JP2017056473A - プレス加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクラップを分断して発生するピースを除去するにあたり、工数の増加を抑制できるプレス加工機を提供する。【解決手段】相対移動可能な上型14及び下型15と、上型14及び下型15に設けられ、ワーク11をせん断して製品12とスクラップ13とに分離する第1成形カッタ16及び第2成形カッタ23と、を有するプレス加工機であって、上型14に設けた第1スクラップカッタ17と、下型15に設けられ、かつ、第1スクラップカッタ17と協働してスクラップ13を複数のピースに分断する1組の第2スクラップカッタ24と、1組の第2スクラップカッタ24に載っているピース39に弾性部材35の弾性力を与えて、ピース39を1組の第2スクラップカッタ24から落下させる除去機構31と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、ワークをせん断して製品と不要部とを分離するプレス加工機に関し、特に、不要部を複数のピースに分離可能なプレス加工機に関する。
プレス加工機を用いて製造される板金製品として、自動車の車体を構成するフェンダパネルやドアパネル等がある。また、板金製品を製造する際のプレス加工工程としては、材料となるワークに製品形状を成型するドロー工程や、ワークの外周を不要部として除去するトリミング工程等がある。このトリミング工程で除去される不要部、すなわち、スクラップは、長尺状であることが多く、その取扱いが困難となっていた。そこで、プレス加工機にスクラップカッタを設けて、スクラップを複数のピースに分断することが知られている。スクラップカッタを有するプレス加工機は、特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1に記載されたプレス加工機は、上型及び下型と、上型に設けたパンチ及びスクラップカッタと、下型に設けた切刃と、下型に設けた圧縮エアーの供給通路と、を有する。特許文献1に記載されたプレス加工機は、上型が下降すると、パンチと下型によって成形品からトリムされたリング状のスクラップが、スクラップカッタと切刃とにより、複数のピースに分断される。そして、上型が上昇すると、圧縮エアーが供給通路から吹き出し、ピースは金型部から除去される。
特許文献2に記載されたプレス加工機は、上型及び下型と、上型に設けたセクショナルダイと、下型に設けた切刃ブロックと、下型に設けたリフタプレートと、リフタプレートを傾動させるエアシリンダと、を有する。特許文献2に記載されたプレス加工機は、上型が下降して切刃ブロックとセクショナルダイとのせん断作用により、ブランク材の周縁部のスクラップ(非製品部)が枠状に打ち抜かれてトリミングされる。スクラップを複数に分断したピースは、リフタープレートにより支持されており、上型が所定高さまで上昇すると、エアシリンダが動作してリフタープレートが傾動し、スクラップを分断した複数のピースは、リフタプレートから自重で落下する。
特許文献3に記載されたプレス加工機は、上型と、排出口を有する下型と、下型に設けた打抜き刃と、上型に設けたスクラップカッタと、フィンガーと、を有する。特許文献3に記載されたプレス加工機は、スクラップカッタは、プレス成形時に素材から打ち抜かれた2次材の寸法を、下型の打抜き刃よりも短いピースとする。2次材からせん断されたスクラップを分断したピースは、排出口から排出される。フィンガーは、プレス成形品を吸着保持する第1吸着カップと、2次材を吸着保持する第2吸着カップと、を有する。
実開昭60−25321号公報 実開平2−16237号公報 特開平4−327329号公報
しかし、特許文献1〜3に記載されたプレス加工機は、圧縮エアーの供給機構、エアシリンダ、フィンガー等の除去機構またはアクチュエータを用いて、スクラップを分断したピースを除去する工程を設けなければならず、工数が増加する問題があった。
本発明の目的は、不要部を分断して発生するピースを除去するにあたり、工数の増加を抑制できるプレス加工機を提供することにある。
