JP2017046920A - 抽選システム、ユーザ端末機及びゲームシステム - Google Patents

抽選システム、ユーザ端末機及びゲームシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる抽選の公平性の確認を可能とする抽選システム並びに該抽選システムを利用するユーザ端末機及びゲームシステムを提供すること。
【解決手段】抽選システム1は、ユーザ端末機2からのトークン発行リクエストを受信して抽選トークンを送信し、運営者サーバ3からの抽選リクエストを受信して抽選結果を送信し、ユーザ端末機からの確認リクエストを受信して抽選結果及び抽選結果確率分布を含む確認情報を送信する。ユーザ端末機2は、トークン発行リクエスト及び確認リクエストを送信する。抽選システム1、ユーザ端末機2及び運営者サーバ3によってゲームシステムが提供される。ユーザは、確認情報によって公平性を検証できる。運営者サーバ3が悪意であると、確認情報によって公平性の喪失が露見する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの不公平感を解消する抽選システム並びに該抽選システムを利用するユーザ端末機及びゲームシステムに関する。
ゲームプログラムを提供する管理者の管理者サーバにユーザ端末機からアクセスして、ユーザ端末機においてゲームを楽しむことのできるオンラインゲームが普及している。オンラインゲームにおいては、例えばカードゲームにおけるユーザ(ゲームプレイヤ)に配られるカードの選択のように、管理者サーバにおいてランダムに決定される事項が含まれることが多い。
管理者サーバは、乱数を用いてランダムな処理(以下、乱数を用いたランダムな処理を「抽選」と呼ぶ。)を行うが、サイコロやルーレットとは相違して抽選の過程がユーザには確認できない。このため、ユーザは、抽選結果が管理者サーバによって制御されていて抽選が公平ではないのではないかという疑念や不満を持つことがある。
この問題について、特許文献1には、2人以上の対戦ゲームにおいて、乱数発生アルゴリズムを開示し、プレイヤ毎の乱数種をゲーム開始前にそのプレイヤに公開し、全プレイヤの乱数種をゲーム終了後に全プレイヤに公開するプログラムが開示されている。ユーザは、ゲームが乱数種に従って公平に実行されたことを、ゲーム終了後に確認することができる。
昨今、当選することによってロールプレイングゲームにおける所持アイテムや商品券等の景品がユーザに与えられる抽選(「ガチャ」と呼ばれている。)も多い。ガチャは、多くの場合、ゲームにおける仮想通貨(ユーザが金銭を支払って購入又はゲームの結果として獲得するもの)と引き換えに行われる。そこで、当選しなかったユーザが疑念や不満を持つことが多くなる。
ガチャは、1のユーザのみに係る1回限りの抽選であることが多い。すなわち、乱数種が実質的に1しかないこととなり、複数の乱数種の一部を開示する特許文献1の手法が適用できない。乱数発生アルゴリズム及び乱数種を開示することは、当選するか否かを開示することになってしまう。ユーザがガチャ実行を決定する前に開示すれば、当選する場合にのみガチャを実行し当選しない場合には実行しないことができてしまう。一方、ユーザがガチャ実行を決定した後に開示すれば、抽選結果が管理者サーバによって制御されている(抽選結果から逆算で求めた乱数種が開示された)との疑念や不満を持つことが解消できない。すなわち、特許文献1に開示されたプログラムは、ガチャに適用できない。
特開2013−165899号公報
Quantis量子乱数発生器:http://www.optoscience.com/maker/id/lineup/quantis.html
本発明は、ユーザによる抽選の公平性の確認を可能とする抽選システム並びに該抽選システムを利用するユーザ端末機及びゲームシステムを提供することを課題とする。
本発明の抽選システムは、
ユーザ端末機からのトークン発行リクエストを受信して抽選トークンを前記ユーザ端末機に送信するトークン発行手段と、
運営者サーバからの抽選リクエストを受信して抽選結果を前記運営者サーバに送信する抽選手段と、
前記ユーザ端末機からの確認リクエストを受信して確認情報を前記ユーザ端末機に送信する確認手段とを備え、
前記抽選リクエストは、前記抽選トークン及び抽選結果確率分布の指定を含み、
前記確認リクエストは、前記抽選トークンを含み、
