JP2017044877A - 画像形成装置、および画像形成装置の画像濃度補正方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置の画像濃度補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率よく画像濃度を補正することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、画像濃度補正部61を備える。画像濃度補正部61は、クリーニングアシスト部65と、判断部66と、パッチ画像位置制御部67とを備える。クリーニングアシスト部65は、トナー量検知センサーによりトナー量を検知した後、転写ベルト上に一次転写されたパッチ画像の一部を一旦二次転写ローラー側に転写させ、その後二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を転写ベルト側に戻すよう制御する。判断部66は、クリーニングアシスト部65を作動させるか否かを判断する。パッチ画像位置調整部67は、判断部66によりクリーニングアシスト部65を作動させると判断されれば、クリーニングアシスト部65を作動させて二次転写ローラーにパッチ画像の一部を転写させた際に、二次転写ローラー上にパッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、パッチ画像形成部により形成される複数のパッチ画像の位置を調整する。【選択図】図5

Description

この発明は、画像形成装置、および画像形成装置の画像濃度補正方法に関するものである。
複合機等に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナー等の現像剤を供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出する。
ここで、フルカラーの画像を形成することができる画像形成装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色を転写ベルトのような一次転写体上に重ね合わせて、フルカラーの画像を形成するものがある。このような画像形成装置においては、発色性や色の再現性を向上させるために、所定のタイミングで画像濃度を補正する必要がある。
画像濃度を補正する際には、各色の作像ユニットで画像濃度補正用の複数のパッチ画像から構成されるパターン画像を形成し、転写ベルト上に転写する。そして、転写ベルト上に転写されたパターン画像のトナー量を検知することとしている。パターン画像は通常、画像濃度を異ならせた複数のパッチ画像から構成されている。画像形成装置は、各画像濃度に対応するパッチ画像について、検知されたトナー量を基に、感光体に照射されるべきレーザー光の光量等を調整して、画像濃度を補正することとしている。
パッチ画像については、トナー量を検知した後、用紙に転写されることなく、転写ベルト上をクリーニングするクリーニングユニットによって清掃され、トナー回収ボックスに回収される。パッチ画像を用いた画像形成装置の画像濃度の調整に関する技術が、特開2009−223042号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2009−223042号公報
画像濃度を補正する際に形成されるパッチ画像は、いわゆるベタ画像であることが多い。転写ベルト上に残存するトナーを除去するクリーニングユニットによってこのパッチ画像を除去する場合、転写ベルト上に転写されたトナーの一部が、一度のクリーニングブラシの接触による清掃で除去しきれない場合が生ずる。
このような場合、転写ベルト上に転写されたトナーの一部を、二次転写ローラーに所定のバイアス電圧を印加して、一旦二次転写ローラー側に転写させる。そして、二次転写ローラー側に転写させたトナーの一部を転写ベルトのうちのパッチ画像が形成されていない領域に逆のバイアス電圧を印加して戻すことにより、一度のクリーニングブラシの接触で取り除くことができるようにすることができる。転写ベルトの周長は、基本的に二次転写ローラーの周長よりも十分に長いため、このような構成を採用することにより、より短時間で効率的にパッチ画像のクリーニングを行うことができる。
ここで、二次転写ローラーの周長よりも複数のパッチ画像から構成されるパターン画像の長さが長かった場合、二次転写ローラー側に一旦転写したパッチ画像を構成するトナーの一部が、他のパッチ画像が形成された位置と重なってしまうおそれがある。そうすると、二次転写ローラー側に転写できるトナー量が限られてしまうこととなる。その結果、一次転写ローラーをクリーニングするのに、長時間を要することとなり、効率的な画像濃度の補正を行うことができない。このような場合、上記した特許文献1に開示の技術では、対応することができない。
この発明の目的は、効率よく画像濃度を補正することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、効率よく画像濃度を補正することができる画像形成装置の画像濃度補正方法を提供することである。
