JP2017050460A - 溶液製造装置 - Google Patents

溶液製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017050460A
JP2017050460A JP2015173975A JP2015173975A JP2017050460A JP 2017050460 A JP2017050460 A JP 2017050460A JP 2015173975 A JP2015173975 A JP 2015173975A JP 2015173975 A JP2015173975 A JP 2015173975A JP 2017050460 A JP2017050460 A JP 2017050460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon dioxide
supply path
solution
gas
pure water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015173975A
Other languages
English (en)
Inventor
新井 賢
Masaru Arai
賢 新井
吉田 幹
Miki Yoshida
幹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2015173975A priority Critical patent/JP2017050460A/ja
Publication of JP2017050460A publication Critical patent/JP2017050460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】導入のコストを低く抑えることができる溶液製造装置を提供する。【解決手段】被加工物(11)を保持するチャックテーブル(14)と、チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段(18)と、を備える加工装置(2)において使用される溶液を製造する溶液製造装置(44)であって、純水に炭酸ガスを溶解させる中空糸膜を含む溶解ユニット(46)と、溶解ユニットに純水を供給する純水供給路(48)と、純水に溶解させる炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給路(60)と、炭酸ガスを希釈する希釈用ガスを供給する希釈用ガス供給路(68)と、第1流量調整弁(58)を介して炭酸ガス供給路の下流側に接続されるとともに、第2流量調整弁(66)を介して希釈用ガス供給路の下流側に接続され、炭酸ガスと希釈用ガスとが混合された混合ガスを溶解ユニットに供給する混合ガス供給路(56)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、二酸化炭素を溶解させた溶液を製造する溶液製造装置に関する。
半導体やセラミック、樹脂等の材料でなる板状の被加工物を加工する際に、円環状の切削ブレードを備える切削装置を使用することがある。この切削装置では、被加工物の切削によって発生する切削屑の排出や、被加工物の冷却等を目的として、加工点の近傍に切削液が供給される。
上述した切削液として、例えば、比抵抗の高い純水を用いると、摩擦によって発生する静電気で被加工物が帯電し、この被加工物に形成されている集積回路等のデバイスが破損し易くなる。そのため、近年では、微量の二酸化炭素(CO)を純水に溶解させた比抵抗の低い溶液(炭酸水)を切削液として使用する機会が増えている。
一方、切削液として使用される溶液中の二酸化炭素の濃度が高くなり過ぎると、酸性度が上がって、被加工物に設けられたボンディングパッドや切削ブレードが腐食してしまう。そこで、溶液中の二酸化炭素の濃度を高い精度で制御できる流体混合装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この流体混合装置では、二酸化炭素を高濃度に溶解させた純水を2段階で希釈することによって、二酸化炭素の濃度が適切に調整された大量(例えば、4L/min〜12L/min)の溶液を得ている。これにより、切削液の使用量が多い用途であっても、溶液中の二酸化炭素の濃度を安定させることができる。
特開2003−291065号公報
ところで、上述の溶液(炭酸水)は、被加工物を洗浄する際の洗浄液として使用されることもある。しかしながら、洗浄液の使用量は、切削液の使用量に比べて少ないので(例えば、1L/min以下)、洗浄液として使用するために複雑な2段階希釈が採用された流体混合装置を導入すると、コストの面で問題が生じてしまう。
また、切削液として使用する場合にも、大量の溶液を必要としない状況が想定され得る。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、導入のコストを低く抑えることができる溶液製造装置を提供することである。
