JP2017047610A - 樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

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亮太 喜多
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武史 池村
裕也 田中
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Abstract

【課題】従来技術に比べて流れ模様のバラつきが少なく、流れ模様の再現性に優れた樹脂成形品の生産性を高め、しかも簡便に樹脂成形品を得ることができる製造方法を提供すること。
【解決手段】樹脂成形品1の柄用の第1の樹脂組成物2と、この第1の樹脂組成物とは色調が異なり樹脂成形品のベース色を呈する第2の樹脂組成物3とを金型4に供給し、流れ柄を有する樹脂成形品を製造する樹脂成形品の製造方法において、金型の上型4aおよび4bの少なくとも一方の内面4cに、第1の樹脂組成物の供給位置5を光照射によって指示したまま、指示された供給位置に第1の樹脂組成物を供給した後に、金型の上型と下型を閉め、金型に設けられた注入口4dから第2の樹脂組成物を供給し、金型の内部において第1の樹脂組成物および第2の樹脂組成物を流動させて硬化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形品の製造方法に関する。
従来より、人造大理石等のマーブル調の柄を有する樹脂成形品は、その高い意匠性からキッチンカウンター、洗面カウンター、洗面ボウル、浴槽等に広く使用されている。特に、流れ柄と呼ばれる、異なる色調の流線模様を有する樹脂成形品は、その独特の風合いによる高級感から高い評価を得ている。
このような流れ柄を有する樹脂成形品は、通常、異なる色調の樹脂組成物を順次または同時に金型に供給し、加熱成形することで製造されている。
これまでにも、その製造方法については様々な工夫、改善が試みられている。例えば、樹脂成形品のベース色を呈するベース用樹脂組成物を金型に供給し、加熱成形に際し、または加熱成形後に、金型に取り付けられた複数の注入装置から、互いに異なる色の柄用樹脂組成物を注入し、柄用樹脂組成物による流れ模様を有する樹脂成形品を製造する方法が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された方法では、まず、図3(A)に示すように、樹脂成形品の基体となるベース用樹脂組成物31を金型に供給する。次いで、図3(B)に示すように複数の注入装置32から柄用樹脂組成物33を注入する。柄用樹脂組成物33の注入に際しては、金型の上型34と下型35とを微小間隔だけ開けた状態で注入する方法や、上型34と下型35を開くことなく高圧で注入する方法がとられる。この特許文献1に記載された方法によれば、加熱成形と同一工程で樹脂成形品に流れ模様を付与することができるとされている。
また、ベース用樹脂組成物によって柄用樹脂組成物を引きずりこみながら、金型内にベース用樹脂組成物と柄用樹脂組成物を同時に供給し、成形する方法も提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載された方法では、図4(A)に示すような樹脂供給装置が用いられる。この装置では、ホッパー41の下部にスリット状開口42が設けられ、スリット状開口42に連続するように滑走部43が設けられている。滑走部43のスリット状開口42寄りの部分には、平面視円形であって、かつ滑走部43を貫通する複数の透過凹部44が所定間隔で設けられている。このようなホッパー41の滑走部43の上面にあらかじめ柄用樹脂組成物45を線状に塗り付けた状態で、ホッパー41内部に収容した液状のベース用樹脂組成物46をスリット状開口42から流出させる。このとき、図4(B)に示すように、滑走部43の表面において、まず透過凹部44に向かうベース用樹脂組成物46の流れが生じ、この流れに引きずり込まれるようにして柄用樹脂組成物45が透過凹部44に向かって流れ込む。特許文献2に記載された方法によれば、樹脂成形品に明瞭な流れ模様を再現性よく形成できるとされている。
特開平4−229214号公報 特開平8−118373号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、金型の上型34と下型35とをわずかなりとも開いてしまうと、柄用樹脂組成物33の注入時に金型の内部に空気が入り込むことで樹脂成形品の意匠面に気泡が生じたり、加熱成形後に樹脂成形品の端縁部にバリが形成される等して、製品の外観の低下を招くおそれがあった。また、上型34と下型35を開くことなく高圧で柄用樹脂組成物33を注入する場合、専用の設備を設ける必要があり、製造コストの低減が難しかった。
また特許文献2に記載された方法では、柄用樹脂組成物45を補充する際には、滑走43部の上面を清掃し、柄用樹脂組成物45を塗りつけなおさなければならず、必ずしも生産性に優れているとはいい難い。
