JP2015169006A - 浴室 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い場の排水口から浴槽パンへ水が流入することを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。【解決手段】浴槽パンのうちの一部が浴槽を載置する浴槽載置部とされてなる浴室であって、排水口を有する洗い場と、前記洗い場に接続された前記浴槽パンと、を備え、前記浴槽載置部と前記排水口とを連通し前記浴槽載置部から前記排水口に水を排出可能な排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水口から前記浴槽載置部へ向かう水の流れを抑制する水流抑制部と、が設けられたことを特徴とする浴室が提供される。【選択図】図4

Description

本発明の態様は、一般的に、浴室に関する。
例えば、介助を必要とする人の入浴に対応した浴室が開発されている。このような浴室のなかには、浴槽を載置する浴槽パンに浴槽の中の水を排出するものがある。しかし、浴槽の中の水を浴槽パンに排出すると、浴槽パンが汚れる。そのため、浴槽パンを清掃するためには、浴槽を移動させる必要があり、手間がかかる。
これに対して、浴槽パンの清掃を不要とするために、浴槽と洗い場の排水口とをホースでつないで浴槽の中の水を洗い場の排水口へ排水し、浴槽の周囲から浴槽パンに水が入らないように堰を設ける案がある。しかし、この案においては、水が浴槽の周囲から浴槽パンに入ることがある。
これに対して、浴槽パンに進入した水を排出するために、浴槽パンと洗い場の排水口とを連通する排水流路を設ける案がある。しかし、洗い場の排水口において例えば詰まりなどの不具合が生じ、排水性能が低下すると、洗い場から排水口に流れる水が溢れて排水流路を逆流して浴槽パンに流入するおそれがある。水が浴槽パンに流入すると、水が浴槽パンに流入する前と比較して、浴槽の下の空間の湿度が高くなり、汚れも付着する。すると、浴槽の下が臭いの発生源となることがある。
特許第4636776号公報 特開2000−45350号公報 特開2002−348928号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、洗い場の排水口から浴槽パンへ水が流入することを抑制することができる浴室を提供することを目的とする。
第1の発明は、浴槽パンのうちの一部が浴槽を載置する浴槽載置部とされてなる浴室であって、排水口を有する洗い場と、前記洗い場に接続された前記浴槽パンと、を備え、前記浴槽載置部と前記排水口とを連通し前記浴槽載置部から前記排水口に水を排出可能な排水流路と、前記排水流路に設けられ前記排水口から前記浴槽載置部へ向かう水の流れを抑制する水流抑制部と、が設けられたことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、排水流路が浴槽パンと洗い場の排水口とをつないでいるため、浴槽載置部の上の水を洗い場の排水口に排出することができる。一方、排水流路に設けられた水流抑制部は、洗い場の排水口から浴槽載置部へ向かう水の流れ(逆流)を抑制することができる。これにより、水が浴槽パンに溜まることを抑制し、異臭の発生を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記排水口からみて前記浴槽パンの側の前記洗い場の側壁が切り取られた切り欠き部に設けられ、前記浴槽の排水口と前記洗い場の前記排水口とを接続する排水管を前記浴槽載置部から上へ離隔した位置に位置決めする貫通孔を有する仕切りをさらに備え、前記仕切りは、前記排水流路を覆い隠すことを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、仕切りが排水流路の上を覆うため、水が水流抑制部を越えて洗い場の排水口から浴槽載置部に流れ込むことを抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記水流抑制部は、前記排水流路を流れる水の流速を抑えることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水流抑制部が排水流路を流れる水の速度を抑えるため、浴槽パンから洗い場の排水口へ流れる水の排出をより確実に行いつつ、水が洗い場の排水口から浴槽パンへ流れることを抑えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記水流抑制部は、前記排水流路を鉤形に屈曲した流路を有する屈曲流路とすることを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水流抑制部は、簡単な構造により、水の流速を抑えることができる。