JP2017058836A - 情報処理装置、3dプリンタシステム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、3dプリンタシステム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、スライスデータが生成できることを目的とする。【解決手段】3次元データに基づいてスライスデータを生成する情報処理装置が、前記3次元データを2次元に投影し、前記3次元データを入力し、前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影で前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定し、同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とすることにより上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、3Dプリンタシステム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、3次元CAD(Computer Aided Design)等のデータに基づいて生成されるスライスデータ等から、3次元に造形を行う方法が知られている。
また、3次元の造形において、ポリゴンメッシュの位相情報を修正する方法が知られている。具体的には、まず、ポリゴンメッシュを輪切りにする際に、輪郭ポリゴンラインが得られるようにポリゴンメッシュの位相情報を変更する。次に、変更されたポリゴンラインから輪郭ポリゴンラインを取得し、更に取得した輪郭ポリゴンライン内の領域である内部を正常に塗り潰せるように輪郭ポリゴンラインを修正する方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
しかしながら、従来の方法では、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があると、スライスデータが生成できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、スライスデータが生成できる情報処理装置を提供することを目的とする。
一態様における、3次元データに基づいてスライスデータを生成する情報処理装置は、前記3次元データを2次元に投影する投影部と、前記3次元データを入力する入力部と、前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影部が前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定する第1決定部と、同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とする第2決定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の各実施形態によれば、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、スライスデータが生成できる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る3次元データの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスライス面の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスライス面の設定の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスライス面と第1ポリゴンデータとの距離の計算例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1ポリゴンデータを分割する例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスライスデータの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る全体処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスライス面及び視線方向の設定の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の部品で構成される3次元モデルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の部品での構成において干渉となる場合の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る複数の部品で構成される3次元モデルのスライスデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1部品のスライスデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第2部品のスライスデータの一例を示す図である。 比較例に係る複数の部品で構成される3次元モデルのスライスデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る3Dプリンタシステムの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る3Dプリンタの一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る3Dプリンタシステムにおける情報処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複した説明を省く。
