JP2017048545A - 水洗大便器 - Google Patents

水洗大便器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017048545A
JP2017048545A JP2015171094A JP2015171094A JP2017048545A JP 2017048545 A JP2017048545 A JP 2017048545A JP 2015171094 A JP2015171094 A JP 2015171094A JP 2015171094 A JP2015171094 A JP 2015171094A JP 2017048545 A JP2017048545 A JP 2017048545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
elastic member
functional
toilet
flush toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015171094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6698298B2 (ja
Inventor
龍一 横井
Ryuichi Yokoi
龍一 横井
智也 佐々木
Tomoya Sasaki
智也 佐々木
貴史 谷本
Takashi Tanimoto
貴史 谷本
元輝 香川
Mototeru Kagawa
元輝 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=58279217&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2017048545(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2015171094A priority Critical patent/JP6698298B2/ja
Publication of JP2017048545A publication Critical patent/JP2017048545A/ja
Priority to JP2020079359A priority patent/JP7321967B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6698298B2 publication Critical patent/JP6698298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】良好な見栄えを実現できる水洗大便器を提供する。
【解決手段】水洗大便器は、便鉢と、一部に凹部が形成された上面部16と、を有する便器本体と、便鉢の後方に設けられる機能部と、を備える。機能部の少なくとも一部は凹部内に位置し、機能部と凹部との隙間のうち、左右方向における機能部と凹部との2つの隙間の部分には、機能部と凹部とに当接するよう弾性部材32が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、水洗大便器に関し、特に機能部を備える水洗大便器に関する。
局部洗浄装置などの機器をユニット化した機能部を備える水洗大便器が知られている。この機能部は、通常、便器本体の上面部に取り付けられる。したがって、機能部を備える水洗大便器は、背が高くなるという問題がある。
特許文献1には、便器本体の上面部に凹部を設け、その凹部に機能部の一部を納めた水洗大便器が提案されている。この水洗大便器では、背の高さを比較的抑えられる。
特開2010−196375号公報
上述した従来の水洗大便器は、便器本体や機能部の製造誤差により、便器本体に対する機能部の位置ずれを生じる虞がある。機能部の位置ずれは、水洗大便器の見栄えを低下させうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な見栄えを実現できる水洗大便器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の水洗大便器は、便鉢と、一部に凹部が形成された上面部と、を有する便器本体と、便鉢の後方に設けられる機能部と、を備える。機能部の少なくとも一部は凹部内に位置し、機能部と凹部との隙間のうち、左右方向における機能部と凹部との2つの隙間の部分には、機能部と凹部とに当接するよう弾性部材が設けられている。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、良好な見栄えを実現できる水洗大便器を提供できる。
