JP2017050479A - プリント基板積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板の部品配置の設計自由度が向上されて有利に高密度化を図ることができる、新規な構造のプリント基板積層体を提供すること。【解決手段】絶縁板12の一方の面14に、第1プリント基板16に実装された端子30,32,34の絶縁板12側への突出部62,64を収容する第1有底凹所52が設けられている一方、絶縁板12の他方の面18に、第2プリント基板20に実装された端子30,32,34の絶縁板12側への突出部62,64を収容する第2有底凹所54が設けられており、絶縁板12が、第1有底凹所52の深さ寸法と第2有底凹所54の深さ寸法の和よりも大きな厚さ寸法を有しているようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、絶縁板を介して2枚のプリント基板を積層配置したプリント基板積層体に関するものである。
従来から、自動車に搭載される電気接続箱の内部回路等として、2枚のプリント基板が絶縁板を介して積層配置されたプリント基板積層体が用いられている。このようなプリント基板積層体は、例えば特開2012−74435号公報(特許文献1)に示されているように、2枚のプリント基板が合成樹脂製の絶縁板を間に挟むことにより隙間を隔てて対向配置されている。絶縁板は特許文献1に示されるように、枠体状に構成されて、プリント基板の四隅や電気部品が装着される端子群の支持領域以外は貫通した形状とされている。
ところで、近年の車載電装品の増加や車両のコンパクト化への要求に対応すべく、プリント基板積層体の一層の高密度化が要求されている。しかしながら、従来構造のプリント基板積層体では、荷重が想定される領域以外はなるべく貫通させて、例えば基板間端子の半田付け時の絶縁板の熱膨張の影響を回避するという考え方で絶縁板が設計されていることから、高密度化への適用に問題が生じる場合が考えられる。
具体的には、特許文献1の図7に示されているように、絶縁板の一方の面に載置されるプリント基板において、電気部品が装着される端子群が設けられている領域では、絶縁板の貫通部分に端子群の半田付け部が突出している。それゆえ、かかる端子群の半田付け部との接触や短絡を未然に防止するために、絶縁板の他方の面に載置されるプリント基板において、上述の端子群の半田付け部と対向する領域には、絶縁板の内部に突出する半田付け部が必要な回路を設けることができず、部品配置の自由度が制約されるという問題があり、高密度化への対応に支障がでるケースも考えられる。
特開2012−74435号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、プリント基板の部品配置の設計自由度が向上されて有利に高密度化を図ることができる、新規な構造のプリント基板積層体を提供することにある。
本発明の第一の態様は、絶縁板と、該絶縁板の一方の面に重ね合された第1プリント基板と、前記絶縁板の他方の面に重ね合された第2プリント基板を含んでなるプリント基板積層体において、前記絶縁板の一方の面に、前記第1プリント基板に実装された端子の前記絶縁板側への突出部を収容する第1有底凹所が設けられている一方、前記絶縁板の他方の面に、前記第2プリント基板に実装された端子の前記絶縁板側への突出部を収容する第2有底凹所が設けられており、前記絶縁板が、前記第1有底凹所の深さ寸法と前記第2有底凹所の深さ寸法の和よりも大きな厚さ寸法を有していることを特徴とする。
本態様によれば、第1プリント基板と第2プリント基板に挟持される絶縁板には、第1/第2プリント基板への対向面にそれぞれ開口する第1/第2有底凹所が設けられており、それら有底凹所に各プリント基板に実装された端子の絶縁板側に突出した突出部が収容されるようになっている。それゆえ、絶縁板側に突出した端子の突出部の絶縁性が確実に確保されるようになっている。
さらに、第1/第2有底凹所の深さ寸法の和よりも、絶縁板の厚さ寸法が大きくされていることから、仮に、第1/第2有底凹所が、絶縁板の厚さ方向でオーバーラップする位置に設けられた場合でも、第1/第2有底凹所が干渉することなく、底壁を挟んで確実に絶縁される。それゆえ、従来構造のように第1/第2プリント基板の部品配置の自由度が相互に制約されることがなく、第1/第2プリント基板のそれぞれの部品配置を自由に設定できることから、プリント基板積層体の高密度化を有利に向上させることができる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記第1プリント基板のプリント配線と前記第2プリント基板のプリント配線が、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板にそれぞれ設けられたスルーホールに両端が挿通圧接されたプレスフィット端子を介して導通されており、前記絶縁板には前記プレスフィット端子が挿通配置された挿通孔が設けられているものである。
