JP2017044985A - 画像形成装置 - Google Patents

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槙子 佐藤
Makiko Sato
槙子 佐藤
康史 塚本
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Abstract

【課題】画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷濃度を低下させる。
【解決手段】課金額算出部はトナー消費量に基づいて課金額を算出し、表示部は課金額を表示する。課金額を更に低く抑える場合、濃度設定部はそのときの設定濃度を予め定められた所定値だけ下げて新しい設定濃度を決定する。そして、表示部はトナー削減処理の種類を選択するための画面を表示する。ユーザーがジョブ単位でのトナー削減処理を選択すると、制御部はジョブ単位トナー削減処理へ処理を移行する。ユーザーがページ単位でのトナー削減処理を選択すると、制御部はページ単位トナー削減処理へ処理を移行する。ユーザーが領域単位トナー削減処理を選択すると、制御部は領域単位トナー削減処理へ処理を移行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、印刷する際の画像濃度を変更する技術に関するものである。
課金式の画像形成装置で印刷する場合、従来、課金額は印刷枚数に応じて算出されることが一般的であった。しかし、昨今、印刷濃度(トナー消費量)に応じて課金額を算出する方式が知られている。
印刷濃度に応じて課金額が算出される場合、印刷コストを下げるために、ユーザーによっては印刷濃度を調整する等してトナー消費量を減らし、課金額を下げたいという要求がある。
特許文献1には、課金額の上限金額内で印刷が行われるよう画像処理を行う技術について記載されている。また、特許文献2には、印刷ジョブ毎またはページ毎にトナー消費量を算出して表示する技術について記載されている。
特開2007−43494号公報 特開2010−102140号公報
課金額を少なくするために印刷濃度を下げる場合、従来は印刷ジョブで指定された印刷データ全体の濃度を均一に下げる処理を行っていた。しかし、印刷データに画像が含まれている場合、濃度を下げると画像の画質は悪化し、また、サイズの小さい文字や細い線は見えづらくなる等、必ずしもユーザーの満足する印刷品質を得られなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷濃度を低下させることができるようにすることを目的とする。
本発明における画像形成装置は、印刷データの印刷濃度を印刷ジョブ単位、ページ単位または領域単位の何れの単位で変更するかの指示入力を受け付ける濃度変更受付部と、前記濃度変更受付部が前記指示入力を受け付けた場合、そのとき印刷に用いられる印刷濃度よりも低い予め定められた設定濃度を決定する濃度設定部と、前記濃度変更受付部が前記印刷ジョブ単位で濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、印刷ジョブ毎に当該印刷ジョブが示す印刷データの印刷濃度を前記濃度設定部により設定された設定濃度以下に下げる処理を行い、前記ページ単位で濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、当該設定濃度より高い濃度のページのみ当該設定濃度に下げる処理を行って、他のページはそれまでの印刷濃度を維持し、前記領域単位で印刷濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、各ページにおける写真領域以外の領域の印刷濃度を前記設定濃度に下げ、写真領域はそれまでの印刷濃度を維持する処理を行う濃度変更部と、記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、前記濃度変更部が変更した印刷濃度に基づいて、前記画像形成部に画像形成を行わせる制御部と、を備える。
この発明によれば、印刷ジョブ単位、ページ単位又は領域単位で、画像形成される画像の種別等に応じて印刷濃度が設定されるため、画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷濃度を低下させることが可能になる。これにより、トナー消費量に応じて印刷料金が課金される課金型の画像形成装置においては、画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷料金(課金額)を下げることが可能になる。
