JP2017047358A - ベントナイト系安定液の廃液処理方法、及び、それに用いられる有機凝集剤 - Google Patents

ベントナイト系安定液の廃液処理方法、及び、それに用いられる有機凝集剤 Download PDF

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Abstract

【課題】安定液廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機によって処理した際に、分離水に含まれる浮遊物質量を効果的に下げる。【解決手段】ベントナイト系安定液の廃液処理方法は、ベントナイト系安定液の廃液にpH調整剤を添加し、安定液廃液のpHを中性域に調整するpH調整工程(S1)と、pHが調整された安定液廃液に対し、10%溶液の粘度が12cps以下である有機凝集剤を添加する凝集剤添加工程(S2)と、有機凝集剤が添加された安定液廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機に導入し、安定液廃液の固液分離を行う固液分離工程(S3)とを含むことを特徴とする。【選択図】図9

Description

本発明は、ベントナイト系安定液の廃液処理方法、及び、この廃液処理方法に用いられる有機凝集剤に関する。
杭工事や連続地中壁工事では、掘削時に溝壁を保護するためベントナイト系安定液(ベントナイト泥水)を使用する。性能が劣化した安定液は、廃液(産業廃棄物)として処分しなければならない。しかし、都市部での大規模工事では、日々発生する廃液の処理に時間を掛けることができない。このため、スクリューデカンタ型遠心分離機を用いて、廃液の固液分離を行っている。
廃液における液体部分には浮遊物質(SS)が含まれていることから、固液分離に先立って廃液に凝集剤を添加し、浮遊物質を凝集させている。例えば、特許文献1には、ベントナイト系安定液に添加されるカチオン系有機高分子凝集剤、アニオン系有機高分子凝集剤、及び、ノニオン系有機高分子凝集剤が開示されている。
特開平5−38404号公報
スクリューデカンタ型遠心分離機で固液分離する場合、その常用遠心力は概ね900〜2000Gである。ここで、特許文献1に開示された有機高分子凝集剤は、スクリューデカンタ型遠心分離機での固液分離を考慮したものではない。このため、これらの有機高分子凝集剤を用いても、スクリューデカンタ型遠心分離機では浮遊物質が十分に凝集除去されず、分離水における単位容積あたりの浮遊物質量が下水道への放流基準値(600mg/L)を満たさない可能性があった。放流基準値を満たさない場合、分離水の処理を別途行う必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定液廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機によって処理する際に、分離水に含まれる浮遊物質量を効果的に下げることにある。
前述の目的を達成するため、本発明に係るベントナイト系安定液の廃液処理方法は、ベントナイト系安定液の廃液にpH調整剤を添加し、前記廃液のpHを中性域に調整する第1ステップと、pHが調整された前記廃液に対し、10%溶液の粘度が12cps以下である有機凝集剤を添加する第2ステップと、前記有機凝集剤が添加された前記廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機に導入し、前記廃液の固液分離を行う第3ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、ベントナイト系安定液の廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機で固液分離する際に前記廃液へ添加され、前記廃液に含まれる浮遊物質を凝集させる有機凝集剤であって、10%溶液での粘度が12cps以下であることを特徴とする。
本発明によれば、安定液廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機によって処理する際に、分離水に含まれる浮遊物質量を効果的に下げることができる。
