JP2017044554A - 文字板及び時計 - Google Patents
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Abstract
Description
文字板の光透過性を低くしたり、反射型の偏光板等を設けると、その分ソーラーパネルの受光量が減少し、発電効率が低下してしまうが、文字板の意匠性を向上させるためにソーラーパネルの発電効率を犠牲にすることは望ましくない。
凹凸面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持たない第1の蒸着層と、
平坦面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持つ第2の蒸着層と、
を有し、
前記第1の蒸着層と前記第2の蒸着層とが重なり合うように配置されていることを特徴としている。
図1に示すように、本実施形態における時計100は、例えばステンレスやチタニウム等の金属やセラミック、各種の合成樹脂等で形成されたケース(以下、実施形態において「時計ケース1」とする。)を備えている。なお、時計ケース1を形成する材料はここに例示したものに限定されない。
また、時計100の裏面側には、図示しない裏蓋が取り付けられている。
この時計ケース1の図1における上下両端部、つまり時計の12時方向側の端部及び6時方向側の端部には、時計バンド2が取り付けられている。
また、時計ケース1の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン12が設けられている。
図1に示すように、本実施形態において表示部3は、指針31(すなわち、秒針、分針、時針)を備えるアナログ方式の表示部である。
時計ケース1内には、例えば指針31を運針させるための輪列機構やモータ等で構成される図示しない時計ムーブメントが収容されており、時計ムーブメントからは指針軸32が文字板4のほぼ中央部を貫通して文字板4の上に突出している。
指針軸32は、時針用、分針用、秒針用等の複数の回転軸が同一軸上に重ねて配置されたものであり、指針31(例えば時針、分針、秒針)は指針軸32の各回転軸にそれぞれ接続されている。
時計ムーブメントの動作によって指針軸32が回転すると、指針軸32の各回転軸に取り付けられた各種指針31が、指針軸32の軸周りに文字板4の上面をそれぞれ個別に回転するようになっている。
なお、指針軸32に取り付けられ指針軸32の軸周りに運針される指針31の数等は、図示例に限定されない。例えば指針31は1つのみでもよいし、時針、分針、秒針の他に各種機能に関する表示を行う機能針が指針31として設けられていてもよい。また、時針等を支持する指針軸32の他に機能針を支持する指針軸が別途設けられていてもよい。
ソーラーパネル5は、光を受光して発電するものであり、ソーラーパネル5により発電された電力は図示しない二次電池に充電される。
文字板4は、一方の面が凹凸面4aであり、他方の面が平坦面4bであって、透明又は半透明の板状の基材41を備えている。
基材41は、例えば透明又は半透明の樹脂やガラス等で形成されている。なお、基材41を形成する材料は特に限定されない。
本実施形態では、図2に示すように、基材41における視認側の面が凹凸面4aとなっており、基材41における裏面側(すなわち、視認側とは反対側)の面が平坦面4bとなっている。
なお、平坦面4bは、完全な平面(平滑面)に限定されず、凹凸がなく全体にほぼ平滑化された面を含むものである。
凹凸面4aは、凸部と凹部とで形成される複数の傾斜面が光を反射する反射面として機能し、プリズムのように光を複雑に屈折させるとともに、乱反射させる。
なお、凹凸面4aの形状は、ここに例示したものに限定されず、例えば、同心円状ではなく、渦巻き状に形成されていてもよいし、文字板4の中心から外周に向かって放射状に形成された複数の溝部で構成されていてもよい。
図3は、本実施形態における第1の蒸着層42の分光反射率を示すグラフである。
図3において、実線は入射角度0度の場合における第1の蒸着層42の分光反射率を示し、破線は入射角度45度の場合における第1の蒸着層42の分光反射率を示している。
図3に示すように、入射角度0度の場合、入射角度45度の場合のいずれにおいても、第1の蒸着層42の分光反射率は、光の波長にかかわらずほぼ20%前後で緩やかに変化しており、可視光領域における特定の波長について分光反射率のピークを持っていない。
このように、第1の蒸着層42は、特定の色の付いていない反射膜、高輝度透過膜であり、外部から第1の蒸着層42を見た場合には、シルバー又はそれに近い色合いの膜として視認される。
