JP2017052617A - コンクリート内吊りクランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】カム位置調整機構を要せずして、一機種で内面幅の異なる複数のコンクリートブロックを吊り上げ可能に対応させる。【解決手段】本体板22と吊板23と一対の開閉可能なカム17とを有するコンクリート内吊りクランプ10である。カムは先端に係合歯27bを備えると共に基端側にはカム長穴27cを有し、カムピン26を介して本体板に回転可能に連結される。コンクリートブロックUの内側に配置した状態でシャックル25を介して吊り上げると、吊板の下端に設けられるセンターピン28が本体長穴22a内を上方移動するにつれてカムが本体板の外方にせり出す方向に回転し、係合歯がコンクリートブロックの内面を把持してコンクリートブロックを吊り上げ可能とする。このときにセンターピンがカム長穴内を移動するので、異なる内面幅を有するコンクリートブロックに対応する。【選択図】図1

Description

本発明は、道路側溝として用いられるU字溝コンクリートブロックなどのコンクリート製品を内吊りで吊り上げるのに適したコンクリート内吊りクランプに関する。
この種のコンクリート内吊りクランプは、特許文献1,2などに公知である。特に、特許文献2記載の内吊りクランプは、上面が開放されたU字溝コンクリートブロックの内吊りに使用できる(図6)だけでなく、下面が開放された逆U字形状を有すると共に上面に開口を有するVS側溝コンクリートブロックの内吊りにも兼用できる(図5)ので、有用性が大きい。
コンクリート内吊りクランプは、吊り上げようとするコンクリートブロックの内部に収容した状態でフックを吊環に係止してクレーンなどにより引き上げることにより、吊環ボルトないしセンターピンをクランプ本体の長溝(長穴)内で移動させ、リンク機構を介して幅方向両端に回動自在に連結したカムを各々外側にせり出す方向に回転させて、該カムの外周に形成した係合歯をコンクリートブロックの内面に噛ませることで、コンクリートブロックを吊り上げるように構成されている。
特開平10−087265号公報 特開2000−291121号公報 特開2000−128479号公報
上述した使用状態および作用から明らかなように、コンクリート内吊りクランプは、吊り上げようとするコンクリートブロック内に収容させるために、その幅寸法は該コンクリートブロックの内面幅より小さいものでなければならず、必然的にクランプ全体およびその構成要素も小型にならざるを得ないため、カムの係合歯がコンクリートブロックの内面を把持する際のカムの外方への突出量が小さくなる。したがって、1台のコンクリート内吊りクランプで内面幅の異なる各種のコンクリートブロックを吊り上げ可能にするためには、コンクリートブロックの内面幅に対応させてカムの取付位置を変更する必要があった。
たとえば、特許文献1では、左右各一対のリンク板体4a,5a;5a,5bの先端に各々カム形挟持部材15が回動自在に連結され、吊り上げ荷重が作用すると一対のリンク板体が互いに閉じる方向に移動して、カム形挟持部材が外方にせり出し、U字溝コンクリートブロックの内面に噛み合って吊り上げ可能とする構成の内吊りクランプにおいて、複数対の挟持巾調節孔17,18のうちのいずれか一対を用いてリンク板体同士を連結することにより、吊り上げようとするU字溝コンクリートブロックの内面幅に応じた調整を行うようにしている(段落0018など)。
また、特許文献2では、両端にカムボルト14a,14bを介してカム15a,15bが回動自在に連結されたシャフト13を長さ調節可能とすることにより、吊り上げようとするコンクリートブロックの内面幅に応じた調整を行うようにしている(図7など)。
しかしながら、このようにして、吊り上げようとするコンクリートブロックの内面幅に応じてカム位置を変更するための調整機構を設けることは、吊りクランプを構成する部品点数を増加させ、その構成を複雑化させると共に、吊りクランプの全体質量および製造コストを増大させてしまう。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、従来技術で必要とされていた調整機構を設けずして、吊り上げようとするコンクリートブロックの内面幅に応じてカム位置を調整可能とすることにより、部品点数が少なく軽量のコンクリート内吊りクランプを安価に提供できるようにすることである。