対象となる凝集剤について物性を説明する図である。 (a)は、ベントナイト系安定液の廃液サンプルAにおける物性を説明する図である。(b)は、同じく廃液サンプルBにおける物性を説明する図である。 凝集剤選定試験の結果を説明する図である。 凝集試験の結果を説明する図であり、廃液サンプルAに対し、pHと凝集剤添加濃度を変えて浮遊物質量と分離水割合を測定した結果である。 凝集試験の結果を説明する図であり、廃液サンプルBに対し、pHと凝集剤添加濃度を変えて浮遊物質量と分離水割合を測定した結果である。 凝集試験の結果を説明する図であり、水溶性の無機中性塩を添加した場合の分離水割合を測定した結果である。 ベントナイト系安定液の処理設備を説明する図である。 スクリューデカンタ型遠心分離機の内部構造を説明する図である。 ベントナイト系安定液の廃液処理方法を説明するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1を参照し、対象となる8種類の凝集剤について物性を説明する。
1番目の凝集剤は、P−DADMAC系有機凝集剤である。この凝集剤は、本発明に係る凝集剤の一例であり、ポリ−ジアリルジメチルアンモニウムクロライド(P−DADMAC)を主成分として含有する。P−DADMACは、次式(1)に示す構造の重合体であり、液体状である。本実施形態では、原液を体積濃度で10%に希釈した希釈液を用いた。この希釈液の粘度は9.5cpsである。
[[(CH)(CHCH=CH]Cl ・・・ (1)
2番目の凝集剤は、ポリアミン系有機凝集剤である。この凝集剤は、本発明に係る凝集剤の一例であり、例えば次式(2)に示す構造を有する液体状の重合体である。本実施形態では、原液を体積濃度で10%に希釈した希釈液を用いた。この希釈液の粘度は12.0cpsである。
(CClOCN) ・・・ (2)
3番目の凝集剤は、メタクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤である。この凝集剤は比較例であり、粉体状である。本実施形態では、0.1重量%の濃度で溶媒(水)に溶解した溶解液を用いた。溶解液の粘度は44.5cpsである。
4番目の凝集剤は、アクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤である。この凝集剤は比較例であり、粉体状である。本実施形態では、0.1重量%の濃度で溶媒(水)に溶解した溶解液を用いた。溶解液の粘度は31.0cpsである。
5番目の凝集剤は、低粘性仕様のアクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤である。この凝集剤は比較例であり、粉体状である。本実施形態では、0.1重量%の濃度で溶媒(水)に溶解した溶解液を用いた。この溶解液の粘度は15.0cpsである。
6番目の凝集剤は、アクリルアミド系アニオン性有機高分子凝集剤である。この凝集剤は比較例であり、粉体状である。本実施形態では、0.1重量%の濃度で溶媒(水)に溶解した溶解液を用いた。この溶解液の粘度は58.0cpsである。
7番目の凝集剤は、アクリルアミド系ノニオン性有機高分子凝集剤である。この凝集剤は比較例であり、粉体状である。本実施形態では、0.1重量%の濃度で溶媒(水)に溶解した溶解液を用いた。この溶解液の粘度は23.0cpsである。
<凝集剤の選定試験>
前述の凝集剤を用いて凝集剤の選定試験を行った。この選定試験には、ベントナイト系安定液の廃液として、図2(b)に示す廃液サンプルBを用いた。この廃液サンプルBは、ベントナイト、ポリマー剤、分散剤(CMC)を含んだ泥水であり、pHが10.5、単位容積あたりの浮遊物質量が56000mg/L、電気伝導度が285mS/m、比重1.038g/cmであった。また、溶存イオン濃度は、Naが662mg/L、Kが13mg/L、Ca2+が28mg/L、Clが309mg/L、SO 2−が298mg/Lであり、多くのベントナイトが残存していた。
選定試験では、廃液サンプルBを容積85mLの複数の遠沈管のそれぞれに50mL秤り取った。秤り取った各廃液サンプルBに対して硫酸(pH調整剤)を添加し、pHを中性域(pH6〜8の範囲内)に調整した。各凝集剤をそれぞれ、10000mg/L(原液換算で1000mg/L)、20000mg/L(原液換算で2000mg/L)の濃度となるように、各廃液サンプルBに対して添加した。各廃液サンプルBを遠心分離機にセットし、回転数2600rpm、5秒間の条件で遠心分離を行った。この条件は、後述するスクリューデカンタ型遠心分離機の遠心力である1000Gと、廃液通過時間である5秒間を模擬している。
遠心分離後の上澄み液を分離水としてデカンテーションにより採取し、分離水の量を記録した。記録した量を採取量(50mL)で除し、分離水割合(%)を算出した。分離水については濁度を測定し、予め測定しておいた濁度と浮遊物質量(SS)との関係式を適用することで浮遊物質量に換算した。また、分離水のpHを測定した。
