JP2017044943A - 反射防止微細構造体、光学フィルタ、及び光量調整装置並びに光学装置 - Google Patents

反射防止微細構造体、光学フィルタ、及び光量調整装置並びに光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】反射低減効果が高く、剛性を向上させた反射防止微細構造体、光学フィルタ及び光量調整装置並びに光学装置を提供すること。【解決手段】透明基板と、前記透明基板上に設けられた微細構造体と、を備え、前記微細構造体は、前記透明基板の面方向において可視光波長以下のピッチで設けられた複数の凸部を有し、前記凸部は、所定の間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、前記第1凸部の間において前記透明基板の面上から頂点までの高さが前記第1凸部よりも相対的に低く設けられた第2凸部とを有し、前記透明基板に対する前記第1凸部の底面積は、前記透明基板に対する前記第2凸部の底面積よりも大きいことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、微細構造により反射低減機能を発現する反射防止構造体、及びこの反射防止構造体を備えた光学フィルタ、及びこの光学フィルタを備えた光量調整装置並びに光学装置に関する。
各種様々な用途で使用されている光学フィルタは、フィルタ自身の反射に起因した問題を抱えていることが多い。例えば、撮像光学系などで使用される光学フィルタでは、フィルタを透過した光の一部が、他の部材によって反射され、光学フィルタの光出射面から、再び光学フィルタに入射される現象が起きる場合がある。
このような場合に、光学フィルタがこの入射光の波長領域に反射率を持っていると、再度光を反射してしまい、これに起因した不具合を発生させることがある。従って、光学フィルタにおける反射防止機能の更なる強化が強く望まれている。
反射低減策としては次のような方法が知られている。特許文献1では、例えばSiO、TiO等の異なる材料からなる屈折率の異なる数種類の薄膜を積層して多層膜タイプの反射防止膜とし、任意の波長領域の反射率を抑制する方法が提案されている。
また、特許文献2には、光学フィルタの1つであるND(Neutral Density)フィルタに微細構造体を用いることで反射低減を図る方法が開示されている。
更に、特許文献3には、このような反射低減効果を発現する微細構造体における、耐摩耗性を改善する方法が提案されている。
特開平8−075902号公報 特開2009−122216号公報 特開2007−241177号公報
しかしながら、特許文献1で示されたような多層膜での反射防止膜の場合には、例えば可視波長領域全域など、比較的広い波長領域にわたって反射率を低減するには、多層膜を構成する薄膜材料として使用できる材料が限定されているため、相当の層数を必要としたり、設計が複雑になってしまったりする問題がある。
また、特許文献2で示されている、サブミクロンピッチで形成された微細構造体を光学フィルタの反射防止構造体とする場合は、特許文献1で示した多層膜構成の場合よりも、反射防止の波長領域を拡げることが比較的容易であり、さらに、反射率の低減も容易である。しかしながら、引用文献2に記載されているような微細構造体で反射を十分に低減する為には、それぞれの微細構造には錘状などの凸形状が必要であり、また大きなアスペクト比が必要となる。従って、構造的に剛性が弱く、凸部を押したり擦ったりするような、外部からのコンタクトに非常に弱い欠点がある。
特許文献3では、微細構造体を形成している凸部と凸部の隙間を低屈折率材料で充填することにより、反射低減効果を発現する微細構造における前述の剛性における問題を低減する方法が提案されている。しかしながら、保護膜やハードコート材料により、微細構造間の隙間を埋めたり、微細構造全体を覆ってしまったりする方法では、反射を低減する為に必要な屈折率変化を得ることが難しく、反射の低減効果を損ねてしまう問題がある。
