JP2017049210A - レーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラム - Google Patents

レーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】信号対雑音比が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができるレーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラムを提供することである。【解決手段】実施形態のレーダ信号処理装置は、選択部と、導出部とをもつ。選択部は、複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含む入力データから一部のデータを順に選択する。導出部は、選択部により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、レーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラムに関する。
レーダ装置の内部において処理される信号は、例えば、対距離、対方位、対仰角に関するデータの集合である。例えば、この信号において、データ配列は、距離の長短、方位や仰角の大小を表すものである。この信号に対して種々の信号処理を行う際に、データを間引くことによって、処理負荷を低減させる技術が知られている。しかしながら、従来の技術では、データを間引くことによって、信号対雑音比が劣化する場合があった。
特開2005−337883号公報
本発明が解決しようとする課題は、信号対雑音比が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができるレーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラムを提供することである。
実施形態のレーダ信号処理装置は、選択部と、導出部とをもつ。選択部は、複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含む入力データから一部のデータを順に選択する。導出部は、選択部により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する。
第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100を含むレーダ装置1の構成の一例を示す概略図。 パルス圧縮部112によって生成される距離方向のデータ集合Aのデータ構造の一例を示す図。 第1の実施形態における制御部110により実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。 第1の実施形態における制御部110の分散処理を説明するための図。 所定数αでデータ数を間引く前のデータ集合Aの一例を表した図。 データ集合Aに対して最大値選択間引きを行った際の導出結果を表す図。 データ集合Aに対して平均値間引きを行った際の導出結果を表す図。 データ集合Aに対して2回の分散演算処理を行った際の導出結果の一例を示す図。 第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aを含むレーダ装置1の構成の一例を示す概略図。 第2の実施形態における制御部110Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャート。 第2実施形態における選択部114および第3導出部122の処理を説明するための図。 データ集合Cに対して平均演算処理を行った際の導出結果の一例を示す図。 他の実施形態における制御部110の分散処理を説明するための図。
以下、実施形態のレーダ信号処理装置およびレーダ信号処理プログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100を含むレーダ装置1の構成の一例を示す概略図である。レーダ装置1は、アンテナ10と、受信部20と、レーダ信号処理装置100とを備える。
アンテナ10は、例えば、パラボラアンテナである。アンテナ10は、図示しない送信部によって送信され、物体によって反射された電波(反射波)を受信する。また、アンテナ10は、フェーズドアレイアンテナ、パッチアンテナ、ポールアンテナ、シャントフィードアンテナ、スロットアンテナなどであってもよい。
アンテナ10は、指向方向を機械的に変えながら電波を受信し、受信した電波を電気信号に変換して受信部20に出力する。アンテナ10によって出力される出力信号には、電波を反射する物体によって反射された反射波の他に、例えば、ホワイトノイズやクラッタといったノイズ等が含まれている場合がある。