本発明は、相対移動可能な第1成形型及び第2成形型と、前記第1成形型及び前記第2成形型にそれぞれ設けられ、かつ、ワークをせん断して製品と不要部とに分離する成形カッタと、を有するプレス加工機であって、前記第1成形型に設けた複数の第1スクラップカッタと、前記第2成形型に設けられ、複数の前記第1スクラップカッタと協働して前記不要部を複数のピースに分断する複数の第2スクラップカッタと、前記第2スクラップカッタに載っている前記ピースに弾性部材の弾性力を与えて、前記ピースを前記第2スクラップカッタから落下させる除去機構と、を有する。
本発明における前記第1成形型は、前記第2成形型の上方に配置され、前記第1成形型及び前記第2成形型は、上下方向に相対移動可能であり、前記成形カッタは、前記第1成形型及び前記第2成形型の平面視で環状であり、前記成形カッタは、前記ワークをせん断した箇所の内側を製品とし、かつ、前記ワークをせん断した箇所の外側を前記不要部とする。
本発明は、複数の前記第2スクラップカッタは、前記成形カッタの周方向で複数の前記第1スクラップカッタの間に配置された1組の第2スクラップカッタを含み、前記除去機構は、1組の前記第2スクラップカッタの上に両端が載っている前記ピースを落下させる。
本発明における1組の前記第2スクラップカッタは、前記第1成形型及び前記第2成形型の側面視で、前記第1成形型及び前記第2成形型が相対移動する方向に対して傾斜した傾斜面をそれぞれ備え、1組の前記第2スクラップカッタにそれぞれ設けた傾斜面は、前記第1成形型及び前記第2成形型の側面視で互いに向き合っている。
本発明における前記除去機構は、前記ピースに接触し、かつ、支持軸を中心として回動可能なアームと、前記アームに弾性力を与える弾性部材と、を有し、前記弾性部材は、前記アームを介して前記ピースに弾性力を与える。
本発明における前記第2スクラップカッタ及び前記アームは、せん断される前の前記ワークを支持する。
本発明における前記アームは、前記ピースに接触する支持部を有し、前記支持部は、前記弾性部材の弾性力で前記アームが回動すると、前記第2スクラップカッタの上端よりも高くなり、かつ、前記ピースを滑らせて落下させるように、水平面に対して傾斜する。
本発明における前記除去機構は、前記成形カッタの周方向で1組の前記第2スクラップカッタの片側にそれぞれ配置されている。
本発明における前記除去機構は、前記成形カッタの周方向で1組の前記第2スクラップカッタの両側に配置されている。
本発明によれば、除去機構は弾性部材の弾性力をピースに与えて、ピースを1組の第2スクラップカッタから落下させることができる。したがって、工数の増加を抑制できる。
(A)は、本発明のプレス加工機の下型を示す模式的な平面図、(B)は、プレス加工機の模式的な側面図である。 本発明のプレス加工機の下型を示す斜視図である。 (A)、(B)は、本発明のプレス加工機の動作を示す部分的な側面図である。 (A)、(B)は、本発明のプレス加工機の動作を示す部分的な側面図である。 (A)、(B)は、本発明のプレス加工機の動作を示す部分的な側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。図1(A)に示すプレス加工機10は、鋼鈑等のワーク11を仮想線S1に沿って切断、具体的にはせん断して製品12を得るとともに、仮想線S1の外側に位置する不要部、すなわち、スクラップ13を除去するトリミング工程と、スクラップ13を複数個のピースに分断する分断工程と、を実施する金型である。プレス加工機10の平面視で、仮想線S1は環状である。製品12は、車体を構成する部品、例えば、フード、ラッケージドア、ドアパネル、フェンダ等が挙げられ、特に限定されない。除去されるスクラップ13は環状である。
プレス加工機10は、図1(B)のように上型14及び下型15を有する。上型14は垂直方向、つまり上下方向で下型15の上方に配置されており、上型14と下型15とは、互いに上下方向に相対移動可能である。上型14は、上ホルダを介してスライドにより支持されている。また、下型15は、下ホルダを介してボルスタに固定されている。
そして、スライド及び上ホルダを介して、上型14を上下方向に動作させる移動機構が設けられている、移動機構は、モータと、モータの回転力を上型14の下降力及び上昇力に変換するクランク機構と、を備えている。また、移動機構は、上型14を上下方向に動作させる油圧シリンダであってもよい。なお、上ホルダには、スプリングを介してワーク固定用のパッドが設けられている。
