JP2017040564A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑制しつつ精度よく測角および測距を行うことができるレーダ装置を提供することである。
【解決手段】実施形態のレーダ装置は、第1受信部と、第2受信部と、第1処理部と、第2処理部とを持つ。第1受信部は、電波を受信する第1受信部であって、複数の素子を有し、受信した電波に対してサンプリング処理を行う。第2受信部は、電波を受信する第2受信部であって、前記第1受信部よりも少ない数の素子を有し、受信した電波に対して前記第1受信部により実行されたサンプリング処理よりも高速でサンプリング処理を行う。第1処理部は、前記第1受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測角を行う。第2処理部は、前記第2受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測距を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、レーダ装置に関する。
従来、レーダ装置を用いて目標物を測距および測角することが行われていた。測角を高精度に行う場合には、測角精度を満たす素子数が必要となる。一方、測距を高精度で行う場合、広帯域信号を高速サンプリングする必要がある。測角と測距とを高精度に実現しようとすると、素子数の増加に加えて高速サンプリングが必要となるため、コストが増大する場合があった。
特開2008−249399号公報
本発明が解決しようとする課題は、コストを抑制しつつ、精度よく測角および測距を行うことができるレーダ装置を提供することである。
実施形態のレーダ装置は、第1受信部と、第2受信部と、第1処理部と、第2処理部とを持つ。第1受信部は、電波を受信する第1受信部であって、複数の素子を有し、受信した電波に対してサンプリング処理を行う。第2受信部は、電波を受信する第2受信部であって、前記第1受信部よりも少ない数の素子を有し、受信した電波に対して前記第1受信部により実行されたサンプリング処理よりも高速でサンプリング処理を行う。第1処理部は、前記第1受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測角を行う。第2処理部は、前記第2受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測距を行う。
レーダ装置1の機能構成を示す図。 マトリクス状に配置された第1アンテナ素子12および第2アンテナ素子22を模式的に示す図。 レーダ装置1により実行される処理の流れを示すフローチャート。 第1受信部10および第2受信部20がサンプリング処理する周波数の範囲について説明するための図。 制御部30により導出される受信エコーの一例を示す図。 主制御部32により表示部42に表示される目標物の位置を表す画像IMの一例を示す図。
以下、実施形態のレーダ装置を、図面を参照して説明する。
図1は、レーダ装置1の機能構成を示す図である。レーダ装置1は、送信部2と、第1受信部10と、第2受信部20と、制御部30と、記憶部40と、表示部42とを備える。
送信部2は、送信アンテナ3と、送信側増幅器4と、パルス生成部6とを備える。送信アンテナ3は、送信側増幅器4により増幅された送信信号に基づく電波を、空気中における所定の方向に向けて放射する。送信アンテナ3が電波を放射する際の仰角については、特段の制限はなく、送信アンテナ3は、如何なる仰角で電波を放射してもよい。
送信側増幅器4は、パルス生成部6により生成された信号を増幅する。パルス生成部6は、制御部30から入力された電波の放射スケジュールや制御値に基づいてパルスを生成する。
本実施形態の送信部2が送信する電波は、例えば所定のパルス幅のパルス周期で繰り返し励起されるパルス信号である。このパルス信号は、例えば周波数が時間とともに連続的に変化するチャープ信号を含む。
第1受信部10は、複数の第1アンテナ素子12−1から12−Nと、第1増幅器14−1から14−Nと、第1ミキサ15−1から15−Nと、第1BPF(Band Pass Filter)16−1から16−Nと、第1A/D変換部18−1から18−Nとを備える。なお、Nは正の整数である。
第2受信部20は、複数の第2アンテナ素子22−1から22−nと、第2増幅器24−1から24−nと、第2ミキサ25−1から25−nと、第2BPF26−1から26−nと、第2A/D変換部28−1から28−nとを備える。なお、nは正の整数である。
以下、第1受信部10、および第2受信部20の構成要素の名称において、ハイフン(−)以下の符号を除いて同一の符号が表記された構成要素同士を区別しない場合には、ハイフン以下の符号を省略して表記する。
