JP2017048535A - 制振ダンパ - Google Patents
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Abstract
【課題】取付けスペースに合せて、より強固かつ安定した状態に軸組材に固定できる制振ダンパを提供する。【解決手段】土台(軸組材)11と柱(軸組材)12との接合部近傍に設置され、土台11に固定して突設される第1板材2と、柱12に固定して突設される第2板材3と、第1板材2と第2板材3との間に充填され、第1板材2と第2板材3とを接合する弾性材料4と、を備える制振ダンパ1において、第1板材2と別体に形成され、第1板材2に固定可能で第1板材2に固定された状態で土台11に固定可能に構成される第1固定部材5A、および、第2板材3と別体に形成され、第2板材3に固定可能で第2板材3に固定された状態で柱12に固定可能に構成される第2固定部材5B、の少なくとも一方を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、制振ダンパに関する。
従来、柱と梁との接合部、柱と土台との接合部などの軸組材どうしの接合部に取付ける制振ダンパが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような制振ダンパは、一方の軸組材に固定された第1板材と、他方の軸組材に固定された第2板材と、第1板材と第2板材との間に充填されて第1板材と第2板材とを接続する弾性材料と、を備えており、弾性材料のせん断変形により地震エネルギーを吸収している。
ところで、軸組材どうしの接合部には、筋かいなどの部材が設置されるため、制振ダンパの取付けスペースが制限されることがある。このため、制振ダンパは、軸組材への固定部分がなるべく小さくなるように設計されている。
しかしながら、制振ダンパの取付けスペースを充分に確保できる場合には、制振ダンパの軸組材への固定部分を拡大し、より強固かつ安定した状態に制振ダンパを軸組材に固定できることが望まれている。
しかしながら、制振ダンパの取付けスペースを充分に確保できる場合には、制振ダンパの軸組材への固定部分を拡大し、より強固かつ安定した状態に制振ダンパを軸組材に固定できることが望まれている。
そこで本発明は、取付けスペースに合せて、より強固かつ安定した状態に軸組材に固定できる制振ダンパを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制振ダンパは、軸組材どうしの接合部近傍に設置され、一方の軸組材に固定して突設される第1板材と、他方の軸組材に固定して突設される第2板材と、前記第1板材と前記第2板材との間に充填され、前記第1板材と前記第2板材とを接合する弾性材料と、を備える制振ダンパにおいて、前記第1板材と別体に形成され、該第1板材に固定可能で該第1板材に固定された状態で前記一方の軸組材に固定可能に構成される第1固定部材、および、前記第2板材と別体に形成され、該第2板材に固定可能で該第2板材に固定された状態で前記他方の軸組材に固定可能に構成される第2固定部材、の少なくとも一方を備えることを特徴とする。
本発明では、第1板材を直接一方の軸組材に固定するとともに、第1板材に固定された状態の第1固定部材を一方の軸組材に固定することにより、第1板材を直接一方の軸組材に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパをより強固かつ安定した状態に一方の軸組材に固定することができる。また、第2板材を直接他方の軸組材に固定するとともに、第2板材に固定された状態の第2固定部材を他方の軸組材に固定することにより、第2板材を直接他方の軸組材に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパをより強固かつ安定した状態に他方の軸組材に固定することができる。
そして、第1固定部材が第1板材と別体に形成され、第2固定部材が第2板材と別体に形成されていることにより、制振ダンパを設置するスペースに合せて第1固定部材および第2固定部材を取り付けるか否かを選択することができる。
そして、第1固定部材が第1板材と別体に形成され、第2固定部材が第2板材と別体に形成されていることにより、制振ダンパを設置するスペースに合せて第1固定部材および第2固定部材を取り付けるか否かを選択することができる。
また、本発明に係る制振ダンパでは、前記第1固定部材は、前記第1板材を挟持するようにして該第1板材に固定されていて、前記第2固定部材は、前記第2板材を挟持するようにして該第2板材に固定されていることが好ましい。
第1固定部材や第2固定部材をボルトやネジなどを用いて直接第1板材や第2板材に固定する場合、第1板材や第2板材にボルトやネジが挿通する孔部を形成する必要があるため、この孔部によって第1板材や第2板材の品質が低下する虞がある。
これに対し、本発明では、第1板材や第2板材に孔部を形成することなく第1固定部材や第2固定部材を第1板材や第2板材を挟むようにして第1板材や第2板材に固定することができる。結果として、第1固定部材や第2固定部材を取り付けない場合であっても、制振ダンパの品質を保持することができ、さらに第1固定部材や第2固定部材を取り付けると制振ダンパをより強固かつ安定した状態に軸組材に固定することができる。
第1固定部材や第2固定部材をボルトやネジなどを用いて直接第1板材や第2板材に固定する場合、第1板材や第2板材にボルトやネジが挿通する孔部を形成する必要があるため、この孔部によって第1板材や第2板材の品質が低下する虞がある。
