JP2017049801A - 運転支援システム、運転支援方法及びプログラム - Google Patents

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【課題】運転員のノウハウを活用できる運転支援システムを提供する。【解決手段】運転支援システムは、プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報とに基づいて機器の運転状態と介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて、介入操作を行うルール情報を生成する操作提案ルール生成部と、機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該取得した運転状態情報とルール情報とに基づいて、運転状態情報に対応する介入操作を決定する運転状態比較判定部と、運転状態比較判定部が決定した介入操作に係る操作指示情報を出力する操作指示情報出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援システム、運転支援方法及びプログラムに関する。
発電所やゴミ焼却所のプラントは制御装置による自動運転を行うことが多い。例えば、特許文献1には、プラントの運転状態を評価する管理値として、正常状態の変動範囲を示す管理値、正常状態から警報状態の境界を示す管理値、警報状態から停止状態の境界を示す管理値を設定し、これらの管理値によってプラントの運転状態を評価し、自動運転を行う装置が開示されている。
しかし、現実にはプラントの制御を全て自動化することは難しい。例えば、ゴミ焼却プラントでは、入力となるゴミの中身、ゴミの投入量が一定でないことにより炉内の燃焼状態が刻々と変化する。このような変化に対し、例えば、燃焼状態の指標となる状態量をセンサーで検出し、その検出値に応じた操作を自動で行うといった制御を行う場合、その自動制御が実際の燃焼状態の変化に追い付かない恐れがある。そのため、プラントの運転員が運転状態を総合的に判断し、運転状態の変化を予測して自動制御が働く前に操作介入し安定したプラントの運転を行っている。
特開2005−267241号公報
この様に、プラントへの入力が一定でないこと等により発生する運転状態の変化に対して自動制御を行うことは難しく、運転員の操作による対応が必要となる場合があるが、この操作は運転員のノウハウとなっている。一般に、ノウハウを形式知化し、制御装置に組み込むことは容易ではない。また、運転員による操作は、プラントの稼働条件・稼働環境によっても異なるため、画一的に自動制御に組み入れることは適切ではない可能性もある。しかし、プラントの安定した稼働のためには、ノウハウを経験の浅い運転員などにも伝え、共有化する必要がある。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる運転支援システム、運転支援方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報とに基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する操作提案ルール生成部と、機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該取得した運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定する運転状態比較判定部と、前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する操作指示情報出力部と、を備える運転支援システムである。
本発明の第2の態様における前記操作指示情報出力部は、前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作の実施を案内する操作提案情報を出力する。
本発明の第3の態様における運転支援システムは、前記運転状態比較判定部が前記介入操作の決定に用いる前記運転状態情報に含まれる状態量の設定と、その状態量の値の種類の設定と、を受け付ける比較用項目設定部、をさらに備える。
本発明の第4の態様における運転支援システムは、前記操作指示情報出力部が出力した前記操作提案情報に対して実施された操作情報を記録する操作実施情報記録部、をさらに備える。
本発明の第5の態様における運転支援システムは、前記操作実施情報記録部の記録した操作情報に基づいて、前記操作提案情報に対する実施状況を算出する実施状況判定部、をさらに備え、前記操作指示情報出力部は、前記実施状況判定部の算出した実施状況に応じて前記操作提案情報を出力する。
本発明の第6の態様における運転支援システムは、前記操作提案情報の出力モードの選択を受け付ける出力モード設定部、をさらに備え、前記操作指示情報出力部は、前記出力モード設定部が受け付けた出力モードの設定に基づいて、同じ型式の他のプラントで行った前記介入操作に係る操作提案情報を出力する。
本発明の第7の態様における前記操作提案情報は、前記機器に対する操作の種類および操作量を含む。
本発明の第8の態様における前記操作提案ルール生成部は、前記過去介入履歴情報を統計的手法または機械学習手法のうち少なくとも一方により学習することにより、前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する。
本発明の第9の態様における前記操作指示情報出力部は、前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作の実施を指示する制御信号を出力する。
本発明の第10の態様は、プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と、前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報と、に基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成し、機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定し、前記決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する、運転支援方法である。