本発明は、反射低減効果が高く、剛性を向上させた反射防止微細構造体、光学フィルタ及び光量調整装置並びに光学装置を提供するものである。
本発明の反射防止微細構造体は、透明基板と、前記透明基板上に設けられた微細構造体と、を備え、前記微細構造体は、前記透明基板の面方向において可視光波長以下のピッチで設けられた複数の凸部を有し、前記凸部は、所定の間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、前記第1凸部の間において前記透明基板の面上から頂点までの高さが前記第1凸部よりも相対的に低く設けられた第2凸部とを有し、前記透明基板に対する前記第1凸部の底面積は、前記透明基板に対する前記第2凸部の底面積よりも大きいことを特徴とする。
かかる本発明の態様によれば、透明基板に対して高さ及び底面積の異なる第1凸部及び第2凸部を有する微細構造体を設けることにより、反射低減効果が高く、且つ剛性を向上させた反射防止微細構造体を実現できる。
また、上記本発明では、前記透明基板上における前記微細構造体が設けられた面の単位面積あたりの前記第2凸部の個数が、前記第1凸部の個数よりも多いことを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、第1凸部よりも第2凸部の個数を相対的に増やすことにより、反射低減効果が更に高く、且つ剛性を向上させた反射防止微細構造体を実現できる。
また、上記本発明では、前記透明基板の厚さ方向における前記第1凸部の断面での前記透明基板側の底辺と前記透明基板の面上から頂点までの高さとのアスペクト比が、前記透明基板の厚さ方向における前記第2凸部の断面での前記透明基板側の底辺と前記透明基板の面上から頂点までの高さとのアスペクト比よりも小さいことを特徴としてもよい。
かかる本発明の態様によれば、反射防止効果を更に高めることができる。
なお、本発明は、上記反射防止微細構造体を備えた光学フィルタ、又は上記反射防止微細構造体を備えたNDフィルタ、あるいはこれら何れかのフィルタを用いて光量を調整する絞り装置等の光量調整装置、並びにこの光量調整装置を備えたカメラ等の光学装置についても広く適用可能である。
かかる本発明の態様によれば、反射防止効果と十分な剛性を有する光学フィルタを用いて優れた光学特性を実現できる。
本発明によれば、反射低減効果が高く、剛性を向上させた反射防止微細構造体、光学フィルタ及び光量調整装置並びに光学装置を実現できる。例えば、光の波長以下のピッチを持つ微細構造体において、効率的に反射を低減しつつ剛性を高めることが可能となる。また、本発明によれば、効率的に反射を低減することができ、外部からのコンタクトによる剛性を高めることで、耐久性を向上させることが可能な、光学フィルタ、及びこのような光学フィルタを搭載した光学装置を提供することができる。
本実施例における光学フィルタの断面図。 本実施例における光学フィルタの構成例の断面図。 本実施例における微細構造AとBの外形形状例の斜視図。 本実施例1における微細構造AとBの配置例の鳥瞰図。 本実施例1において作製された光学フィルタの分光反射率。 本実施例2におけるNDフィルタの断面図。 本実施例2におけるNDフィルタの多層膜構成。 本実施例2における微細構造AとBの配置例の鳥瞰図。 本実施例2において作製された光学フィルタの分光反射率。 本実施例5における光量絞り装置の説明図。 本実施例5における撮像光学系の説明図。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本発明にかかる光学フィルタは、光透過性を有する基板と、反射低減効果を発現する微細構造体とを有する。この微細構造体は、透明基板の面方向において可視光波長以下のピッチで設けられた複数の凸部を有する。また、これら凸部は、所定の間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、第1凸部の間において透明基板の面上から頂点までの高さが第1凸部よりも相対的に低く設けられた第2凸部とで構成される。そして、透明基板に対する第1凸部の底面積は、透明基板に対する第2凸部の底面積よりも大きくしている。このように、透明基板に対して高さ及び底面積の異なる第1凸部及び第2凸部を有する微細構造体を設けることにより、詳細は後述するが、反射低減効果が高く、且つ剛性を向上させた反射防止微細構造体を実現できる。
