JP6196455B2 - 外壁構造 - Google Patents

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Description

この発明は、建物の柱梁からなる構造躯体にカーテンウォール形式で外壁パネルを固定できる外壁構造に関する。
特許文献1には、外壁パネルを柱梁からなる構造躯体の内部に配置し、上記外壁パネルのフレームを柱梁に固定する外壁構造が開示されている。
特開平10−072886号公報
しかしながら、上記特許文献1の外壁構造では、躯体が層間変形した際に、外壁パネルに力がかかり、場合によっては外壁パネルが損傷することがある。また、外壁面材をフレームに取り付けた構造の外壁パネルに用いられるものであり、上記フレームを用いない外壁パネルに対応できていない。
この発明は、上記の事情に鑑み、フレームを用いない外壁パネルの取り付けに好適であり、躯体が層間変形した際に、上記外壁パネルにせん断力がかからないようにできる外壁構造を提供することを課題とする。
この発明の外壁構造は、上記の課題を解決するために、柱と梁で構成される構造躯体の屋外側に外壁パネルが固定されるカーテンウォール形式の外壁構造であって、上記外壁パネルの裏面に対向する板部を有した取合いプレートが上記構造躯体に固定されており、上記板部の屋内側の面と上記外壁パネルの裏面とに接するクリップ部材が上記外壁パネルの裏面に締結されることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記取合いプレートの板部の屋内側の面と上記外壁パネルの裏面とに接するクリップ部材が上記外壁パネルの裏面に締結されることで当該外壁パネルの面外方向の保持と水平荷重による面内方向の摺動が行われる。これにより、フレームを用いない外壁パネルの取り付けに好適となり、躯体が層間変形した際に上記外壁パネルにせん断力がかからないようにできる。
上記取合いプレートのうち、柱の上部と梁との接続箇所に設けられる取合いプレートには、受け部が形成されており、当該取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、上記柱の上の階の外壁パネルの下部および上記柱の階の外壁パネルの上部がそれぞれ保持されるとともに、上記受け部によって上記柱の上の階の外壁パネルの重量が受け止められるようにしてもよい。これによれば、上下左右4枚の外壁パネルの角部4箇所の保持を1個の取合いプレートで行うことができる。また、上側の2枚の外壁パネルの重量の受け止めを上記1個の取合いプレートで行うことができる。
上記取合いプレートのうち、柱の上部と最上階の梁との接合箇所に設けられる取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、上記柱の階の外壁パネルの上部が保持されてもよい。
上記取合いプレートのうち、上記基礎上の柱の下部側に設けられた取合いプレートには受け部が形成されており、当該取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、1階の外壁パネルの上部が保持されるとともに、上記受け部を介して上記1階の外壁パネルの重量が上記基礎に伝達されるようにしてもよい。
上記基礎上に設けられた上記取合いプレートには、高さ調整部材が設けられているとともに、上記基礎上の柱の下部側と上記取合いプレートとの連結位置が上下方向に調節可能であるようにしてもよい。
上記高さ調整部材が水平方向に間隔をおいて2箇所設けられていてもよい。これによれば、上記2箇所で高さ調整が行えるので、隣り合う外壁パネルの高さ調節を同時的に行うことができる。
上記柱が無い箇所にも上記取合いプレートが設けられ、上記クリップ部材によって上記外壁パネルが保持されることを特徴とする。これによれば、柱が有る箇所と柱が無い箇所での外壁パネルの取付作業は、上記取合いプレートに上記クリップ部材を取り付けるという同質の作業で行えるようになる。
本発明の外壁構造であれば、フレームを用いない外壁パネルの取り付けに好適であり、躯体が層間変形した際に、上記外壁パネルにせん断力がかからないようにできるという効果を奏する。