図1(a)、(b)は、第1の実施の形態に係る水洗大便器の斜視図である。 第1の実施の形態に係る水洗大便器の断面図である。 図1の便器本体の斜視図である。 図1の便器本体の上面図である。 図5(a)、(b)は、図1の機能部を下方前方から見た斜視図である。 図6(a)、(b)は、凹部とその周辺を示す正面図である。 図7(a)、(b)は、凹部とその周辺を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る水洗大便器の斜視図である。 図8の便器本体の斜視図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1(a)、(b)は、第1の実施形態に係る水洗大便器100の斜視図である。図1(a)は機能部12が浮上していない状態を示し、図1(b)は機能部12が浮上している状態を示す。図2は、水洗大便器100の断面図である。図2は、機能部12が浮上していない状態を示す。また、図1(a)、(b)および図2では、便座、便蓋、機能部カバーなどが取り外された状態を示す。また、図2では、カバー13の表示を省略する。
水洗大便器100は、洋式の水洗式大便器であり、便器本体10と、機能部12と、カバー13と、を備える。以下では、前後左右は、ユーザが通常の姿勢で水洗大便器100に着座した状態における前後左右をいうものとする。
便器本体10は、例えばセラミック材料や樹脂材料から形成される。便器本体10は、便鉢14と、上面部16と、便器排水路18と、外周壁部20と、を含む。便鉢14は、略漏斗状の部材であり、汚物を受ける。便鉢14の上部の内周縁は、上面部16の下面16aとともに、旋回流を生成するための通水路15を構成する。
便器排水路18は、一端は便鉢14の流出口14aに通じ、他端は排水管(不図示)に通じている。便鉢14に洗浄水が供給されると、汚物は洗浄水とともに便器排水路18内に流れ、そこから排水管に排出される。外周壁部20は、便鉢14の外周側や便器排水路18を隠すよう、それらを囲む。
上面部16は、便鉢14の上端周縁に接続されている。上面部16は、便鉢14の上端周縁の形状よりも僅かに小さい略楕円形状の開口部40を有する。この開口部40は、便鉢14の上方に位置する、上面部16の上面16bは平坦に形成され、便座(不図示)が閉じているときに便座が当接する当接面として機能する。また、上面部16の上面16bは、機能部12が載置される載置面として機能する。また、上面部16は、その内部に空洞部46を含む。
機能部12は、その一部が上面部16に載置された状態で、便鉢14の後方側の上部に設けられる。機能部12は、便器本体10に付随して用いられる電装品であり、本実施の形態では、局部を洗浄するための局部洗浄装置34と、臀部を乾燥するための乾燥装置36と、便鉢14内で発生する臭気を脱臭するための脱臭装置38とを含む。
カバー13は、便器本体10の後方に設置される。カバー13は、便器本体10の後方側を覆い隠し、水洗大便器100の意匠性を確保する。
機能部12は、不図示の昇降機構により、浮上する。具体的には、機能部12は、機能部12の少なくとも一部が上面部16に載置している下降位置(図1(a)の位置)と、機能部12が上面部16に載置していない上昇位置(図1(b)の位置)との間を昇降する。機能部12を上昇位置に上昇させることによって、ユーザは、上面部16の後方側を拭き掃除できる。なお、機能部12は、ユーザが手で持ち上げることによって昇降されてもよい。
図3は、便器本体10の斜視図である。図4は、便器本体10の上面図である。上面部16の後方側には、下向きに凹んだ凹部22が形成されている。凹部22は特に、水道管などの給水源や洗浄水タンク(いずれも不図示)から便鉢14に洗浄水を供給するための通水路44を避けた位置に形成されている。また、凹部22は、空洞部46の上方を避けた位置に形成される。逆にいうと、空洞部46は、凹部22の下方を避けた位置に形成される。本実施の形態では、凹部22は便鉢14の後端部の上方に設けられ、凹部22の下方すなわち凹部22と便鉢14との間には空洞部46は存在しない。より具体的には、凹部22の平坦な底面28(後述)と便鉢14との間には空洞部46は存在しない。
凹部22は、便鉢14の前方や側方の上面部16の部分よりも下に凹んでいる。凹部22は、後述の突出部12aが収容されるべく、突出部12aよりも大きく形成される。凹部22は、本実施の形態では、開口部40に沿うように延在している。すなわち、凹部22は、平面視において、開口部40に沿って僅かに湾曲している。また凹部22は、本実施の形態では、その前方側が開口部40に臨むように形成されている。すなわち、凹部22は、開口部40に連通している。凹部22の周面のうちの前面全体が開口しているともいえる。また凹部22は、本実施の形態では、正面視において、逆台形状を有する。
凹部22は、第1側面(右側面)24と、第2側面(左側面)26と、底面28と、背面30と、を有する。底面28は、平坦で、左右方向に長い形状を有する。底面28は、例えばその左右方向の長さが、便器排水路18の左右方向の幅よりも長くなるよう形成されてもよい。また底面28は、例えばその左右方向の長さが、開口部40の左右方向の最大幅の1/2倍より長くなるよう形成されてもよい。
第1側面24および第2側面26は、左右方向に互いに離間して設けられ、下側となるほど互いに近づくように傾斜する。第1側面24および第2側面26は、平坦で、比較的緩やかな傾斜面となるよう形成される。好ましくは、第1側面24および第2側面26は、水平面とのなす角が45°以下になるよう形成される。本実施の形態では、底面28は水平面と略平行であるため、第1側面24および第2側面26は、底面28とのなす角が45°以下になるよう形成される。
