることができる。
また、第1の電荷蓄積部に蓄積される信号電荷を正孔とし、読出回路をnMOSから構成するようにした場合には、第1の電荷蓄積部および第2の電荷蓄積部の暗電流の影響を小さくすることができる。
本発明の固体撮像素子の一実施形態を構成する画素部を示す図 本発明の固体撮像素子の一実施形態の断面模式図 図2に示す固体撮像素子の周辺回路を含む全体構成を示す図 本発明の固体撮像素子の一実施形態の動作を説明するためのタイミングチャート
以下、図面を参照して本発明の固体撮像素子の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態の固体撮像素子を構成する多数の画素部のうちの1つの画素部の回路構成を示す図である。本実施形態の固体撮像素子は、図1に示す画素部10を2次元状に多数配列したものである。
画素部10は、図1に示すように、光電変換部11と、第1の電荷蓄積部Cpと、第1の増幅回路12と、転送トランジスタ13(請求項における転送スイッチに相当するものである)と、第2の電荷蓄積部Csと、第2の増幅回路16と、選択トランジスタ17と、リセットトランジスタ18と、書き込みトランジスタ19(請求項におけるスイッチ素子に相当するものである)とを備えている。第1の増幅回路12と、転送トランジスタ13と、第2の増幅回路16と、選択トランジスタ17と、リセットトランジスタ18と、書き込みトランジスタ19は、それぞれnチャネルのMOSトランジスタで構成されている。ノードPDおよびフローティングディフュージョンノードFDはそれぞれ第1、第2の増幅回路12,16の入力ノードである。
光電変換部11は、画素電極104と、画素電極104に対向して設けられた対向電極108と、画素電極104と対向電極108との間に設けられた光電変換層107とを備えている。
画素電極104は、画素部10毎に区分された電極であり、たとえばITOやアルミニウムや窒化チタンなどのような透明または不透明な導電性材料から形成されるものである。画素電極104は、光電変換層107において発生した電荷を画素部10毎に捕集するものである。
対向電極108は、画素電極104との間で光電変換層107に電圧を印加し、光電変換層107に電界を生じさせるための電極である。対向電極108は、光電変換層107よりも光の入射面側に設けられており、対向電極108を透過して光電変換層107に光を入射させる必要があるため、入射光に対して透明なITOなどの導電性材料から形成される。なお、本実施形態における対向電極108は、全ての画素部10で共通の1枚の電極から構成されるものであるが、画素部10毎に分割する構成としてもよい。また、本実施形態においては、この対向電極108に正のバイアス電圧が印加され、画素電極104によって正孔が捕集されるものとする。
光電変換層107は、入射光を吸収し、その吸収した光量に応じた電荷を発生する有機光電変換膜または無機光電変換膜を含むものである。なお、光電変換層107と対向電極108との間、または光電変換層107と画素電極104との間に、電極から光電変換層107へ電荷が注入されるのを抑制する電荷ブロッキング層などの機能層を設けるようにしてもよい。
ノードPDは、第1の増幅回路12の入力ノードであり、画素電極104と読出回路116をつなぐノードである。具体的には、ノードPDは、画素電極104、ソースフォロワ回路12aのゲート、リセットトランジスタ18のドレインが電気的につながったノードである。画素電極104と読出回路116をつなぐために、ノードPDにはn型不純物領域がつながっており、このため、ノードPDは完全空乏化できない。
第1の電荷蓄積部CpはノードPDにつながった電荷蓄積部である。ノードPDのn型不純物領域や配線の寄生容量などによって第1の電荷蓄積部Cpは形成される。光電変換層107で発生し、画素電極104に捕集され、第1の電荷蓄積部Cpに蓄積された信号電荷(電子または正孔)の量に応じてノードPDの電位が変化する。
第1の増幅回路12は、電流源12bを有し、この電流源12bによって駆動されて第1の電荷蓄積部Cpに蓄積された信号電荷に応じた信号電圧をノードPDから第2の電荷蓄積部Csに向かって出力するものである。本実施形態における第1の増幅回路12は、ソースフォロワ回路12aと上述した電流源12bとを備えたものであり、ソースフォロワ回路12aのトランジスタのソース端子に書き込みトランジスタ19を介して電流源12bが接続されている。電流源12bは、画素部10毎に設けられるものであり、本実施形態における電流源12bはカレントミラー回路によって構成されるものである。
転送トランジスタ13は、第1の増幅回路12から出力された信号電圧を第2の電荷蓄積部Csに蓄積させるものである。