本発明の第11の態様は、プラント制御装置のコンピュータを、プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と、前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報と、に基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する手段、機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該取得した運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定する手段、前記決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、現在のプラントの運転状態に対する適切な介入操作を提案することができる。これにより、経験の少ない運転員でも熟練した運転員と同等の安定したプラント運転を行うことができる。
図1は、本発明の第一実施形態における運転支援システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。 図2は、本発明の第一実施形態における運転支援装置の機能ブロック図の一例である。 本発明の第一実施形態における操作履歴情報の一例である。 本発明の第一実施形態における運転履歴情報の一例である。 本発明の第一実施形態における過去介入履歴情報の一例である。 本発明の第一実施形態における操作提案ルールの一例を示す第一の図である。 本発明の第一実施形態における操作提案ルールの一例を示す第二の図である。 本発明の第一実施形態における提案情報の表示例を示す図である。 本発明の第一実施形態における操作実施記録情報の一例を示す図である。 本発明の第一実施形態における介入操作の実施状況情報の一例を示す図である。 本発明の第一実施形態における運転支援システムの第一の処理フローである。 本発明の第一実施形態における運転支援システムの第二の処理フローである。
<第一実施形態>
以下、本発明の一実施形態による運転支援システムを図1〜図12を参照して説明する。図1は、本発明の第一実施形態における運転支援システムの構成の一例を示す概略ブロック図である。
運転支援システム1は、履歴情報作成装置15(15A、15B)、操作履歴情報DB(データベース)16(16A、16B)、運転履歴情報DB(データベース)17(17A、17B)、通信装置18(18A、18B)、運転支援装置20を含んで構成される。
プラント10Aには、プラントの機器を手動で操作するための操作盤11A、プラントの機器を自動で制御する制御装置12A、DCS(distributed control system)13A、プラントの運転状態を検出するためのセンサー14Aが備えられている。履歴情報作成装置15Aは、操作盤11A、制御装置12A、DCS13Aからプラントに備えられた図示しない機器(例えば、タンク、ボイラ、ガスタービンなど)に対して行われた操作の種類と操作量の情報を取得し、操作履歴情報DB16Aに保存する。また、履歴情報作成装置15は、DCS13Aおよび機器や配管などに設けられたセンサー14Aが検出した状態量の情報を取得し、運転履歴情報DB17Aに保存する。また、通信装置18Aは、制御装置12Aが生成した制御信号、DCS13Aやセンサー14Aが検出した各種状態量を所定の時間間隔(例えば10秒ごと)で運転支援装置20に送信する。これら通信装置18Aが所定の時間間隔で運転支援装置20に送信する各種状態量の情報を総称して運転状態情報と呼ぶ。また、通信装置18Aは、操作履歴情報DB16Aに保存された情報(操作履歴情報と呼ぶ)と、運転履歴情報DB17Aに保存された情報(運転履歴情報と呼ぶ)とを例えば1日に1回、運転支援装置20へ送信する。プラント10Bについても同様である。
なお、操作盤11Aと操作盤11Bを総称して操作盤11、制御装置12Aと制御装置12Bを総称して制御装置12、DCS13AとDCS13Bを総称してDCS13、センサー14Aとセンサー14Bを総称してセンサー14と呼ぶ。同様に、履歴情報作成装置15Aと履歴情報作成装置15Bを総称して履歴情報作成装置15、操作履歴情報DB16Aと操作履歴情報DB16Bを総称して操作履歴情報DB16、運転履歴情報DB17Aと運転履歴情報DB17Bを総称して運転履歴情報DB17、通信装置18Aと通信装置18Bを総称して通信装置18と呼ぶ。
運転支援装置20は、1つ又は複数のプラント10(例えば、プラント10A、プラント10B)から運転状態情報、操作履歴情報、運転履歴情報を受信して、それらのプラントの運転を支援する情報を生成する。例えば、ゴミ焼却プラントの場合、ゴミの投入量やゴミの中身などに応じて、同じプラントでも運転方法を調整する場合がある。通常、このような調整は、運転状態情報や経験による総合的な判断に基づいて、熟練した運転員によって行われる場合が多い。本実施形態の運転支援装置20は、プラント10Aなどから受信した操作履歴情報、運転履歴情報を用いて熟練した運転員が身に着けているノウハウを形式知化し、経験の浅い運転員であってもそのノウハウを活用できるよう操作提案情報を生成する。例えば、運転支援装置20は、プラント10A、プラント10Bを制御する図示しない制御システムの一部を構成している。経験の浅い運転員は、運転支援装置20が生成する操作提案情報を参考にしながら、制御システムをプラント10Aなどの状況に応じて柔軟に運用する。
図2は、本発明の第一実施形態における運転支援装置の機能ブロック図の一例である。
図2が示すように、運転支援装置20は、入力受付部200と、履歴情報取得部204と、操作提案ルール生成部205と、運転状態情報取得部206と、比較用情報生成部207と、運転状態比較判定部208と、操作提案情報出力部209と、操作実施情報記録部210と、操作実施状況判定部211と、記憶部212と、を備えている。入力受付部200は、比較用項目設定部201と、操作提案ルール設定部202と、出力モード設定部203とを備えている。記憶部212は、運転履歴情報DB(データベース)213と、操作履歴情報DB(データベース)214と、介入操作履歴DB(データベース)215と、操作提案ルールDB(データベース)216と、操作実施情報DB(データベース)217とを備えている。
入力受付部200は、運転員の運転支援装置20に対する入力操作を受け付ける。
具体的には、入力受付部200の比較用項目設定部201は、プラントの機器に対して例えば熟練した運転員が行う介入操作(運転員のノウハウによって行う操作)ごとに、運転状態情報に含まれる状態量のうち、熟練した運転員がその介入操作を行うにあたり目印としている監視対象項目の入力操作を受け付ける。例えば、運転支援装置20のオペレータは、「XXバルブを10%開く」という操作に対し、その「XXバルブ」を流れる媒体の「流量」、「圧力」、「温度」を監視対象項目として設定する。比較用項目設定部201は、その設定入力操作を受け付けて、当該介入操作と当該介入操作を行うプラントと監視対象項目とを対応付けて記憶部212に記録する。また、比較用項目設定部201は、監視対象項目となる各状態量について、その状態量の値の種類の設定を受け付ける。状態量の値の種類とは、例えば平均値、瞬時値、変動量などである。比較用項目設定部201は、受け付けた状態量の値の種類の設定を記憶部212に記録する。
