JP2017049161A - 加速度計測装置、検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測対象物に取り付けた後でも定量的な検査ができる加速度計測装置を提供する。【解決手段】本発明の加速度計測装置は、少なくとも台、スライダ、スライダに取り付けられた加速度センサ、加速度センサが移動可能な状態である移動可能状態と移動不可能な状態である移動不可能状態を切り換える移動切換手段を備える。加速度センサが加速度を検出する方向の少なくとも1つと、スライダによって加速度センサが移動可能な方向とは一致する。加速度センサの性能を検査するときには、移動切換手段を移動可能状態にし、加速度センサに所定の加速度を与える駆動手段によって加速度センサに加速度を与え、加速度センサの出力を測定することで性能を検査する。【選択図】図4

Description

本発明は、計測対象物に取り付けた後に性能を検査可能な加速度計測装置と、当該加速度計測装置の検査方法に関する。
図1は加速度センサ500を構造物900に取り付けた様子を示す図である。加速度センサ500にはケーブル520が接続されている。加速度センサ500は、例えば、A方向の1軸の加速度を検出し、ケーブル520を介して検出結果を送信する。加速度計測装置は、図1のような加速度センサを備えている。そして、自己診断機能を有する加速度計測装置を開示した文献としては、特許文献1などがある。また、ビルや橋梁などの構造物に取り付けた自己診断機能のない加速度計測装置(例えば、加速度センサのみで構成された装置)の点検では、ハンマーなどで構造物を叩き、その振動を計測できることを確認していた。
特開平5−26896号公報
しかしながら、特許文献1に示した加速度計測装置は、加速度計測装置の出力結果を確認するのではなく内部の状態を確認するだけなので、加速度計測装置全体の自己診断はできなかった。また、ハンマーなどで叩く場合、加速度計測装置で測定できるのはハンマーで叩いたときの構造物の局所的な振動なので、加速度計測装置の本来の計測対象の振動(例えば地震による構造物の震動)の周波数よりも高い周波数の振動を検査することになる。また、ハンマーでの叩き方によっても加わる加速度が異なるので、定量的な検査ができない。図1に示すように加速度センサ500を構造物900に取り付け、ハンマーで構造物900を叩いたときの検出結果を図2と図3に示す。図2は加速度センサ500のサンプリング速度が256Hzの場合、図3は加速度センサ500のサンプリング速度が100Hzの場合である。なお、図2,3は、同じ構造物にサンプリング速度の異なる加速度センサを取り付けたときの検出結果を示している。サンプリング速度100Hz(図3)では振動の詳細は検出できていない。また、サンプリング速度256Hz(図2)でも、減衰した振動が再び大きくなっている部分があるので、振動に追従できていないと思われる。
本発明は、このような状況に鑑み、計測対象物に取り付けた後でも定量的な検査ができる加速度計測装置を提供することを目的とする。
本発明の加速度計測装置は、少なくとも台、台に取り付けられたスライダ、スライダに取り付けられた加速度センサ、加速度センサがスライダによって移動可能な状態である移動可能状態と、移動不可能な状態である移動不可能状態を切り換える移動切換手段を備える。加速度センサが加速度を検出する方向の少なくとも1つと、スライダによって加速度センサが移動可能な方向とは一致する。そして、加速度センサの性能を検査するときには、移動切換手段を移動可能状態にし、加速度センサに所定の加速度を与える駆動手段によって加速度センサに加速度を与え、加速度センサの出力を測定することで性能を検査する。
本発明の加速度計測装置は、計測対象物に加速度計測装置を取り付けた状態で移動切換手段を移動不可能状態にすれば、計測対象物に加わっている加速度を計測できる。また、加速度計測装置の検査をする場合は、移動切換手段を移動可能状態にし、駆動手段によって加速度センサに所定の加速度を与えるので、計測対象物に取り付けた後でも定量的な検査が可能である。