フローティングディフュージョンノードFDは、第2の増幅回路16のゲートにつながっており、第2の増幅回路16の入力ノードである。また、フローティングディフュージョンノードFDは転送トランジスタ13を介して第1の増幅回路12の出力にもつながっている。フローティングディフュージョンノードFDには第2の電荷蓄積部Csがつながっている。
第2の電荷蓄積部Csは、第1の増幅回路12から出力された信号電圧を蓄積するために、フローティングディフュージョンノードFDにつながったものである。第2の電荷蓄積部Csとしては、MOS(Metal Oxide Semiconductor)キャパシタ、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタまたはPIP(Poly-Insulator-Poly)キャパシタで形成することが望ましい。第2の電荷蓄積部Csをこれらのキャパシタよって形成することによって、不純物領域から形成する場合と比較すると第2の電荷蓄積部Csへの漏れ光の入射の影響を小さくすることができ、また、暗電流も少なくすることができる。
また、第2の電荷蓄積部Csは、転送トランジスタ13のスイッチング等によるノイズを低減するため、容量が大きい方が好ましい。第1の電荷蓄積部Cpは光電変換膜から発生した信号電荷を電圧に変換するため、容量を大きくすると感度低下の問題を引き起こすが、第2の電荷蓄積部Csは第1の増幅回路12からの信号電圧を保持するため、容量を大きくしても感度には影響しない。したがって、第2の電荷蓄積部Csの容量を第1の電荷蓄積部Cpの容量よりも大きくなるように形成することが望ましい。第2の電荷蓄積部Csの容量制御の方法としては、たとえば第2の電荷蓄積部Csを構成する電極の面積を制御するようにすればよい。
第2の増幅回路16は、第2の電荷蓄積部Csに蓄積された信号電圧を信号線に出力するものである。第2の増幅回路16は、そのソース端子に接続された選択トランジスタ17がオンされたときに駆動して信号電圧を信号線に出力するものである。
選択トランジスタ17は、そのソース端子が信号線に接続されるものであり、各画素部10の第2の増幅回路16から出力される信号を列ごとに設けられた信号線に選択的に出力するためのものである。選択トランジスタ17のゲート端子RWに印加される選択パルスがハイレベルになると、選択トランジスタ17はオンし、これにより各画素部10の第2の増幅回路16から出力された信号が信号線に出力される。
リセットトランジスタ18は、ノードPDの電位を基準電位にリセットするものである。リセットトランジスタ18のドレイン端子はノードPDにつながっており、また、ソース端子はリセット電源が接続されており、このリセット電源によって基準電圧RD1が供給される。リセットトランジスタ18のゲート端子RS1に印加されるリセットパルスがハイレベルになると、リセットトランジスタ18がオンし、リセットトランジスタ18のソースからドレインに電子が注入される。そして、この電子の注入によってノードPDの電位が降下して基準電位RD1にリセットされる。
書き込みトランジスタ19は、電流源12bによる第1の増幅回路12の駆動をオン・オフするものである。書き込みトランジスタ19は、第1の増幅回路12のソースフォロワ回路12aのソース端子と電流源12bとの間に接続されるものであり、書き込みトランジスタ19のゲート端子Writeに印加される書き込みパルスがハイレベルになると、書き込みトランジスタ19はオンし、これによりソースフォロワ回路12aと電流源12bとが接続されて第1の増幅回路12が駆動することになる。このように書き込みトランジスタ19を設けて書き込みのときにのみ選択した画素部10の第1の増幅回路12をオンすることで、書き込みトランジスタ19を設けずに全ての画素部11の第1の増幅回路12を常にオンしていた場合と比較して、消費電力を劇的に低減することができる。
図2は、図1に示した画素部10を2次元状に多数配列した固体撮像素子100の断面模式図である。なお、図2においては、図1に示した画素部10と同じ構成については同じ名称と符号を付している。
固体撮像素子100は、図2に示すように、回路基板101と、配線層102と、接続電極103と、画素電極104と、接続配線105と、接続部106と、光電変換層107と、対向電極108と、封止層110と、カラーフィルタ111と、遮光層113と、保護層114と、対向電極電圧供給部115と、読出回路116とを備えている。
回路基板101は、読出回路116が形成されるものであり、Siなどの半導体基板から構成されるものである。回路基板101上には配線層102が形成されており、この配線層102に形成された接続配線105によって読出回路116と画素電極104とが接続されている。また、配線層102の表面には複数の画素電極104と1つ以上の接続電極103とが形成されている。