<情報処理装置例>
はじめに、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図示するように、情報処理装置は、例えば、PC(Personal Computer)等である。以下、情報処理装置がPCの例で説明する。
具体的には、PC10は、CPU(Central Processing Unit)10H1と、入力装置10H2と、メモリ10H3と、表示装置10H4と、外部記憶装置10H5とを有する。このように、PCは、CADに係るユーザによる操作の入力及びCADで設計されたモデルを表示する出力を行う。
CPU10H1は、プログラムを実行する演算装置及び制御装置である。
入力装置10H2は、例えば、マウス、キーボード又はこれらの組み合わせである。また、入力装置10H2は、CADに係るユーザによる操作を入力する。
メモリ10H3は、主記憶装置の例である。また、メモリ10H3は、CPU10H1が用いるプログラム及びデータ等を記憶する。
表示装置10H4は、例えば、ディスプレイ等である。また、表示装置10H4は、CADに係る画面を表示する。
外部記憶装置10H5は、例えば、ハードディスク等の補助記憶装置である。また、外部記憶装置10H5は、プログラム及びデータ等を記憶する。
なお、ハードウェア構成は、図示する構成に限られない。例えば、PC10は、インタフェースを有し、ネットワーク及びケーブル等で外部装置と接続して、データ等を入出力してもよい。
また、PC10は、図示するハードウェア以外のハードウェアを更に有してもよい。さらに、PC10は、例えば、入力装置10H2と、表示装置10H4とが一体となっているタッチパネル等の入出力装置を有するハードウェア構成でもよい。
<機能構成例>
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。具体的には、PC10は、入力部10F1と、計算部10F2と、第1決定部10F3と、第2決定部10F4と、投影部10F5とを含む。
<入力部の例>
入力部10F1は、スライスデータを生成するための3次元データを入力する。具体的には、入力部10F1は、入力装置10H2(図1)等によって実現され、例えば、3次元データを設計する操作等が入力されると、3次元データが生成される。
<計算部の例>
計算部10F2は、スライスデータのスライス面に対して垂直となる方向(以下「第1の方向」という。)において、スライス面と、入力部10F1が入力する3次元データが有するポリゴンデータ(以下「第1ポリゴンデータ」という。)との距離を計算する。具体的には、計算部10F2は、CPU10H1(図1)等によって実現され、設定されるスライス面と、各第1ポリゴンデータとの距離を計算する。
図3は、本発明の一実施形態に係る3次元データの例を示す図である。以下、図示するようなモデルMDLを示す3次元データが入力される例で説明する。また、モデルMDLは、第1ポリゴンデータの例である三角形の集まり等によって構成されるとする。
図4は、本発明の一実施形態に係るスライス面の例を示す図である。例えば、図3に示す3次元データが入力され、スライスデータが生成される場合には、スライス面SLPが設定される。スライス面SLPは、例えば、モデルMDLに対して、図4に図示するように設定される。
図5は、本発明の一実施形態に係るスライス面の設定の例を示す図である。スライスデータを生成するには、例えば、図5(A)に示すように、X軸、Y軸及びZ軸で示す3次元上にモデルMDLが置かれ、所定のスライス間隔でスライス面SLPが設定される。なお、この例では、図5(B)に示すように、X軸方向に、スライス間隔で、スライス面SLPが設定されるとする。この設定では、スライス間隔ごとに、スライスデータが生成される。
これに対して、図5(B)に示すように、スライス面SLPに対して垂直となる図示するような方向が第1の方向である。以下、第1の方向の例を視線方向DSとする。即ち、以下、視線方向DSがX軸方向である例で説明する。
なお、視線方向DSは、図示する方向に限られない。例えば、視線方向DSは、設定等によって、図示する方向とは異なる方向に設定されてもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係るスライス面と第1ポリゴンデータとの距離の計算例を示す図である。なお、図6では、図5に示すモデルMDLに対して、図5に示すようなスライス面SLP及び視線方向DSが設定される例で説明する。
モデルMDLは、図6に図示するように、視線方向DSにおいて、スライス面SLPより奥側に位置する第1ポリゴンデータの例である第1三角形PD1Aを有する場合がある。また、モデルMDLは、視線方向DSにおいて、図6に図示するように、スライス面SLPと干渉する第1ポリゴンデータの例である第2三角形PD1Bを有する場合がある。さらに、モデルMDLは、視線方向DSにおいて、図6に図示するように、スライス面SLPより手前側に位置する第1ポリゴンデータの例である第3三角形PD1Cを有する場合がある。
