JP2017045805A - 交換台車及び表面実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィーダバンクの固定精度や、フィーダバンクに対する交換台車の取付け精度等に拘わらず、高集積化、小型化に対応した、精度の高い吸着制御を実現する。【解決手段】交換台車が記憶する設定値と装着時の測定値との設置位置座標に基づき、XY平面座標系における傾きを矯正するための一次パラメータを(3)式で演算し、XY平面座標系におけるオフセットを矯正する二次パラメータとして、ベクトルを(4)式で演算し、台車基板の吸着位置データの座標(xn,yn)を(5)式で演算し、補正値(Xn,Yn)を得る。【選択図】図9

Description

本発明は、交換台車及び表面実装機に関する。
従来、電子部品を基板上に自動的に実装する装置として、特許文献1、2に開示されている表面実装機が知られている。
表面実装機は、複数のフィーダを並置した交換台車を着脱自在に備えている。交換台車は、フィーダバンクと呼称される基材を介して表面実装機に連結される。フィーダバンクは表面実装機又は交換台車に固定される。また、表面実装機は、1又は複数の吸着ノズルを備えており、同吸着ノズルをフィーダに特定される部品吸着位置に移動して、所要の電子部品をピックアップするように構成されている。
特許文献1に開示された表面実装機においては、部品の吸着動作の効率や精度を向上するため、当該表面実装機に備えられたカメラでフィーダバンクに設けられた基準マークの位置を認識し、この基準マークの位置に基づいて、部品吸着位置を決定するとともに、決定した部品吸着位置を固有データとして記憶することとしていた。そして、実装時には、記憶された部品吸着位置に基づいて、吸着ノズルを稼動し、電子部品を実装することとしていた。
一方、特許文献2に開示された表面実装機においては、フィーダバンクの設置位置情報を、1回の認識動作によって1個の基準マークから獲得するとともに、この基準マークに対する認識視野内に設けられている二次元バーコードから当該フィーダバンクに設置された複数のフィーダの設計値に対する部品吸着位置のズレ情報を、前記1回の認識動作によって獲得する構成を開示している。
特開2002−151888号公報 特開2010−225836号公報
特許文献1、2の構成では、フィーダバンクが交換台車と一体に構成されており、表面実装機の記憶部や二次元バーコードが、いずれも部品吸着位置に関する情報のみを固有データとして有していた。そのため、交換台車が表面実装機に対して精緻に搭載されている限りは、部品吸着位置を固有データから取得することができるものの、フィーダバンクの固定精度や、フィーダバンクに対する交換台車の取り付け精度に個体差が生じると、固有データと装着時の実際の部品吸着位置との間にずれが生じ、吸着ノズルを精緻に位置決めすることができなくなる。
特に、フィーダバンクと交換台車とが相対的に着脱される構成では、表面実装機や二次元バーコードに記憶されている部品吸着位置が現実の交換台車の部品吸着位置とずれてしまうと、従来の構成では、そのような位置ずれを矯正することができなかった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、フィーダバンクの固定精度や、フィーダバンクに対する交換台車の取り付け精度に拘わらず、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業において、精度の高い吸着制御を実現することのできる交換台車及び表面実装機を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、表面実装機に固定されたフィーダバンクに着脱自在に装着されて、当該フィーダバンクに並置される複数のフィーダを担持する交換台車において、前記複数のフィーダを当該フィーダバンクに適合して並置させるように複数のフィーダセット位置を形成するフィーダプレートと、前記フィーダバンクに対する前記フィーダプレートの設置位置の情報を与える一対のマーカと、前記フィーダプレートに載置されたフィーダから前記表面実装機が電子部品を吸着する際に当該電子部品の部品吸着位置を特定するために必要な情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶される情報を前記表面実装機との間で通信する台車側通信手段とを備え、前記記憶部に記憶されている情報は、前記フィーダバンクに前記フィーダプレートを設置するときの設計上の設置位置を示す設置位置データと、前記設置位置データに対して共通の基準座標に基づいて設定され、かつ前記フィーダバンクに前記フィーダプレートを設置する場合において、設計上の前記複数のフィーダの個々の部品吸着位置を示す吸着位置データと、を含んでいることを特徴とする交換台車である。
この態様では、フィーダプレートに載置されたフィーダから表面実装機が電子部品を吸着する際に当該電子部品の部品吸着位置を特定するために必要な情報を表面実装機に送信し、表面実装機の制御に供することができる。ここで、交換台車のフィーダプレートを表面実装機のフィーダバンクに取り付けた際、フィーダバンクに対する交換台車の個体差若しくは固定精度、又はフィーダバンクに対する交換台車の個体差若しくは寸法公差等に由来する位置ずれが生じる可能性がある。しかしながら、本態様では、一対のマーカを用いているので、両マーカを始点・終点とするベクトルを用いて位置修正用のパラメータを生成することが可能になる。また、本態様における記憶部は、フィーダバンクにフィーダプレートを設置するときの設計上の設置位置を示す設置位置データと、フィーダバンクにフィーダプレートを設置する場合において、設計上の複数のフィーダの個々の部品吸着位置を示す吸着位置データと、を含んでいる情報を記憶しており、これら設置位置データと吸着位置データとは、共通の基準座標に基づいて設定されている。そのため、表面実装機側では、記憶部に記憶されている設置位置データと、表面実装機自身が検出するマーカの位置情報とに基づいて、所要の補正用パラメータを演算することが可能となり、その演算結果に基づいて、フィーダバンクとフィーダプレートとの間の微妙な位置ずれに由来する吸着位置データの位置ずれをも精緻に補正することができる。そのため、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業においても、精度の高い吸着制御を実現することが可能になる。
好ましい態様の交換台車において、前記共通の基準座標は、前記複数のフィーダセット位置から選択される特定のフィーダセット位置の吸着位置データである。この態様では、表面実装機に取得させるために必ず登録されていなければならない吸着位置データの一つを選択して、基準座標を設定するので、基準座標を設けるために、改めて別の座標を撮像する必要がなくなり、設定作業や演算処理を効率化することができる。