受信部20は、アンテナ10によって出力される信号に対して、復調、増幅、またはノイズ除去等の処理を行って、信号を復調する。例えば、受信部20は、増幅器、局部発振器、混合器、復調器等を備える。増幅器は、信号に含まれる高周波成分を増幅する。局部発振器は、所定の周波数成分を有する信号を発振する。混合器は、増幅器によって増幅された信号と、局部発振器によって発信された信号と混合する。この結果、信号の周波数は、増幅器によって増幅された信号の周波数と局部発振器によって発信された信号の周波数との差(或いは和)に変換される。復調器は、送信部による電波の変調信号方式に従って、信号を復調する。復調部は、復調した信号をレーダ信号処理装置100に出力する。以下、受信部20が出力する信号を、出力信号と称する。
レーダ信号処理装置100は、受信部20によって出力される出力信号に対して、以下に説明するような信号処理(間引き処理)を行う。レーダ信号処理装置100は、例えば、制御部110と、記憶部130と、表示部150とを備える。制御部110は、パルス圧縮部112と、選択部114と、第1導出部116と、第2導出部118と、変換部120とを備える。第1導出部106および第2導出部108は、導出部の一例である。上述した制御部110の機能部のうち一部または全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部130に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。プログラムは、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介してアプリケーションサーバからダウンロードされてもよいし、SDカードなどの可搬型記憶媒体に格納されたものがレーダ信号処理装置100にインストールされてもよい。また、制御部110の機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア機能部であってもよい。
記憶部130は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。記憶部130は、プロセッサが実行するプログラムを格納する他、プロセッサが処理した結果を一時的に格納する。
表示部150は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置を含む。表示部150は、制御部110によって出力される情報に基づいて、画像を表示する。
パルス圧縮部112は、受信部20によって出力された出力信号に対してパルス圧縮処理を行う。パルス圧縮部112は、例えば、遅延量の異なる複数の遅延フィルタに出力信号を透過させて、時間軸方向に関して遅延(或いは時間が早まる方向にシフト)させる。パルス圧縮部112は、複数の遅延フィルタを透過した出力信号を加算する。これによって、パルス圧縮部112は、信号レベルを向上させ、処理しやすいものとする。パルス圧縮部112により処理された結果のデータ集合は、距離、方位、仰角のうち一部または全部により規定される検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合である。本実施形態では、説明を簡略するために、“距離”方向の検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合について説明する。
図2は、パルス圧縮部112によって生成される距離方向のデータ集合Aのデータ構造の一例を示す図である。データ集合Aは、所定のサンプル数nでサンプリングされた離散的データ{a、a、…a}の集合である。図2に示すように、例えば、データ集合Aは、n個の距離方向のデータを有する。距離方向のデータのそれぞれには、パルス圧縮処理が施された出力信号の電波強度を表す振幅値が対応付けられている。
図2に示すように、例えば、5番目の距離方向のデータには、サンプリング対象の距離範囲をn分割した領域のうち、アンテナ10に最も近い領域から5番目の領域に関する振幅値aが対応付けられている。また、距離方向のデータは、実際の電波の検知距離に対応しており、例えば、20番目の距離方向のデータは、10番目の距離方向のデータに対して2倍離れた距離(地点)における計測値を表している。
また、方位方向の検知エリアまたは仰角方向の検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合は、図2に示すようなデータ集合Aと同様なデータ構造を有してもよい。例えば、方位方向の検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合は、水平面上において、ある角度幅ごとにサンプリングされたデータ(距離方向のデータに相当するデータ)を有し、このサンプリングされたデータごとに電波強度を表す振幅値が対応付けられている。また、仰角方向の検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合は、水平面に垂直な平面上において、ある角度幅ごとにサンプリングされたデータ(距離方向のデータに相当するデータ)を有し、このサンプリングされたデータごとに出力信号の電波強度を表す振幅値が対応付けられている。