本態様によれば、第1/第2プリント基板間の導通が、プレスフィット端子を用いて実現されていることから、従来の半田付けタイプの基板間端子の場合のように、半田付け時の絶縁板とプリント基板の熱膨張差による半田クラックの問題等を考慮する必要がない。それゆえ、特許文献1に記載の絶縁板のように、絶縁板を広範囲で貫通させて熱膨張の影響を低減する必要がない。したがって、各プリント基板からの突出部と絶縁板の干渉を防止するために、限られた箇所に第1/第2有底凹所を設けた絶縁板を有利に採用することができる。その結果、本願発明の利点を問題なく利用できるプリント積層体を有利に提供できるのである。
本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、複数の前記端子が前記第1プリント基板と前記第2プリント基板に実装されており、前記端子がプレスフィット端子を含んでいるものである。
本態様によれば、複数の端子がプレスフィット端子を含んで構成されていることから、従来の如き半田付けによりプリント基板に実装する場合に比して、スルーホールの周囲に広がるランドを削減できる分、端子間ピッチを狭くできる。それゆえ、プリント基板積層体の一層の高密度化を図ることができる。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記第1有底凹所と前記第2有底凹所が単一の前記突出部を収容するように構成されたものを含んでいるものである。
本態様によれば、第1/第2有底凹所が、単一の突出部を収容するように構成されたものを含んでいることから、より一層の絶縁性を担保することができる。特に、プレスフィット端子との組み合わせにおいては、仮にプレスフィット端子が傾斜等した場合でも、プレスフィット端子の突出部が第1/第2有底凹所に当接することにより、プレスフィット端子を所定位置に保持することができ、第1/第2有底凹所にプレスフィット端子の位置決め保持性をも担わせることができる。
本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板の前記絶縁板への対向面の全面が、前記絶縁板に当接されているものである。
本態様によれば、第1/第2プリント基板が絶縁板により安定して支持され、各プリント基板に装着される電気部品の挿抜力を有利に保持できる。
本発明の第六の態様は、前記第一乃至第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板の前記絶縁板への対向面の一部が、前記絶縁板に当接されているものである。
本態様によれば、絶縁板から外れた第1/第2プリント基板の領域において表裏両面を実装領域とすることができることから、さらなるプリント基板積層体の高密度化が図られる。
本発明によれば、第1/第2プリント基板に挟持される絶縁板には、第1/第2プリント基板にそれぞれ開口する第1/第2有底凹所が設けられており、それら有底凹所に各プリント基板に実装された端子の絶縁板側への突出部が収容されている。それゆえ、かかる突出部の絶縁性が確実に確保されている。さらに、第1/第2有底凹所の深さ寸法の和よりも、絶縁板の厚さ寸法が大きくされていることから、第1/第2有底凹所がオーバーラップする位置に設けられた場合でも、底壁を挟んで確実に絶縁される。それゆえ、従来構造のように第1/第2プリント基板の部品配置の自由度が相互に制約されることがないことから、プリント基板積層体の高密度化を有利に向上させることができる。
本発明の第一の実施形態としてのプリント基板積層体を示す分解斜視図。 図1に示したプリント基板積層体の組付状態の全体斜視図。 図2におけるIII−III断面の要部拡大図。 図2におけるIV−IV断面の要部拡大図。 図2におけるV−V断面の要部拡大図。 本発明の第二の実施形態としてのプリント基板積層体を示す全体斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜5に、本発明の第一の実施形態としてのプリント基板積層体10を示す。プリント基板積層体10は、絶縁板12と、絶縁板12の一方の面14に重ね合された第1プリント基板16と、絶縁板12の他方の面18に重ね合された第2プリント基板20を含んで構成されている。なお、以下の説明において、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方を言うものとする。