また、屈曲流路としての排水流路は、上を仕切りにより覆われ、暗渠流路とされている。そのため、水が排水流路を近道として流れることを抑えることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記水流抑制部は、前記排水流路の底面から上へ突出して前記仕切りに近接し前記屈曲流路を形成する凸部を有することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、水流抑制部は、排水流路の底面から上へ突出し仕切りに近接する凸部により排水流路を屈曲させる。そのため、排水流路を通る水は、必ず屈曲流路を通る。そのため、水流抑制部は、水の流速をより確実に減速させることができ、洗い場の排水口から浴槽載置部へ向かう水の流れ(逆流)を効果的に抑制することができる。
第6の発明は、第2〜5のいずれか1つの発明において、前記浴槽パンは、前記浴槽の前記排水口から前記切り欠き部に連通した凹部であって、表面が前記浴槽の前記排水口から前記切り欠き部に向けて下へ傾斜する勾配を有する凹部を有することを特徴とする浴室である。
この浴室によれば、洗い場から排水口に多量の水を排出した場合には、水流抑制部を介して、洗い場の排水口から浴槽パンに向けて徐々に水が逆流する。この場合において、浴槽パンの浴槽載置部に設けられた凹部は、浴槽パンに逆流した水を凹部自身にとどめることができ、浴槽パン内での水の拡散を抑制することができる。凹部の表面には、排水勾配が形成されているため、浴槽パンに逆流した水を洗い場の排水口に速やかに排出することができる。
また、浴槽の排水口と、洗い場の排水口と、をつなぐ排水管を凹部に収めることができる。そのため、浴槽の排水口や、排水管などから水が漏れても、凹部を通して洗い場の排水口に速やかに水を排出することができる。
本発明の態様によれば、洗い場の排水口から浴槽パンへ水が流入することを抑制することができる浴室が提供される。
本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式図である。 本実施形態にかかる浴室を表す模式的分解図である。 本実施形態の排水管を表す模式図である。 本実施形態の排水流路の近傍を表す模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場の排水口の近傍を表す模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。 本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的斜視図である。 本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。 本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。 蓋材および浴槽の設置形態を例示する模式的斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室を表す模式図である。
図2は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的分解図である。
図1(a)は、本実施形態にかかる浴室を表す模式的斜視図である。図1(b)は、本実施形態にかかる浴室を上方から眺めた模式的平面図である。
図2では、説明の便宜上、浴槽およびエプロンを切断している。
図1(a)および図1(b)は、介助を必要とする人(以下、説明の便宜上「要介助者」と称する。)の入浴に対応した浴室の例を表す。図1(a)〜図2に表したように、浴室10は、洗い場100と、浴槽パン200と、を備える。浴槽パン200は、洗い場100と並んで設けられ、洗い場100に接続されている。
洗い場100および浴槽パン200の周縁部には、壁パネル380が設けられている。壁パネル380には、手すり391、照明392、給水装置393、鏡394、およびカウンタ395が適宜設けられている。
洗い場100は、排水口カバー101を有する。排水口カバー101の下には、ヘアキャッチャ105が設けられている。また、排水口カバー101の下には、排水口103が設けられている。つまり、洗い場100は、排水口カバー101の下に設けられた排水口103を有する。洗い場100の水は、排水口103を通して配管450により排出される。
浴槽パン200の上には、蓋材310と、堰部材320と、浴槽330と、が設けられている。浴槽330と洗い場100との間の境界には、浴槽330における洗い場100の側の側面を覆い隠す第1のエプロン341が設けられている。浴槽330と蓋材310との間の境界には、浴槽330における蓋材310の側の側面を覆い隠す第2のエプロン342が設けられている。