例えば、計算部10F2(図2)は、原点POからの各三角形までのそれぞれの距離と、原点POからのスライス面までの距離とを計算する。このように、各距離が計算されると、PCは、原点POからのスライス面までの距離と、原点POからの各三角形までのそれぞれの距離とが比較できる。したがって、距離が計算される計算結果に基づいて、第1ポリゴンデータが、スライス面SLPより奥となる距離にあるか、スライス面SLPと干渉する距離にあるか又はスライス面SLPより手前となる距離にあるかのいずれであるかが計算できる。
また、計算部10F2による計算結果に基づいて、第1ポリゴンデータがスライス面SLPと干渉する距離にあると計算されると、PCは、第1ポリゴンデータを分割する。具体的には、PCは、第1ポリゴンデータをスライス面SLPより奥に位置する1以上のポリゴンデータ(以下「第2ポリゴンデータ」という。)と、スライス面SLPより手前に位置する1以上のポリゴンデータ(以下「第3ポリゴンデータ」という。)とに分割する。
図7は、本発明の一実施形態に係る第1ポリゴンデータを分割する例を示す図である。例えば、図7(A)に示すように、図6に示す第2三角形PD1BをモデルMDLが有する例で説明する。
第2三角形PD1Bのように干渉する第1ポリゴンデータがあると、PCは、例えば、図7(B)に示すように、第2三角形PD1Bを分割する。具体的には、図7(A)に示す第2三角形PD1Bを図7(B)に示す第2ポリゴンデータPD2及び図7(B)に示す第3ポリゴンデータPD3に分割する。図示するように、第2ポリゴンデータPD2は、第2三角形PD1Bのうち、スライス面SLPより奥に位置する三角形である。一方、第3ポリゴンデータPD3は、第2三角形PD1Bのうち、スライス面SLPより手前に位置する三角形である。
このように、分割すると、PCは、干渉する第1ポリゴンデータを第2ポリゴンデータPD2と、第3ポリゴンデータPD3とに分割できるため、PCは、干渉する第1ポリゴンデータを減らすことができる。
なお、分割は、第2ポリゴンデータPD2と、第3ポリゴンデータPD3とがそれぞれ1つでなくともよい。即ち、第2ポリゴンデータPD2、第3ポリゴンデータPD3又はいずれの両方は、2以上の三角形に分割されてもよい。例えば、図7(C)に示すように、第2ポリゴンデータは、2つの三角形であってもよい。
また、分割によって生成される第2ポリゴンデータPD2は、以降の処理では、視線方向DSにおいて、スライス面SLPより奥側に位置する第1ポリゴンデータと同様の処理が行われる。さらに、分割によって生成される第3ポリゴンデータPD3は、以降の処理では、視線方向DSにおいて、スライス面SLPより手前側に位置する第1ポリゴンデータと同様の処理が行われる。
<第1決定部の例>
図2に戻り、第1決定部10F3は、計算部10F2による計算結果に基づいて、投影部10F5が第1ポリゴンデータを投影する際の色を決定する。なお、第1決定部10F3は、CPU10H1(図1)等によって実現される。具体的には、計算部10F2による計算結果に基づいて、第1ポリゴンデータがスライス面より奥となる距離にあると計算されると、第1決定部10F3は、第1ポリゴンデータが表であるか裏であるかに基づいて、投影部10F5が第1ポリゴンデータを投影する際の色を決定する。なお、第1ポリゴンデータは、表を示すポリゴンデータであるか裏を示すポリゴンデータであるかを判断できるデータをそれぞれ有する。
具体的には、第1ポリゴンデータが表であると、第1決定部10F3は、色を背景色と同一の色(以下「第1色」という。)に決定する。一方、第1ポリゴンデータが裏であると、第1決定部10F3は、第1色とは異なる色(以下「第2色」という。)に決定する。即ち、第2色は、背景色と異なる色である。
なお、第1色及び第2色は、濃淡を示す陰影が除外された色であるのが望ましい。例えば、投影等において、光源の影響が除外されると、濃淡を示す陰影が除外できる。
また、計算部10F2による計算結果に基づいて、第1ポリゴンデータがスライス面より手前となる距離にあると計算されると、第1決定部10F3は、第1ポリゴンデータに基づく投影を投影されないようにする等の制限を行う。
<第2決定部の例>
第2決定部10F4は、3次元データが複数の部品で構成される場合において、第1決定部10F3によって、同一の部分に対するいずれかの決定で第2色と決定されると、他の部品において、第1色と決定されても、投影部10F5が第1ポリゴンデータを投影する際の色を第2色とする。なお、第2決定部10F4は、CPU10H1(図1)等によって実現される。具体的には、各部分に対する第1決定部10F3による決定のうち、一度でも第2色であると決定されていると、第2決定部10F4は、投影される際の色を第2色とする。
即ち、第2決定部10F4は、第1決定部10F3によって決定された複数の決定結果に基づいて最終的に投影部10F5が第1ポリゴンデータを投影する際の色を決定する。例えば、第2決定部10F4は、下記(表1)のように、第1色であるか第2色であるかを決定する。
上記(表1)に示すように、第2決定部10F4は、第1決定部10F3によって、同一の部分について、一度でも第2色と決定された場合があると、第2色と決定する。一方、同一の部分について、第1決定部10F3が各部品においてすべて第1色と決定すると、第2決定部10F4は、第1色と決定する。なお、決定される部分は、例えば、2次元に投影する際のピクセル単位で決定される。