する。
透明基板としては、光学フィルタの基板としての強度や光学特性を有するものであり、各種の光学膜や、反射防止構造体の形成用の基体として機能可能であるものが利用される。このような基板としては、B270iやD263Teco、BK7などガラス系の材料からなる基板、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PC(ポリカーボネート)、PO(ポリオレフィン)、PI(ポリイミド)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、及びTAC(トリアセチルセルロース)等から選択した樹脂材料からなる基板を用いることができる。また、ガラス基板と樹脂層との複合材料からなる基板や、有機材と無機材を混合させた有機無機ハイブリッド基板を用いることもできる。
微細構造体は、所望の光学フィルタの光学特性を得るために必要とされる反射防止機能を有するものであればよく、可視光の波長よりも短いピッチで設けられた複数の凸部として、例えば、図1や図2(a)〜図2(e)に示すような、構造体A(第1凸部)11や構造体C(第1凸部の他の例)15と、構造体B(第2凸部)12などのうち2種類の異なる形状を持つ突起構造が、基板上に多数配列された凹凸面を有する微細構造体を用いることができる。このような、基板上に設けられた第1凸部となる構造体A11や構造体C15などと比較し、構造体B12などの第2凸部は、基板面から頂点までの高さ、つまりは構造体高さが相対的に低くなるように構成されている。
さらには、図2(f)のように、構造体A11と構造体B12に構造体D16(第2凸分の他の例)を加える構成など、3種類以上の構造体で構成されても良い。このような構造体の1種として、ランダムに形成された針状体及び柱状体等の突起、階段形状に微細に形成された凹凸構造の突出部または凹部によって大気や隣接する媒体との屈折率差を低減したものが含まれても良く、公知の微細構造から目的に応じて任意に選択したものを用いることができる。
さらに、このような微細構造体は、図4(a)〜(e)に示した構造体配置例の鳥瞰図のように、基板などの同一面内に様々な配置構成を取ることが可能である。
ここで、図4では構造体A11と構造体B12の2種類のみで構成した例を示しているが、これに限らず、3種類以上の構造体で構成されても良い。
このような同一面における構造体B12の配置ピッチは、構造体A11以下となり、構造体B12の底面積は、構造体A11の底面積よりも小さくなるように形成される。また、構造体の底辺直径と高さとのアスペクト比は、第1凸部である構造体A11などよりも、第2凸部となる構造体B12などの方が大きい値、つまりは鋭い凸形状となるように構成されている。
さらに、構造体A11よりも、構造体B12などを含む構造体A11以外の構造体の方が、同一面内の単位面積あたりにおける構造体の個数が多くなるか、少なくても同じとなる。以上のように、本発明の反射防止微細構造体では、異なる形状を有する第1凸部と第2凸部を同時に配置する構成とした事で、これらの微細構造と比較して十分に大きいサイズを有する何らかの接触物による、微細構造体へのコンタクトに対しては、第2凸部と比較して構造体高さが高く、構造体としての剛性が高い、第1凸部の剛性が支配的に作用する事となり、剛性の低い第2凸部をカバーし、高い剛性を維持する事が可能となる。また、アスペクト比が高い第2凸部の方が、反射低減効果が高い為、第1凸部だけで形成された微細構造体よりも高い反射低減効果を得る事ができ、さらには第2凸部を第1凸部より多く配置する事で、反射低減効果を一層高める事が可能となる。従って、本発明の構成であれば、高い反射低減効果を得つつ、高い剛性を維持する事ができる。