図1に示されているように、第1プリント基板16と第2プリント基板20はいずれも、ガラスエポキシ樹脂などの公知の絶縁材料で形成された略矩形平板状の絶縁基板22において、その表面24および裏面26に図示しないプリント配線を設けたものである。なお、表面24とは、絶縁板12に載置されない側の面を言い、一方裏面26とは、絶縁板12に載置される側の面を言うものとする。また、第1プリント基板16と第2プリント基板20の中央部には、リレー28のリード部30を挿通して半田付けすることにより各プリント基板16,20のプリント配線に接続するためのスルーホール32と、プレスフィット端子である各種基板端子34,36のリード部38,40を挿通圧接することにより各プリント基板16,20のプリント配線に接続するためのスルーホール42,44、が設けられている。加えて、第1プリント基板16と第2プリント基板20の外縁部には、後述するプレスフィット端子である基板間端子68の両端部を挿通圧接することにより第1プリント基板16と第2プリント基板20のプリント配線を相互に接続するためのスルーホール46も併せて設けられている。
ここで、図1に示されているように、リレー28のリード部30は、スルーホール32の径よりも狭幅とされた略平板状とされており、スルーホール32に対して遊嵌状態で挿通保持されるようになっている。一方、プレスフィット端子である基板端子34のリード部38は、リード部38の軸直方向外方に突出して撓み変形可能とされた弾性舌片部48を設けることにより、スルーホール42に対して圧接状態で挿通保持されるようになっている。また、プレスフィット端子である基板端子36のリード部40については、略平板状とされたリード部40の中央部分に設けたスリット50の両側を互いに反対側に突出させる、所謂アクションピン形状によりリード部40の軸直方向に撓み変形可能とされており、スルーホール44に対して圧接状態で挿通保持されるようになっている。
一方、図1〜2に示されているように、絶縁板12は、例えばガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料で形成された略矩形平板状を呈しており、平面視において第1プリント基板16および第2プリント基板20と略同形状とされている。絶縁板12の一方の面14には、一方の面14に開口しかつ略一定の円形断面形状を有する第1有底凹所52が設けられている(図3参照)。かかる第1有底凹所52には、第1プリント基板16に実装されたリレー28の端子であるリード部30における後述する絶縁板12側への突出部62や各種基板端子34,36のリード部38,40における後述する絶縁板12側への突出部62,64が収容されるようになっている。また、絶縁板12の他方の面18にも、同様に他方の面18に開口しかつ略一定の円形断面形状を有する第2有底凹所54が設けられている(図4参照)。かかる第2有底凹所54にも、第2プリント基板20に実装されたリレー28のリード部30の突出部62や各種基板端子34,36のリード部38,40の突出部62,64が収容されるようになっている。加えて、絶縁板12の外縁部には、後述するプレスフィット端子である基板間端子68が挿通配置される複数の挿通孔56が貫設されている。
上述の如き構造とされたプリント基板積層体10を組み立てる場合には、図1〜4に示されているように、先ず、リレー28や各種基板端子34,36が表面24に実装された第1プリント基板16と第2プリント基板20を準備する。より詳細には、半田付けが必要なリレー28のリード部30を、第1プリント基板16と第2プリント基板20のスルーホール32に挿通してリフロー法などにより半田付けを行う。これにより、図3に示されているように、リード部30が半田58を介して、スルーホール32の内面に設けられた図示しないめっき層に接続されたプリント配線に導通接続されるようになっている。ここで、スルーホール32の表面24側および裏面26側の開口部には、略フランジ状に広がるランド部60が設けられている。これにより、スルーホール32の両開口部において半田58がフィレット状となり、半田58がリード部30およびスルーホール32の内面に対して広い面積で密着されるようになっている。以上の結果、リレー28のリード部30の先端部が、第1プリント基板16や第2プリント基板20の裏面26から突出されている。そして、かかる突出された部位により、突出部62が形成される。続いて、半田付けが不要なプレスフィット端子である各種基板端子34,36のリード部38,40を、第1プリント基板16と第2プリント基板20のスルーホール42,44に挿通圧接する。これにより、図4に示されているように、リード部38,40が、スルーホール42,44の内面に設けられた図示しないめっき層に接続されたプリント配線に導通接続されるようになっている。なお、半田が不要とされていることから、スルーホール42,44にはランド部は設けられていない。また、この場合も、各種基板端子34,36のリード部38,40の先端部が、第1プリント基板16や第2プリント基板20の裏面26から突出されている。そして、かかる突出された部位により、突出部64が形成されるのである。
