JP2017057723A - 歯車ポンプ又は歯車モータ - Google Patents

歯車ポンプ又は歯車モータ Download PDF

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Abstract

【課題】歯先部先端と他方の歯車の歯底部との間のシール性が悪化する。
【解決手段】本発明の歯車ポンプ1は、互いに噛み合う駆動歯車および従動歯車と、駆動歯車および従動歯車を収納するケーシング6とを備え、駆動歯車および従動歯車は、それぞれ、その歯先に形成され、ケーシング6の内周面6aと対向する段差部2a、3aを有し、段差部2a、3aが、その先端がケーシング6の内周面6aに接触したときに、先端から離れるにつれて、接触点における法線からの回転方向距離が大きくなる立上り面2b、3bを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、互いに噛み合う2つの歯車を備える歯車ポンプ又は歯車モータに関する。
従来の歯車ポンプとして、互いに噛み合う2つの歯車と、2つの歯車を収納するケーシングとを備えたものがあり、歯車の歯先部先端がケーシングの内周面と近接して回転している。この歯先部先端とケーシングの内周面との隙間が大きい場合、作動油が隙間から漏洩し、効率が悪化するが、隙間を小さくするためには、歯車外形やケーシングの内周面等の精度を向上させる必要がある。しかしながら、従来、工作上の精度を上げるのが難しいため、出荷前に使用圧力よりやや高い圧力での運転(慣らし運転)を行い、歯先部先端でケーシングの内周面を切削することにより適正な隙間を構成している。特許文献1では、歯車の歯先部先端の切削性を向上させるために、歯先部先端の切削部の回転方向側の端面を、ケーシングの内周面に対し直角以上の角度にすることにより、慣らし運転時の切削部の切削機能を向上させ、慣らし運転を短縮している。
特開平11−210644
しかし、歯先部と歯底部とで噛み合うことによりシールする歯車ポンプや歯車モータでは、駆動中に歯先部先端が他方の歯車の歯底部と噛み合うときに、歯先部先端の切削部が他方の歯車の歯底部を切削してしまうことから、歯先部先端と他方の歯車の歯底部との間のシール性が悪化する問題がある。
そこで、本発明の目的は、歯先部先端と他方の歯車の歯底部との間のシール性が悪化するのを防止できる歯車ポンプ又は歯車モータを提供することである。
第1の発明にかかる歯車ポンプ又は歯車モータは、互いに噛み合う第1歯車および第2歯車と、前記第1歯車および第2歯車を収納するケーシングとを備え、前記第1歯車は、その歯先に形成され、前記ケーシングの内周面と対向する段差部を有し、前記段差部が、その先端が前記ケーシングの内周面に接触したときに、前記先端から離れるにつれて、接触点における法線からの回転方向距離が大きくなる立上り面を有することを特徴とする。
この歯車ポンプ又は歯車モータでは、慣らし運転の際に、歯車の歯先の段差部がケーシングの内周面を削るので、歯車の歯先とケーシングの内周面との間の隙間を小さくしてシール性を向上できる。また、段差部の立上り面は先端から離れるにつれて、ケーシングとの接触点における法線からの回転方向距離が大きく構成され、段差部の切削性を抑えている。従って、歯車の駆動中に、第1歯車の歯先の段差部が第2歯車の歯底を削るのを防止して、第1歯車と第2歯車との間の高いシール性を維持できる。
第2の発明にかかる歯車ポンプ又は歯車モータは、第1の発明において、前記第1歯車および第2歯車の硬度は、前記ケーシングの内周面の硬度より大きいことを特徴とする。
この歯車ポンプ又は歯車モータでは、歯車の駆動中に、第1歯車の歯先の段差部が第2歯車の歯底を削るのを防止して、第1歯車と第2歯車との間の高いシール性を維持できる。