本発明は、以上のとおりの事情を鑑みてなされたものであり、従来技術に比べて流れ模様のバラつきが少なく、流れ模様の再現性に優れた樹脂成形品の生産性を高め、しかも簡便に樹脂成形品を得ることができる製造方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の樹脂成形品の製造方法は、樹脂成形品の柄用の第1の樹脂組成物と、この第1の樹脂組成物とは色調が異なり前記樹脂成形品のベース色を呈する第2の樹脂組成物とを金型に供給し、流れ柄を有する樹脂成形品を製造する樹脂成形品の製造方法において、あらかじめ前記金型の上型および下型の少なくとも一方の内面に、前記第1の樹脂組成物の供給位置を光照射によって指示したまま、前記指示された供給位置に前記第1の樹脂組成物を供給した後に、前記金型の前記上型と下型を閉め、前記金型に設けられた注入口から前記第2の樹脂組成物を供給し、前記金型の内部において前記第1の樹脂組成物および前記第2の樹脂組成物を流動させて硬化させることを特徴とする。
本発明の樹脂成形品の製造方法によれば、従来技術に比べて流れ模様のバラつきが少なく、流れ模様の再現性に優れた樹脂成形品の生産性を高め、しかも簡便に樹脂成形品を得ることができる。
本発明の樹脂成形品の製造方法の一実施形態を示した工程斜視図である。 図1の(B)(C)の概略断面図である。 (A)(B)は、従来の流れ模様を有する樹脂成形品を製造する方法を示した工程断面図である。 (A)(B)は、従来の流れ模様を有する樹脂成形品を製造する方法におけるホッパーの概略斜視図と、作動要部の断面図である。
本発明の樹脂成形品の製造方法について、図面に基づいて以下に詳述する。
図1は、本発明の樹脂成形品の製造方法の一実施形態を示した工程斜視図である。図2は、図1の(B)(C)の概略断面図である。
樹脂成形品1の製造方法は、樹脂成形品1の柄用の第1の樹脂組成物2と、この第1の樹脂組成物2とは色調が異なり樹脂成形品1のベース色を呈する第2の樹脂組成物3とを金型4に供給し、流れ柄を有する樹脂成形品1を製造する樹脂成形品1の製造方法において、図1の工程(A)に示すように、あらかじめ金型4の上型4aおよび下型4bの少なくとも一方の内面4cに、第1の樹脂組成物2の供給位置5を光照射によって指示したまま、工程(B)に示すように、指示された供給位置5に第1の樹脂組成物2を供給した後に、金型4の上型4aと下型4bを閉め、工程(C)に示すように、金型4に設けられた注入口4dから第2の樹脂組成物3を供給し、工程(D)に示すように、金型4の内部において第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3を流動させて硬化させることを特徴とする。
第1の樹脂組成物2の供給位置5の指示が、プロジェクター6により投射される光照射によるものであることが好ましい。
第1の樹脂組成物2は、第2の樹脂組成物3よりも粘度が高いものであることが好ましい。
すなわち、樹脂成形品1の製造方法は、樹脂成形品1の柄用の第1の樹脂組成物2と、この第1の樹脂組成物2と色調が異なる樹脂成形品のベース色を呈する第2の樹脂組成物3とを金型4に供給し、流れ柄を有する樹脂成形品1を製造することを前提としている。
その上で、図1および図2に示すように、樹脂成形品1の製造方法では、金型4の上型4aおよび下型4bの少なくとも一方の内面4cに、第1の樹脂組成物2の供給位置5を光照射によって指示したまま、指示された供給位置5に第1の樹脂組成物2を供給した後に、金型4の上型4aと下型4bを閉め、金型4に設けられた注入口4dから第2の樹脂組成物3を供給している。
金型4は、上記のとおり、上型4aと下型4bとを備えている。本実施形態においては、第1の樹脂組成物2の供給位置5は、下型4bの内面4cに光照射によって指示されている。本実施形態においては、上型4aの側面に1つまたは複数の供給口4dが設けられており、これらの供給口4dは上型4aと下型4bを閉めた際に形成されるキャビティに達する貫通孔である。また、本実施形態においては、上型4aには樹脂供給路7が備えられ、樹脂供給路7は図中には示していない第2の樹脂組成物3の貯留容器と供給口4dとを連通している。このような樹脂供給路7を通じて、金型4内に第2の樹脂組成物3が供給される。
第1の樹脂組成物2の供給位置5の指示としては、例えば、レーザーポインターやプロジェクター等により投射される光照射によるものであることが例示されるが、特に、第1の樹脂組成物2の供給位置5を複数同時に指示できることからプロジェクター6を用いることが好ましい。
プロジェクター6は、例えば、樹脂成形品製造装置の設置された部屋の天井面に設置され、前記樹脂成形品製造装置の金型4の上型4aおよび下型4bの少なくとも一方の内面4cに、第1の樹脂組成物2の供給位置5を照射することができる。
第1の樹脂組成物2の供給位置5については、あらかじめ試作品を作製することにより、所望の流れ模様が形成される供給位置を決定しておくことが好ましく考慮される。
プロジェクター6としては、例えば、CRT方式プロジェクターのほか、LCD方式プロジェクター、LCoS方式プロジェクターやDLP方式プロジェクター等の液晶プロジェクター等が例示されるが、設置コストやメンテナンス性を考慮すると液晶プロジェクターを用いることが好ましい。
