JP2700697B2 - 加速度計検定装置 - Google Patents

加速度計検定装置

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JP2700697B2 JP26767289A JP26767289A JP2700697B2 JP 2700697 B2 JP2700697 B2 JP 2700697B2 JP 26767289 A JP26767289 A JP 26767289A JP 26767289 A JP26767289 A JP 26767289A JP 2700697 B2 JP2700697 B2 JP 2700697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、加速度計の良否を判定する加速度計検定装
置に関するものである。
b. 従来の技術 加速度計としては、一般に圧電素子や差動変圧器等の
機械−電気量変換器を加速度検出手段として備えた形式
のものが広く使用されている。この種の加速度計にあっ
ては、通常、 〔加速度〕=〔力〕/〔質量〕 の関係を利用して、力から加速度を直接求める方式が採
用されている。
ところで、従来では、加速度計の良否判定を次のよう
にして行なっていた。すなわち、第4図に示すように、
検定対象の加速度計20をターンテーブル21上に載置して
固定し、この状態の下でターンテーブル21を所定の回転
速度で回転駆動させることにより加速度計20に所定の遠
心力を作用せしめ、この際に加速度計20から得られる出
力信号を判定要素として検定を行なっていた。或いは、
第5図に示すように、加速度計20を回動板22の一端上に
載置して固定し、この回動板22を鉛直方向に対して所定
角度θだけ傾斜させることによって前記角度θに応じた
重力を加速度計20に作用せしめ、この際に加速度計20か
ら得られる出力信号を判定要素として検定を行なってい
た。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の2つの検定方式では、加速度の
定常的な値について検定することができるものの加速度
が過渡的に変化するような場合の検定すなわち加速度の
過渡現象の検定を行なうことができない欠点がある。例
えば車両の減速度等の測定実験に用いる加速度計につい
ては、負の加速度を生じた時の過渡現象の動作を正確に
検出できるか否かを確認することが必要であるが、従来
の加速度計検定装置では加減速時の過渡現象を正確に検
出できる加速度計であるか否かを検定することができな
いのが実状である。
また、第4図に示す検定方式では、ターンテーブル21
の回転速度を上げれば大きな遠心力ひいては大きな加速
度を付与することができるが、その大きさに限度があり
あまり大きな遠心力を付与することができない。その
上、ターンテーブル21の高速回転に対応した信号線(ピ
ックアップ線)等の配線処理が問題となる。一方、第5
図に示す検定方式では、重力を物理的に1G以上はかけら
れず、従って1G以上の場合の検定を行なうことができな
い不都合がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであ
って、その目的は過渡時における加速度計の検定を行な
うことができ、しかも必要に応じて充分に大きな加速度
を付与し得てその状態の下での検定を容易に行なうこと
ができるような加速度計検定装置を提供することにあ
る。
d. 課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本発明においては、 (A) 検正済みのマスター加速度計と検定対象の加速
度計に同一の衝撃を付与する衝撃付与手段と、 (B) これらの加速度計に付与される衝撃を吸収する
緩衝手段と、 (C) 衝撃付与時及び衝撃付与後の過渡時に、前記マ
スター加速度計からの出力波形と前記検定対象の加速度
計からの出力波形とを比較する比較手段と、 (D) 前記比較手段による比較結果に基いて前記検定
対象の加速度計の良否判定を行なう判定手段と、 をそれぞれ設けるようにしている。
以下、本発明の一実施例に付き図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明に係る加速度計検定装置1を示すもの
であって、本装置1は、車両の実験時等に車両の減速度
(負の加速度)を測定するのに用いられる加速度計が正
しく作動するか否かを確認するために実験前に検定を行
なうための装置である。本例の加速度計検定装置1は、
複数の加速度計を載置する載置台2と、この載置台2に
