JP2017047858A - 船体構造 - Google Patents

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將晴 森
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【課題】排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を搭載しない船体において、排ガス洗浄装置をレトロフィットするときに容易に搭載できるようにした船体構造を提供する。【解決手段】排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置のスクラバー21を設置するための本体設置領域15を、上甲板12上であってエンジンケーシング14に隣接して形成する。スクラバー21に接続される付属機器を設置するための付属機器設置領域を機関室16内に形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、排ガス洗浄装置を搭載可能に構成された船体構造に関する。
船舶から排出される排ガス中の硫黄酸化物に関する規制があるが、この規制の対応方法としては低硫黄燃料を使用して排ガス中の硫黄酸化物を削減する方法と、通常燃料(特に低硫黄ではない)を使用して、発生した排ガス中の硫黄成分を排ガス洗浄装置で除去する方法がある。排ガス洗浄装置は洗浄装置自体が大型で、そのほかに各種付帯設備も追加が必要となり、初期費用が高額であることから、新造時に排ガス洗浄装置を搭載しないことが多い。
しかし排ガス洗浄装置を搭載しない船舶において、就航後に、例えば低硫黄燃料費が高騰したこと等の理由により、排ガス洗浄装置のレトロフィットが必要になった場合、船体に既に設けられた種々の機器の配置を大幅に変更しなければならず、その改修工事は大がかりになるという問題が生じる。
本発明は、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を搭載しない船体において、排ガス洗浄装置をレトロフィットするときに容易に搭載できるようにした船体構造を提供することを目的としている。
本発明に係る船体構造は、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を設置するための本体設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシングに隣接して形成したことを特徴としている。
排ガス洗浄装置は排ガス洗浄水と排ガスとを気液接触させて洗浄するスクラバーで、排ガス洗浄装置の洗浄水に清水もしくは海水を使用し、洗浄水設備および中和設備を含む付属設備を有し、排ガス洗浄装置に接続される付属機器を設置するための付属機器設置領域は、機関室内に形成することが好ましい。
付属機器設置領域のうち少なくとも洗浄用清水バッファタンクと洗浄用清水処理装置とスラッジタンクを設置するための第1のサブ設置領域は、機関室内に設けることが好ましい。また機関室内に低硫黄燃料用タンクを設け、低硫黄燃料用タンクの一部に、付属機器のうち中和剤タンクと廃水タンクを設置するための第1のサブ設置領域を設けて排ガス洗浄装置の設置後に使用可能とすることが好ましい。
付属機器設置領域のうち排ガス洗浄水供給ポンプとスクラバー洗浄水冷却器を設置するための第2のサブ設置領域は、機関室内に設けることが好ましい。また、付属機器設置領域のうち冷却海水供給ポンプを設置するための第3のサブ設置領域は、機関室内において、相対的に最も船底に近いフロアに設けることが好ましい。
また本発明に係る船舶の海水供給システムは、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置に排ガス洗浄用海水を供給する海水供給ポンプと、主機関および補機に冷却海水を供給する冷却海水供給ポンプとを備え、海水供給ポンプおよび冷却海水供給ポンプが、排ガス洗浄装置への洗浄用海水供給と主機関および補機の冷却とに兼用可能であることを特徴としている。
海水供給ポンプは、排ガス洗浄水として清水を使用する排ガス洗浄装置が搭載されるとき、排ガス洗浄用清水の冷却のための冷却海水の供給として使用されてもよい。