図4は、本実施形態における第2の蒸着層43の分光反射率を示すグラフである。
図4において、実線は入射角度0度の場合における第2の蒸着層43の分光反射率を示し、破線は入射角度45度の場合における第2の蒸着層43の分光反射率を示している。
図4に示すように、入射角度0度の場合、入射角度45度の場合のいずれにおいても、第2の蒸着層43は、450nm前後の波長において分光反射率がピークを示しており、第2の蒸着層43においては、特に青色の波長成分が多く反射される。このため、第2の蒸着層43は、外部から見た場合には、青色又はそれに近い色合いの膜として視認される。
特に本実施形態のように、平坦な面の上に第2の蒸着層43を設けることにより、狙った通りの色を発色させることができる。
なお、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43を形成する成膜物質(蒸着材料)は、特に限定されず、一般に光学蒸着等に用いられる膜成分であれば適宜適用可能である。
また、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43は、例えば、数層から20層程度の膜を積層することにより成膜されている。
なお、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43の膜構成はここに例示したものに限定されず、1層で構成されていてもよいし、100層以上積層して構成されていてもよい。
第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43を多層で構成する場合には、例えば上記に例示したような成膜物質(蒸着材料)のうちから2〜3種を用いて、これを交互に重ねていくことにより多層膜を形成してもよい。
また、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43の膜厚は、例えば数nm〜数百nm(数十Å〜数千Å)となっている。
なお、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43を多層膜とした場合の各蒸着層42,43の総厚みは1μm以下であることが好ましい。
そして、第1の蒸着層42は、基材41の表面側に形成された凹凸面4a上に形成されているため、第2の蒸着層43よりも視認側に配置される。
また、本実施形態では、上記のように、凹凸面4a上に第1の蒸着層42が形成され、平坦面4b上に第2の蒸着層43が形成された文字板4が時計ケース1内に収容されたソーラーパネル5よりも視認側に配置される構成となっている。
このように、基材41の一方の面に第1の蒸着層42を形成し、基材41の他方の面に第2の蒸着層43を形成することにより、文字板4の基材41の表裏に第1の蒸着層42と第2の蒸着層43とが重なり合うように配置された状態となる。
さらに、文字板4の裏面側(時計100における視認側とは反対の裏面側)に配置されるようにして、ソーラーパネル5を時計ケース1内に収容する。
また、時計ケース1内に時計ムーブメント等をさらに収容し、時計ケース1の視認側の開口部に風防部材11を嵌装し、時計ケース1の裏面側の開口部に裏蓋を取り付ける。
これにより時計100が完成する。
さらに、文字板4の他方の面には平坦面4bを形成し、この上に可視光領域における分光反射率のピークを持つ第2の蒸着層43を形成することにより、文字板4の下にあるものをより視認しにくくするとともに、第2の蒸着層43によって反射される特定の波長の色(本実施形態では、図4に示すように青色又はこれに近似した色)が、文字板4の表面(すなわち、視認側の面)に透けて見え、光沢感のある色付きの文字板4として視認される。
そして、このような文字板4をソーラーパネル5よりも視認側に配置することにより、濃紫色等の地色であるソーラーパネル5を光透過性のある文字板4の下(裏面側)に配置した場合でも、ソーラーパネル5の地色が視認側に透けて見えなくなり、意匠性に優れた時計100とすることができる。
また、このような第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43が形成された文字板4をソーラーパネル5よりも視認側に配置した場合でも、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43は、前述のように、例えば数nm〜数百nm程度のごく薄い膜厚のものであるため、ソーラーパネル5による受光を妨げないため、ソーラーパネル5の発電効率も低下させない。
