JP2017055544A - 力率改善回路および電源装置 - Google Patents

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柴田 晃秀
Akihide Shibata
晃秀 柴田
片岡 耕太郎
Kotaro Kataoka
耕太郎 片岡
野村 勝
Masaru Nomura
野村  勝
周治 若生
Shuji Wakao
周治 若生
弘樹 五十嵐
Hiroki Igarashi
弘樹 五十嵐
岩田 浩
Hiroshi Iwata
浩 岩田
竹史 塩見
Takeshi Shiomi
竹史 塩見
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Abstract

【課題】高効率、かつ、広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供する。
【解決手段】力率改善回路1は、入力電圧を昇圧し昇圧電圧を生成するコイル11およびMOSFET21、22と、一端が出力端子53に接続され、他端が中間ノードNmに接続されたコンデンサ41と、一端が中間ノードNmに接続され、他端が出力端子54に接続されたコンデンサ42とを備える。昇圧電圧は、第1動作モードで正電圧入力時にはコンデンサ41の両端に、第1動作モードで負電圧入力時にはコンデンサ42の両端に、第2動作モードでは直列接続されたコンデンサ41、42の両端に印加される。
【選択図】図1

Description

本発明は、力率改善回路、および、これを用いた電源装置に関する。
従来から、直列接続された2個のコンデンサを含み、ダイオードブリッジを含まない倍電圧型ブリッジレス力率改善回路が知られている。2個のコンデンサの一方は正電圧入力時に電力を蓄積し、他方は負電圧入力時に電力を蓄積する。倍電圧型ブリッジレス力率改善回路によれば、直列接続された2個のコンデンサを用いて、昇圧比を小さくすることができる。また、ダイオードブリッジを含まないので、電力損失を低減することができる。
図11は、特許文献1に記載された倍電圧型ブリッジレス力率改善回路の回路図である。図11に示す力率改善回路9は、コイルL1、FET(Field Effect Transistor :電界効果トランジスタ):T1、T2、ダイオードD1〜D4、および、コンデンサC1、C2を備えている。力率改善回路9の入力側には交流電源7が接続され、出力側には負荷8が接続される。
正電圧入力時(交流電源7の第1端子(図面では上側の端子)の電位が第2端子の電位よりも高いとき)には、FET:T1がスイッチングする。FET:T1がオン状態のときには、コイルL1にエネルギーが蓄積される。FET:T1がオフ状態のときには、コイルL1からエネルギーが放出され、昇圧された電力がコンデンサC1に充電される。負電圧入力時(交流電源7の第1端子の電位が第2端子の電位よりも低いとき)には、FET:T2がスイッチングする。FET:T2がオン状態のときには、コイルL1にエネルギーが蓄積される。FET:T2がオフ状態のときには、コイルL1からエネルギーが放出され、昇圧された電力がコンデンサC2に充電される。負荷8には、直列接続されたコンデンサC1、C2から電力が供給される。したがって、負荷8に印加される電圧は、コイルL1とFET:T1を含む昇圧回路で生成された電圧の2倍になる。
力率改善回路9は、入力電流が入力電圧に比例するようにFET:T1、T2のデューティ比(1周期のうちでFETがオン状態になる時間の割合)を制御することにより、力率を改善する。力率改善回路9は、4個のダイオードからなるダイオードブリッジを入力側に含まない。したがって、電流がダイオードを通過する際の電力損失を抑えることができる。また、一般的な昇圧型力率改善回路と比べて昇圧比が半分になるので、効率を高くすることができる。
特開2012−19637号公報
しかしながら、図11に示す力率改善回路9には、対応できる入力電圧(交流電源7の出力電圧)の範囲を広くすると、出力電圧(昇圧後の直流電圧)が高くなるという問題がある。この問題は、例えば、力率改善回路9を商用電源の電圧が100Vの地域と200Vの地域の両方に対応させるときに発生する。
世界各国で使用可能な(言い換えると、100V〜240Vの入力電圧に対応できる)倍昇圧型でない昇圧型力率改善回路では、出力電圧は400V前後である場合が多い。そこで、これに合わせて、入力電圧が100V(ピーク電圧は141V)のときに出力電圧が400Vになる力率改善回路9を設計したとする。このように設計された力率改善回路9では、昇圧動作を行わなくても、入力電圧が200V(ピーク電圧は282V)のときには出力電圧は564Vになり、入力電圧が240V(ピーク電圧は338V)のときには出力電圧は677Vになる。
出力電圧が高いほど、高い耐圧を有する部品が必要になるので、力率改善回路の回路規模やコストが増大する。また、パワー素子のスイッチング時の損失が増大するので、力率改善回路の効率が低下する。
それ故に、本発明は、高効率、かつ、広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路、および、これを用いた電源装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、動作モードを切り替え可能な力率改善回路であって、
入力電圧を入力するための第1および第2入力端子と、
第1および第2出力端子と、
コイルと、
前記コイルと協働して、前記入力電圧を昇圧し昇圧電圧を生成するスイッチ回路と、
一端が前記第1出力端子に接続され、他端が中間ノードに接続された第1コンデンサと、
一端が前記中間ノードに接続され、他端が前記第2出力端子に接続された第2コンデンサとを備え、
第1動作モードで前記第1入力端子の電位が前記第2入力端子の電位より高いときには、前記昇圧電圧が前記第1コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、
第1動作モードで前記第1入力端子の電位が前記第2入力端子の電位より低いときには、前記昇圧電圧が前記第2コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、
第2動作モードでは、前記昇圧電圧が直列接続された前記第1および第2コンデンサの両端に前記第1コンデンサの一端の電位が前記第2コンデンサの他端の電位より高くなるように印加されることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記スイッチ回路は、
第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
前記第2ノードと第3ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含み、
一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
前記第3ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第3ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
前記第1ノードと第4ノードとの間に、前記第1ノード側へ電流が流れるように接続された第3整流素子と、
前記第3ノードと前記第4ノードとの間に、前記第3ノード側から電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
前記コイルは、前記第2入力端子と前記第2ノードとの間、および、前記第1入力端子と前記第4ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第3ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第2ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第3ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、
前記スイッチ回路は、
第1ノードと接続ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
前記接続ノードと第2ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含む双方向スイッチであり、
一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
前記第1ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第1ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
前記第2ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第2ノード側から電流が流れるように接続された第3整流素子と、
前記第2ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第2ノード側へ電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
前記コイルは、前記第1入力端子と前記第1ノードとの間、および、前記第2入力端子と前記第2ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたソース端子と、前記接続ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたエミッタ端子と、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第2ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第8の発明は、第5の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記接続ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたソース端子と、前記第2ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第9の発明は、第5の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子と、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第10の発明は、第5の発明において、
前記第3整流素子は、前記第1コンデンサの一端に接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETであり、
前記第4整流素子は、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2コンデンサの他端に接続されたソース端子とを有するMOSFETであることを特徴とする。
第11の発明は、第5の発明において、
前記第2ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第3整流素子と並列接続された第3コンデンサと、
前記第2ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第4整流素子と並列接続された第4コンデンサとをさらに備え、
前記第1ノードから前記第3コンデンサを経由して前記第2ノードに至る配線経路は、前記第1ノードから前記第3整流素子を経由して前記第2ノードに至る配線経路より短く、
前記第2ノードから前記第4コンデンサを経由して前記第1ノードに至る配線経路は、前記第2ノードから前記第4整流素子を経由して前記第1ノードに至る配線経路より短いことを特徴とする。
第12の発明は、第1の発明において、
