JP2017052146A - ラッピング用フィルム及びラッピング加工品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲面形状に追従し、施工時及び剥離時の作業性が良好であり、かつ、寸法安定性に優れるラッピング用フィルムを提供する。【解決手段】 ポリ塩化ビニルフィルム層、粘着剤層、離型フィルム又は離型紙の順に積層され、上記粘着剤層は、アクリル系粘着化合物とメタクリル酸系エステル共重合物とを含有し、上記アクリル系粘着化合物は、重量平均分子量が50万以上、100万以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物は、重量平均分子量が5000以上、80000以下であり、かつ、ガラス転移温度が20℃以上、130℃以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量は、上記アクリル系粘着化合物100重量部に対して7重量部以上、15重量部以下であるラッピング用フィルム。【選択図】 なし

Description

本発明は、ラッピング用フィルム及びラッピング加工品に関する。
ラッピング用フィルムは、自転車、バイク、自動車、バス、電車等の車両、又は、これらの部品、家電製品等の一部又は全体に貼り付けて用いられる。これらの貼付対象物は、曲面形状を有するため、ラッピング用フィルムには、曲面形状への追従性を有することが求められる。また、ラッピング用フィルムを貼付対象物へ施工する際に作業性がよいことに加えて、ラッピング用フィルムを貼付対象物から剥離する際にも作業性がよいことが求められる。
例えば、特許文献1には、基材フィルム及び粘着層を含む粘着フィルムが開示されており、粘着層に、水分散型粘着樹脂を含みイオン成分の濃度が所定量である水性粘着剤組成物を用いることで、剥離特性及び再作業性等の物性に優れ、経時的または環境的要因下で剥離特性等の物性の変化を安定的に抑制できることが開示されている。
特表2013−501842号公報
ラッピング用フィルムは、施工時の作業性がよく、充分な初期粘着力を有する一方で、貼り直しが容易であることが求められる。従来の粘着剤は、粘着力が良好なものはあったが、粘着性が高く貼り直しがし難い、時間経過とともに粘着力が高くなり撤去がし難い等の課題があり、検討の余地があった。更に、ラッピング用フィルムは、施工後の寸法安定性が良好であることが求められる。
以上のことから、曲面形状に追従し、施工時及び剥離時の作業性が良好であり、かつ、寸法安定性に優れるラッピング用フィルムが求められていた。
本発明者は、粘着剤層に用いる粘着剤組成物について検討を行い、アクリル系粘着化合物にメタクリル酸系エステル共重合物を添加することで、粘着力を下げることができることを見出した。更に、メタクリル酸系エステル共重合物の添加量、重量平均分子量(以下、Mwともいう)、ガラス転移温度(以下、Tgともいう)を特定の範囲とすることで、施工時及び剥離時の作業性が良好であり、かつ、寸法安定性に優れたラッピング用フィルムが得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明のラッピング用フィルムは、ポリ塩化ビニルフィルム層、粘着剤層、離型フィルム又は離型紙の順に積層され、上記粘着剤層は、アクリル系粘着化合物とメタクリル酸系エステル共重合物とを含有し、上記アクリル系粘着化合物は、重量平均分子量が50万以上、100万以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物は、重量平均分子量が5000以上、80000以下であり、かつ、ガラス転移温度が20℃以上、130℃以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量は、上記アクリル系粘着化合物100重量部に対して7重量部以上、15重量部以下であることを特徴とする。
上記粘着剤層の厚みは、10μm以上、50μm以下であることが好ましい。
本発明のラッピング加工品は、本発明のラッピング用フィルムから上記離型フィルム又は上記離型紙を剥離し、上記粘着剤層を成形品の三次元曲面に貼り合わせたものであることを特徴とする。
本発明のラッピング用フィルムは、薄く柔軟であるので、曲面形状に追従することができる。更に、粘着剤層が、特定の重量平均分子量、ガラス転移温度であるメタクリル酸系エステル共重合物を特定量含有することで、施工時及び剥離時の作業性が良好であり、かつ、寸法安定性に優れるラッピング用フィルムを得ることができる。
本発明のラッピング用フィルムは、ポリ塩化ビニルフィルム層、粘着剤層、離型フィルム又は離型紙の順に積層され、上記粘着剤層は、アクリル系粘着化合物とメタクリル酸系エステル共重合物とを含有し、上記アクリル系粘着化合物は、重量平均分子量が50万以上、100万以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物は、重量平均分子量が5000以上、80000以下であり、かつ、ガラス転移温度が20℃以上、130℃以下であり、上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量は、上記アクリル系粘着化合物100重量部に対して7重量部以上、15重量部以下であることを特徴とする。