光電変換層107は、上述したように受光した光に応じて電荷を発生するものである。光電変換層107は、複数の画素電極104を覆うように設けられている。光電変換層107は、画素電極104の上では一定の膜厚となっているが、画素部以外(有効画素領域外)では膜厚が変化していても問題ない。
対向電極108は、画素電極104と対向する電極であり、光電変換層107を覆うように設けられている。対向電極108は、光電変換層107よりも外側に配置された接続電極103の上にまで形成されており、接続電極103と電気的に接続されている。
接続部106は、配線層102に埋設されており、接続電極103と対向電極電圧供給部115とを電気的に接続するためのプラグなどである。対向電極電圧供給部115は、回路基板101に形成され、接続部106および接続電極103を介して対向電極108に所定の電圧を印加するものである。なお、対向電圧供給部115は、回路基板101に形成された構成ではなく、直接外部の電源とつながった構成としても良い。
読出回路116は、図1に示した第1の電荷蓄積部Cpと、第1の増幅回路12と、転送トランジスタ13と、第2の電荷蓄積部Csと、第2の増幅回路16と、選択トランジスタ17と、リセットトランジスタ18と、書き込みトランジスタ19と、第1の増幅回路12の入力ノードPDと、第2の増幅回路16の入力ノードであるフローティングディフュージョンノードFDとを備え、配線層102中の金属配線によって配線されたものである。読出回路116は、複数の画素電極104の各々に対応して回路基板101に設けられており、対応する画素電極104で捕集された電荷に応じた信号を読み出すものである。
封止層110は、対向電極108を覆うように設けられている。
カラーフィルタ111は、封止層110上の各画素電極104と対向する位置に形成されている。遮光層113は、封止層110上のカラーフィルタ111を設けた領域以外に形成されており、有効画素領域以外に形成された光電変換層107に光が入射するのを防止するものである。カラーフィルタ111としては、たとえばベイヤー配列のカラーフィルタを用いることができるが、これに限らず、補色型のカラーフィルタやその他の公知なカラーフィルタを用いることができる。
保護層114は、カラーフィルタ111および遮光層113上に形成されており、固体撮像素子全体を保護するものである。
図3は、図2に示した固体撮像素子100の周辺回路を含む全体構成を示す図である。図3に示すように、本実施形態の固体撮像素子100は、垂直ドライバ121と、制御部122と、信号処理回路123と、水平ドライバ124と、LVDS125と、シリアル変換部126と、パッド127とを備えている。図3に示す画素領域は、図2に示した固体撮像素子100の画素部10が配列された領域を表している。
制御部122は、タイミングジェネレータなどを備えたものであり、フレーム同期信号VDや行同期信号HDを出力するとともに、垂直ドライバ121や水平ドライバ124の動作を制御することによって画素部10における信号電荷の読出しなどを制御するものである。特に、本実施形態における制御部122は、全ての画素部10が同時に第1の電荷蓄積部Cpへの信号電荷の蓄積を開始し、その第1の電荷蓄積部Cpへ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を同時に第2の電荷蓄積部Csへ蓄積した後、その第2の電荷蓄積部Csへ蓄積された信号電圧が画素部10の行毎に順次読み出されるように読出回路116を制御するものである。すなわち、制御部122は、いわゆるグローバルシャッタ制御かつローリング読出制御を行うものである。
垂直ドライバ121は、制御部122から出力された制御信号に基づいて、読出回路116に対して転送パルス、リセットパルス、および選択パルスを出力し、読出回路116におけるリセット動作や電荷信号の読出し動作を制御するものである。また、本実施形態における垂直ドライバ121は、読出回路116における書き込みトランジスタ19をオン・オフするための書き込みパルスも出力するものである。
信号処理回路123は、読出回路116の各列に対応して設けられるものである。信号処理回路123は、対応する列から出力された信号に対し、相関二重サンプリング(CDS)処理を行ない、処理後の信号をデジタル信号に変換するADC回路を備えたものである。信号処理回路123で処理後の信号は、列毎に設けられたメモリに記憶される。
水平ドライバ124は、信号処理回路123のメモリに記憶された画素部10の1行分の信号を順次読出してLVDS125に出力する制御を行なうものである。
LVDS125は、LVDS(low voltage differential signaling)に従ってデジタル信号を伝送する。シリアル変換部126は、入力されるパラレルのデジタル信号をシリアルに変換して出力するものである。パッド127は、外部との入出力に用いるインターフェースである。