上型14は、ワーク11の外周形状に沿って環状に配置される複数のダイ部材を有する。上型14には、ワーク11をせん断する第1成形カッタ16が複数固定されている。複数の第1成形カッタ16は、それぞれ長尺形状であり、複数の第1成形カッタ16は、長手方向に沿ってエッジ16Aをそれぞれ有する。プレス加工機10の平面視で、エッジ16Aの平面形状は、得ようとする製品12の外周形状に沿った環状である。また、複数の第1成形カッタ16は、長手方向の両端に第1エッジ18をそれぞれ有する。
さらに、上型14に複数の第1スクラップカッタ17が固定されている。複数の第1スクラップカッタ17は、第1成形カッタ16よりも外側に突出している。複数の第1スクラップカッタ17は、図1(A)のように、得ようとする製品12の外周形状に沿って、間隔をおいて配置されている。第1スクラップカッタ17は、第2エッジ19及び第3エッジ20を有する。第1スクラップカッタ17が上型14から側方に突出した方向、つまり、上型14の内外方向で、第2エッジ19は第1エッジ18と第3エッジ20との間に配置されている。
上型14の内外方向で、第2エッジ19は第1エッジ18と第3エッジ20との間に配置されている。上型14の内外方向で、第1エッジ18は第2エッジ19よりも内側に配置されている。第1エッジ18は、第2エッジ19及び第3エッジ20よりも上に配置されている。図3では、第1エッジ18及び第2エッジ19が直線状である例を示す。
下型15は、ブロック37と、ブロック37の上部に形成した支持面21と、ブロック37に設けられて支持面21に連続する外周面22と、ブロック37に設けた第2成形カッタ23と、ブロック37の周りに設けた排出面40と、を有する。外周面22は垂直であり、排出面40は水平面に対して傾斜している。第2成形カッタ23は、得ようとする製品12の外周形状に沿って環状に配置されている。第2成形カッタ23は、支持面21と外周面22との境界に位置するエッジである。プレス加工機10の平面視で、第2成形カッタ23は、第1成形カッタ16と近似する形状を有する。プレス加工機10の平面視で、第2成形カッタ23は、第1成形カッタ16よりも内側に配置されている。
また、下型15の外周面22に第2スクラップカッタ24が固定されている。第2スクラップカッタ24は金属製であり、第2スクラップカッタ24は、外周面22に間隔をおいて複数配置されている。第1スクラップカッタ17の数と、第2スクラップカッタ24の数とは同じである。1個の第1スクラップカッタ17と、1個の第2スクラップカッタ24とが協働して、スクラップ13をせん断する。
第2スクラップカッタ24の上部に、第4エッジ25〜第6エッジ27が設けられている。下型15の内外方向で、第5エッジ26は第4エッジ25と第6エッジ27との間に配置されている。下型15の内外方向で、第4エッジ25は第5エッジ26よりも内側に配置されている。第4エッジ25は第5エッジ26よりも上に配置されており、第6エッジ27は第5エッジ26よりも下に配置されている。第4エッジ25は、支持面21に連続しており、かつ、同一平面を構成する。第4エッジ25は、第5エッジ26に近づくほど低くなる向きで傾斜している。第4エッジ25〜第6エッジ27は共に直線状であり、第4エッジ25及び第6エッジ27は、下型15の外周面22に対する鋭角側の傾斜角度が同じである。
第2スクラップカッタ24は、互いに平行な2つの側面28,29を有する。2つの側面28,29は共に垂直であり、第2スクラップカッタ24の上端と、側面28とを連続する傾斜面30が設けられている。側面29の最大高さは、側面28の最大高さよりも大きい。下型15の側面視で、傾斜面30は、側面28,29に対して傾斜している。複数の第2スクラップカッタ24のうち、得ようとする製品12の外周形状に沿った方向で、隣に位置する2個、つまり、1組の第2スクラップカッタ24は、互いに側面28同士が向き合っている。1組の第2スクラップカッタ24においては、プレス加工機10の平面視で、2つの側面29の間に2つの側面28が配置されている。このため、2つの傾斜面30同士の間隔は、第2スクラップカッタ24の下方であるほど、狭くなっている。このように、第2成形カッタ23の周方向で、1組の第2スクラップカッタ24は、2個の第1スクラップカッタ17の間に配置されている。