選定試験の結果を図3に示す。ここで、分離水割合については、30%以上を合格の判定基準とした。浮遊物質量(SS)については、下水道への放流基準値である600mg/L以下を合格の判定基準とした。そして、分離水割合と浮遊物質量に関し、分離水割合が40%以上であって浮遊物質量が600mg/L以下の条件を満たす場合には優良評価(◎)とし、分離水割合が30%以上40%未満であって浮遊物質量が600mg/L以下の条件を満たす場合には良評価(○)とし、分離水割合が30%以上、又は、浮遊物質量が600mg/L以下の条件を満たす場合には可評価(△)とし、分離水割合が30%未満であって浮遊物質量が600mg/L未満である場合には不可評価(×)とした。なお、分離水のpHについては全ての凝集剤で中性域(pH6〜8)を示した。
1番目のダドマック系有機凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合には40%であり、20000mg/Lにした場合には60%であった。何れも40%以上であり、判定基準を満たしていた。浮遊物質量に関し、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合には251mg/Lであり、20000mg/Lにした場合には92mg/Lであった。何れも600mg/L以下であり、判定基準を満たしていた。この結果、1番目の凝集剤については優良評価となった。
2番目のポリアミン系有機凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合には30%であり、20000mg/Lにした場合には54%であった。何れも30%以上であり、判定基準を満たしていた。浮遊物質量に関し、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合には254mg/Lであり、20000mg/Lにした場合には197mg/Lであった。何れも600mg/L以下であり、判定基準を満たしていた。この結果、2番目の凝集剤については良評価となった。
3番目のメタクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合、20000mg/Lにした場合のそれぞれにおいて10%であった。何れも30%未満であり、判定基準を満たさなかった。浮遊物質量に関しては、分離水(試料)が少なすぎたため測定できなかった。この結果、3番目の凝集剤については不可評価となった。
4番目のアクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合、20000mg/Lにした場合のそれぞれにおいて10%であった。何れも30%未満であり、判定基準を満たさなかった。浮遊物質量に関しては、分離水が少なすぎたため測定できなかった。この結果、4番目の凝集剤については不可評価となった。
5番目の低粘性仕様のアクリレート系カチオン性有機高分子凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合、20000mg/Lにした場合のそれぞれにおいて20%であった。何れも30%未満であり、判定基準を満たさなかった。浮遊物質量に関しては、20000mg/Lにした場合のみ測定が行え、950mg/Lであり、600mg/L以下に達しなかった。この結果、5番目の凝集剤については不可評価となった。
6番目のアクリルアミド系アニオン性有機高分子凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合、20000mg/Lにした場合のそれぞれにおいて10%であった。何れも30%未満であり、判定基準を満たさなかった。浮遊物質量に関しては、分離水が少なすぎたため測定できなかった。この結果、6番目の凝集剤については不可評価となった。
7番目のアクリルアミド系ノニオン性有機高分子凝集剤について説明する。分離水割合に関しては、凝集剤添加濃度を10000mg/Lにした場合には10%であり、20000mg/Lにした場合には20%であった。何れも30%未満であり、判定基準を満たさなかった。浮遊物質量に関し、凝集剤添加濃度を20000mg/Lにした場合のみ測定が行え、498mg/Lと判定基準(600mg/L以下)を満たした。この結果、7番目の凝集剤については可評価となった。
以上より、各凝集剤のうち、1番目の凝集剤(ダドマック系有機凝集剤)について優良評価が得られ、2番目の凝集剤(ポリアミン系有機凝集剤)について良評価が得られた。
