JP2017044508A - 検体処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラック移載機構をY方向に駆動するのに1つのモータが使用されており、また、搬送ラインガイドのシャッタ部材を昇降するのにも1つのモータが使用されており、2つのモータが使用されていた。【解決手段】 検体容器を保持するラックをX方向に搬送する複数の搬送ラインと、複数の搬送ライン間でラックをY方向に移載するラック移載機構と、複数の搬送ライン間に配置され昇降するシャッタ部材と、ラック移載機構の駆動とシャッタ部材の駆動との共通の動力源となるモータと、を備える検体処理システムを提供する。【選択図】 図5B

Description

本発明は、血液、尿などの生体サンプルに含まれる各種の成分の定性・定量分析する自
動分析装置に係り、特に複数のラック搬送ラインを備え該ラック搬送ライン間でラックの
移載を行うラック搬送機構を有する検体処理システムに関する。
複数の分析装置を接続した検体処理システムや自動分析システムにおいて、分析装置、分析装置と対となって組み合わされ分析部の稼動状況によって検体を格納しているラックを待機させるラック待機機構、ラックの投入部、ラックの搬送部、ラックの収納部から構成されるラック搬入出機構等、システムを構成する機構へのラックの移動は、複数のラック搬送ラインを介して行われている。各機構へ効率よくラックの移動するために、複数のラック搬送ライン間でラックを移動する際には、ラック移載機構が用いられている。
一つのラインから他のラインにラックを移動する場合は、移動後のラック搬送ラインの上面高さを、移動前のラック搬送ラインの上面高さよりも、わずかに低く設定すればラックをラック搬送方向に対して直角方向に水平移動させることが可能である。特許文献1には複数の搬送ラインに渡ってラックを搬送するために、ラックを挟んで平行に移載する発明が開示されている。
特開2009−150859号公報
近年では装置の処理効率向上のため、複数ライン間を双方向にラックが移動できるラック移載機構が望まれている。また、企業の競争力向上のため、原価低減が求められている。特許文献1に記載された発明では、複数ライン間を移動するため、ラックを挟んで平行に移載するラック移載機構について示されている。図1を用いてラック移載機構について説明する。図1はラック移載機構2001と搬送ライン2002を側面から示した図である。この図において、ラックが搬送ライン2002上を移動する方向をX方向、ラック移載機構2001の移動する方向をY方向と定義する。ラック移載機構2001は複数ライン2002間を移動し、ラック移載機構2001を構成するグリッパでラックを挟んで持ち上げ、ライン2002間をY方向に移動することによって、搬送ライン2002間のラックの移載を実現している。このラック移載機構2001にはY方向移動に1つのモータ2007が接続され、グリッパでラックを挟んで持ち上げる機構には1つのモータ2008が接続され、搬送ライン2002は、搬送中のラックのガイドとなるようにシャッタ部材2003が配置されている。シャッタ部材2003はシャッタ用のモータ2004が接続され、このモータ2004が駆動すると、ベルト2005が回転し、ベルト2005がシャッタ部材2003に動力を伝達することで、ガイド2006に沿ってZ方向に昇降する。
搬送ライン2002上でラックがX方向に搬送される際はシャッタ部材2003が上昇し、ラック搬送ガイドとして機能を果たす。一方、ラック移載機構2001が搬送ライン2002間を移動する際は、シャッタ部材2003がラック移載機構2001の移動の妨げとなるため、シャッタ2003を下降させる。しかし、ラック移載機構2001の移動とシャッタ2003の昇降動作は同期するにもかかわらず、それぞれ別のモータで駆動されており、モータが多い分、原価向上につながってしまっている。
本発明の代表的なものを挙げると以下のとおりである。
本発明は、検体容器を保持するラックをX方向に搬送する複数の搬送ラインと、複数の搬送ライン間でラックをY方向に移載するラック移載機構と、複数の搬送ライン間に配置され昇降するシャッタ部材と、ラック移載機構の駆動とシャッタ部材の駆動との共通の動力源となるモータと、を備える検体処理システムである。
ラック移載機構とシャッタ部材とを共通のモータで駆動させることで、従来2つあったモータを1つにすることができる。
本発明の目的は、モータの数を減らすことができ、原価低減を実現することが可能な検体処理システムを提供することである。