前記入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、前記入力電圧が前記第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える制御回路をさらに備える。
第13の発明は、第2、第5および第11のいずれかの発明において、
前記モード切替回路は、ソース端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
前記第1MOSFETのドレイン端子は前記第2ノードに接続され、
前記第2MOSFETのドレイン端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする。
第14の発明は、第2、第5および第11のいずれかの発明において、
前記モード切替回路は、ドレイン端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
前記第1MOSFETのソース端子は前記第2ノードに接続され、
前記第2MOSFETのソース端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする。
第15の発明は、電源装置であって、
第1〜第14のいずれかの発明に係る力率改善回路と、
DC/DCコンバータとを備える。
上記第1の発明によれば、昇圧電圧は、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に交互に印加され、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に印加される。このため、第1動作モードにおける昇圧比は、第2動作モードにおける昇圧比より大きくなる。各動作モードにおける昇圧条件(スイッチ回路を用いて生成される昇圧電圧)を同じにした場合、第1動作モードにおける昇圧比は第2動作モードにおける昇圧比の約2倍になる。したがって、入力電圧が高いときには、動作モードを昇圧比が低く高効率な第2動作モードに切り替えて、出力電圧を抑制することができる。よって、高効率、かつ、広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、低い耐圧を有する部品を使用できるので、力率改善回路を小型・低コスト化することができる。
上記第2または第5の発明によれば、コイルと2個のトランジスタとモード切替回路と4個の整流素子と2個のコンデンサとを上記のように接続することにより、簡単な回路構成で、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を交互に印加し、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を印加する、高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。第5の発明によれば、電流経路上の素子の数を減らして、電流経路の抵抗を小さくし、効率をより高くすることができる。
上記第3または第4の発明によれば、2個のMOSFET、2個のHEMT、2個のIGBT、および、2個のバイポーラトランジスタのいずれか用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成するスイッチ回路を構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。
上記第6の発明によれば、ドレイン端子同士を接続した2個のMOSFET(または2個のHEMT)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、2個のMOSFETに1個のヒートシンクを共用させて、2個のMOSFET間の距離を小さくし、電流経路の寄生インダクタンスを小さくし、ノイズを小さくすることができる。また、双方向スイッチの制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、第1および第2トランジスタのソース端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路を安定的に動作させることができる。
上記第7の発明によれば、コレクタ端子同士を接続した2個のIGBT(または2個のバイポーラトランジスタ)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、第1および第2トランジスタのエミッタ端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路を安定的に動作させることができる。
上記第8の発明によれば、ソース端子同士を接続した2個のMOSFET(または2個のHEMT)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路の電源を簡単化することができる。
上記第9の発明によれば、エミッタ端子同士を接続した2個のIGBT(または2個のバイポーラトランジスタ)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路の電源を簡単化することができる。
上記第10の発明によれば、第3および第4整流素子としてMOSFETを用いて、高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。
上記第11の発明によれば、コイルから供給された電力をスイッチ回路の近くに配置したコンデンサに蓄積することにより、スイッチングに伴い電流量が大きく変化する配線経路を短くし、スイッチング時のノイズを低減することができる。
上記第12の発明によれば、入力電圧に応じて動作モードを切り替えることにより、入力電圧が大幅に変動する場合にも自動的に対応できる力率改善回路を提供することができる。
上記第13または第14の発明によれば、ドレイン端子同士(またはソース端子同士)を接続した2個のMOSFETを用いて、双方向に電流が流れるモード切替回路を構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。
上記第15の発明によれば、本発明の力率改善回路を用いて、高効率、かつ、広い範囲の入力電圧に対応できる電源装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。 図1に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図1に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。 図5に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第1動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 図5に示す力率改善回路の第2動作モードの電流経路を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。 本発明の第6の実施形態に係る電源装置のブロック図である。 従来の力率改善回路の回路図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。図1に示す力率改善回路1は、コイル11、スイッチ12、Nチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor :金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)21、22、ダイオード31〜34、コンデンサ41、42、入力端子51、52、および、出力端子53、54を備えている。MOSFET21、22は、それぞれ、寄生ダイオード61、62を内蔵している。力率改善回路1は、動作モードを切り替える機能を有する。スイッチ12はモード切替回路として機能し、ダイオード31〜34は、それぞれ、第1〜第4整流素子として機能する。
力率改善回路1では、コイル11の一端(図面では左端)は、入力端子52に接続される。コイル11の他端は、MOSFET21のソース端子と、MOSFET22のドレイン端子と、スイッチ12の一端(図面では左端)とに接続される。MOSFET21のドレイン端子は、ダイオード31のアノード端子と、ダイオード33のカソード端子とに接続される。MOSFET22のソース端子は、ダイオード32のカソード端子と、ダイオード34のアノード端子とに接続される。ダイオード33のアノード端子と、ダイオード34のカソード端子とは、入力端子51に接続される。ダイオード31のカソード端子は、コンデンサ41の一端(図面では上端)と、出力端子53とに接続される。コンデンサ41の他端は、コンデンサ42の一端(図面では上端)と、スイッチ12の他端とに接続される。ダイオード32のアノード端子と、コンデンサ42の他端とは、出力端子54に接続される。寄生ダイオード61のアノード端子はMOSFET21のソース端子に接続され、寄生ダイオード61のカソード端子はMOSFET21のドレイン端子に接続される。寄生ダイオード62も、これと同様である。
力率改善回路1の入力側には交流電源7が接続され、出力側には負荷8が接続される。入力端子51には交流電源7の第1端子(図面では上側の端子)が接続され、入力端子52には交流電源7の第2端子が接続される。出力端子53には負荷8の一方の端子が接続され、出力端子54には負荷8の他方の端子が接続される。
MOSFET21のソース端子とMOSFET22のドレイン端子とは、コイル11を介して入力端子52に接続され、交流電源7の第2端子から電力の供給を受ける。MOSFET21のドレイン端子は、ダイオード33を介して入力端子51に接続され、交流電源7の第1端子から電力の供給を受ける。MOSFET22のソース端子は、ダイオード34を介して入力端子51に接続され、交流電源7の第1端子から電力の供給を受ける。
コンデンサ41、42は、直列接続される。以下、コンデンサ41の他端と、コンデンサの一端とが接続されたノードを中間ノードNmという。コンデンサ41の一端は、ダイオード31を介してMOSFET21のドレイン端子に接続される。コンデンサ42の他端は、ダイオード32を介してMOSFET22のソース端子に接続される。中間ノードNmは、スイッチ12を介して、コイル11の他端と、MOSFET21のソース端子と、MOSFET22のドレイン端子とに接続される。
以下、MOSFET21のドレイン端子が接続されたノードをN1、MOSFET21のソース端子が接続されたノードをN2、MOSFET22のソース端子が接続されたノードをN3、ダイオード33のアノード端子が接続されたノードをN4という。ダイオード31は、ノードN1とコンデンサ41の一端との間に、ノードN1側から電流が流れるように接続される。ダイオード32は、ノードN3とコンデンサ42の他端との間に、ノードN3側へ電流が流れるように接続される。ダイオード33は、ノードN1とノードN4との間に、ノードN1側へ電流が流れるように接続される。ダイオード34は、ノードN3とノードN4との間に、ノードN3側から電流が流れるように接続される。
コイル11は、昇圧動作(詳細は後述)を行うときに、電力を充電および放電する。コイル11のインダクタンスは、例えば、100μH〜1mHである。コイル11のインダクタンスは、この範囲外の値でもよい。スイッチ12には、例えば、リレーや半導体パワー素子などで構成された双方向スイッチが使用される。
ダイオード31、32には、例えば、FRD(Fast Recovery Diode )やSiC(シリコンカーバイド)ダイオードなどが使用される。ダイオード33、34には、所望の耐圧を有するダイオードが使用される。ダイオード33、34には、所望の耐圧を有するという条件下で、できるだけ順方向降下電圧(Vf)が小さいダイオードを使用することが好ましい。コンデンサ41、42は、電力を蓄積して出力電圧を平滑化する。コンデンサ41、42には、例えば、電界コンデンサが使用される。コンデンサ41、42の静電容量は、同じであり、例えば100μF〜10mFである。なお、コンデンサ41、42の静電容量は、異なっていてもよく、上記範囲外の値でもよい。
