JP2017053328A - 排気管の集合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、複数の排気管を集合させる集合構造において、排気管の温度上昇を抑制することができる、排気管の集合構造を提供する。
【解決手段】複数の排気管21、22を集合管5に集合させる集合構造であって、内部に形成される仕切壁51によって、2以上の排気通路が形成され、各排気通路に各排気管の排気ガスがそれぞれ導かれ、排気ガスが前記排気通路を通過した後に合流する、集合管5と、排気管21、22毎に設けられる延長管32、42と、を備えており、隣り合う2つの延長管32、42は、仕切壁51の厚さ方向両側に配置され、仕切壁51にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の排気管を集合させる排気管の集合構造に関するものである。
従来、特許文献1に示されるように、複数の排気管を集合管に取り付ける場合、各排気管を集合管に挿入するようになっており、その結果、各排気管の排気ガスが、集合管において集合するようになっていた。
特開平9−296724号公報
ここで、特許文献1に示されるような排気管の集合構造では、集合管に挿入される排気管同士が接触することとなり、排気管の温度が上昇するという課題がある。
そこで、本発明は、複数の排気管を集合させる集合構造において、排気管の温度上昇を抑制することができる、排気管の集合構造を提供することを目的とする。
本発明は、
複数の排気管を集合管に集合させる集合構造であって、
内部に形成される仕切壁によって、2以上の排気通路が形成され、各排気通路に各排気管の排気ガスがそれぞれ導かれ、排気ガスが前記排気通路を通過した後に合流する、集合管と、
前記排気管毎に設けられる延長管と、を備えており、
隣り合う2つの前記延長管は、前記仕切壁の厚さ方向両側に配置され、前記仕切壁にそれぞれ接続されていることを特徴とする、排気管の集合構造。
前記構成によれば、隣り合う2つの延長管同士の間には、仕切壁の厚さ分の所定の隙間空間が形成されているので、延長管の温度上昇を抑制することができる。また、仕切壁の厚さを設定することによって、所定の隙間空間を精度良く形成することができる。その結果、温度上昇や排気圧の変動を受けても、延長管同士が互いに接触することを防ぐと共に、隙間空間が過不足となることを防止できる。
要するに、本発明によると、排気管の温度上昇を抑制することができる、排気管の集合構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る排気管の集合構造の斜視図である。 図1の排気管の集合構造の、図1とは異なる方向からの斜視図である。 排気管の集合構造の上面横断面図である。 図3のIV-IV縦断面図である。 図3のV-V縦断面図である。 図3のVI-VI縦断面図である。 図3のVII-VII縦断面図である。 図3のVIII-VIII縦断面図である。 図3のIX-IX縦断面図である。 振動抑制部材が挿入されている部分の延長管の縦断面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る排気管の集合構造の斜視図であり、図2は、図1の排気管の集合構造の、図1とは異なる方向からの斜視図である。図3は、排気管の集合構造の上面横断面図である。本実施形態では、自動二輪車の4気筒エンジンの排気管の集合構造を例として説明する。エンジンは、複数の気筒、具体的には、4つの気筒を有しており、4つの気筒の各排気口には、上流側排気管11〜14がそれぞれ接続されている。上流側排気管11〜14(14は上流側排気管13の下方に位置している)は、それぞれ円筒形状を有している。なお、図1及び図2では、後述する延長管の一方側を透視させて示している。また、上流側及び下流側は、排気ガスの流れる方向に対して規定される。
