JP2000162342A - 太陽電池付き時計 - Google Patents

太陽電池付き時計

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JP2000162342A
JP2000162342A JP10340493A JP34049398A JP2000162342A JP 2000162342 A JP2000162342 A JP 2000162342A JP 10340493 A JP10340493 A JP 10340493A JP 34049398 A JP34049398 A JP 34049398A JP 2000162342 A JP2000162342 A JP 2000162342A
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JP
Japan
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solar cell
timepiece
layer
light
battery
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JP10340493A
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English (en)
Inventor
Akira Terakawa
朗 寺川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】時計を構成する部品の点数を削減し、製造コス
トの低減を図り、全体の厚みが殆ど増大することなく、
デザイン性を向上させた太陽電池付き時計を提供する。 【解決手段】太陽電池7はカバー用部材6を基板とし
て、透光性を有する第一電極層71と、非晶質半導体か
らなるp層72、i層73及びn層74と、透光性を有
する第2電極層75が、順次スパッタ法、プラズマCV
D法の方法により積層される。各電極層及び非晶質半導
体層の材質及び膜厚を調整することにより、透光性を有
するようにした集積型あるいは積層型の非晶質太陽電池
構造をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源として太陽電
池を使用する時計に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、電源として太陽電池を用いた太陽
電池付き時計が実用化されている。斯かる太陽電池付き
時計として、非晶質半導体から構成される太陽電池を文
字板面上に配置したものが知られている。
【0003】斯かる太陽電池付き時計にあっては、その
デザイン性を向上させるために、太陽電池の表面に有色
性物質の膜を形成する方法や、太陽電池の表面を透光性
板で覆い、この透光性板に様々な着色や模様を施して外
観デザインを可能にする方法が知られている。
【0004】また、通常太陽電池付きの時計にあって
は、電源となる太陽電池が光の照射下でしか発電しない
ために、二次電池が内蔵されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
に太陽電池の表面に有色性物質の膜を形成する方法や、
着色或いは模様を施した透光性板で覆う方法は、新たな
製造プロセスや部品点数の増加をもたらすために製造コ
ストの増大を招いていた。
【0006】また、非晶質半導体から構成される太陽電
池は、通常ステンレス、樹脂フィルム或いはガラス等の
基板を必要とするためにある程度の膜厚を有している。
そして、従来の太陽電池付き時計にあっては太陽電池が
時計内部に配されているために、時計自体の厚みが厚く
なり、このこともデザイン上の制約となっていた。
【0007】さらに、時計内に内蔵される二次電池とし
ては通常厚さ2mm程度のボタン型電池が使用されてお
り、この二次電池の厚みも時計自体の厚みを厚くする要
因となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明太陽電池付き時計は、太陽電池を電源
とする太陽電池付き時計において、前記太陽電池が、カ
バー用部材を基板として形成された、透光性を有する太
陽電池であることを特徴とする。
【0009】また、前記太陽電池が、複数の透光部を有
することを特徴とする。
【0010】この時、前記カバー用部材に対する前記透
光部の面積割合を50%以上とすると良い。
【0011】また、前記透光部の直径が1mm以下とす
ると良い。
【0012】さらには、本発明太陽電池付き時計は、二
次電池としてシート状電池を内蔵することを特徴とし、
シート状電池がポリマー電池であることを特徴とする。
【0013】加えて、上記太陽電池が非晶質太陽電池で
あることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る太陽電池付き時計について、図1に示す断面図を参照
して説明する。
【0015】同図を参照して、時計の胴体1内には文字
板2が固定されており、該文字板2の中央部には指針部
3が取り付けられている。また、4はムーブメントであ
り、5は時計内に内蔵された二次電池、また6は表面に
設けられた透明なガラス、プラスチック等からなるカバ
ー用部材である。
【0016】ここで、本発明の第一の特徴は、電源とし
て用いる太陽電池として、カバー用部材6を基板として
形成された、透光性を有する太陽電池7を用いた点にあ
る。
【0017】即ち、本発明によれば、カバー用部材6を
太陽電池7の基板と兼用している。従って、時計を構成
する部品の点数を削減できるため、製造コストの低減を
図ることができる。
【0018】また、厚さ僅か数1000Å程度の太陽電
池7のみが時計内部に配されることとなるために、全体
の厚みが殆ど増大することがなくデザイン性が向上す
る。
【0019】さらに、本発明の第二の特徴は、二次電池
5としてシート状の電池を用いた点にある。斯かるシー
ト状の電池としては、例えばポリマー電池を用いること
ができる。このポリマー電池は、電解質としてポリマー
電解質を用い、二次電池として機能するものであれば如
何なる材料を用いたものであっても良い。斯かるポリマ
ー電池の厚みは0.3〜0.5mm程度と、従来のコイ