本発明の別の態様は、電子部品を吸着する吸着ノズルを備え、上述した交換台車を併用して前記吸着ノズルで前記部品吸着位置に供給された電子部品を基板に実装する表面実装機であって、前記部品吸着位置及び前記マーカを撮像可能な撮像手段と、前記交換台車のフィーダプレートが着脱されるフィーダバンクと、前記台車側通信手段と通信して、当該交換台車の記憶部に記憶されている情報を取得する実装機側通信手段と、前記フィーダバンクに装着された前記交換台車の両マーカを撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段が撮像した両マーカに基づいて、当該フィーダバンクに装着された交換台車の装着時の設置位置を演算する設置位置演算手段と、前記設置位置演算手段が演算した設置位置と前記実装機側通信手段が受信した設置位置データとに基づいて、前記フィーダバンクに対する前記交換台車の位置ずれの補正に用いられるパラメータを演算するパラメータ演算手段と、前記パラメータ演算手段の演算結果に基づいて、前記実装機側通信手段が受信した吸着位置データの補正後の値を演算する補正手段とを備えていることを特徴とする表面実装機である。
この態様では、交換台車の台車側通信手段と通信して、当該交換台車の記憶部に記憶されている情報を取得し、取得された情報に基づいて、直ちに当該交換台車の部品取り出し位置を特定することができる。ここで、交換台車をフィーダバンクに取り付けた際、フィーダバンクに対する交換台車の個体差若しくは固定精度、又はフィーダバンクに対する交換台車の個体差若しくは寸法公差等に由来する位置ずれが生じる可能性がある。しかしながら、本態様では、交換台車からマーカの撮像位置に基づいてフィーダバンクに対するフィーダプレートの設計上の設置位置を示す設置位置データを取得することができる一方、撮像手段を用いて、フィーダバンクに装着された交換台車のマーカを撮像し、撮像されたマーカに基づいて、当該フィーダバンクに装着された交換台車の設置位置を演算して、演算した設置位置と実装機側通信手段が受信した設置位置データとに基づき、所要の補正用パラメータを演算することが可能となる。そのため、この演算結果に基づいて、実装機側通信手段が受信した吸着位置データの補正値を演算することができるので、撮像手段で撮像したマーカの位置情報に基づいて、フィーダバンクとフィーダプレートとの間の微妙な位置ずれに由来する吸着位置データの相対的な位置ずれをも精緻に補正することができる。よって、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業においても、精度の高い吸着制御を実現することが可能になる。
好ましい態様の表面実装機において、前記パラメータ演算手段は、前記記憶部から取得した設置位置データに基づいて、平面座標系における前記フィーダプレートの設計上の設置位置を表す設計時ベクトルを演算する処理と、前記フィーダバンクに装着された前記交換台車の一対のマーカを撮像して、前記平面座標系における前記フィーダプレートの装着時の設置位置を表す装着時ベクトルに換算する処理と、前記設計時ベクトルと前記装着時ベクトルとに基づいて、前記平面座標系における装着時の前記フィーダプレートの傾きを矯正するための一次パラメータを演算する処理と、前記設置位置データの座標と前記設置位置演算手段が演算した設置位置の座標と前記一次パラメータとに基づいて、平面座標系における装着時の前記フィーダプレートのオフセットを補正する二次パラメータを演算する処理と、を実行し、前記補正手段は、前記吸着位置データと前記一次パラメータと前記二次パラメータとに基づいて、当該部品吸着位置ごとに補正した補正値を演算する処理とを実行する。この態様では、複数の部品吸着位置を示す吸着位置データを補正するに当たり、一対のマーカを撮像するだけで一次パラメータ及び二次パラメータを演算し、これに基づいて精緻な補正値を演算することができる。すなわち、設計上、設定されている座標と、装着時の撮像によって取得される座標との間に生じる位置ずれは、平面座標系の上での回転移動と平行移動との合成ベクトルで矯正することが最も好ましい。しかるに従来の構成では、いずれも交換台車側には、部品吸着位置に関する情報のみしか保存していなかったので、当該部品供給位置を矯正する際に、せいぜい、フィーダバンクに対する交換台車の相対的な傾きを矯正する物理量しか演算することができなかった。これに対し、本態様では、交換台車側に、一対のマーカの撮像位置に基づく設置位置データを保存しているので、平面座標系における設置位置データの座標を基準にしたフィーダプレートに対し、装着時にマーカを撮像して得られた座標を基準にしたフィーダプレートの傾きを矯正するための一次パラメータと、平面座標系における設置位置データの座標に対し、装着時にマーカを撮像したときの座標が有するオフセットを補正する二次パラメータとを演算し、傾きのベクトルと、オフセットのベクトルとによって、精緻な補正値を得ることが可能となる。そのため、フィーダバンクとフィーダプレートとの間の微妙な位置ずれに由来する吸着位置データの相対的な位置ずれをも精緻に補正することができ、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業においても、精度の高い吸着制御を実現することが可能になる。
以上説明したように本発明によれば、表面実装機側では、記憶部に記憶されている設置位置データと、表面実装機自身が検出するマーカの位置情報とに基づいて、交換台車と表面実装機との位置ずれを矯正することが可能となるので、フィーダバンクの固定精度や、フィーダバンクに対する交換台車の取り付け精度に拘わらず、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業において、精度の高い吸着制御を実現することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の実施の一形態に係る表面実装機の全体を概略的に示した正面略図である。 図1の表面実装機に併用される本発明の実施の一形態に係る交換台車の全体斜視図である。 図2の交換台車の要部を示す斜視図である。 図3の台車の平面略図である。 図1の表面実装機の要部に係るブロック図である。 本実施形態に係る調整時トレース処理のフローチャートである。 図6の続きを示す前記調整時トレース処理のフローチャートである。 本実施形態に係る調整データ取得処理のフローチャートである。 本実施形態に係る補正時トレース処理のフローチャートである。 調整時トレース処理を実行しているときの吸着位置データの取得過程及び基準座標の設定過程を交換台車の平面で示す説明図である。 調整時トレース処理を実行しているときの吸着位置データの取得過程を交換台車の平面で示す説明図である。 調整時トレース処理を実行しているときの設置位置データを取得する過程を交換台車の平面で示す説明図である。 調整時トレース処理を実行しているときの設置位置データを取得する過程を交換台車の平面で示す説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る表面実装機10は、プリント基板Wを搬送する搬送経路の途中に配置されている実装機本体10aを備えている。実装機本体10aは、平面視長方形の枠体であり、その長手方向をプリント基板Wの搬送経路に沿わせている。また、実装機本体10aには、その四隅に立設された4本の柱体10bと、前後の柱体10bをそれぞれY軸方向に沿って一体化する梁体と備えている。梁体は、左右に対をなし、対応する柱体10bとともにゲート状の外観を呈する構造体である。プリント基板Wの搬送経路は、柱体10bと梁体とが形成するゲート状の空間を一直線方向に沿って貫通している。