次に、図1に示されているように、プレスフィット端子である基板間端子68の一方のリード部70を、リレー28や各種基板端子34が表面24に実装された第2プリント基板20の裏面26側からスルーホール46に挿通圧接する。基板間端子68のリード部70については、潰し部72を設けたことにより外方に突出された部位によって圧接部74が構成されており、第1プリント基板16と第2プリント基板20のスルーホール46に対して圧接状態で挿通保持されるようになっている(図5参照)。なお、理解を容易にするために、左端部の基板間端子68のみを斜視図で記載している。続いて、図1〜2に示されているように、基板間端子68の一方のリード部70が挿通圧接された第2プリント基板20の裏面26に対して絶縁板12の他方の面18を載置後、リレー28や各種基板端子34,36が表面24に実装された第1プリント基板16の裏面26を載置する。かかる状態において、絶縁板12が平面視において第1プリント基板16および第2プリント基板20と略同形状とされていることから、第1プリント基板16と第2プリント基板20の絶縁板12への対向面である裏面26の全面が、絶縁板12に当接されるようになっている。これにより、図5に示されているように、第2プリント基板20の裏面26上に突設された基板間端子68のもう一方のリード部70が、絶縁板12のスルーホール56を挿通して、第1プリント基板16のスルーホール46に挿通圧接されるようになるのである。それゆえ、第1プリント基板16のプリント配線と第2プリント基板20のプリント配線が、第1プリント基板16と第2プリント基板20のスルーホール46に両端が挿通圧接された基板間端子68を介して導通されるようになっているのである。こうして、本実施形態のプリント基板積層体10が完成する。なお、本実施形態においては、かかる組付状態において、図4に示されているように、第1有底凹所52と第2有底凹所54が単一の基板端子34の突出部64を収容するように構成されている。また、絶縁板12が、第1有底凹所52の深さ寸法:t1と第2有底凹所54の深さ寸法:t2の和よりも大きな厚さ寸法:Tを有するように構成されている。
このような構造とされたプリント基板積層体10によれば、第1プリント基板16と第2プリント基板20が重ね合わされる絶縁板12のそれぞれの面14,18には、略一定の円形断面形状を有する第1/第2有底凹所52,54が設けられている。そして、第1/第2有底凹所52,54に対して、第1/第2プリント基板16,20に実装されたリレー28のリード部30や各種基板端子34,36のリード部38,40の絶縁板12側への突出部62,64が収容されるようになっている。これにより、突出部62,64の絶縁性が確実に確保されるようになっている。しかも、絶縁板12が、第1有底凹所52の深さ寸法:t1と第2有底凹所54の深さ寸法:t2の和よりも大きな厚さ寸法:Tを有している。これにより、仮に第1有底凹所52と第2有底凹所54が絶縁板12の厚さ方向でオーバーラップする位置に設けられるような場合であっても(図4参照)、第1有底凹所52と第2有底凹所54が相互に干渉することなく、底壁76を挟んで確実に絶縁されるようになっている。それゆえ、従来構造のように第1/第2プリント基板の部品配置の自由度が相互に制約されることなく、第1/第2プリント基板16,20のそれぞれの部品配置を自由に設定できることから、プリント基板積層体10の高密度化を有利に向上させることができる。
また、第1プリント基板16のプリント配線と第2プリント基板20のプリント配線が、第1プリント基板16と第2プリント基板20のスルーホール46に両端が挿通圧接された基板間端子68を介して導通されるようになっている。ここで、基板間端子68がプレスフィット端子であることから、従来の半田付けタイプの基板間端子の場合のように、半田付け時の絶縁板とプリント基板の熱膨張差による半田クラックの問題等を考慮する必要がない。したがって、特許文献1に記載の絶縁板のように、絶縁板を広範囲で貫通させて熱膨張の影響を低減する必要がないことから、第1/第2プリント基板16,20の突出部62,64と絶縁板12との干渉を防止するために、限られた箇所に第1/第2有底凹所52,54を設けた絶縁板12を有利に採用することができる。加えて、各種基板端子34,36がプレスフィット端子であることから、従来の如き半田付けにより各種基板端子をプリント基板に実装する場合に比して、スルーホール42,44の周囲に広がるランド部を削減でき、各種基板端子34,36間のピッチを狭くすることができる。これにより、プリント基板積層体10の一層の高密度化を図ることができるのである。
さらに、第1有底凹所52と第2有底凹所54が単一の基板端子34の突出部64を収容するように構成されていることから、より一層の絶縁性を担保することができる。特に、本実施形態のように基板端子34がプレスフィット端子である場合は、仮に基板端子34が傾斜等した場合であっても、基板端子34の突出部64が第1/第2有底凹所52,54の内面に当接することにより、基板端子34を所定位置に保持することができる。それゆえ、第1/第2有底凹所52,54に基板端子34の位置決め保持性をも担わせることができるようになっている。加えて、第1プリント基板16と第2プリント基板20の絶縁板12への対向面である裏面26の全面が絶縁板12に当接されるようになっていることから、各プリント基板16,20が絶縁板12により安定して支持され、各プリント基板16,20に装着される各種基板端子34,36の挿抜力を有利に保持できるのである。