なお、熟練した運転員がどのような項目を監視して介入操作を行うかは必ずしも明らかではないため、オペレータは、明らかに「XXバルブを10%開く」という操作に関係のない項目を設定するようにしてもよい。
また、操作提案ルール設定部202は、操作提案ルールの手動による設定操作を受け付ける。操作提案ルールとは、運転状態情報のうち比較用項目設定部201が設定を受け付けた状態量がある値になると、ある操作を行うよう提案するというルールを定めたものである。後述するように本実施形態では、操作提案ルールを自動生成する機能を有しているが、熟練した運転員が、操作提案ルール設定部202を介して操作提案ルールを手動で設定することも可能である。
また、出力モード設定部203は、操作提案情報の出力モードに対する設定を受け付ける。出力モードには、例えば、出力する操作提案情報の対象範囲をプラント単体とする出力モード、プラントの型式別にする出力モード、あるいは月別や地域別にする出力モードなどが存在する。また、出力モード設定部203は、操作提案情報に対する実施率の閾値の設定を受け付ける。
履歴情報取得部204は、通信装置18から操作履歴情報と運転履歴情報とを取得する。履歴情報取得部204は、取得した操作履歴情報を記憶部212の操作履歴情報DB214に記録し、取得した運転履歴情報を記憶部212の運転履歴情報DB213に記録する。
操作提案ルール生成部205は、操作履歴情報DB214に記録された操作履歴情報と、運転履歴情報DB213に記録された運転履歴情報とから、機器の運転状態と介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、介入操作履歴DB215に記録する。操作提案ルール生成部205は、当該過去介入履歴情報に基づいて、介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する。ルール情報には、介入操作についてその操作の種類と操作量、介入操作を行う条件(比較対象となる項目とその閾値、判定ロジック)などの情報が含まれている。操作提案ルール生成部205は、生成した操作提案ルールを記憶部212の操作提案ルールDB216に記録する。
運転状態情報取得部206は、通信装置18からプラントの現在の運転状態を示す運転状態情報を取得する。
比較用情報生成部207は、運転状態情報から、操作別に設定された監視対象項目を抽出し、その値から、ルール情報に含まれる介入操作を行う条件と比較するための比較用情報を生成する。
運転状態比較判定部208は、比較用情報とルール情報に含まれる介入操作を行う条件との比較を行う。比較用情報が介入操作を行う条件に近い場合、運転状態比較判定部208は、その条件に対応する操作提案情報を出力することを決定する。
操作提案情報出力部209は、比較用情報がルール情報に含まれる条件を満たす場合、その介入操作の実施を提案する操作提案情報をディスプレイ等に出力する。
操作実施情報記録部210は、操作提案情報出力部209が出力した操作提案情報に対して、実際に行われた介入操作の履歴情報を記録する。
操作実施状況判定部211は、操作提案情報の出力に対する当該操作の実施率を計算し、計算した実施率をその操作と対応付けて記憶部212に記録する。また、操作実施状況判定部211は、計算した実施率に基づいて当該操作の実施状況を評価する。例えば、「介入操作X1」の実施率が所定の閾値よりも低ければ、操作実施状況判定部211は、この介入操作の操作提案情報を出力しないと決定する。
記憶部212は、運転履歴情報DB213、操作履歴情報DB214、介入操作履歴DB215、操作提案ルールDB216などの操作提案情報の出力に必要な種々の情報を記憶する。
図3は、本発明の第一実施形態における操作履歴情報の一例である。
プラントでは、制御装置12およびDCS13から出力された機器の制御に関する制御信号、操作盤を介して入力された操作指示信号をイベントログに記録する。制御装置12およびDCS13から出力される機器の制御に関する制御信号は、予め定められたロジックで実行されるので、イベントログに含まれる操作履歴のうち、どの操作が自動的に実行されたものであるかを知ることができる。履歴情報作成装置15は、イベントログの情報から、介入操作の履歴情報だけを抽出して操作履歴情報DB16に記録する。図3の操作履歴情報は、介入操作だけを抽出した後の履歴情報である。
図示するように操作履歴情報は、「介入時間」、「操作の種類」、「操作量」の各項目を有している。「介入時間」には運転員が介入操作を行った時刻が記録されている。「操作の種類」には、運転員が行った介入操作の種類が記録されている。「操作量」には、運転員が行った介入操作の操作量が記録されている。
履歴情報取得部204は、通信装置18が送信した図3で例示した操作履歴情報を取得し、記憶部212の操作履歴情報DB214に記録する。
図4は、本発明の第一実施形態における運転履歴情報の一例である。
プラントに備えられたセンサー14やDCS13は、プラント機器の運転状態を検出し値を履歴情報作成装置15に出力する。履歴情報作成装置15は、センサー14やDCS13が検出した運転状態を所定の時間間隔で取得し、運転履歴情報DB17に記録する。プラントでは多い場合には数千点にも及ぶ検出点でセンサー14等による状態量の測定を行っている場合もある。このような場合、履歴情報作成装置15は、センサー14などが検出した運転状態情報のうち必要な項目だけを運転履歴情報DB17に記録するようにしてもよい。なお、どの項目が必要であるかは、予め運転員が入力受付部200から入力を行い、履歴情報作成装置15に設定されている。
図4に例示する操作履歴情報は、「サンプリング時間」、「回転数」、「出力」、「温度」、「ガス濃度」、「流量」の各項目を有している。「サンプリング時間」にはセンサー14などがプラントの状態量を検出する時刻が記録されている。図4の例では、10秒ごとに状態量の収集が行われている。「回転数」、「出力」、「温度」、「ガス濃度」、「流量」の各項目は、運転状態情報の例である。これらの項目には、例えば、タービンの回転数(「回転数」)、発電電力(「出力」)、ボイラーの出口温度(「温度」)、Noxの濃度(「ガス濃度」)、アンモニア流量(「流量」)などの測定値が格納される。
履歴情報取得部204は、通信装置18が送信した図4で例示した運転履歴情報を取得し、記憶部212の運転履歴情報DB213に記録する。
図5は、本発明の第一実施形態における過去介入履歴情報の一例である。