前記搬送経路には、プリント基板Wを表面実装機10に搬入する図略の搬入コンベアと、表面実装機10からプリント基板Wを搬出する図略の搬出コンベアとが配置されている。表面実装機10には、両コンベアを接続するコンベア12が配置されている。コンベア12上には、部品実装位置が設定される。プリント基板Wは、搬入コンベアからコンベア12に受け渡され、部品実装位置で停止される。表面実装機10は、この部品実装位置に停止したプリント基板Wに対し、電子部品を実装する。電子部品が実装されたプリント基板Wは、コンベア12から搬出コンベアに受け渡され、搬出される。
以下の説明では、このプリント基板Wの搬送方向に沿う水平方向を仮にX軸方向とし、このX軸方向に直交する水平方向を仮にY軸方向とする。また、Y軸方向において、一方を仮に前方とする。
表面実装機10には、ヘッドユニット18が設けられている。このヘッドユニット18は、部品供給部14のテープフィーダ15から部品を吸着してプリント基板W上に実装し得るように、XY平面上で移動可能とされている。
前記ヘッドユニット18には、複数のノズルユニット19が搭載されている。ノズルユニット19(吸着ノズル19a)の本数は、4本、6本、10本等、ニーズに応じて種々の本数に設定することが可能である。本実施形態では、8本のノズルユニット19がX軸方向に並んだ状態で搭載されている。各ノズルユニット19は、それぞれヘッドユニット18に対して昇降(Z軸方向の移動)およびノズル軸心(R軸)回りの回転が可能となっている。各Z軸サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段およびR軸サーボモータを駆動源とする回転駆動手段によりそれぞれ駆動されるようになっている。また、各ノズルユニット19には、その先端(下端)に吸着ノズル19aが装着されており、この吸着ノズル19aの先端に負圧が供給されることにより、この負圧による吸引力で部品を吸着するようになっている。
さらにヘッドユニット18には、各吸着ノズル19aの動作を制御する制御ユニット28が設けられている。制御ユニット28は、マイクロプロセッサや不揮発性メモリで具体化されている。制御ユニット28の不揮発性メモリには、ヘッドユニット18や吸着ノズル19aに関する種々の情報が記憶されている。
各吸着ノズル19aに電子部品を供給するために、実装機本体10aには、複数の部品供給部14が設けられている。部品供給部14は、コンベア12の前後両側に複数(図示の例では、4箇所)設けられている。各部品供給部14は、実装機本体10aに固定されるフィーダバンク14aを備えている。各フィーダバンク14aには、交換台車100を介して設置される多数のテープフィーダ15が着脱可能に装着されている。テープフィーダ15は、フィーダバンク14aごとに設定された位置に、位置決めされた状態で着脱可能に装着される。交換台車100は、周知の構成と同様に、表面実装機に対して着脱可能に併用されるユニットである。
図1〜図3を参照して、本図に示される交換台車100は、実装機本体10aと交換台車100とにそれぞれ設けられた連結機構によって、部品供給部14に対する交換台車100のクランプ状態と非クランプ状態とに切り換えられるようになっている。
図2を参照して、交換台車100は、複数のテープフィーダ15(図2に一個のみ図示)を保持するフィーダプレート(又はフィーダ保持台)101と、フィーダプレート101を担持するフレーム102とを備えている。フレーム102は、縦形の略直方体の外観を呈する枠体である。Y方向において、交換台車100が表面実装機10に向かう方向を仮に前方とすると、フレーム102の上前部には、前記フィーダプレート101が担持されている。また、フレーム102の後部には、リール保持部103が設けられている。リール保持部103には、電子部品を保持するキャリアテープが巻回された複数のリール104が担持されている。また、フレーム102の下面四隅部分には、それぞれキャスタ105が設けられており、フレーム102を自在に搬送できるようになっている。フィーダプレート101は、フィーダバンク14aに対し、機械的な組付構造によって基準取付位置に精緻に位置決めされている。
図3に示すように、フィーダプレート101は、前側が階段状に高くなる第1載置部111、第2載置部112を有している。各載置部111、112の上面には、装着されるテープフィーダ15ごとに溝状のフィーダセット位置101a(図4にのみ仮想線で図示)を形成している。
第2載置部112の両側には、上方に突出する一対のマーカピン121、122が固定されている。マーカピン121、122の頂部には、マーカ121a、122a穴が形成されている。
フィーダプレート101は、複数(図示の例では、32個)のテープフィーダ15を位置決めする溝が形成されており、この溝が個々のテープフィーダ15を位置決めするフィーダセット位置101aを形成している。フィーダセット位置101aは、X軸方向に並び、Y軸方向に沿って延びている。各テープフィーダ15は、このフィーダセット位置101aを形成する溝内に装着され、位置決めされる。なお、図示の例では、フィーダセット位置101aごとにテープフィーダ15の有無を検出するフィーダ検出センサが設けられている。
複数のテープフィーダ15は、公知の構成と同様に、それぞれが、電子部品を担持するキャリアテープが巻回されたリールと、キャリアテープを繰り出す繰出し機構とを備えている。テープ繰出し機構は、表面実装機の動作と連動して電子部品を所定のタイミングで部品吸着位置Pt(図4参照)に供給する。ヘッドユニット18の吸着ノズル19aは、部品吸着位置Ptから電子部品をピックアップし、基板に搬送して実装処理を実行する。吸着ノズル19aを部品吸着位置Ptに精緻に移動させるため、表面実装機10には、吸着ノズル19aの制御情報が保存されている。
表面実装機10に対して吸着ノズル19aの制御情報を提供するため、フィーダプレート101には、台車基板140が設けられている。
図5を参照して、台車基板140は、台車基板140は、主制御部141と、記憶部142と、通信部143とを備えている。
主制御部141は、マイクロプロセッサ等で具体化されており、記憶部142に記憶されたプログラムを実行する。
記憶部142は、不揮発性メモリ等で具体化されており、主制御部141が実行するプログラムや、各種データを記憶している。記憶部142に保存されている主要なデータとしては、吸着位置データ及び設置位置データがある。これらのデータは、XY平面座標系における平面座標で表される。