前記確認情報は、前記抽選結果及び前記抽選結果確率分布を含み、
前記抽選手段は、1の前記抽選トークンに係る所定の時間内における抽選を1回のみ行うことを特徴とする。
この特徴によれば、ユーザに発行された抽選トークンに係る抽選結果及び抽選結果確率分布がユーザに開示される。運営者サーバの管理者による不正の余地がなく、抽選の公平性がユーザによって確認可能である。
本発明の抽選システムは、
前記トークン発行手段は、乱数を用いて前記抽選トークンを発生することを特徴とする。
この特徴によれば、抽選トークンがランダムに発生するので、発生された抽選トークンを模擬することによる不正の余地がなくなる。
本発明の抽選システムは、
前記抽選手段は、量子力学的乱数を用いて抽選を行うことを特徴とする。
この特徴によれば、抽選に使用される乱数が厳密なランダム性を保つ。ここで「量子力学的乱数」とは、非特許文献1に示されるように量子力学のランダム性を利用する乱数を言う。
本発明の抽選システムは、
前記抽選トークンと該抽選トークンを送信した前記ユーザ端末機との対応データを保持し、
前記確認手段は、前記確認リクエストを送信した前記ユーザ端末機が前記抽選トークンに対応する前記ユーザ端末機と同一である場合にのみ前記確認情報を前記ユーザ端末機に送信することを特徴とする。
この特徴によれば、確認情報を他人に見られてしまうことがなくなる。
本発明のユーザ端末機は、
抽選システムにトークン発行リクエストを送信して抽選トークンを前記抽選システムから受信するトークン取得手段と、
運営者サーバに前記抽選トークンを送信して前記運営者サーバから抽選結果を受信する抽選要求手段と、
前記抽選システムに確認リクエストを送信して前記抽選システムから抽選結果を受信する抽選確認手段とを備えることを特徴とする。
この特徴によれば、上述の抽選システムを利用するユーザ端末機が提供される。
本発明のゲームシステムは、
上述の抽選システムと、上述のユーザ端末機と、運営者サーバとを備え、前記ユーザ端末機においてゲームを実行するゲームシステムであって、
前記ユーザ端末機のトークン取得手段が前記抽選システムのトークン発行手段から抽選トークンを取得し、
前記ユーザ端末機の抽選要求手段が前記運営者サーバの抽選実行手段に前記抽選トークンを送信して抽選を要求し、
前記運営者サーバの前記抽選実行手段が、前記抽選トークンを含む抽選リクエストを前記抽選システムの抽選手段に送信し、前記抽選システムの抽選手段から抽選結果を受信し、前記抽選結果を前記ユーザ端末機に送信することを特徴とする。
この特徴によれば、抽選システムを活用し、ユーザ端末機においてゲームが実行されるゲームシステムであって、運営者サーバによる不正の余地のないものが提供される。
本発明のゲームシステムは、
前記ゲームは、前記運営者サーバによって制御されて抽選当選時にユーザに特典を与えるガチャを含むことを特徴とする。
この特徴によれば、ユーザの疑念や不満が発生しやすいガチャにおいて、抽選システムを活用したゲームシステムが提供される。
本発明の抽選システムによれば、ユーザによる公平性の確認が可能となり、ユーザの疑念や不満を減少させることができる。
本発明のユーザ端末機によれば、本発明の抽選システムを利用したゲームを実行することができる。
本発明のゲームシステムによれば、本発明の抽選システム及び本発明のユーザ端末機を活用して、ユーザの疑念や不満の減少されたゲームを提供することができる。
図1は、ゲームシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、トークン発行手段の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、抽選手段の処理手順を示すフローチャートである。 図4は、確認手段の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、確認情報を表示する画面を示す図である。
本発明の実施例について説明する。
図1は、ゲームシステムの構成を示すブロック図である。ゲームシステムは、抽選システム1、ユーザ端末機2及び運営者サーバ3がネットワークで接続されて構成されている。ここで、ユーザ端末機2は、1台でなく2台以上の任意の台数であってよい。抽選システム1及び運営者サーバ3により、多くのユーザ端末機2におけるゲームが実行できる。また、運営者サーバ3も2台以上であってよい。抽選システム1は、多数のユーザ端末機2及び運営者サーバ3を同時にサポートできる。