操作提案ルール生成部205は、運転履歴情報DB213と操作履歴情報DB214に記録された情報を読み出して図5に例示する過去介入履歴情報を生成する。このとき、操作提案ルール生成部205は、運転履歴情報DB213に記録された運転履歴情報について比較用情報の算出を行って、操作履歴情報DB214に記録された介入操作の履歴情報と対応付ける。具体的には、操作提案ルール生成部205は、比較用項目設定部201が受け付けた状態量の値の種類の設定に基づいて比較用情報の算出を行う。例えば、比較用項目設定部201は運転員から次のような設定を受け付け記憶部212にその設定を記録している。
設定1.「操作A」の監視対象項目は、「回転数」、「出力」、「温度」である。これら3つの項目のそれぞれの値の判定については、操作Aが行われた1時間前からの平均値を用いる。
設定2.「操作B」の監視対象項目は、「ガス濃度」、「流量」である。これら2つの項目のそれぞれの値の判定については、操作Bが行われた直前の瞬時値を用いる。
設定3.「操作C」の監視対象項目は、「温度」である。この項目の値の判定については、操作Cが行われた10分前からの値の変動量を用いる。
操作提案ルール生成部205は、「設定1」の条件を記憶部212から読み出して、操作履歴情報DB214から「操作A」が記録されている時刻を抽出する。操作提案ルール生成部205は、抽出した時刻の1時間前から「操作A」が行われた時刻までの運転履歴情報のうち「回転数」、「出力」、「温度」の各項目の値を運転履歴情報DB213から読み出す。操作提案ルール生成部205は、読み出した3つの項目のそれぞれについて1時間にわたってサンプリングした値の平均値を計算する。図5の1行目のデータは、操作提案ルール生成部205がこのようにして生成した過去介入履歴情報である。つまり、「2015/3/4 10:10:10」に行われた介入操作(種類:「操作A」、操作量「10」)について、その1時間前からの「回転数」の平均値は「aaa」(rpm)である。同様に出力の1時間当たりの平均値は「bb.b」(kw)、温度の平均値は「cc.c」(℃)である。操作提案ルール生成部205は、介入操作の情報と運転履歴情報から算出した比較用情報とを対応付けて図5の1行目に例示する過去介入履歴情報を生成する。
同様に操作提案ルール生成部205は、「設定2」の条件を記憶部212から読み出して、操作履歴情報DB214から「操作B」が記録されている時刻を抽出する。次に、操作提案ルール生成部205は、抽出した時刻の直前にサンプリングした運転履歴情報(「瞬時値」)のうち「ガス濃度」、「流量」の各項目の値を運転履歴情報DB213から読み出す。操作提案ルール生成部205は、介入操作の情報(種類:「操作B」、操作量「−2」)と比較用情報とを対応付けて図5の2行目に例示する過去介入履歴情報を生成する。
同様に操作提案ルール生成部205は、「設定3」の条件を記憶部212から読み出して、操作履歴情報DB214から「操作C」が記録されている時刻を抽出する。操作提案ルール生成部205は、抽出した時刻の10分前から「操作C」が行われた時刻までの運転履歴情報のうち「温度」の値を運転履歴情報DB213から読み出す。操作提案ルール生成部205は、読み出した値の10分間における挙動を計算する。例えば、10分の間の温度の値が徐々に上昇し、10分前と操作Cを行う直前に取得した温度の値との差が「f.f」(℃)の場合、操作履歴情報DB214は変動量「f.f」を計算する。操作提案ルール生成部205は、介入操作の情報(種類:「操作C」、操作量「1」)と運転履歴情報から算出した比較用情報とを対応付けて図5の3行目に例示する過去介入履歴情報を生成する。
このように、操作提案ルール生成部205は、介入操作を行う条件となる監視対象項目の値から算出した比較用情報と介入操作の履歴を対応付けて過去介入履歴情報を生成する。操作提案ルール生成部205は、生成した過去介入履歴情報を介入操作履歴DB215に記録する。この監視対象項目や監視対象項目の値の種類の設定については、例えば、熟練した運転員からヒアリングを行い決定する。なお、熟練した運転員でも認識していない監視対象項目がある可能性もあるので明らかに介入操作に関係のない項目を除いてすべての状態量を監視対象項目として設定してもよい。なお、比較用情報の算出方法について、「平均値」、「瞬時値」、「変動量」は一例であってこれに限定されない。例えば、所定期間において所定の値以上となった回数などでもよい。また、例えば、上記の操作Aの例において、回転数については1時間の平均値、出力については変動値を用いるというように監視項目ごとに異なった値の種類を設定してもよい。
次に操作提案ルール生成部205は、このようにして生成した過去介入履歴情報に基づいて、プラントの運転状態情報のうちどの監視対象項目がどのような値になったときに、介入操作が行われているかを統計的手法、機械学習などにより算出する。
図6は、本発明の第一実施形態における操作提案ルールの一例を示す第一の図である。
図6は、操作提案ルール生成部205が図5に例示した過去介入履歴情報を用いて決定木と呼ばれる機械学習の手法で生成した介入操作の予測モデルである。ゴミ焼却プラントでは、ゴミの焼却によって生じた排ガスに含まれるNoxを除去するために、排ガスにアンモニアを注入する手法を用いる場合がある。図6は、Nox除去のためのアンモニア流量を制御するバルブの開度を調整するノウハウを形式知化した決定木の例である。
例えば、Nox濃度が「g1」(ppm)以上の場合、アンモニア流量を増加させるようバルブ開度を調整し、逆に、Nox濃度が「g1」(ppm)未満の場合、アンモニア流量を減少させるようバルブ開度を調整するよう自動制御されているとする。しかしながら、ゴミの投入量、ゴミの種類、ゴミ焼却炉への空気の流入量、季節、気温などの変動によってNox濃度は増減し、より細やかにアンモニア流量を調整しなければ、例えばプラントに課せられているNox濃度の規制量を満たすことができない。これに対し、従来は熟練した運転員が介入操作を行ってNox濃度を制御していた。操作提案ルール生成部205は、この運転員の介入操作が記録された過去介入履歴情報を介入操作履歴DB215から読み出して、機械学習などにより介入操作を行うルールを割り出す。図6は、介入操作履歴DB215が割り出したルールの一例である。操作提案ルール生成部205が生成した図6の決定木によれば、熟練した運転員は、Nox濃度が「g2」以下のとき「操作G1」を行い、Nox濃度が「g3」より大きいとき「操作G2」を行い、Nox濃度が「g2」より大きく「g3」以下のときは「操作G2」、または「操作G3」を行っていることがわかる。なお、図中、d1よりもd2が大きい値となっているがこれは介入操作が行われた回数を示している。つまり、介入操作履歴DB215に記録された介入操作は、Nox濃度が「g3」より大きい場合に行われた介入操作より、Nox濃度が「g2」より大きく、かつ、「g3」以下の場合に行われた介入操作の方が多く記録されている。また、Nox濃度が「g2」より大きく「g3」以下の場合について、「操作G2」が占める面積と「操作G3」が占める面積とでは「操作G3」の面積の方が大きいが、これは、介入操作履歴DB215には、同じ条件下の介入操作として「操作G3」がより多く記録されていることを示している。このように図6で例示した決定木によれば、運転状態がどのような条件となったときにどのような介入操作がどの程度行われたかが分かる。