吸着位置データは、図4に示すように、フィーダプレート101に設定される部品吸着位置PtごとのXY座標を表す設計時の情報である。以下の説明では、吸着位置データの座標を(x,y)(ただし、nは、1以上の自然数。以下、同様。)で表す。例えば、図4において、左側から順に32個の部品吸着位置Ptが設定されている場合、これらの各部品吸着位置Ptの32個の座標(x,y)、・・・(x,y)、・・・(x10,y10)、・・・(x32,y32)がX座標、Y座標ごとに吸着位置データとして保存されている。吸着位置データは、後述する治具フィーダをフィーダプレート101に装着し、そのフィーダプレート101に設けられたマークを撮像することによって取得される。
次に、設置位置データは、フィーダバンク14aに対するフィーダプレート101の設計上の設置位置を表すものである。以下の説明では、設置位置データの座標をa(anx,any)と表す。本実施形態では、図4に示すマーカピン121、122のマーカ121a、122aの座標を設置位置データとしている。これら各マーカ121a、122aの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)がX座標、Y座標ごとに吸着位置データとして保存されている。ここで、マーカピン121、122が間隔を隔てて対をなしているので、後述する補正用のパラメータを生成する際、その演算に両マーカ121a、122aの一方を始点とし他方を終点とするベクトルを用いて距離と向きとを矯正することが可能になる。設置位置データは、図4のマーカ121a、122aを撮像することによって取得される。
なお、記憶部142には、上記データの他、交換台車100を一意に表面実装機に識別させるためのID情報(台車ID)や、上記フィーダ検出センサの検出情報、及び表面実装機10と通信を確立するために必要な各種情報が含まれている。
通信部143は、予め設定されたプログラムに基づいて、表面実装機10の制御ユニット60とデータ通信を行う機能を有する。通信部143は、記憶部142に記憶された情報を表面実装機に送信する台車側通信手段の一例である。
また、台車基板140には、交換台車100のフィーダプレート101をフィーダバンク14aへ装着する際に、実装機側のコネクタ(図示せず)と接続される台車コネクタ145(図1参照)が設けられている。なお、この台車コネクタ145は、有線のピン形コネクタであってもよく、無線で通信を確立する無線通信ユニットであってもよい。
記憶部142に上述した種々のデータを保存するため、本実施形態では、後述する調整時トレース処理が行われる。この調整時トレース処理は、特定の表面実装機のフィーダバンク14aにフィーダプレート101を装着しているときに実行される。ここで、「特定の表面実装機」は、交換台車100を製造する際に、当該交換台車100にティーチング処理を実行する工場内のマスタマウンタであってもよく、ユーザがプリント基板に電子部品を実装する際に、当該交換台車100が装着される生産ラインの表面実装機10であってもよい。
次に、図1及び図5を参照して、表面実装機10には、制御ユニット60が設けられている。制御ユニット60は、ユニット本体160と、記憶装置30と、表示装置70と、入力装置80とが接続されている。
ユニット本体160は、図略のマイクロプロセッサ、通信ユニットを備えており、このユニット本体160のバスに、上記ディバイス(記憶装置30、表示装置70と、入力装置80)が接続されている。
記憶装置30は、ROM、RAMの他、補助記憶装置を含む包括的なものとして略記されている。記憶装置30には、表面実装機10を包括的に制御するためのプログラム、データが保存されている他、台車基板140の記憶部142から送信された各種データを保存する記憶領域が設けられている。
表示装置70は、液表表示パネル等からなるモニタで具体化されたものである。
入力装置80は、キーボードやマウスなどのポインティングディバイスやバーコードリーダ等の総称である。なお、具体的には、図示していないが、ユニット本体160は、公知の主制御部と同様に、画像処理部、モータ制御部、センサ読み取り部等を備えており、以下に説明する機能モジュールを機能的に構成している。
該機能モジュールとして、ユニット本体160は、通信部161、データ設定部162、設置位置演算部163、パラメータ演算部164、補正部165を構成している。
通信部161は、台車基板140の通信部143と通信を確立し、データの送受信を実行する機能を有する。後述する調整トレース処理時には、データ設定部162の機能により取得されたデータを台車基板140の記憶部142に保存する際に、通信部161による通信機能が使用される。通信部161は、台車側通信手段としての通信部143と通信して、当該交換台車100の記憶部142に記憶されている情報を取得する実装機側通信手段の一例である。
データ設定部162は、撮像手段としての撮像ユニット27で撮像した画像に基づいてデータを生成し、このデータをユニット本体160の記憶装置に保存するとともに、通信部161による通信機能を用いて台車基板140の記憶部142に設定する機能を有する。データ設定部162は、後述する調整トレース処理時に使用される。
なお、調整トレース処理は、マスタマウンタ(製造時時に各種制御データを設定する際に用いられる基準となる装置)として用いられる表面実装機のみが行う機能であるため、データ設定部162は、当該マスタマウンタに設定されていればよく、必ずしも運転時にユーザが使用する表面実装機に装着されている必要はない。従って、表面実装機がユーザの使用する製品である場合、データ設定部162は、省略することができる。
設置位置演算部163は、後述する補正時トレース処理時に、撮像手段としての撮像ユニット27が撮像したマーカ121a、122aに基づいて、当該フィーダバンク14aに装着された交換台車100の装着時の設置位置を演算する設置位置演算手段の一例である。設置位置演算部163が演算したデータは、各マーカ121a、122aの座標として、X座標、Y座標ごとに演算され、保存される。なお、台車基板140の記憶部142に記憶されている設置位置データと、設置位置演算部163が演算する値とは、いずれも各マーカ121a、122aを撮像することにより得られたフィーダバンク14aに対するフィーダプレート101の設置位置を表す座標である点で共通するが、前者が設計時の値としてマスタマウンタ等、特定の表面実装機で取得されたものであるのに対し、後者の設置位置演算部163が演算する値は、実際の装着時の計測値として、実装処理を実行する表面実装機10に交換台車100を装着した際に取得されたものである点で相違している。よって、両者を区別するため、設置位置演算部163が演算する値を、各マーカ121a、122aごとにb1(b1x,b1y)、b(b2x,b2y)と表す。
パラメータ演算部164は、設置位置演算部163が演算した設置位置と、通信部161が受信した設置位置データの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)とに基づいて、フィーダバンク14aに対する交換台車100の位置ずれの補正に用いられるパラメータを演算するパラメータ演算手段の一例である。このパラメータ演算部164が演算する値は、詳しくは後述するように、傾きを矯正する(3)式の一次パラメータと、オフセットを矯正する(4)式の二次パラメータである。