選択部114は、パルス圧縮部112によって圧縮されたデータの集合から、所定数のデータを順に選択する。また、選択部114は、第1導出部116によって導出された分散値の集合から、所定数の分散値を選択する。
第1導出部116は、選択部114によって選択された所定数のデータに対して、分散を導出する。
第2導出部118は、選択部114によって選択された所定数の分散値に対して、分散を導出する。
変換部120は、第2導出部118によって導出された分散値を輝度値などの画素情報に変換する。変換部120は、画素情報に基づく画像を表示部150に出力する。これより、表示部150は、変換部120によって出力された画素情報に基づく画像を表示する。なお、変換部120は、レーダ信号処理装置100が備える表示部150の他に、他の表示装置等に画素情報に基づく画像を出力してもよい。
以下、フローチャートを用いて、第1の実施形態における制御部110の処理の流れについて説明する。図3は、第1の実施形態における制御部110により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施形態における制御部110は、例えば、所定周期で本フローチャートの処理を行う。
まず、パルス圧縮部112は、受信部20から出力信号を取得し(ステップS100)、取得した出力信号に対してパルス圧縮処理を行って、距離方向のデータ集合Aを生成する(ステップS102)。次に、選択部114は、パルス圧縮部112によって生成されたデータ集合Aから、所定数α個の距離方向データを選択する(ステップS104)。
次に、第1導出部116は、選択部114によって選択されたα個の距離方向データについて分散を導出する(ステップS106)。例えば、第1導出部116は、数式(1)に示す分散の導出式に基づき、α個の距離方向データを用いた分散値bを導出する。
Figure 2017049210
次に、第1導出部116は、分散演算したことにより得た分散値bを配列にして記憶部130に記憶させる(ステップS108)。
次に、制御部110は、所定回数x分の分散演算処理を行ったか否かを判定する(ステップS110)。所定回数xは、例えば、データ集合Aに含まれる距離方向データの全個数nを所定数αで除算した値(x=n/α)に設定される。なお、所定回数xは、上記除算値n/αよりも大きい値(x≧n/α)に設定されてもよい。
所定回数x分の分散演算処理が行われていない場合、制御部110は、上述したステップS104の処理に戻る。この場合、選択部114は、前回選択したα個の距離方向データを除くデータ集合Aから、新たに所定数α個の距離方向データを選択する。これによって、第1導出部116は、選択部114によって新たに選択されたα個の距離方向データについて分散を導出し、前回導出した分散値bと異なる分散値bk+1を、前回導出した分散値bの隣に格納する。すなわち、制御部110は、分散演算処理を所定回数x繰り返し行い、分散値bからbを導出し、導出した順番(分散値b、b、b、…bの順)で配列して記憶部130に記憶させる。以下、配列状の分散値bを、データ集合Bと称して説明する。
一方、所定回数x分の分散演算処理が行われた場合、選択部114は、記憶部130に記憶されているx個の分散値bの配列集合であるデータ集合Bから、所定数β個の分散値bを選択する(ステップS112)。ここで、所定数βは、上述した所定数αとの乗算値が一定となるように定められる。例えば、α×βの値が30である場合、αは10、βは3に設定される。ここでαを、βに比して大きい値に設定すると、導出処理を実施する回数が少なくなり、制御部110は、処理負荷を低減することができる。以下、α×βを間引き係数と称して説明する。
次に、第2導出部118は、選択部114によって選択されたβ個の分散値bについて分散を導出する(ステップS114)。例えば、第2導出部118は、数式(2)に示す分散の導出式に基づき、β個の分散値bを用いて分散値cを導出する。
Figure 2017049210
次に、第2導出部118は、分散演算したことにより得た分散値cを配列にして記憶部130に記憶させる(ステップS116)。
次に、制御部110は、所定回数y分の分散演算処理を行ったか否かを判定する(ステップS118)。所定回数yは、例えば、データ集合Bに含まれる分散値bの全個数xを所定数βで除算した値(y=x/β)に設定される。なお、所定回数yは、上記除算値x/βよりも大きい値(y≧x/β)に設定されてもよい。
所定回数y分の分散演算処理が行われていない場合、制御部110は、上述したステップS112の処理に戻る。制御部110は、分散演算処理を所定回数x繰り返し行ったときと同様に、ステップS112からステップS116の処理を所定回数y繰り返し行う。これにより、制御部110は、分散値cからcを導出し、導出した順番(分散値c、c、c、…cの順)で配列して記憶部130に記憶させる。以下、配列状の分散値cを、データ集合Cと称して説明する。
一方、所定回数y分の分散演算処理が行われた場合、変換部120は、記憶部130に記憶されているデータ集合Cに含まれるy個の分散値cのそれぞれを輝度値に変換し、画素情報を生成する(ステップS120)。ここで、輝度値とは、色空間における色を表現する3つの成分に関する情報である。例えば、変換部120は、YUVやYCbCr等の所定の色フォーマットに準じて分散値cを輝度値に変換する。これにより、変換部120は、データ集合Cを構成する各分散値cを輝度値に変換した画素情報を生成する。