本発明によれば、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置において使用される溶液を製造する溶液製造装置であって、純水に炭酸ガスを溶解させる中空糸膜を含む溶解ユニットと、該溶解ユニットに該純水を供給する純水供給路と、該純水に溶解させる該炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給路と、該炭酸ガスを希釈する希釈用ガスを供給する希釈用ガス供給路と、第1流量調整弁を介して該炭酸ガス供給路の下流側に接続されるとともに、第2流量調整弁を介して該希釈用ガス供給路の下流側に接続され、該炭酸ガスと該希釈用ガスとが混合された混合ガスを該溶解ユニットに供給する混合ガス供給路と、を備え、該炭酸ガスの流量と該希釈用ガスの流量とを調整して混合された該混合ガスを該中空糸膜で該純水に溶解させることにより、二酸化炭素の濃度が調整された該溶液を製造することを特徴とする溶液製造装置が提供される。
本発明において、該加工装置は、被加工物を洗浄する洗浄手段を更に備え、該洗浄手段で使用される該溶液を製造することが好ましい。
また、本発明において、該希釈用ガスは、エアー又は窒素であることが好ましい。
本発明に係る溶液製造装置では、炭酸ガスの流量と希釈用ガスの流量とを調整して混合された混合ガスを中空糸膜で純水に溶解させるので、従来よりも装置の構成が簡単になる。よって、導入のコストを低く抑えることができる。また、本発明に係る溶液製造装置は、構成要素が少なく小型なので、加工装置への搭載も容易である。
加工装置の構成例を模式的に示す図である。 洗浄液製造ユニットの構成例を模式的に示すブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る加工装置の構成例を模式的に示す図である。なお、本実施形態では、板状の被加工物を切削する切削装置を例に挙げて説明するが、本発明の加工装置は、研削装置や研磨装置等でも良い。
図1に示すように、加工装置2は、各構造を支持する基台4を備えている。基台4の前方の角部には、昇降可能なカセット支持台6が設けられている。カセット支持台6の上面には、複数の被加工物11を収容する直方体状のカセット8が載せられる。なお、図1では、説明の便宜上、カセット8の輪郭のみを示している。
被加工物11は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハであり、その表面側は、中央のデバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とに分けられている。デバイス領域は、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)でさらに複数の領域に区画されており、各領域には、IC、LSI等のデバイスが形成されている。
被加工物11の裏面側には、被加工物11より大径のダイシングテープ13が貼り付けられている。ダイシングテープ13の外周部分は、環状のフレーム15に固定されている。すなわち、被加工物11は、ダイシングテープ13を介してフレーム15に支持されている。
なお、本実施形態では、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハを被加工物11としているが、被加工物11の材質、形状等に制限はない。例えば、サファイア等の材料でなるセラミックス基板、樹脂基板、金属基板等を被加工物11として用いることもできる。
カセット支持台6の側方には、X軸方向(前後方向、切削送り方向)に長い矩形の開口4aが形成されている。この開口4a内には、X軸移動テーブル10、X軸移動テーブル10をX軸方向に移動させるX軸移動機構(不図示)、及びX軸移動機構を覆う防塵防滴カバー12が設けられている。
X軸移動機構は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール(不図示)を備えており、X軸ガイドレールには、X軸移動テーブル10がスライド可能に取り付けられている。X軸移動テーブル10の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレールに平行なX軸ボールネジ(不図示)が螺合されている。
X軸ボールネジの一端部には、X軸パルスモータ(不図示)が連結されている。X軸パルスモータでX軸ボールネジを回転させることで、X軸移動テーブル10はX軸ガイドレールに沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル10の上方には、被加工物11を保持するチャックテーブル14が設けられている。チャックテーブル14の周囲には、被加工物11を支持する環状のフレーム15を四方から固定する4個のクランプ16が設置されている。
チャックテーブル14は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル14は、上述のX軸移動機構でX軸方向に加工送りされる。チャックテーブル14の上面は、被加工物11を保持する保持面となっている。この保持面は、チャックテーブル14の内部に形成された流路等を通じて吸引源(不図示)に接続されている。