補正部165は、補正手段の一例であり、パラメータ演算部164の演算結果、すなわち、一次パラメータと、二次パラメータとに基づいて、通信部161が受信した吸着位置データ、すなわち、部品吸着位置Ptごとの平面座標(x,y)を補正し、補正後の値である補正値(X,Y)を演算する。
次に、台車基板140に上述した吸着位置データや設置位置データ等を保存する過程及び当該データを補正する過程について説明する。これらの過程は、次に説明する調整時トレース処理、調整データ取得処理、補正時トレース処理を実行することにより、実現される。
[調整時トレース処理]
調整時トレース処理は、特定の表面実装機に交換台車100を装着し、当該台車基板140の記憶部142に、設計上のデータである吸着位置データの座標(x,y)及び設置位置データa(x,y)を登録する処理である。本実施形態では、吸着位置データの座標(x,y)及び設置位置データa(x,y)は、特定の表面実装機のフィーダバンク14aにフィーダプレート101を装着しているときに当該特定の表面実装機10の撮像ユニット27で撮像された画像に基づいて取得される。このため本実施形態では、一度の装着作業によって撮像された画像に基づき、所要のデータを取得することができ、実施が容易になる。以下の説明では、図1の表面実装機10を特定の表面実装機として所定の交換台車100を装着した場合について調整時トレース処理を説明する。無論、「特定の表面実装機」は、プリント基板Wの生産用に用いられる表面実装機10のみならず、交換台車100の製造時に用いられるマスタマウンタであってもよい。
この調整時トレース処理においては、制御ユニット60のデータ設定部162が図6及び図7のフローチャートに示すプログラムを実行する。
まず、図6及び図10を参照して、データ設定部162は、順番に対応する変数nと、個数を示す設定値Nmとをそれぞれフィーダセット位置101a(又は部品吸着位置Pt)に対応して初期化する(ステップS101)。図示の例では、変数nの初期値を1とし、設定値Nmを32と設定している。
次に、データ設定部162は、n番目のフィーダセット位置101aにマスタフィーダ180がセットされるのを認識する(ステップS102)。この処理は、具体的には、上記フィーダ検出センサの検出信号に基づいて、n番目のフィーダセット位置101aに装着されたマスタフィーダ180を検出する処理である。マスタフィーダ180とは、設計上の寸法精度が維持されている良品を模した治具であり、その上面には、部品吸着位置(図4において、Ptで示す位置)に対応するマークが設けられている。マスタフィーダ180は、治具フィーダの一例である。マスタフィーダ180は、作業者がセットする。ステップに応じてひとつずつ同じマスタフィーダ180をセットしてもよく、複数のマスタフィーダ180を一度にセットしてもよい。このステップS102でマスタフィーダ180を認識できなかった場合、データ設定部162は、作業者にエラー報知をして、マスタフィーダ180の装着を促す。このように本実施形態では、設計上の寸法精度が維持されている治具フィーダとしてのマスタフィーダ180を少なくとも一台設け、吸着位置データの座標(x,y)は、マスタマウンタとしての表面実装機10に装着されたときに当該フィーダセット位置101aに装填されたマスタフィーダ180を撮像ユニット27で撮像して得られた画像に基づいて演算される。このため本実施形態では、マスタフィーダ18015によって、吸着位置データの座標(x,y)の取得が容易かつ精緻になる。
次いで、データ設定部162は、撮像ユニット27を移動し、n番目のマークを撮像させ、その画像に基づいて、n番目のフィーダセット位置101aに対応する部品吸着位置の座標(x,y)を演算する(ステップS103)。
ここで、ステップS103の段階では、n=1であるから、データ設定部162は、次のステップにおいて、最初の部品吸着位置の座標(x,y)を特に基準座標S(x,y)として保存する(ステップS104)。これにより、以下の演算では、最初の部品吸着位置の座標(x,y)を共通の基準座標S(x,y)とし、この共通の基準座標S(x,y)からのシフト量に基づいて、相対的な位置を関係づけることが可能となっている。このように本実施形態では、共通の基準座標S(x,y)として、複数のフィーダセット位置101aから選択される特定のフィーダセット位置の吸着位置データの座標(x,y)(本実施形態では、1番目のフィーダセット位置に係る座標(x,y))を採用している。このため本実施形態では、表面実装機10に取得させるために必ず登録されていなければならない吸着位置データの座標(x,y)の一つを選択して、基準座標S(x,y)を設定するので、基準座標S(x,y)を設けるために、改めて別の座標を撮像する必要がなくなり、設定作業や演算処理を効率化することができる。また、マスタフィーダ180を採用していることと相俟って、基準座標S(x,y)精度も高くなり、吸着位置データの座標(x,y)と設置位置データa(x,y)との関係も高い精度を維持することができる。
次いで、データ設定部162は、2番目以降の部品吸着位置の座標(x,y)の演算を実行する。
具体的には、図6のステップS105〜S111、図11に示すように、まず、変数nをインクリメントし(ステップS105)、n番目のフィーダセット位置101aに装着されているマスタフィーダ180を認識する(ステップS106)。ステップS106の処理は、ステップS103の処理と同様である。
次いで、データ設定部162は、撮像ユニット27を移動し(ステップS107)、n番目のマークを撮像させ(ステップS108)、その画像に基づいて、n番目のフィーダセット位置101aに対応する部品吸着位置の座標(x,y)を演算する(ステップS109)。
ステップS109の演算処理では、基準座標S(x,y)の値に対して、n番目の部品吸着位置のX座標xをx±xとし、Y座標yをy±yとして演算する。式中の「±」は、表面実装機の表側に配置されている交換台車100と裏側に配置されている交換台車100によって座標の方向性を揃えるための措置であり、図示の例では、表側がプラス、裏側がマイナスになることを示している。この演算処理により、各部品吸着位置の座標(x,y)は、基準座標S(x,y)と相対的な位置関係が確保されたものとなる。
その後、データ設定部162は、演算結果を吸着位置データとして保存する(ステップS110)。その後、データ設定部162は、変数nが設定値Nm以上であるか否かを判別し、全てのフィーダセット位置101aの部品吸着座標を取得したか否かを判別する(ステップS111)。仮に変数が設定値未満の場合(判定がNoの場合)、データ設定部162は、ステップS105に以降して、上述した処理を繰り返す。これにより、図11に示すように、2番目以降の部品吸着位置を示すマークが撮像され、その座標(x,y)が順次取得される。一方、変数が設定値以上の場合(判定がYESの場合)、データ設定部162は、設置位置データを取得するための処理に移行する。