これに対し、本発明では、第1板材や第2板材に孔部を形成することなく第1固定部材や第2固定部材を第1板材や第2板材を挟むようにして第1板材や第2板材に固定することができる。結果として、第1固定部材や第2固定部材を取り付けない場合であっても、制振ダンパの品質を保持することができ、さらに第1固定部材や第2固定部材を取り付けると制振ダンパをより強固かつ安定した状態に軸組材に固定することができる。
また、本発明に係る制振ダンパでは、前記第1板材は、前記一方の軸組材に固定される第1固定板部と、該第1固定板部から前記他方の軸組材に向かって突出する第1接続板部と、を有し、前記第2板材は、前記他方の軸組材に固定される第2固定板部と、該第2固定板部から前記一方の軸組材に向かって突出する第2接続板部と、を有し、前記第1接続板部と前記第2接続板部とが前記弾性材料によって接合されていて、前記第1固定部材は、前記第1固定板部とともに前記第1接続板部を挟んだ反対側の位置において前記一方の軸組材に固定され、前記第2固定部材は、前記第2固定板部とともに前記第2接続板部を挟んだ反対側の位置において前記他方の軸組材に固定されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、第1板材が第1接続板部を挟んだ両側において第1固定板部および第1固定部材でそれぞれ一方の軸組材に固定され、第2板材が第2接続板部を挟んだ両側において第2固定板部および第2固定部材でそれぞれ他方の軸組材に固定されるため、制振ダンパをより強固かつ安定した状態に軸組材に固定することができる。
このような構成とすることにより、第1板材が第1接続板部を挟んだ両側において第1固定板部および第1固定部材でそれぞれ一方の軸組材に固定され、第2板材が第2接続板部を挟んだ両側において第2固定板部および第2固定部材でそれぞれ他方の軸組材に固定されるため、制振ダンパをより強固かつ安定した状態に軸組材に固定することができる。
本発明によれば、取付けスペースに合せて制振ダンパをより強固かつ安定した状態に軸組材に固定することができる。
以下、本発明の実施形態による制振ダンパについて、図1乃至図7に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による制振ダンパ1は、土台(軸組材)11と柱(
軸組材)12との接合部に取り付けられている。
制振ダンパ1は、土台11に固定される第1板材2と、柱12に固定される第2板材3と、第1板材2と第2板材3との間に充填され第1板材2と第2板材3とを接合している弾性材料4と、第1板材2を固定可能であるとともに第1板材2に固定された状態で土台11に固定される第1固定部材5Aと、第2板材3に固定可能であるとともに第2板材3に固定された状態で柱12に固定される第2固定部材5Bと、を備えている。
図1に示すように、本実施形態による制振ダンパ1は、土台(軸組材)11と柱(
軸組材)12との接合部に取り付けられている。
制振ダンパ1は、土台11に固定される第1板材2と、柱12に固定される第2板材3と、第1板材2と第2板材3との間に充填され第1板材2と第2板材3とを接合している弾性材料4と、第1板材2を固定可能であるとともに第1板材2に固定された状態で土台11に固定される第1固定部材5Aと、第2板材3に固定可能であるとともに第2板材3に固定された状態で柱12に固定される第2固定部材5Bと、を備えている。
ここで、図2に示すように、制振ダンパ1のうち、第1板材2、第2板材3および弾性材料4を合せて制振ダンパ本体10とする。
また、土台11の延在方向を幅方向とし、幅方向に直交する水平方向を奥行き方向として説明する。また、以下の説明における制振ダンパ1の姿勢は、制振ダンパ1が土台11および柱12に取り付けられている際の姿勢とする。
また、土台11の延在方向を幅方向とし、幅方向に直交する水平方向を奥行き方向として説明する。また、以下の説明における制振ダンパ1の姿勢は、制振ダンパ1が土台11および柱12に取り付けられている際の姿勢とする。
図1乃至図4に示すように、第1板材2は、例えばSS400などの鋼板を加工して形成されている。第1板材2は、土台11(図1、図3および図4参照)の上面に固定される第1固定板部21と、第1固定板部21から柱12(図1、図3および図4参照)に向かって斜め上方に突出する第1接続板部22と、を有している。
第1固定板部21は、板面が略長方形となる平板状に形成されている。第1固定板部21は、板面が水平面となり、下面が土台11の上面と当接した状態で土台11に固定されている。第1固定板部21には、第1板材2を土台11に固定するためのボルトやネジなどの固定具(不図示)が挿通可能な複数の孔部23,23…が形成されている。
第1接続板部22は、板面が略台形となる平板状に形成されている。第1接続板部22は、板面が奥行き方向を向く鉛直面となるように配置されている。第1接続板部22には、一方の面の下縁部近傍に奥行き方向の一方側に突出する3つの突出部24,24,24が形成されている。
第1接続板部22は、下縁部が第1固定板部21の奥行き方向の他方側の縁部と接続されている。第1固定板部21の板面と第1接続板部22の板面とは、略直角に交わっている。そして、第1板材2は断面形状が略L字型状となっている。
第1接続板部22の下縁部と第1固定板部21の奥行き方向の他方側の縁部とは、略同じ長さとなるように形成されている。