1〜2番目の凝集剤について優良評価又は良評価が得られ、3〜7番目の凝集剤について不可評価又は可評価となった理由について考察する。図1に示される凝集剤の濃度は、一般的に現場で使用される濃度である。これ以上濃度を増加させると粘度が上昇し、作業性が悪くなるため利用できない。1〜2番目の凝集剤は比較的粘度が低いため、3〜7番目の凝集剤よりも10%溶液と高濃度の溶液を廃液に適用できる。また、10%溶液の粘度が12cpsと低いため、凝集剤の分子は廃液中に容易に分散することができる。そのため、粘土粒子に効率よく吸着することが可能となり、凝集が促進されたものと考えられる。なお、本実施形態では10%溶液を使用したが、10%以下の溶液、例えば2%〜8溶液であっても同様の作用効果が得られると考えられる。
<安定液廃液の凝集試験>
選定試験で良評価が得られた1番目の凝集剤を用い、安定液廃液の凝集試験を行った。この凝集試験では、前述した廃液サンプルBの他、図2(a)に示す廃液サンプルAも用いた。この廃液サンプルAは、ベントナイト、ポリマー剤、分散剤(CMC)を含んだ泥水であり、pHが11.7、単位容積あたりの浮遊物質量が70000mg/L、電気伝導度が405mS/m、比重1.037g/cmであった。また、溶存イオン濃度は、Naが544mg/L、Kが33mg/L、Ca2+が23mg/L、Clが140mg/L、SO 2−が720mg/Lであり、廃液サンプルBよりも残存するベントナイトの量が少なかった。
凝集試験では、廃液サンプルAに対して硫酸を添加し、pHを6,7,9に調整した。同様に、廃液サンプルBに対して硫酸を添加し、pHを6,8に調整した。pH調整後の廃液サンプルA、Bを容積500mLの複数の樹脂製ボトルにそれぞれ200mLずつ秤り取った。秤り取った廃液サンプルA、Bに対して1番目の凝集剤を原液換算で、25〜4000mg/Lの範囲で複数定めた規定濃度となるように添加した。凝集剤の添加後、樹脂製ボトルを30秒間に亘って転倒撹拌した。転倒撹拌後の廃液サンプルA,Bに対して遠心分離を行った。遠心分離の条件は選定試験と同じく、回転数2600rpm、5秒間とした。
遠心分離後の上澄み液を分離水としてデカンテーションにより採取し、上澄み液の水量を記録した。記録した量を採取量(200mL)で除し、分離水割合(%)を算出した。分離水については濁度を測定し、予め測定しておいた濁度と浮遊物質量(SS)との関係式を適用することで浮遊物質量に換算した。
また、廃液サンプルAについては、1番目の凝集剤と共に、水酸化物を生成しない水溶性の無機中性塩を添加し、分離水割合の測定を行った。この測定では、1番目の凝集剤を原液換算で、添加濃度が500mg/L,1000mg/L,1500mg/Lとなるように添加すると共に、無機中性塩として塩化マグネシウム(MgCl)を添加濃度が1250mg/Lとなるように添加し、硫酸マグネシウム(MgSO)を添加濃度が6250mg/Lとなるように添加した。
以下、凝集試験の結果について説明する。図4は、廃液サンプルAに対し、pHと凝集剤添加濃度を変えて浮遊物質量と分離水割合を測定した結果である。なお、図4における凝集剤添加濃度は原液換算値である。
まず、浮遊物質量について説明する。凝集剤添加濃度を25mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約640mg/L、pH7での浮遊物質量は約910mg/L、pH9での浮遊物質量は約780mg/Lであり、何れも判定基準(600mg/L以下)に達しなかった。
凝集剤添加濃度を100mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約380mg/L、pH7での浮遊物質量は約340mg/L、pH9での浮遊物質量は約460mg/Lであり、何れも判定基準を満たした。
凝集剤添加濃度を200mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約260mg/L、pH7での浮遊物質量は約180mg/Lであり、何れも判定基準を満たしていた。凝集剤添加濃度を250mg/Lにした場合、pH7での浮遊物質量は約50mg/L、pH9での浮遊物質量は約20mg/Lであり、何れも判定基準を満たした。
凝集剤添加濃度を500mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約130mg/L、pH7での浮遊物質量は約240mg/L、pH9での浮遊物質量は約30mg/Lであり、何れも判定基準を満たしていた。凝集剤添加濃度を1000mg/Lにした場合、pH7での浮遊物質量は約30mg/Lであり、判定基準を満たした。
次に、分離水割合について説明する。凝集剤添加濃度を100mg/Lにした場合、pH6での分離水割合は約50%、pH7及び9での分離水割合は約43%であり、何れも判定基準(30%以上)を満たした。