次に、図7及び図12を参照して、データ設定部162は、変数nと、設定値Nmをそれぞれマーカ121a、122aに対応して初期化する(ステップS121)。図示の例では、nの初期値を0とし、Nmを2と設定している。
次いで、データ設定部162は、変数nをインクリメントする(ステップS122)。この処理により処理対象は、図12の左側に示す第1のマーカ121aに設定される。
次に、データ設定部162は、基準座標S(x,y)からのシフト量に基づいて、n番目のマーカ(マーカ121a)に撮像ユニット27を移動し(ステップS123)、n番目のマーカを撮像させる(ステップS124)。このため、各吸着位置データと撮像されたマーカの画像に基づく座標a(ax,ay)は、精緻に対応する。
次いで、データ設定部162は、撮像されたマーカの画像に基づいて、n番目のマーカに対応する設置位置の座標a(ax,ay)を演算し(ステップS125)、その演算結果を保存する(ステップS126)。
ステップS125の演算処理では、部品吸着位置を示す座標の演算処理と同様の理由により、基準座標S(x,y)の値に対して、n番目の設置位置のX座標axをx±xとし、Y座標ayをy±yとして演算する。この演算処理により、各設置位置の座標a(ax,ay)は、基準座標S(x,y)と相対的な位置関係が確保されたものとなる。
その後、データ設定部162は、変数nが設定値Nm以上であるか否かを判別し、全てのマーカ121a、122aに基づく設置位置の座標を取得したか否かを判別する(ステップS127)。仮に変数が設定値未満の場合(判定がNoの場合)、データ設定部162は、ステップS122に以降して、上述した処理を繰り返す。これにより、図12に示すように、両側のマーカ121a、122aが撮像され、それぞれの座標a(ax,ay)、a(ax,ay)が順次取得される。一方、変数が設定値以上の場合(判定がYESの場合)、データ設定部162は、吸着位置データ及び設置位置データを送信するための処理に移行する(ステップS128)。
この送信処理では、データ設定部162は、台車基板140の通信部143と、ユニット本体160の通信部161との通信を確立し、各データを台車基板140に送信する。送信されたデータは、台車基板140の主制御部141によって、記憶部142の記憶領域に保存される。
以上のような調整トレース処理により、交換台車100のフィーダプレート上に設定されるべき吸着位置データ及び設置位置データが、設計上の値として取得され、記憶部142に保存される。
[調整データ取得処理]
次に、調整データ取得処理について説明する。調整データ取得処理は、実装作業を実行する表面実装機のフィーダバンク14aに交換台車100を接続する際、台車基板140の記憶部142に保存された吸着位置データ及び設置位置データ等を表面実装機の制御ユニット60に転送する処理である。上記表面実装機は、調整トレース処理で使用された表面実装機と同じであってもよく、異なっていてもよい。
図8を参照して、調整データ取得処理では、データ設定部162は、交換台車100をフィーダバンク14aに装着したときに、台車基板140の通信部143と、制御ユニット60の通信部161とのセッションが確立される(ステップS201)。具体的には、コネクタ等で両通信部143、161を物理的に接続し、プロトコルを確立させて、データの送受信を可能にする。なお、両通信部143、161の物理的な接続は、上述したようにコネクタ等による機械的な接続の他、無線で実行してもよい。
次に、データ設定部162は、接続された交換台車100の識別情報、並びに吸着位置データ及び設置位置データを取得し、取得されたデータを記憶装置30の記憶領域に保存する(ステップS202、S203)。
以上のような調整データ取得処理により、実装作業を実行する表面実装機は、交換台車に保存されている吸着位置データ及び設置位置データを利用することが可能となる。
[補正時トレース処理]
次に、補正時トレース処理について説明する。
補正時トレース処理は、図9のフローチャートを実行することにより、調整データ取得処理に基づいて、吸着ノズル19aを移動するための吸着位置データの座標(x,y)を補正する処理である。この処理は、パラメータ演算部164によるパラメータの演算、補正部165による補正値の演算によって実行される。
図9を参照して、まず、パラメータ演算部164は、データの読み取りを実行する(ステップS301)。この読み取り処理により、パラメータ演算部164は、台車基板140の記憶部142から取得され、記憶装置30に登録されている基準座標S(x,y)、設置位置データの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)及び吸着位置データの座標(x,y)を読み取る。
次に、パラメータ演算部164は、読み取ったデータを理論値とし、基準座標S(x,y)をXY平面座標系の基準(原点)として、各マーカ121a、122aに撮像ユニット27を順次、移動し(ステップS302)、マーカ121a、122aごとに撮像データを取得する(ステップS303)。次いで、設置位置演算部163は、撮像ユニット27が撮像したマーカ121a、122aに基づいて、当該フィーダバンク14aに装着された交換台車100の装着時の設置位置を演算する(ステップS304)。ここで演算される設置位置は、具体的には、各マーカ121a、122aごとにb1(b1x,b1y)、b(b2x,b2y)と表わすことのできる座標である。
図13は、設計上の設置位置データの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)と、装着時の設置位置の座標b1(b1x,b1y)、b(b2x,b2y)を模式的に表している。図13では、理解を容易にするため、設計上の設置位置(仮想線)と装着時の設置位置(実線)の位置ずれを大きく誇張して記載しているが、実際は、両者のずれ量は、きわめて微小なものである。
まず、パラメータ演算部164は、設置位置データの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)及び装着時の設置位置の座標b1(b1x,b1y)、b(b2x,b2y)に基づいて、(1)式のベクトル(設計時ベクトルa、装着時ベクトルb)を各マーカ121a、122aごとに演算する。
設計時ベクトルaは、設計上の両マーカ121a、122aの座標a1(a1x,a1y)、a(a2x,a2y)をXY平面座標上の二次元ベクトルで表わしている。また、装着時ベクトルbは、装着時の両マーカ121a、122aの座標b1(b1x,b1y)、b(b2x,b2y)をXY平面座標上の二次元ベクトルで表わしている。
Figure 2017045805
次に、パラメータ演算部164は、(1)式で得られたこれらベクトルa、bに基づいて、座標の伸縮率(スケールともいう。図13では、省略されている)α、及び余弦角度cosθを下記の(2)式に基づいて演算する(ステップS306)。
Figure 2017045805