本発明の実施形態の外壁構造の概略構造を示した説明図である。 同図(A)は、図1の外壁構造の基礎部分の側面視の説明図であり、同図(B)は第1基礎上部材と取合いプレートを拡大して示した説明図である。 図1の外壁構造の基礎部分の拡大説明図である。 図1の外壁構造の階間部分の側面視の説明図である。 同図(A)は、図1の外壁構造の階間部分の拡大説明図であり、同図(B)は第1取付部材と取合いプレートを拡大して示した説明図である。 図1の外壁構造の2階上部の側面視の説明図である。 同図(A)は、図1の外壁構造の2階上部の拡大説明図であり、同図(B)は第1取付部材と取合いプレートを拡大して示した説明図である。 図1の外壁構造の水平荷重付加時の動作を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す外壁構造例では、柱2は1P(P=910mm)或いは2P間隔で配置されており、外壁パネル1についても横幅が1P或いは2Pに対応したものが配置される。また、上記外壁パネル1としては、フレームを有しない構成のプレキャスト(Pca)コンクリートパネル、押出成形セメント板(ECP:Extruded Cement Panel)、軽量気泡コンクリート板(ALC:Autoclaved Light Weight Concrete)等が用いられる。
図2(A)、図2(B)および図3に示しているように、建物基礎4上には上記柱2を上記建物基礎4に連結する第1基礎上部材21が設けられている。上記建物基礎4上にはアンカーボルト4aの上端部が突出しており、このアンカーボルト4aを用いて上記第1基礎上部材21が上記建物基礎4に固定される。また、上記第1基礎上部材21の柱状部分は例えば横断面コ字形状を有している。
上記第1基礎上部材21の屋外側の面に取合いプレート44が取り付けられている。この取合いプレート44は、水平板部44aと、この水平板部44a上に立設された垂直板部(板部)44bとからなる。上記垂直板部44bは、上記外壁パネル1の裏面に対向する第1部位と上記第1基礎上部材21に対向する第2部位とを有している。上記垂直板部44bの上記第1部位は上記水平板部44aの屋外側縁よりも屋内側に位置しており、この水平板部44aの屋外側縁部の箇所(受け部)で上記外壁パネル1の下面を受け止めるようにしている。なお、上記第1部位と上記第2部位とで閉空間が形成されていてもよいし、上記第1部位の中央部分を無くして開空間を形成するようにしてもよい。
また、上記垂直板部44bの上記第1部位よりも屋内側に位置する上記水平板部44aの箇所には、ボルト挿通孔が水平方向に間隔をおいて2箇所形成されており、各ボルト挿通孔に高さ調整ボルト41が頭部を下に向けて通されている。上記高さ調整ボルト41による上記取合いプレート44の高さ調整のために、当該高さ調整ボルト41に螺合されたナットで上記取合いプレート44の下面を受けるようにしてもよいし、上記取合いプレート44に溶接したナットに上記高さ調整ボルト41を螺合させるようにしてもよい。上記取合いプレート44の高さ調整をすることにより、外壁パネル1の高さ調整が行われる。
また、上記垂直板部44bの上記第2部位には、1個のボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿通孔に1本のボルト42が通される。このボルト挿通孔は、上記取合いプレート44の高さ調整を考慮して、縦に長い長穴とすることができる。そして、上記1本のボルト42は、上記2箇所のボルト挿通孔の間(隣り合うボルト41の間)の中間位置であって上記水平板部44aよりも上方の位置に設けられている。上記ボルト42が上記第1基礎上部材21に締結されることで、上記取合いプレート44は上記第1基礎上部材21に固定されるが、この固定前において、上記取合いプレート44は、上記第1基礎上部材21に設けられた上記1本のボルト42を中心に水平軸回りに回動することが可能である。
上記垂直板部44bの上端側には、Zクリップ(クリップ部材)12が設けられる。具体的には、上記Zクリップ12の第1の板部が上記外壁パネル1の裏面に接し、第2の板部が上記垂直板部44bの屋内側の面に接している。そして、上記第1の板部に形成されたボルト挿通孔にボルト13が通され、上記外壁パネル1の裏面に埋め込まれているナット部14に上記ボルト13が螺合される。
上記1個の取合いプレート44に、左右配置の2枚の外壁パネル1がその側面を近接させて配置され、一方の外壁パネル1の右側面部と他方の外壁パネル1の左側面部が上記1個の取合いプレート44に支持される。
上記柱2が無い箇所でも、上記建物基礎4上にアンカーボルト4aの上端部が突出しており、このアンカーボルト4aを用いて第2基礎上部材47が上記建物基礎4に固定されている。この実施形態では、上記第2基礎上部材47は、上記第1基礎上部材21と同一の構造を有している。そして、上記第2基礎上部材47にも上記取合いプレート44が設けられる。1枚の外壁パネル1について見れば、当該外壁パネル1の下部における左右の一方側は上記柱2が有る箇所の上記第1基礎上部材21に設けられた上記取合いプレート44によって支持され、他方側は上記柱2が無い箇所の上記第2基礎上部材47に設けられた上記取合いプレート44によって支持されることになる。