また、上記(表1)に示すように、第2決定部10F4は、第2色となった決定結果の論理和(OR)を計算して実現されてもよい。具体的には、例えば、複数の部品のうち、いずれかの部品において、第1決定部10F3による決定で、PCは、第2色と決定された場合を「1」とする。一方、PCは、第1決定部10F3による決定で第2色と決定された場合を「0」とする。この場合には、第2決定部10F4は、各部品における第1決定部10F3による同一の部分に対するそれぞれの決定の論理和を計算する。このようにすると、上記(表1)に示すように、いずれかの部品における決定で、第2色、即ち、「1」となると、第2決定部10F4は、投影される際の色を第2色とできる。
<投影部の例>
図2に戻り、投影部10F5は、第2決定部10F4によって決定される色で、3次元データを2次元に投影してスライスデータを生成する。具体的には、投影部10F5は、CPU10H1(図1)等によって実現され、ポリゴンデータを2次元に投影してスライスデータを生成する。
スライスデータは、例えば、スライス面を2値で示すBMP(Bitmap)形式等の2次元データである。即ち、スライスデータは、例えば、第1色を「0」で示すとすると、第2色を「1」で示すスライスデータ等である。なお、スライスデータは、BMP等に限られず、出力先となるプリンタの仕様等に合わせた形式のデータであればよい。また、スライスデータには、第2決定部10F4によって決定される色に基づいて、データが入力される。
図8は、本発明の一実施形態に係るスライスデータの例を示す図である。図示するスライスデータは、背景部分と、スライス面より奥にあり、かつ、表を示すポリゴンデータとをそれぞれ第1色で示す例である。図内では、第1色は、黒色である。一方、図示するスライスデータは、スライス面より奥にあり、かつ、裏を示すポリゴンデータを第2色で示す例である。図内では、第2色は、白色である。
図示するようなスライスデータが3Dプリンタ等に出力されると、出力先となる3Dプリンタ等は、複数のスライスデータに基づいて、立体物を造形することができる。
<全体処理の流れの一例>
図9は、本発明の一実施形態に係る全体処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS01では、PCは、3Dデータを入力する。
ステップS02では、PCは、背景色を設定する。即ち、第1色がステップS02で設定される。また、ステップS02では、第2色に、第1色と異なる色が設定される。なお、第1色及び第2色は、初期値等でそれぞれ設定されてもよい。
ステップS03では、PCは、スライス面と、第1ポリゴンデータとの距離を計算する。
ステップS04では、PCは、ステップS03による計算結果に基づいて、第1ポリゴンデータがスライス面より奥にあるか、スライス面より手前にあるか又はスライス面と干渉するかのいずれであるかを判断する。
次に、第1ポリゴンデータがスライス面より奥にあると判断されると(ステップS04で「奥」)、PCは、ステップS06に進む。また、第1ポリゴンデータがスライス面に干渉すると判断されると(ステップS04で「干渉」)、PCは、ステップS05に進む。さらに、第1ポリゴンデータがスライス面より手前にあると判断されると(ステップS04で「手前」)、PCは、ステップS09に進む。
図示するように、第1ポリゴンデータがスライス面より手前にあると判断されると、PCは、ステップS07及びステップS08のように、対象となる第1ポリゴンデータの色を決定しない等の制限を行う。
ステップS05では、PCは、干渉すると判断された第1ポリゴンデータを第2ポリゴンデータと、第3ポリゴンデータとに分割する。次に、分割よって生成される第2ポリゴンデータに対して、PCは、ステップS06に進む。
ステップS06では、PCは、第1ポリゴンデータが有するデータ等に基づいて、第1ポリゴンデータが表を示すか裏を示すか判断する。次に、第1ポリゴンデータが表を示すと判断すると(ステップS06で「表」)、PCは、ステップS08に進む。一方、第1ポリゴンデータが裏を示すと判断すると(ステップS06で「裏」)、PCは、ステップS07に進む。
ステップS07では、PCは、裏部分を第2色に決定する。
ステップS08では、PCは、表部分を第1色に決定する。
ステップS09では、PCは、すべてのポリゴンデータが終了したか否かを判断する。次に、すべてのポリゴンデータが終了したと判断されると(ステップS09でYES)、PCは、ステップS11に進む。一方、すべてのポリゴンデータが終了していないと判断されると(ステップS09でNO)、PCは、ステップS10に進む。即ち、PCは、3次元データが有するすべての第1ポリゴンデータに対して、ステップS03乃至ステップS08が行われるように繰り返し処理を行う。
ステップS10では、PCは、次の第1ポリゴンデータを選択する。
ステップS11では、PCは、同一の部分に対して第2色と決定されたか否かを判断する。まず、図示するように、ステップS07又はステップS08によって、部品ごとに色がそれぞれ決定される。これに対して、ステップS11では、PCは、同一の部分に対して行われたいずれかの決定のうち、第2色と決定されたことがあるか否かを判断する。次に、第1色と決定された場合があっても、同一の部分に対して、いずれかの決定で、1度以上、第2色と決定されていると(ステップS11でYES)、PCは、ステップS12に進む。一方、同一の部分に対していずれの決定でも第2色と決定されていないと(ステップS11でNO)、PCは、ステップS13に進む。