本実施形態では、第1固定板部21と第1接続板部22とが接合される角部の内側に奥行き方向の一方側に突出する3つの凸部25,25,25が形成されている。
第1接続板部22は、下縁部が第1固定板部21の奥行き方向の他方側の縁部と接続されている。第1固定板部21の板面と第1接続板部22の板面とは、略直角に交わっている。そして、第1板材2は断面形状が略L字型状となっている。
第1接続板部22の下縁部と第1固定板部21の奥行き方向の他方側の縁部とは、略同じ長さとなるように形成されている。
本実施形態では、第1固定板部21と第1接続板部22とが接合される角部の内側に奥行き方向の一方側に突出する3つの凸部25,25,25が形成されている。
第2板材3は、例えばSS400などの鋼板を加工して形成されている。第2板材3は、柱12(図2参照)の側面に固定される第2固定板部31と、第2固定板部31から土台11(図2参照)に向かって斜め下方に突出する第2接続板部32と、を有している。
第2固定板部31は、板面が略長方形となる平板状に形成されている。第2固定板部31は、板面が幅方向を向く鉛直面となり、一方の面が柱12の側面と当接した状態で柱12に固定されている。第2固定板部31には、第2板材3を柱12に固定するためのボルトやネジなどの固定具(不図示)が挿通可能な複数の孔部33,33…が形成されている。
第2接続板部32は、板面が略台形となる平板状に形成されている。第2接続板部32には、一方の面の幅方向一方側の縁部近傍に奥行き方向の一方側に突出する3つの突出部34,34,34が形成されている。
第2接続板部32は、板面が奥行き方向を向く鉛直面となり、幅方向一方側の縁部が第2固定板部31の奥行き方向の他方側の縁部と接続されている。第2固定板部31の板面と第2接続板部32の板面とは、略直角に交わっている。そして、第2板材3は断面形状が略L字型状となっている。
第2接続板部32の幅方向一方側の縁部と、第2固定板部31の奥行き方向他方側の縁部とは略同じ長さとなるように形成されている。
本実施形態では、第2固定板部31と第2接続板部32とが接合される角部の奥行き方向の一方側に突出する3つの凸部35,35,35が形成されている。
第2接続板部32は、板面が奥行き方向を向く鉛直面となり、幅方向一方側の縁部が第2固定板部31の奥行き方向の他方側の縁部と接続されている。第2固定板部31の板面と第2接続板部32の板面とは、略直角に交わっている。そして、第2板材3は断面形状が略L字型状となっている。
第2接続板部32の幅方向一方側の縁部と、第2固定板部31の奥行き方向他方側の縁部とは略同じ長さとなるように形成されている。
本実施形態では、第2固定板部31と第2接続板部32とが接合される角部の奥行き方向の一方側に突出する3つの凸部35,35,35が形成されている。
第1接続板部22と第2接続板部32とは、奥行き方向に隙間をあけて重なるように配置されている。本実施形態では、第1接続板部22が第2接続板部32の奥行き方向の一方側に配置されている。この第1接続板部22と第2接続板部32とが重なる部分の隙間のほぼ全域には、弾性材料4が充填されている。
弾性材料4は、例えば、アクリル系、シリコン系、アスファルト系、ゴム系などの高分子材料を原料とした材料またはそれらの複合材料で構成されている。弾性材料4により第1接続板部22と第2接続板部32とが接合され、これにより第1板材2と第2板材3とが接合されている。
弾性材料4は、例えば、アクリル系、シリコン系、アスファルト系、ゴム系などの高分子材料を原料とした材料またはそれらの複合材料で構成されている。弾性材料4により第1接続板部22と第2接続板部32とが接合され、これにより第1板材2と第2板材3とが接合されている。
図1、図3および図4に示すように、第1固定部材5Aは、土台11に固定される固定部51と、固定部51と連結されて固定部51とともに第1板材2を挟持するように第1板材2に固定される連結部52と、固定部51と連結部52との間に配置される第1介在板53および第2介在板54と、を有している。固定部51、連結部52、第1介在板53および第2介在板54は、それぞれ例えばSS400などの鋼板を加工して形成されている。
図1、図3および図5に示すように、固定部51は、土台11(図1および図3参照)の上面に固定される平板状の固定板部511と、固定板部511に接続され固定板部511の一方の面側に略直角に突出する平板状の突出板部512と、を有している。固定板部511は、板面が水平面となり下面が土台11の上面と当接した状態で土台11に固定されている。突出板部512は、固定板部511が土台11に固定されると、板面が鉛直面となる。
固定板部511は、第1板材2の第1固定板部21と略同じ板面が幅方向に長い略長方形の板状に形成されている。固定板部511には、第1固定部材5Aを土台11に固定するためのボルトやネジなどの固定具(不図示)が挿通可能な複数の孔部513,513…が形成されている。
突出板部512は、平板状の部材で、板面が幅方向に長い略長方形の上側の2つの角部がそれぞれ切除された形状に形成されている。固定部51は、突出板部512の下縁部が固定板部511の奥行き方向一方側の縁部と接続されていて、断面形状が略L字型状となっている。
突出板部512は、固定板部511よりも幅方向の寸法が長くなるように形成されていて、突出板部512の幅方向の両端部がそれぞれ固定板部511の幅方向の両端部よりも幅方向の外側に配置されている。
