JP6482490B2 - 部材角測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造物である梁と柱などの2つの部材の交差部に生じる部材角を測定する部材角測定装置に関するものである。
特許文献1に開示されているように、コンクリート構造物である高架橋の上層梁と柱との交差部に生じる部材角の最大値を記憶させる高架橋柱の最大応答部材角測定装置が知られている。
この最大応答部材角測定装置では、上層梁の下面に第1の治具を固定し、その治具に経験した最大部材角を計測できるセンサ(ピークセンサ)を取り付ける。また、柱の塑性ヒンジ領域を外した位置には、第2の治具の端部が埋設される。
この第2の治具は、上層梁の下面と略平行に張り出されるとともに先端に穴が形成されており、その穴にピークセンサに接続されたアームの下端が貫通される構成となっている。
特許第5064740号公報
ところでコンクリート構造物の塑性ヒンジ領域は、柱の形状によって概ね決定するため、ピークセンサが取り付けられる第1の治具と柱側に固定される第2の治具との相対的な位置関係は常に一定になるわけではなく、適用されるコンクリート構造物や断面ごとに異なることになる。このため、装置の取り付け位置が様々に変化し、調整に手間がかかる。
そこで、本発明は、コンクリート構造物に対して簡単かつ適切な位置に取り付けることが可能な部材角測定装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の部材角測定装置は、コンクリート構造物である第1部材と第2部材との交差部に生じる部材角を測定する部材角測定装置であって、前記第2部材の内角面と略平行に延びる棒状のアーム部と、前記第1部材の内角面側に設置されて前記アーム部の傾きを計測する計測部と、前記第2部材の内角面に沿って固定された鋼板部と、前記第1部材の内角面と略平行となる面に前記アーム部を貫通させた状態で、前記鋼板部に磁石部を介して固定された張出し板部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記張出し板部は、前記第2部材の塑性ヒンジ領域として設定された領域外において前記鋼板部に取り付けられている構成とすることが好ましい。
また、前記張出し板部は、張出し量を調整するための調整機構を有した構成とすることができる。さらに、前記張出し板部は、前記張出し量と略直交する方向の位置を調整するための調整機構を有した構成とすることもできる。
また、前記鋼板部は、前記第2部材の長手方向が長辺となる長方形に形成されていることが好ましい。さらに、前記計測部は、直交する二方向の変位計によって構成することができる。そして、前記計測部によって、所定の間隔で計測がおこなわれる構成とすることができる。
このように構成された本発明の部材角測定装置では、第1部材側の計測部と第2部材側の張出し板部とがアーム部によって繋がれる。そして、張出し板部は、第2部材の内角面に固定された鋼板部に対して、磁石部を介して取り付けられる。
このため、張出し板部の移動が容易で、コンクリート構造物に対して簡単かつ適切な位置に部材角測定装置を取り付けることができる。要するに、鋼板部が固定された後であっても、適切な位置に張出し板部を移動させて、磁石部によって簡単に付け直すことができる。
また、張出し板部の張出し量の調整ができれば、計測部によって決められたアーム部の位置に対して、張出し量を微調整することで、容易にアーム部を貫通させることができる。
さらに、張出し量と略直交する方向の調整が可能な張出し板部であれば、アーム部の位置がこの方向にずれていたとしても、容易に調整してアーム部を貫通させることができる。
また、鋼板部が第2部材の長手方向が長辺となる長方形に形成されていれば、塑性ヒンジ領域が可変する長手方向において、広い範囲で張出し板部を移動させることができる。
さらに、計測部が直交する二方向の変位計によって構成されていれば、簡素な変位計によって、面内の変位量を計測することができる。そして、所定の間隔で計測が行われる計測部であれば、既往の最大値だけでなく、地震時の部材角の変化を連続して把握することができるようになる。
本実施の形態の部材角測定装置の構成を説明する側面図である。 図1のA−A矢視方向で見た断面図である。 図1のB−B矢視方向で見た断面図である。 鋼板部及び張出し板部の構成を拡大して説明する側面図である。 図4のC−C矢視方向で見て張出し板部の構成を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本実施の形態の部材角測定装置の全体構成を説明する図である。この部材角測定装置は、コンクリート構造物の交差部付近に生じる部材角θを測定する装置である。
コンクリート構造物としては、例えば第1部材となる長尺状の梁部11と、第2部材となる長尺状の柱部12とが交差する高架橋1が挙げられる。この梁部11は、断面視略長方形の上梁で、同じく断面視略長方形の柱部12の柱頭に接続される。