この発明の一の局面においては、画像形成装置は、複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能である。画像形成装置は、作像器と、一次転写体と、二次転写ローラーと、クリーニングユニットと、画像濃度補正部とを備える。作像器は、各色に対応する感光体、および各色に対応する複数の作像ユニットを含む。一次転写体は、一方方向に回転して、それぞれの作像ユニットによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる。二次転写ローラーは、一次転写体上に一次転写されたトナーによる可視画像を記録媒体に二次転写させる。クリーニングユニットは、一次転写体上に残存したトナーを除去する。画像濃度補正部は、所定のタイミングで作像ユニットによって形成されるトナーによる可視画像の画像濃度を補正する。画像濃度補正部は、パッチ画像形成部と、トナー量検知センサーと、トナー量調整部と、クリーニングアシスト部と、判断部と、パッチ画像位置制御部とを備える。パッチ画像形成部は、各色のトナーの濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの感光体上に間隔を開けて形成し、一次転写体上に一次転写させる。トナー量検知センサーは、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像のうちのトナーの量を検知する。トナー量調整部は、トナー量検知センサーにより検知されたパッチ画像のトナーの量を基に、各色のトナー量を調整する。クリーニングアシスト部は、トナー量検知センサーによりトナー量を検知した後、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像の一部を一旦二次転写ローラー側に転写させ、その後二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を一次転写体側に戻すよう制御する。判断部は、クリーニングアシスト部を作動させるか否かを判断する。パッチ画像位置調整部は、判断部によりクリーニングアシスト部を作動させると判断されれば、クリーニングアシスト部を作動させて二次転写ローラーにパッチ画像の一部を転写させた際に、二次転写ローラー上にパッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、パッチ画像形成部により形成される複数のパッチ画像の位置を調整する。
この発明の他の局面においては、画像形成装置の画像濃度補正方法は、複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能であり、各色に対応する感光体、および各色に対応する複数の作像ユニットを含む作像器と、一方方向に回転して、それぞれの作像ユニットによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる一次転写体と、一次転写体上に一次転写されたトナーによる可視画像を記録媒体に二次転写させる二次転写ローラーと、一次転写体上に残存したトナーを除去するクリーニングユニットと、所定のタイミングで作像ユニットによって形成されるトナーによる可視画像の画像濃度を補正する画像濃度補正部とを備える画像形成装置の画像濃度補正方法である。画像形成装置の画像濃度補正方法は、パッチ画像形成工程と、トナー量検知工程と、トナー量調整工程と、クリーニングアシスト工程と、判断工程と、パッチ画像位置調整工程とを備える。パッチ画像形成工程は、各色のトナーの濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの感光体上に間隔を開けて形成し、一次転写体上に一次転写させる。トナー量検知工程は、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像のうちのトナーの量を検知する。トナー量調整工程は、トナー量検知工程により検知されたパッチ画像のトナーの量を基に、各色のトナー量を調整する。クリーニングアシスト工程は、トナー量検知工程によりトナー量を検知した後、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像の一部を一旦二次転写ローラー側に転写させ、その後二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を一次転写体側に戻すよう制御する。判断工程は、クリーニングアシスト工程を作動させるか否かを判断する。パッチ画像位置調整工程は、判断工程によりクリーニングアシスト工程を作動させると判断されれば、クリーニングアシスト工程を作動させて二次転写ローラーにパッチ画像の一部を転写させた際に、二次転写ローラー上にパッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、パッチ画像形成工程により形成される複数のパッチ画像の位置を調整する。
このような画像形成装置によると、パッチ画像の一部を二次転写ローラーに一旦転写させる際に、パッチ画像同士が重ならないようにすることができる。そうすると、二次転写ローラー側へのパッチ画像の一部の転写を効率よく行うことができ、画像濃度の補正に要する時間を短縮することができる。したがって、このような画像形成装置は、効率よく画像濃度を補正することができる。
このような画像形成装置の画像濃度補正方法によれば、効率よく画像濃度を補正することができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 画像形成部の概略的な構成を示す外観図である。 トナー量検知センサーの概略的な構成を示す外観図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態に係る複合機を用いて、画像濃度を補正する場合の処理の内容を示すフローチャートである。 トナー量検知センサーにより受光される反射光量と、画像濃度を表すトナー量との関係を線で示すグラフである。 パターン画像を構成する複数のパッチ画像を示す図である。 二次転写ローラー側に転写されたパッチ画像のトナーの一部を示す図である。 四つのパッチ画像群から構成されるパターン画像の構成の一例を示す図である。 六つのパッチ画像群から構成されるパターン画像の構成の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。図2は、図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。