[ポリ塩化ビニルフィルム層]
上記ポリ塩化ビニルフィルム層は、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるフィルム層である。ポリ塩化ビニルフィルムは、伸びがよく、破断し難いことから、三次元曲面への貼り付けが容易である。また、印刷性に優れること、ドライヤー等の熱で軟化することから、ラッピング用フィルムの基材として好適である。上記ポリ塩化ビニル系樹脂は、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニルに可塑剤を添加することで得られる。上記ポリ塩化ビニルは、重合度が800〜1200のものが好適に用いられる。
上記可塑剤としては、フィルムの分野において通常使用されるものを用いることができ、例えば、フタル酸オクチル(ジ−2−エチルヘキシルフタレート)、フタル酸ジブチル、フタル酸ジノニル等のフタル酸ジエステル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジオクチル等の脂肪族二塩基酸ジエステル、トリクレジルホスフェート、トリオクチルホスフェート等のリン酸トリエステル、エポキシ化大豆油やエポキシ樹脂等エポキシ系可塑剤、高分子ポリエステル可塑剤等が挙げられる。上記塩化ビニル樹脂100重量部に対する、上記可塑剤の添加量の好ましい下限は20重量部であり、好ましい上限は30重量部である。
上記ポリ塩化ビニル系樹脂は、熱安定剤を含有してもよい。上記熱安定剤としては、フィルムの分野において通常使用されるものを用いることができ、例えば、鉛(Pb)、バリウム(Ba)、亜鉛(Zn)、カルシウム(Ca)、錫(Sn)等を含有する金属有機酸化合物等が挙げられる。
上記ポリ塩化ビニルフィルム層の厚みの好ましい下限は30μmであり、好ましい上限は200μmであり、より好ましい下限は40μmであり、より好ましい上限は150μmであり、更に好ましい下限は50μmであり、更に好ましい上限は100μmである。上記ポリ塩化ビニルフィルム層の厚みが30μm未満であると、曲面形状を有する貼付対象物に貼り付ける際に、薄くなり過ぎ、下地が透けてしまうことがある。上記ポリ塩化ビニルフィルム層の厚みが200μmを超えると、曲面形状を有する貼付対象物に貼り付ける際に、ラッピング用フィルムの追従性が不充分となることがある。
[粘着剤層]
上記粘着剤層は、アクリル系粘着化合物とメタクリル酸系エステル共重合物とを含有する。アクリル系粘着化合物を主剤とすることで、上記粘着剤層は、常温において良好な粘着性を発現することができる。また、アクリル系粘着化合物を主剤とし、メタクリル酸系エステル共重合物を添加剤とすることで、アクリル系粘着化合物を単体で用いた場合よりも、常温での粘着性を下げることができ、かつ、施工温度域で充分な粘着性を発現させ、高温度下でも粘着性を保持することができる。そのため、ラッピング用フィルムを貼付対象物に貼り付ける際の粘着力と、貼付対象物から剥離する際の剥離し易さとを両立し、更に、優れた寸法安定性が得られる。
上記アクリル系粘着化合物としては、例えば、アルキル(メタ)アクリレートを用いることができる。アルキル基が過度に長鎖になると、ガラス転移温度(Tg)及び粘着性の調節が難しくなることがあるため、炭素数が1〜12のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートが好ましい。炭素数が10以上のアルキル基を含むアルキル(メタ)アクリレートを使用すると、粘着剤の初期粘着力が良好である反面、凝集力が多少低下することがあるため、炭素数2〜8のアルキル基を含む(メタ)アクリレートを適切に混合して使用することが好ましい。上記アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート及びテトラデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。上記アルキル(メタ)アクリレートは、単独で用いてもよいし、二種以上混合してもよい。なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレート及びメタクリレートを表す。
上記アクリル系粘着化合物は、重量平均分子量が50万以上、100万以下である。上記アクリル系粘着化合物の重量平均分子量が50万未満であると、上記粘着剤層の初期粘着力が高くなり、貼り直しが困難となることがあり、100万を超えると、粘着剤層が固くなり接着し難いことがある。上記アクリル系粘着化合物の重量平均分子量の好ましい下限は55万であり、好ましい上限は80万であり、より好ましい下限は60万であり、より好ましい上限は75万であり、更に好ましい上限は70万である。上記アクリル系粘着化合物の重量平均分子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC)等により測定することができる。