衝撃力を与えるエアーシリンダ3と、載置台2の衝撃を
緩衝するショックアブソーバ4と、制御機能及び演算機
能を有するコンピュータ5とを具備している。
上述の載置台2は、第1図及び第2図に示すように、
円板状に成形され、その上面中央部に円柱状突出部6が
一体成形され、かつその下面中央部に円柱状軸部7及び
台座7aが一体成形されている。そして、前記軸部7は図
外の装置基台に固定された円筒状ガイド部材8に摺動自
在に挿通されており、このガイド部材8によって軸部7
ひいては載置台2が上下方向に移動可能に構成されてい
る。さらに、ガイド部材8のフランジ9上には一対のシ
ョックアブソーバ10,11が配置されている。また、前記
軸部7の下端には磁性板12が取付けられており、この磁
性板12に対応して近接スイッチ13が固定配置されてい
る。
上述のエアーシリンダ3は、シリンダハウジング14内
にピストン15を摺動自在に収納配置して成るものであっ
て、ピストン15によって画成されたシリンダハウジング
14内の室16,17にはコンプレッサ18から圧縮エアーが常
時閉弁型の制御バルブ19,20をそれぞれ介して選択的に
供給されるようになっている。一方、ピストンロッド15
aの先端部は軸部7の先端の台座7aに対応配置されてい
る。さらに、ピストンロッド15aと台座7aとの間には、
第1図において矢印B方向に移動可能なストッパ21が配
設されている。
また、上述のショックアブソーバ4は前記載置台2の
突出部6に対応する位置に固定配置されている。上述の
コンピュータ5は、各加速度計A0〜A7の出力波形を比較
する比較回路、及びこの比較結果に基づいて良否判定を
行なう判定回路を内蔵しており、近接スイッチ13からの
切換信号、並びに室16内の圧力を検出する圧力センサ22
からの検出信号がコンピュータ5に情報信号として入力
されると共に、載置台2上の加速度計A0〜A7からの出力
信号がアンプ23にて増幅されてコンピュータ5に被処理
信号として入力されるように構成されている。さらに、
上述の制御バルブ19,20及びコンプレッサ18はコンピュ
ータ5からの制御信号に基いて制御されるように構成さ
れている。また、上述のショックアブソーバ4,10,11は
コンピュータ5からの制御信号によって減衰定数(ダン
パ定数)が数段階に切換えられるようになっている。
次に、本装置1を用いて加速度計の検定を行なう際の
操作並びに本装置1の動作に付き述べる。
まず始めに、載置台2上に例えば8つの加速度計A0
A7を第2図に示す如くほぼ等間隔に載置する。この場
合、1つのマスター加速度計A0は製造会社等において精
密に校正された物を用いてこれを本装置1による検定作
業の基準とし、他の7つの加速度計A1〜A7を検定対象と
する。このような準備作業を完了した後に、コンピュー
タ5を機能させて検定を行なう。
検定動作は、第3図に示す如き手順で行なわれる。す
なわち、コンピュータ5にスタート指令信号が入力され
ると、制御バルブ19が開弁され、制御バルブ30が閉弁さ
れる。これに伴い、コンプレッサ18からの圧縮エアーが
制御バルブ19を介してエアーシリンダ3の室16内に供給
されるため、ピストン15が第1図において矢印C方向に
押圧され、ピストンロッド15aがストッパ21に当接する
位置まで移動されて係止される。その後も圧縮エアーの
供給は継続され、前記室16内の圧力が徐々に増大せしめ
られて規定値に達すると、圧力センサ22からの検出信号
に基いて制御バルブ19が閉弁され、圧縮エアーの室16内
への供給が遮断される。
次いで、コンピュータ5からの指令信号に基いて、ス
トッパ21が移動されてストッパ21とピストンロッド15a
と係合状態が解除されると共に、制御バルブ20が開弁さ
れる。これにより、ピストン15は室16内の圧縮エアーの
圧力にて矢印C方向に急激に押圧移動され、ピストンロ
ッド15aが載置台2の軸部7の台座7aに勢いよく衝突す
る。その結果、軸部7ひいては載置台2が加速度計A0
A7と共に矢印C方向に突き上げられる。なお、ピストン
ロッド15aが台座7aに衝突したか否かは、近接スイッチ1
3にて検知されてコンピュータ5に入力される。
しかして、載置台2が矢印C方向に突き上げられると
載置台2の突出部6がショックアブソーバ4にて受止め
られ、これにより、載置台2の矢印c方向への衝撃が緩
衝される一方、載置台2上の各加速度計A0〜A7が同一の
加速度をもって減速されることとなる。
ピストンロッド15が台座7aに衝突した旨の信号が近接
スイッチ13から出力され、かつ、載置台2が上述のよう