次に、本実施形態の固体撮像素子100の動作について説明する。図4は、グローバルシャッタ制御による全画素部の露光タイミングと、所定の画素部10の行の信号電荷の読出タイミングの一例を示すものである。
本実施形態の固体撮像素子100においては、まず、図4に示すように、全画素部10のリセットトランジスタ18のゲート端子RS1に対してリセットパルスが供給され、これにより全画素部10のリセットトランジスタ18がオンすることによって全画素部10で第1の電荷蓄積部CpおよびノードPDがリセットされる。また、このとき全画素部10の転送トランジスタ13がオンするように、全画素部10の転送トランジスタ13のゲート端子Txに対してもパルスが供給され、これによって全画素部10のフローティングディフュージョンノードFDおよび第2の電荷蓄積部Csがリセットされる。
そして、リセットパルスをローレベルにして全画素部10のリセットトランジスタ18および転送トランジスタ13をオフし、全画素部10の第1の電荷蓄積部Cpへの信号電荷の蓄積を開始する。蓄積期間中は、第1の電荷蓄積部Cpへの蓄積信号電荷量に応じて、ノードPDの電位が変化する。
第1の電荷蓄積部Cpへの信号電荷の蓄積を開始した後、所定期間が経過した時点において、全画素部10の転送トランジスタ13のゲート端子Txに対して転送パルスを供給するとともに、書き込みトランジスタ19のゲート端子Writeに対して書き込みパルスを供給する。そして、これにより全画素部10の転送トランジスタ13がオンするとともに、第1の増幅回路12のソースフォロワ回路12aと電流源12bとが書き込みトランジスタ19を介して接続されて第1の増幅回路12が駆動され、全画素部10のノードPDの信号電圧がフローティングディフュージョンノードFDに出力され、第2の電荷蓄積部Csに保持される。その後、転送トランジスタ13をオフにし、書き込みパルスをローレベルにして第1の増幅回路12からの信号電圧の出力を完了する。
上記のようにして第1フレームのグローバルシャッタ制御が行われ、全画素部10の第2の電荷蓄積部Csに対して信号電圧が保持される。
次いで、上述したようにして第2の電荷蓄積部Csに蓄積された信号電圧が、画素部10の行毎に順次読み出される。図4においては、画素部10の全ての行のうちの所定の1行の読出制御を示しているが、図4に示す読出制御が各行毎に順次行われるものとする。
まず、所定行の画素部10の選択トランジスタ17のゲート端子RWに対して選択パルスが供給され、これにより所定行の画素部10の選択トランジスタ17がオンすることによって所定行の画素部10の第2の電荷蓄積部Csに蓄積された信号電圧が読み出され、第2の増幅回路16から信号線に蓄積信号が出力される。
その後、所定行の画素部10のリセットトランジスタ18のゲート端子RS1に対してリセットパルスが供給され、これにより所定行の画素部10のリセットトランジスタ18がオンされ、所定行の画素部10のノードPDが再びリセットされる。
次いで、このリセットの直後に、全画素部10の転送トランジスタ13のゲート端子Txに対して転送パルスが供給されるとともに、書き込みトランジスタ19のゲート端子Writeに対して書き込みパルスが供給される。そして、これにより全画素部10の転送トランジスタ13がオンするとともに、第1の増幅回路12のソースフォロワ回路12aと電流源12bとが書き込みトランジスタ19を介して接続されて第1の増幅回路12が駆動され、全画素部10のノードPDのリセット直後の信号電圧が、フローティングディフュージョンノードFDおよび第2の電荷蓄積部Csに向かって出力される。
次に、転送トランジスタ13に供給されているリセットパルスがローレベルとなって転送トランジスタ13はオフされるとともに、書き込みトランジスタ19に供給されている書き込みパルスがローレベルとなって書き込みトランジスタ19がオフされることによって、所定行の画素部10の第2の電荷蓄積部Csにリセット電圧が保持され、フローティングディフュージョンノードFDから第2の増幅回路16を介して信号線にリセット信号が出力される。
そして、各信号線に出力された蓄積信号とリセット信号が信号処理回路123に出力され、信号処理回路123において相関2重サンプリング処理が行われ、蓄積信号とリセット信号との差分が画像信号として取得される。
上述したような読出制御が画素部10の各行について順次行われ、第1フレームの画像信号が取得される。
そして、再び、上述したグローバルシャッタ制御とローリング読出制御とが行われることによって第2フレームの画像信号が取得され、その後、同じ処理が順次繰り返されて行われることによって各フレームの画像信号が順次取得される。