蓋材310は、浴槽パン200のうちの一部を覆う。図1(a)〜図2に表したように、例えば、蓋材310は、浴槽パン200の一端部を覆う。他の蓋材310は、浴槽パン200の他端部を覆う。図1(a)〜図2に表した例では、堰部材320および浴槽330は、蓋材310と、他の蓋材310と、の間に設けられる。但し、蓋材310および浴槽330の設置形態は、図1(a)〜図2に表した例には限定されない。蓋材310および浴槽330の他の設置形態については、後述する。
蓋材310が浴槽パン200の一部を覆うことにより、浴槽パン200の上に、浴槽載置部210と、介助用スペース310aと、が形成される。浴槽載置部210は、浴槽パン200の上に形成された領域であり、浴槽330を載置する。介助用スペース310aは、要介助者410を介助する人(以下、説明の便宜上「介助者」と称する。)420が介助作業を行うときに利用する空間である。なお、図1(a)および図1(b)に表したように、介助用スペース310aには、移乗台381が設置されてもよい。本願明細書において「介助用スペース」とは、介助者420が介助作業のときに利用する空間だけではなく、介助作業に必要な台や椅子などが設置される空間を含むものとする。
洗い場100の上には、例えば要介助者410が浴槽330に入る前に利用するトランスファーボード383が設置されてもよい。
浴槽330は、浴槽パン200の浴槽載置部210に載置され、排水口331を有する。浴槽パン200と浴槽330との間には、排水管350が設けられている。排水管350は、浴槽330の排水口331と、洗い場100の排水口103と、を接続する。これについて、図面を参照しつつさらに説明する。
図3は、本実施形態の排水管を表す模式図である。
図4は、本実施形態の排水流路の近傍を表す模式的斜視図である。
図3(a)は、図1(b)に表した切断面A−Aにおける断面を斜めから眺めた模式的斜視図である。図3(b)は、図1(b)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。図4(a)は、図1(b)に表した切断面A−Aにおける断面を斜めから眺めた模式的斜視図である。図4(b)は、本実施形態の排水流路を拡大した模式的拡大図である。
図3(a)および図3(b)に表したように、浴槽パン200の浴槽載置部210と、浴槽330と、の間には、排水管350が設けられている。排水管350は、浴槽330の排水口331と、洗い場100の排水口103と、を接続する。より具体的には、排水管350は、第1の端部351と、第2の端部353と、を有する。第1の端部351は、浴槽330の排水口331に接続されている。第2の端部353は、屈曲した形状を有し、洗い場100の排水口103に接続されている。
図4(a)に表したように、洗い場100の排水口103には、排水トラップ121が設けられている。排水トラップ121の内部には、封水筒123が設けられている。排水トラップ121および封水筒123は、溜水を形成し、例えば配管450から悪臭や害虫類などが浴室10内に侵入することを防止する。第2の端部353の先端は、封水筒123の内部に挿入されている。封水筒123の内部に挿入された第2の端部353の先端は、ヘアキャッチャ105の下に設けられた目皿107により覆われている。
図4(b)に表したように、洗い場100の排水口103からみて浴槽パン200の側には、側壁109が設けられている。側壁109のうちの少なくとも一部には、側壁109が切り取られた切り欠き部109aが形成されている。切り欠き部109aの底面109bには、排水流路130が形成されている。底面109bは、排水流路130の底面を兼ねる。排水流路130は、浴槽載置部210と、洗い場100の排水口103と、を連通し、洗い場100の排水口103に向けて勾配がついており、浴槽載置部210から洗い場100の排水口103へ水を排出可能とする。
ここで、例えば、洗い場100から排水口103に多量の水が排出されたり、あるいは、排水口103において詰まりなどの不具合が生じ、排水性能が低下すると、洗い場100から排水口103に流れる水が溢れて排水流路130を介して浴槽パン200に流入するおそれがある。水が浴槽パン200に流入すると、水が浴槽パン200に流入する前と比較して、浴槽330の下の空間の湿度が高くなり、汚れが付着する。すると、浴槽330の下が臭いの発生源となることがある。
これに対して、本実施形態にかかる浴室10では、排水流路130に水流抑制部131設けられている。水流抑制部131は、第1の凸部132と、第2の凸部133と、第3の凸部134と、を有する。第1の凸部132と、第2の凸部133と、第3の凸部134と、は、切り欠き部109aの底面109bから上へ突出している。これにより、水流抑制部131は、水が洗い場100の排水口103から浴槽載置部210へ向かう水の流れを抑制する。なお、水流抑制部131の構造は、これだけに限定されない。