背面30は、水平面とのなす角が10°以上90°以下になるよう形成される。本実施の形態では、上述のように底面28は水平面と略平行であるため、背面30は、底面28とのなす角が10°以上90°以下になるよう形成される。本実施の形態では、背面30は、底面28と実質的に直交するよう形成される。
また、背面30は、開口部40の後端部をオフセットさせた形状を有する。具体的には、背面30は、後方側に凸形状となるよう湾曲している。ここで、セラミック材料から便器本体10を形成する場合、上面部16等に空洞部46を作るために余剰のセラミック材料を排泥する。本実施の形態では、便器本体10の後ろ側を持ち上げて前側から余剰のセラミック材料を排泥する。このとき、上述のように背面30は後ろ側に凸形状となるよう湾曲しているため、背面30の後方にセラミック材料が残らない。
図5(a)、(b)は、機能部12を下方から見た斜視図である。水洗大便器100は、細長い弾性部材32をさらに備える。図5(a)は弾性部材32が機能部12に取り付けられた状態を示し、図5(b)は弾性部材32が取り外された状態を示す。機能部12は、ベースプレート42をさらに含む。ベースプレート42は、上面部16に載置され、局部洗浄装置34、乾燥装置36、および脱臭装置38を支持する。
機能部12は、その前方中央部に、下向きに突出した突出部12aを有する。この突出部は、下向きに凹んだベースプレート42のベース凹部42aと、そのベース凹部42aに収容された局部洗浄装置34のノズル34aの先端部と、乾燥装置36の温風吹出口36aと、脱臭装置38の脱臭吸込口38aおよび脱臭吐出口38bと、それらの後方に位置する脱臭カートリッジ38cとによって構成される。
ベース凹部42aの下面を含むベースプレート42の下面42bには、概ね左右方向に延びる溝42cが形成されている。溝42cには、弾性部材32が例えば両面テープにより着脱可能に取り付けられる。弾性部材32は、例えばゴムにより形成される。溝42cは、機能部12の前縁よりも奥側(すなわち後方側)に形成される。したがって、そこに取り付けられる弾性部材32も、機能部12の前縁よりも奥側に設けられる。つまり、弾性部材32は、機能部12の前縁よりも前側に突出しないように設けられる。
図6(a)、(b)は、凹部22とその周辺を示す正面図である。図7(a)、(b)は、凹部22とその周辺を示す断面図である。図6(a)、図7(a)は、機能部12が下降位置にあるときを示し、図6(b)、図7(b)は、機能部12が上昇位置にあるときを示す。
機能部12が下降位置にあるとき、その突出部12aは凹部22内に位置する。具体的には本実施の形態では、脱臭カートリッジ38cが収容されている突出部12aの部分が、すなわち突出部12aの後方側が凹部22内に位置する。
図6(a)、図7(a)に示すように、機能部12が下降位置にあるとき、左右方向における機能部12と凹部22との2つの隙間の部分には、機能部12と凹部22とに当接するよう弾性部材32が設けられている。具体的には、弾性部材32は、凹部22の第1側面24と、第1側面24と左右方向で対向する突出部12aの第1側面(右側面)12bとに当接する。同様に、弾性部材32は、凹部22の第2側面26と、第2側面26と左右方向で対向する突出部12aの第2側面(左側面)12cとに当接する。
本実施の形態ではさらに、左右方向における機能部12と凹部22との2つの隙間の部分に設けられる弾性部材32は、上下方向における機能部12と凹部22との隙間を通って連なっている。具体的には、凹部22第1側面24と突出部12aの第1側面12bとの間の弾性部材32と、凹部22の第2側面26と突出部12aの第2側面12cとの間の弾性部材32とは、凹部22の底面28と、底面28と上下方向で対向する突出部12aの下面12dとの間の隙間を通って連なっている。弾性部材32は特に、凹部22の底面28と、突出部12aの下面12dとに当接する。つまり、弾性部材32は、正面視において、突出部12aと凹部22との隙間を埋めるように設けられる。また、本実施の形態では、弾性部材32は、凹部22の左右方向外側の上面部16の部分まで延びている。
また、弾性部材32は、機能部12が下降位置にあるとき、凹部22(特に底面28)の前縁よりも奥側(すなわち後方側)に設けられる。つまり、弾性部材32は、底面28の前縁よりも前側に突出しないように設けられる。
以上説明した本実施の形態に係る水洗大便器100によると、便器本体10の上面部16に形成された凹部22に機能部12の一部が収容され、弾性部材32を介して機能部12の一部と凹部22とが当接する。これにより、便器本体10に対する機能部12の左右方向の位置を合わせることができ、水洗大便器100の良好な見栄えを確保できる。特に、便器本体10(特に凹部22)と機能部12に製造誤差があっても、弾性部材32によりその製造誤差を吸収しつつ、便器本体10に対する機能部12の左右方向の位置を合わせることができる。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、凹部22は、便鉢14の前方や側方の上面部16の部分よりも下側に凹み、その凹部22に機能部12の一部が収容される。これにより、機能部12ひいては水洗大便器100の背を低くでき、水洗大便器100をよりコンパクトにできる。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、第1側面24と第2側面26とは、下側となるほど互いに近づくように傾斜する。