また、上記柱2が無い箇所に設けられた上記取合いプレート44の垂直板部44bの上端側にも上記Zクリップ12が設けられる。この場合も、上記Zクリップ12は、第1の板部が上記外壁パネル1の裏面に接し、第2の面が上記取合いプレート44の上記垂直板部44bの屋内側の面に接して設けられる。そして、上記第1の板部に形成されたボルト挿通孔にボルト13が通され、上記外壁パネル1の裏面に埋め込まれているナット部14に上記ボルト13が螺合される。上記Zクリップ12の向きについては、この実施形態では、上記第1の板部と上記第2の面の並びが縦方向となるように統一されているが、横方向に統一させることもできる。
また、図4および図5に示したように、上記柱2の上部と2階の梁3とを接合する接合部材22に設けられた第1取付部材23にはボルト挿通孔が水平方向に間隔をおいて2箇所形成されており、上記ボルト挿通孔に通した固定ボルト24によって上記第1取付部材23に取合いプレート35が取り付けられている。
上記取合いプレート35は、水平板部(受け部)35aと垂直板部(板部)35bとからなる。上記垂直板部35bは、上記外壁パネル1の裏面に対向する第1部位と上記第1取付部材23に対向する第2部位とを有する。上記水平板部35aは上記垂直板部35bの上記第1部位から屋外方向に突出しており、この水平板部35aによって2階側の外壁パネル1の下面が受け止められる。
また、上記垂直板部35bの上記第2部位には、ボルト挿通孔が水平方向に間隔をおいて2箇所形成されており、各ボルト挿通孔に上記固定ボルト24が通される。
上記垂直板部35bの下端側には、上記Zクリップ12が設けられる。具体的には、上記Zクリップ12の第1の板部は1階側の外壁パネル1の裏面上部側に接し、第2の板部が上記垂直板部35bの屋内側の面に接している。そして、上記第1の板部に形成されたボルト挿通孔にボルト13が通され、上記外壁パネル1の裏面に埋め込まれているナット部14に上記ボルト13が螺合される。
さらに、上記取合いプレート35の上記垂直板部35bの上端側にも、上記Zクリップ12が設けられる。具体的には、上記Zクリップ12の第1の板部は2階側の外壁パネル1の裏面下部側に接し、第2の板部が上記垂直板部35bの屋内側の面に接している。そして、上記第1の板部に形成されたボルト挿通孔にボルト13が通され、上記2階側の外壁パネル1の裏面に埋め込まれているナット部14に上記ボルト13が螺合される。
上記1個の上記取合いプレート35に上下左右4枚の外壁パネル1が縁を近接させて配置されており、1階側の2枚の外壁パネル1の上部において、一方の外壁パネル1の上部の右側面部と他方の外壁パネル1の上部の左側面部が当該1個の取合いプレート35に固定され、2階側の2枚の外壁パネル1の下部において、一方の外壁パネル1の上部の右側面部と他方の外壁パネル1の上部の左側面部が当該1個の取合いプレート35に固定される。
上記柱2が無い箇所には、接合部材22Aが設けられている。この接合部材22Aは、この実施形態では、上記接合部材22と同一の構造を有し、上記梁3の下面に固定される。そして、上記接合部材22Aには第2取付部材23Aが取り付けられている。上記第2取付部材23Aは、この実施形態では、上記第1取付部材23と同一の構造を有し、上記柱2が無い箇所において上記取合いプレート35を支持することができる。
1階側の1枚の外壁パネル1について見れば、当該外壁パネル1の一方縁側の上部は上記柱2が有る箇所の上記接合部材22の上記第1取付部材23に取り付けられた上記取合いプレート35で支持され、他方縁側の上部は上記柱2が無い箇所の上記接合部材22Aの上記第2取付部材23Aに設けられた上記取合いプレート35で支持される。また、上記柱2が無い箇所に設けられた上記取合いプレート35の垂直板部35bの下端側に上記Zクリップ12が設けられる。この場合も、上記Zクリップ12は、第1の板部が上記1階側の外壁パネル1の裏面に接し、第2の面が上記取合いプレート35の上記垂直板部35bの下端の屋内側の面に接して設けられる。
さらに、2階側の1枚の外壁パネル1について見れば、当該外壁パネル1の一方縁側の下部は上記柱2が有る箇所の上記接合部材22の上記第1取付部材23に取り付けられた上記取合いプレート35で支持され、他方縁側の下部は上記柱2が無い箇所の上記接合部材22Aの上記第2取付部材23Aに設けられた上記取合いプレート35で支持されることになる。また、上記柱2が無い箇所に設けられた上記取合いプレート35の垂直板部35bの上端側に上記Zクリップ12が設けられる。この場合も、上記Zクリップ12は、第1の板部が上記2階側の外壁パネル1の裏面に接し、第2の面が上記取合いプレート35の上記垂直板部35bの上端の屋内側の面に接して設けられる。