第3の発明にかかる歯車ポンプ又は歯車モータは、第1または第2の発明において、 前記段差部が、先端に向かって細くなる突起状に形成されたことを特徴とする。
この歯車ポンプ又は歯車モータでは、ポンプまたはモータの回転方向によらず、慣らし運転において、歯先部先端でケーシングの内周面を適正に切削することができる。
第4の発明にかかる歯車ポンプ又は歯車モータは、第1−第3のいずれかの発明において、前記第2歯車の歯底に形成され、前記第1歯車の歯先と前記第2歯車の歯底とが噛合する際に前記段差部を収容する受け溝を有することを特徴とする。
この歯車ポンプ又は歯車モータでは、歯車の駆動中に、段差部が受け溝に収容されるので歯先と歯底とが滑らかに噛合する。これにより、歯先と歯底との連続的な噛み合いを実現し、歯車間のシール性を維持できる。
第5の発明にかかる歯車ポンプ又は歯車モータは、第1−第4のいずれかの発明において、前記歯車が、はすば歯車であることを特徴とする。
この歯車ポンプ又は歯車モータでは、平歯車と比べてより連続的に歯車どうしが噛み合うため高いシール性を要求されるはすば歯車にとって、歯車の駆動中に、歯先の段差部が他方の歯車の歯底を削るのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、慣らし運転の際に、歯車の歯先の段差部がケーシングの内周面を削るので、歯車の歯先とケーシングの内周面との間の隙間を小さくしてシール性を向上できる。また、段差部の立上り面は先端から離れるにつれて、ケーシングとの接触点における法線からの回転方向距離が大きく構成され、段差部の切削性を抑えている。従って、歯車の駆動中に、第1歯車の歯先の段差部が第2歯車の歯底を削るのを防止して、第1歯車と第2歯車との間の高いシール性を維持できる。
第2の発明では、歯車の駆動中に、第1歯車の歯先の段差部が第2歯車の歯底を削るのを防止して、第1歯車と第2歯車との間の高いシール性を維持できる。
第3の発明では、ポンプまたはモータの回転方向によらず、慣らし運転において、歯先部先端でケーシングの内周面を適正に切削することができる。
第4の発明では、歯車の駆動中に、段差部が受け溝に収容されるので歯先と歯底とが滑らかに噛合する。これにより、歯先と歯底との連続的な噛み合いを実現し、歯車間のシール性を維持できる。
第5の発明では、平歯車と比べてより連続的に歯車どうしが噛み合うため高いシール性を要求されるはすば歯車にとって、歯車の駆動中に、歯先の段差部が他方の歯車の歯底を削るのを防止できる。
本発明の実施形態に係る歯車ポンプの全体構成を説明する図である。 駆動歯車および従動歯車の構成を説明する図である。 図1のIII-III線における断面図である。 歯車の歯先の構成を示す図である。 本発明の変形例に係る歯車ポンプの歯車の歯先の構成を示す図である。 本発明の変形例に係る歯車ポンプの歯車の歯底の構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る歯車ポンプの実施の形態について説明する。
[歯車ポンプの全体構成]
図1に示すように、実施形態の歯車ポンプ1は、互いに噛み合う駆動歯車2及び従動歯車3と、駆動歯車2及び従動歯車3をそれぞれ軸支する駆動軸4a、4b及び従動軸5a、5bと、駆動歯車2、従動歯車3、駆動軸4a、4b及び従動軸5a、5bを収納するケーシング6とを備えている。本実施形態の歯車ポンプ1は、例えば作動流体(例えば作動油)を貯留するタンクから供給される作動流体を吸い込んで昇圧した後、その作動流体を吐出して油圧機器に供給するものである。
ケーシング6は、断面形状が略8の字状をした内部空間(メガネ穴10)を有する本体7と、本体7の一端面に螺着されたマウンティング8と、本体7の他端面に螺着されたカバー9とを有している。歯車ポンプ1において、マウンティング8及びカバー9によって、本体7の内部に形成されたメガネ穴10が閉塞されている。