変換部120は、生成した画素情報に基づく画像を、例えば、表示部150に出力する(ステップS122)。表示部150は、変換部120によって出力された画素情報に基づく画像を表示する。これによって、本フローチャートの処理は終了する。
図4は、第1の実施形態における制御部110の分散処理を説明するための図である。図4に示すように、例えば、所定数αが10である場合、選択部114は、1番目から10番目の距離方向データを、データ集合Aから選択する。第1導出部116は、選択部114によって選択された1番目から10番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値bを導出する。選択部114は、1番目から10番目の距離方向データを除くデータ集合Aから、11番目から20番目の距離方向データを選択する。第1導出部116は、選択部114によって選択された11番目から20番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値bを導出する。制御部110(選択部114および第1導出部116)は、上述した処理を所定回数x分繰り返し行って、x個の分散値bを導出し、データ集合Aの間引きデータとしてデータ集合Bを生成する。
例えば、所定数βが3である場合、選択部114は、1番目から3番目の距離方向データを、データ集合Bから選択する。第2導出部118は、選択部114によって選択された1番目から3番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値cを導出する。選択部114は、1番目から3番目の距離方向データを除くデータ集合Bから、4番目から6番目の距離方向データを選択する。第2導出部118は、選択部114によって選択された4番目から6番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値cを導出する。制御部110(選択部114および第2導出部118)は、上述した処理を所定回数y分繰り返し行って、y個の分散値cを導出し、データ集合Bの間引きデータとしてデータ集合Cを生成する。
図5は、所定数αでデータ数を間引く前のデータ集合Aの一例を表した図である。図5の例において、横軸は距離(例えば単位は[km])を表し、縦軸は、パルス圧縮された出力信号(データ集合A)の電波強度の振幅(例えば単位は[dB])を表している。例えば、電波強度の振幅値が5から15程度の範囲に存在する成分はノイズであり、このノイズの振幅値に比して突出している振幅値がデータ集合A内に存在する場合、突出している振幅値に対応した距離方向のデータが表す距離(地点)には、電波を反射する目標物が存在していると判別することができる。従って、パルス圧縮結果の電波強度に対するノイズの比、すなわちSN比(Signal-to-Noise ratio)が高ければ、目標物の位置(距離)の推定精度を、より向上させることができる。
以下、従来技術によるデータ数の間引き手法と、本実施形態によるデータ数の間引き手法とを比較して、本実施形態の有用性を説明する。まず、従来技術について説明する。図6は、データ集合Aに対して最大値選択間引きを行った際の導出結果を表す図である。最大値選択間引きとは、例えば、図5の例において、最大値側の振幅の包絡線を形成する曲線群の接点として振る舞うデータを、データ集合Aから選択することである。図6に示すような例の場合、SN比は、およそ1.7(22/13)程度である。
従来技術の他の例として平均値間引きについて説明する。図7は、データ集合Aに対して平均値間引きを行った際の導出結果を表す図である。平均値間引きとは、一定範囲内のデータの平均を求め、平均を代表値として間引く手法である。図7に示すように、目標物からの反射信号を表す振幅値が、ノイズの振幅値と平均化されてしまっている。この結果、SN比は、およそ1.0程度となり、目標物の位置(距離)推定が困難となる。
これに対して、本実施形態のレーダ信号処理装置100を用いた場合のSN比について説明する。図8は、データ集合Aに対して2回の分散演算処理を行った際の導出結果の一例を示す図である。図8に示す横軸は、距離を表し、縦軸は分散値Cの振幅値(例えば単位は[dB])を表している。図8の例は、間引き係数α×βが30のときの導出結果を表している。このような場合、SN比は、およそ15.7(47/3)程度であり、本実施形態における制御部110は、上述した従来技術に比して格段にSN比を向上させることができる。
以上説明した第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100によれば、複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合Aから一部のデータを順に選択する選択部114と、選択部114により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する第1導出部116(第2導出部118)と、を備えることにより、信号対雑音比(SN比)が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができる。