機能部12を水洗大便器100に組み付けるとき、または、掃除のために上昇させた機能部12を下ろすときに、第1側面24と第2側面26とによってガイドされ、機能部12は比較的スムーズに便器本体10に対して所望の位置に載置される。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、弾性部材32は機能部12と凹部22とが上下方向で対向する隙間を通って連なる。つまり、弾性部材32は、正面視において、突出部12aと凹部22との隙間を埋めるように設けられる。これにより、弾性部材32がシールとして機能し、便鉢14から凹部22に入り込んだ汚水等が弾性部材32を越えて後方に流れ込むのを抑止できる。その結果、弾性部材32よりも奥側の凹部22の部分や、凹部22より後方の上面部16などが汚れるのを抑止できる。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、第1側面24および第2側面26は底面28に対して傾斜する。ここで、仮に第1側面24や第2側面26が底面28に対して直立する場合、第1側面24と底面28との連結部分や、第2側面26と底面28との連結部分で弾性部材32が凹部22から離れて浮き、正面視において突出部12aと凹部22との間に隙間が生じうる。これに対し、本実施の形態に係る水洗大便器100では、上述のように第1側面24および第2側面26は底面28に対して傾斜しているため、連結部分で弾性部材32が浮かないよう弾性部材32を凹部22に沿わせることができる。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、凹部22の背面30は、水平面とのなす角が10°以上90°以下になるよう形成される。これにより、凹部22を拭き掃除しやすい上に、便鉢14から凹部22に入り込んだ汚水等が背面30を越えて後方に流れ込むのを抑止できる。その結果、凹部22の後方の上面部16などが汚れるのを抑止できる。
また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、弾性部材32は、機能部12の前縁よりも奥側に設けられる。これにより、弾性部材32がユーザに視認されにくくなり、水洗大便器100の良好な美観を確保できる。また、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、弾性部材32は凹部22の底面28の前縁よりも奥側にに設けられる。これにより、便鉢14から跳ねた汚水等で弾性部材32が汚れるのが抑止される。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態に係る水洗大便器100を示す斜視図である。図8は、図1(a)に対応する。水洗大便器100は、便器本体10と、機能部12と、を備える。便器本体10は、便鉢14と、上面部16と、便器排水路(不図示)と、外周壁部20と、を含む。本実施の形態では、水洗大便器100は、カバー13を有しない。代わりに、外周壁部20が水洗大便器100の意匠性を確保するよう前後左右を覆い隠す。
図9は、図8の便器本体10を示す斜視図である。図9は図3に対応する。上面部16の後方側には、下向きに凹んだ横長の凹部22が形成されている。本実施の形態では、凹部22は、開口部40の後端縁から上面部16の後端縁に亘る範囲に連続する溝状に形成される。ベースプレート42は、その全体が上面部16よりも下方に位置するように凹部22に収容される。
以上説明した本実施の形態に係る水洗大便器100によると、第1の実施の形態に係る水洗大便器100によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態に係る水洗大便器100によると、ベースプレート42の全体が上面部16よりも下方に位置する、すなわち機能部12が全体的に下方に下がる。これにより、上面部16に対する機能部の高さが、ひいては水洗大便器100の背の高さがより抑えられる。
以上、実施の形態に係る水洗大便器について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
実施の形態では、凹部22第1側面24と突出部12aの第1側面12bとの間の弾性部材32と、凹部22の第2側面26と突出部12aの第2側面12cとの間の弾性部材32とが連なっている場合について説明したが、これに限られない。少なくとも凹部22第1側面24と突出部12aの第1側面12bとの隙間と、凹部22の第2側面26と突出部12aの第2側面12cとの隙間に弾性部材32が設けられればよく、これらが連なっている必要はない。すなわち、凹部22の底面28と突出部12aの下面12dとの間に弾性部材32が存在していなくてもよい。
(変形例2)
実施の形態では、機能部12が、局部洗浄装置34と、乾燥装置36と、および脱臭装置38とを含む場合について説明したが、これに限られない。機能部12は、少なくとも1つの装置を含んでいればよい。例えば、機能部12は、局部洗浄装置34、乾燥装置36、および脱臭装置38の3つの装置のうちの少なくとも1つの装置を含んでいてもよい。また機能部12は、これら3つ以外の他の装置を含んでいてもよい。