本実施形態では、第1アンテナ素子12−1から12−N、および第2アンテナ素子22−1から22nは、例えば同一のアンテナ平面を形成するように配置される。また、これらのアンテナ素子は、例えば、マトリクス状に配置される。第1受信部10の複数の第1アンテナ素子12から12−Nは、1つの仮想的な開口面積を有する第1アンテナと考えることができ、第2受信部20の複数の第2アンテナ素子22から22−nは、1つの仮想的な開口面積を有する第2アンテナと考えることができる。
図2は、マトリクス状に配置された第1アンテナ素子12および第2アンテナ素子22を模式的に示す図である。第1アンテナ素子12−1から12−Nの数は、第2アンテナ素子22−1から22−nの数に比して多い。このため、第1アンテナ素子12と第2アンテナ素子22のサイズが同じであれば、第1アンテナの開口面積は、第2アンテナの開口面積に比して大きくなる。第1アンテナは、第2アンテナに隣接してもよいし、第1アンテナと第2アンテナとの間には間隔が設けられていてもよい。また、第1アンテナの横と縦のサイズに対し、第2アンテナのサイズがそれぞれ異なってもよい。
本実施形態の第1アンテナまたは第2アンテナは、回転駆動されることで360度全方位の目標物(物体)の検知を行うものであってもよい。また、第1アンテナまたは第2アンテナは、固定のアレイアンテナであって、360度ではなく限定的な方位範囲内で目標物の検知を行うものであってもよい。
第1アンテナ素子12は、送信部2により送信された電波が目標物によって反射された反射波を受信する。第1アンテナ素子12は、送信部2により放射された電波の注視方位を中心とした範囲内の物体を検知する。
第1増幅器14は、第1アンテナ素子12が受信した反射波に含まれる信号を増幅する。第1ミキサ15は、増幅された信号にローカル信号を混合することで、周波数変換(ダウンコンバート)を行う。第1BPF16は、特定の帯域の信号を通過させる。第1A/D変換部18は、第1BPF16を通過したアナログ信号を周期Tでサンプリング処理する。第1A/D変換部18は、サンプリング処理によってアナログ信号をデジタル信号に変換する。
第2受信部20の第2アンテナ素子22は、送信部2から送信された電波が目標物によって反射された反射波を受信する。第2アンテナ素子22は、送信部2により放射された電波の注視方位を中心とした範囲内の物体を検知する。
第2増幅器24は、第2アンテナ素子22が受信した反射波に含まれる信号を増幅する。第2ミキサ25は、増幅された信号にローカル信号を混合することで、周波数変換(ダウンコンバート)を行う。第2BPF26は、第1BPF16とは異なる特定の帯域の信号を通過させる。
第2A/D変換部28は、アナログ信号を周期T1でサンプリングする。周期T1は、第1A/D変換部18がサンプリングする周期Tに比して短い周期である。すなわち、第2A/D変換部28は、第1A/D変換部18より高速でアナログ信号をサンプリング処理する。第1A/D変換部18は、サンプリング処理によってアナログ信号をデジタル信号に変換する。
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などの読書き可能な記憶装置によって実現される。記憶部40には、送信部2から放射される電波の放射スケジュールやパルス生成部6に電波を生成させるために与える制御値等が記憶されている。
制御部30は、主制御部32と、DBF(Digital Beam Forming)処理部34とを備える。これらの機能部は、例えば、レーダ装置1が備えるCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することで機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
主制御部32は、記憶部40に記憶された電波の放射スケジュールや制御値等を取得し、取得した放射スケジュールや制御値をパルス生成部6に出力する。主制御部32は、DBF処理部34の処理結果を統合的に処理する。また、主制御部32は、DBF処理部34の処理結果を記憶部40に記憶させたり、表示部42に表示させたりする。
DBF処理部34は、第1処理部36と、第2処理部38とを含みDBF処理を実行する。DBF処理部34は、第1A/D変換部18または第2A/D変換部28から入力されたサンプリング結果から、送信部2により放射された電波に対する受信エコーを導出する。DBF処理部34は、受信エコーに基づいて目標物を検知する。
DBF処理部34は、ΣビームとΔビームを形成する。DBF処理部34は、例えば測距および測速を行う。また、DBF処理部34は、例えばアップチャープ系列の信号またはダウンチャープ系列の信号を抽出処理した結果(ΣビームとΔビーム)に基づき測角を行う。DBF処理部34は、例えば2つのアンテナ素子で受信された反射波を用いたモノパルス方式を用いて測角を行う。DBF処理部34の測距および測速の処理と測角の処理とは、公知の手法により行われるため詳細な説明は省略する。