力率改善回路1は、世界各国で使用でき、各国の商用電源に対応できるように構成される。力率改善回路1は、入力電圧(交流電源7の出力電圧)にかかわらず高効率で動作するという特徴を有する。各国の商用電源の電圧は、概ね100V〜240Vの範囲内にあり、100V〜130Vの範囲内にあるものと、200V〜240Vの範囲内にあるものとに分類される。世界各国で使用できる一般的な昇圧型力率改善回路は、入力電圧が240V(ピーク電圧は338V)を多少超えたときでも安定的に動作するように、入力電圧のレベルにかかわらず、入力電圧を約400Vに昇圧する。しかし、このような昇圧型力率改善回路では、入力電圧が低いときに昇圧比が大きくなるので、昇圧回路の損失が大きくなり、変換効率が低下する。これに対して、図11に示す力率改善回路9は、入力電圧が低いときでも変換効率が高いという特徴を有する。しかし、力率改善回路9には、入力電圧が高いときに出力電圧が高くなり過ぎるという問題がある。
力率改善回路1では、入力電圧に関して、第1閾値と、第1閾値以上の第2閾値とが設定される。入力電圧が第1閾値より低いときには、スイッチ12はオン状態になり、力率改善回路1は第1動作モードで動作する。入力電圧が第2閾値より高いときには、スイッチ12はオフ状態になり、力率改善回路1は第2動作モードで動作する。力率改善回路1を各国の商用電源に対応させるときには、第1および第2閾値は、例えば、共に140Vに設定される。この場合、力率改善回路1は、入力電圧が140Vより低いときには第1動作モードで動作し、入力電圧が140Vより高いときには第2動作モードで動作する。
力率改善回路1は、第1動作モードと第2動作モードとで異なる動作を行う。また、力率改善回路1は、入力端子51の電位が入力端子52の電位よりも高いとき(以下、正電圧入力時という)と、入力端子51の電位が入力端子52の電位よりも低いとき(以下、負電圧入力時という)とで異なる動作を行う。さらに、力率改善回路1は、正電圧入力時にはMOSFET21の状態に応じて異なる動作を行い、負電圧入力時にはMOSFET22の状態に応じて異なる動作を行う。
図2A〜図2Dは、力率改善回路1の第1動作モードにおける電流経路を示す図である。ここでは、入力電圧は100Vの交流電圧であるとする。正電圧入力時、かつ、MOSFET21がオン状態のときには、電流は図2Aに示す経路P11を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、ダイオード33、MOSFET21、コイル11、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P11を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
正電圧入力時、かつ、MOSFET21がオフ状態のときには、電流は図2Bに示す経路P12を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、ダイオード33、ダイオード31、コンデンサ41、スイッチ12、コイル11、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P12を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧がコンデンサ41に印加され、コンデンサ41は昇圧電圧によって充電される。
負電圧入力時、かつ、MOSFET22がオン状態のときには、電流は図2Cに示す経路P13を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、コイル11、MOSFET22、ダイオード34、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P13を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
負電圧入力時、かつ、MOSFET22がオフ状態のときには、電流は図2Dに示す経路P14を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、コイル11、スイッチ12、コンデンサ42、ダイオード32、ダイオード34、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P14を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧がコンデンサ42に印加され、コンデンサ42は昇圧電圧によって充電される。
図3A〜図3Dは、力率改善回路1の第2動作モードにおける電流経路を示す図である。ここでは、入力電圧は200Vの交流電圧であるとする。正電圧入力時、かつ、MOSFET21がオン状態のときには、電流は図3Aに示す経路P15を流れる。経路P15は、図2Aに示す経路P11と同じである。電流が経路P15を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
正電圧入力時、かつ、MOSFET21がオフ状態のときには、電流は図3Bに示す経路P16を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、ダイオード33、ダイオード31、コンデンサ41、コンデンサ42、ダイオード32、MOSFET22、コイル11、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P16を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧が直列接続されたコンデンサ41、42に印加され、コンデンサ41、42は昇圧電圧によって充電される。なお、正電圧入力時、かつ、MOSFET21がオフ状態のときには、MOSFET22がオフ状態でも、電流はMOSFET22の寄生ダイオード62を経由して流れる。ただし、導通抵抗を低減するために、このときにはMOSFET22をオン状態にすることが好ましい。
負電圧入力時、かつ、MOSFET22がオン状態のときには、電流は図3Cに示す経路P17を流れる。経路P17は、図2Cに示す経路P13と同じである。電流が経路P17を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
負電圧入力時、かつ、MOSFET22がオフ状態のときには、電流は図3Dに示す経路P18を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、コイル11、MOSFET21、ダイオード31、コンデンサ41、コンデンサ42、ダイオード32、ダイオード34、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P18を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧が直列接続されたコンデンサ41、42に印加され、コンデンサ41、42は昇圧電圧によって充電される。なお、負電圧入力時、かつ、MOSFET22がオフ状態のときには、MOSFET21がオフ状態でも、電流はMOSFET21の寄生ダイオード61を経由して流れる。ただし、導通抵抗を低減するために、このときにはMOSFET21をオン状態にすることが好ましい。
このように第1動作モードでは、スイッチ12はオン状態になり、昇圧電圧は、正電圧入力時にはコンデンサ41の両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、負電圧入力時にはコンデンサ42の両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加される。第2動作モードでは、スイッチ12はオフ状態になり、昇圧電圧は、正電圧入力時でも負電圧入力時でも直列接続されたコンデンサ41、42の両端にコンデンサ41の一端の電位がコンデンサ42の他端の電位より高くなるように印加される。出力端子53、54からは、直列接続されたコンデンサ41、42の両端の電圧が出力される。したがって、各動作モードにおける昇圧条件(スイッチ回路を用いて生成される昇圧電圧)を同じにした場合、第1動作モードにおける昇圧比は第2動作モードにおける昇圧比の約2倍になる。
力率改善回路1には、測定回路と制御回路(いずれも図示せず)が設けられる。測定回路は、交流電源7から力率改善回路1に供給された電圧と電流を随時測定する。制御回路は、電圧と電流の測定結果に基づき、電流が電圧に比例するようにMOSFET21、22のデューティ比を制御する。また、制御回路は、測定された電圧(入力電圧)を第1および第2閾値と比較し、入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、入力電圧が第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える。このように入力電圧に応じて動作モードを切り替えることにより、入力電圧が大幅に変動する場合にも自動的に対応することができる。
第1および第2閾値を共に140Vに設定した場合、制御回路は、入力電圧が140Vより低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、入力電圧が140Vより高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える。いずれの動作モードでも、力率改善回路1の出力電圧を同じレベル(例えば、400V)にすることができる。
第1閾値を130Vに、第2閾値を140Vに設定した場合、制御回路は、入力電圧が130Vより低くなると動作モードを第1動作モードに切り替え、入力電圧が140Vより高くなると動作モードを第2動作モードに切り替える。なお、第1および第2閾値に異なる値を設定する場合には、動作開始時の入力電圧が第1閾値と第2閾値の間にある場合について、動作モードの初期値を予め決定しておく必要がある。
以上に示すように、本実施形態に係る力率改善回路1は、入力電圧を入力するための第1および第2入力端子51、52と、第1および第2出力端子53、54と、コイル11と、コイル11と協働して、入力電圧を昇圧し昇圧電圧を生成するスイッチ回路(MOSFET21、22)と、一端が第1出力端子に接続され、他端が中間ノードNmに接続された第1コンデンサ41と、一端が中間ノードNmに接続され、他端が第2出力端子に接続された第2コンデンサ42とを備えている。昇圧電圧は、第1動作モードで第1入力端子の電位が第2入力端子の電位より高いとき(正電圧入力時)には、第1コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、第1動作モードで第1入力端子の電位が第2入力端子の電位より低いとき(負電圧入力時)には、第2コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、第2動作モードでは、直列接続された第1および第2コンデンサの両端に第1コンデンサの一端の電位が第2コンデンサの他端の電位より高くなるように印加される。
昇圧電圧は、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に交互に印加され、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に印加される。このため、各動作モードにおける昇圧条件(スイッチ回路によって生成される昇圧電圧)を同じにした場合、第1動作モードにおける昇圧比は第2動作モードにおける昇圧比の約2倍になる。したがって、入力電圧が高いときには、動作モードを昇圧比が低く高効率な第2動作モードに切り替えて、出力電圧を抑制することができる。よって、本実施形態に係る力率改善回路1によれば、高効率で、広い範囲の入力電圧に対応することができる。また、低い耐圧を有する部品を使用できるので、力率改善回路1を小型・低コスト化することができる。