この課題を達成するため、請求項1に係る本発明は、本体板と、吊板と、一対の開閉可能なカムとを有し、カムは先端に係合歯を備えると共に基端側にはカム長穴を有し、カムピンを介して本体板に連結されることにより係合歯が本体板の幅内に収められる方向および本体板の外方にせり出す方向に回転可能であり、本体板は上下方向に延長する本体長穴を有し、吊板の下端に設けられるセンターピンが本体長穴およびカム長穴を挿通する構成を有するコンクリート内吊りクランプであって、このコンクリート内吊りクランプをコンクリートブロックの内側に配置した状態で、吊板の上端に設けられる係止手段を介して吊り上げたときに、センターピンが本体長穴内を移動するにつれてカムが本体板の外方にせり出す方向に回転して係合歯がコンクリートブロックの内面を把持し、このときにセンターピンがカム長穴内を移動することにより、異なる内面幅を有するコンクリートブロックを吊り上げ可能であることを特徴とする。
請求項2に係る本発明は、請求項1記載のコンクリート内吊りクランプにおいて、本体板の下端に底板が固着されていることを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、請求項1または2記載のコンクリート内吊りクランプ本体板が所定間隔を保持して平行に設けられる一対の本体板であり、この一対の本体板の間に吊板が配置されると共に、各本体板と吊板の間にカムが配置されることを特徴とする。
請求項4に係る本発明は、請求項3記載のコンクリート内吊りクランプにおいて、吊板の一面または両面にカムと略同厚の幅板が添着されることを特徴とする。
ことを特徴とする。
請求項1に係る本発明によれば、吊板の下端に設けられるセンターピンが本体板の本体長穴およびカムのカム長穴を挿通するので、吊り上げの際にセンターピンが本体長穴内を移動してカムを本体板の外方にせり出させてコンクリートブロック内面を把持するときに、センターピンがカム長穴内を移動可能である。これにより、カムの位置が幅方向に可変となるので、異なる内面幅を有するコンクリートブロックに適合可能となり、一機種のコンクリート内吊りクランプで多種のコンクリートブロックを吊り上げることができる。
このコンクリート内吊りクランプによれば、吊り上げようとするコンクリートブロックの内面幅に応じてカム位置を変更するための調整機構を設ける必要がなく、センターピンをカム長穴内で移動可能とすることにより自動的にコンクリートブロック内面幅に応じた調整が行われるので、部品点数が少なく軽量のコンクリート内吊りクランプを安価に提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、吊り上げようとするコンクリートブロックがU字溝コンクリートブロックである場合には底板を該U字溝コンクリートブロックの底面に着地させ、あるいは下面が開放されたコンクリートブロックである場合には底板を地面に着地させた状態で、コンクリート内吊りクランプを安定させて吊り下げに伴う作業を行うことができるので、作業の安全性を確保することができる。また、自動着脱装置を用いた場合のカムロック/アンロックの切り換えを確実に行うことができる。
請求項3に係る本発明によれば、吊り上げに際して上下移動する吊板および開閉移動するカムがいずれも一対の本体板の間に収容されるので、外的障害物から保護され、確実な動作を確保することができる。
請求項4に係る本発明によれば、吊り上げに際して上下移動してカムを開閉させる吊板が一対の本体板間の中央に位置するので、吊板に横振れが生じて吊り上げ動作が不安定になることを防止すると共に、吊板を補強することができる。
本発明の一実施形態による自動着脱装置付コンクリート内吊りクランプの正面図である。 このコンクリート内吊りクランプの側面図である。 このコンクリート内吊りクランプの斜視図である。 このコンクリート内吊りクランプに用いられるカムを拡大して示す平面図(a)および側面図(b)である。 このコンクリート内吊りクランプを用いてU字溝コンクリートブロックを吊り上げる状態を示す斜視図である。 このコンクリート内吊りクランプで吊り上げ可能な最小内面幅のU字溝コンクリートブロックを吊り上げるときの状態を示す正面図である。 このコンクリート内吊りクランプで吊り上げ可能な最大内面幅のU字溝コンクリートブロックを吊り上げるときの状態を示す正面図である。 本発明の他実施形態による手動着脱装置付コンクリート内吊りクランプの斜視図である。 このコンクリート内吊りクランプに組み込まれた手動着脱装置の正面図(a)および側面図(b)である。 この手動着脱装置の動作説明図である。