図1および図2に示すように、駆動歯車2及び従動歯車3は、それぞれ、はすば歯車として構成されており、ケーシング6の内部に形成されたメガネ穴10に挿入される。メガネ穴10において、駆動軸4a、4bが駆動歯車2の両端面から軸方向に沿ってそれぞれ延設され、従動軸5a、5bが従動歯車3の両端面から軸方向に沿ってそれぞれ延設される。駆動軸4aは、マウンティング8に形成された挿通穴8aに挿通されており、駆動軸4aの端部には、図示しない駆動手段が接続される。歯車ポンプ1において、駆動歯車2及び従動歯車3は、相互に噛合した状態で、メガネ穴10内に収納され、その歯先がケーシング6の内周面6a(メガネ穴10の内周面)に摺接するようになっている。駆動歯車2及び従動歯車3の硬度は、ケーシング6の内周面6aの硬度より大きい。
ケーシング6の内部に形成されたメガネ穴10には、図1において、駆動歯車2から左方に向かって延在する駆動軸4aを支持するベアリングケース11と、従動歯車3から左方に向かって延在する従動軸5aを支持するベアリングケース111が挿入される。ベアリングケース11、111は、それぞれ、1つの支持穴を有しており、その支持穴内には、駆動軸4aの軸受であるベアリング11a、従動軸5aの軸受であるベアリング111aが設けられている。したがって、ベアリングケース11は、駆動軸4aがベアリング11aに挿通されることで駆動軸4aを回転自在に支持するとともに、ベアリングケース111は、従動軸5aがベアリング111aに挿通されることで従動軸5aを回転自在に支持する。
同様に、ケーシング6の内部に形成されたメガネ穴10には、図1において、駆動歯車2から右方に向かって延在する駆動軸4bを支持するベアリングケース12と、従動歯車3から右方に向かって延在する従動軸5bを支持するベアリングケース112が挿入される。ベアリングケース12、112は、それぞれ、1つの支持穴を有しており、その支持穴内には、駆動軸4bの軸受であるベアリング12a、従動軸5bの軸受であるベアリング112aが設けられている。したがって、ベアリングケース12は、駆動軸4bがベアリング12aに挿通されることで駆動軸4bを回転自在に支持するとともに、ベアリングケース112は、従動軸5bがベアリング112aに挿通されることで従動軸5bを回転自在に支持する。
駆動歯車2及び従動歯車3の両側には、2つの側板15a、15bがそれぞれ配置される。側板15aは、2つの貫通穴が形成された板状の部材であり、2つの貫通穴に、駆動軸4a及び従動軸5aが挿通された状態で、駆動歯車2及び従動歯車3の端面に当接する。同様に、側板15bは、2つの貫通穴が形成された板状の部材であり、2つの貫通穴に、駆動軸4b及び従動軸5bが挿通された状態で、駆動歯車2及び従動歯車3の端面に当接する。したがって、側板15aは、駆動歯車2及び従動歯車3と、ベアリングケース11、111との間に配置されるとともに、側板15bは、駆動歯車2及び従動歯車3と、ベアリングケース12、112との間に配置される。
ベアリングケース11、111における側板15aと対向する端面には、それぞれ、弾性を有するシール部材11bが設けられている。シール部材11bは、ベアリングケース11、111と側板15aとの間の隙間を高圧側と低圧側とに区画するものである。ベアリングケース11の他方の端面は、マウンティング8の端面に当接しており、これにより、ベアリングケース11、111は、その軸方向への移動が制限される。同様に、ベアリングケース12、112における側板15bと対向する端面には、それぞれ、弾性を有するシール部材12bが設けられている。シール部材12bは、ベアリングケース12、112と側板15bとの間の隙間を高圧側と低圧側とに区画するものである。ベアリングケース12、112の他方の端面は、カバー9の端面に当接しており、これにより、ベアリングケース12、112は、その軸方向への移動が制限される。