また、スイッチ回路は、第1ノードN1と第2ノードN2との間に接続された第1トランジスタ(MOSFET21)と、第2ノードと第3ノードN3との間に接続された第2トランジスタ(MOSFET22)とを含んでいる。力率改善回路1は、一端が第2ノードに接続され、他端が中間ノードNmに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路(スイッチ12)と、第1ノードと第1コンデンサの一端との間に、第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子(ダイオード31)と、第3ノードと第2コンデンサの他端との間に、第3ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子(ダイオード32)と、第1ノードと第4ノードN4との間に、第1ノード側へ電流が流れるように接続された第3整流素子(ダイオード33)と、第3ノードと第4ノードとの間に、第3ノード側から電流が流れるように接続された第4整流素子(ダイオード34)とを備えている。コイル11は、第2入力端子と第2ノードとの間に接続される。コイルと2個のトランジスタとモード切替回路と4個の整流素子と2個のコンデンサとを上記のように接続することにより、簡単な回路構成で、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を交互に印加し、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を印加することができる。
また、第1トランジスタは、第1ノードに接続されたドレイン端子と、第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETであり、第2トランジスタは、第2ノードに接続されたドレイン端子と、第3ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETである。2個のMOSFETを用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成するスイッチ回路を構成することができる。
また、力率改善回路1は、入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、入力電圧が第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える制御回路を備えている。このように入力電圧に応じて動作モードを切り替えることにより、入力電圧が大幅に変動する場合にも対応することができる。
本実施形態に係る力率改善回路1については、以下の変形例を構成することができる。図1に示す力率改善回路1はNチャネル型のMOSFET21、22を備えることとしたが、変形例に係る力率改善回路はPチャネル型のMOSFETを備えていてもよい。また、変形例に係る力率改善回路は、MOSFET21、22に代えて、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor :絶縁ゲート端子バイポーラトランジスタ)、または、バイポーラトランジスタを備えていてもよい。この場合、IGBTまたはバイポーラトランジスタごとに、FRDが外付けされる。FRDのアノード端子はIGBTまたはバイポーラトランジスタのエミッタ端子に接続され、FRDのカソード端子はIGBTまたはバイポーラトランジスタのコレクタ端子に接続される。
また、変形例に係る力率改善回路は、MOSFET21、22に代えて、GaN−HEMT(GaN-High Electron Mobility Transistor :窒化ガリウム高電子移動度トランジスタ)を備えていてもよい。GaN−HEMTがノーマリーオフ型である場合には、GaN−HEMTごとにFRDなどが外付けされる。GaN−HEMTがノーマリーオン型である場合には、GaN−HEMTごとにシリコンMOSFETをカスコード接続することが好ましい。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。図4に示す力率改善回路2は、第1の実施形態に係る力率改善回路1において、コイル11の接続位置を変更したものである。以下に示す各実施形態において、各実施形態の構成要素のうち先に述べた実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。以下、第1の実施形態との相違点を説明する。
力率改善回路2では、コイル11の一端(図面では左端)は、入力端子51に接続される。コイル11の他端は、ダイオード33のアノード端子と、ダイオード34のカソード端子とに接続される。入力端子52は、コイルを介することなく、MOSFET21のソース端子と、MOSFET22のドレイン端子と、スイッチ12の一端(図面では左端)とに接続される。
力率改善回路2では、コイル11は、第1入力端子(入力端子51)と、第4ノードN4との間に接続される。力率改善回路2は、第1の実施形態に係る力率改善回路1と同様に動作する。力率改善回路2によれば、力率改善回路1と同様に、高効率で、広い範囲の入力電圧に対応することができる。
また、力率改善回路2では、スイッチ12の一端は入力端子52に直接接続されるので、スイッチ12がオン状態になる第1動作モードでは、中間ノードNmの電位は交流電源7の第2端子の電位に等しくなる。このため、第1動作モードにおける出力端子53、54の電位は、交流電源7の第2端子の電位から逆方向に同じ量だけ離れる。したがって、力率改善回路2によれば、コイル11の両端の電圧が変動するときでも、コモンモードノイズを低減することができる。
本実施形態に係る力率改善回路2については、以下の変形例を構成することができる。図1に示す力率改善回路1は、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルを備え、図4に示す力率改善回路2は、第1入力端子と第4ノードとの間に接続されたコイルを備えることとした。変形例に係る力率改善回路は、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルと、第1入力端子と第4ノードとの間に接続されたコイルとを備えていてもよい。この力率改善回路でも、第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。このように力率改善回路は、第2入力端子と第2ノードとの間、および、第1入力端子と第4ノードとの間の少なくとも一方にコイルを備えていればよい。また、力率改善回路2についても、Nチャネル型MOSFETに代えて、Pチャネル型MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタ、または、GaN−HEMTを備えた変形例を構成することができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。図5に示す力率改善回路3は、コイル11、スイッチ12、Nチャネル型のMOSFET23〜26、ダイオード35、36、コンデンサ41、42、入力端子51、52、および、出力端子53、54を備えている。MOSFET23〜26は、それぞれ、寄生ダイオード63〜66を内蔵している。MOSFET23、24は、双方向スイッチ13を構成する。ダイオード35、36はそれぞれ第1および第2整流素子として機能し、MOSFET25、26はそれぞれ第3および第4整流素子として機能する。
力率改善回路3では、コイル11の一端(図面では左端)は、入力端子51に接続される。コイル11の他端は、MOSFET23のソース端子と、ダイオード35のアノード端子と、ダイオード36のカソード端子とに接続される。MOSFET23のドレイン端子は、MOSFET24のドレイン端子に接続される。ダイオード35のカソード端子は、MOSFET25のドレイン端子と、コンデンサ41の一端と、出力端子53とに接続される。MOSFET25のソース端子は、入力端子52と、MOSFET24のソース端子と、MOSFET26のドレイン端子と、スイッチ12の一端(図面では左端)とに接続される。コンデンサ41の他端は、コンデンサ42の一端(図面では左端)と、スイッチ12の他端とに接続される。コンデンサ42の他端と、MOSFET26のソース端子とは、出力端子54と、ダイオード36のアノード端子とに接続される。寄生ダイオード63のアノード端子はMOSFET23のソース端子に接続され、寄生ダイオード63のカソード端子はMOSFET23のドレイン端子に接続される。寄生ダイオード64〜66も、これと同様である。
MOSFET23、24は、直列接続され、双方向スイッチ13を構成する。双方向スイッチ13の一端(図面では上端)は、コイル11を介して入力端子51に接続され、交流電源7の第1端子から電力の供給を受ける。双方向スイッチ13の他端は、入力端子52に接続され、交流電源7の第2端子から電力の供給を受ける。
コンデンサ41、42は、直列接続される。コンデンサ41の一端は、ダイオード35を介して双方向スイッチ13の一端に接続される。コンデンサ42の他端は、ダイオード36を介して双方向スイッチ13の一端に接続される。中間ノードNmは、スイッチ12を介して双方向スイッチの他端に接続される。
以下、MOSFET23のソース端子が接続されたノードをN1、MOSFET24のソース端子が接続されたノードをN2、MOSFET23のドレイン端子が接続されたノードを接続ノードという。ダイオード35は、ノードN1とコンデンサ41の一端との間に、ノードN1側から電流が流れるように接続される。ダイオード36は、ノードN1とコンデンサ42の他端との間に、ノードN1側へ電流が流れるように接続される。MOSFET25は、ノードN2とコンデンサ41の一端との間に、ノードN2側から電流が流れるように接続される。MOSFET26は、ノードN2とコンデンサ42の他端との間に、ノードN2側へ電流が流れるように接続される。
第1の実施形態と同様に、力率改善回路3の入力側には交流電源7が接続され、出力側には負荷8が接続される。力率改善回路3でも、入力電圧に関して、第1閾値と、第1閾値以上の第2閾値とが設定される。入力電圧が第1閾値より低いときには、スイッチ12はオン状態になり、力率改善回路3は第1動作モードで動作する。入力電圧が第2閾値より高いときには、スイッチ12はオフ状態になり、力率改善回路3は第2動作モードで動作する。第1および第2閾値は、例えば、共に140Vに設定される。
力率改善回路3は、第1動作モードと第2動作モードとで異なる動作を行う。また、力率改善回路3は、正電圧入力時と負電圧入力時とで異なる動作を行う。さらに、力率改善回路3は、双方向スイッチ13の状態に応じて異なる動作を行う。
図6A〜図6Dは、力率改善回路3の第1動作モードにおける電流経路を示す図である。ここでは、入力電圧は100Vの交流電圧であるとする。正電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオン状態のときには、電流は図6Aに示す経路P21を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、コイル11、MOSFET23、MOSFET24、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P21を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