本発明に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 課金型印刷処理の流れを示すフローチャートである。 ジョブ単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。 ページ単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。 領域単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。 画面例を示した図である。 画面例を示した図である。 画面例を示した図である。 画面例を示した図である。 画面例を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態における画像形成装置1の構造を示す正面断面図である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ又はネットワーク接続されたコンピューター等の外部装置から受信した画像データ又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が記録紙P上のトナー像を熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。制御部110(図2)は、操作者による指示で指定されたサイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145を回転駆動させて、各給紙カセットに収容されている記録紙Pをニップ部Nに向けて搬送させる。
尚、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により記録紙の他方の面に画像が形成される。
図2は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット100、原稿読取部5、操作部47、画像メモリー18、記憶部140、画像処理部15、画像送受信部16及び画像形成部12を備えて構成される。
原稿読取部5は、原稿画像を読み取ってデータ化することで画像データを生成する。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理についてユーザーからの指示を受け付けるものである。操作部47は、表示部473を有する。表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成された表示画面であり、操作方法や各種メッセージ、操作ボタン等を表示する。一般的にはタッチパネルと一体的に構成されており、表示部473に表示された操作ボタンをユーザーが触れることで画像形成装置1を操作することができる。
尚、本実施の形態において、表示部473を備える操作部47は、特許請求の範囲における濃度変更受付部、設定濃度受付部、対象項目受付部に相当する。
画像メモリー18は、原稿読取部5が読み取ったデータや画像送受信部16が外部装置から受信したデータ等を一時的に保存する。
記憶部140は、画像形成装置1の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。
画像処理部15は、画像メモリー18が記憶する印刷データに対して、画像圧縮、画質調整、拡大・縮小等の画像処理を施すものであり、濃度変更部150を有する。濃度変更部150は、後述する課金額算出部112が算出した課金額を表示部473が表示した後、ユーザーが課金額を下げる指示入力を行ったときに、トナー削減処理を実行する。このトナー削減処理の詳細については後ほど詳しく説明する。なお、この構成に代えて、制御ユニット100が、濃度変更部150を備えるものとしてもよい。
画像送受信部16は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。また、ネットワークインターフェースも備え、画像送受信部16に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置と種々のデータの送受信を行う。
画像形成部12は、原稿読取部5が読み取ったデータや画像送受信部16が外部装置から受信したデータを用紙に画像形成する。なお、本実施形態では、画像形成と印刷の語を同じ意味として用いる。
制御ユニット100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成される。制御ユニット100は、制御部110、トナー消費量算出部111、課金額算出部112及び濃度設定部113を備える。
制御部110は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。
トナー消費量算出部111は、印刷データに基づいて画像形成部12により画像形成を行う場合におけるトナー消費量を、当該画像形成時の印刷濃度及び印字率を用いて算出する。印字率とは、例えば、用紙における画像形成可能領域面積に対する実際に画像形成される領域面積の割合、又は、用紙面積に対する印刷画像の割合である。印字率が高いほど用紙に対する印刷面積が大きいことを示し、印字率が低いほど用紙に対する印刷面積が小さいことを示す。
課金額算出部112は、トナー消費量算出部111が算出したトナー消費量に応じた課金額を算出する。課金額はトナー消費量が多いほど課金額が高く、トナー消費量が低いほど課金額は低くなるよう、予め設定されている。
濃度設定部113は、画像形成部12による画像形成に用いる印刷濃度を決定する。具体的には、濃度設定部113は、まず印刷ジョブを受けた直後は設定濃度をデフォルトに設定する。このデフォルトの設定濃度は、濃度設定部113に、予め設定されていてもよいし、画像形成装置1の管理者等が設置時に任意の濃度に設定するようにしてもよい。
更に、濃度設定部113は、課金額算出部112が算出した課金額を表示部473が表示した後、ユーザーが課金額を下げる指示入力を行ったとき、そのときの設定濃度を、予め定められた一定値だけ下げて新しい設定濃度を再決定する。後述する濃度変更部150は、この再決定された設定濃度に基づいて印刷データの濃度を変更する処理を行う。