また、図6および図7に示したように、2階側の柱2と軒側の梁3とを接合する接合部材22に設けられた第1取付部材23にはボルト挿通孔が水平方向に間隔をおいて2箇所形成されており、上記ボルト挿通孔に通した固定ボルト24を用いて上記第1取付部材23に取合いプレート36が取り付けられている。
上記取合いプレート36は、2階側の外壁パネル1の裏面に対向する第1垂直部位(板部)36aと上記第1取付部材23に対向する第2垂直部位36bとを有している。上記第2垂直部位36bには、ボルト挿通孔が水平方向に間隔をおいて2箇所形成されており、各ボルト挿通孔に上記固定ボルト24が通される。
上記第1垂直部位36aの下端側には、上記Zクリップ12が設けられる。具体的には、上記Zクリップ12の第1の板部は上記2階側の外壁パネル1の裏面上部側に接し、第2の板部が上記第1垂直部位36aの屋内側の面に接している。そして、上記第1の板部に形成されたボルト挿通孔にボルト13が通され、上記外壁パネル1の裏面に埋め込まれているナット部14に上記ボルト13が螺合される。
柱2が無い箇所には、接合部材22Aが設けられている。この接合部材22Aは、この実施形態では、上記接合部材22と同一の構造を有し、3階の梁3の下面に固定される。そして、上記接合部材22Aには第2取付部材23Aが取り付けられている。上記第2取付部材23Aは、この実施形態では、上記第1取付部材23と同一の構造を有し、上記柱2が無い箇所において上記取合いプレート36を支持する。
また、上記柱2が無い箇所に設けられた上記取合いプレート36の第1垂直部位36aの下端側に上記Zクリップ12が設けられる。この場合も、上記Zクリップ12は、第1の板部が上記2階側の外壁パネル1の裏面に接し、第2の面が上記取合いプレート36の上記第1垂直部位36aの下端の屋内側の面に接して設けられる。
上記接合部材22、22Aは上記梁3の下面側にボルトとナットによって固定されている。上記第1、第2取付部材23、23Aは上記接合部材22、22Aに溶接固定されている。また、上記第1、第2取付部材23、23Aは上記外壁パネル1側に突出する凸面部23aを有しており、この凸面部23aに上記固定ボルト24が挿通される上記ボルト挿通孔が形成されている。上記ボルト挿通孔に通した固定ボルト24によって上記第1取付部材23に取合いプレート35,36が取り付けられる。上記凸面部23aに上記取合いプレート35,36の背面を接触させて上記外壁パネル1を上記構造躯体に固定することができ、上記取合いプレート35,36と他の部材との干渉を防止し、上記外壁パネル1に生じた風圧力を、上記取合いプレート35,36を介して、上記凸面部23aから上記構造躯体に確実に伝達できる。
このように、上記外壁パネル1の裏面に対向する板部を有した取合いプレート35、36、44が上記構造躯体(柱2、梁3)に固定されており、上記板部44b、35b、36aの屋内側の面と上記外壁パネル1の裏面とに接する上記Zクリップ12が上記外壁パネル1の裏面に締結されることより、上記外壁パネル1の面外方向の保持が行われるとともに、水平荷重による面内方向の摺動が行われる。これにより、フレームを用いない外壁パネルの取り付けに好適となり、また、図8に示しているように、地震等で構造躯体が層間変形した際に、上記Zクリップ12に対して上記外壁パネル1が面内方向に摺動し、上記外壁パネル1にせん断力がかからないようにできる。
また、上記取合いプレートのうち、柱2の上部と梁3との接続箇所に設けられる取合いプレート35には、受け部となる水平板部35aが形成されており、当該取合いプレート35に取り付けられる上記Zクリップ12によって、上記柱2の上の階の外壁パネル1の下部および上記柱2の階の外壁パネル1の上部がそれぞれ保持されるとともに、上記受け部となる水平板部35aによって上記柱2の上の階の外壁パネル1の重量が受け止められる。これによれば、上下左右4枚の外壁パネル1の4箇所の角部の保持を1個の取合いプレート35で行うことができる。また、上側の2枚の外壁パネル1の重量の受け止めを上記1個の取合いプレート35で行うことができる。
また、上記取合いプレートのうち、柱2の上部と最上階の梁3の接合箇所に設けられる取合いプレート36に取り付けられる上記Zクリップ12によって、上記柱2の階の外壁パネル1の上部が保持されることになる。
また、上記取合いプレートのうち、基礎4上の柱2の下部側に設けられた取合いプレート44には受け部(水平板部44aの一部分)が形成されており、当該取合いプレート44に取り付けられる上記Zクリップ12によって、1階の外壁パネル1の上部が保持されるとともに、上記受け部を介して上記1階の外壁パネル1の重量が上記基礎4に伝達される。