凝集剤添加濃度を200mg/Lにした場合、pH6での分離水割合は約47%、pH7での分離水割合は約55%であり、何れも判定基準を満たしていた。凝集剤添加濃度を250mg/Lにした場合、pH7及び9での分離水割合は約58%であり、何れも判定基準を満たした。
凝集剤添加濃度を500mg/Lにした場合、pH6での分離水割合は約57%、pH7での分離水割合は約75%、pH9での分離水割合は約62%であり、何れも判定基準を満たしていた。凝集剤添加濃度を1000mg/Lにした場合、pH7での分離水割合は約77%であり、判定基準を満たした。
このように、廃液サンプルAに対しては、1番目の凝集剤を添加濃度が100mg/L以上となるように添加することで、浮遊物質量並びに分離水割合について、判定基準を満たすことが確認された。
次に、廃液サンプルBに対する試験結果について説明する。図5は、廃液サンプルBに対し、pHと凝集剤添加濃度を変えて浮遊物質量と分離水割合を測定した結果である。なお、図5における凝集剤添加濃度も原液換算値である。
まず、浮遊物質量について説明する。凝集剤添加濃度を250mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約1500mg/Lであり、判定基準(600mg/L以下)に達しなかった。凝集剤添加濃度を500mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約520mg/Lであり、判定基準を満たした。
凝集剤添加濃度を750mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約430mg/Lであり、判定基準を満たした。一方、pH8での浮遊物質量は約7980mg/Lであり、判定基準に達しなかった。凝集剤添加濃度を1000mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約100mg/Lであり、判定基準を満たした。一方、pH8での浮遊物質量は約4820mg/Lであり、判定基準に達しなかった。
凝集剤添加濃度を2000mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約10mg/L、pH8での浮遊物質量は約60mg/Lであり、何れも判定基準を満たした。凝集剤添加濃度を3000mg/Lにした場合、pH6及び8での浮遊物質量は約50mg/Lであり、何れも判定基準を満たした。
凝集剤添加濃度を4000mg/Lにした場合、pH6での浮遊物質量は約210mg/Lであり、判定基準を満たした。一方、pH8での浮遊物質量は約1000mg/Lであり、判定基準に達しなかった。
次に、分離水割合について説明する。pH6での分離水割合は、凝集剤添加濃度を500mg/Lにした場合に約38%であり、判定基準(30%以上)を満たした。凝集剤添加濃度を750mg/Lにした場合には約46%、凝集剤添加濃度を1000mg/Lにした場合には約55%であり、何れも判定基準(40%以上)を満たした。同様に、凝集剤添加濃度を2000mg/Lにした場合には約60%、凝集剤添加濃度を3000mg/Lにした場合には約52%、凝集剤添加濃度を4000mg/Lにした場合には約50%であり、何れも判定基準を満たした。
pH8での分離水割合は、凝集剤添加濃度を2000mg/Lにした場合に約55%、凝集剤添加濃度を3000mg/Lにした場合に約55%であり、何れも判定基準を満たした。
このように、廃液サンプルBに対しては、pHを6に調整すると共に、1番目の凝集剤を添加濃度が2000mg/L以上となるように添加することで、浮遊物質量並びに分離水割合について、判定基準を満たすことが確認された。また、pHを8に調整した場合には、1番目の凝集剤を添加濃度が2000mg/L以上約3500mg以下となるように添加することで、浮遊物質量並びに分離水割合について、判定基準を満たすことが確認された。
なお、廃液サンプルAと廃液サンプルBを比較すると、廃液サンプルAよりも廃液サンプルBの方が、浮遊物質量を判定基準値以下に低下させるための凝集剤添加濃度が高くなっている。特に、添加濃度1000mg/L以下において、pHによる浮遊物質量の差が大きくなっている。これは、廃液サンプルAよりも廃液サンプルBの方が、ベントナイトが多量に含まれているためと考えられるが、凝集剤添加前にpH調整を行うことで、凝集剤の添加量を低減できることを示している。
次に、無機中性塩による効果について説明する。ここでは、水溶性の無機中性塩を、1番目の凝集剤と共に廃液サンプルAに添加した場合における、分離水割合を測定した。