ステップS12では、PCは、第1色と決定された部分を第2色と決定する。
また、同一の部分に対して、いずれでも第2色と決定されていない、即ち、同一の部分に対して、すべての部品において、第1色とそれぞれ決定されると(ステップS11でNO)、PCは、第1色とする決定を維持する。
ステップS13では、PCは、すべての部品が終了したか否かを判断する。次に、
なお、PCには、部品ごとにデータが入力されるため、同一の部分であるか否かは、各ポリゴンデータが同一のデータにあるか否か等で判断できる。
ステップS14では、PCは、3次元データを2次元に投影してスライスデータを生成する。
なお、スライス面及び視線方向は、ユーザによる設定又は初期値等によって定められる。
図10は、本発明の一実施形態に係るスライス面及び視線方向の設定の一例を示す図である。例えば、図10(A)に示すようなモデルの3次元データが入力されるとする。この例では、まず、ユーザによる設定等で視線方向DSが設定される。また、スライス面に係る設定としてスライス間隔等が設定される。このようなスライス面及び視線方向に係る設定が行われると、スライス面が生成される位置及び角度等が定まり、例えば、図10(A)に示すモデルの図10(B)に示す断面等を見ることができるスライス面が設定できる。
図9に示す処理が行われると、PCは、図8のようなスライスデータを生成することができる。これに対して、スライスデータを生成するのに、3次元モデルと、スライス面との断面線を幾何計算で求める方法等では、3次元モデルにおいて、非多様体があったり、又は自己干渉があったりすると断面線が求まらない場合がある。そのため、スライスデータが生成できない場合がある。
一方で、本発明に係る実施形態では、視線方向において、PCは、スライス面と、第1ポリゴンデータとの距離を計算する。この計算結果に基づいて、投影部10F5(図2)が第1ポリゴンデータを投影する際の色が決定される。次に、PCは、決定された色に基づいて、3次元データを2次元データに投影してスライスデータを生成する。このようにすると、PCは、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、スライスデータを生成できる。
即ち、本発明に係る実施形態では、3次元モデルにおいて、3次元モデルが有する三角形がお互いにめり込んでいたり、離れてしまっていたりする不整合があっても、PCは、スライスデータを生成できる。また、本発明に係る実施形態では、計算に係る処理速度が速くできる場合がある。
特に、3次元データにおいて、非多様体又は干渉等は、微細な箇所にあることが多い。このため、3次元モデルと、スライス面との断面線を幾何計算で求める方法等では、見た目又は3Dプリンタで造形する上では、問題がないのに、非多様体又は干渉等があると、スライスデータが生成できない場合がある。これに対して、本発明に係る実施形態では、PCは、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、3次元データに基づいてスライスデータが生成できるため、3Dプリンタ等によって造形を行うことができる。
また、3次元モデルは、複数の部品で構成される場合がある。
図11は、本発明の一実施形態に係る複数の部品で構成される3次元モデルの一例を示す図である。以下、図示する3次元モデルを例に説明する。なお、図11(A)は、3次元モデルの側面図を示し、一方、図11(B)は、図11(A)と同一の3次元モデルの正面図を示す。
また、図11(A)及び図11(B)の3次元モデルを立体図で示すと、3次元モデルは、図11(C)のように示せる。さらに、図11(C)を断面図で示すと、3次元モデルは、図11(D)のように示せる。
図示するように、3次元モデル3DMLは、第1部品PT1及び第2部品PT2で構成されるとする。この例では、第1部品PT1が有する貫通穴に、第2部品PT2が通るようにアセンブリされるアセンブリ部分ASMがある。なお、アセンブリ部分ASMでは、例えば、嵌め合い等のため、第2部品PT2の直径が、第1部品PT1の穴径より大きくなるように設計されるとする例である。
このような例は、3次元モデル3DMLでは、第2部品PT2が第1部品PT1の穴径より大きいため、第2部品PT2が第1部品PT1に食い込んでいるようになる。そのため、3次元モデル3DMLでは、いわゆる干渉が起きていると判断される場合が多い。
また、干渉が起きていると判断される場合は、図11に示すような場合に限られない。
図12は、本発明の一実施形態に係る複数の部品での構成において干渉となる場合の一例を示す図である。例えば、図12(A)に示すように、曲面を有する第3部品PT3及び第4部品PT4が接触するようにアセンブリされる場合には、アセンブリ部分ASM2では、干渉が起きていると判断される場合がある。
また、例えば、図12(B)に示すように、第5部品PT5及び第6部品PT6が接触するようにアセンブリされる場合には、アセンブリ部分ASM3では、干渉が起きていると判断される場合がある。
このように、3次元モデルが複数の部品で構成される等の場合には、干渉が起きていると判断される場合がある。これに対して、例えば、図9に示す全体処理が行われると、スライスデータが生成できる。
図13は、本発明の一実施形態に係る複数の部品で構成される3次元モデルのスライスデータの一例を示す図である。図13は、図11に示すアセンブリ部分ASMを中心とするスライスデータの一例である。即ち、複数の部品によって構成されるため、干渉が起きていると判断される場合が多いアセンブリ部分ASMがあっても、PCは、図13に示すようなスライスデータを生成することができる。