抽選システム1は、コンピュータサーバであり、トークン発行手段11、抽選手段12及び確認手段13を備え、対応データ14及び抽選データ15を保持している。
ユーザ端末機2は、ネットワークを介して抽選システム1及び運営者サーバ3にアクセスし、プログラムを実行させる機器、例えばパーソナルコンピュータやスマートホンである。ユーザ端末機2は、トークン取得手段21、抽選要求手段22及び抽選確認手段23を備えている。
運営者サーバ3は、コンピュータサーバであり、抽選が行われる場面を含むゲームを、アクセスしたユーザ端末機2に提供している。運営者サーバ3は、ゲーム制御部30及び抽選実行手段31を備えている。
ゲーム制御部30は、抽選を行う場面、抽選を行わない場面の両方を含んで、ゲームを制御しユーザ端末機2におけるユーザの操作に対応してゲームを進捗させる。このため、ユーザ端末機2においてゲームの中で抽選を行う機能であるトークン取得手段21及び抽選要求手段22は、ゲーム制御部30に制御され得る。ウェブページであるゲーム制御部30に含まれるJAVASCRIPT(登録商標)であれば、悪意の運営者は、ゲーム制御部30によって制御可能なように作成することができる。また、ユーザ端末機2において動作するネイティブなアプリケーションプログラムであれば、運営者サーバ3からダウンロードされるものであるので、悪意の運営者は、ゲーム制御部30と通信を行いゲーム制御部30に制御されるプログラムとすることができる。
以下、抽選が行われる手順を説明し、運営者サーバ3が悪意であり、ゲーム制御部30(トークン取得手段21及び抽選要求手段22を含む)及び抽選実行手段31が不正に動作をしてもユーザによる公平性の確認が可能であることを示す。
抽選においては、まず、トークン取得手段21がトークン発行リクエストをトークン発行手段11に送信する。この手順を図1に(1)で示す。以下、(2)(3)...としてかっこ内に示された数字は処理される順序を示し、説明中に(2)(3)...と記して示す。
図2は、トークン発行手段の処理手順を示すフローチャートである。トークン発行リクエストを受信(ステップ11a)したトークン発行手段11は、乱数により抽選トークンを発行(ステップ11b)し、(2)トークン取得手段21に送信(ステップ11c)する。その後発行先(トークン発行リクエストを送信したユーザ端末機)のIPアドレスと抽選トークンの対応を対応データ14に保存する。
なお、ユーザ端末機が同定できる情報であれば、各種の情報をIPアドレスに替えて使用することができる。例えば、ユーザ端末機2が携帯電話機(スマートフォンを含む)であれば携帯電話機に挿入されたSIMカードのIDを用いることができる。また、トークン発行手段11及び確認手段13をウェブアプリケーションとして実装し、トークン発行手段11及び確認手段13がユーザ端末機2のクッキーを読取り(クッキーが存在しなければ生成し)、クッキーによってユーザ端末機を同定してもよい。その他各種の情報が使用可能である。IPアドレスは動的に割り当てられて変化することがあるので、SIMカードのID、クッキー等を用いるほうが確実である。以下、IPアドレスが固定されているデスクトップコンピュータ等がユーザ端末機2であるものとし、IPアドレスによってユーザ端末機を同定するものとして説明するが、他の情報を用いる場合にも同様である。
乱数により抽選トークンを発行することで、悪意の運営者サーバ3が発行される抽選トークンを予測してその抽選トークンによる抽選を事前に(ユーザ端末機2から抽選トークンを受信する前に)行ってしまうリスクを小さくする。
発行先(トークン発行リクエストを送信したユーザ端末機)のIPアドレスと抽選トークンの対応を対応データ14に保存することで、抽選トークンを発行したユーザ端末機2が同定され、また、運営者サーバ3から受信する抽選トークンについて発行済みの抽選トークンであるか否かを検証することができる(効果については後述する)。
次に、抽選要求手段22が、ユーザ端末機2が受信した抽選トークンを(3)抽選実行手段31に送信することにより、運営者サーバ3に抽選を行う意図を伝えるとともに、抽選トークンを用いた抽選を行わせる。