従来のラック搬送機構の構成及び動作説明図。 本発明の実施例における検体処理システムの構成図。 実施例1におけるラック移載機構の上面図。 実施例1におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例1におけるラック移載機構の上面図。 実施例1におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例1におけるラック移載機構の上面図。 実施例1におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例2におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例3におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例3におけるシャッタ機構の動作説明図。 実施例3におけるシャッタ機構の動作説明図。 実施例4におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例4におけるシャッタ機構の動作説明図。 実施例5におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。 実施例5におけるシャッタ機構の動作説明図。 実施例6におけるラック移載機構とシャッタ機構の動作説明図。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図2は、本発明の検体処理システムにおけるラック移載機構の役割を示すために装置全体を上方から見た図である。このシステムは、検体容器を保持するラック109の投入と収納を行うラック搬入出機構101を備え、ラック搬入出機構101と各機能モジュールとの間でラック109を搬送するラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106を備える。ラック搬入出機構101と各機能モジュールは、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106に沿って配置され、ラック搬送送りライン105やラック搬送戻りライン106との間でラック109の搬送を行う。また、一時的にラック109を待機させるラック待機機構103とラック待機機構103にラック109を搬送するラック待機機構搬送ライン107がある。ラック待機機構103と対をなしラック待機機構103の右側に配置される分析装置104と、ラック待機機構103の左側に配置される付属モジュール102とがある。ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106、ラック待機機構103との間でのラック109の搬送を行うラック移載機構108があり、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106のラックガイドとして各機能モジュールへのラック搬出あるいは各機能モジュールからのラック搬入時に下降動作するシャッタ機構110がある。分析装置がもう1台ある場合には、ラック待機機構103と分析装置が対になり、分析装置104の右側にこれらが配置される。上記同様、ラック待機機構103と対になるラック移載機構108とシャッタ機構110が備え付けられる。シャッタ機構110は、ラック109がラック移載機構108の位置を通り過ぎて搬送される場合には下降動作せずに、ラック109が転倒しないようにするためのラック転倒防止用のラックガイドとして機能する。分析装置104は、例えば、生化学自動分析装置や免疫自動分析装置が挙げられ、付属モジュール102として、例えば、電解質分析装置が挙げられる。以上が検体処理システムの例である。
以下に自動分析の一連の流れを示す。
ラック搬入出機構101からラック109がラック搬送送りライン105を介して搬送され、ラック移載機構108によってラック搬送送りライン105からラック待機機構搬送ライン107、ラック待機機構103へラック109が搬送される。必要に応じて分析装置104もしくは付属モジュール102へと搬送され、分析終了後、ラック待機機構103へラック109が搬送される。ラック移載機構108によってラック搬送戻りライン106に搬送され、ラック搬送戻りライン106を介してラック搬入出機構101の収納部へとラック109は搬送される。
