JP2017056773A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. シートの座面部となるシートクッションと、
   前記シートクッションの背側に設けられ、シートの背もたれ部となるシートバックと、
   乗員の頭部および頸部を保護するヘッドレストと、を有する車両用シートであって、
   前記シートクッション、前記シートバック、前記ヘッドレストのうち、少なくともいずれかにおいて、トリムカバーに凹形状の溝からなる模様が施され、
   前記トリムカバーは、少なくとも前記模様が施された箇所において、下層から順に、ワディング、熱溶融型接着材、表皮材の積層材料で形成されていることを特徴とする車両用シート。
2. 請求項１に記載の車両用シートであって、
   前記模様が施された箇所のトリムカバーは、前記ワディングの下層にさらに熱溶融型接着材、裏基布材を有する積層材料で形成されていることを特徴とする車両用シート。
3. 請求項１または２に記載の車両用シートであって、
   前記凹形状の溝は、押し型による加圧痕であることを特徴とする車両用シート。
4. 請求項１または２に記載の車両用シートであって、
   前記表皮材は、革系素材または布系素材であることを特徴とする車両用シート。
5. 請求項２に記載の車両用シートであって、
   前記熱溶融型接着材は、熱可塑性樹脂からなり、５０℃〜２００℃の加熱により前記ワディングおよび前記表皮材、または、前記ワディングおよび前記裏基布材を互いに接着していることを特徴とする車両用シート。
6. 以下の工程を含む車両用シートの製造方法；
   （ａ）下層から順に、ワディング、熱溶融型接着材、表皮材を重ね合わせて積層材料を準備する工程、
   （ｂ）所望の模様が形成された押し型を前記表皮材側から押し当てて、前記積層材料を加圧する工程、
   （ｃ）前記積層材料を加圧した状態のまま、当該加圧部を加熱する工程。
7. 請求項６に記載の車両用シートの製造方法であって、
   前記表皮材は、革系素材または布系素材であることを特徴とする車両用シートの製造方法。
8. 請求項６に記載の車両用シートの製造方法であって、
   前記熱溶融型接着材は、熱可塑性樹脂からなり、
   前記（ｃ）工程において、加熱手段により前記加圧部を５０℃〜２００℃に加熱することを特徴とする車両用シートの製造方法。
9. 請求項６に記載の車両用シートの製造方法であって、
   前記熱溶融型接着材は、熱可塑性樹脂からなり、
   前記（ｃ）工程において、加熱蒸気を供給することにより前記加圧部を加熱することを特徴とする車両用シートの製造方法。
10. 以下の工程を含む車両用シートの製造方法；
    （ａ）ワディングおよび表皮材の積層材料からなるトリムカバーを準備する工程、
    （ｂ）前記トリムカバーのワディング側表面に熱溶融型接着材を介して、裏基布材を重ね合わせる工程、
    （ｃ）所望の模様が形成された押し型を前記トリムカバーの表皮材側から押し当てて、前記トリムカバーを加圧する工程、
    （ｄ）前記トリムカバーを加圧した状態のまま、当該加圧部を加熱する工程。
11. 請求項１０に記載の車両用シートの製造方法であって、
    前記表皮材は、革系素材または布系素材であることを特徴とする車両用シートの製造方法。
12. 請求項１０に記載の車両用シートの製造方法であって、
    前記熱溶融型接着材は、熱可塑性樹脂からなり、
    前記（ｄ）工程において、加熱手段により前記加圧部を５０℃〜２００℃に加熱することを特徴とする車両用シートの製造方法。
13. 請求項１０に記載の車両用シートの製造方法であって、
    前記熱溶融型接着材は、熱可塑性樹脂からなり、
    前記（ｄ）工程において、加熱蒸気を供給することにより前記加圧部を加熱することを特徴とする車両用シートの製造方法。