(変形例3)
実施の形態では、機能部12のベースプレート42の下面42bには弾性部材32が取り付けられるべき溝42cが形成されている場合について説明したが、これに限られない。弾性部材32が取り付けられるべき位置が分かればよく、例えば、ベースプレート42の下面42bに弾性部材32が取り付けられるべき位置を示すシールが貼り付けられても、取り付けられるべき位置を示すマークが塗装されていてもよい。
また、ベースプレート42の代わりにまたはベースプレート42に加えて上面部16に、弾性部材32が取り付けられるべき溝が形成されても、取り付けられるべき位置を示すシールが貼り付けられていても、取り付けられるべき位置を示すマークが塗装されていてもよい。この場合、弾性部材32は、上面部16に取り付けられてもよい。
また、弾性部材32は、機能部12および上面部16のいずれにも取り付けられなくてもよい。この場合、弾性部材32は、機能部12と上面部16とに挟まれて保持されてもよい。
(変形例4)
実施の形態では、凹部22は、正面視において、逆台形状を有する場合について説明したが、これに限られない。凹部22は、正面視において、U字状、V字状、円弧状、その他の形状を有していてもよい。つまり、第1側面24および第2側面26は曲面状に形成されてもよい。また、凹部22の第1側面24および第2側面26は、連続した1つの面の一部であってもよい。あるいはまた、第1側面24および第2側面26は、連続した1つの面を形成してもよい。また、凹部22は、凹部内に1つまたは複数の凹部を形成された形状であってもよい。つまり、凹部22の第1側面24および第2側面26の少なくとも一方は、1つまたは複数の段部を有していてもよい。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様の水洗大便器は、便鉢と、一部に凹部が形成された上面部と、を有する便器本体と、便鉢の後方に設けられる機能部と、を備える。機能部の少なくとも一部は凹部内に位置し、機能部と凹部との隙間のうち、左右方向における機能部と凹部との2つの隙間の部分には、機能部と凹部とに当接するよう弾性部材が設けられている。
この態様によれば、便器本体と機能部の製造誤差を吸収しつつ、便器本体に対する機能部の左右方向の位置を合わせることができる。すなわち、良好な見栄えを実現できる。
凹部は、下側となるほど互いに近づくように傾斜する2つの側面を有してもよい。2つの隙間の部分は、左右方向における機能部と2つの側面との2つの隙間であってもよい。
ここで、「2つの傾斜面」には、平坦な傾斜面、曲面状の傾斜面等が含まれる。また、「2つの傾斜面」はそれぞれ、連続した1つの面の一部であってもよい。あるいはまた、「2つの傾斜面」は、連続した1つの面を形成してもよい。
この態様によれば、機能部を水洗大便器に組み付けるとき、または、掃除のために上昇させた機能部を下ろすときに、側面にガイドされ、機能部は比較的スムーズに便器本体に対して所望の位置に載置される。
凹部は、平坦な底面を有してもよい。
2つの隙間の部分に設けられる弾性部材は、上下方向における機能部と凹部との隙間に設けられる、機能部と凹部とに当接する弾性部材と連なっていてもよい。つまり、弾性部材は、正面視において、機能部と凹部との上下方向の隙間をも埋めるように設けられる。
この態様によれば、便鉢から凹部に入り込んだ汚水等が弾性部材を越えて後方に流れ込むのを抑止できる。
弾性部材は、機能部の前縁よりも奥側に設けられてもよい。
この態様によれば、弾性部材がユーザに視認されにくくなり、水洗大便器の良好な美観を確保できる。
10 便器本体、 12 機能部、 14 便鉢、 16 上面部、 16b 上面、 22 凹部、 28 底面、 32 弾性部材、 100 水洗大便器。

Claims (5)

  1. 便鉢と、一部に凹部が形成された上面部と、を有する便器本体と、
    前記便鉢の後方に設けられる機能部と、を備え、
    前記機能部の少なくとも一部は前記凹部内に位置し、
    前記機能部と前記凹部との隙間のうち、左右方向における前記機能部と前記凹部との2つの隙間の部分には、前記機能部と前記凹部とに当接するよう弾性部材が設けられていることを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記凹部は、下側となるほど互いに近づくように傾斜する2つの側面を有し、
    前記2つの隙間の部分は、左右方向における前記機能部と前記2つの側面との2つの隙間であることを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記凹部は、平坦な底面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の水洗大便器。
  4. 前記2つの隙間の部分に設けられる前記弾性部材は、上下方向における前記機能部と前記凹部との隙間に設けられる、前記機能部と前記凹部とに当接する弾性部材と連なっていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水洗大便器。
  5. 前記弾性部材は、前記機能部の前縁よりも奥側に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水洗大便器。