次にNox濃度が「g1」(ppm)未満の場合について説明する。Nox濃度が「g1」(ppm)未満の場合、アンモニア流量が「g4」(ml)以下であれば、「操作G4」を行っていたことがわかる。一方、アンモニア流量が「g4」(ml)より大きい場合、Nox濃度が「g5」(ppm)より大きければ「操作G5」を行い、Nox濃度が「g5」(ppm)以下ならば「操作G4」を行っていたことがわかる。
図6に例示した決定木では、監視対象項目としてNox濃度とアンモニア流量に対してNox濃度を除去する介入操作を再現する条件をルール化している。このように決定木を用いれば、熟練した運転員でも必ずしも正確に把握できていない介入操作の判断に必要な監視対象項目およびその値を自動的に算出することができる。
図7は、本発明の第一実施形態における操作提案ルールの一例を示す第二の図である。
火力発電プラントでは、石炭を燃焼させたときに生じる煤を除去するためにスーツブロワが用いられる。ボイラなどに付着する煤は、石炭の種類や量などによって変動する。また、同じ種類の石炭であったとしても個体差が有るため煤の発生には変動が生じる。煤が付着するとボイラの熱効率が下がり、プラントの発電効率に影響が出る。そこで熟練した運転員は、ノウハウによってスーツブロワを運転し、煤の付着状態を適切に管理する。具体的には、スーツブロワの運転パターンには予めパターン1〜パターン5の動作が定められており、熟練した運転員は、状況に応じてパターン1〜パターン5から選択してスーツブロワを運転させている。図7は、熟練した運転員がスーツブロワを運転(介入操作)させたときの過去介入履歴情報を用いて操作提案ルール生成部205が生成した、スーツブロワの運転パターンを決定する決定木である。
例えば、ヒータαの出口蒸気温度(例えば1時間当たりの平均値)が「h1」(℃)よりも大きい場合、熟練した運転員は、60%の割合で「パターン1」を選択してスーツブロワを運転させている。この場合について過去介入履歴情報をさらに詳細に分析すると、ヒータαの出口蒸気温度が「h1」(℃)よりも大きく、かつ、ボイラγの蒸気温度(例えば1時間当たりの平均値)が「h3」(℃)よりも大きい場合、93%の確率で「パターン5」が選択されていることがわかる。一方、ボイラγの蒸気温度が「h3」(℃)以下の場合、66%の割合で「パターン1」が選択され、それ以外にも、19%の割合で「パターン2」が、11%の割合で「パターン4」が選択されていることがわかる。
一方、ヒータαの出口蒸気温度が「h1」(℃)以下の場合、熟練した運転員は、「パターン3」(19%)、「パターン4」(20%)、「パターン5」(56%)を数多く選択している。過去介入履歴情報をさらに詳細に分析すると、ヒータαの出口蒸気温度が「h1」(℃)以下で、かつ、熱交換器β入口給水温度(例えば1時間当たりの平均値)が「h2」(℃)よりも大きい場合、「パターン3」(21%)、「パターン4」(14%)、「パターン5」(64%)が数多く選択されている。一方、熱交換器β入口給水温度が「h2」(℃)以下の場合、「パターン4」が選択されている。
スーツブロワの制御の場合も、操作提案ルール生成部205は、過去介入履歴情報によって火力発電プラントのどのような状態量(監視対象項目)がどのような値となった場合にその介入操作を行ったかのルール情報を生成する。これによって熟練した運転員が、どのような観点でスーツブロワの運転パターンを決定し、煤の付着状態を管理しているかを形式知化することができる。操作提案ルール生成部205は、生成した操作提案情報の出力ルール情報を操作提案ルールDB216に記録する。
次に形式知化したノウハウを、他の運転員と共有する方法について説明する。
図8は、本発明の第一実施形態における操作提案情報の表示例を示す図である。
図8(a)は、プラントAの過去介入履歴情報に基づいて生成されたルールに基づいてプラントAの運転員に対して表示された操作提案情報の一例である。操作提案ルール生成部205が運転状態を提案するルールを生成する一方、運転状態情報取得部206は、通信装置18Aから現在のプラントAの運転状態情報を取得する。また、比較用情報生成部207は、取得した運転状態情報から比較用情報を算出する。具体的には、上記の「設定1」に基づいて、比較用情報生成部207は、運転状態情報を取得する度に「回転数」、「出力」、「温度」の1時間平均を算出し、記憶部212に記録する。同様に、比較用情報生成部207は、上記の「設定2」に基づいて、取得した運転状態情報のうち「ガス濃度」、「流量」をそのまま(瞬時値)記憶部212に記録する。また、比較用情報生成部207は、上記の「設定3」に基づいて、取得した運転状態情報のうち「温度」の10分間の変動量を算出し記憶部212に記録する。つまり、「設定1」〜「設定3」の内容が設定されている場合、記憶部212には、「回転数」および「出力」および「温度」の1時間平均、「ガス濃度」および「流量」の瞬時値、「温度」の10分間の変動量が記録され、それぞれの値は、通信装置18Aから現在の運転状態情報が操作されるたびに比較用情報生成部207によって更新される。
次に、運転状態比較判定部208は、操作提案ルール生成部205の生成したルール情報に基づいて、比較用情報生成部207が算出した比較用情報が操作提案情報を出力する条件を満たすか否かを判定する。例えば、図6のルールが生成されていて、比較用情報生成部207が算出したNox濃度(比較用情報)の値が「g3」(ppm)より大きい値の場合、運転状態比較判定部208は、操作G2を提案することを決定する。操作提案情報出力部209は、操作G2の内容(例えば、「XXバルブをアンモニア流量が+3 (ml/s)となるように開く」)を運転支援装置20に接続されたディスプレイに表示させる。図8(a)は、このときディスプレイに表示された操作提案情報の一例である。このように本実施形態によれば、介入操作の種類と操作量とを表示することが可能である。従って、経験の浅い運転員でもこの表示を参考にして、熟練した運転員と同様の介入操作を行うことができるようになる。経験の浅い運転員は、操作提案情報に基づいて、操作盤11や制御装置12などを介して介入操作を行う。
図8(b)は、プラントAの過去介入履歴情報に基づいて生成されたルールに加え、同型のプラントB、プラントCで生成されたルールによって判定され表示された操作提案情報の一例である。