第1処理部36は、第1A/D変換部18のサンプリング結果に基づいて、DBF処理を実行する。第2処理部38は、第2A/D変換部28のサンプリング結果に基づいて、DBF処理を実行する。第1処理部36および第2処理部は、測距または測角のうちいずれか一方のみを行ってもよい。
表示部42は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)等の表示装置である。表示部は、制御部30により処理された処理結果やレーダ装置1の動作状態等を表示する。表示部42は、例えば主制御部32により同定された目標物の存在を示す情報を表示する。
図3は、レーダ装置1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、制御部30は、送信部2に電波を放射させる(ステップS100)。次に、第1受信部10が、受信した反射波に対してサンプリング処理を実行する(ステップS102)。また、ステップS102の処理と並列に、第2受信部20が、受信した反射波に対してサンプリング処理を実行する(ステップS104)。例えば第1受信部10と第2受信部20とは、反射波を同時に受信する。第1受信部10および第2受信部20が受信した反射波とは、ステップS100で送信部2により放射された電波が目標物によって反射された電波である。
ステップS102の処理後、制御部30の第1処理部36は、ステップS102でサンプリング処理された結果に基づいてDBF処理を行う(ステップS106)。ステップS104の処理後、制御部30の第2処理部38は、ステップS104でサンプリング処理された結果に基づいてDBF処理を行う(ステップS108)。
ここで、第1受信部10および第2受信部20により実行される処理について説明する。図4は、第1受信部10および第2受信部20がサンプリング処理する周波数の範囲について説明するための図である。縦軸はチャープ信号の瞬時周波数f[MHz]を示し、横軸は第1受信部10または第2受信部20が処理対象とする電波の時間経過(時間t[μs])を示している。ステップS100で送信アンテナ3が放射する電波は、時間の経過と共に周波数が高くなる傾向のチャープ信号を含む電波である。このため、図示するように処理対象とする電波の時間幅の長さに比例して、処理対象とする周波数fの範囲と周波数fが大きくなる。なお、制御部30は、例えば時間幅t2で周波数の範囲fr2に対応するチャープ信号を送信部2に送信させるものとして説明する。
第1受信部10が、例えば送信部2に送信させたチャープ信号に対応する周波数の範囲fr2のうち、周波数の範囲fr1を処理対象として周期Tでサンプリング処理を実行する。一方、第2受信部20は、例えば送信部2に送信させたチャープ信号に対応する周波数の範囲fr2を処理対象として周期Tより高速である周期T1でサンプリング処理を実行する。
このように第1受信部10が処理対象とする周波数の範囲fr1(狭帯域)は、第2受信部20が処理対象とする周波数の範囲fr2(広帯域)に比して狭い範囲である。このため第1受信部10の第1A/D変換部18は、例えば第2受信部20の第2A/D変換部28が行うことができるサンプリング処理能力より低いサンプリング処理能力であってもよい。この結果、第1受信部10の第1A/D変換部18のコストを、第2受信部20の第2A/D変換部28のコストに比して抑制することができる。
また、第1受信部10の第1A/D変換部18により実行されるサンプリング処理速度は、第2受信部20の第2A/D変換部28により実行されるサンプリング処理速度に比して低速であるため、第1受信部10により出力される伝送レートを、第2受信部20の第2A/D変換部28により出力される伝送レートに比して抑制させることができる。この結果、サンプリング処理結果の出力先である制御部30の処理負荷を低減させることができる。また、サンプリング処理結果の出力先である制御部30の処理能力の制限を緩和させることができる。
これに対して第2受信部20の第2A/D変換部28は、第1受信部10が処理する周波数の範囲fr1より広い範囲の周波数範囲fr2に対して、第1受信部10の第1A/D変換部18により実行されるサンプリング処理速度に比して高速で実行する。このように受信した電波に対するリソースを無駄なく利用することで、その後の処理において出力される利得も大きくなる。この結果、レーダ装置1は、より精度よく目標物を検知することができる。