抽選トークンを受信した抽選実行手段31は、(4)抽選手段12に抽選リクエストを送信する。ここで、抽選リクエストには、受信した抽選トークンと抽選結果確率分布の指定とを含む。
抽選結果確率分布は、「当たり」「はずれ」、「1等」「2等」「3等」、その他抽選結果のリストに、各リスト項目の確率(例えば「当たり」が25%、「はずれ」が75%)を付したものである。抽選結果確率分布は、固定された値の場合もあり、抽選の都度変動する値の場合(例えば100本のくじに「当たり」が10本だけ含まれるものを順次に引くことを想定する場合、1回の抽選ごとに残りのくじが相違して抽選結果確率分布が変動する。また、抽選を繰り返すことによって「当たり」の確率を大きくする設定のゲームもある。)もある。固定された値の場合には、運営者サーバ3は、事前に抽選結果確率分布を抽選システム1に送信しておき、その抽選結果確率分布を毎回送信することなく繰り返し使用することができる。抽選の都度変動する値の場合には、運営者サーバ3は、抽選結果確率分布を抽選の都度、送信する。
図3は、抽選手段の処理手順を示すフローチャートである。抽選リクエストを受信(ステップ12a)した抽選手段12は、抽選リクエストに含まれているもの、又は事前に受信して抽選リクエストにおいて選択されたものとして、抽選結果確率分布を決定(ステップ12b)する。
抽選手段12は、次に、抽選を行うことの正当性を検証する(ステップ12c、12d)。ステップ12cでは、対応データ14を参照して、受信した抽選トークンが既発行のものであるか否かを検証する。未発行の抽選トークンについては抽選を行わずにエラーメッセージを返す(ステップ12e)。
抽選トークンが既発行のものについてのみ抽選が行われることと、上述のとおり抽選トークンが乱数を用いて発行されることとにより、悪意の運営者サーバ3が発行される前の抽選トークンについて予め抽選を行うこと(運営者の望む結果になるまで抽選を繰り返すことも可能である)によって抽選結果を恣意的に制御することを困難にしている。
ステップ12dでは、抽選データ15を参照して、受信した抽選トークンが未抽選のものであるか否かを検証する。抽選済の抽選トークンについては抽選を行わずにエラーメッセージを返す(ステップ12e)。
すなわち、1の抽選トークンについては1回のみの抽選が行われることとなる。悪意の運営者が運営者の望む結果になるまで抽選を繰り返すことによって抽選結果を恣意的に制御することを不可能にしている。
なお、抽選システム1を長期間継続使用すると、同一の抽選トークンが複数回発行される可能性が否定できない。かかる場合に抽選が行われなくなってしまうことのないよう、トークン発行手段11が対応データ14に含まれる抽選トークンを発行しない(乱数を再度発生して発行しなおす)こととすればよい。この場合、対応データ14及び抽選データ15について、各々のエントリを作成されてから所定の時間(例えば30日)が経過した時に削除するとよい。同一の抽選トークンによる抽選は所定の時間にわたって行われず、上記乱数再発行の頻度を小さくすることができる。
抽選を行うことの正当性が確認された場合(既発行かつ未抽選の抽選トークンの場合)には、抽選手段12は、量子力学的乱数による抽選(ステップ12f)を行う。
量子力学的乱数は、乱数種を使用しないので、特許文献1に開示のプログラムでは使用することができない。本発明においては抽選システム1と運営者サーバ3とが別人によって運営されるので、抽選システム1がユーザに信頼され、乱数種を使用せずに再現性のない量子力学的乱数を活用することができる。これにより、乱数の予測が不可能となる。
抽選結果確率分布に合わせた抽選とするためには、例えば、0≦x<1となる量子力学的乱数xを発生し、抽選結果確率分布の各リスト項目の確率に等しい長さの区間(m≦x<M、M−m=(リスト項目の確率))を重複しないように0≦x<1の範囲で割り当てればよい。
抽選手段12は、(5)抽選結果を抽選実行手段31に送信(ステップ12g)する。
抽選手段12は、最後に、抽選結果確率分布、抽選結果及び抽選トークンを抽選データ15に保存する。ステップ12dにおける未抽選/既抽選の判定と、確認手段13における利用(後述)のためである。
(6)抽選実行手段31が抽選結果を抽選要求手段22に送信することで、ユーザ端末機2において抽選結果が利用可能となり、ゲームが進行する。これにより、抽選が完了する。
以下、抽選後に、ユーザが抽選の公平性の確認する手順を説明する。