これらは、XY平面座標系における位置ずれを矯正するパラメータ(一次パラメータ及び二次パラメータ)を演算する過程で用いられる。
表面実装機10に交換台車100を装着した際、理論上の設定値に対して生じるずれは、傾きとオフセットである。「傾き」は、XY平面座標系における設置位置データの座標a(anx,any)を基準にしたフィーダプレートに対し、装着時にマーカ121a、122aを撮像して得られた座標b(bnx,bny)を基準にしたフィーダプレートの位置ずれを角度θと伸縮率αで表した物理量である。また、オフセットは、XY平面座標系における設置位置データの座標a(anx,any)に対し、装着時にマーカ121a、122aを撮像したときの座標b(bnx,bny)の相対的な距離と方向を行ベクトル(dx,dy)で表した物理量である。そのため、本実施形態では、フィーダバンク14aに対する交換台車100の位置ずれを傾きとオフセットとで評価し、それぞれを矯正するパラメータを演算することとしている。
これら傾き及びオフセットを矯正するパラメータを演算する過程として、本実施形態では、まず(2)式を演算して、α、及び余弦角度cosθを求め、これらに基づいて、XY平面座標系での回転を表す(3)式を演算することにより傾きを矯正する一次パラメータを求め、同XY平面座標系での平行移動を表す(4)式でオフセットを矯正する二次パラメータを演算することとしている。
Figure 2017045805
Figure 2017045805
ここで、右辺の装着時ベクトル(b1x,b1y)をK−1で逆変換しているのは、装着時ベクトル(b1x,b1y)の傾きを設計時ベクトル(a1x,a1y)と揃えて、オフセットのみを演算するためである。仮に設計時の値(すなわち台車基板140の記憶部142に記憶されている設置位置データ)に対し、装着時の値が全くずれていない場合には、
−1(b1x,b1y)=(a1x,a1y
となるから、オフセットは、(dx=0、dy=0)となる。しかしながら、現実には、交換台車100やフィーダバンク14aがそれぞれ個体差を有しており、交換台車100をフィーダバンク14aに取り付けた際、フィーダバンクの固定精度や、フィーダバンクに対する交換台車100の取り付け精度に由来する位置ずれが生じる可能性がある。そのため、現実には、微小ながら、行ベクトル(dx,dy)で評価されるずれが生じていることが多い。本実施形態では、このオフセットを二次パラメータで補正することにより、微小なずれをも矯正することとしているのである。
なお、(4)式は、1番目のマーカ121aの座標に基づいて、演算する例を示しているが、より精度を高めるため、2番目のマーカ122aの座標に基づく演算結果を適宜併用してもよい。
このように、パラメータ演算部164は、一次パラメータ、二次パラメータを演算する。
次に、補正部165による補正値(X,Y)の演算が実行され(ステップS310)、その演算結果が保存される(ステップS311)。この補正値(X,Y)は、以下の(5)式に示すように、個々の吸着位置データを一次パラメータで補正し、補正後の値をさらに二次パラメータで補正することにより行われる。
Figure 2017045805
これにより、フィーダバンクとフィーダプレートとの間の微妙な位置ずれに由来する吸着位置データの位置ずれをも精緻に補正することが可能となる。
次いで、補正部165は、変数nが設定値Nm以上であるか否かを判別し、全ての部品吸着位置を補正したか否かを判別する(ステップS312)。仮に変数が設定値未満の場合(判定がNoの場合)、補正部165は、ステップS309に以降して、上述した処理を繰り返す。これにより、2番目以降の部品吸着データが順次、補正される。一方、変数が設定値以上の場合(判定がYESの場合)、補正部165は、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る表面実装機10ないし交換台車によれば、フィーダプレート101に載置されたテープフィーダ15から表面実装機10が電子部品を吸着する際に当該電子部品の部品吸着位置Ptを特定するために必要な情報を表面実装機10の制御ユニット60に送信し、表面実装機10の制御に供することができる。ここで、交換台車100のフィーダプレート101を表面実装機10のフィーダバンク14aに取り付けた際、フィーダバンク14aに対する交換台車100の個体差若しくは固定精度、又はフィーダバンク14aに対する交換台車100の個体差若しくは寸法公差等に由来する位置ずれが生じる可能性がある。しかしながら、本実施形態では、一対のマーカ121a、122aを用いているので、両マーカ121a、122aを始点・終点とするベクトルを用いて、(3)式、(4)式に示したような位置修正用のパラメータを生成することが可能になる。また、本実施形態における記憶部142は、フィーダバンク14aにフィーダプレート101を設置するときの設計上の設置位置を示す設置位置データと、フィーダバンク14aにフィーダプレート101を設置する場合において、設計上の複数のテープフィーダ15の個々の部品吸着位置Ptを示す吸着位置データと、を含んでいる情報を記憶しており、これら設置位置データa(x,y)と吸着位置データ(x,y)とは、共通の基準座標S(x,y)に基づいて設定されている。そのため、表面実装機10側では、交換台車100からマーカ121a、122aの撮像位置に基づいてフィーダバンク14aに対するフィーダプレート101の設計上の設置位置を示す設置位置データa(x,y)を取得することができる一方、撮像ユニット27を用いて、フィーダバンク14aに装着された交換台車100のマーカ121a、122aを撮像し、撮像されたマーカ121a、122aに基づいて、当該フィーダバンク14aに装着された交換台車100の設置位置を演算して、演算した設置位置と表面実装機10の通信部161が受信した設置位置データa(x,y)とに基づき、(3)式に示すように、平面座標系におけるフィーダバンク14aの座標に対する交換台車100の座標の相対的な傾きを矯正する一次パラメータと、(4)式に示すように、平面座標系におけるフィーダバンク14aの座標に対する交換台車100の座標の相対的なオフセットを矯正する二次パラメータとを演算することが可能となる。そのため、これらの演算結果に基づいて、表面実装機10の通信部161が受信した吸着位置データの座標(x,y)の補正値を演算することができるので、撮像ユニット27で撮像したマーカ121a、122aの位置情報に基づいて、フィーダバンク14aとフィーダプレート101との間の微妙な位置ずれに由来する吸着位置データの座標(x,y)の相対的な位置ずれをも精緻に補正することができる。よって、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業においても、精度の高い吸着制御を実現することが可能になる。