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態によるコンクリート内吊りクランプについて説明する。このコンクリート内吊りクランプ10は、図2に示されるように、長さ方向中心Xについて左右対称に一対のクランプユニット20,20が設けられ、これらを上方でパイプ11、下方で断面略コ字形状の溝形鋼12で連結して構成されている。パイプ11および溝形鋼12の中間には、長さ方向中心Xに沿って自動着脱装置30が設けられている。
一対のクランプユニット20,20は略同一構成のものを左右対称に配置したものであり、各クランプユニット20は、底板21と、底板21上に所定間隔を保持して並設される一対の本体板22,22と、一対の本体板22,22の間に配置される吊板23と、吊板23の上端にシャックルピン24を介して回転自在に連結されるシャックル25と、一対の本体板22,22の各々と吊板23との間に配置されてカムピン26,26で本体板22,22に回転自在に連結される一対のカム27,27とを有する。図2中の符号29は、カム27,27と略同厚保に形成される幅板であり、吊板23を補強すると共に、吊板23が本体板22,22間で上下方向に移動する際の吊板23の横振れを防止して吊り上げ動作を安定させる役割を果たしている。図示の実施形態では吊板23の外面側のみに幅板29が添着されているが、吊板23の内外両面に幅板29を沿着しても良い。
カム27は、別途図4に示すように、カムピン26を挿通するカムピン穴27aと、先端略弧状部に形成される係合歯27bと、基端部に貫通形成される長穴27cとを有する。カムピン26は、本体板22,22の本体カムピン穴(図示せず)とカム27,27のカムピン穴27a,27aを順次に挿通して、内側で抜け止めピン26aにより係止される。センターピン28は、本体板22,22の本体長穴22a,22aと、カム27,27のカム長穴27c,27cと、吊板23の下端近くに貫通形成されるセンターピン穴(図示せず)を順次に挿通して、内側で抜け止めピン28aにより係止される。
このコンクリート内吊りクランプ10を用いてU字溝コンクリートブロックUを吊り上げるときの動作について、図1〜図4に加えてさらに図5を参照して説明する。
図1には、このコンクリート内吊りクランプ10がU字溝コンクリートブロックUの内部に収容され、底板21がコンクリートブロックUの底面に接地した状態示されている。センターピン28は本体長穴22a,22aの下端近くを挿通しており、このとき、一対のカム27,27は閉じた状態(実線で示す)にあって、センターピン28は、先端27d,27dに比較的近い位置でカム長穴27c,27cを挿通している。
この状態から、シャックル25,25にそれぞれワイヤロープスリング13,13などの吊り材や吊環14を介してクレーンなどでコンクリート内吊りクランプ10を吊り上げていくと、センターピン28が本体長穴22a,22aに沿って上方に移動するので、一対のカム27,27がカムピン26,26を回転軸として互いに開く方向に回転して(図1に仮想線で示す)、それらの先端に形成された係合歯27b,27bがコンクリートブロックUの内側面に喰い込んで、コンクリートブロックUの吊り上げを可能にする。既述したように、センターピン28はカム長穴27c,27cを挿通するので、コンクリート内吊りクランプ10の吊り上げによってセンターピン28が上方移動するにつれて、センターピン28はカム長穴27c,27c内を基端27e,27e側に向けて移動していく。
このコンクリート内吊りクランプ10には、上記のようにして吊り上げたコンクリートブロックUを所定場所まで搬送して着地させたとき、または、空荷のコンクリート内吊りクランプ10をクランプに作用していた負荷が解放されたときにカム27,27を閉じた状態に維持して開放不能にロックするロック状態と、カム27,27がセンターピン28の移動に伴って開放する開放状態(アンロック状態)との間で自動的に切り換える自動着脱装置30が組み込まれている。