突出板部512は、固定板部511よりも幅方向の寸法が長くなるように形成されていて、突出板部512の幅方向の両端部がそれぞれ固定板部511の幅方向の両端部よりも幅方向の外側に配置されている。
突出板部512の幅方向の両端部近傍には、連結部52と連結するためのボルトやビスなどの固定具55(図1および図3参照)が挿通される孔部514がそれぞれ形成されている。本実施形態では、突出板部512の幅方向の一方側の端部近傍には1つの孔部514が形成され、幅方向の他方側の端部近傍には2つの孔部514,514が形成されている。ここで、突出板部512のうちの1つの孔部514が形成されている一方側の端部近傍の領域(図3および図5の破線L1よりも幅方向一方側の領域)を第1固定具挿通部515aとし、2つの孔部514,514が形成されている他方側の端部近傍の領域(図5の破線L2よりも幅方向他方側の領域)を第2固定具挿通部515bとする。
図1、図4および図5に示すように、連結部52は、板面の外形が固定部51の突出板部512の板面の外形と略同じ板状に形成されている。連結部52は、突出板部512と対向し、板面が奥行き方向を向く鉛直面となった姿勢で固定部51と連結される。
連結部52の幅方向の両端部近傍には、固定部51と連結するためのボルトやビスなどの固定具55(図1および図4参照)が挿通される孔部521がそれぞれ形成されている。本実施形態では、連結部52の幅方向の一方側の端部近傍には1つの孔部521が形成され、幅方向の他方側の端部近傍には2つの孔部521,521が形成されている。ここで、連結部52のうちの1つの孔部521が形成されている一方側の端部近傍の領域(図4および図5の破線L3よりも幅方向一方側の領域)を第3固定具挿通部522aとし、孔部521,521が形成されている他方側の端部近傍の領域(図4および図5の破線L4よりも幅方向他方側の領域)を第4固定具挿通部522bとする。
連結部52の幅方向の両端部近傍には、固定部51と連結するためのボルトやビスなどの固定具55(図1および図4参照)が挿通される孔部521がそれぞれ形成されている。本実施形態では、連結部52の幅方向の一方側の端部近傍には1つの孔部521が形成され、幅方向の他方側の端部近傍には2つの孔部521,521が形成されている。ここで、連結部52のうちの1つの孔部521が形成されている一方側の端部近傍の領域(図4および図5の破線L3よりも幅方向一方側の領域)を第3固定具挿通部522aとし、孔部521,521が形成されている他方側の端部近傍の領域(図4および図5の破線L4よりも幅方向他方側の領域)を第4固定具挿通部522bとする。
連結部52は、幅方向の中間部が両端部側よりも奥行き方向の一方側に突出していて、幅方向の中間部に奥行き方向の一方側に凹んだ凹部523が形成されている。この凹部523は、第3固定具挿通部522aと第4固定具挿通部522bとの間に、第3固定具挿通部522aおよび第4固定具挿通部522bそれぞれと幅方向に間隔をあけて形成されている。
また、連結部52の下縁部には、板面を貫通するとともに下方に開口する3つの切欠き部524,524,524が幅方向に間隔をあけて形成されている。
また、連結部52の下縁部には、板面を貫通するとともに下方に開口する3つの切欠き部524,524,524が幅方向に間隔をあけて形成されている。
図1および図5に示すように、第1介在板53および第2介在板54は、第1板材2の第1接続板部22と同じ厚さの平板状に形成されている。第1介在板53は、第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の一方側に配置され、第2介在板54は、第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の他方側に配置される。
第1介在板53は、板面が突出板部512の第1固定具挿通部515aと略同じ板面に形成されている。第1介在板53には、固定部51と連結部52とを連結するネジやボルトなどの固定具55が挿通される孔部531が1つ形成されている。
第2介在板54は、板面が突出板部512の第2固定具挿通部515bと略同じ板面に形成されている。第2介在板54には、固定部51と連結部52とを連結するネジやボルトなどの固定具55が挿通される孔部531が2つ形成されている。
第1介在板53は、板面が突出板部512の第1固定具挿通部515aと略同じ板面に形成されている。第1介在板53には、固定部51と連結部52とを連結するネジやボルトなどの固定具55が挿通される孔部531が1つ形成されている。
第2介在板54は、板面が突出板部512の第2固定具挿通部515bと略同じ板面に形成されている。第2介在板54には、固定部51と連結部52とを連結するネジやボルトなどの固定具55が挿通される孔部531が2つ形成されている。
次に、第1固定部材5Aの制振ダンパ本体10への固定方法について説明する。
まず、固定部51を第1板材2の第1接続板部22の奥行き方向の他方側に配置するとともに、連結部52を第1板材2の第1固定板部21の上側で第1接続板部22の奥行き方向の一方側に配置する。また、第1介在板53を第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の一方側に配置し、第2介在板54を第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の他方側に配置する。