図1〜図2を参照して、この発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、データを記憶する記憶部としてのハードディスク16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示画面21を含む。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。用紙セット部19は、手差しで用紙Pをセットする手差しトレイ28やサイズの異なる複数枚の用紙Pを収納可能な給紙カセット群29を含む。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像データやネットワーク25を介して送信された画像データを基に、搬送されてきた用紙Pに画像を形成する。画像形成部15により画像を形成された用紙Pは、排出トレイ30に排出される。ハードディスク16は、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行う。ファクシミリ通信部17は、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う。
なお、複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を備えるが、これらについては、図示および説明を省略する。また、図2中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。なお、図1に示すように、この実施形態においては、給紙カセット群29は、3つの給紙カセット23a、23b、23cから構成されている。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して用紙に印刷することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
この発明の一実施形態に係る複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成の複合機11と、ネットワーク25を介して複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。図3は、この発明の一実施形態に係る複合機11の概略的な構成を示す断面図である。なお、理解の容易の観点から、図3において、部材のハッチングを省略する。また、図3は、上下方向に延びる平面で複合機11を切断した場合の断面図である。
図3を参照して、画像形成部15は、作像器33と、LSU(Laser Scanner Unit)34と、一次転写体としての転写ベルト35と、一次転写ユニット37と、二次転写ローラー38と、クリーニングユニット46とを備える。作像器33は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色に対応する感光体31a、31b、31c、31dと、各4色に対応する4つの作像ユニット32a、32b、32c、32dとを含む。LSU34は、画像読み取り部14によって読み取った画像を基に、4つの作像ユニット32a〜32dにそれぞれ露光する。LSU34については、図3において、一点鎖線で概略的に示している。転写ベルト35は、作像ユニット32a〜32dによって形成された可視画像を用紙Pに転写する前に一次転写される。一次転写ユニット37は、各作像ユニット32a〜32dによって各感光体31a〜31d上に形成された可視画像を転写ベルト35側に転写させる一次転写ローラー36a、36b、36c、36dを含む。二次転写ローラー38は、転写ベルト35に一次転写されたトナーによる可視画像を搬送されてきた用紙Pに二次転写する。クリーニングユニット46は、転写ベルト35上に残存したトナーを除去する。クリーニングユニット46は、ブラシ状であって、転写ベルト35に接触するクリーニングブラシ47と、クリーニングブラシ47によって転写ベルト35上から取り除かれたトナーを回収するトナー回収ボックス48とを含む。
転写ベルト35は、無端状であって、駆動ローラー41aおよび従動ローラー41b、41cによって一方方向に回転しながら、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の作像ユニット32a〜32dにより形成された可視画像を一次転写される。転写ベルト35の回転方向は、図3中の矢印Dで示される。なお、転写ベルト35の回転方向において、作像ユニット32a〜32dのうち、イエローの作像ユニット32aが最も上流側に配置されており、ブラックの作像ユニット32dが最も下流側に配置されている。また、クリーニングユニット46は、イエローの作像ユニット32aの上流側に配置されている。
転写ベルト35上に一次転写されたトナーによる可視画像は、二次転写ローラー38によって用紙搬送路43aを搬送されてきた用紙Pに位置44で二次転写される。位置44は、二次転写ローラー38が転写ベルト35を介して駆動ローラー41aと近接する位置である。そして、トナーによる可視画像が二次転写された用紙Pは、用紙搬送路43bを搬送され、図示しない定着ユニットにより用紙Pに定着される。用紙Pの搬送方向はおおよそ、図3中の矢印Dで示される。定着後、用紙Pは複合機11外、具体的には、排出トレイ30に排出される。トナーによる可視画像が用紙Pに転写された後、転写ベルト35上に残存したトナーは、クリーニングユニット46によって除去される。そして、次の画像形成が行われる。なお、二次転写ローラー38の直径は、図3中の長さRで示される。
複合機11は、ブラックの作像ユニット32dのみを用いたモノクロ印刷が可能である。また、複合機11は、イエローの作像ユニット32a、マゼンタの作像ユニット32b、およびシアンの作像ユニット32cの少なくともいずれか一つを用いたカラー印刷が可能である。