次に、図6を用いて、本実施形態の第二の実施形態としてのプリント基板積層体78について詳述するが、上記実施形態と同様な構造とされた部材および部位については、図中に、上記実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。本実施形態では、第1プリント基板80と第2プリント基板82の絶縁板84への対向面である裏面26の一部が、絶縁板84に当接されるようになっている点に関して、上記実施形態と異なる実施形態を示すものである。
より詳細には、絶縁板84が平面視において第1プリント基板80および第2プリント基板82より狭幅とされており、第1プリント基板80および第2プリント基板82が互いに絶縁板84から幅方向の逆側に向かって突出するように絶縁板84上に載置されているのである。これにより、絶縁板84から突出された第1/第2プリント基板80,82の領域86において表裏両面24,26を実装領域とすることができることから、さらなるプリント基板積層体78の高密度化が図られるようになっている。なお、本実施形態においても、平面視において第1プリント基板80および第2プリント基板82がオーバーラップしている領域には絶縁板84が挟持されており、絶縁板12側への突出部62,64が第1/第2有底凹所52,54に収容されるようになっていることから、突出部62,64の絶縁性が確実に確保されるようになっている。
以上、本発明の複数の実施形態について説明してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。例えば、上記実施形態においては、第1有底凹所52と第2有底凹所54が単一の基板端子34の突出部64を収容するように構成されていたが、第1有底凹所52と第2有底凹所54の少なくとも一方が一部の領域において複数の突出部64を収容するように形成されていてもよい。また、上記実施形態においては、第1プリント基板16と第2プリント基板20は基板間端子68を介して導通されていたが、必ずしも基板間端子68を介して導通されていなくてもよい。
10,78:プリント基板積層体、12,84:絶縁板、14:一方の面、16,80:第1プリント基板、18:他方の面、20,82:第2プリント基板、26:裏面(対向面)、30:リード部(端子)、34:基板端子(端子,プレスフィット端子)、36:基板端子(端子,プレスフィット端子)、46:スルーホール、52:第1有底凹所、54:第2有底凹所、56:挿通孔、62:突出部、64:突出部、68:基板間端子(プレスフィット端子)

Claims (6)

  1. 絶縁板と、該絶縁板の一方の面に重ね合された第1プリント基板と、前記絶縁板の他方の面に重ね合された第2プリント基板を含んでなるプリント基板積層体において、
    前記絶縁板の一方の面に、前記第1プリント基板に実装された端子の前記絶縁板側への突出部を収容する第1有底凹所が設けられている一方、
    前記絶縁板の他方の面に、前記第2プリント基板に実装された端子の前記絶縁板側への突出部を収容する第2有底凹所が設けられており、
    前記絶縁板が、前記第1有底凹所の深さ寸法と前記第2有底凹所の深さ寸法の和よりも大きな厚さ寸法を有している
    ことを特徴とするプリント基板積層体。
  2. 前記第1プリント基板のプリント配線と前記第2プリント基板のプリント配線が、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板にそれぞれ設けられたスルーホールに両端が挿通圧接されたプレスフィット端子を介して導通されており、前記絶縁板には前記プレスフィット端子が挿通配置された挿通孔が設けられている請求項1に記載のプリント基板積層体。
  3. 複数の前記端子が前記第1プリント基板と前記第2プリント基板に実装されており、前記端子がプレスフィット端子を含んでいる請求項1または2に記載のプリント基板積層体。
  4. 前記第1有底凹所と前記第2有底凹所が単一の前記突出部を収容するように構成されたものを含んでいる請求項1〜3の何れか1項に記載のプリント基板積層体。
  5. 前記第1プリント基板と前記第2プリント基板の前記絶縁板への対向面の全面が、前記絶縁板に当接されている請求項1〜4の何れか1項に記載のプリント基板積層体。
  6. 前記第1プリント基板と前記第2プリント基板の前記絶縁板への対向面の一部が、前記絶縁板に当接されている請求項1〜4の何れか1項に記載のプリント基板積層体。
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