同じ型のプラントであっても、設置場所の環境の違いやプラントに設置された機器の個体差によってノウハウとなる介入操作は異なってくる。従って、基本的にはプラントAの運転員が操作する運転支援装置20においては、プラントAの過去介入履歴情報に基づいて生成されたルールによって操作提案情報を表示すれば良い。しかし、プラントAの稼働が始まったばかりで過去介入履歴情報の蓄積が無い場合など、他の同型のプラントなどで行われている介入操作が参考になる可能性がある。そのような場合、運転員は、出力モード設定部203を介して、「他の同型のプラントの操作提案情報を表示する」という設定を行う。すると、比較用情報生成部207は、通信装置18Aから取得した現在の運転状態情報について、他の同型のプラント(プラントB、プラントCとする)について入力された比較用情報の設定に従って比較用情報を生成する。また、運転状態比較判定部208は、比較用情報生成部207が生成した操作ごとの比較用情報と、それに対応するルールとに基づいて、プラントB用の操作提案情報、プラントC用の操作提案情報の出力判定を行う。例えば、プラントAから取得した状態量が、プラントB用の操作提案情報ルールおよびプラントC用の操作提案情報ルールを満たす場合、操作提案情報出力部209は、図8(b)で例示するように、プラントB用の操作提案情報およびプラントC用の操作提案情報を出力する。これにより、プラントAの稼働開始直後であっても、同型のプラントで行われている介入操作を参考にプラントの運転を行うことができる。
図9は、本発明の第一実施形態における操作実施記録情報の一例を示す図である。
操作提案情報出力部209が操作提案情報を出力すると、操作実施情報記録部210は、出力した操作提案情報を出力した時刻と対応付けて操作実施情報DB217に記録する。また、操作実施情報記録部210は、操作履歴情報DB214から操作提案情報を出力した時刻から所定の時間以内に行われた介入操作の情報を読み出し、対応する操作提案情報と対応付けて操作実施情報DB217に記録する。図9は、操作実施情報DB217に記録された操作実施記録情報の一例である。例えば図9に例示する操作実施記録情報の場合、1行目を見ると2015年3月4日10時10分に操作提案情報「操作G2」が出力されている。しかし、この提案情の出力に対し介入操作は行われなかったことを示している。続いて2行目と3行目を見ると、同日の10時20分に操作提案情報「操作G2」が出力され、3分後の10時23分に提案した操作とは異なる「操作G3」が行われている。また、続いて4行目と5行目を見ると、同日の18時10分に操作提案情報「操作G2」が出力され、5分後の18時15分に提案した操作と同じ「操作G2」が行われている。操作実施情報記録部210は、このように操作提案情報の出力と、それに対して行われた介入操作の実施履歴を記録する。
図10は、本発明の第一実施形態における介入操作の実施状況情報の一例を示す図である。
操作実施状況判定部211は、図9で例示した操作実施履歴情報の記録を読み出して、所定の期間ごとに介入操作の実施状況を算出する。実施状況とは、ある操作の操作提案情報の出力に対して、実際にその操作を行った割合(実施率)、ある操作の操作提案情報の出力に対して、何の介入操作も行わなかった割合、ある操作の操作提案情報の出力に対して、操作提案情報とは異なる介入操作を行った割合、などのことをいう。図10は、操作実施状況判定部211が、操作実施履歴情報に基づいて、これらの実施状況を算出した結果を示している。
操作実施状況判定部211は、この実施状況に基づいて、操作提案情報の出力を制御する。例えば、運転員が出力モード設定部203を介して、実施率が30%未満の操作提案情報は出力しないという設定を行ったとする。この場合、運転状態比較判定部208が操作提案ルールDB216に記録されたルールに基づいて操作提案情報(「操作G1」)を出力すると判定した場合でも、操作実施状況判定部211は、操作G1の実施率が30%未満なので、この操作提案情報の出力は行わないと判定する。
熟練した運転員による介入操作であっても、必ずしも正しいとは限らない。ある状況下でたまたま介入操作を行った場合や、以前は良く行われていたが環境の変化やプラントを構成する機器の更新などにより、徐々に実施しなくなる介入操作も存在する。そのような場合、何時までも実施しなくなった操作提案情報を表示するのは煩わしく、誤操作の原因にもなる。そのような場合、例えば実施率の低い介入操作については、操作提案情報の出力を行わないように設定する。
なお、熟練した運転員などが、操作実施状況判定部211の算出した実施状況に基づいて、操作提案ルールの改善を行ってもよい。その際、運転員に応じて評価に重み付けを付けてもよい。例えば、熟練した運転員が操作提案情報に従わず何の操作もしなかったり、異なる操作を行ったりしたような場合は、その判断は尊重され、当該操作提案ルールの見直しに一定の影響がある。一方、経験の浅い運転員がそのような操作を行った場合、単なる見落としや操作ミスの可能性が考えられる。この場合、当該操作提案ルールの見直しには影響が少ない。なお、見直された操作提案ルールは、操作提案ルール設定部202を介して、手動で入力することが可能である。
次に図11を用いて、本実施形態の操作提案情報の出力ルールの生成処理の流れについて説明を行う。
図11は、本発明の第一実施形態における運転支援システムの第一の処理フローである。
まず、各プラントにおいて履歴情報作成装置15が、操作盤11、制御装置12、DCS13が機器に対して行った操作の情報(操作の種類と操作量)を取得し、操作履歴情報DB16に記録する(ステップS11)。このとき、履歴情報作成装置15は、自動制御によって行われた操作情報を除去し、運転員による介入操作だけを抽出して記録する。また、それと並行して、履歴情報作成装置15は、DCS13、センサー14からプラントの運転状態の情報を取得し、運転履歴情報DB17に記録する(ステップS12)。センサー14などからの情報は膨大なので、履歴情報作成装置15は、操作の提案に明らかに不必要な運転状態の情報を除いて記録する。履歴情報作成装置15は、通信装置18を介して、例えば1日に1回、保存した情報を運転支援装置20に送信する。運転支援装置20では、履歴情報取得部204が運転履歴情報と操作履歴情報とを取得して、運転履歴情報を運転履歴情報DB213に記録し、操作履歴情報を操作履歴情報DB214に記録する。
次に、運転員が比較用項目設定部201を介して、プラント別、操作別に監視対象項目、監視対象項目の値の種類を設定入力する。例えば、運転員は、上述の「設定1」〜「設定3」のような情報を運転支援装置20に入力する。比較用項目設定部201は、これらの情報を記憶部212に記録する(ステップS13)。