複合機11は、転写ベルト35上に一次転写されたトナーによる可視画像のうちのトナー量を検知するトナー量検知センサー51を備える。
ここで、トナー量検知センサー51の構成について、簡単に説明する。図4は、トナー量検知センサー51の構成を示す概略図である。なお、図3においては、トナー量検知センサー51は、二点鎖線で概略的に示している。
図1〜図4を参照して、トナー量検知センサー51は、転写ベルト35の回転方向において、ブラックの作像ユニット32dの下流側に配置されている。トナー量検知センサー51は、転写ベルト35の表面42側に光を照射する発光素子52aと、転写ベルト35の表面42側から反射された反射光を受光する受光素子52bと、受光素子52bによって受光した反射光の光量からトナー量を算出するトナー量算出部54とを備える。この実施形態においては、発光素子52aと受光素子52bとは、転写ベルト35の表面42に垂直な方向に延びる平面55に対して、対称の位置となるように設置されている。すなわち、受光素子52bは、発光素子52aによって発光された光に対して正反射光を受光する位置に設けられている。発光素子52aの一例として、具体的には、赤外光を照射する赤外発光ダイオードが採用される。また、受光素子52bの一例として、具体的には、赤外受光素子が採用される。
発光素子52aは、転写ベルト35の表面42またはトナーによる可視画像39に向かって、図4中の矢印Eで示す左斜め上方向に赤外光といった光53aを照射する。トナーによる可視画像39が形成されていない場合には、発光素子52aは、転写ベルト35の表面42に向かって光53aを照射することになる。
受光素子52bは、図4中の矢印Eで示す左斜め下方向に向かうトナーによる可視画像39からの反射光53bおよび転写ベルト35の表面42からの反射光53bのいずれか一方か、またはトナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面42との双方からの反射光53bを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面42を完全に覆っていれば、トナーによる可視画像39からの反射光53bのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面42上に形成されていなければ、転写ベルト35の表面42からの反射光53bのみを受光する。トナーによる可視画像39が転写ベルト35の表面42を完全に覆っておらず、トナーによる可視画像39のトナー量が少なければ、トナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面42との双方からの反射光53bを受光する。
トナー量検知センサー51は、その表面42にトナーによる可視画像39が形成された転写ベルト35に対して、図4中の矢印Eで示す方向に光53aを照射する。光53aは、トナーによる可視画像39および転写ベルト35の表面42のいずれか一方か、またはトナーによる可視画像39と転写ベルト35の表面42との双方に当たって反射する。反射された反射光53bは、受光素子52bによって受光される。受光素子52bは、受光した光の光量に応じた電流をそれぞれ出力する。トナー量算出部54は、受光素子52bによって出力された電流を電圧値に変換する。そして、この電圧値に基づいてトナー量を算出する。このようにして、トナー量検知センサー51は、トナー量を検知する。
次に、制御部12の構成について説明する。図5は、制御部12の構成を示すブロック図である。図5を参照して、制御部12は、画像濃度補正部61を含む。画像濃度補正部61は、所定のタイミングで、作像ユニット32a、32b、32c、32dによって転写ベルト35上に形成されるトナーによる可視画像の画像濃度等を補正する。具体的な所定のタイミングとしては、画像濃度補正部61は、例えば、印字枚数が所定の枚数に達したタイミング、具体的には、画像形成の枚数が1000枚毎のタイミングや、駆動時間が所定の時間に達したタイミング、さらには、環境変化があったタイミング、例えば、温度や湿度が急激に変わったタイミングや複合機11を構成するユニットの一部を交換するタイミングである。画像濃度補正部61は、所定のタイミングで、作像ユニット32a〜32dによって転写ベルト35上に形成される可視画像の濃度、位置、引いては、色ずれを補正する。
画像濃度補正部61は、パッチ画像形成部62と、トナー量測定部63と、トナー量調整部64と、クリーニングアシスト部65と、判断部66と、パッチ画像位置調整部67とを備える。画像濃度補正部61は、各色の画像濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像を形成して、画像濃度を補正する。
パッチ画像形成部62は、作像器33を用いて、各色の画像濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの感光体31a〜31d上に間隔を開けて形成し、一次転写ユニット37によって転写ベルト35上に一次転写させる。トナー量測定部63は、トナー量検知センサー51を利用して、転写ベルト35上に一次転写されたパッチ画像のトナー量を測定する。トナー量調整部64は、トナー量測定部63により測定されたパッチ画像のトナー量を基に、各色のトナー量を調整する。具体的には、測定されたトナー量を基に、LSU34によって照射されるレーザー光の強度やレーザー光の照射のタイミング等を調整して、転写ベルト35側に一次転写されるトナー量を調整する。トナー量が測定された後、パッチ画像は、クリーニングユニット46によって転写ベルト35上から除去される。クリーニングアシスト部65は、トナー量測定部63によりトナー量が測定された後、転写ベルト35上に一次転写されたパッチ画像の一部を一旦二次転写ローラー38側に転写させ、その後、二次転写ローラー38側に転写されたトナーを、再度転写ベルト35側に転写するよう制御する。判断部66は、クリーニングアシスト部65を作動させるか否かを判断する。パッチ画像位置調整部67は、判断部66によってクリーニングアシスト部65が作動されると判断されれば、クリーニングアシスト部65によって二次転写ローラー38側に転写されるパッチ画像のトナーが他のパッチ画像と重ならない位置となるようパッチ画像が形成される位置を調整する。