従来の加速度センサを構造物に取り付けた様子を示す図。 図1の加速度センサを取り付けた構造物をハンマーで叩いたときの1つ目の検出結果を示す図。 図1の加速度センサを取り付けた構造物をハンマーで叩いたときの2つ目の検出結果を示す図。 実施例1の加速度計測装置の構成例を示す図。 移動切換手段を移動可能状態にし、バネ固定手段にバネを取り付け、加速度計測装置の検査を行う様子を示した図。 実施例1の加速度センサで計測された加速度を示す図。 実施例1変形例2の加速度計測装置の構成例を示す図。 実施例2の加速度計測装置の構成例を示す図。 実施例2での検査のときの状態を示す図。 実施例2変形例2での検査のときの構成を示す図。 実施例2変形例3での検査のときの構成を示す図。 本発明の検査方法のフローを示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
図4に実施例1の加速度計測装置の構成例を示す。図4(A)は加速度計測装置を横方向から見た図(図1と同じ方向から見た図)、図4(B)は加速度計測装置の平面図である。加速度計測装置100は、台110、台110に取り付けられたスライダ120、スライダ120に取り付けられた加速度センサ500、移動切換手段130、台110に固定された支持部150、支持部150に傾きを変更できるように取り付けられたレバー140、加速度センサ500にレバー140と対向する位置に取り付けられたフック160、支持部150と加速度センサ500との間にバネ180を取り付けるためのバネ固定手段170を備える。図4の構成の例では、バネ180は、加速度計測装置100の構成部ではなく、加速度計測装置100の検査をするときに取り付ける部品である。このように検査のときに取り付ければ、バネ180がさびなどによって劣化し、バネ定数が変化することを考慮する必要がない。しかし、バネ180の劣化を考慮する必要がない場合は、バネ180を加速度計測装置100の中に常時備えてもよい。
図1と同じように加速度センサ500にはケーブル520が接続されている。スライダ120は、ベアリングなどによって所定の方向への移動を滑らかにできる構成物である。ただし、加速度計測装置100に求められる計測精度を考慮して、十分に摩擦抵抗の小さい材質であれば、必ずしもベアリングを使う必要はない。加速度センサ500が加速度を検出する方向の少なくとも1つと、スライダ120によって加速度センサ500が移動可能な方向とは一致する。図4の場合はA方向である。支持部150と加速度センサ500との間隔は、スライダ120による加速度センサ500の移動によって変化する。
移動切換手段130は、加速度センサ500がスライダ120によって台110に対して移動可能な状態である移動可能状態と、移動不可能な状態である移動不可能状態を切り換えるための手段である。図4の例では、移動切換手段130は、加速度センサ500に固定された穴を有する板131、台110に設けられたネジ穴111、ネジ132で構成されている。図4の例の場合、移動不可能状態とは、ネジ132を板131の穴を貫通させ、ネジ穴111で止めることで加速度センサ500を固定した状態である。また、ネジ132を外した状態が移動可能状態である。なお、図4の例ではネジを用いたが、バックルを利用した手段、単なる棒と穴を利用した手段など他の手段で移動切換手段を実現してもよい。
レバー140は、例えば爪部141とアーム部142を有している。アーム部142の一部が軸151で支持部150に固定されており。レバー140は、軸151を中心に傾きを変更できる。バネ固定手段170は、あらかじめ定めた自然長とバネ定数を有するバネ180を取り付ける手段である。バネ固定手段170は、バネ180が縮んでいるときだけでなく、伸びているときもバネ180が外れないように取り付けることができる手段である。また、バネ180の自然長とバネ定数は、加速度センサ500の質量と加えたい加速度を考慮して決めればよい。さらに、台110を取り付ける場所が水平か垂直か斜めかによってバネ180の自然長を変更してもよい。
図5は、移動切換手段130を移動可能状態にし、バネ固定手段170にバネ180を取り付け、加速度計測装置100の検査を行う様子を示した図である。図5(A)はバネ固定手段170にバネ180を取り付けた様子を示す図、図5(B)はバネ180を縮めてレバー140の爪部141とフック160とを引っ掛けた状態にした図、図5(C)はレバー140の傾きを変更して加速度センサ500がスライダ120によって移動できる状態にした図である。