また、上述した第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100によれば、制御部110は、選択した所定数α個の距離方向のデータを除いたデータ集合Aから、さらに所定数α個の距離方向のデータを選択し、選択した所定数α個の距離方向のデータに対して、分散値を導出することを所定回数x分繰り返して、x個の分散値bの集合であるデータ集合Bを生成し、データ集合Bから所定数βの分散値bを選択し、選択した所定数βの分散値bに対して分散演算を行って、分散値Cを導出する。制御部110は、データ集合Bに対する分散演算処理を所定回数y分繰り返し行って、y個の分散値cの集合であるデータ集合Cを生成する。これにより、制御部110は、信号対雑音比(SN比)が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を、より低減することができる。
また、上述した第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100によれば、所定数αを、所定数βに比して大きい値に設定することにより、導出処理を実施する回数をより少なくすることができる。この結果、レーダ信号処理装置100は、処理負荷をより低減することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aについて説明する。第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aでは、分散演算処理を行った後に、平均化処理を行う点で、第1の実施形態におけるレーダ信号処理装置100と相違する。従って、係る相違点を中心に説明し、共通する部分についての説明は省略する。
図9は、第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aを含むレーダ装置1の構成の一例を示す概略図である。第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aは、制御部110Aと、記憶部130とを備える。
制御部110Aは、上述した第1の実施形態における制御部110の構成に加え、さらに第3導出部122を備える。
選択部114は、第2導出部118によって生成されたデータ集合Cから間引き係数(α×β)に相当する個数の分散値cを選択する。
第3導出部122は、選択部114によって選択されたα×β個の分散値cについて平均を導出する。例えば、第3導出部122は、数式(3)に示す平均の導出式に基づき、α×β個の分散値cを用いて平均値dを導出する。なお、第1導出部116、第2導出部118、および第3導出部122を合わせたものは、導出部の一例である。
Figure 2017049210
以下、フローチャートを用いて、第2の実施形態における制御部110Aの処理の流れについて説明する。図10は、第2の実施形態における制御部110Aにより実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。本実施形態における制御部110Aは、例えば、所定周期で本フローチャートの処理を行う。
まず、パルス圧縮部112は、受信部20から出力信号を取得し(ステップS200)、取得した出力信号に対してパルス圧縮処理を行って、距離方向のデータ集合Aを生成する(ステップS202)。次に、選択部114は、パルス圧縮部112によって生成されたデータ集合Aから、所定数α個の距離方向データを選択する(ステップS204)。
次に、第1導出部116は、選択部114によって選択されたα個の距離方向データについて分散を導出する(ステップS206)。次に、第1導出部116は、分散演算したことにより得た分散値bを配列にして記憶部130に記憶させる(ステップS208)。
次に、制御部110は、所定回数x分の分散演算処理を行ったか否かを判定する(ステップS210)。所定回数x分の分散演算処理が行われていない場合、制御部110は、上述したステップS204の処理に戻る。
一方、所定回数x分の分散演算処理が行われた場合、選択部114は、記憶部130に記憶されているx個の分散値bの配列集合であるデータ集合Bから、所定数β個の分散値bを選択する(ステップS212)。
次に、第2導出部118は、選択部114によって選択されたβ個の分散値bについて分散を導出する(ステップS214)。次に、第2導出部118は、分散演算したことにより得た分散値cを配列にして記憶部130に記憶させる(ステップS216)。
次に、制御部110は、所定回数y分の分散演算処理を行ったか否かを判定する(ステップS218)。所定回数y分の分散演算処理が行われていない場合、制御部110は、上述したステップS212の処理に戻る。