次に、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、画像濃度を補正する場合について説明する。図6は、この発明の一実施形態に係る複合機11を用いて、画像濃度を補正する場合の処理の内容を示すフローチャートである。
図6を参照して、複合機11は、上記した所定のタイミングに達したこと、例えば、画像形成の枚数が1000枚となったことを検知する(図6において、ステップS11において、YES、以下、「ステップ」を省略する)。そうすると、画像濃度の補正を開始する。
この場合、まず、判断部66により、クリーニングアシスト部65を作動させるか否かを判断する(S12)。判断基準の一つとしては、形成されるパッチ画像の画像濃度が高いか低いかが挙げられる。
図7は、トナー量検知センサー51により受光される反射光量と、画像濃度を表すトナー量との関係を線69で示すグラフである。図7において、縦軸が、トナー量を示し、横軸が、反射光量を示す。
図7を参照して、トナー量が点線で示す所定の量よりも少なければ、一度のクリーニングブラシ47の接触で、トナーを除去することができる。したがって、この所定の量よりもトナー量が多いと判断すれば、クリーニングアシスト部65を作動させる。
判断部66により、クリーニングアシスト部65を作動させると判断されれば(S12において、YES)、パッチ画像位置調整部67によってパッチ画像の形成される位置を調整して、パッチ画像形成部62によりパッチ画像を形成する(S13)。具体的には、作像ユニット32a〜32dにおいて、複数のパッチ画像72a、72b、72c、72d、72e、72f、72g、72hから構成されるパターン画像71を形成する(S12)。ここで、パッチ画像位置調整部67は、クリーニングアシスト部65によって二次転写ローラー38側に転写されるパッチ画像72a〜72dが他のパッチ画像72e〜72hと重ならない位置となるようパッチ画像72a〜72hが形成される位置を調整している。
図8は、パターン画像71を構成する複数のパッチ画像72a〜72hを示す図である。理解の容易の観点から、図8中において、周方向の一か所を切断して表面を延ばした状態の二次転写ローラー74を示している。また、トナー量検知センサー51によって検知される位置を位置49で示している。
図8を参照して、パターン画像71は、第一のパッチ画像群73aと、第二のパッチ画像群73bとから構成されている。第一のパッチ画像群73aは、第一のイエローのパッチ画像72aと、第一のマゼンタのパッチ画像72bと、第一のシアンのパッチ画像72cと、第一のブラックのパッチ画像72dとから構成されている。第二のパッチ画像群73bは、第二のイエローのパッチ画像72eと、第二のマゼンタのパッチ画像72fと、第二のシアンのパッチ画像72gと、第二のブラックのパッチ画像72hとから構成されている。第一のイエローのパッチ画像72aと、第二のイエローのパッチ画像72eとは、例えば、一方の画像濃度が比較的低く、他方の画像濃度が比較的高くなるよう、画像濃度を異ならせるようにして形成されている。第一のマゼンタのパッチ画像72bと第二のマゼンタのパッチ画像72f、第一のシアンのパッチ画像72cと第二のシアンのパッチ画像72g、第一のブラックのパッチ画像72dと第二のブラックのパッチ画像72hについても、同様である。各パッチ画像72a〜72hは、それぞれ矩形状に形成されている。各パッチ画像72a〜72hの一方方向の長さ、すなわち、転写ベルト35の回転方向の長さはそれぞれ、長さLで示される。第一のパッチ画像群73aを構成する4つのパッチ画像72a〜72dは、転写ベルト35の回転方向にそれぞれ長さLの間隔を開けて設けられている。第二のパッチ画像群73bを構成する4つのパッチ画像72e〜72hについても、転写ベルト35の回転方向である一方方向にそれぞれ長さLの間隔を開けて設けられている。長さLは、長さLよりもやや長く構成されている。なお、第一のパッチ画像群73aの長さLは、4×L+3×Lで表される。また、二次転写ローラー38の周長、すなわち、周方向の長さLについては、この場合、4×L+4×Lで表される。この長さLは、π×Rで示されるものでもある。
この場合、パッチ画像位置調整部67により、第一のパッチ画像群73aと第二のパッチ画像群73bとの間に、長さLの間隔が設けられるよう調整されている。長さLについては、おおよそ、長さLと長さLとを足し合わせた長さよりも若干長いものである。すなわち、パッチ画像位置調整部67は、形成される第一のパッチ画像72aと、第一のパッチ画像72aの後に形成される第二のパッチ画像72bとの間隔を、第一および第二のパッチ画像72a、72bの一方方向の長さよりも長くし、二次転写ローラー74側に転写された第一のパッチ画像72aの一部と第二のパッチ画像72bの一部との間に、形成する第三のパッチ画像72eが位置するよう調整する。
このようにして形成されたパッチ画像72a〜72hに対して、トナー量検知センサー51を用いて、トナー量測定部63によりトナー量を測定する(S14)。その後、測定したトナー量を基に、トナー量調整部64は、トナー量を調整する(S15)。
また、トナー量の測定後、パッチ画像72a〜72hのクリーニングを行う。この場合、二次転写ローラー38の位置をパッチ画像72a〜72hが通過する際に、二次転写ローラー38に所定の値のバイアス電圧を印加して、パッチ画像72a〜72hを構成するトナーの一部を二次転写ローラー38側に転写させる(S16)。第一のイエローのパッチ画像72aから第二のブラックのパッチ画像72hが通過するまで、トナーの一部を二次転写ローラー38側に転写させる。
