JP5848164B2 - 軸受試験装置及び軸受試験装置の制御方法 - Google Patents

軸受試験装置及び軸受試験装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、軸心周りに回転可能な回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置及び軸受試験装置の制御方法に関するものである。
軸受試験装置は、試験用の回転軸に試験対象である軸受を設置し、試験用軸を軸心周りに回転させながら、軸受の静特性や動特性を測定し解析する。これにより、製造前の段階で、蒸気タービンやガスタービン等の実際の機械に使用される軸受の静特性や動特性を取得することができる。
特許文献1には、軸受試験装置及び軸受試験方法の発明であって、試験対象の軸受が使用されることになる回転機械における回転体を高い精度で模擬して実験を行うことを可能にするための技術が開示されている。
特開2001−50863号公報
ところで、蒸気タービンやガスタービン等の回転軸は、例えば直径30インチを越える大径のものが含まれ、その他の機械に用いられる回転軸に比べて規模が大きい。したがって、この回転軸を用いた軸受試験装置では、回転軸を確実に保持しなければ、回転軸や軸受を損傷させるおそれがある。
例えば、軸受試験装置は、回転軸の両端に設けられた支持環によって、回転軸の傾斜量が調整される場合がある。この支持環は、例えば空気ばね等の駆動部を介して支持されるが、空気ばねが損傷すると支持環が傾き、その結果、回転軸のバランスも崩してしまい、回転軸や軸受を損傷させてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、駆動部にかかる負荷に対応して駆動部や回転軸の損傷を防止することが可能な軸受試験装置及び軸受試験装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の軸受試験装置及び軸受試験装置の制御方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る軸受試験装置は、軸心周りに回転可能な回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置であって、前記回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部と、前記駆動部にかかる負荷を測定する負荷測定部と、前記支持環の荷重を支持する支持部材と、測定された前記負荷に基づいて前記支持部材を駆動して前記支持部材によって前記支持環を支持させる支持用駆動部とを備える。
この発明によれば、軸受試験装置の回転軸には、試験対象である供試軸受が設置され、回転軸の両端に支持環が設置される。支持環には、内周側に設置される負荷軸受と、支持環を下方から支持する駆動部が設けられる。そして、負荷軸受は、回転軸と接触しており、駆動部が支持環を駆動することによって、回転軸の傾斜を調整する。また、負荷測定部が駆動部にかかる負荷を測定しており、測定された負荷に基づいて支持用駆動部が支持部材を駆動する。支持用駆動部によって駆動された支持部材は、支持環の荷重を支持する。これにより、異常な荷重、例えば、回転軸の損傷等のおそれがある荷重が駆動部にかかったと判断されるとき、支持部材を駆動させて、支持部材が支持環の荷重を支持することで、回転軸の損傷を防止することができる。
上記発明において、前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性との切換えが可能な負荷軸受接続部を更に備え、測定された前記負荷に基づいて、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる負荷軸受制御部を更に備えてもよい。
この発明によれば、測定された負荷に基づいて負荷軸受制御部が負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる。これにより、異常な荷重、例えば、回転軸の損傷等のおそれがある荷重が駆動部にかかったと判断されるとき、負荷軸受接続部の減衰力特性によって、供試軸受や回転軸へ伝わる負荷の増大を防止できる。
上記発明において、前記負荷測定部で測定された負荷に基づいて前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させた後、更に許容範囲を超える負荷が測定されたとき、前記支持部材を駆動させてもよい。
この発明によれば、まず、負荷軸受接続部の減衰力特性によって、供試軸受や回転軸へ伝わる負荷の増大を防止し、その後、支持部材を駆動させて、支持部材が支持環の荷重を支持することで、駆動部や回転軸の損傷を防止する。このように、2段階監視とすることで、異常の規模に応じて適切な対処が可能となる。
本発明に係る軸受試験装置は、軸心周りに回転可能な回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置であって、前記回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性との切換えが可能な負荷軸受接続部と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部と、前記駆動部にかかる負荷を測定する負荷測定部と、測定された前記負荷に基づいて、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる負荷軸受制御部とを備える。