そして、側面28同士が対向して配置されている1組の第2スクラップカッタ24の間に、2つの除去機構31が設けられている。つまり、1組の第2スクラップカッタ24の片側に、1つの除去機構31がそれぞれ設けられている。2つの除去機構31の構成は同じである。
除去機構31は、第2スクラップカッタ24の側面28に固定された支持部32と、支持部32に対して支持軸33を介して回動可能に取り付けたアーム34と、支持軸33を中心としてアーム34を回動させる弾性部材35と、アーム34の回動範囲を規制するストッパ36と、を有する。
支持部32は、ねじ部材により第2スクラップカッタ24に固定されている。第2成形カッタ23の内外方向で、支持軸33は、ストッパ36と弾性部材35との間に配置されている。また、アーム34はワーク11に接触する支持面41を有する。支持面41は平坦であり、アーム34の上部に設けられている。第2成形カッタ23の内外方向で、支持面41の端部42は、第2成形カッタ23と弾性部材35との間に配置されている。
弾性部材35は金属製の圧縮バネであり、上下方向の荷重を受けて収縮し、かつ、上方に向けた反発力を発生する。このため、アーム34は、弾性部材35の弾性力で図3及び図4で反時計回りに付勢される。また、アーム34はストッパに接触して停止する。
次に、プレス加工機10でワーク11を打ち抜き、製品12を得る工程を説明する。ワーク11を下型15の支持面21に載せる前の段階において、弾性部材35の付勢力で押されるアーム34は、図3(A)のようにストッパ36に接触して停止している。アーム34がストッパ36に接触して停止している状態を、アーム34の待機位置とする。ここで、ストッパ36の自由端、より具体的には端部42は、第2スクラップカッタ24の上端に設けた第6エッジ27よりも上に位置する。
次いで、ワーク11を支持面21に載せる途中で、ワーク11の外周側の一部は、アーム34の支持面41に接触する。このため、ワーク11の荷重の一部がアーム34に加わり、かつ、弾性部材35が収縮するように弾性変形し、アーム34は、図3(A)で反時計回りに回動する。つまり、アーム34はストッパ36から離れる。そして、図3(B)のように、ワーク11が支持面21及び第2スクラップカッタ24の上端で支持された時点で、アーム34が停止する。
そして、上型14を下降すると、図4(A)及び図5(A)のように、第1成形カッタ16及び第2成形カッタ23からワーク11に加わるせん断力で、製品12が打ち抜かれ、かつ、環状のスクラップ13がトリミングされる。また、環状のスクラップ13は、第1スクラップカッタ17及び第2スクラップカッタ24から加わるせん断力により、周方向の複数箇所でせん断され、複数のピース38,39に分離される。このようにして、製品12を得た後、上型14が上昇し、図4(B)及び図5(B)のように所定位置で停止する。
スクラップ13を複数のピース38,39に分断した時点において、1組の第2スクラップカッタ24の上に載っていないピース38は、図5(A)のように自重で落下する。自重で落下したピース38は、排出面40上を滑って下型15から排出される。
一方、図5(A)のように、傾斜面30が対向している1組の第2スクラップカッタ24により、両端が支持されているピース39は、自重で落下しない可能性がある。ここで、スクラップ13がワーク11からトリミングされ、かつ、スクラップ13がピース38とピース39とに分断された時点において、アーム34が受ける荷重は、アーム34がワーク11を支持している時点の荷重よりも小さい。
このため、アーム34は弾性部材35の弾性力により、図4で支持軸33を中心として反時計回りに回動する。つまり、2個のアーム34で1個のピース39を持ち上げ、図4(B)のように、アーム34はストッパ36に接触して停止する。つまり、アーム34は待機位置に戻る。アーム34が待機位置で停止すると、端部42は第6エッジ27の上端よりも高い位置となり、かつ、支持面41は水平面に対して傾斜している。