開口4aに隣接する位置には、被加工物11を切削する切削ユニット(加工手段)18を支持する片持ち梁状の支持構造20が配置されている。支持構造20の前面上部には、切削ユニット18をY軸方向(左右方向、割り出し送り方向)及びZ軸方向(鉛直方向)に移動させる切削ユニット移動機構22が設けられている。
切削ユニット移動機構22は、支持構造20の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール24を備えている。Y軸ガイドレール24には、切削ユニット移動機構22を構成するY軸移動プレート26がスライド可能に取り付けられている。
Y軸移動プレート26の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール24に平行なY軸ボールネジ28が螺合されている。Y軸ボールネジ28の一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。Y軸パルスモータでY軸ボールネジ28を回転させれば、Y軸移動プレート26は、Y軸ガイドレール24に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート26の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール30が設けられている。Z軸ガイドレール30には、Z軸移動プレート32がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート32の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール30に平行なZ軸ボールネジ34が螺合されている。Z軸ボールネジ34の一端部には、Z軸パルスモータ36が連結されている。Z軸パルスモータ36でZ軸ボールネジ34を回転させれば、Z軸移動プレート32は、Z軸ガイドレール30に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート32の下部には、切削ユニット18が設けられている。この切削ユニット18は、スピンドル(不図示)の一端側に装着された円環状の切削ブレード38を備えている。スピンドルの他端側にはモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されており、切削ブレード38は、回転駆動源から伝達される回転力によって回転する。また、切削ユニット18に隣接する位置には、被加工物11を撮像するカメラ40が設置されている。
切削ユニット移動機構22でY軸移動プレート26をY軸方向に移動させれば、切削ユニット18及びカメラ40は、X軸方向に垂直なY軸方向に割り出し送りされる。また、切削ユニット移動機構22でZ軸移動プレート32をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット18及びカメラ40は、昇降する。
開口4aに対してカセット支持台6と反対側の位置には、円形の開口4bが形成されている。開口4b内には、純水に炭酸ガス(二酸化炭素)を溶解させた洗浄液を用いて被加工物11を洗浄する洗浄ユニット(洗浄手段)42が設けられている。
洗浄ユニット42は、上記洗浄液を含む流体を噴射するノズル42aを備えている。このノズル42aには、洗浄液となる溶液を製造する洗浄液製造ユニット(溶液製造装置)44が接続されている。洗浄液製造ユニット44の構成については、後に詳述する。
このように構成された加工装置2で被加工物11を加工(切削)する際には、まず、被加工物11をカセット8から搬出してチャックテーブル14に保持させる。次に、チャックテーブル14と切削ユニット18とを相対的に移動、回転させて、加工対象となる分割予定ラインの延長線上に切削ブレード38の位置を合わせる。
その後、切削ブレード38を回転させつつ被加工物11に接触可能な高さまで下降させ、さらに、チャックテーブル14を加工対象の分割予定ラインに対して平行に移動させる。これにより、被加工物11を分割予定ラインに沿って切削できる。切削後の被加工物11は、例えば、チャックテーブル14から搬出されて、洗浄ユニット42で洗浄される。
図2は、洗浄液製造ユニット44の構成例を模式的に示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る洗浄液製造ユニット44は、純水に炭酸ガスをバブリング(通気)して溶液(炭酸水)を生成する溶解ユニット46を備えている。
溶解ユニット46は、RO膜(Reverse Osmosis Membrane)、MF膜(Microfiltration Membrane)、UF膜(Ultrafiltration Membrane)等のろ過膜をチューブ状に加工した中空糸膜を含む。この中空糸膜により、純水と炭酸ガスとの接触面積が広くなるので、純水に炭酸ガスを効率良く溶解させて溶液を生成できる。