図3は、印刷データに基づく画像形成時のトナー消費量に応じて印刷にかかる料金を課金する課金型印刷処理の流れを示すフローチャートである。制御部110が印刷ジョブを受け付けると、トナー消費量算出部111は印刷データのトナー消費量を算出し、課金額算出部112はトナー消費量に基づいて課金額を算出する(ステップS11)。そして、制御部110は、表示部473に、図7の画面例51に示すように課金額を表示させる(ステップS12)。
ユーザーは、表示された課金額で印刷を行いたい場合、画面例51の中のいいえボタン62を押下する(ステップS13;NO)。制御部110が、表示部473のタッチパネル機能を介して、いいえボタン62の押下を認識すると、制御部110は、画像形成部12に、初期の設定濃度で印刷データの印刷を実行させる(ステップS20)。この後、制御部110は処理を終了させる。
ユーザーが、課金額を低く抑えたいとき、つまり使用するトナー量を削減して課金額を下げたいとき、ユーザーは、はいボタン61を押下する(ステップS13;YES)。制御部110が、はいボタン61の押下を認識すると、濃度設定部113は、このときに設定されている印刷濃度を、予め定められた一定値だけ下げて新しい設定濃度を決定する。そして、表示部473は、図8の画面例52に示すようにトナー削減処理の方法を選択するための画面を表示する(ステップS14)。
ユーザーがジョブ単位でのトナー削減処理を示すラジオボタン71を選択してOKボタン63を押下すると(ステップS15;ジョブ)、制御部110はジョブ単位トナー削減処理へ処理を移行する(ステップS16)。また、ユーザーがページ単位でのトナー削減処理を示すラジオボタン72を選択してOKボタン63を押下すると(ステップS15;ページ)、制御部110はページ単位トナー削減処理へ処理を移行する(ステップS17)。また、ユーザーが領域単位トナー削減処理を示すラジオボタン73を選択してOKボタン63を押下すると(ステップS15;領域)、制御部110は領域単位トナー削減処理へ処理を移行する(ステップS18)。
図4は、S16に示したジョブ単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。まず濃度変更部150は、印刷ジョブの対象である印刷データの中から濃度が最も高いページを検出し、そのページの濃度を設定濃度まで下げる(ステップS21)。
更に、濃度変更部150は、ステップS21において濃度が最も高いページを設定濃度まで下げたときと同じ濃度量だけ他のページの濃度を下げる(ステップS22)。つまり、濃度変更部150は、濃度変更前において濃度が最も高いページの濃度と設定濃度の差分だけ、他のページの濃度を下げる。こうすることで、印刷ページ全体の濃度を均一に下げることができる。
尚、上記では、ステップS21において濃度変更部150は、印刷データの中の最も濃度の高いページを検出するとしたが、カラー印刷であって最も濃度の高いページを検出することとしてもよい。
そして制御部110はジョブ単位トナー削減処理を終了し、課金型印刷処理のステップS19へ処理を移行する。課金額算出部112は印刷データの課金額を再計算し(ステップS19)、制御部110は、表示部473に、図9の画面例53に示すように再計算された課金額を表示させる(ステップS12)。
図9では、一例として、トナー削減処理後の課金額が250円の場合を示している。これは、トナー削減処理をしたことでトナー削減処理前よりトナー消費量が低下し、課金額300円から250円に減額されたことを示している。更に課金額を下げたい場合、ユーザーは、はいボタン64を押下する(ステップS13;YES)。制御部110が、はいボタン64の押下を認識すると、濃度設定部113は、そのときの設定濃度を予め定められた一定値だけ下げて、新しい設定濃度を決め直す。そして、制御部110は、表示部473に、図8の画面例52に示すように、トナー削減処理の方法を選択するための画面を表示させることで、ユーザー所望のトナー削減処理を繰り返す(ステップS14)。
表示された課金額で印刷を行いたい場合、ユーザーは画面例51の中のいいえボタン65を押下する(ステップS13;NO)。制御部110が、いいえボタン65の押下を認識すると、画像形成部12はトナー削減処理によって濃度が変更された印刷データの印刷を実行する(ステップS20)。そして制御部110は処理を終了する。
次に、S17に示したページ単位トナー削減処理について説明する。図5は、ページ単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。ページ単位トナー削減処理では、まず濃度変更部150は、変数iに1を代入する(ステップS31)。この変数iは整数を示し、印刷ジョブの示す印刷データのページ番号を表すものである。
次に、濃度変更部150はiページ目、即ち1ページ目の濃度が設定濃度より上か否かを判断する(ステップS32)。設定濃度以下である場合(ステップS32;NO)、濃度変更部150はステップS34へ処理を移行する。設定濃度より上である場合(ステップS32;YES)、濃度変更部150は1ページ目の濃度を設定濃度まで下げる(ステップS33)。