図4は、図3のIV-IV縦断面図である。図1〜図4に示されるように、2つの上流側排気管11、12は、下流端部近傍で、それぞれ、下流側に向かって断面形状が円形状から扇形状に徐々に変化し、下流端部で合流するようになっている。そして、上流側排気管11、12は、下流端部で下流側排気管21に接続される。同様に、残りの2つの上流側排気管13、14は、下流端部近傍で、それぞれ、下流側に向かって断面形状が円形状から扇形状に徐々に変化し、下流端部で合流するようになっている。そして、上流側排気管13、14は、下流端部で下流側排気管22に接続される。下流側排気管21は、断面形状が半円形状となっており、第1円弧面部分211と第1平面部分212とを有している。同様に、下流側排気管22は、断面形状が半円形状となっており、第2円弧面部分221と第2平面部分222とを有している。下流側排気管21と下流側排気管22とは同じ形状を有しており、第1平面部分212と第2平面部分222とが対向して接し、左右対称となるように配置されている。下流側排気管21と下流側排気管22とは、合わせて、断面形状が略円形状となっている。
下流側排気管21の下流端部には、延長管32が挿入されており、下流側排気管21の内周面と延長管32の外周面が接するようにして、下流側排気管21と延長管32とは全周溶接で接続されている。したがって、下流側排気管21から延長管32への排気漏れが防止されている。そして、延長管32の断面形状は、下流側排気管21の断面形状と同様、半円形状となっており、下流側排気管21の断面形状より少し小さく形成され、第3円弧面部分321と第3平面部分322とを有している。同様に、下流側排気管22の下流端部には、延長管42が挿入されており、下流側排気管22の内周面と延長管42の外周面が接するようにして、下流側排気管22と延長管42とは全周溶接で接続されている。したがって、下流側排気管22から延長管42への排気漏れが防止されている。そして、延長管42の断面形状は、下流側排気管22の断面形状と同様、半円形状となっており、下流側排気管22の断面形状より少し小さく形成され、第4円弧面部分421と第4平面部分422とを有している。
図5は、図3のV-V縦断面図である。図1〜図5に示されるように、延長管32と延長管42とは同じ形状を有しており、第3平面部分322と第4平面部分422とが対向して、左右対称となるように配置されている。ここで、下流側排気管21の第1平面部分212と下流側排気管22の第2平面部分222は接している。そして、下流側排気管21の内周面と延長管32の外周面が接し、下流側排気管22の内周面と延長管42の外周面とが接している。これによって、延長管32の第3平面部分322と延長管42の第4平面部分422とは接することはなく、第3平面部分322と第4平面部分422との間には、第1平面部分212の厚さと第2平面部分222の厚さを合計した寸法の幅D1を有する上流側隙間空間S1が形成されている。上流側隙間空間S1は、延長管32、42の外方空間と上方向及び下方向の両方向で連通するようになっている。
図6は、図3のVI-VI縦断面図であり、図7は、図3のVII-VII縦断面図である。図1〜図3、図6、図7に示されるように、延長管32は、アダプタ体33に挿入されており、延長管32の外周面とアダプタ体33の内周面が接するようにして、延長管32とアダプタ体33とは全周溶接で接続されている。したがって、延長管32からアダプタ体33への排気漏れが防止されている。そして、アダプタ体33の断面形状は、延長管32の断面形状と同様、半円形状となっており、延長管32の断面形状より少し大きく形成され、第5円弧面部分331と第5平面部分332とを有している。アダプタ体33は、延長管32に比べて排気方向寸法が小さくなるよう形成されている。同様に、延長管42は、アダプタ体43に挿入されており、延長管42の外周面とアダプタ体43の内周面が接するようにして、延長管42とアダプタ体43とは全周溶接で接続されている。したがって、延長管42からアダプタ体43への排気漏れが防止されている。そして、アダプタ体43の断面形状は、延長管42の断面形状と同様、半円形状となっており、延長管42の断面形状より少し大きく形成され、第6円弧面部分431と第6平面部分432とを有している。アダプタ体43は、延長管42に比べて排気方向寸法が小さくなるよう形成されている