上記実施形態の固体撮像素子100によれば、第1の電荷蓄積部Cpに蓄積された信号電荷に応じた信号を第1の増幅回路12を用いて出力させ、第1の増幅回路12から出力された信号電圧を転送スイッチ13を介して第2の電荷蓄積部Csに蓄積し、その第2の電荷蓄積部Csに蓄積した信号を第2の増幅回路16を用いて信号線に出力させるようにしたので、従来のような第1の電荷蓄積部Cpに蓄積された信号電荷の不完全な転送による転送ノイズの発生やリニアリティ不良を解消することができる。
さらに、第1の増幅回路12に含まれる電流源12bに対して書き込みトランジスタ19を設け、第1の電荷蓄積部Cpへ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を第2の電荷蓄積部Csへ蓄積する際に、上記書き込みトランジスタ19をオンして第1の増幅回路12を駆動するようにしたので、第1の増幅回路12を使用しないときには書き込みトランジスタ19をオフして第1の増幅回路12をオフ動作させることができるので、第1の増幅回路12の消費電力を低減することができる。
また、本実施形態の固体撮像素子100において、たとえば電流源12bをカレントミラー回路で構成することで、1つの画素部10あたり2個のトランジスタで安定な電流源を構成することができる。この場合、1つの画素部10に8個のトランジスタを含むことになり、1つの画素部の読出回路116のサイズが比較的大きくなることになるが、本実施形態の固体撮像素子100は、図2に示すように読出回路116が形成された回路基板101の上に配線層102および光電変換層107が積層される構成なので、読出回路116のサイズに影響されることなく受光部の開口を十分に確保することができる。
また、本実施形態の固体撮像素子100において、第1の電荷蓄積部Cpに蓄積される信号電荷を正孔とし、読出回路116をnMOSから構成するようにした場合には、第1の電荷蓄積部Cpおよび第2の電荷蓄積部Csとも信号電荷量が少ない場合に電圧が低くなるため、第1の電荷蓄積部Cpおよび第2の電荷蓄積部Csの暗電流の影響を小さくすることができる。
なお、上記実施形態の固体撮像素子100においては、対向電極108に正のバイアス電圧を印加し、画素電極104によって正孔を捕集するようにしたが、これに限らず、対向電極108に負のバイアス電圧を印加し、画素電極104によって電子を捕集するようにしてもよい。
また、上記実施形態の固体撮像素子100においては、読出回路116の各トランジスタにnMOSを用いるようにしたが、pMOSを用いるようにしてもよい。
上述した駆動タイミングでは行順次読み出し期間中、リセットトランジスタはオフとしたが、オンとしても構わない。これにより行順次読み出し期間中に光電変換層107で発生した信号電荷が第1の電荷蓄積部Cpに蓄積せず、常にRD1へ排出されるため、基板中にあふれた電荷が他のノードへ流入する不具合をより効果的に抑制することが出来る。
画素電極で正孔を捕集する構成の場合、ノードPDの電位が上がりすぎるのを防ぐための保護回路を設けても良い。これにより、ノードPDの電位が上がりすぎることによる故障を抑えることが出来る。
また、上述した実施形態の固体撮像素子は、種々の撮像装置に用いることができる。撮像装置としては、たとえばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、電子内視鏡、カメラ付携帯電話などがある。
10 画素部
11 光電変換層
12 第1の増幅回路
12a ソースフォロワ回路
12b 電流源
13 転送トランジスタ
16 第2の増幅回路
17 選択トランジスタ
18 リセットトランジスタ
19 書き込みトランジスタ
100 固体撮像素子
101 回路基板
102 配線層
104 画素電極
107 光電変換層
116 読出回路
121 垂直ドライバ
122 制御部
123 信号処理回路
Cp 第1の電荷蓄積部
PD 第1の増幅回路の入力ノード
FD フローティングディフュージョンノード
Cs 第2の電荷蓄積部

Claims (11)

  1. 入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換層と、
    該光電変換層において発生した信号電荷が蓄積される第1の電荷蓄積部、電流源を有し、該電流源によって駆動されて前記第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を出力する第1の増幅回路、第1の増幅回路から出力された信号電圧が蓄積される第2の電荷蓄積部、第2の電荷蓄積部に蓄積された信号電圧を出力する第2の増幅回路および前記第1の増幅回路と前記第2の増幅回路との間に接続され、前記第1の増幅回路から出力された信号電圧を前記第2の電荷蓄積部に蓄積させる転送スイッチを含む読出回路が形成された回路基板とが積層された画素部が2次元状に複数配列され、