前述したように、この測定では、pHを中性域(pH6)に調整した廃液サンプルAを容積500mLの複数の樹脂製ボトルにそれぞれ200mLずつ秤り取った。秤り取った廃液サンプルAに対し、1番目の凝集剤を、添加濃度が500mg/L,1000mg/L,1500mg/Lとなるように添加すると共に、無機中性塩として塩化マグネシウム(MgCl)を添加濃度が1250mg/Lとなるように添加し、硫酸マグネシウム(MgSO)を添加濃度が6250mg/Lとなるように添加した。
凝集剤及び無機中性塩の添加後、樹脂製ボトルを30秒間に亘って転倒撹拌し、遠心分離を行った。遠心分離の条件は選定試験や凝集試験と同じく、回転数2600rpm、5秒間とした。遠心分離後の上澄み液を分離水としてデカンテーションにより採取し、上澄み液の水量を記録した。記録した量を採取量(200mL)で除し、分離水割合(%)を算出した。
図6に試験結果を示す。凝集剤添加濃度を500mg/Lにした場合、塩なし(比較例)での分離水割合は約40%であった。これに対し、塩化マグネシウムを添加した場合における分離水割合は約44%、硫酸マグネシウムを添加した場合における分離水割合は約50%であった。凝集剤添加濃度を1000mg/Lにした場合、塩なしでの分離水割合は約50%であった。これに対し、塩化マグネシウムを添加した場合における分離水割合は約60%、硫酸マグネシウムを添加した場合における分離水割合は約54%であった。凝集剤添加濃度を1500mg/Lにした場合、塩なし、塩化マグネシウムを添加した場合、硫酸マグネシウムを添加した場合の何れも、分離水割合は約60%であった。
以上の結果より、無機中性塩を凝集剤と併用することにより、凝集剤が過剰に存在しない環境下(例えば凝集剤添加濃度が原液換算で1000mg/L以下の環境下)であれば、分離水割合が向上されることが確認された。
以上の試験結果を総括する。
ベントナイト系安定液の廃液を処理するに際し、(1)硫酸等のpH調整剤を添加して廃液のpHを中性域(pH6〜8)に調整すること、(2)pHが調整された廃液に対して10%溶液の粘度が12cps以下である有機凝集剤を添加すること、(3)有機凝集剤が添加された廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機に導入して固液分離を行うことで、分離水における浮遊物質量(SS)を、下水道への放流基準値(600mg/L)を満たすレベルまで低減できることが確認できた。また、2〜8%溶液と高濃度の有機凝集剤を添加できる。
有機凝集剤としては、P−DADMAC系有機凝集剤やポリアミン系有機凝集剤が好ましいことが確認できた。
有機凝集剤と共に、塩化マグネシウムや硫酸マグネシウム等の無機中性塩を添加することで、分離水の量を増加できることも確認できた。
次に、前述したベントナイト系安定液の廃液処理方法を適用した廃液処理システムについて説明する。
図7に示す廃液処理システムは、地中連続壁の構築現場で生じたベントナイト安定液の廃液を処理するものである。この構築現場では、地盤Gを掘削して溝1を形成すると共に、溝1の内部にベントナイト安定液2を注入して溝壁を保護している。そして、トレミー管3を通じて溝1の底部からコンクリート4を打設し、溝1から越流したベントナイト安定液2の廃液2´を第1釜場5に導入して粗大固形物6を沈降させている。
粗大固形物6を沈降させた廃液2´を第2釜場7に導入し、サンドポンプ8で吸い上げ、配管9を通じてスクリューデカンタ型遠心分離機10(以下、単に遠心分離機10という)に導入して固液分離を行う。固液分離された固形分11(脱水ケーキ)は、一次貯留容器12に排出された後、図示しないコンベアによって堆積場所まで運搬される。固液分離された分離水13は、一次貯留容器14に排出された後、ポンプ15及び配管16によって圧送される。
図8に示すように、遠心分離機10は、所定方向に回転する外筒31と、外筒31の内部空間に配置され、外筒31と同軸で回転するスクリュー32と、配管9を通じて導入された廃液2´(被処理液)を、外筒31とスクリュー32の間に供給する被処理液供給管33(液体供給部)とを備えている。この遠心分離機10では、外筒31の回転によって、回転中心から半径方向に向かう遠心力が廃液2´に作用される。外筒31とスクリュー32の回転速度差により、廃液2´の固形分11がスクリュー32の羽根部に押され、外筒31の縮径部31aへ向かって移動される。その後、固形分11は、縮径部31aの先端側部分に設けられた固形分排出口34から、外筒31の外部に排出される。一方、廃液2´の分離水13は、縮径部31aとは反対側の側面31bに設けられた液体分排出口35から外筒31の外部に排出される。その結果、廃液2´に含まれる固形分11と分離水13とが分離される。