一方、所定回数y分の分散演算処理が行われた場合、選択部114は、記憶部130に記憶されているy個の分散値cの配列集合であるデータ集合Cから、α×β個の分散値cを選択する(ステップS220)。
次に、第3導出部122は、選択部114によって選択されたα×β個の分散値cについて平均を導出する(ステップS222)。次に、第3導出部122は、平均演算したことにより得た平均値dを配列にして記憶部130に記憶させる(ステップS224)。
次に、制御部110Aは、所定回数z分の平均演算処理を行ったか否かを判定する(ステップS226)。所定回数zは、例えば、データ集合Cに含まれる分散値cの全個数yから(α×β+1)を減算した値に設定される。
所定回数z分の平均演算処理が行われていない場合、制御部110Aは、上述したステップS220の処理に戻る。この場合、選択部114は、前回選択したα×β個の分散値cの一部を除くデータ集合Cから、新たにα×β個の分散値cを選択する。これによって、第3導出部122は、選択部114によって新たに選択されたα×β個の分散値cについて平均を導出し、前回導出した平均値dと異なる分散値dl+1を、前回導出した分散値dの隣に格納する。すなわち、制御部110は、平均演算処理を所定回数z繰り返し行い、平均値dからdを導出し、導出した順番(平均値d、d、d、…dの順)で配列して記憶部130に記憶させる。以下、配列状の分散値dを、データ集合Dと称して説明する。
図11は、第2実施形態における選択部114および第3導出部122の処理を説明するための図である。例えば、選択部114は、データ集合Cから、1番目から30番目の距離方向データを選択する。第3導出部122は、選択部114によって選択された1番目から10番目の距離方向データについて平均演算を行い、平均値dを導出する。選択部114は、1番目から30番目の距離方向データのうち、例えば、1番目の距離方向データを除くデータ集合Cから、2番目から31番目の距離方向データを選択する。第3導出部122は、選択部114によって選択された2番目から31番目の距離方向データについて平均演算を行い、平均値dを導出する。制御部110Aは、上述した処理を所定回数z分繰り返し行って、z個の平均値dを導出し、データ集合Cの間引きデータとしてデータ集合Dを生成する。すなわち、データ集合Dは、データ集合Cの移動平均を表している。
一方、所定回数z分の平均演算処理が行われた場合、すなわちデータ集合Dが生成された場合、変換部120は、記憶部130に記憶されているz個の平均値dのデータ集合Dを輝度値に変換し、画素情報を生成する(ステップS228)。
変換部120は、生成した画素情報に基づく画像を、例えば、表示部150に出力する(ステップS230)。表示部150は、変換部120によって出力された画素情報に基づく画像を表示する。これによって、本フローチャートの処理は終了する。
図12は、データ集合Cに対して平均演算処理を行った際の導出結果の一例を示す図である。図12に示す横軸は、距離を表し、縦軸は平均値dの振幅値(例えば単位は[dB])を表している。図示の例では、SN比は、およそ15.0(4.5/0.3)程度であり、本実施形態における制御部110Aは、上述した第1の実施形態と同様に、格段にSN比を向上させることができる。
以上説明した第2の実施形態におけるレーダ信号処理装置100Aによれば、第3導出部122は、分散値cの導出処理が所定回数yにわたり繰り返し行われた後に、選択部114によって選択されたα×β個の分散値cについて平均を導出する。この結果、レーダ信号処理装置100Aは、第1の実施形態と同様に、信号対雑音比(SN比)が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができる。
以下、その他の実施形態(変形例)について説明する。
上述した実施形態では、選択部114は、重複しないようにデータを選択するものとして説明したがこれに限られない。例えば、選択部114は、データ集合Cの移動平均が導出されるときに行ったデータの選択方法と同様に、データ集合(データ集合Aまたはデータ集合B)から、前回選択したデータの一部と重複したデータを含んだ所定数のデータを選択する。
図13は、他の実施形態における制御部110の分散処理を説明するための図である。図13に示すように、例えば、所定数αが10である場合、選択部114は、1番目から10番目の距離方向データを、データ集合Aから選択する。第1導出部116は、選択部114によって選択された1番目から10番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値bを導出する。選択部114は、前回選択した1番目の距離方向データを除くデータ集合Aから、2番目から11番目の距離方向データを選択する。第1導出部116は、選択部114によって選択された2番目から11番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値bを導出する。制御部110(選択部114および第1導出部116)は、上述した処理を所定回数x分繰り返し行って、x個の分散値bを導出し、データ集合Aの間引きデータとしてデータ集合Bを生成する。