また、このような、基板を透過する可視光の波長よりも短い周期で配置された多数の突起からなる微細構造、あるいは基板を透過する可視光の波長よりも短い周期の凹凸構造からなる微細構造を持つ微細構造などであれば、熱ナノインプリント法や光ナノインプリント法などの方法を用いて再現性良く作製することができる。
以下、本発明の光学フィルタについて実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
反射低減効果を発現する微細構造体を透明基板上に設けた反射防止板について、以下に詳しく記載する。
図1に示す構成において、厚さ1mmのB270iガラスを基板14として、この基板上に2種類の形状の異なる構造体A11と構造体B12から成る微細構造体13を作製した。本実施例のような反射防止板に用いる基板の光学特性としては、可視光波長領域における全光線透過率89%以上が好ましく、91%以上がさらに好ましい。全光線透過率は、樹脂材料の基板を用いる際は、特に89%以上が好ましい。
微細構造体は、近年の微細加工技術の向上とともに作製されるようになってきた。このような構造体の1つである、反射防止効果を持つ微細構造体は、構造体の形状を擬似的に屈折率の変化が連続的となる形状とすることで、物質間の屈折率差に起因した反射の低減を図ったものである。
ここで、本実施例における微細構造体13は、異なる形状を持つ2種類の突起構造を周期的に配置したピラーアレイ状とし、少なくても可視波長領域の反射率は低減できる構造となるように、構造体A11は図3(a)で示したような釣鐘型の形状で高さ350nmとし、構造体B12は図3(b)で示したような錐形型の形状で高さ250nmとした。
これらを、図4(a)の鳥瞰図で示すような配置で、各構造体を250nmのピッチ以下となるように配列する設計とした。また、構造体A11は底辺直径と高さとのアスペクト比が約1.0程度となるように設計され、構造体B12は底辺直径と高さとのアスペクト比は約2.0程度となるように設計した。
ここで、構造体B12のアスペクト比は、構造体A11のアスペクト比である1.0よりも大きく、つまり構造体A11よりも鋭い凸形状となるように設計している。また、歪形状の突起形状の場合などは、各構造体における底面の最大径と、底面と略垂直を成す面との断面における最大高さとのアスペクト比で判断することが可能である。
構造体A11は反射を低減しつつ、外部からのコンタクトに対して剛性を維持する必要がある為、鋭い凸形状よりも、例えば図3(a)に示す釣鐘型や、図3(c)に示す矩形型のような形状がより好ましく、また前記したアスペクト比は1.0に近い値が望ましい。
また、もう1方の構造体B12よりも高い形状とすることで、例えば人の手であったり、何らかの部材であったり、このようなサブミクロンサイズの構造体と比較して十分に大きいサイズを持つ何らかの接触物によるコンタクトに対しては、構造体A11の剛性が支配的に作用する。
また、構造体B12は、構造体A11よりも反射低減効果が高い形状が好ましいため、例えば図3(a)に示す釣鐘型や、図3(b)に示す円錐型、図3(c)に示す矩形型のような形状が好ましく、前記したアスペクト比は、構造体A11よりもできるだけ高くすることが望ましい。
従って、このように、構造体A11のアスペクト比は0.8〜1.4程度、構造体B12のアスペクト比は1.0以上が適当である。更には外部からの接触等に対する微細構造体の剛性の観点からは、構造体A11のアスペクト比は1.0以上が望ましい。
このような、異なる2種類以上の構造体を、例えば図2の断面図で示すような配置や、図4の鳥瞰図で示すような配置や、またこれらを組み合せた構成で、同一面に複数個配列する。
但し、少なくても所望する反射低減波長よりも小さいピッチで配置される必要があり、最もサイズの大きい構造体は他の構造体よりも剛性が高く、また他の構造体は最も大きい構造体よりも反射低減効果の高い形状を持つ。以上のような構成を持つ微細構造体であれば、作製プロセスや他の様々な要素を加味し、最適な構造体形状や配置を適宜決定することが可能である。
以上に記載したような微細構造体に関しては様々な作製方法が提案されているが、本実施例ではUV(紫外線)硬化樹脂を用いた光ナノインプリント法を用いた。