上記アクリル系粘着化合物は、ガラス転移温度が−50℃以上、−20℃以下であってもよい。上記アクリル系粘着化合物のガラス転移温度のより好ましい下限は−45℃であり、より好ましい上限は−25℃であり、更に好ましい下限は−40℃であり、更に好ましい上限は−30℃である。
上記アクリル系粘着化合物としては、例えば、ビックテクノス社製AR2120EA、綜研化学社製SKダイン1604N、SKダイン1340、SKダイン1310等を用いることができる。
上記メタクリル酸系エステル共重合物としては、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとアミノ基を含有する不飽和モノマーとの重合物が挙げられる。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、アルキル基の炭素数が1〜12であることが好ましく、アルキル基の炭素数が4〜8であることがより好ましい。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、iso−オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、iso−ノニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記アミノ基を含有する不飽和モノマーとしては、例えば、アミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ビニルピリジン等が挙げられる。
上記メタクリル酸系エステル共重合物としては、例えば、綜研化学社製サーモラックU−245B、クトフローUMB−1010等を用いることができる。
上記メタクリル酸系エステル共重合物は、重量平均分子量が5000以上、80000以下であり、かつ、ガラス転移温度が20℃以上、130℃以下である。上記メタクリル酸系エステル共重合物の重量平均分子量が5000未満であると、上記粘着剤層の初期粘着力が高くなり、上記ラッピング用フィルムの貼り直しが困難となることがあり、80000を超えると、上記粘着剤層の初期粘着力が低くなり、上記ラッピング用フィルムの粘着力が不充分となることがある。また、ガラス転移温度が20℃未満であると、上記粘着剤層の初期粘着力が高くなり、上記ラッピング用フィルムの貼り直しが困難となることがある。また、耐熱性が低下するため、寸法安定性が低下することがある。ガラス転移温度が130℃を超えると、上記粘着剤層の初期粘着力が低くなり、上記ラッピング用フィルムの粘着力が不充分となることがある。上記メタクリル酸系エステル共重合物の重量平均分子量の好ましい下限は7000であり、好ましい上限は50000であり、より好ましい下限は9000であり、より好ましい上限は45000であり、更に好ましい上限は40000である。上記メタクリル酸系エステル共重合物のガラス転移温度の好ましい上限は、100℃である。上記アクリル系粘着化合物のガラス転移温度よりも、ガラス転移温度が高いメタクリル酸系エステル共重合物を用いることで、上記ラッピング用フィルムの耐熱性が向上するため、寸法安定性が向上する。上記メタクリル酸系エステル共重合物の重量平均分子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC)等により測定することができる。上記メタクリル酸系エステル共重合物のガラス転移温度は、例えば、示差走査熱量測定法(DSC:Differential scanning calorimetry)等により測定することができる。
上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量は、上記アクリル系粘着化合物100重量部に対して7重量部以上、15重量部以下である。上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量が、7重量部未満であると、上記ラッピング用フィルムの寸法安定性が低くなることがあり、15重量部を超えると、上記ラッピング用フィルムの粘着力が不充分となることがある。上記アクリル系粘着化合物100重量部に対する上記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量の好ましい下限は9重量部であり、好ましい上限は13重量部である。
上記粘着剤層は、硬化剤を含有してもよい。硬化剤を含有することで、上記ラッピング用フィルムの寸法安定性を良好なものとすることができる。上記硬化剤としては、特に限定されず、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等のイソシアネート系硬化剤、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、テトラグリシジルキシレンジアミン等のエポキシ系硬化剤、Al、Ni、Zn等の金属キレート剤、メラミン化合物等のアミノ樹脂系硬化剤が挙げられる。イソシアネート系硬化剤としては、例えば、東ソー株式会社製コロネートL−55等を用いることができる。上記硬化剤の含有量は、上記アクリル系粘着化合物100重量部に対して5重量部以上、15重量部以下であってもよい。