この発明によれば、軸受試験装置の回転軸には、試験対象である供試軸受が設置され、回転軸の両端に支持環が設置される。支持環には、内周側に設置される負荷軸受と、支持環を下方から支持する駆動部が設けられる。そして、負荷軸受は、回転軸受と接触しており、駆動部が支持環を駆動することによって、回転軸の傾斜を調整する。また、負荷測定部が駆動部にかかる負荷を測定しており、測定された負荷に基づいて負荷軸受制御部が支持環と負荷軸受との間に設けられた負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる。これにより、異常な荷重、例えば、駆動部や回転軸の損傷等のおそれがある荷重が駆動部にかかったと判断されるとき、負荷軸受接続部の減衰力特性によって、供試軸受や回転軸へ伝わる負荷の増大を防止できる。
本発明に係る軸受試験装置の制御方法は、軸心周りに回転可能な回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部とを備え、前記回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置の制御方法であって、前記駆動部にかかる負荷を測定するステップと、測定された前記負荷に基づいて、前記支持環の荷重を支持する支持部材を駆動するステップとを備える。
本発明に係る軸受試験装置の制御方法は、軸心周りに回転可能な回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性との切換えが可能な負荷軸受接続部と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部とを備え、前記回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置の制御方法であって、前記駆動部にかかる負荷を測定するステップと、測定された前記負荷に基づいて、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させるステップとを備える。
本発明によれば、駆動部にかかる負荷に対応して、支持部材が支持環の荷重を支持することで、駆動部や回転軸の損傷を防止することができる。また、別の本発明によれば、駆動部にかかる負荷に対応して、負荷軸受接続部の減衰特性を用いることで、供試軸受や回転軸へ伝わる負荷の増大を防止できる。
本発明の第1実施形態に係る軸受試験装置を示す縦断面図である。 同実施形態に係る軸受試験装置を示す概略説明図である。 同実施形態に係る軸受試験装置のピン及び支持用アクチュエータを示す縦断面図である。 同実施形態に係る軸受試験装置のピン及び支持用アクチュエータを示す縦断面図である。 同実施形態に係るロードセルにかかる負荷と時間の関係を示すグラフである。 同実施形態に係る軸受試験装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る軸受試験装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る軸受試験装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。
軸受試験装置1は、試験対象である軸受16(以下「供試軸受16」という。)を試験用の回転軸15に挿入して回転軸15の中間部分に設置し、回転軸15を軸心周りに回転させながら、供試軸受16の静特性,動特性を測定し解析する。特に、本実施形態の軸受試験装置1は、蒸気タービンやガスタービン等に用いられる、例えば直径30インチを越える回転軸を試験用の回転軸15として用いる場合に適している。
軸受試験装置1は、図1及び図2に示すように、支持環2と、空気ばね4と、ロードセル5と、負荷軸受6と、支持用アクチュエータ10と、ピン11と、回転軸15と、制御部20などからなる。
回転軸15は、回転駆動部(図示せず。)と接続されており、回転駆動部の駆動によって、軸心周りに回転する。回転軸15には、図2に示すように、供試軸受16が挿入され、回転軸15の中間部分に供試軸受16が設置される。供試軸受16は、軸受用台座(図示せず。)に設置されており、内周面で回転軸15を支持する。その結果、供試軸受16には、図2に示すように、下向き矢印の荷重がかかる。
支持環2は、リング状であって、回転軸15の両端に設けられ、内周側に回転軸15が挿入される。支持環2の内周側上方には、負荷軸受接続部7が設けられ、負荷軸受接続部7を介して負荷軸受6が設置される。
負荷軸受6は、内周面が回転軸15に対応した曲面を有し、試験時に回転軸15と接触する。負荷軸受接続部7は、支持環2と負荷軸受6とを接続する。負荷軸受接続部7は、減衰力可変ダンパであり、弾性的特性と減衰力特性との切換えが可能である。負荷軸受接続部7にMR流体(Magnetorheological fluid)を用いることによって、装置の規模を大きくすることなく、かつ、高い応答性によって減衰力を発揮することができる。負荷軸受接続部7への磁場の発生は、電磁誘導によって行う。なお、永久磁石と機械的機構によって、負荷軸受接続部7に磁場を発生させてもよい。磁場が大きいとMR流体の粘度が高くなって、減衰が大きくなり、減衰力特性を発揮する。一方、磁場が小さいと、粘度が小さくなり、減衰が小さくなって弾性的特性を発揮する。
また、支持環2は、空気ばね4及び台座3によって下方から支持されている。
台座3は、設置面に設置され、空気ばね4を支持する。空気ばね4は、一つの支持環2に2台設置され、軸受試験装置1では、合計4台設置される。空気ばね4は、支持環2を下方から支持する。空気ばね4がそれぞれ駆動することによって、負荷軸受6が回転軸15を押圧する力が変化する。その結果、支持環2の高さを調整することができ、回転軸15の傾斜量を制御できる。空気ばね4が何らかの理由によって駆動できないと、支持環2が大きく傾き、回転軸15のバランスが崩れて、回転軸15や供試軸受16が損傷するおそれがある。