まずは、基板上にUV硬化樹脂を0.2μmのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルタを介し適量滴下した後、スピンコート法により所定の膜厚となるように基板全面にUV硬化樹脂を塗工した。
その後、この基板に、前述のように設計された形状を反転させたホールアレイ形状に離型処理を施した石英モールドを押し当て保持した後、この状態でUV光を照射することで樹脂を硬化させ、前述のような形状を持つ構造体A11と構造体B12で構成された微細構造体13を作製した。
このようなUV硬化樹脂は各種様々な材料を用いることができるが、本実施例では東洋合成社製PAK−01−CLを用いた。
ここで、樹脂基板を用いた場合などで、基板と微細構造体との密着性を向上させる必要がある場合は、プライマー処理を行い、基板と微細構造体との間に密着層を設けることも可能である。
このようなプライマー液としては、例えば信越化学社製のKBM−503(商品名)などのシランカップリング剤をベースに、IPA(イソプロピルアルコール)や硝酸等を適量加え、塗工後の硬化した密着層の屈折率を調整したものなどを用いることができる。
これを、0.2μmのPTFEフィルタを介し基板上に滴下し、スピンコートにより極薄膜となるように塗工した後、所定の条件で乾燥処理を行い、密着層を形成する。
また、密着力を強化する必要がある場合は、前述のプライマー液の成分に更にTEOS(オルトケイ酸テトラエチル)などを加えても良い。
さらに、プライマー液をより均一に塗工する為に、プライマー液塗工前に、基板にはUVオゾンによる親水化処理を施すことがより好ましい。また、基板両面に形成する場合は、濃度を適宜調整し、ディップコートにより塗工しても良いし、スピンコートで片面塗工した後に基板の表裏を変え、もう一方の面を再度スピンコートで塗工しても良い。
ここで、反射低減の観点から、密着層と隣接する微細構造体、及び基板との屈折率差はそれぞれ0.1以内とすることが好ましく、更に0.05以下とすることがより好ましい。
また、基板両面に微細構造体を形成する場合、光ナノインプリントのプロセスを考慮すると、基板13の片面にインプリントを施し、その後もう一方の面にインプリントすると、最初に形成した微細構造体に欠けやクラックなどのダメージを与えてしまうことが想定される。
従って、基板両面にそれぞれインプリント用のモールドを配置し、両面同時に光ナノインプリントを実施する手法がより好ましい。この場合、UV光源も基板両面に2つ配置することで生産性を高めることができる。
以上によって作製された光学フィルタの分光反射率特性を(株)日立ハイテクノロジーズ社製の分光光度計U4100を用い測定した結果が図5である。
図5の測定では、微細構造体を形成した面のみの分光反射率を確認する為に、図1における微細構造体3が形成されていない裏面側が研磨されていない、B270iの片面スリガラスに前述と同様の材料及びプロセスで微細構造体3を形成したサンプルを別途で作製し、これ評価した。この結果、可視波長領域における分光反射率が0.5%以下になっており、本構成により、非常に低い反射率を実現できた。
更には、このように形成された微細構造体は、人間の手による接触などの外部からのコンタクトに対しては、剛性が高く、構造体形状が高い構造体A11が接触する。
従って、外部からの接触に対しては構造体A11が支配的に作用する為、反射低減効果が高い構造体B12の剛性の低さをカバーし、微細構造体として総体的に反射低減効果を発現しつつ、剛性を維持できることが確認された。
(実施例2)
多層薄膜により構成された、光量調整用の光学フィルタであるNDフィルタに、反射低減効果を発現する微細構造体を設けた実施例について、以下に詳しく記載する。
近年における固体撮像素子の高感度化、高精細化等に伴う、撮影装置の絞りのハンチング現象や光の回折現象の対策として、真空成膜法などにより多層薄膜を透明基板に形成し作製されたNDフィルタが用いられている。