そして濃度変更部150は変数iの示すページが最後のページか否かを判断する(ステップS34)。最後のページである場合(ステップS34;YES)、濃度変更部150はページ単位トナー削減処理を終了し、課金型印刷処理のステップS19へ処理を移行する。なお、濃度変更部150は、上記設定濃度以下のページはそれまでの印刷濃度を維持しておく。
濃度変更部150は、最後のページではない場合(ステップS34;NO)、変数iに1を加算し(ステップS35)、ステップS32へ処理を移行する。つまり、濃度変更部150は、各ページについてステップS32とS33の処理を繰り返す。尚、課金型印刷処理のステップS19以降の処理については、上記したとおりである。
このように、設定濃度より濃度の高いページのみ濃度を下げることにより、トナー消費量を下げ、且つ元々濃度の低いページ(設定濃度以下のページ)の濃度が更に低くなることを防いで文字や画像が認識しにくくなること避けることができる。
次に、S18に示した領域単位トナー削減処理について説明する。図6は領域単位トナー削減処理の流れを示すフローチャートである。領域単位トナー削減処理では、まず濃度変更部150は、変数iに1を代入する(ステップS41)。
次に、濃度変更部150はiページ目、即ち1ページ目から写真領域以外の領域を検出する(ステップS42)。つまり文字や表等を含む領域のことである。
そして濃度変更部150が写真領域以外の領域を検出した場合(ステップS43;YES)、濃度変更部150は検出された写真領域以外の領域に含まれる文字のサイズが全て閾値以上であるか否かを判断する(ステップS44)。例えば、サイズの小さい文字の濃度を下げると文字が読みにくくなる。このため、濃度変更部150は、写真領域以外の領域の文字が全て閾値以上である場合(ステップS44;YES)その領域の濃度を設定濃度に下げる処理を行う(ステップS45)。
尚、写真領域以外の領域が独立して複数検出された場合は、各領域に対してステップS44とS45を繰り返す。
なお、濃度変更部150は、写真領域と、写真領域以外の領域であって文字が全て閾値よりも小さい領域は、それまでの印刷濃度を維持しておく。
ここで、濃度を下げるか否かの基準となる文字サイズの閾値は設計者が定めた工場出荷時の値を用いてもよいし、画像形成装置1の設置後に画像形成装置1の管理者やユーザーが所望のサイズに設定できるようにしてもよい。また、写真領域以外の領域にある文字のサイズが全て閾値以上でなくてもよく、例えば、予め定められた割合以上の文字が閾値以上のサイズである場合に濃度を設定濃度に下げることとしてもよいし、閾値以上のサイズの文字の濃度だけを設定濃度に下げることとしてもよい。
設定濃度より高い濃度であっても、黄色等の文字は識別しづらく、濃度が下がることによって更に視認性が悪化してしまう。そこで、写真領域以外の領域の文字の全てが閾値以上のサイズの文字で且つ黒い文字である場合にのみ設定濃度に下げるという条件を加えてもよい。また、サイズも太さも閾値以上の文字は中抜き処理をするようにしてもよい。
次に、濃度変更部150はiページ目の写真領域以外の領域に閾値以上の太さの線があるか否かを検出する(ステップS46)。ここで線とは、文字の下線、枠線、矢印、表の罫線等のことである。太さのある線は、濃度を下げて印刷しても識別しやすい。そこで、濃度変更部150は、閾値以上の太さの線の濃度を設定濃度に下げる(ステップS47)。逆に、細い線の濃度を下げると識別しにくくなるため、濃度変更部150は、そのような線の濃度は変更しない。
尚、線の太さの閾値は設計者が定めた工場出荷時の値を用いてもよいし、画像形成装置1の設置後に画像形成装置1の管理者やユーザー等が所望の太さを設定できるようにしてもよい。また、閾値以上の太さの線で且つ黒い線である場合にのみ濃度を下げるという条件を加えてもよい。
そして濃度変更部150は変数iの示すページが最後のページか否かを判断する(ステップS48)。最後のページである場合(ステップS48;YES)、濃度変更部150は領域単位トナー削減処理を終了し、課金型印刷処理のステップS19へ処理を移行する。最後のページではない場合(ステップS48;NO)、濃度変更部150は変数iに1を加算し(ステップS49)、ステップS42へ処理を移行する。課金型印刷処理のステップS19以降の処理については、上記したとおりである。
このように、サイズの大きい文字と下線や罫線等に使われた太い線を濃度を下げる対象とすることで、写真等の中間調を用いた画像の濃度を下げることなく、つまり写真の印刷品質を下げることなく、トナー消費量を削減することができる。
また、濃度変更部150は、写真領域以外の領域において検出された文字が全てマンセルチャートN3以上であるという条件を満たしている場合に、当該文字の印刷濃度を上記設定濃度に下げる処理を行うようにしてもよい。この場合、濃度変更部150は、写真領域以外の領域において検出された文字が全てマンセルチャートN3以上であるという条件を満たさない場合には、当該文字の印刷濃度を上記設定濃度に下げる処理は行わないようにする。
なお、上記各実施形態では、濃度変更部150は、写真領域以外の領域に対して濃度変更処理を行っているが、これに加えて、写真領域については予め定められた倍率(例えば、操作部47を介してユーザーにより指定された倍率)だけ縮小する処理を行うようにしてもよい。
尚、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、トナー削減処理を行う際に用いる設定濃度は濃度設定部113がそのときの設定濃度から予め定められた一定値だけ下げて新しい設定濃度を決定するが、ユーザーが任意で設定濃度を決めてもよい。