上記粘着剤層の厚みは、10μm以上、50μm以下であることが好ましい。上記粘着剤層の厚みが、10μm未満であると、三次元曲面へ貼り付けるためにラッピング用フィルムが引き延ばされた際に粘着剤層が薄くなり過ぎるため、上記ラッピング用フィルムの貼付対象物への粘着力が不充分となることがあり、50μmを超えると、初期粘着力が高くなるため、貼り直しが困難となることがある。また、粘着剤組成物を多く用いるため経済的ではない。上記粘着剤層の厚みのより好ましい下限は20μmであり、より好ましい上限は40μmである。
[離型フィルム、離型紙]
上記離型フィルム及び上記離型紙としては、フィルムの分野において通常使用されるものを用いることができる。上記離型フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の表面をシリコーン系、アルキド系、フッ素系剥離剤等でコーティングしたものが挙げられる。上記離型紙としては、例えば、上質紙の表面をシリコーン系、アルキド系、フッ素系剥離剤等でコーティングしたものが挙げられる。上記離型フィルム又は離型紙は、上記粘着剤層側の表面だけ表面処理が施されてもよい。
上記ポリ塩化ビニルフィルム層は、粘着剤層と反対側の表面に印刷が施されてもよい。ポリ塩化ビニルフィルム層への印刷は、例えば、インクジェット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、ロータリースクリーン印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、静電印刷等により行うことができる。また、上記ポリ塩化ビニルフィルム層は、粘着剤層と反対側の表面に、エンボス加工等により微細な凹凸を有してもよい。
上記ポリ塩化ビニルフィルム層は、粘着剤層と反対側に、保護フィルム層を有してもよい。上記保護フィルムとしては、フィルムの分野において通常使用されるものを用いることができる。上記保護フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)系樹脂、ポリプロピレン(PP)系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。
上記ラッピング用フィルムの製造方法は、特に限定されないが、例えば、上記ポリ塩化ビニルフィルム層は、バンバリーミキサー等を用いて、上記ポリ塩化ビニル系樹脂を溶融混練した後、カレンダー加工等により形成することができる。上記粘着剤層は、各種コーティング装置、バーコート、ドクターブレード等の汎用の成膜装置や成膜方法を用いて、上記離型フィルム又は離型紙上に上記粘着剤組成物を塗工し、その後乾燥することにより形成することができる。上記ポリ塩化ビニルフィルム層上に上記粘着剤層を積層することで、ラッピング用フィルムを得ることができる。
上記ラッピング用フィルムは、180°剥離試験で測定される粘着力が、常温・常湿下において5N/25mm以上、11N/25mm以下であることが好ましい。上記180°剥離試験は、JIS Z 0237に準拠した方法で行われる。上記初期粘着力の測定することにより、貼付対象物に貼り付けた直後のラッピング用フィルムの粘着力を確認することができる。上記初期粘着力が5N/25mm以上、11N/25mm以下であれば、上記ラッピング用フィルムは、貼付対象物に対する充分な粘着力を有し、かつ、再剥離が容易である。更に、上記ラッピング用フィルムを、再度、貼付対象物に貼り付けても充分な粘着力が得られる。なお、180°剥離試験の試験方法の詳細については後述する。
上記ラッピング用フィルムの施工方法は、例えば、貼付対象物に上記ラッピング用フィルムを重ね、オーブン、ドライヤー等で加熱し、貼り付ける方法が挙げられる。車両等の部品等の小型、中型の貼付対象物に対しては、例えば、真空成形、圧空成形、真空・圧空成形、インモールド成形、フィルムインサート成形、ラミネート等の方法を用いることができる。車両等の大型の貼付対象物に対しては、オーブン等の装置では加熱できないため、ドライヤー等で温めながら手作業で貼り付ける場合がある。上記ラッピング用フィルムは、ドライヤーの加熱温度(80℃程度)で適度に伸張し、充分な粘着力を発現する。そのため、上記ラッピング用フィルムは、ドライヤー等で温め伸張させながら三次元曲面に貼り付けることができる。なお、ホットメルト粘着剤は、加工温度が140℃〜180℃と高いため、ドライヤー等を用いた手作業での貼り付け方法では、充分な粘着力を発現することが困難である。
上記貼付対象物の表面形状は、平面、凹凸面、曲面のいずれでもよい。上記ラッピング用フィルムは、曲面形状への追従性を有することから、三次元曲面に好適に貼り付けることができる。
上記貼付対象物の材質は、特に限定されず、例えば、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の樹脂、ABS系樹脂;鉄、銅、アルミニウム等の金属;合金等が挙げられる。
上記貼付対象物としては、特に限定されないが、例えば、自転車、バイク、自動車、バス、電車等の車両;ヘルメット;船;飛行機、ヘリコプター等の航空機;家具、家電製品等の家庭用品;キャビネット、事務机、パソコン等のオフィス用品;建造物の壁面、床面、天井、屋根、柱、看板、ドア、門;若しくは建築現場の建築材料等、又は、これらの部品が挙げられる。