にショックアブソーバ4にて受け止められると、その際
に各々の加速度計A0〜A7から出力される出力波形がアン
プ23を介してコンピュータ5に、取込まれる。そして、
基準となる検正済みのマスター加速度計A0から出力され
る波形と他の加速度計A1〜A7から出力される各波形とが
コンピュータ5にてそれぞれ比較される。具体的には、
コンピュータ5に取込まれた各々の出力波形はディジタ
ルフィルター処理された後に、基準のマスター加速度計
A0の出力波形と検定対象の加速度計A1〜A7の出力波形と
の出力差が統計処理され、マスター加速度計A0の波形に
近似しているか否かによって、検定対象の加速度計A1
A7の良否判定が行なわれる。
なお、このようにして良否判定が行なわれた後に、シ
ョックアブソーバ4に衝突した載置台2はその反動によ
って矢印D方向に跳ね返されるが、その際に載置台2は
一対のショックアブソーバ10,11にて受け止められ、載
置台2のリバンドが防止される。
本例の装置1によれば、載置台2がショックアブソー
バ4にて緩衝されている際に加速度計に加わる負の加速
度(減速度)を同一条件の下で検出して、加速度計A1
A7の過渡現象をチェックすることができる。そして多数
の加速度計A1〜A7の良否判定を短時間のうちにコンピュ
ータ5による自動操作にて同時にしかも正確に行なうこ
とができ、極めて実用的である。
なお、エアーシリンダ3によって載置台2に付与され
る衝撃力の大きさは、エアーシリンダ3の室16内の圧力
の規定値を変更することによって加減可能であり、ま
た、ショックアブソーバ4の減衰定数をコンピュータ5
からの制御信号にて任意に選定することによりショック
アブソーバ4の減衰特性ひいては加速度計A0〜A7に付与
される減速度を調整することが可能である。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施例では衝撃付与手段としてエアー
シリンダ3を用いるようにしたが、オイルシリンダやば
ね附勢機構等を用いることも可能である。また、検定対
象の加速度計の数は必要に応じて増減可能である。
e. 発明の効果 以上の如く、本発明は検正済みのマスター加速度計及
び検定対象の加速度計に同一条件の下で衝撃を与えてこ
れを緩衝させ、この際にマスター加速度計から得られる
出力波形と検定対象の加速度計から得られる出力波形と
を比較することによって検定対象の加速度計の良否判定
を行なうようにしたものであるから、あらゆる範囲での
加速度の過度現象をチェックすることができ、加速度が
加わった時の過渡現象の検定を正確にかつ容易に行なう
ことができる。その上、本発明に係る装置によれば、多
数の加速度計の検定作業を同一条件の下で同時にしかも
短時間のうちに行なうことができる。また、本発明に係
る装置はコンピュータ制御が可能であり、コンピュータ
と組合せることにより検定作業の自動化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は加速度計検定装置の概略構成図、第2図は
載置台の平面図、第3図は本装置による検定動作を説明
するためのフローチャート、第4図及び第5図は従来の
加速度計検定装置をそれぞれ示す斜視図である。 1……加速度計検定装置、 2……載置台、 3……衝撃付与手段としてのエアーシリンダ、 4……緩衝手段としてのショックアブソーバ、 5……コンピュータ、7……軸部、 7a……台座、15……ピストン、 15a……ピストンロッド、 19,20……制御バルブ、21……ストッパ、 A0……マスター加速度計、 A1〜A7……検定対象の加速度計。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 検正済みのマスター加速度計と検
    定対象の加速度計に同一の衝撃を付与する衝撃付与手段
    と、 (B) これらの加速度計に付与される衝撃を吸収する
    緩衝手段と、 (C) 衝撃付与時及び衝撃付与後の過渡時に、前記マ
    スター加速度計からの出力波形と前記検定対象の加速度
    計からの出力波形とを比較する比較手段と、 (D) 前記比較手段による比較結果に基いて前記検定
    対象の加速度計の良否判定を行なう判定手段と、 をそれぞれ具備することを特徴とする加速度計検定装
    置。
JP26767289A 1989-10-13 1989-10-13 加速度計検定装置 Expired - Lifetime JP2700697B2 (ja)

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