また本発明に係る船舶の海水供給システムは、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置が搭載されるとき、排ガス洗浄用海水もしくは排ガス洗浄用清水の冷却のための海水の供給を、バラストポンプもしくは貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで行うことを特徴としている。
本発明によれば、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を搭載しない船体において、排ガス洗浄装置をレトロフィットするときに容易に搭載できるようにした船体構造を得ることができる。
本発明の一実施形態を適用した船舶を側方から見た模式図である。 船尾部の構造物の上甲板上における配置関係を示す平面図である。 本体設置領域にスクラバーを設置した状態を示し、船体を後方から見た模式図である。 本体設置領域にスクラバーを設置しない状態と設置した状態を示す平面図である。 機関室の第2甲板における機器配置を示す平面図である。 機関室の第3甲板における機器配置を示す平面図である。 機関室のフロアにおける機器配置を示す平面図である。 本発明の実施形態を適用しない場合における、清水スクラバー方式の場合の海水供給ポンプによる海水の供給システムを示す図である。 本発明の実施形態を適用した場合における、清水スクラバー方式の場合の海水供給ポンプによる海水の供給システムを示す図である。 本発明の実施形態を適用した場合における、海水スクラバー方式の場合の海水供給ポンプ構成の構成例を示す図である。 本発明の実施形態を適用した場合における、ハイブリットスクラバー方式の場合の海水供給ポンプ構成の構成例を示す図である。
以下、図示された実施形態を参照して、洗浄水に清水を用いた清水スクラバー方式を例にとり、本発明を説明する。
図1、2は、本発明の一実施形態である船体構造において排ガス洗浄装置の設置場所を示している。これらの図に示されるように、船尾部11の上甲板12の上には居住区13が設けられ、居住区13の後方にはエンジンケーシング14が設けられる。エンジンケーシング14の側方には、排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を設置するための本体設置領域15が形成される。また船尾部11において、機関室16内には主機関17が設置される。機関室16内において、上甲板12の下方に位置する第2甲板と、第2甲板の下方に位置する第3甲板と、船底の近傍に位置するフロアにはそれぞれ、後述するように排ガス洗浄装置の付属機器を設置するための付属機器設置領域が設けられる。
図3は本体設置領域15にスクラバー21を設置した状態を示している。この図に示すように、本体設置領域15はエンジンケーシング14の右舷側に隣接して形成され、スクラバー21から延びる配管22は主機関17から上方に延びる排ガス管18に接続される。本体設置領域15はエンジンケーシング14の左舷側、前方、もしくは後方であってもよい。
図4(a)に示すように、本体設置領域15は上甲板12の上のエンジンケーシング14の右舷側に形成され、船体に排ガス洗浄装置が搭載されない場合、本体設置領域15には何も設置されない。これに対して排ガス洗浄装置が搭載される場合、図4(b)に示すように、本体設置領域15にはスクラバー21が設置され、スクラバー21から延びる配管22は主機関17の排ガス管18に接続されるため、エンジンケーシング14内へ引き込まれる。なお、スクラバー21は曝露に設置してもよいが、スクラバー21を覆う建屋を設置することが好ましい。また図3および図4は排ガス洗浄装置に主機関17の排ガス管18のみを連結して主機関17の排ガスを洗浄する構成を示しているが、1つの排ガス洗浄装置で主機関17と同時に複数の発電機エンジンやボイラの排ガス洗浄も可能な装置の場合、排ガス洗浄装置には発電機エンジンおよびボイラの排ガス管がスクラバー21に接続されてもよい。
図5〜7を参照して、機関室16内に形成され、スクラバー21に接続される種々の付属機器を設置するための付属機器設置領域について説明する。付属機器設置領域としては、第1のサブ設置領域41(図5)と第2のサブ設置領域42(図6)と第3のサブ設置領域43(図7)がある。
図5に示すように第1のサブ設置領域41は、上甲板12に最も近い第2甲板51に形成され、洗浄用清水バッファタンク23と洗浄用清水処理装置24とスラッジタンク25を設置するために設けられる。これらの洗浄用清水バッファタンク23等が設けられる第1のサブ設置領域41には、排ガス洗浄装置が搭載されない場合、何も設けられない。