また、基礎4上に設けられた上記取合いプレート44には、高さ調整部材としてボルト41が設けられているとともに、上記基礎4上の柱2の下部側と上記取合いプレート44との連結位置が上下方向に調節可能である。これにより、1階の外壁パネル1の高さ調整が行えることになる。
また、上記高さ調整部材であるボルト41が水平方向に間隔をおいて2箇所設けられていると、上記2箇所で高さ調整が行えるので、隣り合う外壁パネル1の高さ調節を同時的に行うことができる。
また、上記柱2が無い箇所にも上記取合いプレート35、36、44が設けられており、上記Zクリップ12によって上記外壁パネル1が保持される。これによれば、柱2が有る箇所と柱2が無い箇所での外壁パネル1の取付作業は、上記取合いプレート35、36、44に上記Zクリップ12を取り付けるという同質の作業で行えるようになる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 外壁パネル
12 Zクリップ(クリップ部材)
13 ボルト
14 ナット部
2 柱
21 第1基礎上部材
47 第2基礎上部材
22、22A 接合部材
23 第1取付部材
23A 第2取付部材
23a 凸面部
3 梁
35 取合いプレート
35a 水平板部(受け部)
35b 垂直板部(板部)
36 取合いプレート
36a 第1垂直部位(板部)
36b 第2垂直部位
4 建物基礎
41 高さ調整ボルト
44 取合いプレート
44a 水平板部(受け部)
44b 垂直板部(板部)

Claims (6)

  1. 柱と梁で構成される構造躯体の屋外側に外壁パネルが固定されるカーテンウォール形式の外壁構造であって、
    上記外壁パネルの裏面に対向する板部を有した取合いプレートが上記構造躯体に固定されており、上記板部の屋内側の面と上記外壁パネルの裏面とに接するクリップ部材が上記外壁パネルの裏面に締結されており、
    上記取合いプレートのうち、柱の上部と梁との接続箇所に設けられる取合いプレートには、受け部が形成されており、当該取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、上記柱の上の階の外壁パネルの下部および上記柱の階の外壁パネルの上部がそれぞれ保持されるとともに、上記受け部によって上記柱の上の階の外壁パネルの重量が受け止められることを特徴とする外壁構造。
  2. 柱と梁で構成される構造躯体の屋外側に外壁パネルが固定されるカーテンウォール形式の外壁構造であって、
    上記外壁パネルの裏面に対向する板部を有した取合いプレートが上記構造躯体に固定されており、上記板部の屋内側の面と上記外壁パネルの裏面とに接するクリップ部材が上記外壁パネルの裏面に締結されており、
    上記取合いプレートのうち、柱の上部と最上階の梁との接合箇所に設けられる取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、上記柱の階の外壁パネルの上部が保持されることを特徴とする外壁構造。
  3. 柱と梁で構成される構造躯体の屋外側に外壁パネルが固定されるカーテンウォール形式の外壁構造であって、
    上記外壁パネルの裏面に対向する板部を有した取合いプレートが上記構造躯体に固定されており、上記板部の屋内側の面と上記外壁パネルの裏面とに接するクリップ部材が上記外壁パネルの裏面に締結されており、
    上記取合いプレートのうち、基礎上の柱の下部側に設けられた取合いプレートには受け部が形成されており、当該取合いプレートに取り付けられる上記クリップ部材によって、1階の外壁パネルの下部が保持されるとともに、上記受け部を介して上記1階の外壁パネルの重量が上記基礎に伝達されることを特徴とする外壁構造。
  4. 請求項に記載の外壁構造において、上記基礎上に設けられた上記取合いプレートには、高さ調整部材が設けられているとともに、上記基礎上の柱の下部側と上記取合いプレートとの連結位置が上下方向に調節可能であることを特徴とする外壁構造。
  5. 請求項に記載の外壁構造において、上記高さ調整部材が水平方向に間隔をおいて2箇所設けられていることを特徴とする外壁構造。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の外壁構造において、上記柱が無い箇所にも上記取合いプレートが設けられ、上記クリップ部材によって上記外壁パネルが保持されることを特徴とする外壁構造。
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