移動切換手段130が移動可能状態、かつ、バネ180がバネ固定手段170に取り付けられた状態の場合(図5(A)の状態)を考える。この場合に、レバー140とフック160は、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときにレバー140を所定角度にすることで加速度センサ500を静止した状態にできる(図5(B)の状態)。図5(B)では、バネ180を縮め、爪部141とフック160を引っ掛けることで、加速度センサ500を静止した状態にしている。そして、レバー140の傾きを変更することで加速度センサ500を静止した状態を解除できる。図5の場合、図5(C)に示したように、加速度センサ500がA方向に自由に移動できる状態になる。この後、加速度センサ500は、バネ180によって振動する。図6は、加速度センサ500で計測された加速度の例である。振動の周期が図2の例よりも長くなり、加速度センサ500での計測が振動に追従できていることが分かる。
なお、図5の場合は所定長のときにはバネ180は縮んでいるが、所定長のときにバネ180が伸びるように所定長を決めてもよい。ただし、その場合は、レバー140を、バネ180が縮んだときに加速度センサ500と接触しない位置に配置する必要がある。
また、同じ加速度計測装置100とバネ180を常に用いる場合、前記の「所定長」を固定にしてしまうと、台110を取り付ける場所が水平か垂直か斜めかによって所定長のときに加速度センサ500に加わる加速度が異なる。そこで、レバー140は、所定長を調整できる構造とすればよい。例えば、レバー140に軸151を貫通させるための穴を複数設けておけばよい。そして、図4の例の場合であれば、支持部150が加速度センサ500よりも下側になるように取り付けられるときは、レバー140の爪部141と軸151との距離が短くなるように調整すればよい。また、支持部150が加速度センサ500よりも上側になるように取り付けられるときは、レバー140の爪部141と軸151との距離が長くなるように調整すればよい。
加速度計測装置100は、計測対象物に加速度計測装置100を取り付けた状態で移動切換手段130を移動不可能状態にすれば、計測対象物に加わっている加速度を計測できる。また、加速度計測装置100の検査をする場合は、移動切換手段130を移動可能状態にし、あらかじめ定めたバネ180を取り付け、バネ180に力が生じた状態でレバー140とフック160によって加速度センサ500を静止させる。その後、レバー140の傾きを変更することで加速度センサ500が静止した状態を解除する。バネ定数はあらかじめ定められているので、加速度センサ500に対して適切な加速度を適切な周期の振動で付加できる。したがって、加速度計測装置100によれば、計測対象物に取り付けた後でも定量的な検査が可能である。
さらに、加速度センサ500がA方向だけでなくA方向と垂直な方向の加速度も検出する場合、加速度計測装置100全体を1つの加速度センサ500と考えて、台110の下部にさらにスライダや台を追加することで、A方向と垂直な方向の検査もできるようにすればよい。
[変形例1]
上記の説明では、レバー140とフック160は、支持部150と加速度センサ500の対向する位置に取り付けられ、係止状態と解除状態を変更できる係止手段として機能している。つまり、係止手段として必要な機能の1つ目は、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、バネ180によって力が加わっているにもかかわらず、加速度センサ500を静止した状態(係止状態)にできることである。また、必要な機能の2つ目は、係止手段を解除した状態(解除状態)にすることで加速度センサ500を静止した状態を解除(バネ180の力によって加速度センサ500が移動)できることである。係止手段は、このような機能を果たせばレバー140とフック160に限定する必要はない。
例えば、支持部150と加速度センサ500の対向する位置の両方に穴の開いた棒を取り付け、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、前記の2つの穴が重なるようにしておき、2つの穴に棒を差し込むことで加速度センサ500を静止した状態にしてもよい。あるいは、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、はめることができる凸部と凹部を作り、凸部と凹部をはめることで係止状態とし、外すことで解除状態としてもよい。このように、レバー140とフック160に限定する必要はない。また、上記の穴や凹部を複数個用意しておけば、所定長を調整することも可能である。
[変形例2]