図7に示すように、この廃液処理システムでは、pH調整剤貯留部17に貯留されたpH調整剤(例えば硫酸)が供給管18を通じて第1釜場5に供給される(図9に示すpH調整工程S1,本発明に係る第1ステップ)。また、凝集剤貯留部19に貯留された有機凝集剤(例えば第1〜第3の凝集剤)、及び、中性塩貯留部20に貯留された無機中性塩(例えば塩化マグネシウム溶液や硫酸マグネシウム溶液)が、供給管21,22を通じて第2釜場7に供給される(図9に示す凝集剤添加工程S2,本発明に係る第2ステップ)。これらにより、溝1からあふれた廃液2´は、第1釜場5でpHが中性域に中和され、第2釜場7に導入される。第2釜場7では、有機凝集剤及び無機中性塩によって、廃液2´に含まれる浮遊物質の凝集が促進される。
さらに、第2釜場7で有機凝集剤や無機中性塩が添加された廃液2´が遠心分離機10に導入され、固液分離される(図9に示す固液分離工程S3,本発明に係る第3ステップ)。前述したように、凝集剤添加後の廃液粘度を低く抑えることができるので、遠心分離機10の常用遠心力であっても、浮遊物質の凝集が促進され、かつ、凝集物を高い速度で沈降させることができる。その結果、廃液2´を遠心分離機10によって処理した際に、分離水13に含まれる浮遊物質量を効果的に低減できる。例えば、下水道に直接排出できるレベルまで低減できる。さらに、無機中性塩を併用しているので、分離水割合を高めることができ、固形分11に含まれる水分量を効果的に低減できる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
有機凝集剤に関し、前述の実施形態では、2種類のダドマック系有機凝集剤と1種類のポリアミン系有機凝集剤を例示したが、これらに限定されるものではない。すなわち、10%溶液の粘度が12cps以下である有機凝集剤であれば、他の種類の有機凝集剤であっても使用可能である。
有機凝集剤と共に添加される無機中性塩に関し、前述の実施形態では塩化マグネシウムと硫酸マグネシウムを例示したが、これらに限定されるものではない。食塩や塩化カルシウムなど、有機凝集剤とあわせて水酸化物を生成しない水溶性の塩(塩酸、硫酸、炭酸のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩)であれば、同様に使用できると解される。また、無機中性塩は、有機凝集剤と共に添加する必要はなく、有機凝集剤とは別個に添加してもよいし、必要に応じて添加すればよい。
pH調整剤に関し、前述の実施形態では硫酸を例示したが、これに限定されるものではない。
1…溝,2…安定液,2´…ベントナイト安定液の廃液,3…トレミー管,4…コンクリート,5…第1釜場,6…粗大固形物,7…第2釜場,8…サンドポンプ,9…配管,10…スクリューデカンタ型遠心分離機,11…固形分,12…一次貯留容器,13…分離水,14…一次貯留容器,15…ポンプ,16…配管,17…pH調整剤貯留部,18…pH調整剤用の供給管,19…凝集剤貯留部,20…中性塩貯留部,21…有機凝集剤用の供給管,22…無機中性塩用の供給管,31…外筒,31a…外筒の縮径部,31b…外筒の側面,32…スクリュー,33…被処理液供給管,34…固形分排出口,35…液体分排出口,G…地盤

Claims (4)

  1. ベントナイト系安定液の廃液にpH調整剤を添加し、前記廃液のpHを中性域に調整する第1ステップと、
    pHが調整された前記廃液に対し、10%溶液の粘度が12cps以下である有機凝集剤を添加する第2ステップと、
    前記有機凝集剤が添加された前記廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機に導入し、前記廃液の固液分離を行う第3ステップと、
    を含むことを特徴とするベントナイト系安定液の廃液処理方法。
  2. 前記第2ステップで添加される有機凝集剤は、P−DADMAC系有機凝集剤、又は、ポリアミン系有機凝集剤の少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載のベントナイト系安定液の廃液処理方法。
  3. 前記第2ステップでは、水酸化物を生成しない水溶性の無機中性塩を、前記廃液に対して添加することを特徴とする請求項1又は2に記載のベントナイト系安定液の廃液処理方法。
  4. ベントナイト系安定液の廃液をスクリューデカンタ型遠心分離機で固液分離する際に前記廃液へ添加され、前記廃液に含まれる浮遊物質を凝集させる有機凝集剤であって、
    10%溶液の粘度が12cps以下であることを特徴とする有機凝集剤。
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