次に操作提案ルール生成部205が、操作提案ルールの生成を行う(ステップS14)。例えば、上述の「設置1」(つまり「操作A」)に対する操作提案ルールを生成する場合、操作提案ルール生成部205は、まず、操作履歴情報DB214から「操作A」の行われた時刻を抽出する。次に操作提案ルール生成部205は、抽出した時刻の1時間前から抽出した時刻までの間に記録された運転履歴情報のうち、「回転数」、「出力」、「温度」の情報を運転履歴情報DB213から読み出して、1時間平均を算出する。次に操作提案ルール生成部205は、算出した1時間平均の値と「操作A」とを対応付けて図5で例示した過去介入履歴情報を生成する。次に操作提案ルール生成部205は、過去介入履歴情報を用いて「回転数」、「出力」、「温度」の平均値がどのような値となると「操作A」が行われているかを分析する。この分析には、例えば決定木などの機械学習の手法を用いることができる。操作提案ルール生成部205は、この分析によって「操作A」を提案する提案情報ルールを生成する。次に操作提案ルール生成部205は、生成した操作提案ルールの情報を操作提案ルールDB216に記録する(ステップS15)。
なお、ここで熟練した運転員が、操作提案ルール設定部202を介して、手動で操作提案ルールを入力してもよい。プラントの稼働が始まったばかりのときや、運転条件が大きく変わってこれまでの操作提案ルールが使用できなくなった場合などに有効である。操作提案ルール設定部202は、入力された操作提案ルールの情報を操作提案ルールDB216に記録する。
次に、運転員が出力モード設定部203を介して、出力モードの設定を行う。出力モードの設定には例えば、「出力範囲の設定」、「実施率の設定」、「操作提案ルールの削除設定」、などの設定項目がある。「出力範囲の設定」とは、操作提案ルールの適用範囲を設定する項目である。「出力範囲の設定」には、例えば、操作対象となるプラントで行われた介入操作の履歴から生成した操作提案ルールだけを用いる「プラント単体」、同型プラントの履歴情報から生成された操作提案ルールに基づく提案操作情報の出力も行う「型式別」、操作対象となる月に記録された介入操作の履歴から生成された操作提案ルールに基づく提案操作を出力する「月別」、同じ地域に存在するプラントの履歴情報から生成された操作提案ルールに基づく提案操作の出力も行う「地域別」等がある。運転員は、これらの出力範囲の中から1つ又は複数を選択する。「実施率の設定」とは、図10を用いて説明したように操作提案情報を出力するか否かを判定する実施率の閾値を設定することである。運転員は、例えば「30%」、「50%」等の実施率の閾値を設定することで表示される操作提案情報を調整する。「操作提案ルールの削除設定」とは、例えばプラント運転方法の変更などにより、実施する見込みのない介入操作の操作提案情報を出力しないようにする設定である。出力モード設定部203は、運転員が入力した出力モードの設定情報をプラントと対応付けて記憶部212に記録する(ステップS16)。
次に図12を用いて、本実施形態の操作提案情報の出力ルールに基づく操作提案情報の出力処理の流れについて説明を行う。
図12は、本発明の第一実施形態における運転支援システムの第二の処理フローである。
まず、運転状態情報取得部206が、通信装置18から現在のプラントの運転状態情報を取得する(ステップS21)。運転状態情報取得部206は、取得した現在の運転状態情報を比較用情報生成部207へ出力する。比較用情報生成部207は、記憶部212からプラント別、操作別に監視対象項目、監視対象項目の値の種類の設定を取得する(ステップS22)。このとき、出力モードの設定(ステップS16)で例えば「型式別」が選択されていれば、比較用情報生成部207は、同型の他のプラントと対応付けて記録された比較用情報の設定(監視対象項目や監視対象項目の値の種類の設定)も読み出す。比較用情報生成部207は、読み出した比較用情報の設定に基づいて、現在の運転状態情報から比較用情報を算出する。例えば、比較用情報生成部207は、項目「温度」について1時間あたりの平均値や変動量などを算出する。比較用情報生成部207は、操作提案ルールとの比較用に現在の運転状態情報から比較用情報の算出を行うと、運転状態比較判定部208にそれらの値と操作提案ルールとの比較を指示する。運転状態比較判定部208は、操作提案ルールDB216から介入操作ごとにルール情報を読み出して、比較用情報生成部207が生成した比較値がそのルールを満たすかどうかを判定する(ステップS23)。このとき、出力モードの設定(ステップS17)で例えば「型式別」が選択されていれば、運転状態比較判定部208は、同型の他のプラントと対応付けて記録された操作提案ルールと比較値との比較を行い、同型の他のプラントの操作提案ルールに該当するかどうかの判定も行う。
該当するルールが存在しなかった場合(ステップS24;No)、ステップS21の処理を繰り返す。該当するルールが存在する場合(ステップS24;Yes)、運転状態比較判定部208は、該当するルールで提案する提案操作の実施率の判定を指示する。操作実施状況判定部211は、記憶部212に記録された操作毎の実施率の情報(図10)を参照して、当該操作の実施率を読み出す。また、操作実施状況判定部211は、出力モードの設定(ステップS16)で設定された実施率の閾値情報を記憶部212から読み出して、当該操作の実施率と比較する。当該操作の実施率が実施率の閾値より低い場合(ステップS25;No)、ステップS21からの処理を繰り返す。当該操作の実施率が実施率の閾値より高い場合(ステップS25;Yes)、操作実施状況判定部211は、当該操作の操作提案情報を表示することを決定し、操作提案情報出力部209に出力を指示する。操作提案情報出力部209は、図8に例示したように提案操作情報をディスプレイに表示する(ステップS26)。操作提案情報出力部209が操作提案情報を出力すると、操作実施情報記録部210は、出力した操作提案情報を出力した時刻と対応付けて操作実施情報DB217に記録する。次に操作実施情報記録部210は、操作提案情報に対する操作の実施有無などを記録する(ステップS27)。具体的には、履歴情報取得部204が操作履歴情報を対象プラントから取得し操作履歴DB215に記録すると、操作実施情報記録部210は、操作履歴情報DB214から操作提案情報を出力した時刻から所定の時間以内に行われた介入操作の情報を読み出し、対応する操作提案情報と対応付けて操作実施情報DB217に記録する(図9)。また、操作実施状況判定部211は、今後の操作提案情報の出力に備えて介入操作の実施状況を算出し、算出した結果を記憶部212に記録する(図10)。
本実施形態によれば、熟練した運転員が行った介入操作について、その操作を実施する規則性をその運転員の過去のプラントの運転状態の履歴、操作履歴に基づいて分析する。また、プラントの運転状態を監視し、プラントが似た運転状態となった場合に、熟練した運転員が行った介入操作を行うよう提示するので、経験のない運転員でも熟練した運転員と同様に安定してプラントを運転できるようになる。