JP2015171094A 2015-08-31 2015-08-31 水洗大便器 Active JP6698298B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015171094A JP6698298B2 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 水洗大便器
JP2020079359A JP7321967B2 (ja) 2015-08-31 2020-04-28 水洗大便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015171094A JP6698298B2 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 水洗大便器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020079359A Division JP7321967B2 (ja) 2015-08-31 2020-04-28 水洗大便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017048545A true JP2017048545A (ja) 2017-03-09
JP6698298B2 JP6698298B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=58279217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015171094A Active JP6698298B2 (ja) 2015-08-31 2015-08-31 水洗大便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6698298B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024780A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Toto Ltd トイレ装置
JP2010116729A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Toto Ltd トイレ装置
WO2014195017A1 (de) * 2013-06-04 2014-12-11 Spannring Dusch-Wc; Inhaber Alfred Spannring Sitztoilette mit dusch-wc

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024780A (ja) * 2008-07-23 2010-02-04 Toto Ltd トイレ装置
JP2010116729A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Toto Ltd トイレ装置
WO2014195017A1 (de) * 2013-06-04 2014-12-11 Spannring Dusch-Wc; Inhaber Alfred Spannring Sitztoilette mit dusch-wc

Also Published As

Publication number Publication date
JP6698298B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5592617B2 (ja) 便器装置
JP6480094B1 (ja) 水洗大便器
WO2019054389A1 (ja) 洗面器
JP7321967B2 (ja) 水洗大便器
JP2017048545A (ja) 水洗大便器
JP2009221745A (ja) 洋風水洗式便器
WO2017038222A1 (ja) 水洗大便器
JP2010180673A (ja) 便器
JP5674231B2 (ja) 水洗大便器
JP2011069184A (ja) 便器
JP2007255155A (ja) 局部洗浄装置付便器
JP4835559B2 (ja) 洗面化粧台
JP4893555B2 (ja) 洗面化粧台
JP2015071900A (ja) 小便器用スプレッダー
JP2019173315A (ja) 水洗大便器
JP2017180060A (ja) 便器装置
JP2015169006A (ja) 浴室
JP2015000195A (ja) 便座装置
JP2006077562A (ja) 水洗便器
JP2022079872A (ja) 水洗大便器
JP2015224532A (ja) 便器
RU75673U1 (ru) Умывальник
JP2021095700A (ja) 便器本体及び便器装置
JP5891432B2 (ja) 洗面化粧台
JP2021107623A (ja) 便器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6698298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157