上記ラッピング用フィルムは、例えば、貼付対象物の表面の加飾、保護、広告等に用いることができる。また、上記ラッピング用フィルムの粘着剤層と反対側の表面に文字、図柄等を転写し、上記貼付対象物に貼り付けて、広告として用いることができる。
本発明のラッピング加工品は、本発明のラッピング用フィルムから上記離型フィルム又は上記離型紙を剥離し、上記粘着剤層を成形品の三次元曲面に貼り合わせたものであることを特徴とする。上記成形品としては、上記貼付対象物が挙げられ、上記ラッピング用フィルムは、上記成形品の一部又は全体に貼り付けて用いることができる。
以下、本発明について実施例を掲げて更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
まず、平均重合度が800の塩化ビニル樹脂100重量部に対して、可塑剤を28重量部添加し、ポリ塩化ビニル系樹脂を得た。得られたポリ塩化ビニル系樹脂をバンバリーミキサーで溶融混練後、カレンダー加工により、ポリ塩化ビニルフィルム層を作製した。ポリ塩化ビニルフィルム層の膜厚は、50μmであった。次に、重量平均分子量が65万、ガラス転移温度が−34℃であるアクリル系粘着化合物(例えば、綜研化学株式会社製SKダイン1604N)100重量部に対して、重量平均分子量が10000、ガラス転移温度が30℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を10重量部、硬化剤を5.7重量部添加し、粘着剤組成物を調製した。硬化剤は、固形分が55%のイソシアネート系硬化剤(例えば、東ソー株式会社製コロネートL−55)を用いた。得られた粘着剤組成物を離型紙上にコンマコーターにより、乾燥後の粘着剤層の厚みが30μmになるように塗工した。その後、ポリ塩化ビニルフィルム層に転写し、実施例1のラッピング用フィルムを得た。
(実施例2)
重量平均分子量が40000、ガラス転移温度が100℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例2のラッピング用フィルムを得た。
(実施例3)
アクリル系粘着化合物100重量部に対して、メタクリル酸系エステル共重合物を7重量部添加した点以外は、実施例1と同様にして実施例3のラッピング用フィルムを得た
(実施例4)
アクリル系粘着化合物100重量部に対して、メタクリル酸系エステル共重合物を15重量部添加した点以外は、実施例1と同様にして実施例4のラッピング用フィルムを得た
(実施例5)
重量平均分子量が55万、ガラス転移温度が−40℃であるアクリル系粘着化合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例5のラッピング用フィルムを得た。
(実施例6)
重量平均分子量が80万、ガラス転移温度が−32℃であるアクリル系粘着化合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例6のラッピング用フィルムを得た。
(実施例7)
重量平均分子量が5000、ガラス転移温度が35℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例7のラッピング用フィルムを得た。
(実施例8)
ガラス転移温度が−32℃であるアクリル系粘着化合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例8のラッピング用フィルムを得た。
(実施例9)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、重量平均分子量が80000、ガラス転移温度が130℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例9のラッピング用フィルムを得た。
(実施例10)
重量平均分子量が100万、ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、ガラス転移温度が65℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして実施例10のラッピング用フィルムを得た。
(比較例1)
重量平均分子量が45万、ガラス転移温度が−47℃であるアクリル系粘着化合物(例えば、綜研化学株式会社製SKダイン1340)を用いた点以外は、実施例1と同様にして比較例1のラッピング用フィルムを得た。
(比較例2)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、重量平均分子量が100000、ガラス転移温度が150℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして比較例2のラッピング用フィルムを得た。
(比較例3)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、重量平均分子量が4000、ガラス転移温度が15℃であるメタクリル酸系エステル共重合物を用いた点以外は、実施例1と同様にして比較例3のラッピング用フィルムを得た。