例えば一般的なレーダ装置において、測角をより精度よく行う場合、アンテナ素子の数を多くする必要がある。この場合、アンテナ素子の数に比例してレーダ装置のコストが増大する場合がある。これに対して、レーダ装置1は、測角をより精度よく行うために、第1アンテナ素子12の数を多く有しているが、第1受信部10の第1アンテナ素子12により受信された信号を処理する第1A/D変換部18のコストを抑制することでレーダ装置1全体のコストを抑制させることができる。この結果、レーダ装置1は、コストを抑制しつつ精度よく測角を行うことができる。また、第2受信部20の第2アンテナ素子22で受信された信号を処理する第2A/D変換部28は、第1受信部10の第2A/D変換部28に比して、広帯域の周波数の範囲に対して高速でサンプリング処理を行うことで、精度よく測距を行うことができる。この結果、レーダ装置1は、コストを抑制しつつ精度よく測角と測距とを行うことができる。
図5は、制御部30により導出される受信エコーの一例を示す図である。上図は目標物OB1からOB4の実際の位置を示している。横軸はレーダ装置1から目標物までの距離を示し、縦軸は仰角を示している。an1からan4は仰角の範囲を示している。下図は、制御部30により導出された受信エコーの一例を示す図である。下図のan1からan4のグラフは、それぞれ上図のan1からan4の仰角に対応する。横軸はレーダ装置1から目標物までの距離を示し、縦軸は受信エコーの大きさを示している。an1からan3のグラフは、第1受信部10および第1処理部36により処理された狭帯域に対応する受信エコーであり、an4は、第2受信部20および第2処理部38により処理された広帯域に対応する受信エコーである。
また、狭帯域の受信エコーS1n、S3n、およびS4nは、それぞれ目標物OB1、OB3、およびOB4に対応する。また、広帯域の受信エコーS1wからS4wは、それぞれ目標物OB1からOB4に対応する。反射波において広帯域を処理する第2受信部20の距離分解能の精度は、第1受信部10の距離分解能に比して高いため、第2処理部38は、レーダ装置1から目標物までの距離を精度よく検知することができる。図5において、受信エコーの距離方向の幅が狭いほど、測距の精度が高い(距離分解能が細かい)ことを示している。一方、反射波において狭帯域を処理する第1受信部10が有する第1アンテナ素子12の数は、第2受信部20が有する第2アンテナ素子22の数に比して多いため電波を受信する開口面積が大きくなる。この結果、第1受信部10の角度分解能の精度は、第2受信部20の角度分解に比して高い。これにより第1処理部36は、目標物が存在する角度を精度よく検知することができる。この結果、レーダ装置1は、コストを抑制しつつ精度よく測角と測距とを行うことができる。
図3のフローチャートの説明に戻る。次に、主制御部32は、例えばステップS106で導出された第1処理部36による処理結果、およびステップS108で導出された第2処理部38による処理結果を照合する(ステップS110)。照合結果が合致しない場合、本処理の1ルーチンは終了する。この場合、主制御部32は、例えば第1処理部36による処理結果または第2処理部38による処理結果を廃棄する。主制御部32は、例えば第1処理部36による処理結果から導出されたレーダ装置1から目標物までの距離を示す範囲(受信エコー)と、第2処理部38による処理結果から導出されたレーダ装置1から目標物までの距離を示す範囲(受信エコー)とが重複しない場合、照合結果が合致しないと判定する。また、主制御部32は、例えば第1処理部36による処理結果から導出されたレーダ装置1から目標物までの距離を示す範囲と、第2処理部38による処理結果から導出されたレーダ装置1から目標物までの距離を示す範囲とが所定距離以上異なる場合、照合結果が合致しないと判定する。
一方、照合結果が合致する場合、主制御部32は、ステップS106で導出された第1処理部36による処理結果、およびステップS108で導出された第2処理部38による処理結果に基づいて、目標物の位置を同定する(ステップS112)。例えば主制御部32は、第1処理部36による処理結果に基づいてレーダ装置1に対する目標物の仰角(または/および方位角)を同定し、第2処理部38による処理結果に基づいてレーダ装置1から目標物までの距離を同定する。
次に、主制御部32は、ステップS110の同定結果を表示部42に表示させる(ステップS114)。図6は、主制御部32により表示部42に表示される目標物の位置を表す画像IMの一例を示す図である。主制御部32は、同定結果に基づいて、目標物OB1、OB3、およびOB4の仰角と距離とを対応づけた画像を表示部42に表示させる。これにより本フローチャートの1ルーチンは終了する。