図4(b)に表したように、切り欠き部109aには、仕切り110が設けられている。第1の凸部132と、第2の凸部133と、第3の凸部134と、は、仕切り110に近接している。仕切り110は、貫通孔111を有し、排水流路130の上を覆う。仕切り110は、排水流路130の上に覆い被さり、排水流路130を隠蔽する。つまり、仕切り110は、排水流路130を外部から見えなくし、排水流路130を暗渠流路としている。仕切り110の貫通孔111は、切り欠き部109aの底面109bから上へ離隔した位置に設けられ、排水管350を通している。言い換えれば、排水管350は、仕切り110の貫通孔111に挿入され、浴槽載置部210および底面109bから上へ離隔した位置に位置決めされている。
次に、本実施形態の排水流路および水流抑制部について、図面を参照しつつさらに説明する。
図5は、本実施形態の洗い場の排水口の近傍を表す模式的斜視図である。
図5(a)は、本実施形態のヘアキャッチャを表す模式的斜視図である。図5(b)は、排水管の第2の端部を表す模式的斜視図である。図5(c)は、本実施形態の仕切りを表す模式的斜視図である。図5(d)は、本実施形態の排水流路および水流抑制部を表す模式的斜視図である。
図5(a)に表したように、洗い場100の排水口103には、ヘアキャッチャ105が設けられている。図5(b)および図5(c)に表したように、ヘアキャッチャ105の下には、排水管350の第2の端部353が設けられている。排水管350は、切り欠き部109aに設けられた仕切り110の貫通孔111に挿入されている。排水管350の第2の端部353の先端は、封水筒123に挿入されている。
図5(d)に表したように、切り欠き部109aの底面109bには、排水流路130が形成されている。ここで、浴槽パン200の浴槽載置部210には、凹部211が設けられている。凹部211は、浴槽330の排水口331の下部から切り欠き部109aの底面109bに形成された排水流路130に連通する。一方、排水流路130は、浴槽載置部210の凹部211と、洗い場100の排水口103と、を連通する。これにより、例えば排水管350から水が漏れたり、浴槽330の周囲から水が入った場合でも、浴槽載置部210の上の水を洗い場100の排水口103に排出することができる。
排水流路130には、水流抑制部131が設けられている。水流抑制部131は、第1の凸部132と、第2の凸部133と、第3の凸部134と、を有する。第1の凸部132は、排水流路130の一端部に設けられている。第2の凸部133は、排水流路130の他端部に設けられている。より具体的には、第2の凸部133は、第1の凸部132から離隔し、第1の凸部132と並んで設けられている。第3の凸部134は、第1の凸部132および第2の凸部133からみて浴槽パン200の側において、第1の凸部132および第2の凸部133から離隔して設けられている。また、第3の凸部134は、排水流路130の略中央部、つまり、第1の凸部132と第2の凸部133との間に設けられている。これにより、水流抑制部131は、鉤形に屈曲した流路を有する排水流路130あるいはクランク状の排水流路130を形成する。
例えば、図5(d)に表した矢印A1およびA2のように、洗い場100から排水口103に多量の水を排出し、洗い場100から排水口103に流れる水が溢れて浴槽パン200に向かうと、水の流れは、水流抑制部131より阻害される。これにより、水流抑制部131は、排水流路130を流れる水の速度を減速させ、水が洗い場100の排水口103から浴槽載置部210へ進入することを抑制する。図5(d)に表した水流抑制部131は、流速抑制部として機能する。水流抑制部131は、屈曲流路としての排水流路130を形成する。なお、水流抑制部131は、切り欠き部109aではなく、仕切り110に設けられていてもよい。
本実施形態によれば、排水流路130が浴槽パン200と洗い場100の排水口103とをつないでいるため、浴槽載置部210の上の水を洗い場100の排水口103に排出することができる。一方、排水流路130に設けられた水流抑制部131は、洗い場100の排水口103から浴槽載置部210へ向かう水の流れ(逆流)を抑制することができる。これにより、水が浴槽パン200に溜まることを抑制し、浴槽パン200への汚れの付着を抑制して異臭の発生を抑制することができる。
また、仕切り110が排水流路130の上を覆うため、水が水流抑制部131を越えて洗い場100の排水口103から浴槽載置部210に流れ込むことを抑制することができる。水流抑制部131は、排水流路130を流れる水の速度を抑えるため、浴槽パン200から洗い場100の排水口103へ流れる水の排出をより確実に行いつつ、水が洗い場100の排水口103から浴槽パン200へ流れることを抑えることができる。