支持面41は、第2成形カッタ23から離れるほど、低くなる向きで傾斜している。このように、アーム34が、反時計回りに回動を開始してから停止するまでの間に、ピース39は、図4(B)及び図5(B)のように、アーム34の支持面41に沿って自重で滑り、排出面40へ落下する。つまり、アーム34は、滑り台の役割を果たす。
本実施形態のプレス加工機10は、傾斜面30が対向するように1組の第2スクラップカッタ24が配置されていても、スクラップ13をピース38,39に分断する工程が完了すると、アーム34が弾性部材35の弾性力で回動し、ピース39が自重で落下する。このため、傾斜面30が対向するように配置されている1組の第2スクラップカッタ24に載っているピース39を、1組の第2スクラップカッタ24から落下させることができる。したがって、ピース39を1組の第2スクラップカッタ24から落下させる専用の工程は不要であり、工数増加を抑制できる。
また、弾性部材35の反発力を利用して、ピース39を1組の第2スクラップカッタ24から落下させるため、専用のアクチュエータもしくは動力源を設けずに済む。また、弾性部材35が受ける荷重が、弾性部材35の反発力未満になると、自動的に弾性部材35が伸びてアーム34が図4で反時計回りに回動する。したがって、ピース39を1組の第2スクラップカッタ24から落下させるためのタイミングを制御せずに済む。
さらに、ワーク11を支持面21で支持する際に、弾性部材35は、ワーク11の荷重の一部を受けて弾性変形する。したがって、ワーク11を支持面21に載せる際の衝撃を低減できる。
本実施形態で説明した事項と、本発明の構成との対応関係を説明すると、上型14が、本発明の第1成形型に相当し、下型15が、本発明の第2成形型に相当し、第1成形カッタ16及び第2成形カッタ23が、本発明の成形カッタに相当し、第1スクラップカッタ17が、本発明の第1スクラップカッタに相当し、第2スクラップカッタ24が、本発明の第2スクラップカッタに相当し、除去機構31が、本発明の除去機構に相当し、弾性部材35が、本発明の弾性部材に相当し、傾斜面30が、本発明の傾斜面に相当し、アーム34が、本発明のアームに相当し、支持軸33が、本発明の支持軸に相当し、支持面41が本発明の支持部に相当し、第6エッジ27の上端が、本発明における「第2スクラップカッタの上端」に相当する。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、1組の第2スクラップカッタ24に対して、2つの除去機構31をそれぞれ設けることも可能である。つまり、1つの除去機構31を、第2スクラップカッタ24の側面28及び側面29の両側に設けることである。
また、本発明の弾性部材は、金属製の圧縮バネに代えて、金属製の渦巻きコイルバネを用いることも可能である。さらに、弾性部材は、金属製のバネに代えて、ゴム状弾性体、または、圧縮空気の弾力性を利用した空気バネを用いることも可能である。このように、弾性部材は、弾性復元力でピースを第2スクラップカッタから落下させる要素である。
さらに、本発明の除去機構は、アームを金属製の板バネで構成したものを含む。板バネは、支持部を支点として弾性変形、つまり、撓む。その板バネの弾性力をピースに与えて、そのピースを第2スクラップカッタから落下させることができる。アームを金属製の板バネで構成すると、アームが弾性部材の機能を兼ねるため、弾性部材を専用に設けずに済む。このように、除去機構は、アーム自体が弾性変形して動作する構造と、アームが支持軸を中心として動作する構造と、を含む。また、アームに設ける支持部は、平坦面、湾曲面の他、凹凸があってもよい。また、支持部は、ピースに対して点接触する構造、または面接触する構造の何れでもよい。
さらに、本発明のプレス加工機は、製品の外周部全体に沿って環状のスクラップをトリミングするものの他、製品の外周部の一部から、長尺状のスクラップをトリミングするものを含む。また、本発明のプレス加工機は、製品の外周部に沿って環状のスクラップをトリミングするものの他、環状の製品の内側からスクラップをトリミングし、そのスクラップを複数のピースに分断するプレス加工機を含む。
さらに本発明のプレス加工機は、第1成形型及び第2成形型が、共に上下方向に移動可能な構造、または、第2成形型が上下方向に移動可能であり、かつ、第1成形型が上下方向に動かない構造を含む。