まず、固定部51を第1板材2の第1接続板部22の奥行き方向の他方側に配置するとともに、連結部52を第1板材2の第1固定板部21の上側で第1接続板部22の奥行き方向の一方側に配置する。また、第1介在板53を第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の一方側に配置し、第2介在板54を第1接続板部22の下端部近傍の幅方向の他方側に配置する。
このとき、固定部51の固定板部511の下面(土台11と当接される面)と第1固定板部21の下面(土台11と当接される面)とを面一とするとともに、固定部51の突出板部512と第1接続板部22とを面接触させる。突出板部512の第1固定具挿通部515aおよび第2固定具挿通部515bをそれぞれ第1接続板部22よりも幅方向の外側に配置させる。そして、第1固定具挿通部515aと第1介在板53とを面接触させ、第2固定具挿通部515bと第2介在板54とを面接触させる。
また、連結部52の凹部523に第1接続板部22に形成された3つの突出部24,24,24を配置するとともに、連結部52の3つの切欠き部524,524,524それぞれに第1接続板部22に形成された凸部25,25,25を配置する。そして、連結部52のうちの凹部523と第3固定具挿通部522aとの間の部分、および凹部523と第4固定具挿通部522bとの間の部分を第1接続板部22と面接触させる。連結部52の第3固定具挿通部522aおよび第4固定具挿通部522bをそれぞれ第1接続板部22よりも幅方向の外側に配置させる。そして、第3固定具挿通部522aと第1介在板53とを面接触させ、第4固定具挿通部522bと第2介在板54とを面接触させる。
このようにすることにより、突出板部512の第1固定具挿通部515aと、第1介在板53と、連結部52の第3固定具挿通部522aと、が奥行き方向に重なり、それぞれの孔部514,531,521が連通する。そして、これらの孔部514,531,521に固定具55を挿通し締結する。また、突出板部512の第2固定具挿通部515bと、第2介在板54と、連結部52の第4固定具挿通部522bと、が奥行き方向に重なり、それぞれの孔部514,531,521が連通する。そして、これらの孔部514,531,521に固定具55を挿通し締結する。
以上のように、固定部51と連結部52とが第1接続板部22と当接し、第1接続板部22を挟持することで、第1固定部材5Aが第1板材2に固定される。
なお、第1板材2への第1固定部材5Aを固定する際には、土台11に固定されていない状態の第1板材2へ第1固定部材5Aを固定することが好ましい。
なお、第1板材2への第1固定部材5Aを固定する際には、土台11に固定されていない状態の第1板材2へ第1固定部材5Aを固定することが好ましい。
第2固定部材5Bは、土台11に固定される姿勢の第1固定部材5Aを幅方向に反転させた形状と略同じ形状に形成されている。第2固定部材5Bは、第1固定部材5Aと同様に固定部51、連結部52、第1介在板53および第2介在板54を有している。
第2固定部材5Bは、固定部51の固定板部511が、板面が幅方向を向く鉛直面となる向きで柱12の幅方向他方側の面に固定され、突出板部512および連結部52が、それぞれの板面が奥行き方向を向く鉛直面となる向きに配置されている。
第2固定部材5Bは、突出板部512と連結部52とが第2板材3の第2接続板部32を挟持することで、第2板材3に固定される。
第2固定部材5Bは、第1固定部材5Aを幅方向に反転させた形状であること、第1固定部材5Aとは取付け向きが異なること、固定板部511が柱12に固定されること以外は同様であるため、第2固定部材5Bの詳細については説明を省略する。
第2固定部材5Bは、固定部51の固定板部511が、板面が幅方向を向く鉛直面となる向きで柱12の幅方向他方側の面に固定され、突出板部512および連結部52が、それぞれの板面が奥行き方向を向く鉛直面となる向きに配置されている。
第2固定部材5Bは、突出板部512と連結部52とが第2板材3の第2接続板部32を挟持することで、第2板材3に固定される。
第2固定部材5Bは、第1固定部材5Aを幅方向に反転させた形状であること、第1固定部材5Aとは取付け向きが異なること、固定板部511が柱12に固定されること以外は同様であるため、第2固定部材5Bの詳細については説明を省略する。
次に、制振ダンパ1の土台11および柱12の接合部への取り付け方法について説明する。
なお、本実施形態による制振ダンパ1は、制振ダンパ本体10のみを土台11および柱12に固定したとしても、所定の制振性能を満たすように設計されている。
なお、本実施形態による制振ダンパ1は、制振ダンパ本体10のみを土台11および柱12に固定したとしても、所定の制振性能を満たすように設計されている。
制振ダンパ1を取り付けるスペースが、制振ダンパ本体10とともに第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bの両方を取り付け可能な大きさである場合は、制振ダンパ本体10に第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bが固定された制振ダンパ1をこのスペースに取り付ける。
制振ダンパ本体10に第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bを固定した形態の制振ダンパ1を取り付けるには、第1板材2の第1固定板部21および第1固定部材5Aの固定板部511それぞれの下面を土台11の上面と当接させるとともに、第2板材3の第2固定板部31および第2固定部材5Bの固定板部511それぞれの幅方向一方側の面を柱12の側面と当接させる。