このようなNDフィルタについて、図6に示す構成のように、NDフィルタの最表層と、基板のもう一方の面の基板両面に、微細構造体を形成した。
図6に示す構成において、厚さ0.1mmのPETフィルムを基板24として、この基板24上にND膜25を形成し、この上に密着層26を設け、更にこの上に2種類の形状の異なる構造体A21と構造体B22から成る微細構造体23を作製した。
本実施例のような光学フィルタであるNDフィルタに用いる基板の光学特性としては、可視光波長領域における全光線透過率89%以上が好ましく、91%以上がさらに好ましい。全光線透過率は、樹脂材料の基板を用いる際は、特に89%以上が好ましい。
最初に、基板24の片面側に、真空蒸着法により複数の薄膜を積層したND膜を形成した。真空蒸着法は、膜厚を比較的に容易に制御でき、かつ可視光波長領域において散乱が非常に小さく、分光透過率の波長依存性を小さい値に制御することが可能な利点を有している。
しかし、真空蒸着法に限定されず、スパッタリング法、IAD法、IBS法、イオンプレーティング法、クラスタ蒸着法等の成膜方法においても成膜が可能であり、目的や条件等を考慮し、最も適当な成膜方法を選択すればよい。ND膜25を構成する薄膜材料として、SiOやAlなどの誘電体層と、Ti、Ta、Nb、Ni、Cr、W、Mo、Cu、Ag、Auなどの金属単体、またはこれらの合金や金属化合物により構成された光吸収層に加え、最表層の反射低減を目的として、比較的屈折率が低く環境性にも優れるMgFなどを用いることが可能であるが、本実施例では図7で示すような積層構造とした。
ここで、このようなND膜25の膜設計において、本実施例では、ND膜25の最表層となるSiO層と密着層26との界面での反射を無視した、それ以外の界面により形成される総体的な反射を可能な限り小さくする膜設計とした。これはSiO層と密着層との屈折率差を0.1以下することで、SiO層と密着層26との界面での反射を大幅に低減する構成としたことで、NDフィルタ27としての総体的な反射を低減させる理由からである。
次に、ND膜25と微細構造体23との密着性を向上させる為、プライマー処理を行い、基板と微細構造体との間に密着層を設けた。
このようなプライマー液として、シランカップリング剤である信越化学社製のKBM−503(商品名)をベースに、IPA硝酸等を適量加え、さらに密着力を強化する目的で、TEOSを加えたものを用いた。これを、0.2μmのPTFEフィルタを介し基板上に滴下し、スピンコートにより極薄膜となるように塗工した後、所定の条件で乾燥処理を行い、密着層を形成する。
また、プライマー液をより均一に塗工する為に、プライマー液塗工前に、基板にはUVオゾンによる親水化処理を施した。さらに、スピンコートで片面塗工した後に基板の表裏を変え、もう一方の面を再度スピンコートで塗工した。
ここで、反射低減の観点から、塗工後の硬化した密着層の屈折率を調整し、密着層と隣接する微細構造体、及び隣接するND膜25の界面層との屈折率差をそれぞれ0.1以下とした。波長540nmのおける屈折率を例に取ると、微細構造体の屈折率は1.51、密着層の屈折率は1.42、ND膜の最表層の屈折率は1.45とした。
このように作製された密着層26の上と、基板24のもう一方の面と、両面を同時に光ナノインプリントすることで微細構造体23を形成した。
まず、UV硬化樹脂を0.2μmのPTFEフィルタを介し適量滴下した後、スピンコート法により所定の膜厚となるように基板全面にUV硬化樹脂を塗工した。
その後、この基板に、前述のように設計された形状を反転させたホールアレイ形状を持った石英モールドに離型処理を施したものを押し当て、少しの時間この状態を保持した後、そのままの状態でUV光を照射することで樹脂を硬化させ、前述のような形状を持つ構造体A21と構造体B22で構成された微細構造体23を作製した。このようなUV硬化樹脂は各種様々な材料を用いることができるが、本実施例では東洋合成社製PAK−02を用いた。