正電圧入力時に双方向スイッチ13をオン状態にするためには、MOSFET24をオン状態にする。正電圧入力時、かつ、MOSFET24がオン状態のときには、MOSFET23がオフ状態でも、電流はMOSFET23の寄生ダイオード63を経由して流れる。ただし、導通抵抗を低減するために、このときにはMOSFET23をオン状態にすることが好ましい。
正電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、電流は図6Bに示す経路P22を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、コイル11、ダイオード35、コンデンサ41、スイッチ12、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P22を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧がコンデンサ41に印加され、コンデンサ41は昇圧電圧によって充電される。
正電圧入力時に双方向スイッチ13をオフ状態にするためには、MOSFET24をオフ状態にする。正電圧入力時、かつ、MOSFET24がオフ状態のときには、MOSFET23の状態にかかわらず、双方向スイッチ13はオフ状態になる。
負電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオン状態のときには、電流は図6Cに示す経路P23を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、MOSFET24、MOSFET23、コイル11、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P23を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
負電圧入力時に双方向スイッチ13をオン状態にするためには、MOSFET23をオン状態にする。負電圧入力時、かつ、MOSFET23がオン状態のときには、MOSFET24がオフ状態でも、電流はMOSFET24の寄生ダイオード64を経由して流れる。ただし、導通抵抗を低減するために、このときにはMOSFET24をオン状態にすることが好ましい。
負電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、電流は図6Dに示す経路P24を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、スイッチ12、コンデンサ42、ダイオード36、コイル11、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P24を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧がコンデンサ42に印加され、コンデンサ42は昇圧電圧によって充電される。
負電圧入力時に双方向スイッチ13をオフ状態にするためには、MOSFET23をオフ状態にする。負電圧入力時、かつ、MOSFET23がオフ状態のときには、MOSFET24の状態にかかわらず、双方向スイッチ13はオフ状態になる。
図7A〜図7Dは、力率改善回路3の第2動作モードにおける電流経路を示す図である。ここでは、入力電圧は200Vの交流電圧であるとする。正電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオン状態のときには、電流は図7Aに示す経路P25を流れる。経路P25は、図6Aに示す経路P21と同じである。電流が経路P25を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
正電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、電流は図7Bに示す経路P26を流れる。電流は、交流電源7の第1端子から、入力端子51、コイル11、ダイオード35、コンデンサ41、コンデンサ42、MOSFET26、および、入力端子52を経由して、交流電源7の第2端子に流れる。電流が経路P26を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧が直列接続されたコンデンサ41、42に印加され、コンデンサ41、42は昇圧電圧によって充電される。
正電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、MOSFET26がオフ状態でも、電流はMOSFET26の寄生ダイオード66を経由して流れる。ただし、寄生ダイオード66における損失を低減するために、このときにはMOSFET26をオン状態にすることが好ましい。
負電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオン状態のときには、電流は図7Cに示す経路P27を流れる。経路P27は、図6Cに示す経路P23と同じである。電流が経路P27を流れている間、コイル11の両端には交流電源7から電圧が印加され、コイル11にエネルギーが蓄積される。
負電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、電流は図7Dに示す経路P28を流れる。電流は、交流電源7の第2端子から、入力端子52、MOSFET25、コンデンサ41、コンデンサ42、ダイオード36、コイル11、および、入力端子51を経由して、交流電源7の第1端子に流れる。電流が経路P28を流れている間、コイル11は交流電源7と直列接続され、コイル11からエネルギーが放出される。このとき、入力電圧を昇圧した電圧が直列接続されたコンデンサ41、42に印加され、コンデンサ41、42は昇圧電圧によって充電される。
負電圧入力時、かつ、双方向スイッチ13がオフ状態のときには、MOSFET25がオフ状態でも、電流はMOSFET25の寄生ダイオード65を経由して流れる。ただし、寄生ダイオード65における損失を低減するために、このときにはMOSFET25をオン状態にすることが好ましい。
第1の実施形態と同様に、第1動作モードでは、スイッチ12はオン状態になり、昇圧電圧は、正電圧入力時にはコンデンサ41の両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、負電圧入力時にはコンデンサ42の両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加される。第2動作モードでは、スイッチ12はオフ状態になり、昇圧電圧は、正電圧入力時でも負電圧入力時でも直列接続されたコンデンサ41、42の両端にコンデンサ41の一端の電位がコンデンサ42の他端の電位より高くなるように印加される。出力端子53、54からは、直列接続されたコンデンサ41、42の両端の電圧が出力される。したがって、各動作モードにおける昇圧条件(MOSFET23、24のデューティー比)を同じにした場合、第1動作モードにおける昇圧比は第2動作モードにおける昇圧比の約2倍になる。
第1の実施形態と同様に、力率改善回路3には測定回路と制御回路が設けられる。測定回路は、交流電源7から力率改善回路3に供給された電圧と電流を随時測定する。制御回路は、電圧と電流の測定結果に基づき、電流が電圧に比例するようにMOSFET23、24のデューティ比を制御する。また、制御回路は、測定された電圧(入力電圧)を第1および第2閾値と比較し、入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、入力電圧が第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える。第1および第2閾値は、例えば、共に140Vに設定される。
ここで、第1の実施形態に係る力率改善回路1の電流経路と、本実施形態に係る力率改善回路3の電流経路とを比較する。力率改善回路1では、コイル11にエネルギーを蓄積するときに、電流は1個のオン状態のMOSFETと1個のダイオードとを通過する(図2A、図2C、図3Aおよび図3C)。力率改善回路3では、コイル11にエネルギーを蓄積するときに、電流は1個のオン状態のMOSFETと1個の任意状態のMOSFETとを通過する(図6A、図6C、図7Aおよび図7C)。任意状態のMOSFETは、オン状態に制御することができる。一般に、オン状態のMOSFETの抵抗(オン抵抗)は、ダイオードの順方向抵抗より小さい。したがって、コイル11にエネルギーを蓄積するときに、力率改善回路3の電流経路の抵抗は、力率改善回路1の電流経路の抵抗より小さい。
力率改善回路1では、第1動作モードでコイル11からエネルギーを放出するときに、電流は2個のダイオードを通過する(図2Bおよび図2D)。第2動作モードでコイル11からエネルギーを放出するときに、電流は3個のダイオードと1個の任意状態のMOSFETとを通過する(図3Bおよび図3D)。力率改善回路3では、第1動作モードでコイル11からエネルギーを放出するときに、電流は1個のダイオードを通過する(図6Bおよび図6D)。第2動作モードでコイル11からエネルギーを放出するときに、電流は1個のダイオードと1個の任意状態のMOSFETとを通過する(図7Bおよび図7D)。したがって、コイル11からエネルギーを放出するときにも、力率改善回路3の電流経路の抵抗は、力率改善回路1の電流経路の抵抗より小さい。このように力率改善回路3によれば、力率改善回路1と比べて電流経路上の素子の数を減らして、電流経路の抵抗を小さくし、効率をより高くすることができる。
また、力率改善回路3は以下の効果を有する。一般に、MOSFETを内蔵した半導体チップでは、MOSFETのドレイン端子は、パッケージの放熱板取り付け部の金属部分に接続される。力率改善回路3では、MOSFET23のドレイン端子の電位はMOSFET24のドレイン端子の電位に等しいので、MOSFET23、24を1個のヒートシンクに接続することができる。
力率改善回路3では、電流経路の寄生インダクタンスを小さくするために、MOSFET23、24間の距離が小さいことが好ましい。MOSFET23、24に個別にヒートシンクを取り付けた場合、ヒートシンクの電位が異なるので、ヒートシンク間にある程度の沿面距離または空間距離を設ける必要がある。MOSFET23、24が1個のヒートシンクを共用することにより、MOSFET23、24間の距離を小さくし、電流経路の寄生インダクタンスを小さくし、力率改善回路3のノイズを小さくすることができる。
一般に、発熱量が異なる2個の素子が1個のヒートシンクを共用する場合、発熱量が多い素子から発熱量が少ない素子に熱が伝搬するので、ヒートシンクを共用することが好ましいとは限らない。力率改善回路3では、正電圧入力時にはMOSFET24がスイッチングし、負電圧入力時にはMOSFET23がスイッチングするので、MOSFET23における発熱量はMOSFET24における発熱量にほぼ等しい。したがって、力率改善回路3では、MOSFET23、24が1個のヒートシンクを共用した場合に問題は発生せず、効果だけを得ることができる。
また、力率改善回路では、双方向スイッチの制御信号は、MOSFETのソース端子の電位を基準として生成される。後述する第4の実施形態に係る力率改善回路(図8)では、双方向スイッチ14の制御回路は、MOSFET23、24の接続点(接続ノード)に接続される。このため、MOSFET23、24が共にオフ状態のときには、各種のサージやノイズによって、接続ノードの電位が双方向スイッチ13の両端の電位より低くなることがある。このとき、MOSFET23、24のソース端子は、フローティング状態になる。
力率改善回路3では、MOSFET23の制御回路は双方向スイッチ13の一端に接続され、MOSFET24の制御回路は双方向スイッチ13の他端に接続される。このため、MOSFET23、24の制御回路は、交流電源7に直接接続される。したがって、力率改善回路3によれば、制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、MOSFET23、24の基準電位与えるソース端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路3を安定的に動作させることができる。