具体的に説明する。課金型印刷処理におけるステップS13において、制御部110が、はいボタン61の押下を認識すると、制御部110は、表示部473に、図8の画面例52に示すようにトナー削減処理の種類を選択するための画面を表示させる。その後、制御部110は、表示部473に、図10の画面例54に示すような設定濃度の選択画面を表示させる。ユーザーはプルダウンリスト81から所望の設定濃度を選択し、OKボタン66を押下する。この選択を制御部110が受け付けると、濃度設定部113は、選択された項目に基づいて新しい設定濃度を決定する。
例えば、ユーザーが「自動設定」を選択した場合、濃度設定部113は上記で説明したようにそのときの設定濃度から予め定められた値だけ下げて新しい設定濃度を決定する。ユーザーが「−3」を選択した場合、濃度設定部113は、そのときの設定濃度から例えば当該予め定められた値を3倍した値だけ差し引いて新しい設定濃度を決定する。尚、設定濃度のレベルの選択方法はこの限りではない。つまり、濃度設定部113は、課金額算出部112が算出した課金額を表示部473が表示した後、ユーザーが課金額を下げる指示入力を行ったときは、そのときの設定濃度を、当該課金額の下げ幅に応じた値だけ下げて新しい設定濃度を再決定するものであればよい。
また、上記では領域単位トナー削減処理において文字と線を、印刷濃度を下げる対象としたが、ユーザーが印刷濃度を下げる対象を選択できるようにしてもよい。
具体的に説明する。領域単位トナー削減処理のステップS41の直前にて、制御部110は、表示部473に、図11の画面例55を表示する。そしてユーザーは、例えば操作部47としてのマウスポインターにより、濃度を下げたい項目をチェックし、OKボタン67を押下する。
図11では、「文字(黒)」のチェックボックス74と「線(黒)」のチェックボックス75が選択されている。これは、濃度変更部150が閾値以上のサイズで且つ黒い文字と、太さが閾値以上で且つ黒い線を、濃度を下げる対象とすることを示している。
言い換えると、濃度変更部150は、モノクロ写真、カラー写真、カラー文字及びカラー線の濃度は下げない。こうすることで、ユーザーが印刷品質を落としたくない領域の濃度は確保することができる。
濃度変更部150は、上記のように上記チェック及びOKボタン67の押下による受付に基づいて黒文字を濃度変更とする他、図11の画面例55に表示している各項目のうち所望の項目をチェックしてOKボタン67を押下することによる受付に基づいて、カラー写真、モノクロ写真、カラー文字、カラー線及び黒線を、濃度変更の対象とすることが可能となっている。
なお、濃度変更部150は、カラー写真、カラー文字、又はカラー線が上記濃度変更の対象として受け付けられた場合、カラー画像を構成する予め定められた色、例えば、イエロー、マゼンタ、及びシアンの3色共や、特定された一色(マゼンタ、シアン、又はイエロー等)の濃度を下げるようにしてもよい。
一方、ユーザーは、印刷品質が多少落ちてもトナーの削減量を増やしたい、つまり課金額をできるだけ下げたい場合、より多くの項目を選択することで濃度変更部150が濃度を下げる対象が多くなり、トナー削減効果が大きくなる。
以上、説明したように、課金型の画像形成装置1において、ユーザーがトナー削減処理の方法を印刷ジョブ単位、ページ単位及び領域単位の中から選択できることで、ユーザーの意図した濃度の下げ方を実行しつつ、課金額を下げることができる。ジョブ単位トナー削減処理は、印刷ジョブが示す印刷データ全体の濃度を均一に下げるため、何れのページも印刷品質が統一される。
ページ単位トナー削減処理は、元々濃度の低いページ(つまり設定濃度以下のページ)の濃度は下げないため、低い濃度が更に低くなり、文字や写真が見えづらくなることを防ぐ。
領域単位トナー削減処理は、濃度を下げてもユーザーの視認性に問題がない条件をもつ領域の濃度だけを下げるため、印刷品質を保ちつつトナーを削減することができる。
なお、濃度変更部150が、印刷データの示す画像の中から、上記文字及びそのサイズ、線及びその太さ、写真領域か否か、カラー画像かモノクロ画像か等の判別は、既知の判別方法を用いて実行する。
すなわち、上記実施形態によれば、印刷ジョブ単位、ページ単位又は領域単位で、画像形成される画像の種別等に応じて印刷濃度が設定されるため、画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷濃度を低下させることが可能である。これにより、トナー消費量に応じて印刷料金が課金される課金型の画像形成装置においては、画質の悪化や画像の視認性の低下を極力生じさせることなく、印刷料金(課金額)を下げることが可能になる。
なお、上記実施形態では、図1乃至図11を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
100 制御ユニット
110 制御部
111 トナー消費量算出部
112 課金額算出部
113 濃度設定部
150 濃度変更部
12 画像形成部
47 操作部
473 表示部

Claims (12)

  1. 印刷データの印刷濃度を印刷ジョブ単位、ページ単位または領域単位の何れの単位で変更するかの指示入力を受け付ける濃度変更受付部と、