例えば、所定数βが3である場合、選択部114は、1番目から3番目の距離方向データを、データ集合Bから選択する。第2導出部118は、選択部114によって選択された1番目から3番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値cを導出する。選択部114は、前回選択した1番目の距離方向データを除くデータ集合Bから、2番目から4番目の距離方向データを選択する。第2導出部118は、選択部114によって選択された2番目から4番目の距離方向データについて分散演算を行い、分散値cを導出する。制御部110(選択部114および第2導出部118)は、上述した処理を所定回数y分繰り返し行って、y個の分散値cを導出し、データ集合Bの間引きデータとしてデータ集合Cを生成する。
これによって、レーダ信号処理装置100、100Aは、上述した第1および第2の実施形態と同様に、信号対雑音比(SN比)が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができる。
また、上述した第1および第2の実施形態では、分散の導出処理を2回行うものとして説明したが、これに限られない。例えば、レーダ信号処理装置100、100Aは、分散の導出処理を、1回行ってもよいし、3回以上行ってもよい。また、レーダ信号処理装置100Aは、分散の導出処理と同様に、平均の導出処理を2回以上行ってもよい。
また、レーダ信号処理装置100、100Aは、処理結果として、データを間引いたデータ集合Aの振幅値を輝度値に変換して画素情報を表示部150に出力するものとして説明したが、これに限られない。例えば、レーダ信号処理装置100、100Aは、輝度値に変換する前のデータ集合B、データ集合C、あるいはデータ集合Dをそのまま外部装置に出力してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータ集合Aから一部のデータを順に選択する選択部114と、選択部114により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する第1導出部116(第2導出部118)と、を備えることにより、信号対雑音比(SN比)が劣化するのを抑制しつつ、処理負荷を低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…レーダ装置、10…アンテナ、20…受信部、100、100A…レーダ信号処理装置、110、110A…制御部、112…パルス圧縮部、114…選択部、116…第1導出部、118…第2導出部、120…変換部、122…第3導出部、130…記憶部、150…表示部

Claims (6)

  1. 複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含む入力データから一部のデータを順に選択する選択部と、
    前記選択部により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する導出部と、
    を備えるレーダ信号処理装置。
  2. 前記選択部が、前記導出部により導出された間引きデータを入力データとして、入力データから一部のデータを順に選択し、
    前記導出部が、前記導出部により導出された間引きデータを入力データとして前記選択部により順に選択された一部のデータのそれぞれにおける分散を導出し、導出した分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成することを、1回以上実行する、
    請求項1記載のレーダ信号処理装置。
  3. 前記導出部は、前記導出部により導出された間引きデータを入力データとして前記選択部により順に選択されたデータのそれぞれの平均を導出し、導出した平均を配列にしたデータを、間引きデータとして生成する、
    請求項2記載のレーダ信号処理装置。
  4. 前記選択部は、前記導出部により導出された間引きデータを入力データとして一部のデータを順に選択する回数が増えるのに応じて、前記選択する一部のデータの数を減少させる、
    請求項2または3記載のレーダ信号処理装置。
  5. 前記導出部による導出結果を、色空間を表す輝度値に変換する変換部と、
    前記変換部によって変換された輝度値に基づいて、画像を表示する表示部と、をさらに備える、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載のレーダ信号処理装置。
  6. コンピュータに、
    複数のレーダ検知エリアに対応付けられた電波強度を含むデータから一部のデータを順に選択させ、
    前記順に選択させた一部のデータのそれぞれにおける分散を導出させ、
    前記導出させた分散を配列にしたデータを、間引きデータとして生成させる、
    レーダ信号処理プログラム。
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