    全ての前記画素部が同時に前記第1の電荷蓄積部への前記信号電荷の蓄積を開始し、該第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を前記転送スイッチを介して前記第2の電荷蓄積部へ蓄積した後、該第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号電圧が前記画素部の行毎に順次読み出されるよう前記読出回路を制御する制御部を備え、
    前記電流源に対し、前記第1の増幅回路の駆動をオン・オフするスイッチ素子が設けられていることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記第2の電荷蓄積部が、MOS(Metal Oxide Semiconductor)キャパシタ、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタまたはPIP(Poly-Insulator-Poly)キャパシタで形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記第1の電荷蓄積部の容量よりも前記第2の電荷蓄積部の容量の方が大きいことを特徴とする請求項1または2記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1の増幅回路が、ソースフォロワ回路と該ソースフォロワ回路のソース端子に接続された前記電流源とを備えたものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の固体撮像素子。
  5. 前記スイッチ素子が、前記ソースフォロワ回路のソース端子と前記電流源との間に接続されたものであることを特徴とする請求項4記載の固体撮像素子。
  6. 前記電流源が、カレントミラー回路で構成されたものであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の固体撮像素子。
  7. 前記信号電荷が正孔であり、
    前記読出回路が、nMOSで構成されたものであることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の固体撮像素子。
  8. 前記光電変換層が、有機光電変換膜を含むものであることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の固体撮像素子。
  9. 前記有機光電変換膜が、全ての前記画素部について共通なものあることを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子。
  10. 請求項1から9いずれか1項記載の固体撮像素子を備えたことを特徴とする撮像装置。
  11. 入射光の光量に応じた信号電荷を発生する光電変換層と、
    該光電変換層において発生した信号電荷が蓄積される第1の電荷蓄積部、電流源を有し、該電流源によって駆動されて前記第1の電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を出力する第1の増幅回路、第1の増幅回路から出力された信号電圧が蓄積される第2の電荷蓄積部、第2の電荷蓄積部に蓄積された信号電圧を出力する第2の増幅回路および前記第1の増幅回路と前記第2の増幅回路との間に接続され、前記第1の増幅回路から出力された信号電圧を前記第2の電荷蓄積部に蓄積させる転送スイッチを含む読出回路が形成された回路基板とが積層された画素部が2次元状に複数配列された固体撮像素子の駆動制御方法であって、
    全ての前記画素部が同時に前記第1の電荷蓄積部への前記信号電荷の蓄積を開始し、該第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷に応じた信号電圧を前記転送スイッチを介して前記第2の電荷蓄積部へ蓄積した後、該第2の電荷蓄積部へ蓄積された信号電圧が前記画素部の行毎に順次読み出されるよう前記読出回路を制御し、
    かつ全ての前記画素部の第1の電荷蓄積部へ蓄積された信号電荷を前記第2の電荷蓄積部へ蓄積する際に、前記電流源に対して設けられたスイッチ素子をオンして前記第1の増幅回路を駆動することを特徴とする固体撮像素子の駆動制御方法。
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JP2020191600A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 キヤノン株式会社 光電変換装置および光電変換システム

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