制振ダンパ本体10に第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bを固定した形態の制振ダンパ1を取り付けるには、第1板材2の第1固定板部21および第1固定部材5Aの固定板部511それぞれの下面を土台11の上面と当接させるとともに、第2板材3の第2固定板部31および第2固定部材5Bの固定板部511それぞれの幅方向一方側の面を柱12の側面と当接させる。
そして、この状態で、第1板材2の第1固定板部21を孔部23,23…に挿通された固定具(不図示)で土台11に固定し、第1固定部材5Aの固定板部511を孔部513,513…に挿通された固定具(不図示)で土台11に固定する。また、第2板材3の第2固定板部31を孔部33,33…に挿通された固定具(不図示)で柱12に固定し、第2固定部材5Bの固定板部511を孔部513,513…に挿通された固定具(不図示)で柱12に固定する。
このようにして制振ダンパ1が土台11および柱12の接合部へ取り付けられる。
このようにして制振ダンパ1が土台11および柱12の接合部へ取り付けられる。
また、制振ダンパ1を取り付けるスペースに筋違(不図示)などが設けられており、制振ダンパ1を取り付けるスペースが制振ダンパ本体10とともに第1固定部材5Aのみを取り付け可能な大きさである場合は、図6に示すように、制振ダンパ本体10に第1固定部材5Aが固定された制振ダンパ1をこのスペースに取り付ける。
また、制振ダンパ1を取り付けるスペースが、制振ダンパ本体10とともに第2固定部材5Bのみを取り付け可能な大きさである場合は、制振ダンパ本体10に第2固定部材5Bが固定された制振ダンパ1をこのスペースに取り付ける。
また、制振ダンパ1を取り付けるスペースが、制振ダンパ本体10のみを取り付け可能な大きさである場合は、このスペースに制振ダンパ本体10のみで構成された制振ダンパ1を取り付ける。
また、制振ダンパ1を取り付けるスペースが、制振ダンパ本体10とともに第2固定部材5Bのみを取り付け可能な大きさである場合は、制振ダンパ本体10に第2固定部材5Bが固定された制振ダンパ1をこのスペースに取り付ける。
また、制振ダンパ1を取り付けるスペースが、制振ダンパ本体10のみを取り付け可能な大きさである場合は、このスペースに制振ダンパ本体10のみで構成された制振ダンパ1を取り付ける。
続いて、土台11および柱12の接合部への取り付けられた制振ダンパ1の制振ダンパ本体10と第1固定部材5Aとの位置ずれ防止機構について説明する。
図5に示すように、第2介在板54には、下側かつ幅方向の一方側を向き幅方向の一方側から他方側に向かって漸次下側に延びる第1端面541と、幅方向の一方側を向き第1端面の下端部から下側に延びる第2端面542と、下方向を向き第2端面の下端部から幅方向の他方側に伸びる第3端面543が形成されている。
第2介在板54は、固定部51および連結部52とともに第1板材2(図1参照)に固定されると、図7に示すように、第1端面541が第1板材2の第1接続板部22の幅方向他方側の下端部近傍の端面22aと当接し、第2端面542が第1板材2の第1固定板部21と第1接続板部22との接続部分の幅方向他方側の端面22bと当接し、第3端面543が土台11(図1参照)の上面と当接する。
図5に示すように、第2介在板54には、下側かつ幅方向の一方側を向き幅方向の一方側から他方側に向かって漸次下側に延びる第1端面541と、幅方向の一方側を向き第1端面の下端部から下側に延びる第2端面542と、下方向を向き第2端面の下端部から幅方向の他方側に伸びる第3端面543が形成されている。
第2介在板54は、固定部51および連結部52とともに第1板材2(図1参照)に固定されると、図7に示すように、第1端面541が第1板材2の第1接続板部22の幅方向他方側の下端部近傍の端面22aと当接し、第2端面542が第1板材2の第1固定板部21と第1接続板部22との接続部分の幅方向他方側の端面22bと当接し、第3端面543が土台11(図1参照)の上面と当接する。
そして、第2介在板54は、固定部51および連結部52とともに第1板材2に固定された状態で、第1接続板部22の幅方向他方側の端面に沿うように上側に向かって漸次幅方向の一方側に向かう斜め方向(図7の矢印Cの方向)に第1板材2に対して相対移動しようしても、第2端面542が第1板材2の第1固定板部21と第1接続板部22との接続部分の幅方向他方側の端面22bに引っ掛かり、この斜め方向の移動が拘束されることになる。
これにより、第1板材2(制振ダンパ本体10(図1参照))と第1固定部材5Aとが位置ずれすることが防止される。
同様に、図1に示す制振ダンパ本体10(第2板材3)と第2固定部材5Bとの位置ずれについても、第2介在板54によって防止される。
これにより、第1板材2(制振ダンパ本体10(図1参照))と第1固定部材5Aとが位置ずれすることが防止される。
同様に、図1に示す制振ダンパ本体10(第2板材3)と第2固定部材5Bとの位置ずれについても、第2介在板54によって防止される。
次に、上述した本実施形態による制振ダンパ1の作用・効果について図面を用いて説明する。