これにより、凹凸面4aの凹凸による光の複雑な屈折・反射と、第1の蒸着層42による光の反射とが相俟って光が複雑に乱反射し、光沢感のある優れた視覚的効果を有する文字板4を実現することができる。
また、このように凹凸面4aの凹凸と第1の蒸着層42とによって、複雑に光を反射させることによって文字板4の下にあるものを視認しにくくすることができる。
さらに、文字板4の他方の面には平坦面4bを形成し、この上に可視光領域における分光反射率のピークを持つ第2の蒸着層43を形成することにより、文字板4の下にあるものをより視認しにくくするとともに、第2の蒸着層43によって反射される特定の波長の色(本実施形態では、図4に示すように青色又はこれに近似した色)が、文字板4の表面(すなわち、視認側の面)に透けて見え、光沢感のある色付きの文字板4として視認されるため、意匠性に優れた文字板4を実現することができる。
また、本実施形態では、文字板4が透明又は半透明の板状の基材41を備え、この基材41の表裏に凹凸面4a及び平坦面4bを形成し、この凹凸面4a及び平坦面4bの上に第1の蒸着層42と第2の蒸着層43とを形成している。
このため、第1の蒸着層42及び第2の蒸着層43を蒸着させるシート等を別途設ける場合と比較して部品点数が少なくて済むとともに、文字板4の薄型化を図ることができる。
また、本実施形態では、凹凸面4a上に配置されている第1の蒸着層42は、平坦面4b上に配置されている第2の蒸着層43よりも視認側に配置されている。このため、視認側から文字板4を見た場合に、凹凸面4aの凹凸による光の複雑な屈折・反射と、第1の蒸着層42による光の反射により、文字板4の表面が金属的な光沢感のある美しい見栄えとなる。
さらに、本実施形態では、このような文字板4をソーラーパネル5よりも視認側に配置しているため、ソーラーパネル5の地色が文字板4の視認側に透けて見えるのを効果的に防止することができる。そして、このようにソーラーパネル5が透けるのを防止しつつも、文字板4自体は透明又は半透明の基材41の表裏に薄膜を施したものであるため、光透過性は確保されており、ソーラーパネル5の受光は阻害されない。このため、発電効率は低下せず、各種アンテナ装置やセンサ等の高機能の部品を多数搭載しているような時計(電子機器)100であっても、ソーラーパネル5による発電によって消費電力を賄うことができ、高い意匠性と時計(電子機器)100の高機能・多機能性とを両立させることができる。
例えば、第2の蒸着層43は、図5(a)のように、500nm前後の波長において分光反射率がピークを示し、緑色の波長成分が多く反射されるものであってもよい。
また、図5(b)のように、600nm前後の波長において分光反射率がピークを示し、黄色の波長成分が多く反射されるものであってもよい。
また、図5(c)のように、450nm前後の波長と600nm前後の波長において分光反射率がピークを示し、ピンク色の波長成分が多く反射されるものであってもよい。
また、図5(d)のように、700nm前後の波長において分光反射率がピークを示し、赤色の波長成分が多く反射されるものであってもよい。
また、図5(e)のように、450nmから600nm前後の波長において分光反射率がピークを示し、シャンパン色の波長成分が多く反射されるものであってもよい。
このように、第2の蒸着層43として、様々な可視光領域における分光反射率ピークを持つものを採用することにより、各種の色の文字板4を実現することが可能となる。
例えば、図6に示すように、文字板6の基材61の視認側に鋸歯状のピークを持たない凹凸形状の凹凸面6aを設けてもよい。
この場合も、基材61の裏面側には平坦面6bを形成し、凹凸面6a上に第1の蒸着層62を形成し、平坦面6b上に第2の蒸着層63を形成する。
この場合にも、凹凸面6aと第1の蒸着層62とによる光の乱反射と、第1の蒸着層62と第2の蒸着層63とを重ね合わせることによる視覚的効果、及び文字板6の下にあるものを視認しにくくする効果を期待することができる。
例えば、図7に示すように、文字板7の基材71の裏面側に凹凸面7aを配置し、文字板7の基材71の視認側に平坦面7bを配置して、凹凸面7a上に第1の蒸着層72を形成し、平坦面7b上に第2の蒸着層73を形成してもよい。
この場合にも、第1の蒸着層72と第2の蒸着層73とを重ね合わせることによる視覚的効果と、文字板7の下にあるものを視認しにくくする効果を期待することができる。
例えば、図8に示すように、文字板8を構成する基材81の一方の面に凹凸面8aを形成して、この凹凸面8a上に第1の蒸着層82を形成するとともに、基材81の下(裏面側)に配置されたソーラーパネル5の表面側を平坦面5bとし、この平坦面5bの上に第2の蒸着層83を形成してもよい。