水流抑制部131は、切り欠き部109aの底面109bから上へ突出した簡単な構造により、水の流速を抑えることができる。また、屈曲流路としての排水流路130は、上を仕切り110により覆われ、暗渠流路とされている。そのため、水が排水流路130を近道として流れることを抑えることができる。
水流抑制部131は、切り欠き部109aの底面109bから上へ突出し仕切り110に近接する凸部(第1の凸部132、第2の凸部133、第3の凸部134)により排水流路130を屈曲させる。そのため、排水流路130を通る水は、必ず屈曲流路を通る。そのため、水流抑制部131は、水の流速をより確実に減速させることができ、洗い場100の排水口103から浴槽載置部210へ向かう水の流れ(逆流)を効果的に抑制することができる。
例えば、目皿107の詰まりなどによって洗い場100の排水口103の排水性能が低下し、洗い場100から排水口103に流れる水が溢れた場合には、水流抑制部131を介して、洗い場100の排水口103から浴槽パン200に向けて徐々に水が逆流する。この場合において、浴槽パン200の浴槽載置部210に設けられた凹部211は、浴槽パン200に逆流した水を凹部211自身にとどめることができ、浴槽パン200内での水の拡散を抑制することができる。また、浴槽330の排水口331と、洗い場100の排水口103と、をつなぐ排水管350を凹部211に収めることができる。そのため、浴槽330の排水口103や、排水管350などから水が漏れても、凹部211を通して洗い場100の排水口103に速やかに水を排出することができる。
次に、浴槽パン200の浴槽載置部210に設けられた凹部211について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的斜視図である。
図7は、本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。
図8は、本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的斜視図である。
図9は、本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。
図10は、本実施形態の洗い場および浴槽パンを表す模式的断面図である。
図7(a)は、図6に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。図7(b)は、図6に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。図7(c)は、図6に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。
図9(a)は、図8に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。図9(b)は、図9(a)に表した領域A21を拡大した模式的拡大図である。
図10(a)は、図8に表した切断面F−Fにおける模式的断面図である。図10(b)は、図8に表した切断面G−Gにおける模式的断面図である。図10(c)は、図8に表した切断面H−Hにおける模式的断面図である。
図5(d)に関して前述したように、浴槽パン200の浴槽載置部210には、凹部211が設けられている。図2および図6に表したように、凹部211は、浴槽330の排水口331の下部から切り欠き部109aの底面109bに形成された排水流路130に連通する。図7(a)に表した矢印A3および図10(a)に表した矢印A8のように、凹部211の表面211aは、浴槽330の排水口331の下部から切り欠き部109aの底面109bに形成された排水流路130に向けて下へ傾斜した勾配を有する。これにより、浴槽パン200に逆流した水を洗い場100の排水口103に速やかに排出することができる。
図7(b)に表した矢印A4、図9(a)に表した矢印A5および矢印A6、ならびに図9(b)に表した矢印A7のように、浴槽載置部210の表面213は、両端部(図6および図8に表した例では、蓋材310が設けられた側の両端部)から凹部211に向けて下へ傾斜した勾配を有する。これにより、浴槽載置部210の表面213の水を凹部211に導き、凹部211を介して洗い場100の排水口103に速やかに排出することができる。また、図10(b)に表した矢印A9および図10(c)に表した矢印A11のように、浴槽載置部210の表面213は、浴槽330の排水口331の側から切り欠き部109aの底面109bに形成された排水流路130の側に向けて下へ傾斜した勾配を有する。これにより、浴槽載置部210の表面213の水を排水流路130の側に導くことができる。
図7(c)に表したように、蓋材310の表面311は、洗い場100の表面102と略同一面とされている。これにより、介助者420は、洗い場100と介助用スペース310aとの間をより楽に移動することができ、効率的に介助作業を行うことができる。