第2甲板51には低硫黄燃料用タンク52が設けられ、低硫黄燃料用タンク52は低硫黄燃料を貯留するために使用される。一方、低硫黄燃料を使用する機会が減少するとき、すなわち排ガス洗浄装置が搭載されるとき、低硫黄燃料用タンク52の必要容量は減少する。そこで本実施形態では、低硫黄燃料用タンク52を分割して、中和剤タンク26と廃水タンク27を形成し、これらを排ガス洗浄装置の一部として使用可能にして第1のサブ設置領域41に含める。なお低硫黄燃料用タンク52の一部を中和剤タンク26および廃水タンク27として使用するとき、これらの内壁面には所定の処理が施される。
図6に示すように第2のサブ設置領域42は、第2甲板51よりも下層に位置する第3甲板53に形成され、排ガス洗浄水供給ポンプ28とスクラバー洗浄水冷却器29を設置するために設けられる。排ガス洗浄装置が搭載されないとき、第2のサブ設置領域42には何も設けられない。なお、スクラバー21を搭載する前に、本体設置領域15の上甲板12を切り欠いて付属機器を機関室16内に搬入しやすくするため、第1のサブ設置領域41及び第2のサブ設置領域42は本体設置領域15の下方であることが好ましい。
図7に示すように第3のサブ設置領域43は、最も船底に近いフロア33に形成され、1台の冷却海水供給ポンプ40cを設置するために設けられる。なお、排ガス洗浄装置が搭載されないときには、主機関17およびその他補機用の熱交換器の冷却として、予備のポンプも含めて2台の冷却海水供給ポンプが図示した40a、40bのポンプの場所に設置される。冷却海水供給ポンプ40cは、主機関17およびその他補機用の熱交換器の冷却と、スクラバー洗浄水冷却器29の冷却のために用いられ、そのポンプを含めて2台のポンプで実行可能である。通常、これらの作動のために必要なポンプの容量は相互に異なり、それぞれ予備のポンプを設けると、全部で4台のポンプが必要になるが、次に述べるように、本実施形態では同じ容量の冷却海水供給ポンプ40a、40b、40cの合計3台を設け、これらを設置するのに必要なスペースを最小限に抑えている。
具体例を挙げると、主機関17およびその他補機用の熱交換器用のポンプの容量が例えば1000m3/h、全揚程が25m、スクラバー21のためのスクラバー洗浄水冷却器29用のポンプの容量が例えば1100m3/h、全揚程が20mであった場合、図8(a)、(b)に示す通り排ガス洗浄装置を装備した場合、従来設置していた主機関およびその他補機用の熱交換器に冷却海水を供給する冷却海水供給ポンプ31a、31bに加えて、スクラバー洗浄水冷却器に冷却水を供給するスクラバー洗浄水冷却海水供給ポンプ39a、39bを追加設置することが必要である。つまり、排ガス洗浄装置を搭載しない場合、図8(a)に示すように常用の冷却海水供給ポンプ31aに加えて、予備の冷却海水供給ポンプ31bを追加して計2台のポンプを設け、排ガス洗浄装置を搭載する場合、常用のスクラバー洗浄水冷却海水供給ポンプ39aに加えて予備のスクラバー洗浄水冷却海水供給ポンプ39bを追加して計2台のポンプを設ける。しかしながら、このような構成の場合、機関室の船底に近いフロア33の設置スペースが限られるため、合計4台の冷却海水供給ポンプ31a、31bおよびスクラバー洗浄水冷却海水供給ポンプ39a、39bを設置することは困難なケースがある。
そこで本実施形態では、図9(a)、(b)に示す通り、冷却海水供給ポンプ40a、40bをスクラバー洗浄水冷却海水供給ポンプ40cと兼用可能なように容量及び全揚程を冷却海水供給ポンプに必要な容量1000m3/h、全揚程25mと、容量1100m3/h、全揚程20mの両方を満たすポンプを選定する。排ガス洗浄装置を搭載しない場合は図9(a)に示すように、冷却海水供給ポンプとして第1および第2のポンプ40a、40bが搭載され、これらのうちの1台は予備とする。第1および第2のポンプ40a、40bは第1の配管35でシーチェスト32と連結され、第2の配管36を通して主機関およびその他補機用熱交換器に連結される。排ガス洗浄装置を搭載するときに冷却海水供給ポンプ40cを追加するため、第1の配管35と第2の配管36には追加配管接続用のブランクフランジ45、46が形成される。