この場合にも、第1の蒸着層82と第2の蒸着層83とを重ね合わせることによる視覚的効果と、文字板8の下にあるものを視認しにくくする効果を期待することができる。
なお、この場合、凹凸面8a及びこの上に形成される第1の蒸着層82は、基材81の裏面側に配置されてもよい。
例えば、図9に示すように、文字板9が、基材91の他に、この基材91の下(裏面側)に配置されたシート部材94を備えていてもよい。そしてこの場合、基材91の一方の面に凹凸面9aを形成して、この上に第1の蒸着層92を形成し、シート部材94の一方の面を平坦面9bとして、この上に第2の蒸着層93を形成してもよい。
この場合にも、凹凸面9aと第1の蒸着層92とによる光の乱反射と、第1の蒸着層92と第2の蒸着層93とを重ね合わせることによる視覚的効果、及び文字板9の下にあるものを視認しにくくする効果を期待することができる。
なお、この場合、凹凸面9a及びこの上に形成される第1の蒸着層92は、基材91の裏面側に配置されてもよい。
また、平坦面9b及びこの上に形成される第2の蒸着層93は、シート部材94の視認側(表面側)に配置されてもよい。
例えば、歩数計、心拍数計、高度計、気圧計等の文字板として本発明の文字板を適用してもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
凹凸面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持たない第1の蒸着層と、
平坦面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持つ第2の蒸着層と、
を有し、
前記第1の蒸着層と前記第2の蒸着層とが重なり合うように配置されていることを特徴とする文字板。
<請求項2>
一方の面が凹凸面であり、他方の面が平坦面であって、透明又は半透明の板状の基材を備え、
前記第1の蒸着層は、前記基材の凹凸面上に形成され、前記第2の蒸着層は、前記基材の平坦面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の文字板。
<請求項3>
前記第1の蒸着層は、前記第2の蒸着層よりも視認側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の文字板。
<請求項4>
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の文字板と、
前記文字板を収容するケースと、
を備えることを特徴とする時計。
<請求項5>
前記ケース内に収容されたソーラーパネルをさらに備え、
前記文字板は、前記ソーラーパネルよりも視認側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の時計。
3 表示部
4 文字板
4a 凹凸面
4b 平坦面
5 ソーラーパネル
41 基材
42 第1の蒸着層
43 第2の蒸着層
100 時計
Claims (5)
- 凹凸面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持たない第1の蒸着層と、
平坦面上に形成され、可視光領域における分光反射率のピークを持つ第2の蒸着層と、
を有し、
前記第1の蒸着層と前記第2の蒸着層とが重なり合うように配置されていることを特徴とする文字板。 - 一方の面が凹凸面であり、他方の面が平坦面であって、透明又は半透明の板状の基材を備え、
前記第1の蒸着層は、前記基材の凹凸面上に形成され、前記第2の蒸着層は、前記基材の平坦面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の文字板。 - 前記第1の蒸着層は、前記第2の蒸着層よりも視認側に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の文字板。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の文字板と、
前記文字板を収容するケースと、
を備えることを特徴とする時計。 - 前記ケース内に収容されたソーラーパネルをさらに備え、
前記文字板は、前記ソーラーパネルよりも視認側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の時計。
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