以上に示すように、本実施形態に係る力率改善回路3は、入力電圧を入力するための第1および第2入力端子51、52と、第1および第2出力端子53、54と、コイル11と、コイル11と協働して、入力電圧を昇圧し昇圧電圧を生成するスイッチ回路(双方向スイッチ13)と、一端が第1出力端子に接続され、他端が中間ノードNmに接続された第1コンデンサ41と、一端が中間ノードNmに接続され、他端が第2出力端子に接続された第2コンデンサ42とを備えている。昇圧電圧は、第1の実施形態に係る力率改善回路1と同様の態様で、第1コンデンサの両端、第2コンデンサの両端、および、直列接続された第1および第2コンデンサの両端のいずれかに印加される。したがって、力率改善回路3によれば、力率改善回路1と同様に、高効率で、広い範囲の入力電圧に対応することができる。
また、スイッチ回路は、第1ノードN1と接続ノードとの間に接続された第1トランジスタ(MOSFET23)と、接続ノードと第2ノードN2との間に接続された第2トランジスタ(MOSFET24)とを含む双方向スイッチである。力率改善回路3は、一端が第2ノードに接続され、他端が中間ノードNmに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路(スイッチ12)と、第1ノードと第1コンデンサの一端との間に、第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子(ダイオード35)と、第1ノードと第2コンデンサの他端との間に、第1ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子(ダイオード36)と、第2ノードと第1コンデンサの一端との間に、第2ノード側から電流が流れるように接続された第3整流素子(MOSFET25)と、第2ノードと第2コンデンサの他端との間に、第2ノード側へ電流が流れるように接続された第4整流素子(MOSFET26)と備えている。コイル11は、第1入力端子と第1ノードとの間の間に接続される。コイルと2個のトランジスタとモード切替回路と4個の整流素子と2個のコンデンサとを上記のように接続することにより、簡単な回路構成で、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を交互に印加し、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を印加することができる。また、電流経路上の素子の数を減らして、電流経路の抵抗を小さくし、効率をより高くすることができる。
また、第1トランジスタは、第1ノードに接続されたソース端子と、接続ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFET23であり、第2トランジスタは、接続ノードに接続されたドレイン端子と、第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFET24である。ドレイン端子同士を接続した2個のMOSFETを用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成することができる。また、2個のMOSFETに1個のヒートシンクを共用させて、2個のMOSFET間の距離を小さくし、電流経路の寄生インダクタンスを小さくし、ノイズを小さくすることができる。また、双方向スイッチの制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、第1および第2トランジスタのソース端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路3を安定的に動作させることができる。
本実施形態に係る力率改善回路3については、以下の変形例を構成することができる。図5に示す力率改善回路3は、第1入力端子と第1ノードとの間に接続されたコイルを備えることとした。変形例に係る力率改善回路は、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルを備えていてもよく、第1入力端子と第1ノードとの間に接続されたコイルと、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルとを備えていてもよい。このように力率改善回路は、第1入力端子と第1ノードとの間、および、第2入力端子と第2ノードとの間の少なくとも一方にコイルを備えていればよい。また、変形例に係る力率改善回路は、第3および第4整流素子として、MOSFET25、26に代えて、ダイオードを備えていてもよい。また、力率改善回路3についても、Nチャネル型MOSFETに代えて、Pチャネル型MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタ、または、GaN−HEMTを備えた変形例を構成することができる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。図8に示す力率改善回路4は、第3の実施形態に係る力率改善回路3において、MOSFET23、24の接続形態を変更したものである。以下、第3の実施形態との相違点を説明する。
力率改善回路4では、MOSFET23、24は、直列接続され、双方向スイッチ14を構成する。コイル11の他端(図面では右端)は、MOSFET23のドレイン端子と、ダイオード35のアノード端子と、ダイオード36のカソード端子とに接続される。MOSFET23のソース端子は、MOSFET24のソース端子に接続される。MOSFET25のソース端子は、入力端子52と、MOSFET24のドレイン端子と、MOSFET26のドレイン端子と、スイッチ12の一端(図面では左端)とに接続される。双方向スイッチ14の一端(図面では上端)は、コイル11を介して入力端子51に接続され、交流電源7の第1端子から電力の供給を受ける。双方向スイッチ14の他端は、入力端子52に接続され、交流電源7の第2端子から電力の供給を受ける。
上述したように、力率改善回路では、双方向スイッチの制御信号は、MOSFETのソース端子の電位を基準として生成される。力率改善回路4では、MOSFET23、24のソース端子同士が接続されるので、MOSFET23、24のソース端子の電位は同じである。このため、MOSFET23、24の制御回路の電源は1個でよい。したがって、力率改善回路4によれば、双方向スイッチ14の制御回路の電源を簡単化することができる。
本実施形態に係る力率改善回路4については、以下の変形例を構成することができる。変形例に係る力率改善回路は、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルを備えていてもよく、第1入力端子と第1ノードとの間に接続されたコイルと、第2入力端子と第2ノードとの間に接続されたコイルとを備えていてもよい。また、本実施形態に係る力率改善回路4についても、Nチャネル型MOSFETに代えて、Pチャネル型MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタ、または、GaN−HEMTを備えた変形例を構成することができる。
(第5の実施形態)
図9は、本発明の第5の実施形態に係る力率改善回路の回路図である。図9に示す力率改善回路5は、第4の実施形態に係る力率改善回路4において、スイッチ12を双方向スイッチ15に置換し、ツェナーダイオード37、38と、コンデンサ43、44とを追加したものである。以下、第4の実施形態との相違点を説明する。
双方向スイッチ15は、直列接続されたMOSFET27、28を含み、モード切替回路として機能する。MOSFET27のソース端子は、MOSFET28のソース端子に接続される。MOSFET27のドレイン端子は、入力端子52などに接続される。MOSFET28のドレイン端子は、コンデンサ41の他端などに接続される。
ツェナーダイオード37、38は、それぞれ、コンデンサ41、42に並列接続される。ツェナーダイオード37のカソード端子はコンデンサ41の一端に接続され、ツェナーダイオード37のアノード端子はコンデンサ41の他端に接続される。ツェナーダイオード37は、コンデンサ41の両端の電位が著しく異なることを防止する。ツェナーダイオード38の接続形態および機能は、これと同様である。
コンデンサ43は、入力端子52と出力端子53との間に、MOSFET25と並列接続される。コンデンサ44は、入力端子52と出力端子54との間に、MOSFET26と並列接続される。コンデンサ43の一端はMOSFET25のドレイン端子に接続され、コンデンサ43の他端はMOSFET25のソース端子に接続される。コンデンサ44の一端はMOSFET26のドレイン端子に接続され、コンデンサ44の他端はMOSFET26のソース端子に接続される。
力率改善回路5では、双方向スイッチ14の一端(図面では上端)からコンデンサ43を経由して双方向スイッチ14の他端に至る配線経路は、双方向スイッチ14の一端からMOSFET25を経由して双方向スイッチ14の他端に至る配線経路より短い。双方向スイッチ14の他端からコンデンサ44を経由して双方向スイッチ14の一端に至る配線経路は、双方向スイッチ14の他端からMOSFET26を経由して双方向スイッチ14の一端に至る配線経路より短い。したがって、コイル11から供給された電力を双方向スイッチ14の近くに設けたコンデンサ43、44に蓄積することにより、スイッチングによって電流量が大きく変化する配線経路を短くし、スイッチング時のノイズを低減することができる。
上記の効果を得るためには、コンデンサ43、44には、応答速度の速いフィルムコンデンサなどを用いることが好ましい。また、コンデンサ43、44の静電容量が小さすぎると、1回のスイッチングによって供給される電力をコンデンサ43、44に十分に蓄積することができない。逆にコンデンサ43、44の静電容量が大きすぎると、第2動作モードで入力電圧の極性が反転し、コンデンサ43、44が高速に充放電するときに、電流ピークが大きくなる。これらの点を考慮して、コンデンサ43、44の静電容量は、例えば、0.005μF〜0.5μFとすることが好ましい。
以上に示すように、本実施形態に係る力率改善回路5は、第2ノードN2と第1コンデンサ41の一端との間に、第3整流素子(MOSFET25)と並列接続された第3コンデンサ43と、第2ノードと第2コンデンサ42の他端との間に、第4整流素子(MOSFET26)と並列接続された第4コンデンサ44とを備えている。第1ノードN1から第3コンデンサを経由して第2ノードに至る配線経路は、第1ノードから第3整流素子を経由して第2ノードに至る配線経路より短く、第2ノードから第4コンデンサを経由して第1ノードに至る配線経路は、第2ノードから第4整流素子を経由して第1ノードに至る配線経路より短い。したがって、力率改善回路5によれば、コイル11から供給された電力を双方向スイッチ14の近くに設けたコンデンサ43、44に蓄積することにより、スイッチングによって電流量が大きく変化する配線経路を短くし、スイッチング時のノイズを低減することができる。
また、力率改善回路5は、モード切替回路として、ソース端子同士が互いに接続された第1および第2MOSFET(MOSFET27、28)を含む双方向スイッチを備えている。第1MOSFETのドレイン端子は第2ノードに接続され、第2MOSFETのドレイン端子は中間ノードNmに接続されている。このようにソース端子同士を接続した2個のMOSFETを用いて、双方向に電流が流れるモード切替回路を構成することができる。