このような樹脂成形品1の製造方法では、あらかじめ第1の樹脂組成物2と第2の樹脂組成物3を調製しておくが、これらの樹脂組成物の主剤となる樹脂は共通であってもよいし、別異の樹脂を主剤として用いてもよい。
第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3の主剤となる樹脂は、通常樹脂成形品に用いられている熱硬化性樹脂であれば、特に限定されない。例えば、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂およびアクリル樹脂等の熱硬化性樹脂を単独または2種類以上を併用したものが例示される。このような熱硬化性樹脂を主剤とする第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3には、必要に応じて、充填剤や硬化剤等を添加することができる。
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、ガラスパウダー、シリカ、水酸化アルミニウム等が例示される、これらは、単独または2種類以上を併用することができる。充填剤の配合量は、例えば、熱硬化性樹脂100質量部に対して100質量部〜300質量部の範囲が例示される。充填剤の配合量が上記の範囲内であれば、樹脂成形品1の耐衝撃強度、耐熱性等を確保することができる。
硬化剤としては、例えば、t−ブチルパーオキシベンゾエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエートやt−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物等が例示される。硬化剤の選択は、樹脂成形品1の成形温度によって半減期温度の値に基づいて行うことができる。また、硬化剤の配合量は、熱硬化性樹脂の種類によって設定することができる。例えば、熱硬化性樹脂としてビニルエステル樹脂を使用する場合、硬化剤の配合量は、熱硬化性樹脂100質量部に対して0.5質量部〜5質量部の範囲が好ましく例示される。
また、第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3には、金型4の内部において流動して流れ柄が形成されるのを阻害しない程度において、低収縮剤、離型剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を必要に応じて添加することができる。
第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3の色は、製造する樹脂成形品1の色等に応じて着色することが可能であり、第1の樹脂組成物2は、第2の樹脂組成物3と色調が異なるものとする。例えば、第1の樹脂組成物2に染料、顔料、着色用のトナー等の着色剤を添加することにより着色し、第2の樹脂組成物3と色調を変えることが例示される。
なお、第2の樹脂組成物3は、第1の樹脂組成物2と色調が異なる限りにおいて、第2の樹脂組成物3にも着色剤を添加することができる。
また、第1の樹脂組成物2は、第2の樹脂組成物3よりも粘度を高くする。粘度の調整は、増粘剤または架橋剤の少なくともいずれか一方または両方を添加して行う。すなわち、第2の樹脂組成物3に前記増粘剤または前記架橋剤が添加されている場合には、第1の樹脂組成物2には、第2の樹脂組成物3に添加されている量より多い量の前記増粘剤または前記架橋剤を添加する。第1の樹脂組成物2は、前記増粘剤または前記架橋剤の少なくともいずれか一方または両方を添加することによって、第2の樹脂組成物3よりも分子レベルでの移動性が小さくなる。このため、第2の樹脂組成物3および第1の樹脂組成物2が金型4内を流動する際に、第1の樹脂組成物2が第2の樹脂組成物3中に溶出しにくく、第1の樹脂組成物2が柄として所望の位置にとどまりやすくなる。このため、第1の樹脂組成物2は、柄用樹脂組成物として有効に機能する。
前記増粘剤としては、通常樹脂成形品の製造に用いられる増粘剤であれば、特に限定されない。例えば、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、イソシアネート等が例示される。酸化マグネシウムは、例えば、直径75μm以下の#40番手(BET表面積46cm/g)のものや、活性度の高い#100番手(BET表面積85cm/g)のもの等が好適に例示される。増粘剤は、単独または2種類以上の併用が可能である。
第1の樹脂組成物2の主剤が、OH基を有する不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂およびアクリル樹脂を用いる場合には、増粘剤としてはイソシアネートを好適に用いることができる。
前記増粘剤の添加量は、例えば、第1の樹脂組成物2の全量に対して0.2質量%以上5質量%以下、好ましくは0.5質量%以上1.5質量%以下の範囲が例示される。増粘剤の添加量が、上記の範囲内であれば、第2の樹脂組成物3との相性がよく、しかも適度な流動性を確保することができ、流れ過ぎず、流れにく過ぎなくなり、良好な流れ柄が形成される。