以下、スライスデータを示す図では、第2色C2と決定された部分を灰色で示す。一方、第1色C1と決定された部分を黒色で示す。
図14は、本発明の一実施形態に係る第1部品のスライスデータの一例を示す図である。3次元モデル3DMLにおいて、図11に示す第1部品PT1が単独の部品である、即ち、第2部品PT2がないとすると、アセンブリ部分ASMに対して、図14に示すようなスライスデータが生成される。
図15は、本発明の一実施形態に係る第2部品のスライスデータの一例を示す図である。3次元モデル3DMLにおいて、図11に示す第2部品PT2が単独の部品である、即ち、第1部品PT1がないとすると、アセンブリ部分ASMに対して、図15に示すようなスライスデータが生成される。
したがって、PCは、図9に示す処理を行うと、図13のように、図14及び図15に示す各スライスデータを合成したスライスデータを生成することができる。このように、PCは、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、各部品に対するそれぞれの決定結果を合成すると、空洞等が少ないスライスデータを生成できる。
なお、PCは、3つ以上の部品から構成される3次元モデルに対して、図9に示す処理を行ってもよい。具体的には、3つ以上の部品から構成される3次元モデルでは、各部品に対して、ステップS02乃至ステップS10が繰り返し行われる。次に、各部品に対する決定結果に基づいて、ステップS11及びステップS12が行われる。
また、ステップS11及びステップS12は、すべての部品に対して、ステップS02乃至ステップS10が終了した後に行う等のタイミングでもよい。
<比較例>
図16は、比較例に係る複数の部品で構成される3次元モデルのスライスデータの一例を示す図である。即ち、図16は、図9に示す以外の方法によって生成される図11に示す3次元モデル3DMLのスライスデータの例である。非多様体又は干渉等があると、図16に図示するアセンブリ部分ASMのように、第2色と決定されるべき部分が第1色と決定されてしまう場合がある。このようなスライスデータによって3Dプリンタで造形が行われると、アセンブリ部分ASMは、空洞となる場合が多い。
<3Dプリンタシステム例>
図17は、本発明の一実施形態に係る3Dプリンタシステムの一例を示す概略図である。図示するように、3Dプリンタシステム1は、PC10と、3Dプリンタ20とを有する。
3Dプリンタ20は、液滴を吐出するヘッドを有する。また、3Dプリンタ20は、PC10から送信されるデータを受信して、そのデータに基づいて、ヘッドによって成形材を吐出して形成する層を積層することにより、立体物を形成する。一方、PC10は、図1に示す情報処理装置等である。
図18は、本発明の一実施形態に係る3Dプリンタの一例を示す概略図である。図示するように、3Dプリンタ20は、例えば、一般的な液滴吐出式の3Dプリンタと同様の構成を有する。具体的には、3Dプリンタ20は、立体物を成形するために、成形材を積層していく基盤201と、成形材を吐出するヘッド202と、ヘッド202を支持し、基盤201上の空間においてヘッド202を移動させるアーム203とを含む。
3Dプリンタ20は、図17に示すPC10から送信されるスライスデータに応じて、ヘッド202から成形材を吐出して一層分の成形を行う。このように、3Dプリンタ20は、層を積層して、立体造形を行う。
3Dプリンタ20は、図17に示すPC10と同様の情報処理機能を含む。そして、3Dプリンタ20は、3Dプリンタ20が有する情報処理機能によって、PC10からの制御を受け付ける。さらに、3Dプリンタ20は、情報処理機能によって実現される制御部によってアーム203の移動及びヘッド202からの成形材の吐出等を制御する。
図19は、本発明の一実施形態に係る3Dプリンタシステムにおける情報処理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図示するように、PC10は、図1に示す入力装置10H2及び表示装置10H4等で実現するLCD60及び操作部70に加えて、コントローラ100及びネットワークI/F101を含む。また、ネットワークI/F101は、PC10がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースの例であり、Ethernet(登録商標)又はUSB(Universal Serial Bus)インタフェース等が用いられる。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ等によって構成され、PC10全体を制御する制御部として機能する。図示するように、コントローラ100は、処理部110及びPC10が3Dプリンタ20を制御するための機能を提供する3Dプリンタドライバ120を含む。
処理部110は、入力される3Dデータのスライスデータを生成する図9に示す処理等を行う。まず、図9に示すステップS01では、例えば、ネットワーク等を介してPC10に3次元データの例である3Dデータが入力される。このように3Dデータが入力されると、処理部110は、3Dデータを取得できる。なお、操作部70に対してユーザの操作が操作を行うと、操作によって指定されたファイルパスのデータを処理部110が取得してもよい。