本実施形態に係る力率改善回路5についても、第4の実施形態と同様の変形例を構成することができる。また、本実施形態の変形例に係る力率改善回路は、モード切替回路として、ドレイン端子同士が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチを備えていてもよい。この場合、第1MOSFETのソース端子は第2ノードに接続され、第2MOSFETのソース端子は中間ノードNmに接続される。このようにドレイン端子同士を接続した2個のMOSFETを用いて、双方向に電流が流れるモード切替回路を構成することができる。
なお、第1〜第4の実施形態およびその変形例に係る力率改善回路も、モード切替回路として、ソース端子同士が互いに接続された2個のMOSFET、または、ドレイン端子同士が互いに接続された2個のMOSFETを備えていてもよい。
(第6の実施形態)
図10は、本発明の第6の実施形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。図10に示す電源装置6は、力率改善回路71、および、DC/DCコンバータ72を備えている。力率改善回路71は、第1〜第5の実施形態およびその変形例に係る力率改善回路のいずれかである。DC/DCコンバータ72は、力率改善回路71の出力電圧を所望レベルの直流電圧に変換する。電源装置6は、商用電源の電力を受けるための差込プラグ73を有する。電源装置6は、負荷74に接続して使用される。
本実施形態によれば、第1〜第5の実施形態およびその変形例に係る力率改善回路を用いて、高効率、かつ、広い範囲の入力電圧に対応できる電源装置6を提供することができる。
なお、第1〜第5の実施形態およびその変形例に係る力率改善回路の特徴をその性質に反しない限り任意に組み合わせて、複数の実施形態または変形例の特徴を有する力率改善回路を構成してもよい。
1、2、3、4、5、71…力率改善回路
6…電源装置
11…コイル
12…スイッチ
13、14、15…双方向スイッチ
21、22、23、24、25、26、27、28…MOSFET
31、32、33、34、35、36…ダイオード
37、38…ツェナーダイオード
41、42、43、44…コンデンサ
51、52…入力端子
53、54…出力端子
61、62、63、64、65、66、67、68…寄生ダイオード
72…DC/DCコンバータ
第2の発明は、第1の発明において、
前記スイッチ回路は、
第1ノードと接続ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
前記接続ノードと第ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含む双方向スイッチであり
一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
前記第ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
前記第ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第ノード側から電流が流れるように接続された第3整流素子と、
前記第ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第ノード側電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
前記コイルは、前記第入力端子と前記第ノードとの間、および、前記第入力端子と前記第ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたソース端子と、前記接続ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたドレイン端子と、前記第ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたエミッタ端子と、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第5の発明は、第の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記接続ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたソース端子と、前記第2ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第6の発明は、第の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子と、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明において、
前記第3整流素子は、前記第1コンデンサの一端に接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETであり、
前記第4整流素子は、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2コンデンサの他端に接続されたソース端子とを有するMOSFETであることを特徴とする。
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明において、
前記第2ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第3整流素子と並列接続された第3コンデンサと、
前記第2ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第4整流素子と並列接続された第4コンデンサとをさらに備え、
前記第1ノードから前記第3コンデンサを経由して前記第2ノードに至る配線経路は、前記第1ノードから前記第3整流素子を経由して前記第2ノードに至る配線経路より短く、
前記第2ノードから前記第4コンデンサを経由して前記第1ノードに至る配線経路は、前記第2ノードから前記第4整流素子を経由して前記第1ノードに至る配線経路より短いことを特徴とする。
第9の発明は、第の発明において、
前記スイッチ回路は、
第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
前記第2ノードと第3ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含み、
一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
前記第3ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第3ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
前記第1ノードと第4ノードとの間に、前記第1ノード側へ電流が流れるように接続された第3整流素子と、
前記第3ノードと前記第4ノードとの間に、前記第3ノード側から電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
前記コイルは、前記第2入力端子と前記第2ノードとの間、および、前記第1入力端子と前記第4ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする。
第10の発明は、第の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第3ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする。
第11の発明は、第の発明において、
前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第2ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第3ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする。
第12の発明は、第1〜第11のいずれかの発明において、
前記入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、前記入力電圧が前記第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える制御回路をさらに備える。
第13の発明は、第1〜第12のいずれかの発明において、
前記モード切替回路は、ソース端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
前記第1MOSFETのドレイン端子は前記第2ノードに接続され、
前記第2MOSFETのドレイン端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする。
第14の発明は、第1〜第12のいずれかの発明において、
前記モード切替回路は、ドレイン端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
前記第1MOSFETのソース端子は前記第2ノードに接続され、
前記第2MOSFETのソース端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする。
上記第2または第の発明によれば、コイルと2個のトランジスタとモード切替回路と4個の整流素子と2個のコンデンサとを上記のように接続することにより、簡単な回路構成で、第1動作モードでは2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を交互に印加し、第2動作モードでは直列接続された2個のコンデンサの両端に昇圧電圧を印加する、高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。第の発明によれば、電流経路上の素子の数を減らして、電流経路の抵抗を小さくし、効率をより高くすることができる。
上記第の発明によれば、ドレイン端子同士を接続した2個のMOSFET(または2個のHEMT)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、2個のMOSFETに1個のヒートシンクを共用させて、2個のMOSFET間の距離を小さくし、電流経路の寄生インダクタンスを小さくし、ノイズを小さくすることができる。また、双方向スイッチの制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、第1および第2トランジスタのソース端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路を安定的に動作させることができる。
上記第の発明によれば、コレクタ端子同士を接続した2個のIGBT(または2個のバイポーラトランジスタ)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路がノイズやサージの影響を受けることを防止し、制御回路が放射ノイズを出すことを防止することができる。また、第1および第2トランジスタのエミッタ端子の電位を安定化させ、ノイズを削減し、力率改善回路を安定的に動作させることができる。
上記第の発明によれば、ソース端子同士を接続した2個のMOSFET(または2個のHEMT)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路の電源を簡単化することができる。
上記第の発明によれば、エミッタ端子同士を接続した2個のIGBT(または2個のバイポーラトランジスタ)を用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成する双方向スイッチを構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。また、双方向スイッチの制御回路の電源を簡単化することができる。
上記第の発明によれば、第3および第4整流素子としてMOSFETを用いて、高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。