梁部11と柱部12とは、鉄筋コンクリートによって一体となるように構築されている。すなわち高架橋1は、RCラーメン構造となっている。そして、このようなコンクリート製の梁部11と柱部12との交差部近辺の柱部12の上端部は、大地震などによって大きな水平力が作用すると集中して損傷することがある。このように損傷によって塑性変形してヒンジのように回転する可能性のある領域を、塑性ヒンジ領域12aとする。この塑性ヒンジ領域12aの範囲は、柱部12の形状などによって異なる。
部材角測定装置では、例えば柱部12が図1の二点鎖線で示すように変形した場合に、幾何学的な相似の関係を利用して柱部12の部材角θを測定する。大地震などの外力による変形によって柱部12に発生した部材角θと損傷レベルとの関係は、既往の研究によって概ね把握されている。
本実施の形態の部材角測定装置は、交差部の内角側の面(内角面)に設置される。ここで、梁部11の内角面は下面111となり、柱部12の内角面は内側面121となる。下面111と内側面121とは、略直角に交わっている。
部材角測定装置は、柱部12の内側面121と略平行に延びる棒状のアーム部2と、アーム部2の第1端部となる上端21より少し下方の変位を計測する計測部3と、内側面121に沿って固定された鋼板部4と、鋼板部4に磁石部51を介して取り付けられた張出し板部5とによって主に構成される。
計測部3は、梁軸方向Yの変位を計測する第1変位計31と、図3に示すように梁軸方向Yに略直交する梁幅方向Xの変位を計測する第2変位計32とによって主に構成される。
第1変位計31と第2変位計32とは、平面視略L字形に形成されたベース部33に取り付けられる。また、ベース部33は、固定板331を介して梁部11の下面111に固定される。なお、図3では、第1変位計31及び第2変位計32は、本体のみ図示されている。
アーム部2の上端21は、ベース部33に接合される。そして、第1変位計31及び第2変位計32は、図1,2に示すように、上端21より少し下方のアーム部2に連結される連結部312,322と、連結部312,322を介してアーム部2の変位が伝達される伸縮部311,321と、伸縮部311,321の伸縮量を検出させるポテンショメータ(図示省略)とによって主に構成される。すなわち、上端21より少し下方の変位を計測することによって、アーム部2の傾きを計測することができる。
伸縮部311,321の先端に設けられる連結部312,322には、アーム部2を貫通させるための穴が開いている。その穴に通されたアーム部2は、鉛直方向Zには自由に移動できるが、梁軸方向Y及び梁幅方向Xの変位は、連結部312,322を介して伸縮部311,321に伝達される。
また、ポテンショメータとしては、可変抵抗のように機械的変位を電気量に変換させるセンサが使用できる。リニアポテンショメータであれば変位が検出され、回転ポテンショメータであれば回転角が検出される。
ポテンショメータでは、例えば所定の時間間隔で変位の検出が行われる。そして、検出された変位の信号は、有線又は無線を介して離隔した位置に配置されたパーソナルコンピュータなどの制御部に送信され、それに接続された記憶媒体に記憶される。
この検出が行われる時間間隔が短くなれば、連続計測となる。また、変位が生じていない常時には検出が行われないようにするために、一定以上の震度(又は変位)が発生したときから連続計測が開始されるように、地震計と連動させるなどのトリガー機構を設けておくことができる。
アーム部2には、円柱又は円筒などの棒状の部材が使用できる。例えば、第1端部となる上端21から第2端部となる下端22までの長さが、500mm〜2000mm程度の鋼棒又は鋼管をアーム部2として使用することができる。
一方、鋼板部4は、図2に示すように、略長方形の鋼板等によって成形される。この鋼板部4の長辺の方向は、柱軸方向Z1となる。ここでは、柱軸方向Z1と鉛直方向Zとは一致している。
鋼板部4の四隅は、アンカーボルト41,・・・によって柱部12の内側面121に固定される。鋼板部4が固定される位置は、図1に示すように、塑性ヒンジ領域12aより下方の位置になる。
そして、この鋼板部4に対して、磁石部51によって張出し板部5が取り付けられる。図4,5に張出し板部5の詳細な構成を示した。この張出し板部5は、磁石部51と、磁石部51が取り付けられる側面視略L字形の支持部53と、梁部11の下面111と略平行に延びる張出しプレート52と、アーム部2を貫通させる連結プレート54とによって主に構成される。
支持部53は、柱部12の内側面121と略平行に形成される鉛直面状の側壁部532と、梁部11の下面111と略平行に形成される水平面状の上面部531とを有している。また、側壁部532と上面部531との間は、内角側で方杖55によって繋がれて補強されている。
側壁部532の下部には、アングル56が取り付けられ、その上に磁石部51が載せられる。この磁石部51は、スイッチ部511の回転によって、吸着状態と解除状態との切り替えが行える公知の装置である。
すなわち磁石部51は、強力な吸着力を有しているが、スイッチ部511にハンドル部512を装着して切り替えることで、磁石部51の磁界を制御することができるので、鋼板部4に対する着脱は容易に行うことができる。
磁石部51,51を介して鋼板部4に取り付けられる張出し板部5は、図4,5に示すような柱軸方向Z1や柱幅方向X1だけでなく、鋼板部4面内のあらゆる方向に移動させることが容易にできる。