溶解ユニット46には、純水を供給する純水供給路48の下流端が接続されている。純水供給路48の上流側には、圧力調整弁50を介して純水供給源52が接続されており、純水供給源52の純水は、圧力調整弁50で圧力を調整された後に、純水供給路48を通じて溶解ユニット46へと供給される。なお、純水供給路48には、供給される純水の流量を計測する流量計54が設置されている。
また、溶解ユニット46には、炭酸ガスを希釈用ガスで希釈した混合ガスを供給する混合ガス供給路56の下流端が接続されている。混合ガス供給路56の上流側は分岐されており、その一方には、第1流量調整弁58を介して炭酸ガス供給路60の下流端が接続されている。
炭酸ガス供給路60の上流側には、圧力調整弁62を介して炭酸ガス供給源64が接続されており、炭酸ガス供給源64の炭酸ガスは、圧力調整弁62で圧力を調整された後に、炭酸ガス供給路60及び第1流量調整弁58を通じて混合ガス供給路56へと供給される。
混合ガス供給路56の分岐の他方には、第2流量調整弁66を介して希釈用ガス供給路68の下流端が接続されている。希釈用ガス供給路68の上流側には、圧力調整弁70を介して希釈用ガス供給源72が接続されており、希釈用ガス供給源72の希釈用ガスは、圧力調整弁70で圧力を調整された後に、希釈用ガス供給路68及び第2流量調整弁66を通じて混合ガス供給路56へと供給される。
ここで、希釈用ガス供給源72から供給される希釈用ガスとしては、純水に溶解し難いエアーや窒素等を用いることが好ましい。この場合には、実質的に、炭酸ガス及び希釈用ガス中の二酸化炭素の溶解だけを考慮すれば足りるので、溶液の製造が容易になる。
混合ガス供給路56と炭酸ガス供給路60との接続部(すなわち、第1流量調整弁58の近傍)には、供給される炭酸ガスの流量を計測する流量計74が設置されている。同様に、混合ガス供給路56と希釈用ガス供給路68との接続部(すなわち、第2流量調整弁66の近傍)には、供給される希釈用ガスの流量を計測する流量計76が設置されている。
炭酸ガス供給路60及び希釈用ガス供給路68を通じて混合ガス供給路56に供給された炭酸ガス及び希釈用ガスは、混合ガス供給路56内で混合された後、溶解ユニット46へと供給される。なお、混合ガス供給路56内には、炭酸ガスと希釈用ガスとの混合に適した流れ(例えば、混合を促進させる渦状の流れ)を生成する任意の構造を設けても良い。これにより、炭酸ガスと希釈用ガスとの混合不足に起因する溶液の濃度ばらつき等を抑制できる。
炭酸ガスと希釈用ガスとの混合ガスは、中空糸膜を含む溶解ユニット46において純水にバブリング(通気)される。これにより、二酸化炭素が溶解された溶液(炭酸水)を生成できる。溶解ユニット46には、生成された溶液を外部へと供給するための溶液供給路78が接続されている。溶液供給路78の下流端には、第3流量調整弁80を介して外部供給路82が接続されている。
図1に示すように、外部供給路82の下流側には、洗浄ユニット42のノズル42aが接続されており、洗浄液製造ユニット44で生成された溶液は、外部供給路82を通じてノズル42aへと供給される。これにより、上述した溶液を洗浄液として使用できる。
なお、溶液供給路78と外部供給路82との接続部(すなわち、第3流量調整弁80の近傍)には、供給される溶液(炭酸水)の流量を計測する流量計84が設置されている。また、溶解ユニット46には、加工装置2を停止させる場合等に、不要な溶液を排出するドレイン86が接続されている。
上述した洗浄液製造ユニット(溶液製造装置)44で溶液を製造する際には、純水、炭酸ガス、及び希釈用ガスの圧力を、例えば、0.1MPa〜0.3MPaに調整する。ただし、純水、炭酸ガス、及び希釈用ガスの圧力に制限はなく、溶解ユニット46の許容範囲内で任意に変更できる。なお、純水、炭酸ガス、及び希釈用ガスの圧力は、それぞれ、圧力調整弁50,62,70で調整される。
ここで、炭酸ガス及び希釈用ガスの圧力は、純水の圧力より低めに調整されることが望ましい。これにより、適切なバブリングを実施し易くなる。また、炭酸ガス及び希釈用ガスの圧力は、同程度となるように調整されることが望ましい。この場合には、炭酸ガス及び希釈用ガスの流量比の調整が容易である。
純水の流量は、例えば、0.1L/min〜0.5L/minに調整される。ただし、純水の流量に制限はなく、溶解ユニット46の処理能力等に応じて任意に変更できる。なお、純水の流量は、生成される溶液の流量に対応しており、第3流量調整弁80で調整される。
炭酸ガス及び希釈用ガスの流量は、所望の二酸化炭素濃度を実現できる流量比となるように調整される。例えば、比抵抗が0.5MΩ・cmの溶液(炭酸水)を製造したい場合には、溶液中の二酸化炭素の濃度を3ppm程度にする必要がある。よって、炭酸ガス及び希釈用ガスの流量を、この濃度が実現される流量比となるように調整する。
例えば、0.2L/minの流量の純水と0.1MPaの炭酸ガス(100%の二酸化炭素)とを供給することで、3000ppm程度の二酸化炭素濃度の溶液(炭酸水)が得られる溶解ユニット46を想定する。この場合、希釈用ガスとしてエアーを用いるのであれば、エアー中の二酸化炭素濃度(例えば、0.0477%)を考慮して、炭酸ガス(100%)とエアーとの流量比を、例えば、1:1875程度に調整する。この条件により、二酸化炭素の濃度が3ppm程度の溶液(炭酸水)を製造できる。なお、炭酸ガス及び希釈用ガスの流量は、それぞれ、第1流量調整弁58及び第2流量調整弁66で調整される。