図9は、二次転写ローラー38側に転写されたパッチ画像72a〜72hのトナーの一部を示す図である。転写されたパッチ画像72a〜72hのトナーの一部については、図9において、それぞれ点線で示している。図9を参照して、二次転写ローラー74には、各パッチ画像72a〜72hを構成するトナーの一部が転写されている。この場合、上記した長さL〜長さLの関係であるため、二次転写ローラー38側に転写されたパッチ画像72a〜72hが二次転写ローラー38の表面において重なることはない。具体的には、例えば、パッチ画像72aのトナーの一部とパッチ画像72bのトナーの一部との間に、パッチ画像72eのトナーの一部が転写される。したがって、二次転写ローラー38を二回転させるだけで、パターン画像71を構成するパッチ画像72a〜72hのトナーの一部を二次転写ローラー38側に全て転写させることができる。
その後、再度、二次転写ローラー38側に転写されたパッチ画像を構成するトナーの一部を転写ベルト35側に転写させる(S17)。この場合、二次転写ローラー38に所定の値の逆の極性のバイアス電圧を印加して、転写ベルト35側に転写させる。そして、クリーニングユニット46において、パッチ画像72a〜72hのクリーニングを行う(S18)。この場合、二次転写ローラー38の周方向の長さL×2の領域に亘って、接触したクリーニングブラシ47により、パッチ画像72a〜72hを構成するトナーが取り除かれる。
このような複合機11によると、パッチ画像72a〜72hの一部を二次転写ローラー38に一旦転写させる際に、パッチ画像72a〜72h同士が重ならないようにすることができる。そうすると、二次転写ローラー38側へのパッチ画像72a〜72hの一部の転写を効率よく行うことができ、画像濃度の補正に要する時間を短縮することができる。すなわち、二次転写ローラー38側に一旦転写されるトナーが重なり合うことを回避して余計に転写ベルト35を回転させることを回避することができる。したがって、このような複合機11は、効率よく画像濃度を補正することができる。
なお、S12において、クリーニングアシスト部65を作動させると判断されなければ(S12において、NO)、パッチ画像位置調整部67によるパッチ画像72a〜72hの形成される位置を調整しないで、パッチ画像形成部62により通常のパッチ画像72a〜72hが形成される(S19)。その後、パッチ画像72a〜72hのトナー量を測定し(S20)、トナー量を調整する(S21)。また、パッチ画像72a〜72hを構成するトナーについては、トナー量が測定された後、二次転写ローラー38側に転写されることなく、クリーニングブラシ47によって除去される(S22)。
なお、上記の実施の形態においては、パターン画像71は、2つのそれぞれ画像濃度の異なる群である第一のパッチ画像群73aおよび第二のパッチ画像群73bから構成されることとしたが、これに限らず、パターン画像76は、四つのそれぞれ画像濃度の異なる第一のパッチ画像群78a、第二のパッチ画像群78b、第三のパッチ画像群78c、および第四のパッチ画像群78dから構成されることとしてもよい。そして、第一のパッチ画像群78a、および第二のパッチ画像群78bが、一周目に二次転写ローラー38に転写され、第三のパッチ画像群78c、および第四のパッチ画像群78dが、二周目に二次転写ローラー38に転写されることとしてもよい。
図10は、四つのそれぞれ画像濃度の異なるパッチ画像群78a、78b、78c、78dから構成されるパターン画像76の構成の一例を示す図である。図10を参照して、パターン画像76は、それぞれ画像濃度の異なる第一のパッチ画像群78a、第二のパッチ画像群78b、第三のパッチ画像群78c、および第四のパッチ画像群78dから構成されている。例えば、第一のパッチ画像群78aが、最も画像濃度が低く、第二のパッチ画像群78b、第三のパッチ画像群78c、第四のパッチ画像群78dの順に画像濃度が高くなっている。理解の容易の観点から、図10においては、一周目に二次転写ローラー38に転写される第一のパッチ画像群78aおよび第二のパッチ画像群78bと、二周目に二次転写ローラー38に転写される第三のパッチ画像群78cおよび第四のパッチ画像群78dとを平行にずらせて図示している。
第一のパッチ画像群78aは、第一のイエローのパッチ画像77a、第一のマゼンタのパッチ画像77b、第一のシアンのパッチ画像77c、第一のブラックのパッチ画像77dとから構成されている。第二のパッチ画像群78bは、第二のイエローのパッチ画像77eと、第二のマゼンタのパッチ画像77fと、第二のシアンのパッチ画像77gと、第二のブラックのパッチ画像77hとから構成されている。第三のパッチ画像群78cは、第三のイエローのパッチ画像77iと、第三のマゼンタのパッチ画像77jと、第三のシアンのパッチ画像77kと、第三のブラックのパッチ画像77lとから構成されている。第四のパッチ画像群78dは、第四のイエローのパッチ画像77mと、第四のマゼンタのパッチ画像77nと、第四のシアンのパッチ画像77oと、第四のブラックのパッチ画像77pとから構成されている。それぞれのパッチ画像77a〜77pは、二次転写ローラー38に転写された際に、二次転写ローラー38の一周の領域に収まるように、大きさおよび位置が調整されている。この場合、図8に示すパッチ画像72a〜72hよりも長さLおよび長さLが短くなるよう構成されている。
このようなパターン画像76についても、二次転写ローラー38側において、それぞれのパッチ画像77a〜77pが重なり合うことはない。したがって、効率よく画像濃度を補正することができる。