支持部53の上面部531の上には、張出しプレート52が重ねられる。図5に示すように、長方形状の張出しプレート52には、長辺方向と略平行となる一対の長穴522,522が略平行に形成されている。
この長穴522,522は、張出しプレート52の張出し方向Y2の張出し量を調整するための第1の調整機構である。この張出し方向Y2は、梁軸方向Yと一致する。また、張出し方向Y2と略直交する方向を、幅調整方向X2とする。ここで、幅調整方向X2は、柱幅方向X1及び梁幅方向Xと一致している。
上面部531には長穴522,522を重ねる位置にボルト穴533,・・・が穿孔されており、そのボルト穴533,・・・に長穴522,522側から固定ボルト521,・・・をねじ込むことで、張出しプレート52を張出し方向Y2にスライドさせることができるようになる。
また、張出しプレート52の先端側(磁石部51と反対側)の縁部には、平面視略U字形の切欠き部524が設けられる。この切欠き部524は、幅調整方向X2の中央に設けられており、アーム部2を通すことができる。
そして、切欠き部524を跨ぐように長円板状の連結プレート54が重ねられる。連結プレート54には、幅調整方向X2の中央にアーム部2を貫通させるためのアーム穴543が穿孔されるとともに、アーム穴543を挟んだ両側に幅調整方向X2に延びる一対の長穴542,542が形成される。
張出しプレート52には、切欠き部524を挟んだ両側にボルト穴523,523が穿孔されており、そのボルト穴523,523に長穴542,542を重ねる。
そして、長穴542,542側から固定ボルト541,541をねじ込むことで、連結プレート54を幅調整方向X2にスライドさせることができるようになる。すなわち、長穴542,542は、幅調整方向X2の位置を調整するための第2の調整機構である。
次に、本実施の形態の部材角測定装置の設置方法、及び部材角測定装置の作用について説明する。
まず、図1に示すように、高架橋1の梁部11と柱部12との隅角部(交差部)近傍の梁部11の下面111に対して、固定板331及びベース部33を取り付ける。
続いて、図3に示すように、梁軸方向Yに向けた第1変位計31をベース部33に固定する。同じく梁幅方向Xに向けた第2変位計32をベース部33に固定する。これらの変位計(31,32)は、予めベース部33に取り付けておくこともできる。
そして、図1に示すように、アーム部2の上端21を下から第2変位計32の連結部322に通し、第1変位計31の連結部312を通した後に、上端21をベース部33の下面に溶接などで接合させる。なお、アーム部2も予めベース部33に接合させておくこともできる。
この結果、アーム部2が柱部12の内側面121と略平行に、ベース部33から吊り下げられた状態となる。一方、内側面121に対しては、柱部12の塑性ヒンジ領域12a外となる位置に鋼板部4を固定する。
鋼板部4は、長辺の方向が柱軸方向Z1(鉛直方向Z)となるような向きにされて、アンカーボルト41,・・・によって柱部12に固定される。このようにして柱部12に固定された鋼板部4に対して、張出し板部5が取り付けられる。
張出し板部5は、側面視L字状の支持部53に磁石部51、張出しプレート52及び連結プレート54が組み付けられた状態となっている。この段階では、固定ボルト521,・・・及び固定ボルト541,541は緩んだ状態になっており、張出しプレート52及び連結プレート54は自由にスライドすることができる。
そして、梁部11から吊り下げられた状態のアーム部2の下端22に対して、下方から連結プレート54のアーム穴543の位置を合わせてアーム部2を通し、張出しプレート52がアーム部2に対して直交する向きに合わせた後に、磁石部51を鋼板部4に吸着させる。
この状態で、アーム穴543に対してアーム部2が鉛直方向Zにスムーズに移動できることを確認して、固定ボルト521,・・・及び固定ボルト541,541を締め付け、張出しプレート52及び連結プレート54の位置を固定する。
このように構成された本実施の形態の部材角測定装置では、梁部11側の計測部3と柱部12側の張出し板部5とがアーム部2によって繋がれる。そして、張出し板部5は、柱部12の内側面121に固定された鋼板部4に対して、磁石部51を介して取り付けられる。
磁石部51によって取り付けられる張出し板部5は、一旦取り付けた後でもスイッチ部511にハンドル部512を挿し込んで回転させるだけで、簡単に取り外すことができ、何度でも位置を調整しながら付け替えることができる。
このため、張出し板部5の移動が容易で、高架橋1に対して簡単かつ適切な位置に部材角測定装置を取り付けることができる。特に、鉄道や道路などとして構築される高架橋1は、延長が長い線状構造物であり、全長のすべての断面が同じになるわけではなく、曲線区間や駅部区間など断面が様々に変化する。断面が変われば塑性ヒンジ領域12aの範囲も変わることになるが、本実施の形態の部材角測定装置であれば、どのような断面にも簡単に取り付けることができる。
また、鋼板部4が固定された後であっても、適切な位置に張出し板部5を移動させて、磁石部51によって簡単に付け直すことができる。さらに、アーム部2の長さを変更する場合も、鋼板部4は固定したままで、張出し板部5を移動させるだけで、容易に対応させることができる。