図7に本変形例の加速度計測装置の構成例を示す。図7(A)は加速度計測装置を横方向から見た図(図4(A)と同じ方向から見た図)、図7(B)は加速度計測装置の平面図である。加速度計測装置101は、加速度計測装置100に加えて参照用加速度センサ固定手段190も備えている。参照用加速度センサ600はケーブル620と接続され、ケーブル620を介して検出結果を送信する。図7では、参照用加速度センサ固定手段190として単純な突起状の形状を示しているが、具体的には、雄ネジにしてもよいし雌ネジにしてもよい。参照用加速度センサ固定手段190は、何らかの方法で参照用加速度センサ600を、スライダ120によって加速度センサ500と一緒に移動するように取り付けることができればよい。また、バネ180のバネ定数は、加速度センサ500の質量だけでなく、参照用加速度センサ600の質量も考慮して決めればよい。
参照用加速度センサ600は、あらかじめ事務所などの検査環境が整った場所で性能の確認をしたセンサである。そして、図5を用いて説明したように加速度センサ500と参照用加速度センサ600に加速度を与え、加速度センサ500の出力と参照用加速度センサ600の出力を比較すれば、加速度センサ500の性能を精度よく検査できる。したがって、実施例1と同様の効果が得られ、さらに実施例1よりも精度のよい検査ができる。
図8に実施例2の加速度計測装置の構成例を示す。図8(A)は加速度計測装置を横方向から見た図(図4(A)と同じ方向から見た図)、図8(B)は加速度計測装置の平面図である。加速度計測装置200は、台110、台110に取り付けられたスライダ120、スライダ120に取り付けられた加速度センサ500、移動切換手段130を備える。図1と同じように加速度センサ500にはケーブル520が接続されている。スライダ120は、実施例1と同じであり、加速度センサ500が加速度を検出する方向の少なくとも1つと、スライダ120によって加速度センサ500が移動可能な方向とは一致する。図8の場合もA方向である。移動切換手段130も実施例1と同じである。加速度計測装置200には、支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170がない点が加速度計測装置100と異なる。
図9に、移動切換手段130を移動可能状態にし、支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170、バネ180を取り付け、加速度計測装置200の検査を行う様子を示す。図9(A)は支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170、バネ180を取り付けた様子を示す図、図9(B)はバネ180を縮めてレバー140の爪部141とフック160とを引っ掛けた状態にした図、図9(C)はレバー140の傾きを変更して加速度センサ500がスライダ120によって移動できる状態にした図である。図9では、フック160とバネ固定手段170の加速度センサ500側の機構はアダプタ210に備えられている。そして、アダプタ210を加速度センサ500に取り付けることで加速度センサ500との位置関係を固定している。また、支持部150はネジなどによって台110に固定させればよい。支持部150は、バネ180の力で傾かない程度に固定されればよく、固定方法は適宜決めればよい。図9(B),図9(C)に関する説明は、実施例1の図5(B),図5(C)に関する説明と同じである。また、支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170は、検査のときに取り付ける点が実施例1と異なるだけで、構成や機能は実施例1と同じである。実施例2の加速度計測装置200でも、上記のように実施例1と同様の検査ができるので、同様の効果が得られる。
[変形例1]
実施例1と同じように、レバー140とフック160は、支持部150と加速度センサ500の対向する位置に取り付けられ、係止状態と解除状態を変更できる係止手段として機能している。つまり、係止手段として必要な機能の1つ目は、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、バネ180によって力が加わっているにもかかわらず、加速度センサ500を静止した状態(係止状態)にできることである。また、必要な機能の2つ目は、係止手段を解除した状態(解除状態)にすることで加速度センサ500を静止した状態を解除(バネ180の力によって加速度センサ500が移動)できることである。係止手段は、このような機能を果たせばレバー140とフック160に限定する必要はない。