自動着脱装置30については、本出願人による特許文献3に詳しく説明されているのでここでは詳細を割愛するが、簡単に説明すれば、パイプ11に吊下されるフック32を備えた上方部材31と、溝形鋼12に固定される下方部材33とが相対移動可能に設けられ、上方部材31が下方部材33に近付いて、異形のロータリープレート(図示せず)が上方部材31の長穴34の上端に到達したときに、該長穴上端のカム形状と係合して所定方向に回転するように構成されている。このような自動着脱装置30が組み込まれることにより、図1および図5に示されるようにして吊り上げたコンクリートブロックUを所定場所まで搬送して着地させて負荷が解放されたときに、それまで解放状態にあったカム27,27が閉じた状態にロックされるので、コンクリート内吊りクランプ10をコンクリートブロックUから離して吊り上げることができる。また、このコンクリート内吊りクランプ10でコンクリートブロックUを吊り上げようとするときは、カム27,27をロック状態にしてコンクリート内吊りクランプ10の底板21をコンクリートブロックUの底面に着地させることにより、カム27,27のロックが解除されるので、図1および図5に示すようにしてコンクリートブロックUを吊り上げることが可能になる。このようにして、コンクリート内吊りクランプ10を着地させて負荷を解放させる度に、自動着脱装置30が働いて、カム27,27のロック/アンロックを切り換えることができる。
既述したように、このコンクリート内吊りクランプ10では、吊り上げによって本体長穴22a,22a内を上下方向に移動するセンターピン28に対して、カム27,27についてもカム長穴27c,27c内を移動可能とされているので、一機種で様々な内面幅のコンクリートブロックUの吊り上げに対応させることができる。図6は、本体板22,22の幅をわずかに上回る内面幅(このコンクリート内吊りクランプ10で吊り上げ可能な最小内面幅)のコンクリートブロックUを吊り上げるときの状態を示し、図7は、このコンクリート内吊りクランプ10で吊り上げ可能な最大内面幅のコンクリートブロックUを吊り上げるときの状態を示す。吊り上げ可能な最小内面幅のコンクリートブロックUを吊り上げるときは、センターピン28がカム長穴27c,27cの先端27d,27dに位置しており、吊り上げ可能な最大内面幅のコンクリートブロックUを吊り上げるときは、センターピン28がカム長穴27c,27cの基端27e,27eに位置している。
出願人の検証によれば、既述した構成を有する一機種のコンクリート内吊りクランプ10で、鉄筋コンクリートU型(JIS−A−5305)の240,300A,300B,300Cの4種と、道路用鉄筋コンクリート側溝(JIS−A−5345)の250,300A,300B,300Cの4種の計8種類のコンクリートブロックを吊り上げ可能であることが確認された。
既述した実施形態によるコンクリート内吊りクランプ10においては、着地の度にカム27,27のロック/アンロックを切り換えるために自動着脱装置30が組み込まれているが、これに代えて、手動でカム27,27のロック/アンロックを切り換える手動着脱装置を組み込んでも良く、その一例が図8に示されている。図8と共に図9を参照して、この手動着脱装置40は、コンクリート内吊りクランプ10の幅方向中心X上に配置される開放レバー41とベース47とからなる。
開放レバー41は、パイプ11を挿通してパイプ11に吊り下げるためのパイプ挿通穴42を上端に有し、下端には鉤状に形成されたフック43を有する。解放レバー41は、パイプ挿通穴42をパイプ11に挿通することにより回転可能に吊り下げられるが、係止ピン44とストッパー45との係合により、図9(a)に示す状態から反時計方向には回転することができず、開放操作用のシャックル46を引くことによりこの状態から時計方向への回転のみが許容される。ベース47は、溝形鋼12の幅方向中央に固定されて垂立し、その上端のロックピン48に開放レバー41のフック43を係止可能である。
この手動着脱装置40を用いてカム27,27のロック/アンロックを行う際の動作ないし操作要領について、図10を参照して説明する。図10(a)(=図9(a))では、開放レバー41のフック43がベース47のロックピン48に係止されているので、コンクリート内吊りクランプ10のパイプ11と溝形鋼12との間の距離が物理的に固定される。したがって、この状態でコンクリート内吊りクランプ10を吊り上げても、吊板23が本体板22に対して上方移動することができず、センターピン28も図1に示す位置に止まるので、カム27,27は閉じた状態にロックされている。