処理部110は、入力される3Dデータから図9に示す処理等によってスライスデータを生成する。次に、処理部110は、入力される3Dデータによって造形される立体物の周囲の空間を解析する。この解析の結果、立体物の造形において、鉛直下方が基盤に接しておらず空間になっているため、支持が必要な部分を支持するための支持部が必要となる場合がある。そのため、処理部110は、支持部のデータを生成して、元々の3Dデータに追加する。このような処理部110を実現するためのソフトウェア・プログラムが用いられる。
3Dプリンタドライバ120は、PC10から3Dプリンタ20を動作させるためのソフトウェア・モジュールであり、一般的な3Dプリンタのドライバソフトウェアと同様の機能を有する。例えば、3Dプリンタドライバ120は、一般的な紙のプリンタにおけるプリンタドライバの機能に準じており、入力される3Dデータに基づいて3Dプリンタ20を動作させるためのスライスデータ等を生成して、制御用のデータと共に3Dプリンタ20に送信する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る情報処理装置及び3Dプリンタシステムでは、
・計算部は、スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、スライス面と、入力部が入力する3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離を計算する構成である。
・第1決定部は、計算部による計算結果に基づいて、部品ごとに、投影部が第1ポリゴンデータを投影する際の色を決定する構成である。
・第2決定部は、部品ごとの第1決定部によるいずれかの決定で第2色と決定されると、第1色と決定された部分を第2色とする構成である。
・投影部は、第2決定部で決定される色で、3次元データを2次元に投影してスライスデータを生成する構成である。
このように、本発明に係る実施形態では、視線方向等の第1の方向において、計算部は、スライス面と、入力部によって入力される3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離を計算する。この計算結果に基づいて、まず、第1決定部が色を決定する。続いて、同一の部分に対して、第1決定部が部品ごとに決定した各色のうち、いずれかの決定で第2色と決定されていると、第2決定部は、投影部が第1ポリゴンデータを投影する際の色を第2色とする。次に、投影部は、第2決定部で決定される色で、3次元データを2次元に投影してスライスデータを生成する。
このようにすると、非多様体又は干渉等によって、いずれかの部品において、第1決定部が第1色と決定してしまっても、他の部品において、同一の部分に対して、少なくとも1回以上、第2色と決定されていれば、第2決定部は、第2色と決定できる。
スライスデータにおいて、第1色とされる部分は、3Dプリンタ等によって、造形が行われないため、空洞となる場合が多い。一方、第2色とされる部分は、3Dプリンタ等によって、造形が行われる部分である。したがって、非多様体又は干渉等によって、第2色としなければならない部分が第1色とされると、設計で意図していない空洞等が生成されてしまう場合がある。
これに対して、本発明に係る実施形態では、第2決定部によって、いずれかの部品において、第2色と決定されていれば、第2決定部は、第2色と決定できる。このため、スライスデータの生成において、非多様体又は干渉等があっても、スライスデータが生成できる。
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、アセンブラ等の低水準言語、C、C++、C#、Java(登録商標)又はオブジェクト指向言語等の高水準言語等で記述されるコンピュータに実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。即ち、プログラムは、情報処理装置又は1以上の情報処理装置を含む情報処理システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶して頒布することができる。なお、記録媒体は、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、ブルーレイディスク等の光ディスク、SD(登録商標)カード又はMO等である。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
さらに、情報処理システムは、ネットワーク等によって相互に接続される2以上の情報処理装置を有し、各種処理の全部又は一部を複数の情報処理装置が分散、並列、又は冗長してそれぞれ処理を行ってもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 3Dプリンタシステム
10 PC
20 3Dプリンタ
MDL モデル
SLP スライス面
PD1A 第1三角形
PD1B 第2三角形
PD1C 第3三角形
DS 視線方向
PD2 第2ポリゴンデータ
PD3 第3ポリゴンデータ
C1 第1色
C2 第2色
特開2015−24631号公報

Claims (13)

  1. 3次元データに基づいてスライスデータを生成する情報処理装置であって、
    前記3次元データを2次元に投影する投影部と、
    前記3次元データを入力する入力部と、