アダプタ体33とアダプタ体43とは同じ形状を有しており、第5平面部分332と第6平面部分432とが対向して接し、左右対称となるように配置されている。アダプタ体33とアダプタ体43とは、合わせて、断面形状が略円形状となっている。ここで、第5平面部分332と第6平面部分432とは接している。そして、延長管32の外周面とアダプタ体33の内周面が接し、延長管42の外周面とアダプタ体43の内周面が接している。これによって、延長管32の第3平面部分322と延長管42の第4平面部分422とは接することはなく、第3平面部分322と第4平面部分422との間には、第5平面部分332の厚さと第6平面部分432の厚さを合計した寸法の幅D2を有する下流側隙間空間S2が形成されている。下流側隙間空間S2は、延長管32、42の外方空間と上方向及び下方向の両方向で連通するようになっている。なお、第1平面部分212の厚さと第2平面部分222の厚さを合計した寸法の幅D1と、第5平面部分332の厚さと第6平面部分432の厚さを合計した寸法の幅D2とは、略同じとなっている。したがって、上流側隙間空間S1の幅と下流側隙間空間S2の幅は略同じとなり、第3平面部分322と第4平面部分422との間に形成された隙間空間Sの幅は、延長管32、42の軸方向に沿って略同じとなっている。したがって、隙間空間Sは、排気方向に沿って、下流側排気管21、22の下流端部からアダプタ体33、43の上流端部まで延びている。
図8は、図3のVIII-VIII縦断面図であり、図9は、図3のIX-IX縦断面図である。図1〜図3、図8、図9に示されるように、アダプタ体33は、集合管5に挿入されており、アダプタ体33の第5円弧面部分331の外周面と集合管5の内周面が接するようにして、アダプタ体33と集合管5とは全周溶接で接続されている。したがって、アダプタ体33から集合管5への排気漏れが防止されている。同様に、アダプタ体43は、集合管5に挿入されており、アダプタ体43の第6円弧面部分431の外周面と集合管5の内周面が接するようにして、アダプタ体43と集合管5とは全周溶接で接続されている。したがって、アダプタ体43から集合管5への排気漏れが防止されている。そして、集合管5の内部において、アダプタ体33の第5平面部分332とアダプタ体43の第6平面部分432とが対向して接するように配置されている。したがって、集合管5の上流端内部において、第5平面部分332及び第6平面部分432によって、仕切壁51が形成され、その結果、仕切壁51によって2つの排気通路5a、5bが形成され、集合管5内の排気ガスは、仕切壁51を通過後1つの排気通路5cに合流するようになっている。集合管5の外径は、アダプタ体33、43との接続部から下流側に進むにつれて小さくなっている、すなわち、集合管5は、アダプタ体33、43との接続部から下流側に進むにつれて先細となるよう形成されている。
仕切壁51の厚さD3は、アダプタ体33の第5平面部分332の厚さとアダプタ体43の第6平面部分432の厚さを合計した寸法の厚さD2となる。したがって、延長管32の第3平面部分322と延長管42の第4平面部分422との間に形成された隙間空間Sの幅は、仕切壁51の厚さで管理されることになる。
延長管32の第3平面部分322と延長管42の第4平面部分422との隙間空間Sには、延長管32、42の軸方向に沿って所定間隔をおいて複数個、対向する一対の延長管の対向面の一部を互いに接合する接合部材として、振動抑制部材6が挿入されている。図10は、振動抑制部材6が挿入されている部分の延長管32、42の縦断面図である。図10に示されるように、振動抑制部材6は、板形状を有している。振動抑制部材6は、第3平面部分322及び第4平面部分422に溶接で取り付けられており、その結果、第3平面部分322と第4平面部分422とは、振動抑制部材6で連結されるようになっている。振動抑制部材6には、振動防止のために延長管32、42の平坦面の剛性を高めるための剛性付与構造を有する部材、例えば、リブも含まれる。
前記構成の排気管の集合構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)延長管32、42同士の間には、仕切壁51の厚さ分の所定の隙間空間Sが形成されているので、延長管32、42の温度上昇を抑制することができる。温度上昇を抑制することによって、温度上昇による強度低下を抑制し、排気圧による集合管5からの仕切壁51の離脱を防止できる。その結果、仕切壁51を厚くする等、仕切壁51の強度低下を抑制するための形状変更を回避できる。
(2)例えば、延長管32、42の排気変動の位相が逆の場合、延長管32、42同士が