台座3と空気ばね4の間にはロードセル5が設けられる。ロードセル5は、空気ばね4が支持環2から受ける荷重を測定する。
支持環2の外周面側方には、プレート材8がつば状に設置される。プレート材8は、平板状の部材であり、支持環2の荷重に耐えることができる。プレート材8の下部には、台座3によって支持される支持台9が設置され、プレート材8を受けることができる。組立時には、支持台9の上に直接プレート材8が設置される場合があるが、通常運転時には、プレート材8と支持台9は離隔している。通常運転時にプレート材8が支持台9まで落下すると、回転軸15のバランスが崩れて、回転軸15や供試軸受16が損傷するおそれがある。
支持台9には、上部においてピン11が設けられる。ピン11は、通常運転時に、図3に示すように、支持台9の内部に収容されており、駆動すると、図4に示すように、上方へ突出し、支持環2を支持する。
ピン11は、支持用アクチュエータ10によって駆動される。通常運転時に空気ばね4が損傷等によって駆動しなくなり、ロードセル5が、予め定められた許容範囲を超えるような異常な荷重を検知したとき(例えば図5参照)、制御部20は、回転軸の損傷等のおそれがある荷重が駆動部にかかったと判断する。そして、制御部20は、支持用アクチュエータ10へ制御信号を送信し、支持用アクチュエータ10によってピン11を駆動させる。その結果、ピン11が支持環10を支持台9よりも高い位置で支持することができ、回転軸15を大きく傾かせることなく、回転軸15のバランスを保持できる。
なお、本発明の支持部材は、ピン11の例に限定されず、例えば板状部材が突出して支持環2をしてもよい。また、支持部材の設置場所は、上述の例に限定されず、支持環2と台座3の間であって、回転軸15を大きく傾かせることなく支持環2を保持できれば、どこでもよい。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る軸受試験装置1の制御方法について説明する。
試験が開始されると、ロードセル5によって支持環2の荷重が測定される(ステップS11)。荷重が第1許容範囲内であれば(ステップS12)、試験が継続される(ステップS13)。そして、試験が終了するまで、荷重測定をしながら、荷重が第1許容範囲内であるか否かが判断されつつ、試験が継続される(ステップS14)。
一方、荷重が第1許容範囲を超えたと判断されると(ステップS12)、軸受試験装置1のオペレータへモニター等を通じて警告表示を行う(ステップS15)。これにより、オペレータは、異常を検知し、試験の継続が可能であるか否かを判断できる(ステップS16)。図5では、支持環2のバランスが崩れて、ロードセル5で測定された荷重が許容範囲を超えて軽くなっている場合を示す。なお、支持環2のバランスの崩れる方向によっては、図5の例とは反対に、ロードセル5で測定される荷重が許容範囲よりも重くなる場合もある。
上限が第1許容範囲の上限よりも大きく設定され、下限が第1許容範囲の下限よりも小さく設定された第2許容範囲内であれば(ステップS17)、負荷軸受接続部7がMR流体によって減衰力特性を発揮して(ステップS18)、回転軸15の振動を減衰させる(ステップS19)。さらに、荷重が第2許容範囲を超えたと判断されると(ステップS17)、ピン11を駆動して(ステップS20)、ピン11が支持環2を支持する(ステップS21)。なお、第1許容範囲と第2許容範囲は、軸受試験装置1の製造時や測定開始前などに、準備試験やシミュレーション等によって予め定められた範囲である。このように、2段階監視とすることで、異常の規模に応じて適切な対処が可能となる。
次に、図7を参照して、本発明の第2実施形態に係る軸受試験装置1の動作について説明する。上記の第1実施形態では、負荷軸受接続部7にMR流体を用いる場合について説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、負荷軸受接続部7に皿ばねを使用してもよい。このときは、負荷軸受接続部7は弾性的特性のみを発揮し、軸受試験装置1は、図7に示す動作を行う。
すなわち、試験が開始されると、ロードセル5によって支持環2の荷重が測定される(ステップS11)。荷重が第2許容範囲内であれば(ステップS17)、試験が継続される(ステップS13)。そして、試験が終了するまで、荷重測定をしながら、荷重が第2許容範囲内であるか否かが判断されつつ、試験が継続される(ステップS14)。なお、ここでの第2許容範囲は、図6で説明した第2許容範囲と異なる値でもよい。
一方、荷重が第2許容範囲を超えたと判断されると(ステップS17)、軸受試験装置1のオペレータへモニター等を通じて警告表示を行う(ステップS15)。これにより、オペレータは、異常を検知し、試験の継続が可能であるか否かを判断できる(ステップS16)。また、ピン11を駆動して(ステップS20)、ピン11が支持環2を支持する(ステップS21)。
次に、図8を参照して、本発明の第3実施形態に係る軸受試験装置1の動作について説明する。上記の第1実施形態では、負荷に応じてピン11を駆動する場合について説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、負荷軸受接続部7にMR流体を用いるが、ピン11を駆動しない動作を行ってもよい。このとき、軸受試験装置1は、図8に示す動作になる。