以上のように、本実施形態に係る洗浄液製造ユニット(溶液製造装置)44では、炭酸ガスの流量と希釈用ガスの流量とを調整して混合された混合ガスを中空糸膜で純水に溶解させるので、従来よりも装置の構成が簡単になる。よって、導入のコストを低く抑えることができる。また、本実施形態に係る洗浄液製造ユニット44は、構成要素が少なく小型なので、加工装置2への搭載も容易である。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、洗浄ユニット(洗浄手段)42において洗浄液として使用される溶液を製造する洗浄液製造ユニット(溶液製造装置)44を例示しているが、本発明の溶液製造装置の用途に制限はない。
例えば、本発明の溶液製造装置は、切削ユニット(加工手段)18において切削液(加工液)として使用される溶液を製造するために用いられても良い。なお、本発明に係る溶液製造装置は、低コスト、小型である一方、溶液の供給能力はそれほど高くないので、溶液の供給量を増やしたい場合等には、1台の加工装置2に複数の溶液製造装置を搭載しても良い。
その他、上記実施形態に係る構成、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 加工装置
4 基台
4a,4b 開口
6 カセット支持台
8 カセット
10 X軸移動テーブル
12 防塵防滴カバー
14 チャックテーブル
16 クランプ
18 切削ユニット(加工手段)
20 支持構造
22 切削ユニット移動機構
24 Y軸ガイドレール
26 Y軸移動プレート
28 Y軸ボールネジ
30 Z軸ガイドレール
32 Z軸移動プレート
34 Z軸ボールネジ
36 Z軸パルスモータ
38 切削ブレード
40 カメラ
42 洗浄ユニット(洗浄手段)
42a ノズル
44 洗浄液製造ユニット(溶液製造装置)
46 溶解ユニット
48 純水供給路
50 圧力調整弁
52 純水供給源
54 流量計
56 混合ガス供給路
58 第1流量調整弁
60 炭酸ガス供給路
62 圧力調整弁
64 炭酸ガス供給源
66 第2流量調整弁
68 希釈用ガス供給路
70 圧力調整弁
72 希釈用ガス供給源
74 流量計
76 流量計
78 溶液供給路
80 第3流量調整弁
82 外部供給路
84 流量計
86 ドレイン
11 被加工物
13 ダイシングテープ
15 フレーム

Claims (3)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置において使用される溶液を製造する溶液製造装置であって、
    純水に炭酸ガスを溶解させる中空糸膜を含む溶解ユニットと、
    該溶解ユニットに該純水を供給する純水供給路と、
    該純水に溶解させる該炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給路と、
    該炭酸ガスを希釈する希釈用ガスを供給する希釈用ガス供給路と、
    第1流量調整弁を介して該炭酸ガス供給路の下流側に接続されるとともに、第2流量調整弁を介して該希釈用ガス供給路の下流側に接続され、該炭酸ガスと該希釈用ガスとが混合された混合ガスを該溶解ユニットに供給する混合ガス供給路と、を備え、
    該炭酸ガスの流量と該希釈用ガスの流量とを調整して混合された該混合ガスを該中空糸膜で該純水に溶解させることにより、二酸化炭素の濃度が調整された該溶液を製造することを特徴とする溶液製造装置。
  2. 該加工装置は、被加工物を洗浄する洗浄手段を更に備え、
    該洗浄手段で使用される該溶液を製造することを特徴とする請求項1記載の溶液製造装置。
  3. 該希釈用ガスは、エアー又は窒素であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の溶液製造装置。
JP2015173975A 2015-09-03 2015-09-03 溶液製造装置 Pending JP2017050460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173975A JP2017050460A (ja) 2015-09-03 2015-09-03 溶液製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015173975A JP2017050460A (ja) 2015-09-03 2015-09-03 溶液製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017050460A true JP2017050460A (ja) 2017-03-09

Family