    前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影部が前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定する第1決定部と、
    同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とする第2決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の方向において、前記第1ポリゴンデータが前記スライス面より奥となる距離にあると計算されると、前記第1決定部は、前記第1ポリゴンデータが表であるか裏であるかに基づいて、前記色を決定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1ポリゴンデータが表であると、前記第1決定部は、前記色を前記第1色に決定する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1ポリゴンデータが裏であると、前記第1決定部は、前記色を前記第2色に決定する請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の方向において、前記第1ポリゴンデータが前記スライス面と干渉する距離にあると計算されると、前記第1ポリゴンデータを前記スライス面の奥に位置する1以上の第2ポリゴンデータと、前記スライス面の手前に位置する1以上の第3ポリゴンデータとに分割する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記色は、濃淡を示す陰影が除外された色である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1ポリゴンデータは、三角形を示すデータである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の方向において、前記第1ポリゴンデータが前記スライス面より手前となる距離にあると計算されると、前記第1ポリゴンデータに基づく前記投影を制限する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2決定部は、前記第1決定部による前記第2色とする決定の論理和を計算する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記投影部が前記3次元データを2次元に投影すると、前記スライスデータが生成される請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 3次元データに基づいてスライスデータを生成する1以上の情報処理装置と、前記情報処理装置に接続される3Dプリンタとを有する3Dプリンタシステムであって、
    前記3次元データを2次元に投影する投影部と、
    前記3次元データを入力する入力部と、
    前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影部が前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定する第1決定部と、
    同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とする第2決定部と、
    を備えることを特徴とする3Dプリンタシステム。
  12. 3次元データに基づいてスライスデータを生成する情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、前記3次元データを2次元に投影する投影手順と、
    前記情報処理装置が、前記3次元データを入力する入力手順と、
    前記情報処理装置が、前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影手順で前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定する第1決定手順と、
    前記情報処理装置が、同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とする第2決定手順と、
    を含む情報処理方法。
  13. コンピュータに、3次元データに基づいてスライスデータの生成を実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが、前記3次元データを2次元に投影する投影手順と、
    前記コンピュータが、前記3次元データを入力する入力手順と、
    前記コンピュータが、前記スライスデータのスライス面に対して垂直となる第1の方向において、前記スライス面と、前記3次元データが有する第1ポリゴンデータとの距離に基づいて、前記投影手順で前記第1ポリゴンデータを投影する際の色を背景色と同一の第1色であるか前記第1色と異なる第2色であるかを前記3次元データを構成する部品ごとに決定する第1決定手順と、
    前記コンピュータが、同一の部分に対するいずれかの前記決定で前記第2色と決定されると、前記部分を前記第2色とする第2決定手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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