歯車ポンプ1において、本体7には、図3に示すように、その一方の側面にメガネ穴10の低圧空間に通じる吸込み穴7aが形成されるとともに、これと相対する他方の側面に、メガネ穴10の高圧空間に通じる吐出し穴7bが形成されている。そして、吸込み穴7a及び吐出し穴7bは、それぞれの軸線が駆動歯車2及び従動歯車3の回転軸間の中心に位置するように設けられている。
したがって、歯車ポンプ1では、ケーシング6の吸込み穴7aに、作動流体を貯留するタンクからの配管が接続されるとともに、吐出し穴7bに、油圧機器へ向かう配管が接続され、駆動歯車2の駆動軸4aを図示しない駆動手段によって回転させる。これにより、駆動歯車2に噛み合った従動歯車3が回転し、ケーシング6の内周面6a(メガネ穴10の内周面)と駆動歯車2及び従動歯車3の歯面によって囲まれた空間の作動流体が歯車の回転によって吐出し穴7b側に移送され、駆動歯車2及び従動歯車3の噛み合い部を境として、吐出し穴7b側が高圧側に、吸込み穴7a側が低圧側になる。
作動流体が吐出し穴7b側に移送されることによって吸込み穴7a側が負圧になると、タンク内の作動流体が配管及び吸込み穴7aを介して低圧側のメガネ穴10内に吸引され、ケーシング6の内周面6a(メガネ穴10の内周面)と駆動歯車2及び従動歯車3の歯面によって囲まれた空間の作動流体が歯車の回転によって吐出し穴7a側に移送され、高圧に加圧されて吐出し穴7a及び配管を介して油圧機器に送られる。
駆動歯車2及び従動歯車3は、それぞれ、その歯先の先端近傍に形成された段差部2a、3aを有している。段差部2a、3aは、駆動歯車2及び従動歯車3のそれぞれの全長に形成され、ケーシング6の内周面6aと対向可能に構成される。段差部2a、3aの幅(周方向長さ)は、0.1mm−1mmの範囲であり、高さは、0.1mm以下である。図2及び図3では、段差部2a、3aの図示を省略し、図4では、段差部2a、3aを誇張して図示している。
図4は、駆動歯車2の軸方向に垂直な断面を示し、駆動歯車2の歯先に形成された段差部2aは、ケーシング6の内周面6aと対向している。段差部2aは、図4に示すように、その先端がケーシング6の内周面6aに接触したときに、先端から離れるにつれて、接触点Aにおける法線からの回転方向距離が大きくなる立上り面2bを有している。本実施形態では、段差部2aは、駆動歯車2の全ての歯先に形成されると共に、先端に向かって細くなる突起状に形成されている。
これと同様に、従動歯車3の歯先には、段差部3aが形成されているが、駆動歯車2の段差部2aと同一の構成であることから、説明は省略する。
<本実施形態の歯車ポンプの特徴>
本実施形態の歯車ポンプ1には、以下の特徴がある。
本実施形態の歯車ポンプ1では、慣らし運転の際に、駆動歯車2及び従動歯車3の歯先の段差部がケーシング6の内周面6aを削るので、駆動歯車2及び従動歯車3の歯先とケーシング6の内周面6aとの間の隙間を小さくしてシール性を向上できる。また、段差部2a、3aの立上り面2b、3bは先端から離れるにつれて、ケーシング6との接触点Aにおける法線からの回転方向距離が大きく構成され、段差部の切削性を抑えている。従って、歯車の駆動中に、歯先の段差部が他方の歯車の歯底を削るのを防止して、駆動歯車2と従動歯車3との間の高いシール性を維持できる。
本実施形態の歯車ポンプ1では、段差部2a、3aが、先端に向かって細くなる突起状に形成されることから、ポンプまたはモータの回転方向によらず、慣らし運転において、歯先部先端でケーシングの内周面を適正に切削することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、駆動歯車2および従動歯車3の段差部2a,3aが、先端に向かって細くなる突起状に形成される場合を説明したが、図5に示すように、段差部2a、3aの回転方向側の面が、その先端がケーシング6の内周面6aに接触したときに、先端から離れるにつれて、接触点Aにおける法線からの回転方向距離が大きくなる立上り面2b、3bを有するものであれば、段差部の形状は変更してよい。また、段差部は、駆動歯車2および従動歯車3の少なくとも1つの歯先に形成されたものであってよい。