また、図11は、六つの画像濃度の異なるパッチ画像群83a、83b、83c、83d、83e、83fから構成されるパターン画像81の構成の一例を示す図である。図11を参照して、パターン画像81は、一周目に二次転写ローラー38に転写される第一のパッチ画像群83a、および第二のパッチ画像群83bと、二周目に二次転写ローラー38に転写される第三のパッチ画像群83cおよび第四のパッチ画像群83dと、三週目に二次転写ローラー38に転写される第五のパッチ画像群83eおよび第六のパッチ画像群83fとから構成されている。このように構成することにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、判断部66は、パッチ画像のトナー量が所定の量よりも少ない場合に、クリーニングアシスト部65を作動させないよう判断することとしたが、これに限らず、例えば、他の調整に多大な時間を要することが判明しており、クリーニングに時間を要してもよい場合には、クリーニングアシスト部65を作動させないよう判断するようにしてもよい。
また、判断部は、パターン画像の一方方向の長さが、二次転写ローラー38の周方向の長さよりも長ければ、クリーニングアシスト部65を作動するよう判断するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、クリーニングブラシ47を転写ベルト35に接触させてトナーをクリーニングすることとしたが、これに限らず、ゴム製の板状部材から構成されるクリーニングブレードによりクリーニングを行ってもよい。
なお、上記の実施の形態においては、転写ベルト35は、ゴム製であることとしたが、これに限らず、転写ベルト35は、他の材質、例えば、樹脂製であっても構わない。
また、画像形成装置の画像濃度補正方法は、複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能であり、各色に対応する感光体、および各色に対応する複数の作像ユニットを含む作像器と、一方方向に回転して、それぞれの作像ユニットによって形成されたトナーによる可視画像をその上に一次転写させる一次転写体と、一次転写体上に一次転写されたトナーによる可視画像を記録媒体に二次転写させる二次転写ローラーと、一次転写体上に残存したトナーを除去するクリーニングユニットと、所定のタイミングで作像ユニットによって形成されるトナーによる可視画像の画像濃度を補正する画像濃度補正部とを備える画像形成装置の画像濃度補正方法である。画像形成装置の画像濃度補正方法は、パッチ画像形成工程と、トナー量検知工程と、トナー量調整工程と、クリーニングアシスト工程と、判断工程と、パッチ画像位置調整工程とを備える。パッチ画像形成工程は、各色のトナーの濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの感光体上に間隔を開けて形成し、一次転写体上に一次転写させる。トナー量検知工程は、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像のうちのトナーの量を検知する。トナー量調整工程は、トナー量検知工程により検知されたパッチ画像のトナーの量を基に、各色のトナー量を調整する。クリーニングアシスト工程は、トナー量検知工程によりトナー量を検知した後、一次転写体上に一次転写されたパッチ画像の一部を一旦二次転写ローラー側に転写させ、その後二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を一次転写体側に戻すよう制御する。判断工程は、クリーニングアシスト工程を作動させるか否かを判断する。パッチ画像位置調整工程は、判断工程によりクリーニングアシスト工程を作動させると判断されれば、クリーニングアシスト工程を作動させて二次転写ローラーにパッチ画像の一部を転写させた際に、二次転写ローラー上にパッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、パッチ画像形成工程により形成される複数のパッチ画像の位置を調整する。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置、および画像形成装置の画像濃度補正方法は、効率のよい画像濃度の補正が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、19 用紙セット部、21 表示画面、22 ADF、23a,23b,23c 給紙カセット、24 公衆回線、25 ネットワーク、26a,26b,26c コンピューター、27 画像形成システム、28 手差しトレイ、29 給紙カセット群、30 排出トレイ、31a,31b,31c,31d 感光体、32a,32b,32c,32d 作像ユニット、33 作像器、34 LSU、35 転写ベルト、36a,36b,36c,36d 一次転写ローラー、37 一次転写ユニット、38,74 二次転写ローラー、39 可視画像、41a 駆動ローラー、41b,41c 従動ローラー、42 表面、43a,43b 用紙搬送路、44,49 位置、46 クリーニングユニット、47 クリーニングブラシ、48 トナー回収ボックス、51 トナー量検知センサー、52a 発光素子、52b 受光素子、53a,53b 光、54 トナー量算出部、55 平面、61 画像濃度補正部、62 パッチ画像形成部、63 トナー量測定部、64 トナー量調整部、65 クリーニングアシスト部、66 判断部、67 パッチ画像位置調整部、69 線、71,76,81 パターン画像、72a,72b,72c,72d,72e,72f,72g,72h,77a,77b,77c,77d,77e,77f,77g,77h,77i,77j,77k,77l,77m,77n,77o,77p パッチ画像、73a,73b,78a,78b,78c,78d,83a,83b,83c,83d,83e,83f パッチ画像群。

Claims (7)

  1. 複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能な画像形成装置であって、