本実施例における微細構造体23は、異なる形状を持つ2種類の突起構造を周期的に配置したピラーホールアレイ状とし、少なくても可視波長領域の反射率は低減できる構造となるように、構造体A21は図3(a)で示したような釣鐘型の形状で高さ350nmとし、構造体B22は図3(b)で示したような錐形型の形状で高さ250nmとした。
これらを、図8の鳥瞰図で示すような配置で、各構造体を250nmのピッチ以下となるように配列する設計とした。また、構造体A21は底辺直径と高さとのアスペクト比が約1.0程度となるように設計され、構造体B22は底辺直径と高さとのアスペクト比は約2.0程度となるように設計した。ここで、構造体B22のアスペクト比は、構造体A21のアスペクト比である1.0よりも大きく、つまり構造体A21よりも鋭い凸形状となるように設計した。
ここで、NDフィルタのように可視波長全域に吸収を持つフィルタの場合、紫外域にも吸収を持っている場合が多い。従って、使用するUV光の波長によっては、フィルタの基板側から光を照射した場合、NDフィルタがその光の少なくとも一部を吸収してしまい、十分な光が樹脂まで届かない場合がある。従って、そのような場合はモールド側からUV光を照射する必要があり、必要なUV光の波長を十分に透過する材質のモールドを選択する必要がある。
以上によって作製されたNDフィルタの分光反射率特性を(株)日立ハイテクノロジーズ社製の分光光度計U4100を用い測定した結果が図9である。可視波長領域における反射率が0.3%以下になっている。本構成により、非常に低い反射率を実現できた。
更には、このように基板両面に形成された両方の微細構造体23は、人間の手による接触などの外部からのコンタクトに対しては、剛性が高く形状が大きい構造体A21が接触する。
従って、外部からの接触に対しては微細構造Aが支配的に作用する為、反射低減効果が高い微細構造B22の剛性の低さをカバーし、微細構造体23として総体的に反射低減効果を発現しつつ、剛性を維持できる。このように、NDフィルタとしても実施例1と同様の効果を得ることが確認された。
また、本例では図6に示したような構成を記載したが、両面にND膜と微細構造体を設けた構成や、ND膜面のみに微細構造体を設けた構成であっても、同様の手法の範囲で作製することが可能である。
(実施例3)
本発明の微細構造体は、実施例1や実施例2で記載した内容に限らず、様々な構成を取ることが可能である。例えば、図4の微細構造体の鳥瞰図例に示すように、2種類以上の微細構造体を、(a)〜(e)に示したように配置することができる。
この際、特に構造体A11は前述のように剛性を必要とすることから、図3(a)や図3(c)で示したような形状が好ましく、底辺と高さとのアスペクト比も1に近い構造とすることが望ましい。
また、構造体B12は反射をより低減できる構成が好ましく、図3(a)〜(c)で示したような形状で、その構造体の底辺と高さとのアスペクト比は大きい、具体的には、1より大きい構造とすることが望ましい。
更には、このような構造体A11は2種類以上の形状で構成されても良いし、同様に構造体B12も2種類以上の形状で構成されても良い。また、各構造体の間隔が必要とする光の波長以下であれば良く、必ずしも周期的である必要はない。
(実施例4)
本実施例1、及び本実施例2では、本発明の微細構造体を備えた反射防止板とNDフィルタの2つの光学フィルタについて述べたが、この他の光学フィルタにおいても、同様の効果を得ることが可能である。
例えば、IR(赤外線)カットフィルタ、UV(紫外線)カットフィルタ、UVIRカットフィルタ、カラーフィルタ、蛍光フィルタ、その他のバンドパスフィルタやエッジフィルタなどの最表層として、図3で示したような少なくても2種類以上の異なる構造体を持つ、図1や図2、図4で示したような微細構造体を形成することで、反射低減効果を発現しつつ、外部からの接触等に対する剛性を高めた光学フィルタを得ることが可能である。
(実施例5)
図10に光量絞り装置を示す。次に、本実施例2のNDフィルタを備える光量絞り装置を光学装置(ビデオカメラ)に適用した実施例について図10を用いて説明する。