    前記濃度変更受付部が前記指示入力を受け付けた場合、そのとき印刷に用いられる印刷濃度よりも低い予め定められた設定濃度を決定する濃度設定部と、
    前記濃度変更受付部が前記印刷ジョブ単位で濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、印刷ジョブ毎に当該印刷ジョブが示す印刷データの印刷濃度を前記濃度設定部により設定された設定濃度以下に下げる処理を行い、前記ページ単位で濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、当該設定濃度より高い濃度のページのみ当該設定濃度に下げる処理を行って、他のページはそれまでの印刷濃度を維持し、前記領域単位で印刷濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合、各ページにおける写真領域以外の領域の印刷濃度を前記設定濃度に下げ、写真領域はそれまでの印刷濃度を維持する処理を行う濃度変更部と、
    記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、
    前記濃度変更部が変更した印刷濃度に基づいて、前記画像形成部に画像形成を行わせる制御部と、を備えた画像形成装置。
  2. 前記濃度変更部が印刷ジョブ単位で印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う場合、前記濃度変更部は前記印刷データから最も印刷濃度の高いページを検出して当該検出されたページの濃度を前記設定濃度に下げる処理を行い、更に当該処理において下げた印刷濃度の量だけ他のページの印刷濃度を下げる処理を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度変更部が領域単位で印刷濃度を下げる処理を行う場合、前記濃度変更部は、検出された前記写真領域以外の領域において検出された文字のサイズが全て予め定められたサイズ以上であるという条件を満たしている場合に、当該文字の印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度変更部が領域単位で印刷濃度を下げる処理を行う場合、前記濃度変更部は、検出された前記写真領域以外の領域において検出された文字が全て黒であるという条件を満たしている場合に、当該文字の印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記濃度変更部が領域単位で印刷濃度を下げる処理を行う場合、前記濃度変更部は、検出された前記写真領域以外の領域において検出された予め定められた太さ以上の線の印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記設定濃度を任意の値に設定するための設定濃度受付部を更に備え、前記濃度設定部は前記設定濃度受付部が受け付けた指示内容に基づいて前記設定濃度を決定する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度変更受付部が領域単位で濃度変更を行う指示入力を受け付けた場合に、濃度変更の対象とする項目の選択入力を受け付ける対象項目受付部を更に備え、前記濃度変更部は前記対象項目受付部が受け付けた項目について印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記対象項目受付部が受け付ける項目の種類は、カラー写真、モノクロ写真、カラー文字、黒文字、カラー線及び黒線である請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部による画像形成時の前記印刷濃度と印字率とに応じてトナー消費量を算出するトナー消費量算出部と、
    前記トナー消費量算出部によって算出されたトナー消費量に基づいて、前記画像形成部による画像形成に対する課金額を算出する課金額算出部と、
    前記課金額算出部が算出した課金額を表示する表示部とを更に備え、
    前記濃度変更部が印刷濃度を変更した後、前記課金額算出部は再度課金額を算出し、前記表示部は当該課金額を表示する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記濃度変更部は、前記対象項目受付部により前記カラー写真、前記カラー文字、又は前記カラー線が前記項目として受け付けられた場合、カラー画像を構成する予め定められた色の濃度を下げる請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記濃度変更部は、前記濃度変更受付部に前記領域単位で印刷濃度変更を行う指示入力が受け付けられた場合、前記写真領域を予め定められた倍率だけ縮小する請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記濃度変更部は、前記濃度変更受付部に前記領域単位で印刷濃度変更を行う指示入力が受け付けられた場合、前記写真領域以外の領域において検出された文字が全てマンセルチャートN3以上であるという条件を満たしている場合に、当該文字の印刷濃度を前記設定濃度に下げる処理を行う請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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