接している場合には、接している部分での振動が大きくなりやすいが、延長管32、42同士の間には、所定の隙間空間Sが形成されているので、延長管32、42同士が接している場合と比べて、一方の延長管の振動が他方の延長管に伝達することを抑制できる。
(3)延長管32、42は、仕切壁51の厚さ方向両側に配置され、仕切壁51にそれぞれ接続されているので、延長管32と延長管42との間の所定の隙間空間Sを容易に形成することができる。
(4)仕切壁51の厚さを設定することによって、所定の隙間空間Sを精度良く形成することができる。その結果、温度上昇や排気圧の変動を受けても、延長管32、42同士が互いに接触することを防ぐと共に、隙間空間Sが過不足となることを防止でき、排気通路面積の大きな低下を防止しながら、延長管32、42の温度上昇を抑制できる。
(5)延長管32、42は、隣接して配置され、上流端部の外周面が下流側排気管21、22の内周面に接するように接続されているので、延長管32、42の上流端部において、下流側排気管21、22の厚さ分の隙間空間を形成することができ、下流側排気管21、22と仕切壁51との2つで延長管32、42の上下流端部での隙間寸法の精度を設定することができる。その結果、延長管32、42同士が全長に亘って互いに接触することなく、かつ隙間空間が過不足となることを防止できる。
(6)隙間空間Sは、延長管32、42の外方空間と連通しているので、延長管32、42の熱量が外方空間に放散しやすくなっており、延長管32、42の温度上昇の抑制効果を向上させることができる。
(7)延長管32、42は、隣接して配置され、延長管32、42の下流端部形状に対応する上流端部形状を有するアダプタ体33、43を介して集合管5に接続されているので、アダプタ体33、43の断面形状を調整することで、延長管32、42の断面形状を一様とすることができる。また、アダプタ体33、43の下流端部が、集合管5に接続されており、アダプタ体33、43の一部によって、仕切壁51が形成されているので、隣接する延長管32、42の対向する第3平面部分322、第4平面部分422とアダプタ体33、43の第5平面部分332、第6平面部分432によって、仕切壁51を形成することができ、延長管32、42の隙間空間Sを精度よく形成することができる。
(8)アダプタ体33、43は、断面形状が半円形状である環状体が挿入されることで形成されている。したがって、半円形状の弦部分で仕切壁を形成すると共に、半円形状の円弧部分で集合管5への溶接固定を実現することができる。その結果、簡単な構造で、仕切壁51の形成と集合管5への固定を行うことができる。
(9)振動抑制部材6によって、延長管32、42同士の振動を抑制することができる。
(10)振動抑制部材6は、対向する第3平面部分322、第4平面部分422の対向面を互いに溶接するようになっているので、振動抑制部材6を容易に形成することができる。また、第3平面部分322及び第4平面部分422の一部を互いに接合することによって、延長管32、42の強度を向上させることができる。
(11)下流側排気管21は、上流側排気管11、12を集合させ、下流側排気管22は、上流側排気管13、14を集合させるようになっているので、下流側排気管21、22は、複数の気筒からの排気ガスが導かれるようになっている。その結果、下流側排気管21、22における排気ガスの排気圧及び温度が高くなりやすく、延長管32、42同士の間に隙間空間Sを形成することによって、延長管32、42の温度上昇の抑制効果についてより大きな効果を得ることができる。
(12)仕切壁51は、2つの排気通路5a、5bを形成するようになっており、延長管32、42は、左右対称となるように設けられているので、2つの延長管32、42を容易に製作することができる。また、延長管32、42の接続を容易に行うことができる。
(13)隙間空間Sが外方空間と上方向及び下方向の両方向で連通しているので、下方から冷たい空気が流入し、上方から暖かい空気が流出することで、隙間空間Sと外方空間との間の空気の流れが促進され、延長管32、42の温度上昇の抑制効果をさらに向上させることができる。