排ガス洗浄装置が搭載される場合は図9(b)に示すように、第3のポンプ40c、第3の配管37および第4の配管38が第3のサブ領域43に追加搭載される。なお、排ガス洗浄装置が搭載されないときには第3のサブ領域43には追加搭載機器は何も搭載されず、スペースのみ確保しておく。スクラバー21を使用するときは、冷却海水供給ポンプとして第1、第2および第3のポンプ40a、40b、40cのいずれか2台が運転され、停止中の1台は主機関およびその他補機用熱交換器と共通に使用される予備ポンプとなる。
以上のように本実施形態では、排ガス洗浄装置を搭載しない船体において、上甲板12、第2甲板51、第3甲板53、およびフロア33には、それぞれ排ガス洗浄装置あるいは付属機器を搭載するためのスペースが確保されている。したがって、低硫黄燃料を使用する船舶を改造して、硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を搭載することになった場合、その排ガス洗浄装置を容易に搭載することができる。また排ガス洗浄装置を搭載するときに追加するポンプの台数を最小限とすることができる。
なお本実施形態では、排ガス洗浄装置の洗浄水に清水を使用する清水スクラバー方式として説明したが、洗浄水に海水を使用する海水スクラバー方式、もしくは清水スクラバー方式と海水スクラバー方式を切り替えて使用できるハイブリットスクラバー方式であっても同様の効果が得られる。
図10は海水スクラバー方式の場合の排ガス洗浄用海水と主機関17およびその他補機用の熱交換器の冷却海水の供給を行う海水供給ポンプ構成の構成例である。海水スクラバー方式の場合、海水供給ポンプの容量及び全揚程は、主機関17およびその他補機用の熱交換器の冷却に必要なポンプ容量及び全揚程と海水スクラバーの洗浄海水に必要なポンプ容量及び全揚程の両方を満たすポンプを選定し、第1、第2および第3のポンプ40a、40b、40cは同じ容量及び全揚程とされる。図11はハイブリットスクラバー方式の場合の排ガス洗浄用海水供給もしくはスクラバー洗浄用清水の冷却海水の供給と、主機関17およびその他補機用熱交換器の冷却海水の供給を行う海水供給ポンプ構成の構成例である。ハイブリットスクラバー方式の場合、海水供給ポンプの容量及び全揚程は、主機関17およびその他補機用の熱交換器の冷却に必要なポンプ容量及び全揚程、スクラバーが清水洗浄時に必要とするスクラバー洗浄水冷却器の必要ポンプ容量及び全揚程、スクラバーが海水洗浄時に必要とする洗浄海水に必要なポンプ容量及び全揚程の全てを満たすポンプを選定し、第1、第2および第3のポンプ40a、40b、40cは同じ容量及び全揚程とされる。
なお、機関室の船底に近いフロア33の設置スペースが限られ、追加で海水供給ポンプ40cを設置することが困難で、かつ機関室内にバラストポンプを搭載する船舶の場合、スクラバー洗浄用海水もしくはスクラバー洗浄用清水の冷却のための海水の供給を、通常航海中に使用しない1台のバラストポンプで行うように構成してもよい。この場合、追加の海水供給ポンプは必要としないが、バラスト水をハンドリングするオペレーションとスクラバーの使用に制限がかかる。すなわち、バラストポンプを合計2台搭載している船舶においては、1台のバラストポンプでバラスト水をハンドリングしているときは、同時にスクラバーを使用可能であるが、2台のバラストポンプでバラスト水をハンドリングしているときは、スクラバーを使用できない。また、バラストポンプを1台のみ搭載している船舶においては、1台のバラストポンプでバラスト水をハンドリングしているときは、スクラバーを使用することができない。
一方、機関室の船底に近いフロア33の設置スペースが限られ、追加で海水供給ポンプ40cを設置することが困難で、かつ蒸気タービン駆動貨油ポンプを搭載する油タンカーで機関室内に貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプを搭載する船舶の場合、スクラバー洗浄用海水もしくはスクラバー洗浄用清水の冷却のための海水の供給を、通常航海中に使用しない1台の貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで行うように構成してもよい。この場合、追加の海水供給ポンプは必要としないが、貨油ポンプを使用するオペレーションとスクラバーの使用に制限がかかる。