ユーザは、抽選確認手段23を起動する。(S1)抽選確認手段23は、確認リクエストを確認手段13に送信する。確認リクエストには抽選トークンが含まれているものとする。
図4は、確認手段の処理手順を示すフローチャートである。確認リクエストを受信(ステップ13a)した確認手段13は、確認リクエストに含まれている抽選トークンが確認リクエストを送信したユーザ端末機に発送されたものであるか否かを確認(ステップ13b、13c)する。抽選トークンが確認リクエストを送信したユーザ端末機に発送されたものでない場合には、エラーメッセージを返す(ステップ13f)。
確認手段13は、次に、抽選トークンにより抽選データを検索(ステップ13d)する。1の抽選トークンによる抽選は1回のみであるので、検索結果は1のみのエントリ又は「なし」となる。検索結果が「なし」の場合にはエラーメッセージを返す(ステップ13e、13f)。
検索結果は1のみのエントリである場合には、確認手段13は、同一のIPアドレスによる最近の抽選データを検索して抽選回数を求める(ステップ13g)。検索されたエントリに係る抽選結果確率分布、抽選結果、及び抽選を行った時刻に抽選回数とIPアドレスを加えたものを確認情報として送信(ステップ13h)する。
図5は、確認情報を表示する画面を示す図である。確認情報を受信したユーザ端末機2に表示されるものである。抽選結果確率分布、抽選結果、抽選を行った時刻、抽選回数及びIPアドレスが表示され、ユーザは、抽選の公平性(抽選が正当に行われたこと)を確認することができる。
ここで、抽選を行った時刻を表示することで、ユーザが2回以上の抽選を行った場合にどの抽選の結果であるかを把握できる。また、悪意の運営者サーバ3が、トークン取得手段21を不正使用してユーザが抽選を行わない時に抽選トークンを取得して事前に抽選し、運営者の望む結果であればその結果を使用する場合には、抽選を行った時刻が相違して、ユーザが不正に気づく。
さらに、同一のIPアドレスによる最近の所定時間内の抽選回数を表示することで、悪意の運営者サーバ3による不正な(ユーザの要求していない)抽選にユーザが気づきやすくなる。
なお、確認リクエストには抽選トークンが含まれているものとしたが、抽選トークンを含まずにユーザ端末機のIPアドレスのみで処理を行ってもよい。抽選トークンは対応データ14を参照して求めることができる。この場合、悪意の運営者サーバ3がユーザが抽選を行わない時に抽選トークンを取得して事前に抽選すると、1回のユーザの抽選に対して複数の確認情報が示されることとなる。悪意の運営者サーバ3がユーザが抽選を行う直前に不正を行って、抽選を行った時刻の表示によってユーザが不正に気づくことを妨げても、複数の確認情報が示されることでユーザが不正に気づく。
抽選確認手段23は、悪意の運営者サーバ3から制御されないよう、独立したアプリケーションプログラムであることが好ましい。しかし、確認リクエストに含まれる抽選トークンはゲーム制御部30の管理するトークン取得手段21によって取得されるため、改竄されるおそれがある。かかる改竄の対策として、ユーザ端末機のIPアドレスのみで処理を行うことが考えられる。なお、ゲーム実行中にもユーザが容易に抽選確認手段23を実行できるよう、ゲーム運営者に対して抽選確認手段23へのリンクをゲーム画面の見やすい箇所に表示するよう義務付けることが好ましい。
以上詳細に説明したように、本発明の抽選システム1は、トークン発行手段11及び抽選手段12によって、抽選トークン、抽選結果確率分布及び抽選結果を対応付けて抽選データ15に保持することができる。また、確認手段13によって、ユーザ端末機において行った抽選の抽選結果確率分布及び抽選結果をユーザが知ることができ、ユーザによる抽選の公平性の確認が可能となる。
本発明のユーザ端末機2は、本発明の抽選システム1を活用して抽選を行うことができる。
本発明のゲームシステムは、抽選システム1、ユーザ端末機2及び運営者サーバ3で構成され、運営者サーバ3が悪意であれば、抽選が公平でないことがユーザに露見する。
抽選結果を恣意的に左右する悪意の運営者サーバ3の動作としては、以下のものが考えられる。(A)抽選を運営者サーバ3において恣意的に行う。(B)抽結果確率分布を恣意的に操作する。(C)抽選結果確率分布を操作しないが複数回の抽選を行いその抽選結果のうちで運営者に好都合なもののみを使用する。