(14)延長管32、42がエンジンの下方に配置される場合、隙間空間Sが外方空間と上方及び下方の両方向で連通しているので、隙間空間Sに小石等の異物が侵入しても、自重で異物を隙間空間Sから落下させることができ、隙間空間Sに異物が詰まることを防止できる。また、隙間空間Sにおいて上下方向に開口が形成されるので、左右方向に開口が形成される場合と比べて、隙間空間Sが視認されにくく、美観の低下を防止できる。
(15)集合管5の仕切壁51は、集合管5に、アダプタ体33及びアダプタ体43が挿入されて形成されているので、集合管5の内部に仕切壁を取り付ける場合と比べて、溶接箇所を増やすことができ、仕切壁51の強度を向上させることができる。その結果、排気圧及び排気温度が高い場合であっても、集合管から仕切壁が離脱することを防止できる。
(16)集合管5は、下流側に向かうにつれて先細に形成されているので、アダプタ体33、43が集合管5内に所定以上挿入されることを防止できる。その結果、アダプタ体33、43と集合管5とを位置決めした状態で、溶接を容易に行うことができる。
(17)集合管5は、下流側に向かうにつれて先細に形成されているので、アダプタ体33、43と集合管5との溶接部分の接合強度が排気温度によって低下したとしても、アダプタ体33、43が下流側に移動することを先細構造によって阻止することができ、集合管から仕切壁が離脱することを防止することが容易である。
(18)延長管32、42の断面形状がそれぞれ半円形状に形成されているので、延長管32、42を合わせた形状を円形状とすることができ、その結果、集合管の形状を円形状とすることができる。そして、集合管を円形状とすることによって、集合管を容易に形成することができる。
(19)延長管32、42の断面形状がそれぞれ半円形状に形成されているので、平面部分での振動による振動音が生じやすい。しかし、平面部分には振動抑制部材6が設けられているので、延長管32、42の振動を抑制することができ、また、延長管32、42間の隙間空間Sによって温度上昇を抑制できる。したがって、本実施形態の構成によれば、延長管32、42の熱対策と振動対策とを両立させることができる。
(20)延長管32、42及びアダプタ体33、43がそれぞれ左右対称に設けられているので、延長管32、42及びアダプタ体33、43を共通化することができ、部品点数を削減することができる。その結果、延長管32、42及びアダプタ体33、43の製造コストを低減することができる。
(21)延長管32、42は、アダプタ体33、43に比べて排気方向寸法が大きくなるよう形成されているので、延長管32、42の放熱性を高めることができ、また、延長管32、42がアダプタ体33、43から熱を奪うことで、アダプタ体33、43の温度上昇を抑制することができる。
(別の実施形態)
上記実施形態では、集合管5の仕切壁51は、集合管5に、アダプタ体33及びアダプタ体43が挿入されて形成されているが、集合管5の内部に仕切壁が溶接で取り付けられても良い。この場合、集合管5の内周面に仕切壁を溶接するだけで排気通路を容易に形成することができる。
上記実施形態では、延長管32、42の対向面は平面としたが、平面に限定されることはなく、曲面や凹凸面であっても良い。延長管の対向面は、熱応力の吸収や位置合わせのために自由な形状を採択できる。
上記実施形態では、集合管5の内部には、2つの排気通路5a、5bが形成されているが、3以上の排気通路が形成されても良い。
上記実施形態では、振動抑制部材6が、延長管32と延長管42との間に上下方向に1つ設けられていることを例として説明したが、振動抑制部材6は、延長管の軸方向に加えて、上下方向にも複数設けられても良い。
上記実施形態では、隙間空間Sは外方空間と上方及び下方の両方向で連通するようになっているが、上方又は下方のいずれか一方が閉塞されていても良い。なお、延長管同士の間に、排気ガスが侵入しない空気層が形成されていれば良く、隙間空間は、外方空間と連通する他、外方空間に対して閉塞されていても良い。
上記実施形態では、延長管32、42が下流側排気管21、22に挿入されているが、下流側排気管が延長管に挿入されても良い。この場合、上流側での延長管同士の隙間を形成するために、別途仕切部材が延長管に設けられても良い。また、延長管にアダプタ体が挿入されて、延長管同士に隙間が形成されても良い。