ビデオカメラあるいはデジタルスチルカメラ等の撮影系に使用するに適した光量絞り装置の絞りは、CCDやCMOSセンサと言った固体撮像素子への入射光量を制御するために設けられているものである。被写界が明るくなるにつれ、絞り羽根31を制御し、より小さく絞り込まれていく構造になっている。
このとき、小絞り状態時に発生する像性能の劣化に対する対策として、絞りの近傍にNDフィルタ34を配置し、被写界の明るさが同一であっても、絞りの開口をより大きくできる構造にしている。入射光がこの光量絞り装置33を通過し、固体撮像素子(不図示)に到達することで電気的な信号に変換され画像が形成される。
また、図11において、41はレンズユニット41A〜41Dを有する撮影光学系である。42はCCD等の固体撮像素子であり、撮影光学系41によって形成される光線a、bの像を受光し、電気信号に変換する。43は光学ローパスフィルタである。撮影光学系41は、図11に示したNDフィルタ44、絞り羽根45,46、地板47で構成される光量絞り装置を有している。
以上の実施例の構成によれば、解像度低下の少ないNDフィルタを提供することができる。NDフィルタ44に本実施例2で作製した微細構造体を備えたNDフィルタを用いたものは、低反射特性と剛性に優れていた。
これにより作製された光量絞り装置は、フィルタの反射に起因したゴーストなどの不具合を著しく低減することができる。
これに限らず、他の光学装置であっても、実施例1や実施例2で作製されたような光学フィルタを用いることで、外部からの接触等に対する剛性を高めつつ、フィルタの反射に起因した装置上の不具合を著しく低減することが可能である。
11、21.構造体A
12、22.構造体B
13、23.微細構造体
14、24.基板
15.構造体C
16.構造体D
25.ND膜
26.密着層
27.NDフィルタ
31.絞り羽根
32.絞り羽根支持板
33.光量絞り装置
34.NDフィルタ
41.撮影光学系
42.固体撮像素子
43.光学ローパスフィルタ
44.NDフィルタ
45、46.絞り羽根
47.地板

Claims (7)

  1. 透明基板と、
    前記透明基板上に設けられた微細構造体と、を備え、
    前記微細構造体は、前記透明基板の面方向において可視光波長以下のピッチで設けられた複数の凸部を有し、
    前記凸部は、所定の間隔をあけて設けられた複数の第1凸部と、前記第1凸部の間において前記透明基板の面上から頂点までの高さが前記第1凸部よりも相対的に低く設けられた第2凸部とを有し、
    前記透明基板に対する前記第1凸部の底面積は、前記透明基板に対する前記第2凸部の底面積よりも大きいことを特徴とする反射防止微細構造体。
  2. 前記透明基板上における前記微細構造体が設けられた面の単位面積あたりの前記第2凸部の個数が、前記第1凸部の個数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の反射防止微細構造体。
  3. 前記透明基板の厚さ方向における前記第1凸部の断面での前記透明基板側の底辺と前記透明基板の面上から頂点までの高さとのアスペクト比が、前記透明基板の厚さ方向における前記第2凸部の断面での前記透明基板側の底辺と前記透明基板の面上から頂点までの高さとのアスペクト比よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の反射防止微細構造体。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の反射防止微細構造体を備えたことを特徴とする光学フィルタ。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の反射防止微細構造体を備えたことを特徴とするNDフィルタ。
  6. 請求項4に記載の光学フィルタ、又は請求項5に記載のNDフィルタの少なくともいずれか一方によって光量を調整することを特徴とする光量調整装置。
  7. 請求項6に記載の光量調整装置を備えたことを特徴とする光学装置。
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