(A)については、抽選システム1が公正に抽選するので、発生しない。
(B)については、確認情報に抽選結果確率分布が含まれるので、恣意的に操作すればユーザに露見する。
(C)については、1の抽選トークンによっては複数回の抽選を行うことができない。複数の抽選トークンを用いる場合には、確認情報に含まれる抽選を行った時刻又は特定のユーザ端末機2における抽選回数によって、ユーザに露見する。
以上、悪意の運営者サーバ3は、ユーザに露見することなく抽選結果を恣意的に左右することができない。本発明のゲームシステムとして動作する運営者サーバ3は、善意の者が運営していることがユーザに理解され、運営者にとってもメリットとなる。
ユーザによる抽選の公平性の確認を可能とする抽選システム並びに該抽選システムを利用するユーザ端末機及びゲームシステムである。多くのゲーム運営会社による利用が考えられる。
1 抽選システム
11 トークン発行手段
12 抽選手段
13 確認手段
14 対応データ
15 抽選データ
2 ユーザ端末機
21 トークン取得手段
22 抽選要求手段
23 抽選確認手段
3 運営者サーバ
30 ゲーム制御部
31 抽選実行手段

Claims (7)

  1. ユーザ端末機からのトークン発行リクエストを受信して抽選トークンを前記ユーザ端末機に送信するトークン発行手段と、
    運営者サーバからの抽選リクエストを受信して抽選結果を前記運営者サーバに送信する抽選手段と、
    前記ユーザ端末機からの確認リクエストを受信して確認情報を前記ユーザ端末機に送信する確認手段とを備え、
    前記抽選リクエストは、前記抽選トークン及び抽選結果確率分布の指定を含み、
    前記確認リクエストは、前記抽選トークンを含み、
    前記確認情報は、前記抽選結果及び前記抽選結果確率分布を含み、
    前記抽選手段は、1の前記抽選トークンに係る所定の時間内における抽選を1回のみ行うことを特徴とする、抽選システム。
  2. 前記トークン発行手段は、乱数を用いて前記抽選トークンを発生することを特徴とする、請求項1に記載の抽選システム。
  3. 前記抽選手段は、量子力学的乱数を用いて抽選を行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の抽選システム。
  4. 前記抽選トークンと該抽選トークンを送信した前記ユーザ端末機との対応データを保持し、
    前記確認手段は、前記確認リクエストを送信した前記ユーザ端末機が前記抽選トークンに対応する前記ユーザ端末機と同一である場合にのみ前記確認情報を前記ユーザ端末機に送信することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の抽選システム。
  5. 抽選システムにトークン発行リクエストを送信して抽選トークンを前記抽選システムから受信するトークン取得手段と、
    運営者サーバに前記抽選トークンを送信して前記運営者サーバから抽選結果を受信する抽選要求手段と、
    前記抽選システムに確認リクエストを送信して前記抽選システムから抽選結果を受信する抽選確認手段とを備えることを特徴とする、ユーザ端末機。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の抽選システムと、請求項5に記載のユーザ端末機と、運営者サーバとを備え、前記ユーザ端末機においてゲームを実行するゲームシステムであって、
    前記ユーザ端末機のトークン取得手段が前記抽選システムのトークン発行手段から抽選トークンを取得し、
    前記ユーザ端末機の抽選要求手段が前記運営者サーバの抽選実行手段に前記抽選トークンを送信して抽選を要求し、
    前記運営者サーバの前記抽選実行手段が、前記抽選トークンを含む抽選リクエストを前記抽選システムの抽選手段に送信し、前記抽選システムの抽選手段から抽選結果を受信し、前記抽選結果を前記ユーザ端末機に送信することを特徴とする、ゲームシステム。
  7. 前記ゲームは、前記運営者サーバによって制御されて抽選当選時にユーザに特典を与えるガチャを含むことを特徴とする、請求項6に記載のゲームシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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