このロック状態からカム27,27を開放するときの操作要領が図10(b)〜(d)に時系列的に示されており、図10(b)に示すように、パイプ11を押して、フック43がロックピン48から離脱可能な位置まで開放レバー41を下方移動させた(これを許容するために、カムロック状態にある図1のときに、センターピン28は本体長穴22aの下端から若干上方に離れて位置している)後、図10(c)に示すように、開放操作用のシャックル46を引いて開放レバー41を図示時計方向に回転させ、この状態を維持したままでパイプ11を引き上げて、開放レバー41をベース47から離脱させる。これにより、図10(d)に示すように、カム47,47がロック状態から開放され、既述したようにしてコンクリートブロックUを吊り上げることが可能になる。
アンロック状態(図10(d),(e))からカム27,27を閉じた状態にロックするときの操作要領が図10(f)〜(h)に時系列的に示されており、図10(f)に示すように、パイプ11を押して開放レバー41を下方移動させていくと、フック43の下端傾斜面43aがロックピン48に当たり、さらに下げていくと、図10(g)に示すように、ロックピン48が下端傾斜面43aに沿ってフック先端に向けて移動していく。このとき、開放レバー41は、図示回転方向に若干回転するが、ロックピン48がフック先端を超えたときに、開放レバー41の自重により自動的に元の位置(幅方向中心Xに沿った位置)に復帰して、図10(h)(=図9(a),図10(a))に示すカムロック状態となる。既述したように、コンクリート内吊りクランプ10がこのカムロック状態にあるときに、吊り上げようとするコンクリートブロックUに収容する際の吊り下げ、および、所定場所に運搬した後にコンクリートブロックUから引き抜く際の吊り上げを行う。
以上に本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に規定される発明の範囲内において種々多様な変形態様を取り得る。既述実施形態においては、本発明のコンクリート内吊りクランプをU字溝コンクリートブロックの吊り上げに用いることとして説明されているが、特許文献2に記載されるように外方に突出可能な係止金具38を付設することにより、下面が開放された逆U字形状を有すると共に上面に開口を有するVS側溝コンクリートブロック(特許文献2:図8)の内吊りにも使用することができる。
10 コンクリート内吊りクランプ
11 パイプ
12 溝形鋼
13 ワイヤロープスリング(吊り材)
14 吊環
20 クランプユニット
21 底板
22 本体板
22a 本体長穴
23 吊板
24 シャックルピン
25 シャックル
26 カムピン
26a 抜け止めピン
27 カム
27a カムピン穴
27b 係合歯
27c カム長穴
27d カム長穴の先端
27e カム長穴の基端
28 センターピン
28a 抜け止めピン
29 幅板
30 自動着脱装置
31 上方部材
32 フック
33 下方部材
40 手動着脱装置
41 開放レバー
42 パイプ挿通穴
43 フック
43a 下方傾斜面
44 係止ピン
45 ストッパー
46 開放操作用のシャックル
47 ベース
48 ロックピン
U U字溝コンクリートブロック

Claims (4)

  1. 本体板と、吊板と、一対の開閉可能なカムとを有し、カムは先端に係合歯を備えると共に基端側にはカム長穴を有し、カムピンを介して本体板に連結されることにより係合歯が本体板の幅内に収められる方向および本体板の外方にせり出す方向に回転可能であり、本体板は上下方向に延長する本体長穴を有し、吊板の下端に設けられるセンターピンが本体長穴およびカム長穴を挿通する構成を有するコンクリート内吊りクランプであって、このコンクリート内吊りクランプをコンクリートブロックの内側に配置した状態で、吊板の上端に設けられる係止手段を介して吊り上げたときに、センターピンが本体長穴内を移動するにつれてカムが本体板の外方にせり出す方向に回転して係合歯がコンクリートブロックの内面を把持し、このときにセンターピンがカム長穴内を移動することにより、異なる内面幅を有するコンクリートブロックを吊り上げ可能であることを特徴とするコンクリート内吊りクランプ。
  2. 本体板の下端に底板が固着されていることを特徴とする、請求項1記載のコンクリート内吊りクランプ。
  3. 本体板が所定間隔を保持して平行に設けられる一対の本体板であり、この一対の本体板の間に吊板が配置されると共に、各本体板と吊板の間にカムが配置されることを特徴とする、請求項1または2記載のコンクリート内吊りクランプ。
  4. 吊板の一面または両面にカムと略同厚の幅板が添着されることを特徴とする、請求項3記載のコンクリート内吊りクランプ。
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