なお、本実施形態のレーダ装置1は、複数のチャープ信号を処理した結果に基づいて、目標物の測角および測距の結果を導出してもよい。DBF処理部34は、例えばチャープ信号を含む設定された数のパルス信号から目標物の測角または測距の結果を導出し、導出した結果の平均値や中央値等を目標物の測角結果または測距結果としてもよい。また、DBF処理部34は、例えば目標物の測角結果、測距結果、および設定された重み付け度合に基づいて目標物の測角結果および測距結果を導出してもよい。例えばDBF処理部34は、第1処理部36の測角結果を、第2処理部38の測角結果に比して重み付け度合を大きくする。例えばDBF処理部34は、第2処理部38の測距結果を、第1処理部36の測距結果に比して重み付け度合を大きくする。これにより、レーダ装置1は、より精度よく測角および測距を行って目標物の位置を検知することができる。
また、本実施形態のレーダ装置1は一例として、DBF処理部34を用いてDBF処理を実行するものとして説明したが、DBF処理に代えて、レーダ装置1は、アナログ合成処理により目標物の測角結果および測距結果を導出してもよい。この場合、レーダ装置1は、第1アンテナ素子12、第2アンテナ素子22、複数の第1アンテナ素子12、または複数の第2アンテナ素子22ごとに、信号の位相を調整する移相器や移相器を通過した信号を合成する合成器、周波数変換を行うミキサ等を備える。
また、本実施形態のレーダ装置1は一例として、第1受信部10および第2受信部20のアンテナ素子とは別体の送信アンテナ3を備えるものとして説明したが、送信アンテナ3は、第1受信部10または第2受信部20の一部のアンテナ素子が共用されるものであってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、電波を受信する第1受信部であって、複数の素子を有し、受信した電波に対してサンプリング処理を行う第1受信部と、電波を受信する第2受信部であって、第1受信部よりも少ない数の素子を有し、受信した電波に対して第1受信部により実行されたサンプリング処理よりも高速でサンプリング処理を行う第2受信部と、第1受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測角を行う第1処理部と、第2受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測距を行う第2処理部とを持つことにより、コストを抑制しつつ精度よく測角を行うことができるレーダ装置を提供することである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…レーダ装置、2…送信部、10…第1受信部、20…第2受信部、30…制御部、32…主制御部、34…DBF処理部、36…第1処理部、38…第2処理部、40…記憶部、42…表示部

Claims (7)

  1. 電波を受信する第1受信部であって、複数の素子を有し、受信した電波に対してサンプリング処理を行う第1受信部と、
    電波を受信する第2受信部であって、前記第1受信部よりも少ない数の素子を有し、受信した電波に対して前記第1受信部により実行されたサンプリング処理よりも高速でサンプリング処理を行う第2受信部と、
    前記第1受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測角を行う第1処理部と、
    前記第2受信部により行われたサンプリング処理の結果に基づいて測距を行う第2処理部と、
    を備えるレーダ装置。
  2. 前記第2受信部は、前記第1受信部よりも広い帯域で電波を受信する、
    請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記第1受信部が受信する電波の帯域は、前記第2受信部が受信する電波の帯域に包含される、
    請求項1または請求項2記載のレーダ装置。
  4. 前記第1受信部が有する複数の素子と、前記第2受信部が有する複数の素子とは同一のアンテナ面を形成する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載のレーダ装置。
  5. 前記第1受信部および前記第2受信部は、放射部によって放射された電波が物体によって反射された共通する反射波を受信する、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載のレーダ装置。
  6. 前記第1処理部により測角および測距された結果、および第2処理部により測角および測距された結果に基づいて、物体を同定する制御部を、更に備える、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載のレーダ装置。
  7. 前記第1受信部によりサンプリング処理された処理結果と、前記第2受信部によりサンプリング処理された処理結果とに基づく情報を表示する表示部を、更に備える、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項記載のレーダ装置。
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