一方、前記架橋剤としては、例えば、第1の樹脂組成物2の主剤として不飽和ポリエステル樹脂を用いる場合、不飽和の疎水性ビニルモノマーが例示される。具体的には、例えば、スチレンやメタクリル酸メチル、モノクロロスチレン、ジアリルフタレート、トリアリルフタレート等が例示される。
前記架橋剤の添加量は、例えば、第1の樹脂組成物2の全量に対して0.5質量%以上5質量%以下の範囲が例示される。架橋剤の添加量が、上記の範囲内であれば、第2の樹脂組成物3との相性がよく、しかも適度な流動性を確保することができ、流れ過ぎず、流れにく過ぎなくなり、良好な流れ柄が形成される。
なお、第1の樹脂組成物2に増粘剤と架橋剤の両方が添加される場合の合計添加量は、第1の樹脂組成物2の全量に対して0.5質量%以上5質量%以下の範囲が上記と同様の理由により例示される。
より具体的には、第1の樹脂組成物2の粘度は、第2の樹脂組成物3の粘度の1.5倍以上であり、かつ1000Pa・s以下の範囲であることが好ましい。第1の樹脂組成物2の粘度が、第2の樹脂組成物3の粘度の1.5倍以上であれば、金型4内で流動する際に、第1の樹脂組成物2の第2の樹脂組成物3への溶出を抑制することができる。また、第1の樹脂組成物2の粘度が、1000Pa・s以下であれば、流動性の低下を抑えることができ、より良好な流れ柄が形成される。このように、第1の樹脂組成物2のマクロな移動性は確保され、第2の樹脂組成物3に伴って流動し、金型4の内部全体に供給可能となる。このとき、第1の樹脂組成物2は、第2の樹脂組成物3中に溶出して流れ柄が消失することはなく、品質の良好なマーブル調の柄が形成される。
以上の第1の樹脂組成物2と第2の樹脂組成物3を金型4に供給し、この金型4の内部において第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3を流動させて硬化させることによって、品質の良好なマーブル調の柄を有する樹脂成形品1が再現性よく製造される。
なお、樹脂成形品1の製造方法では、第1の樹脂組成物2は、金型4の内面4cに少なくとも1ヶ所のスタンプ状に供給する。第1の樹脂組成物2をスタンプ状に供給する方法としては、例えば、印面に供給する第1の樹脂組成物2を吸蔵体に吸収したスタンプを作業者が把持して、光照射により指示された供給位置5に印面を接触させて一定量の第1の樹脂組成物2を供給する方法等が例示される。このように、第1の樹脂組成物2は、スタンプ状に供給されるため、線状に供給される場合と比較して、あらかじめ検討した流れ柄と同一の模様が形成されやすい。また、作業者による技量の差が出にくく、流れ模様の再現性に優れた樹脂成形品1を簡便に製造することができる。
また、第2の樹脂組成物3は、金型4内に所定量供給されると、以後の供給が停止される。
そして、金型4内に供給された第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3は、例えば、プレス機による加熱成形が可能である。加熱成形条件は、第1の樹脂組成物2および第2の樹脂組成物3の主剤が硬化する条件であれば特に限定されない。例えば、成形温度として50℃〜120℃の範囲が例示される。この範囲内にあると、第1の樹脂組成物2と第2の樹脂組成物3の密着性や硬化特性の良好な樹脂成形品1が得られる。
以上の製造方法によって得られた樹脂成形品は、浴槽、洗面台やキッチンカウンター等の住宅設備製品のほか、自動車内装部品等に幅広く適用することができる。
1 樹脂成形品
2 第1の樹脂組成物
3 第2の樹脂組成物
4 金型
4a 上型
4b 下型
4c 内面
4d 注入口
5 供給位置
6 プロジェクター

Claims (3)

  1. 樹脂成形品の柄用の第1の樹脂組成物と、この第1の樹脂組成物とは色調が異なり前記樹脂成形品のベース色を呈する第2の樹脂組成物とを金型に供給し、流れ柄を有する樹脂成形品を製造する樹脂成形品の製造方法において、
    あらかじめ前記金型の上型および下型の少なくとも一方の内面に、前記第1の樹脂組成物の供給位置を光照射によって指示したまま、前記指示された供給位置に前記第1の樹脂組成物を供給した後に、前記金型の上型と下型を閉め、前記金型に設けられた注入口から前記第2の樹脂組成物を供給し、前記金型の内部において前記第1の樹脂組成物および前記第2の樹脂組成物を流動させて硬化させることを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  2. 前記第1の樹脂組成物の前記供給位置の指示が、プロジェクターにより投射される光照射によるものであることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の製造方法。
  3. 前記第1の樹脂組成物は、前記第2の樹脂組成物よりも粘度が高いものであることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形品の製造方法。
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