上述した本実施形態による制振ダンパ1では、第1板材2を直接土台11に固定するとともに、第1板材2に固定された状態の第1固定部材5Aを土台11に固定することにより、第1板材2を直接土台11に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に土台11に固定することができる。また、第2板材3を直接柱12に固定するとともに、第2板材3に固定された状態の第2固定部材5Bを柱12に固定することにより、第2板材3を直接柱12に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に柱12に固定することができる。
そして、第1固定部材5Aが第1板材2と別体に形成され、第2固定部材5Bが第2板材3と別体に形成されていることにより、制振ダンパ1を設置するスペースに合せて、第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bを取り付けるか否かを選択することができる。これにより、取付けスペースに合せて、より強固かつ安定した状態に制振ダンパ1を土台11や柱12に固定できる
上述した本実施形態による制振ダンパ1では、第1板材2を直接土台11に固定するとともに、第1板材2に固定された状態の第1固定部材5Aを土台11に固定することにより、第1板材2を直接土台11に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に土台11に固定することができる。また、第2板材3を直接柱12に固定するとともに、第2板材3に固定された状態の第2固定部材5Bを柱12に固定することにより、第2板材3を直接柱12に固定しただけの場合と比べて、制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に柱12に固定することができる。
そして、第1固定部材5Aが第1板材2と別体に形成され、第2固定部材5Bが第2板材3と別体に形成されていることにより、制振ダンパ1を設置するスペースに合せて、第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bを取り付けるか否かを選択することができる。これにより、取付けスペースに合せて、より強固かつ安定した状態に制振ダンパ1を土台11や柱12に固定できる
また、第1固定部材5Aや第2固定部材5Bをボルトやネジなどを用いて直接第1板材2や第2板材3に固定する場合、第1板材2や第2板材3にボルトやネジが挿通する孔部を形成する必要があるため、この孔部によって第1板材2や第2板材3の品質が低下する虞がある。
これに対し、本実施形態では、第1板材2や第2板材3に孔部を形成することなく第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを第1板材2の第1接続板部22や第2板材3の第2接続板部32を挟むようにして第1板材2や第2板材3に固定することができる。結果として、第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを取り付けない場合であっても、制振ダンパ1の品質を保持することができ、さらに第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを取り付けると制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に土台11と柱12の接合部に固定することができる。
これに対し、本実施形態では、第1板材2や第2板材3に孔部を形成することなく第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを第1板材2の第1接続板部22や第2板材3の第2接続板部32を挟むようにして第1板材2や第2板材3に固定することができる。結果として、第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを取り付けない場合であっても、制振ダンパ1の品質を保持することができ、さらに第1固定部材5Aや第2固定部材5Bを取り付けると制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に土台11と柱12の接合部に固定することができる。
また、第1板材2が第1接続板部22を挟んだ両側において第1板材2の第1固定板部21および第1固定部材5Aでそれぞれ土台11に固定され、第2板材3が第2接続板部32を挟んだ両側において第2板材3の第2固定板部31および第2固定部材5Bでそれぞれ柱12に固定されるため、制振ダンパ1をより強固かつ安定した状態に土台11と柱12の接合部に固定することができる。
以上、本発明による制振ダンパ1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、制振ダンパ1は、土台11と柱12との接合部に取り付けられているが、梁と柱12との接合部や、梁どうしの接合部などに取り付けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1固定部材5Aは、第1板材2を挟むことで第1板材2に固定されていて、第2固定部材5Bは、第2板材3を挟むことで第2板材3に固定されているが、第1固定部材5Aや第2固定部材5Bが第1板材2や第2板材3にボルトやネジなどの固定具で直接固定されていてもよい。
また、各部材のボルトやネジなどの固定具が挿通される孔部の数や形状は適宜設定されてよい。