上記実施形態では、アダプタ体33、43が集合管5に挿入されているが、集合管がアダプタ体に挿入されても良い。また、延長管32、42及びアダプタ体33、43がそれぞれ左右対称に設けられているが、上下対称に設けられても良い。
上記実施形態では、4つの排気管を2つの排気管に集合させた後、2つの排気管を1つの集合管に集合させる集合構造において、本発明を適用した例を示しているが、本発明は上記に限定されず、複数の排気管を集合させる集合構造全般に適用でき、例えば、3以上の排気管を1つの集合管に集合させる集合構造等にも適用できる。また、4つの排気管を2つの排気管へ集合させる集合構造にも適用できる。
本発明は、排気温度が高くなると見込まれる高出力エンジンの排気管に好適に適用できる。例えば、100馬力を超えるエンジンの排気管に好適に適用できる。また、過給機を備えるエンジンの排気管に適用されても良い。
上記実施形態では、自動二輪車の4気筒エンジンの排気管の集合構造を例として説明しているが、本発明は、自動二輪車等の車両の排気管に限定されず、様々な排気管の集合構造に適用できる。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、上記実施形態に対して各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明では、本発明は、複数の排気管を集合させる集合構造において、排気管の温度上昇を抑制することができる、排気管の集合構造を提供できるので、産業上の利用価値が大である。
11 上流側排気管 12 上流側排気管 13 上流側排気管 14 上流側排気管
21 下流側排気管
211 第1円弧面部分 212 第1平面部分
22 下流側排気管
221 第2円弧面部分 222 第2平面部分
32 延長管
321 第3円弧面部分 322 第3平面部分
33 アダプタ体
331 第5円弧面部分 332 第5平面部分
42 延長管
421 第4円弧面部分 422 第4平面部分
43 アダプタ体
431 第6円弧面部分 432 第6平面部分
5 集合管 51 仕切壁
6 振動抑制部材

Claims (8)

  1. 複数の排気管を集合管に集合させる集合構造であって、
    内部に形成される仕切壁によって、2以上の排気通路が形成され、各排気通路に各排気管の排気ガスがそれぞれ導かれ、排気ガスが前記排気通路を通過した後に合流する、集合管と、
    前記排気管毎に設けられる延長管と、を備えており、
    隣り合う2つの前記延長管は、前記仕切壁の厚さ方向両側に配置され、前記仕切壁にそれぞれ接続されていることを特徴とする、排気管の集合構造。
  2. 隣り合う2つの前記延長管の間の隙間空間は、前記延長管の外方空間と連通している、請求項1記載の排気管の集合構造。
  3. 隣り合う2つの前記延長管は、隣接して配置され、上流端部の外周面が前記排気管の内周面に接するように接続されている、請求項1又は2に記載の排気管の集合構造。
  4. 隣り合う2つの前記延長管は、隣接して配置され、
    隣接する2つの前記延長管の下流端部形状に対応する上流端部形状を有するアダプタ体を備えており、
    前記アダプタ体の下流端部が、前記集合管に接続されており、
    前記アダプタ体の一部によって、前記仕切壁が形成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の排気管の集合構造。
  5. 前記アダプタ体は、上流端部の内周面が前記延長管の外周面に接するよう接続され、下流端部の外周面が前記集合管の内周面に接するように接続されている、請求項4記載の排気管の集合構造。
  6. 前記延長管の振動を抑制する、振動抑制部材が設けられている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の排気管の集合構造。
  7. 対向する一対の延長管の対向面の一部を互いに接合する接合部材が設けられている、請求項1〜6のいずれか1つに記載の排気管の集合構造。
  8. 隣り合う2つの前記延長管の間の隙間空間は、前記延長管の外方空間と上方向及び下方向の両方向で連通している、請求項1〜7のいずれか1つに記載の排気管の集合構造。
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