また、計測部3のベース部33に接合されて移動が簡単にできないアーム部2の位置に対して、張出し方向Y2の張出し量を微調整することで、張出し板部5のアーム穴543に容易にアーム部2を貫通させることができる。
さらに、張出し量と略直交する幅調整方向X2の調整が可能な連結プレート54を有する張出し板部5であれば、アーム部2の位置が幅調整方向X2にずれていたとしても、容易に調整してアーム部2を貫通させることができる。
すなわち、張出し方向Y2の位置の調整が可能な張出しプレート52と幅調整方向X2の位置の調整が可能な連結プレート54とが、自由にスライドできる状態でアーム穴543にアーム部2が通されるのであれば、張出し方向Y2及び幅調整方向X2の位置合わせが一度に行え、迅速に張出し板部5を設置することができる。
また、鋼板部4が柱部12の長手方向(柱軸方向Z1)が長辺となる長方形に形成されていれば、塑性ヒンジ領域12aが可変する長手方向において、広い範囲で張出し板部5を移動させて、塑性ヒンジ領域12a外に張出し板部5を取り付けることができる。
さらに、計測部3が直交する二方向の第1変位計31及び第2変位計32によって構成されていれば、一方向の変位のみを計測する簡素な変位計によって、面内の変位量を計測することができる。すなわち、面内で生じる変位は、すべて直交する二方向の変位成分に換算することができる。
そして、所定の間隔で計測が行われる計測部3であれば、最大値だけでなく、部材角θの変化を連続して把握することができるようになる。その結果、地震時の高架橋1の複雑な挙動を検証することができるようになる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば前記実施の形態では、上側の梁部11と柱部12の柱頭との交差部近傍に生じる部材角θを測定する部材角測定装置について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば柱脚と下梁との交差部近傍に生じる部材角θが測定できるように部材角測定装置を設置することもできる。
また、前記実施の形態では、一方向変位を計測する変位計(31,32)を直交する二方向に向けて設置する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、2軸又は3軸の変位計を計測部として使用することができる。
さらに、前記実施の形態では、所定の間隔で計測が行われ多数の計測値を記憶させる計測部3が配置される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ピークセンサ等の最大値のみを記憶させる計測部であってもよい。
1 高架橋(コンクリート構造物)
11 梁部(第1部材)
111 下面(内角面)
12 柱部(第2部材)
121 内側面(内角面)
12a 塑性ヒンジ領域
2 アーム部
3 計測部
31 第1変位計
32 第2変位計
4 鋼板部
5 張出し板部
51 磁石部
522 長穴(調整機構)
542 長穴(調整機構)
θ 部材角
X 梁幅方向
X2 幅調整方向
Y 梁軸方向
Y2 張出し方向
Z1 柱軸方向

Claims (7)

  1. コンクリート構造物である第1部材と第2部材との交差部に生じる部材角を測定する部材角測定装置であって、
    前記第2部材の内角面と略平行に延びる棒状のアーム部と、
    前記第1部材の内角面側に設置されて前記アーム部の傾きを計測する計測部と、
    前記第2部材の内角面に沿って固定された鋼板部と、
    前記第1部材の内角面と略平行となる面に前記アーム部を貫通させた状態で、前記鋼板部に磁石部を介して固定された張出し板部とを備えたことを特徴とする部材角測定装置。
  2. 前記張出し板部は、前記第2部材の塑性ヒンジ領域として設定された領域外において前記鋼板部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の部材角測定装置。
  3. 前記張出し板部は、張出し量を調整するための調整機構を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の部材角測定装置。
  4. 前記張出し板部は、前記張出し量と略直交する方向の位置を調整するための調整機構を有していることを特徴とする請求項3に記載の部材角測定装置。
  5. 前記鋼板部は、前記第2部材の長手方向が長辺となる長方形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の部材角測定装置。
  6. 前記計測部は、直交する二方向の変位計によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の部材角測定装置。
  7. 前記計測部によって、所定の間隔で計測がおこなわれることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の部材角測定装置。
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