    各色に対応する感光体、および各色に対応する複数の作像ユニットを含む作像器と、
    一方方向に回転して、それぞれの前記作像ユニットによって形成されたトナーによる前記可視画像をその上に一次転写させる一次転写体と、
    前記一次転写体上に一次転写された前記トナーによる可視画像を前記記録媒体に二次転写させる二次転写ローラーと、
    前記一次転写体上に残存した前記トナーを除去するクリーニングユニットと、
    所定のタイミングで前記作像ユニットによって形成される前記トナーによる可視画像の画像濃度を補正する画像濃度補正部とを備え、
    前記画像濃度補正部は、
    各色の前記トナーの濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの前記感光体上に間隔を開けて形成し、前記一次転写体上に一次転写させるパッチ画像形成部と、
    前記一次転写体上に一次転写された前記パッチ画像のうちの前記トナーの量を検知するトナー量検知センサーと、
    前記トナー量検知センサーにより検知された前記パッチ画像の前記トナーの量を基に、各色の前記トナー量を調整するトナー量調整部と、
    前記トナー量検知センサーにより前記トナー量を検知した後、前記一次転写体上に一次転写された前記パッチ画像の一部を一旦前記二次転写ローラー側に転写させ、その後前記二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を前記一次転写体側に戻すよう制御するクリーニングアシスト部と、
    前記クリーニングアシスト部を作動させるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記クリーニングアシスト部を作動させると判断されれば、前記クリーニングアシスト部を作動させて前記二次転写ローラーに前記パッチ画像の一部を転写させた際に、前記二次転写ローラー上に前記パッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、前記パッチ画像形成部により形成される複数の前記パッチ画像の位置を調整するパッチ画像位置調整部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記パッチ画像位置調整部は、形成される第一のパッチ画像と、前記第一のパッチ画像の後に形成される第二のパッチ画像との間隔を、前記第一および前記第二のパッチ画像の前記一方方向の長さよりも長くし、前記二次転写ローラー側に転写された前記第一のパッチ画像の一部と前記第二のパッチ画像の一部との間に、形成する第三のパッチ画像が位置するよう調整する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断部は、前記パターン画像の前記一方方向の長さが、前記二次転写ローラーの周方向の長さよりも長ければ、前記クリーニングアシスト部を作動させるよう判断する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断部は、前記パッチ画像のトナー量が所定の量以下であれば、前記クリーニングアシスト部を作動させないよう制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記クリーニングユニットは、ブラシ状であって、前記一次転写体の表面に接触するブラシクリーニングを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記一次転写体は、ゴム製の転写ベルトを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 複数色のトナーを用いて記録媒体の上にカラーの画像を形成可能であり、各色に対応する感光体、および各色に対応する複数の作像ユニットを含む作像器と、一方方向に回転して、それぞれの前記作像ユニットによって形成されたトナーによる前記可視画像をその上に一次転写させる一次転写体と、前記一次転写体上に一次転写された前記トナーによる可視画像を前記記録媒体に二次転写させる二次転写ローラーと、前記一次転写体上に残存した前記トナーを除去するクリーニングユニットと、所定のタイミングで前記作像ユニットによって形成される前記トナーによる可視画像の画像濃度を補正する画像濃度補正部とを備える画像形成装置の画像濃度補正方法であって、
    各色の前記トナーの濃度を調整するためのパターン画像を構成する複数のパッチ画像をそれぞれの前記感光体上に間隔を開けて形成し、前記一次転写体上に一次転写させるパッチ画像形成工程と、
    前記一次転写体上に一次転写された前記パッチ画像のうちの前記トナーの量を検知するトナー量検知工程と、
    前記トナー量検知工程により検知された前記パッチ画像の前記トナーの量を基に、各色の前記トナー量を調整するトナー量調整工程と、
    前記トナー量検知工程により前記トナー量を検知した後、前記一次転写体上に一次転写された前記パッチ画像の一部を一旦前記二次転写ローラー側に転写させ、その後前記二次転写ローラー側に転写させたパッチ画像を前記一次転写体側に戻すよう制御するクリーニングアシスト工程と、
    前記クリーニングアシスト工程を作動させるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により前記クリーニングアシスト工程を作動させると判断されれば、前記クリーニングアシスト工程を作動させて前記二次転写ローラーに前記パッチ画像の一部を転写させた際に、前記二次転写ローラー上に前記パッチ画像同士が重ならない間隔となるよう、前記パッチ画像形成工程により形成される複数の前記パッチ画像の間隔を制御するパッチ画像形成位置制御工程とを備える、画像形成装置の画像濃度補正方法。
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