特に本実施形態に係る表面実装機10において、パラメータ演算部164は、記憶部142から取得した設置位置データの座標a(x,y)に基づいて、平面座標系におけるフィーダプレート101の設計上の設置位置を表す設計時ベクトルを演算する処理と、フィーダバンク14aに装着された交換台車100の一対のマーカ121a、122aを撮像して、XY平面座標系におけるフィーダプレート101の装着時の設置位置を表す装着時ベクトルに換算する処理と、設計時ベクトルと装着時ベクトルとに基づいて、XY平面座標系における設置位置データの座標a(x,y)を基準にしたフィーダプレート101に対し、装着時にマーカ121a、122aを撮像して得られた座標b(bnx,bny)を基準にしたフィーダプレート101の傾き(設計時ベクトルに対する装着時ベクトルの傾き)を矯正するための一次パラメータを(3)式により演算する処理と、設置位置データの座標a(x,y)と装着時に撮像して得られた座標b(bnx,bny)と一次パラメータとに基づいて、XY平面座標系における設置位置データの座標a(x,y)を基準にしたフィーダプレート101に対し、装着時にマーカ121a、122aを撮像して得られた座標b(bnx,bny)を基準にしたフィーダプレート101のオフセット(設計時ベクトルに対する装着時ベクトルのオフセット)を補正する二次パラメータを(4)式により演算する処理とを実行し、補正部165は、吸着位置データの座標(x,y)と一次パラメータと二次パラメータとに基づいて、当該部品吸着位置Ptごとに補正した補正値を演算する処理とを実行する。このため本実施形態では、複数の部品吸着位置Ptを示す吸着位置データの座標(x,y)を補正するに当たり、フィーダバンク14aに対する交換台車100の固定精度や、フィーダバンク14aに対する交換台車100の寸法公差等によって、二点間の直線方向における位置づれ(オフセット)についても精緻に矯正することができる。
したがって、本実施形態によれば、フィーダバンク14aの固定精度や、フィーダバンク14aに対する交換台車100の取り付け精度に拘わらず、近年の高集積化、小型化に対応した電子部品の実装作業において、精度の高い吸着制御を実現することができるという顕著な効果を奏する。
なお、上述した実施形態を具体化するに当たり、例えば、補正時トレース処理において、撮像ユニットを駆動する際、公知の矯正システムを適宜併用して撮像ユニットの移動する位置を修正してもよい。
10 表面実装機
14 部品供給部
14a フィーダバンク
15 テープフィーダ
19a 吸着ノズル
27 撮像ユニット(撮像手段の一例)
60 制御ユニット
100 交換台車
101 フィーダプレート
101a フィーダセット位置
121、122 マーカピン
121a、122a マーカ
140 台車基板
142 記憶部
143 通信部
161 通信部
162 データ設定部
163 設置位置演算部
164 パラメータ演算部
165 補正部
180 マスタフィーダ(治具フィーダの一例)

Claims (5)

  1. 表面実装機に固定されたフィーダバンクに着脱自在に装着されて、当該フィーダバンクに並置される複数のフィーダを担持する交換台車において、
    前記複数のフィーダを当該フィーダバンクに適合して並置させるように複数のフィーダセット位置を形成するフィーダプレートと、
    前記フィーダバンクに対する前記フィーダプレートの設置位置の情報を与える一対のマーカと、
    前記フィーダプレートに載置されたフィーダから前記表面実装機が電子部品を吸着する際に当該電子部品の部品吸着位置を特定するために必要な情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶される情報を前記表面実装機との間で通信する台車側通信手段と
    を備え、
    前記記憶部に記憶されている情報は、
    前記フィーダバンクに前記フィーダプレートを設置するときの設計上の設置位置を示す設置位置データと、
    前記設置位置データに対して共通の基準座標に基づいて設定され、かつ前記フィーダバンクに前記フィーダプレートを設置する場合において、設計上の前記複数のフィーダの個々の部品吸着位置を示す吸着位置データと、を含んでいる
    ことを特徴とする交換台車。
  2. 請求項1に記載の交換台車において、
    前記共通の基準座標は、前記複数のフィーダセット位置から選択される特定のフィーダセット位置の吸着位置データである
    ことを特徴とする交換台車。
  3. 請求項1又は2に記載の交換台車において、
    前記吸着位置データ及び前記設置位置データは、特定の表面実装機のフィーダバンクに前記フィーダプレートを装着しているときに当該特定の表面実装機の撮像手段で撮像された画像に基づいて取得されたものである
    ことを特徴とする交換台車。
  4. 電子部品を吸着する吸着ノズルを備え、請求項1から3のいずれか1項に記載の交換台車を併用して前記吸着ノズルで前記部品吸着位置に供給された電子部品を基板に実装する表面実装機であって、
    前記部品吸着位置及び前記マーカを撮像可能な撮像手段と、
    前記交換台車のフィーダプレートが着脱されるフィーダバンクと、
    前記台車側通信手段と通信して、当該交換台車の記憶部に記憶されている情報を取得する実装機側通信手段と、
    前記フィーダバンクに装着された前記交換台車の両マーカを撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した両マーカに基づいて、当該フィーダバンクに装着された交換台車の装着時の設置位置を演算する設置位置演算手段と、
    前記設置位置演算手段が演算した設置位置と前記実装機側通信手段が受信した設置位置データとに基づいて、前記フィーダバンクに対する前記交換台車の位置ずれの補正に用いられるパラメータを演算するパラメータ演算手段と、
    前記パラメータ演算手段の演算結果に基づいて、前記実装機側通信手段が受信した吸着位置データの補正後の値を演算する補正手段と
    を備えていることを特徴とする表面実装機。
  5. 請求項4に記載の表面実装機において、
    前記パラメータ演算手段は、
    前記記憶部から取得した設置位置データに基づいて、平面座標系における前記フィーダプレートの設計上の設置位置を表す設計時ベクトルを演算する処理と、
    前記フィーダバンクに装着された前記交換台車の一対のマーカを撮像して、前記平面座標系における前記フィーダプレートの装着時の設置位置を表す装着時ベクトルに換算する処理と、
    前記設計時ベクトルと前記装着時ベクトルとに基づいて、前記平面座標系における装着時の前記フィーダプレートの傾きを矯正するための一次パラメータを演算する処理と、
    前記設置位置データの座標と前記設置位置演算手段が演算した設置位置の座標と前記一次パラメータとに基づいて、平面座標系における装着時の前記フィーダプレートのオフセットを補正する二次パラメータを演算する処理と、を実行し、
    前記補正手段は、
    前記吸着位置データと前記一次パラメータと前記二次パラメータとに基づいて、当該部品吸着位置ごとに補正した補正値を演算する処理と
    を実行することを特徴とする表面実装機。
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