また、実施形態に記載されたプレス加工機により、ワークをせん断して製品を得るとともに、スクラップを分断する工程は、プレス加工方法として把握することもできる。つまり、各請求項に記載されたプレス加工機は、それぞれプレス加工方法に置き換えることも可能である。
10 プレス加工機
11 ワーク
12 製品
13 スクラップ
14 上型
15 下型
16 第1成形カッタ
17 第1スクラップカッタ
18 第1エッジ
19 第2エッジ
20 第3エッジ
21,41 支持面
22 外周面
23 第2成形カッタ
24 第2スクラップカッタ
25 第4エッジ
26 第5エッジ
27 第6エッジ
28,29 側面
30 傾斜面
31 除去機構
32 支持部
33 支持軸
34 アーム
35 弾性部材
36 ストッパ
37 ブロック
38,39 ピース
40 排出面
42 端部
S1 仮想線

Claims (9)

  1. 相対移動可能な第1成形型及び第2成形型と、前記第1成形型及び前記第2成形型にそれぞれ設けられ、かつ、ワークをせん断して製品と不要部とに分離する成形カッタと、を有するプレス加工機であって、
    前記第1成形型に設けた複数の第1スクラップカッタと、
    前記第2成形型に設けられ、複数の前記第1スクラップカッタと協働して前記不要部を複数のピースに分断する複数の第2スクラップカッタと、
    前記第2スクラップカッタに載っている前記ピースに弾性部材の弾性力を与えて、前記ピースを前記第2スクラップカッタから落下させる除去機構と、
    を有する、プレス加工機。
  2. 請求項1記載のプレス加工機において、
    前記第1成形型は、前記第2成形型の上方に配置され、
    前記第1成形型及び前記第2成形型は、上下方向に相対移動可能であり、
    前記成形カッタは、前記第1成形型及び前記第2成形型の平面視で環状であり、
    前記成形カッタは、前記ワークをせん断した箇所の内側を製品とし、かつ、前記ワークをせん断した箇所の外側を前記不要部とする、プレス加工機。
  3. 請求項2記載のプレス加工機において、
    複数の前記第2スクラップカッタは、前記成形カッタの周方向で複数の前記第1スクラップカッタの間に配置された1組の第2スクラップカッタを含み、
    前記除去機構は、1組の前記第2スクラップカッタの上に両端が載っている前記ピースを落下させる、プレス加工機。
  4. 請求項3記載のプレス加工機において、
    1組の前記第2スクラップカッタは、前記第1成形型及び前記第2成形型の側面視で、前記第1成形型及び前記第2成形型が相対移動する方向に対して傾斜した傾斜面をそれぞれ備え、
    1組の前記第2スクラップカッタにそれぞれ設けた傾斜面は、前記第1成形型及び前記第2成形型の側面視で互いに向き合っている、プレス加工機。
  5. 請求項4記載のプレス加工機において、
    前記除去機構は、
    前記ピースに接触し、かつ、支持軸を中心として回動可能なアームと、
    前記アームに弾性力を与える弾性部材と、
    を有し、
    前記弾性部材は、前記アームを介して前記ピースに弾性力を与える、プレス加工機。
  6. 請求項5記載のプレス加工機において、
    前記第2スクラップカッタ及び前記アームは、せん断される前の前記ワークを支持する、プレス加工機。
  7. 請求項5記載のプレス加工機において、
    前記アームは、前記ピースに接触する支持部を有し、
    前記支持部は、前記弾性部材の弾性力で前記アームが回動すると、前記第2スクラップカッタの上端よりも高くなり、かつ、前記ピースを滑らせて落下させるように、水平面に対して傾斜する、プレス加工機。
  8. 請求項3〜5のいずれか1項記載のプレス加工機において、
    前記除去機構は、前記成形カッタの周方向で1組の前記第2スクラップカッタの片側にそれぞれ配置されている、プレス加工機。
  9. 請求項3〜5のいずれか1項記載のプレス加工機において、
    前記除去機構は、前記成形カッタの周方向で1組の前記第2スクラップカッタの両側に配置されている、プレス加工機。
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