ID=58279592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015173975A Pending JP2017050460A (ja) 2015-09-03 2015-09-03 溶液製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017050460A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109433094A (zh) * 2018-11-07 2019-03-08 深圳大学 配液装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123738A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd ダイシング装置
JPS62123737A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd ダイシング装置
JPH08130201A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Disco Abrasive Syst Ltd 混合手段を有する処理装置
JP2002172318A (ja) * 2000-09-27 2002-06-18 Dainippon Ink & Chem Inc 超純水の比抵抗調整装置及び調整方法
JP2013136024A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Shibaura Mechatronics Corp 処理液生成装置、処理液生成方法、基板処理装置及び基板処理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123738A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd ダイシング装置
JPS62123737A (ja) * 1985-11-25 1987-06-05 Hitachi Ltd ダイシング装置
JPH08130201A (ja) * 1994-10-28 1996-05-21 Disco Abrasive Syst Ltd 混合手段を有する処理装置
JP2002172318A (ja) * 2000-09-27 2002-06-18 Dainippon Ink & Chem Inc 超純水の比抵抗調整装置及び調整方法
JP2013136024A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Shibaura Mechatronics Corp 処理液生成装置、処理液生成方法、基板処理装置及び基板処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109433094A (zh) * 2018-11-07 2019-03-08 深圳大学 配液装置
CN109433094B (zh) * 2018-11-07 2024-03-29 深圳大学 配液装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160311127A1 (en) Cutting apparatus and cutting method
US20160204018A1 (en) Conveying apparatus
JP5437034B2 (ja) 切削装置
JP2010021464A (ja) 加工装置のチャックテーブル
JP2017193005A (ja) 切削装置のセットアップ方法
JP6498020B2 (ja) チャックテーブルの洗浄方法
JP4210462B2 (ja) 切削装置
JP6639283B2 (ja) 不良検出方法
KR102243872B1 (ko) 피가공물의 연삭 방법
JP2017050460A (ja) 溶液製造装置
JP2009285799A (ja) 切削装置
JP2019115962A (ja) チャックテーブル修正方法及び切削装置
JP6571942B2 (ja) 基板処理装置
JP2015230935A (ja) シリコンウェーハの加工方法
JP6800689B2 (ja) チャックテーブル機構
JP6541476B2 (ja) ウェーハの研磨方法
JP4481668B2 (ja) 切削装置
JP6808292B2 (ja) 加工装置の診断方法
JP2008091775A (ja) 切削装置
JP2022064024A (ja) 切削装置
JP2016078132A (ja) 加工装置
JP2017185599A (ja) 切削装置
JP2012000705A (ja) 廃液処理装置
US20230234182A1 (en) Chuck table and grinding apparatus
JP2019118982A (ja) 被加工物の切削方法及び切削装置のチャックテーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191008