次に、図3から図10を用いてラック搬送送りライン105からラック待機機構搬送ライン107にラック109を搬送する動作を例に、ラック移載機構108及びシャッタ機構110の詳細について説明する。
以下は、ラック移載機構108の駆動とシャッタ機構110の駆動とが共通の動力源となるモータで行う実施例である。ラック移載機構108はY方向に駆動し、シャッタ機構110はZ方向に駆動する。このため、単一のモータでこれらの機構を制御するには、駆動方向を変える機構を追加する必要がある。以下では、回転シャフトを用いた例で説明する。回転シャフトを用いた場合でも、様々な具体的な実現手段があるので各実現手段について詳細に説明する。
実施例1は、シャッタ機構110と回転シャフトでボールネジを構成した例である。
以下は、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。
図3を用いて本実施例における各部の動作を説明する。図3Aは、ラック移載機構108を上方から見た図であり、図3Bは、ラック移載機構108とシャッタ機構110をX方向から見た図である。この図においては、ラック109がラック搬送送りライン105上を搬送される方向をX軸に、ラック109がラック移載機構108によってラック搬送送りライン105から他のラインへ搬送される方向をY軸に、該装置の高さ方向をZ軸に定義している。
ラック移載機構108は、ラック109を保持するラック保持機構200と、ラック保持機構200をY方向に移動させるラック移動部206から構成される。ラック保持機構200は、板状の部品によって、ラック109を挟んで保持する機構となっている。ラック移動部206は、Y移動用モータ201と、ベルト202により駆動力が伝達されるプーリ203と、プーリ回転軸207から構成される。シャッタ機構110は、プーリ回転軸207からの動力が伝達され回転する回転シャフト204と、回転シャフト204の回転によってZ方向に動作するシャッタ部品205(シャッタ上下駆動機構とも言う)から構成される。
回転シャフト204には、図示する位置に、ネジ切り部があり、シャッタ機構110には、ネジ切り部と接する内部に、ネジ切り部を受けるネジ溝部がある。いわゆるボールネジの構造を有している。このため、回転シャフト204の回転に伴い、シャッタ部品205を上下に駆動することができる。
シャッタ部品205は、ラック搬送送りライン用のシャッタ部材(ガイド)208とラック搬送戻りライン用のシャッタ部材(ガイド)209から構成され、シャッタ部材208、209は、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106との間に配置される。従い、回転シャフト204の回転に伴い、これらのシャッタ部材が搬送ライン間を上下に駆動する。
また、ラック搬送戻りライン用のシャッタ部材(ガイド)209はラック搬送送りライン用のシャッタ部材(ガイド)208よりも長くなっている。これについては、後述する。
次に、ラック109搬送時のラック移載機構108、シャッタ機構110の動作について図3〜図5を用いて説明する。
まず、ラック109がラック搬送送りライン105上、あるいはラック搬送戻りライン106上で搬送されている場合の動作について図3を用いて説明する。ラック搬送送りライン105及びラック搬送戻りライン106上にラック109が搬送される場合、ラック搬送送りライン105及びラック搬送戻りライン106にはラックのガイドがある状態である必要がある。このとき、ラック移載機構108はラック待機機構搬送ライン107の真上に位置付けている。このとき、ラック搬送送りライン105のーY側のガイドはラック移載機構108のラック保持機構200(ラックを把持する側とは逆の面)が担い、Y側のガイドをシャッタ部材208が担う。ラック搬送戻りライン106のーY側のガイドはシャッタ部材209が担う。ラック搬送戻りライン106のY側のガイドはラック搬送戻りライン106の右側に配置されている。よって、この状態でラック109がラック搬送送りライン105上、あるいはラック搬送戻りライン106上を搬送してもラックの転倒を抑制できる状態を実現している。