(比較例4)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、アクリル系粘着化合物100重量部に対して、メタクリル酸系エステル共重合物を6重量部添加した点以外は、実施例1と同様にして比較例4のラッピング用フィルムを得た。
(比較例5)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物、アクリル系粘着化合物100重量部に対して、メタクリル酸系エステル共重合物を16重量部添加した点以外は、実施例1と同様にして比較例5のラッピング用フィルムを得た。
(比較例6)
ガラス転移温度が−43℃であるアクリル系粘着化合物を用いた点、メタクリル酸系エステル共重合物を添加しなかった点以外は、実施例1と同様にして比較例6のラッピング用フィルムを得た。
(ラッピング用フィルムの評価)
実施例及び比較例で作製したラッピング用フィルムについて、下記の方法により、(1)初期粘着力の測定及び評価、(2)施工性の評価、及び、(3)寸法安定性の評価を行った。(1)〜(3)の評価結果から、(4)総合評価を行った。
(1)初期粘着力の測定
実施例及び比較例で作製したラッピング用フィルムを縦100mm、横100mmに裁断し、試験片とした。各試験片から離型紙を剥離し、縦160mm、横160mmのアルミ板に1Kgの圧着ローラーで貼り付け、1分間放置後、180°剥離試験を行い粘着力を測定した。JIS Z 0237に準拠した方法で評価した。初期粘着力の目標値は、8N/25mmを基準として±3N/25mm、すなわち5N/25mm〜11N/25mmとした。
(2)施工性の評価
実施例及び比較例で作製したラッピング用フィルムを縦100mm、横100mmに裁断し、試験片とした。各試験片から離型紙を取り除き、縦160mm、横160mmのアルミ板に手で貼り付けた後、手で剥離した。その後、剥離したラッピング用フィルムを再び手でアルミ板に貼り付ける作業を行い、貼り直し作業の施工性を以下の基準で評価した。
施工性の評価基準
1:ラッピング用フィルムをアルミ板から剥離できない。
2:ラッピング用フィルムをアルミ板から剥離できるが、非常に力が必要である。アルミ板に再貼付した際の粘着力は充分である。
3:ラッピング用フィルムをアルミ板から剥離できるが、ある程度の力が必要である。アルミ板に再貼付した際の粘着力は充分である。
4:やや力をかければ、ラッピング用フィルムをアルミ板から剥離できる。アルミ板に再貼付した際の粘着力は充分である。
5:ラッピング用フィルムをアルミ板から容易に剥離できる。アルミ板に再貼付した際の粘着力は充分である。
数字が大きいほど施工性がよく、数字が小さいほど施工性が悪い。施工性の評価の目標値は、4以上とした。
(3)寸法安定性の評価
実施例及び比較例で作製したラッピング用フィルムを縦100mm、横100mmに裁断し、試験片とした。各試験片から離型紙を剥離し、縦150mm、横150mmのアルミ板にスキージー、ローラー等を用いて貼り付けた。その後、カッターナイフで、貼り付けたラッピング用フィルムの流れ方向及び幅方向に100mmの切り込みを十字に入れ、65℃の環境下で48時間放置した。48時間後に、ラッピング用フィルムの流れ方向の寸法、及び、幅方向の寸法を測定した。寸法安定性の評価の目標値は、流れ方向及び幅方向の寸法変化が0.3mm以下とした。なお、フィルムの流れ方向とは、カレンダー加工でフィルムを形成する際のフィルムの長手方向をいい、幅方向とは、カレンダー加工でフィルムを形成する際のフィルムの短手方向をいう。
(4)総合評価
上記(1)〜(3)の評価項目が全て目標値を満たせば○、上記(1)〜(3)の評価項目の目標値を外れる項目が1以上あれば×とした。
実施例に係るラッピング用フィルム構成、及び、評価結果を表1に示し、比較例に係るラッピング用フィルム構成、及び、評価結果を表2に示した。
Figure 2017052146
Figure 2017052146

Claims (3)

  1. ポリ塩化ビニルフィルム層、粘着剤層、離型フィルム又は離型紙の順に積層され、
    前記粘着剤層は、アクリル系粘着化合物とメタクリル酸系エステル共重合物とを含有し、
    前記アクリル系粘着化合物は、重量平均分子量が50万以上、100万以下であり、
    前記メタクリル酸系エステル共重合物は、重量平均分子量が5000以上、80000以下であり、かつ、ガラス転移温度が20℃以上、130℃以下であり、
    前記メタクリル酸系エステル共重合物の含有量は、前記アクリル系粘着化合物100重量部に対して7重量部以上、15重量部以下である
    ことを特徴とするラッピング用フィルム。
  2. 前記粘着剤層の厚みは、10μm以上、50μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のラッピング用フィルム。
  3. 請求項1又は2に記載のラッピング用フィルムから前記離型フィルム又は前記離型紙を剥離し、前記粘着剤層を成形品の三次元曲面に貼り合わせたものであることを特徴とするラッピング加工品。
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