例えば、上記の実施形態では、制振ダンパ1は、土台11と柱12との接合部に取り付けられているが、梁と柱12との接合部や、梁どうしの接合部などに取り付けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1固定部材5Aは、第1板材2を挟むことで第1板材2に固定されていて、第2固定部材5Bは、第2板材3を挟むことで第2板材3に固定されているが、第1固定部材5Aや第2固定部材5Bが第1板材2や第2板材3にボルトやネジなどの固定具で直接固定されていてもよい。
また、各部材のボルトやネジなどの固定具が挿通される孔部の数や形状は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、第1固定板部21と第1固定部材5Aとが第1接続板部22を挟み、第2固定板部31と第2固定部材5Bとが第2接続板部32を挟むように配置されているが、第1固定板部21および第1固定部材5Aの配置や、第2固定板部31および第2固定部材5Bの配置は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態において、第2固定部材5Bは、第1固定部材5Aを幅方向に反転し取付け向きを変えた形態であるが、第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bが同じ形態に形成されていてもよいし、異なる形態に形成されていてもよい。
また、上記の実施形態において、第2固定部材5Bは、第1固定部材5Aを幅方向に反転し取付け向きを変えた形態であるが、第1固定部材5Aおよび第2固定部材5Bが同じ形態に形成されていてもよいし、異なる形態に形成されていてもよい。
1 制振ダンパ
2 第1板材
3 第2板材
4 弾性材料
5A 第1固定部材
5B 第2固定部材
11 土台(軸組材)
12 柱(軸組材)
21 第1固定板部
22 第1接続板部
31 第2固定板部
32 第2接続板部
2 第1板材
3 第2板材
4 弾性材料
5A 第1固定部材
5B 第2固定部材
11 土台(軸組材)
12 柱(軸組材)
21 第1固定板部
22 第1接続板部
31 第2固定板部
32 第2接続板部
Claims (3)
- 軸組材どうしの接合部近傍に設置され、
一方の軸組材に固定して突設される第1板材と、
他方の軸組材に固定して突設される第2板材と、
前記第1板材と前記第2板材との間に充填され、前記第1板材と前記第2板材とを接合する弾性材料と、を備える制振ダンパにおいて、
前記第1板材と別体に形成され、該第1板材に固定可能で該第1板材に固定された状態で前記一方の軸組材に固定可能に構成される第1固定部材と、および、
前記第2板材と別体に形成され、該第2板材に固定可能で該第2板材に固定された状態で前記他方の軸組材に固定可能に構成される第2固定部材、の少なくとも一方を備えることを特徴とする制振ダンパ。 - 前記第1固定部材は、前記第1板材を挟持するようにして該第1板材に固定されていて、
前記第2固定部材は、前記第2板材を挟持するようにして該第2板材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の制振ダンパ。 - 前記第1板材は、前記一方の軸組材に固定される第1固定板部と、該第1固定板部から前記他方の軸組材に向かって突出する第1接続板部と、を有し、
前記第2板材は、前記他方の軸組材に固定される第2固定板部と、該第2固定板部から前記一方の軸組材に向かって突出する第2接続板部と、を有し、
前記第1接続板部と前記第2接続板部とが前記弾性材料によって接合されていて、
前記第1固定部材は、前記第1固定板部とともに前記第1接続板部を挟んだ反対側の位置において前記一方の軸組材に固定され、
前記第2固定部材は、前記第2固定板部とともに前記第2接続板部を挟んだ反対側の位置において前記他方の軸組材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制振ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015170744A JP2017048535A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 制振ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017048535A true JP2017048535A (ja) | 2017-03-09 |
Family
ID=58279198
Family Applications (1)
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JP2015170744A Pending JP2017048535A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | 制振ダンパ |
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Country | Link |
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-
2015
- 2015-08-31 JP JP2015170744A patent/JP2017048535A/ja active Pending
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