上記第の発明によれば、コイルから供給された電力をスイッチ回路の近くに配置したコンデンサに蓄積することにより、スイッチングに伴い電流量が大きく変化する配線経路を短くし、スイッチング時のノイズを低減することができる。
上記第10または第11の発明によれば、2個のMOSFET、2個のHEMT、2個のIGBT、および、2個のバイポーラトランジスタのいずれか用いて、コイルと協働して昇圧電圧を生成するスイッチ回路を構成し、これを用いて高効率かつ広い範囲の入力電圧に対応できる力率改善回路を提供することができる。
コンデンサ41、42は、直列接続される。以下、コンデンサ41の他端と、コンデンサ42の一端とが接続されたノードを中間ノードNmという。コンデンサ41の一端は、ダイオード31を介してMOSFET21のドレイン端子に接続される。コンデンサ42の他端は、ダイオード32を介してMOSFET22のソース端子に接続される。中間ノードNmは、スイッチ12を介して、コイル11の他端と、MOSFET21のソース端子と、MOSFET22のドレイン端子とに接続される。
ダイオード31、32には、例えば、FRD(Fast Recovery Diode )やSiC(シリコンカーバイド)ダイオードなどが使用される。ダイオード33、34には、所望の耐圧を有するダイオードが使用される。ダイオード33、34には、所望の耐圧を有するという条件下で、できるだけ順方向降下電圧(Vf)が小さいダイオードを使用することが好ましい。コンデンサ41、42は、電力を蓄積して出力電圧を平滑化する。コンデンサ41、42には、例えば、電コンデンサが使用される。コンデンサ41、42の静電容量は、同じであり、例えば100μF〜10mFである。なお、コンデンサ41、42の静電容量は、異なっていてもよく、上記範囲外の値でもよい。
コンデンサ41、42は、直列接続される。コンデンサ41の一端は、ダイオード35を介して双方向スイッチ13の一端に接続される。コンデンサ42の他端は、ダイオード36を介して双方向スイッチ13の一端に接続される。中間ノードNmは、スイッチ12を介して双方向スイッチ13の他端に接続される。

Claims (15)

  1. 動作モードを切り替え可能な力率改善回路であって、
    入力電圧を入力するための第1および第2入力端子と、
    第1および第2出力端子と、
    コイルと、
    前記コイルと協働して、前記入力電圧を昇圧し昇圧電圧を生成するスイッチ回路と、
    一端が前記第1出力端子に接続され、他端が中間ノードに接続された第1コンデンサと、
    一端が前記中間ノードに接続され、他端が前記第2出力端子に接続された第2コンデンサとを備え、
    第1動作モードで前記第1入力端子の電位が前記第2入力端子の電位より高いときには、前記昇圧電圧が前記第1コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、
    第1動作モードで前記第1入力端子の電位が前記第2入力端子の電位より低いときには、前記昇圧電圧が前記第2コンデンサの両端に一端の電位が他端の電位より高くなるように印加され、
    第2動作モードでは、前記昇圧電圧が直列接続された前記第1および第2コンデンサの両端に前記第1コンデンサの一端の電位が前記第2コンデンサの他端の電位より高くなるように印加されることを特徴とする、力率改善回路。
  2. 前記スイッチ回路は、
    第1ノードと第2ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
    前記第2ノードと第3ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含み、
    一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
    前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
    前記第3ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第3ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
    前記第1ノードと第4ノードとの間に、前記第1ノード側へ電流が流れるように接続された第3整流素子と、
    前記第3ノードと前記第4ノードとの間に、前記第3ノード側から電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
    前記コイルは、前記第2入力端子と前記第2ノードとの間、および、前記第1入力端子と前記第4ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の力率改善回路。
  3. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
    前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第3ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする、請求項2に記載の力率改善回路。
  4. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第2ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第3ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする、請求項2に記載の力率改善回路。
  5. 前記スイッチ回路は、
    第1ノードと接続ノードとの間に接続された第1トランジスタと、
    前記接続ノードと第2ノードとの間に接続された第2トランジスタとを含む双方向スイッチであり、
    一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記中間ノードに接続され、第1動作モードではオン状態になり、第2動作モードではオフ状態になるモード切替回路と、
    前記第1ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第1ノード側から電流が流れるように接続された第1整流素子と、
    前記第1ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第1ノード側へ電流が流れるように接続された第2整流素子と、
    前記第2ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第2ノード側から電流が流れるように接続された第3整流素子と、
    前記第2ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第2ノード側へ電流が流れるように接続された第4整流素子とをさらに備え、
    前記コイルは、前記第1入力端子と前記第1ノードとの間、および、前記第2入力端子と前記第2ノードとの間の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の力率改善回路。
  6. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたソース端子と、前記接続ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
    前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  7. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたエミッタ端子と、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたコレクタ端子と、前記第2ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  8. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたドレイン端子と、前記接続ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETまたはHEMTであり、
    前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたソース端子と、前記第2ノードに接続されたドレイン端子とを有するMOSFETまたはHEMTであることを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  9. 前記第1トランジスタは、前記第1ノードに接続されたコレクタ端子と、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、前記接続ノードに接続されたエミッタ端子と、前記第2ノードに接続されたコレクタ端子とを有するIGBTまたはバイポーラトランジスタであることを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  10. 前記第3整流素子は、前記第1コンデンサの一端に接続されたドレイン端子と、前記第2ノードに接続されたソース端子とを有するMOSFETであり、
    前記第4整流素子は、前記第2ノードに接続されたドレイン端子と、前記第2コンデンサの他端に接続されたソース端子とを有するMOSFETであることを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  11. 前記第2ノードと前記第1コンデンサの一端との間に、前記第3整流素子と並列接続された第3コンデンサと、
    前記第2ノードと前記第2コンデンサの他端との間に、前記第4整流素子と並列接続された第4コンデンサとをさらに備え、
    前記第1ノードから前記第3コンデンサを経由して前記第2ノードに至る配線経路は、前記第1ノードから前記第3整流素子を経由して前記第2ノードに至る配線経路より短く、
    前記第2ノードから前記第4コンデンサを経由して前記第1ノードに至る配線経路は、前記第2ノードから前記第4整流素子を経由して前記第1ノードに至る配線経路より短いことを特徴とする、請求項5に記載の力率改善回路。
  12. 前記入力電圧が第1閾値より低いときには動作モードを第1動作モードに切り替え、前記入力電圧が前記第2閾値より高いときには動作モードを第2動作モードに切り替える制御回路をさらに備えた、請求項1に記載の力率改善回路。
  13. 前記モード切替回路は、ソース端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
    前記第1MOSFETのドレイン端子は前記第2ノードに接続され、
    前記第2MOSFETのドレイン端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする、請求項2、5および11のいずれかに記載の力率改善回路。
  14. 前記モード切替回路は、ドレイン端子が互いに接続された第1および第2MOSFETを含む双方向スイッチであり、
    前記第1MOSFETのソース端子は前記第2ノードに接続され、
    前記第2MOSFETのソース端子は前記中間ノードに接続されていることを特徴とする、請求項2、5および11のいずれかに記載の力率改善回路。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の力率改善回路と、
    DC/DCコンバータとを備えた、電源装置。
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