なお、上記では経験の浅い運転員の運転支援を行うため操作提案情報を表示させる実施形態を説明した。この他にも例えば実施率が99%など高い値となる場合、操作提案情報を表示させる代わりに、運転支援装置20は、図示しない制御システムに対して介入操作の実施を指示する制御信号を出力し、制御システムがその制御信号を取得し、自動で当該介入操作を行うような実施形態も考えられる。
なお、上述した運転支援システムにおける各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムを運転支援システムのコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、運転支援システムは、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。操作提案情報出力部209は、操作指示情報出力部の一例である。操作提案情報は、操作指示情報の一例である。
1・・・運転支援システム
10・・・プラント
11・・・操作盤
12・・・制御装置
13・・・DCS
14・・・センサー
15・・・履歴情報作成装置
16・・・操作履歴情報DB
17・・・運転履歴情報DB
18・・・通信装置
20・・・運転支援装置
200・・・入力受付部
201・・・比較用項目設定部
202・・・操作提案ルール設定部
203・・・出力モード設定部
204・・・履歴情報取得部
205・・・操作提案ルール生成部
206・・・運転状態情報取得部
207・・・比較用情報生成部
208・・・運転状態比較判定部
209・・・操作提案情報出力部
210・・・操作実施情報記録部
211・・・操作実施状況判定部
212・・・記憶部
213・・・運転履歴情報DB
214・・・操作履歴情報DB
215・・・介入操作履歴DB
216・・・操作提案ルールDB
217・・・操作実施情報DB

Claims (11)

  1. プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と、前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報と、に基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する操作提案ルール生成部と、
    機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該取得した運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定する運転状態比較判定部と、
    前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する操作指示情報出力部と、
    を備える運転支援システム。
  2. 前記操作指示情報出力部は、前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作の実施を案内する操作提案情報を出力する、
    請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記運転状態比較判定部が前記介入操作の決定に用いる前記運転状態情報に含まれる状態量の設定と、その状態量の値の種類の設定と、を受け付ける比較用項目設定部、
    をさらに備える請求項2に記載の運転支援システム。
  4. 前記操作指示情報出力部が出力した前記操作提案情報に対して実施された操作情報を記録する操作実施情報記録部、
    をさらに備える請求項2または請求項3に記載の運転支援システム。
  5. 前記操作実施情報記録部の記録した操作情報に基づいて、前記操作提案情報に対する実施状況を算出する実施状況判定部、
    をさらに備え、
    前記操作指示情報出力部は、前記実施状況判定部の算出した実施状況に応じて前記操作提案情報を出力する、
    請求項4に記載の運転支援システム。
  6. 前記操作提案情報の出力モードの選択を受け付ける出力モード設定部、
    をさらに備え、
    前記操作指示情報出力部は、前記出力モード設定部が受け付けた出力モードの設定に基づいて、同じ型式の他のプラントで行った前記介入操作に係る操作提案情報を出力する
    請求項2から請求項5の何れか1項に記載の運転支援システム。
  7. 前記操作提案情報は、前記機器に対する操作の種類および操作量を含む
    請求項2から請求項6の何れか1項に記載の運転支援システム。
  8. 前記操作提案ルール生成部は、前記過去介入履歴情報を統計的手法または機械学習手法のうち少なくとも一方により学習することにより、前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する、
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の運転支援システム。
  9. 前記操作指示情報出力部は、前記運転状態比較判定部が決定した前記介入操作の実施を指示する制御信号を出力する、
    請求項1に記載の運転支援システム。
  10. プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と、前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報と、に基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成し、
    機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定し、
    前記決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する、
    運転支援方法。
  11. プラント制御装置のコンピュータを、
    プラントで稼働する機器の運転状態の履歴を示す運転履歴情報と、前記機器に対して介入操作を行った履歴を示す操作履歴情報と、に基づいて前記機器の運転状態と前記介入操作とを対応付けた過去介入履歴情報を生成し、当該過去介入履歴情報に基づいて前記介入操作を行う条件を含むルール情報を生成する手段、
    機器の運転状態を示す運転状態情報を取得し、当該取得した運転状態情報と前記ルール情報とに基づいて、前記運転状態情報に対応する前記介入操作を決定する手段、
    前記決定した前記介入操作に係る操作指示情報を出力する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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