例えば、支持部150と加速度センサ500の対向する位置の両方に穴の開いた棒を取り付け、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、前記の2つの穴が重なるようにしておき、2つの穴に棒を差し込むことで加速度センサ500を静止した状態にしてもよい。あるいは、支持部150と加速度センサ500との間隔が所定長のときに、はめることができる凸部と凹部を作り、凸部と凹部をはめることで係止状態とし、外すことで解除状態としてもよい。このように、レバー140とフック160に限定する必要はない。また、上記の穴や凹部を複数個用意しておけば、所定長を調整することも可能である。
[変形例2]
本変形例は、実施例2とは検査のときに取り付ける部品が異なる。図10に本変形例の検査のときの構成例を示す。図10(A)は加速度計測装置を横方向から見た図(図8(A)と同じ方向から見た図)、図10(B)は加速度計測装置の平面図である。本変形例では、アダプタ210は参照用加速度センサ固定手段190も備えている。そして、検査のときには参照用加速度センサ600も取り付けられる。参照用加速度センサ固定手段190は、何らかの方法で参照用加速度センサ600を、スライダ120によって加速度センサ500と一緒に移動するように取り付けることができればよい。参照用加速度センサ600は、あらかじめ事務所などの検査環境が整った場所で性能の確認をしたセンサである。本変形例では、加速度センサ500と参照用加速度センサ600に同じ加速度を与え、加速度センサ500の出力と参照用加速度センサ600の出力を比較するので、実施例2と同様の効果が得られ、さらに実施例2よりも精度のよい検査ができる。
[変形例3]
実施例1でのバネ180、実施例2での支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170、バネ180は、検査のときにのみ取り付けられ、加速度センサ500に所定の加速度を与える駆動手段ととらえることができる。駆動手段は、検査のときのみ取り付けるので、多少高価になっても全体的なコストの上昇は小さい。そこで、支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170、バネ180の代わりに、モータなどを用いた駆動源280とピストン281を駆動手段としてもよい。図11は、駆動源280、ピストン281、アダプタ211、参照用加速度センサ600を加速度計測装置200に取り付けた様子を示している。図11(A)は加速度計測装置を横方向から見た図(図8(A)と同じ方向から見た図)、図11(B)は加速度計測装置の平面図である。ピストン281は駆動源280によって図中のA方向に往復運動し、加速度センサ500と参照用加速度センサ600に所定の加速度(計測対象物に加わることが想定される振動に近い周波数の加速度)を与える。アダプタ211には、ピストン281が取り付けられている。また、アダプタ211は参照用加速度センサ600を取り付けるための参照用加速度センサ固定手段190も備えている。本変形例は上述の構成であり、かつ参照用加速度センサ600も備えているので、実施例2と同様の効果が得られ、さらに実施例2よりも精度のよい検査ができる。
<本発明の検査方法>
実施例1、実施例2、それらの変形例を検査方法の視点からまとめると以下のようになる。図12は、本発明の検査方法のフローを示す図である。いずれの検査方法でも、移動切換手段130を移動可能状態にする解放ステップ(S130)、加速度センサ500に所定の加速度を与える駆動手段を取り付ける駆動手段取付けステップ(S180)、駆動手段によって加速度センサ500に加速度を与え、加速度センサ500の出力を測定することで性能を検査する検査ステップ(S100)は実行する。そして、加速度センサ500が正常であることが確認できると、移動切換手段130を移動不可能状態にし(S132)、駆動手段を取り外す(S182)ことで計測対象物に加わった加速度を計測する状態に戻す。なお、実施例1の場合であればバネ180、実施例2の場合であれは支持部150、レバー140、フック160、バネ固定手段170、バネ180、実施例2の変形例3の場合であれば駆動源280とピストン281が駆動手段に該当する。
実施例1の変形例2、実施例2の変形例2,3のように参照用加速度センサ600を取り付ける場合は、検査前に参照用加速度センサ600を取り付ける参照用加速度センサ固定ステップ(S600)が追加され、検査後に参照用加速度センサを取り外すステップ(S602)が追加される。また、検査(S100)では、駆動手段によって加速度センサ500と参照用加速度センサ600に加速度を与え、加速度センサ500の出力と参照用加速度センサ600の出力を比較することで性能を検査することになる。