図11は、蓋材および浴槽の設置形態を例示する模式的斜視図である。
図11(a)は、浴槽330が浴槽パン200の略中央部に設置された例を表す模式的斜視図である。図11(b)および図11(c)は、浴槽330が浴槽パン200の一端部に設置された例を表す模式的斜視図である。
図1(a)〜図2に関して前述したように、蓋材310が浴槽パン200の一部を覆うことにより、浴槽パン200の上に、浴槽載置部210と、介助用スペース310aと、が形成される。このとき、蓋材310の配置に基づいて、浴槽載置部210および介助用スペース310aの設置形態を変更することができる。
すなわち、図11(a)に表したように、蓋材310を浴槽パン200の両端部に設置すると、浴槽載置部210は、一方の蓋材310と他方の蓋材310との間に形成される。浴槽330は、一方の蓋材310と他方の蓋材310との間に形成された浴槽載置部210の上に載置される。図11(a)に表した例は、図1(a)〜図10(c)に関して前述した浴室10の例と同様である。
図11(b)および図11(c)に表したように、蓋材310を浴槽パン200の一端部に設置すると、浴槽載置部210は、蓋材310と並んで浴槽パン200の他端部に形成される。浴槽330は、蓋材310と並んで浴槽パン200の他端部に形成された浴槽載置部210の上に載置される。例えば、図11(b)および図11(c)に表した例は、図11(a)に表した例の浴室よりも狭い浴室などに利用される。
これによれば、浴槽載置部210の配置を自由に変更することができ、要介助者410の身体特性に応じた位置に浴槽330を配置することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗い場100および浴槽パン200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや浴槽330および蓋材310の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室、 100 洗い場、 101 排水口カバー、 102 表面、 103 排水口、 105 ヘアキャッチャ、 107 目皿、 109 側壁、 109a 切り欠き部、 109b 底面、 110 仕切り、 111 貫通孔、 121 排水トラップ、 123 封水筒、 130 排水流路、 131 水流抑制部、 132 第1の凸部、 133 第2の凸部、 134 第3の凸部、 200 浴槽パン、 210 浴槽載置部、 211 凹部、 211a 表面、 213 表面、 310 蓋材、 310a 介助用スペース、 311 表面、 320 堰部材、 330 浴槽、 331 排水口、 341 第1のエプロン、 342 第2のエプロン、 350 排水管、 351 第1の端部、 353 第2の端部、 380 壁パネル、 381 移乗台、 383 トランスファーボード、 391 手すり、 392 照明、 393 給水装置、 394 鏡、 395 カウンタ、 410 要介助者、 420 介助者、 450 配管

Claims (6)

  1. 浴槽パンのうちの一部が浴槽を載置する浴槽載置部とされてなる浴室であって、
    排水口を有する洗い場と、
    前記洗い場に接続された前記浴槽パンと、
    を備え、
    前記浴槽載置部と前記排水口とを連通し前記浴槽載置部から前記排水口に水を排出可能な排水流路と、
    前記排水流路に設けられ前記排水口から前記浴槽載置部へ向かう水の流れを抑制する水流抑制部と、
    が設けられたことを特徴とする浴室。
  2. 前記排水口からみて前記浴槽パンの側の前記洗い場の側壁が切り取られた切り欠き部に設けられ、前記浴槽の排水口と前記洗い場の前記排水口とを接続する排水管を前記浴槽載置部から上へ離隔した位置に位置決めする貫通孔を有する仕切りをさらに備え、前記仕切りは、前記排水流路を覆い隠すことを特徴とする請求項1記載の浴室。
  3. 前記水流抑制部は、前記排水流路を流れる水の流速を抑えることを特徴とする請求項2記載の浴室。
  4. 前記水流抑制部は、前記排水流路を鉤形に屈曲した流路を有する屈曲流路とすることを特徴とする請求項3記載の浴室。
  5. 前記水流抑制部は、前記排水流路の底面から上へ突出して前記仕切りに近接し前記屈曲流路を形成する凸部を有することを特徴とする請求項4記載の浴室。
  6. 前記浴槽パンは、前記浴槽の前記排水口から前記切り欠き部に連通した凹部であって、表面が前記浴槽の前記排水口から前記切り欠き部に向けて下へ傾斜する勾配を有する凹部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載の浴室。
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