すなわち、試験が開始されると、ロードセル5によって支持環2の荷重が測定される(ステップS11)。荷重が第1許容範囲内であれば(ステップS12)、試験が継続される(ステップS13)。そして、試験が終了するまで、荷重測定をしながら、荷重が第1許容範囲内であるか否かが判断されつつ、試験が継続される(ステップS14)。なお、ここでの第1許容範囲は、図6で説明した第1許容範囲と異なる値でもよい。
一方、荷重が第1許容範囲を超えたと判断されると(ステップS12)、軸受試験装置1のオペレータへモニター等を通じて警告表示を行う(ステップS15)。これにより、オペレータは、異常を検知し、試験の継続が可能であるか否かを判断できる(ステップS16)。また、負荷軸受接続部7がMR流体によって減衰力特性を発揮して(ステップS18)、回転軸15の振動を減衰させる(ステップS19)。
以上、本実施形態によれば、空気ばね4にかかる負荷に対応して、ピン11が支持環2の荷重を支持することで、空気ばね4や回転軸15の損傷を防止することができる。また、空気ばね4にかかる負荷に対応して、負荷軸受接続部7の減衰特性を用いることで、供試軸受16や回転軸15へかかる負荷の増大を防止できる。
1 軸受試験装置
2 支持環
3 台座
4 空気ばね(駆動部)
5 ロードセル(負荷測定部)
6 負荷軸受
7 負荷軸受接続部
8 プレート材
9 支持台
10 支持用アクチュエータ(支持用駆動部)
11 ピン(支持部材)
15 回転軸
16 供試軸受
20 制御部(負荷軸受制御部)

Claims (6)

  1. 軸心周りに回転可能な回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置であって、
    前記回転軸の両端に設置される支持環と、
    前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、
    前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部と、
    前記駆動部にかかる負荷を測定する負荷測定部と、
    前記支持環の荷重を支持する支持部材と、
    測定された前記負荷が予め定められた第2許容範囲を超えるとき、前記支持部材を駆動して前記支持部材によって前記支持環を支持させる支持用駆動部と、
    を備える軸受試験装置。
  2. 前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性のいずれか一方を発揮させることが可能な負荷軸受接続部を更に備え、
    測定された前記負荷が、前記第2許容範囲よりも小さい予め定められた第1許容範囲を超え、かつ、前記第2許容範囲以内であるとき、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる負荷軸受制御部を更に備える請求項1に記載の軸受試験装置。
  3. 前記負荷測定部で測定された負荷が、前記第1許容範囲を超え、かつ、前記第2許容範囲以内で前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させた後、前記第2許容範囲を超える負荷が測定されたとき、前記支持部材を駆動させる請求項2に記載の軸受試験装置。
  4. 軸心周りに回転可能な回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置であって、
    前記回転軸の両端に設置される支持環と、
    前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、
    前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性のいずれか一方を発揮させることが可能な負荷軸受接続部と、
    前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部と、
    前記駆動部にかかる負荷を測定する負荷測定部と、
    測定された前記負荷が、予め定められた第1許容範囲を超えるとき、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させる負荷軸受制御部と、
    を備える軸受試験装置。
  5. 軸心周りに回転可能な回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部とを備え、前記回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置の制御方法であって、
    前記駆動部にかかる負荷を測定するステップと、
    測定された前記負荷が予め定められた第2許容範囲を超えるとき、前記支持環の荷重を支持する支持部材を駆動するステップと、
    を備える軸受試験装置の制御方法。
  6. 軸心周りに回転可能な回転軸の両端に設置される支持環と、前記支持環の内周側に設けられ、前記回転軸と接触する負荷軸受と、前記支持環と前記負荷軸受との間に設けられ、弾性的特性と減衰力特性のいずれか一方を発揮させることが可能な負荷軸受接続部と、前記支持環を下方から支持しつつ、前記支持環を駆動し、前記負荷軸受を介して前記回転軸の傾斜を調整する駆動部とを備え、前記回転軸に設置された供試軸受に対して荷重を負荷する軸受試験装置の制御方法であって、
    前記駆動部にかかる負荷を測定するステップと、
    測定された前記負荷が、予め定められた第1許容範囲を超えるとき、前記負荷軸受接続部に減衰力特性を発揮させるステップと、
    を備える軸受試験装置の制御方法。
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