上述の実施形態では、駆動歯車2および従動歯車3は、歯先に形成された段差部2a、3aを有し、段差部2a、3aを収容する受け溝が歯底に形成されない場合を説明したが、駆動歯車2および従動歯車3の少なくとも一方が、その歯底に形成され、他方の歯車と噛合する際に段差部2a、3aを収容する受け溝が形成されたものであってよい。図6は、従動歯車3の歯先と駆動歯車2の歯底とが噛合した状態であり、駆動歯車2の歯底には、従動歯車3の歯先の段差部3aを収容する受け溝2cが全ての歯底に形成されている。図6では、受け溝2cは段差部3aと略同一形状であり、段差部3aの略全体が受け溝2cに収容される場合を図示したが、受け溝2cは段差部3aより大きく形成され、段差部3aを収容するものであってよい。この場合、歯車の駆動中に、段差部3aが受け溝2cに収容されるので歯先と歯底とが滑らかに噛合する。これにより、歯先と歯底との連続的な噛み合いを実現し、歯車間のシール性を維持できる。図示は省略するが、駆動歯車2の歯先と従動歯車3の歯底とが噛合した状態において、従動歯車3の歯底に、駆動歯車2の歯先の段差部2aを収容する受け溝3cが形成されている場合も同様の効果が得られる。
上述の実施形態では、段差部2a、3aが駆動歯車2および従動歯車3の全ての歯先に形成される場合を説明したが、段差部2a、3aが駆動歯車2および従動歯車3の少なくとも1つの歯先に形成されたものであってよい。
上述の実施形態では、駆動歯車および従動歯車がはすば歯車である場合を説明したが、駆動歯車および従動歯車は、平歯歯車であってよい。
上述の実施形態では、本発明が歯車ポンプに適用される場合について説明したが、本発明は、歯車ポンプと同様に構成された歯車モータに適用されてよい。
本発明を利用すれば、歯先部先端と他方の歯車の歯底部との間のシール性が悪化するのを防止できる。
1 歯車ポンプ
2 駆動歯車
2a 段差部
2b 立上り面
2c 受け溝
3 従動歯車
3a 段差部
3b 立上り面
3c 受け溝
4 駆動軸
5 従動軸
6 ケーシング

Claims (5)

  1. 互いに噛み合う第1歯車および第2歯車と、
    前記第1歯車および第2歯車を収納するケーシングとを備え、
    前記第1歯車は、その歯先に形成され、前記ケーシングの内周面と対向する段差部を有し、
    前記段差部が、その先端が前記ケーシングの内周面に接触したときに、前記先端から離れるにつれて、接触点における法線からの回転方向距離が大きくなる立上り面を有することを特徴とする歯車ポンプ又は歯車モータ。
  2. 前記第1歯車および第2歯車の硬度は、前記ケーシングの内周面の硬度より大きいことを特徴とする請求項1に記載の歯車ポンプ又は歯車モータ。
  3. 前記段差部が、先端に向かって細くなる突起状に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の歯車ポンプ又は歯車モータ。
  4. 前記第2歯車の歯底に形成され、前記第1歯車の歯先と前記第2歯車の歯底とが噛合する際に前記段差部を収容する受け溝を有することを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の歯車ポンプ又は歯車モータ。
  5. 前記歯車が、はすば歯車であることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の歯車ポンプ又は歯車モータ。
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