100,101,200 加速度計測装置 110 台
111 ネジ穴 120 スライダ
130 移動切換手段 131 板
132 ネジ 140 レバー
141 爪部 142 アーム部
150 支持部 151 軸
160 フック 170 バネ固定手段
180 バネ 190 参照用加速度センサ固定手段
210,211 アダプタ 280 駆動源
281 ピストン 500 加速度センサ
520,620 ケーブル 600 参照用加速度センサ
900 構造物

Claims (7)

  1. 台と、
    前記台に取り付けられたスライダと、
    前記スライダに取り付けられた加速度センサと、
    前記加速度センサが前記スライダによって移動可能な状態である移動可能状態と、移動不可能な状態である移動不可能状態を切り換える移動切換手段と、
    を備え
    前記加速度センサが加速度を検出する方向の少なくとも1つと、前記スライダによって前記加速度センサが移動可能な方向とは一致する
    ことを特徴とする加速度計測装置。
  2. 請求項1記載の加速度計測装置であって、
    前記スライダによって前記加速度センサと一緒に移動するように参照用加速度センサを取り付けるための参照用加速度センサ固定手段も備える
    ことを特徴とする加速度計測装置。
  3. 請求項1または2記載の加速度計測装置であって、さらに、
    前記台に固定された支持部と、
    前記支持部と前記加速度センサの対向する位置に取り付けられ、係止状態と解除状態を変更できる係止手段と、
    前記支持部と前記加速度センサとの間にバネを取り付けるためのバネ固定手段
    を備え、
    前記支持部と前記加速度センサとの間隔は、前記スライダによる前記加速度センサの移動によって変化し、
    前記バネ固定手段は、あらかじめ定めた自然長とバネ定数を有するバネを取り付ける手段であり、
    前記移動切換手段が移動可能状態かつ前記バネが前記バネ固定手段に取り付けられた状態の場合に、前記係止手段は、前記支持部と前記加速度センサとの間隔が所定長のときに前記加速度センサを静止した状態(係止状態)にでき、係止手段を解除した状態(解除状態)にすることで前記加速度センサを静止した状態を解除できる
    ことを特徴とする加速度計測装置。
  4. 請求項3記載の加速度計測装置であって、
    前記係止手段は、
    前記支持部に傾きを変更できるように取り付けられたレバーと、
    前記加速度センサの前記レバーと対向する位置に取り付けられたフックと、
    であり、
    前記レバーと前記フックは、前記支持部と前記加速度センサとの間隔が所定長のときに前記レバーを所定角度にすることで前記係止状態にでき、前記レバーの傾きを変更することで前記解除状態にできる
    ことを特徴とする加速度計測装置。
  5. 請求項3または4記載の加速度計測装置であって、
    前記係止手段は、前記所定長を調整できる
    ことを特徴とする加速度計測装置。
  6. 計測対象物に取り付けられた請求項1記載の加速度計測装置の性能を検査する検査方法であって、
    前記移動切換手段を移動可能状態にする解放ステップと、
    前記加速度センサに所定の加速度を与える駆動手段を取り付ける駆動手段取付けステップと、
    前記駆動手段によって前記加速度センサに加速度を与え、前記加速度センサの出力を測定することで性能を検査する検査ステップと、
    を有する検査方法。
  7. 計測対象物に取り付けられた請求項2記載の加速度計測装置の性能を検査する検査方法であって、
    前記参照用加速度センサを前記加速度センサと一緒に移動するように取り付ける参照用加速度センサ固定ステップと、
    前記移動切換手段を移動可能状態にする解放ステップと、
    前記加速度センサに所定の加速度を与える駆動手段を取り付ける駆動手段取付けステップと、
    前記駆動手段によって前記加速度センサと前記参照用加速度センサに加速度を与え、前記加速度センサの出力と前記参照用加速度センサの出力を比較することで性能を検査する検査ステップと、
    を有する検査方法。
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