すなわち、貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプを合計2台搭載している船舶においては、1台の貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで貨油ポンプタービン用復水器に海水供給を実施しているときは、同時にスクラバーを使用可能であるが、2台の貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで貨油ポンプタービン用復水器に海水供給を実施しているときは、スクラバーを使用できない。また、貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプを1台のみ搭載している船舶においては、1台の貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで貨油ポンプタービン用復水器に海水供給を実施しているときは、スクラバーを使用することができない。
12 上甲板
14 エンジンケーシング
15 本体設置領域
16 機関室
21 スクラバー
23 洗浄用清水バッファタンク
24 洗浄用清水処理装置
25 スラッジタンク
26 中和剤タンク
27 廃水タンク
28 排ガス洗浄水供給ポンプ
29 スクラバー洗浄水冷却器
41 第1のサブ設置領域
42 第2のサブ設置領域
43 第3のサブ設置領域

Claims (10)

  1. 排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置を設置するための本体設置領域を、上甲板上であってエンジンケーシングに隣接して形成したことを特徴とする船体構造。
  2. 前記排ガス洗浄装置は排ガス洗浄水と排ガスとを気液接触させて洗浄するスクラバーであり、前記排ガス洗浄装置の洗浄水に清水もしくは海水を使用し、洗浄水設備および中和設備を含む付属機器を有することを特徴とする請求項1に記載の船体構造。
  3. 前記排ガス洗浄装置に接続される前記付属機器を設置するための付属機器設置領域を、機関室内に形成したことを特徴とする請求項2に記載の船体構造。
  4. 前記付属機器設置領域のうち少なくとも洗浄用清水バッファタンクと洗浄用清水処理装置とスラッジタンクを設置するための第1のサブ設置領域を、前記機関室内に設けることを特徴とする請求項3に記載の船体構造。
  5. 前記機関室内に低硫黄燃料用タンクを設け、前記低硫黄燃料用タンクの一部に、前記付属機器のうち中和剤タンクと廃水タンクを設置するための第1のサブ設置領域を設けて前記排ガス洗浄装置の設置後に使用可能とすることを特徴とする請求項4に記載の船体構造。
  6. 前記付属機器設置領域のうち排ガス洗浄水供給ポンプとスクラバー洗浄水冷却器を設置するための第2のサブ設置領域を、前記機関室内に設けることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の船体構造。
  7. 前記付属機器設置領域のうち冷却海水供給ポンプを設置するための第3のサブ設置領域を、前記機関室内において、相対的に最も船底に近いフロアに設けることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の船体構造。
  8. 排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置に排ガス洗浄用海水を供給する海水供給ポンプと、
    主機関および補機に冷却海水を供給する冷却海水供給ポンプとを備え、
    前記海水供給ポンプおよび前記冷却海水供給ポンプが、前記排ガス洗浄装置への洗浄用海水供給と前記主機関および補機の冷却とに兼用可能であることを特徴とする船舶の海水供給システム。
  9. 前記海水供給ポンプは、排ガス洗浄水として清水を使用する前記排ガス洗浄装置が搭載されるとき、排ガス洗浄用清水の冷却のための冷却海水の供給として使用されることを特徴とする請求項8に記載の船舶の海水供給システム。
  10. 排ガスに含まれる硫黄成分を低減するための排ガス洗浄装置が搭載されるとき、排ガス洗浄用海水もしくは排ガス洗浄用清水の冷却のための海水の供給を、バラストポンプもしくは貨油ポンプタービン用復水器海水供給ポンプで行うことを特徴とする船舶の海水供給システム。


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