ン型二次電池の厚みの約1/4程度のシート状の電池と
することができる。従って、本発明によれば時計の厚み
をより薄くすることが可能となりデザイン性が向上す
る。
【0020】次に、本発明で使用する、透光性を有する
太陽電池の構成について図2の断面図を参照して説明す
る。
【0021】同図において、太陽電池7はカバー用部材
6を基板として、透光性を有する第1電極層71と、非
晶質半導体からなるp層72、i層73及びn層74
と、透光性を有する第2電極層75とが、順次スパッタ
法、プラズマCVD法等の方法により積層された非晶質
太陽電池である。また、図示しないが周知の方法により
集積型の太陽電池構造とされている。
【0022】ここで、透光性を有する上記第1電極層7
1及び第2電極層75は、例えばSnO2,ITO,Z
nO等の透光性導電酸化物から構成することができる。
また、p層72、i層73及びn層74は、例えば非晶
質シリコン、非晶質シリコンカーバイド等の、比較的広
い光学的バンドギャップを有する非晶質半導体から構成
され、夫々の膜厚は例えば100〜200Å程度、10
00〜2000Å程度、100〜300Å程度に調整さ
れている。そして、このように太陽電池を構成する各電
極層及び非晶質半導体層の材質及び膜厚を調整すること
により、透光性を有するようにしている。
【0023】そして、本発明の時計によれば太陽電池7
を介して文字板2及び指針部3を見ることとなるが、太
陽電池7が透光性を有しているので視認性には何ら問題
がない。また、文字板2及び指針部3の表面に高反射性
の材料を設けることにより、視認性を一層向上させるこ
ともできる。例えば、高反射性の材料として厚さ約20
00Åの銀を設けると、可視光の反射率を90%以上と
することができるので、視認性には何ら問題が生じな
い。
【0024】また、上記i層73の膜厚、或いは材料を
調整することにより、太陽電池7の色を薄黄色〜薄赤色
にまで変化させることが可能であるので、デザイン性に
も優れた時計を提供することが可能となる。
【0025】尚、太陽電池の構造は上記の構造に限ら
ず、例えば複数のpin接合を有する積層型の太陽電池
構造であっても良い。
【0026】図3は、本発明において使用する太陽電池
7の別の構成を示す断面図であり、同図に示す様に、複
数箇所でp層72、i層73、n層74及び第2電極層
75を除去することにより複数の透光部Hを有してい
る。斯かる構成の太陽電池によれば、複数の透光部Hの
存在により透光性を有するようにしているので、前述の
ように第2電極層75が透光性を有しても良いが、透光
性を有していなくても良い。また非晶質半導体層の材
料、膜厚も光吸収が多くなるように調整することができ
る。
【0027】斯かる構成の太陽電池7によれば、上記透
光部Hを介して文字板2及び指針部3を視認することが
できる。この場合、文字板2及び指針部3の視認性は、
カバ用部材6に対する透光部Hの面積割合を大きくする
ほど、また透光部Hの径を小さくするほど向上させるこ
とができる。特に視認性を向上させるためには、カバー
用部材6に対する透光部Hの面積割合を50%以上、ま
た透光部Hの直径を1mm以下とすることが好ましい。
尚、透光部の形状が四角形、六角系等円形以上の形状の
場合には、透光部を内接する円の直径が1mm以下とす
るようにすれば良い。
【0028】斯かる太陽電池7を用いた本発明によれ
ば、透光部Hのみが光を透過し、他の部分は太陽電池7
の色を反映した色彩となるので、デザイン性を一層良好
なものとできる。また、太陽電池7の色は、i層73の
膜厚或いは材料を調整することにより黄色〜暗赤色に変
化させることが可能であり、また透光部Hの形状も円
形、四角形、六角系等様々に調整することが可能である
ので、デザインの選択の幅を増大することもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、製造コ
ストの増大を招くことなく、デザイン性の良好な太陽電
池付き時計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽電池付き時計の構造断面図で
ある。
【図2】本発明に係る太陽電池の構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係る太陽電池の別の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…胴体、2…文字板、3…指針部、4…ムーブメン
ト、5…二次電池、6…カバー用部材、7…太陽電池、
71…第1電極層、72…p層、73…i層、74…n
層、75…第2電極層、H…透光部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を電源とする太陽電池付き時計
    において、前記太陽電池が、カバー用部材を基板として
    形成された、透光性を有する太陽電池であることを特徴
    とする太陽電池付き時計。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池が、複数の透光部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池付き時計。
  3. 【請求項3】 前記カバー用部材に対する前記透光部の
    面積割合が50%以上であることを特徴とする請求項2
    記載の太陽電池付き時計。
  4. 【請求項4】 前記透光部の直径が1mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の太陽電池付き時
    計。
  5. 【請求項5】 二次電池としてシート状電池を内蔵する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太
    陽電池付き時計。
  6. 【請求項6】 前記シート状電池がポリマー電池である
    ことを特徴とする請求項5記載の太陽電池付き時計。
  7. 【請求項7】 前記太陽電池が、非晶質太陽電池である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の太
    陽電池付き時計。
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