次に、ラック109をラック移載機構108がラック搬送送りライン105とラック待機機構搬送ライン107の間で搬入出する場合のシャッタ機構110の動作について、図4を用いて説明する。図4Aは、ラック移載機構108がラック搬送送りライン105の真上に位置づけした様子を上方から見た図であり、図4Bは、図4Aの様子を側面から見た図である。Y移動用モータ201が回転することで、ベルト202が動力をラック移載機構108に伝え、ラック移載機構108をY方向に移動させる。さらに、ベルト202は動力をプーリ203に伝達し、プーリ203が回転することで、回転シャフト204が回転する。このとき、シャッタ部品205が回転シャフト204の回転に伴い、下降する。ラック移載機構108がラック搬送送りライン105へ移動すると、図4Bの位置までシャッタ部品205が下降し、ラック搬送送りライン105のシャッタ部材208(ガイド)がなくなる状態となる。一方で、ラック搬送戻りライン106の−Y側のシャッタ部材209(ガイド)は、シャッタ部材208よりもガイドが長く設計されているので、シャッタ機構110が一定量下降しても、ラック搬送戻りライン106の−Y側のガイドを担うことができる。よって、この状態でラック109がラック搬送送りライン105とラック待機機構搬送ライン107で搬入出すると同時に、ラック搬送戻りライン106上でラック109をX方向に搬送することが可能な状態を実現できる。
なお、図4Bの状態で、ラック保持機構200の板状の部品の間に、ラックは停止し、ラック保持機構200は、ラックを挟み込む形で保持して、保持した状態でラック待機機構搬送ライン107側へ移動することで、ラック移載機構108はラック109のラック搬送送りライン105からラック待機機構搬送ライン107への移載を実現する。または、ラックを保持した状態でラック移載機構108はラック109をラック搬送送りライン105上まで移動させ、その状態から、保持したラックの挟み込みを開放することで、ラック移載機構108はラック109のラック待機機構搬送ライン107からラック搬送送りライン105への移載を実現する。
次に、ラック109をラック移載機構108がラック搬送戻りライン106とラック待機機構搬送ライン107の間で搬入出する場合のシャッタ機構110の動作について、図5を用いて説明する。図5Aは、ラック移載機構108がラック搬送戻りライン106の真上に位置づけした様子を上方から見た図であり、図5Bは、図5Aの様子を側面から見た図である。Y移動用モータ201が回転することで、ベルト202が動力をラック移載機構108に伝え、ラック移載機構108をY方向に移動させる。さらに、ベルト202は動力をプーリ203に伝達し、プーリ203が回転することで、回転シャフト204が回転する。このとき、シャッタ部品205が回転シャフト204の回転に伴い、下降する。ラック移載機構108がラック搬送戻りライン106へ移動すると、図5Bの位置までシャッタ部品205が下降し、ラック搬送送りライン105のシャッタ部材208(ガイド)およびラック戻りライン106の−Y側のシャッタ部材209(ガイド)がなくなる状態となる。よって、この状態でラック109がラック搬送戻りライン106とラック待機機構搬送ライン107で搬入出可能な状態を実現できる。
なお、図4Bの状態で、ラック保持機構200の板状の部品の間に、ラックは停止し、ラック保持機構200は、ラックを挟み込む形で保持して、保持した状態でラック待機機構搬送ライン107側へ移動することで、ラック移載機構108はラック109のラック搬送戻りライン106からラック待機機構搬送ライン107への移載を実現する。または、ラックを保持した状態でラック移載機構108はラック109をラック搬送戻りライン106上まで移動させ、その状態から、保持したラックの挟み込みを開放することで、ラック移載機構108はラック109のラック待機機構搬送ライン107からラック搬送戻りライン106への移載を実現する。なお、ラック109を移載しない場合は、ラック移載機構108は図3の位置関係にある。
ラック移載機構108は、Y方向の移動距離に応じて回転シャフト204の回転量が異なるため、移動距離が長くなる程、シャッタ機構110を深く下降させることができる。このため、シャッタ部材208とシャッタ部材209の高さが、シャッタ部材208、209が上昇した状態で異なるようにすることで、ラック搬送送りレートでのラック移載動作とX方向へのラック搬送動作を並行して行うことができる。
また、シャッタ機構110と回転シャフト204でボールネジを構成しているため、Y移動用モータは、ラック移載機構108をY方向へ動かし、回転シャフト204を回転させ、シャッタ機構110をZ方向へ動かすことができる。従い、これら一連の機構動作を1つのモータで実現することができる。
以上により、シャッタ機構110の昇降動作をラック移載機構108のラック移動部206のY移動部モータ201の回転を伝達することで実現することができ、かつ、ラック搬送送りライン105とラック待機機構搬送ライン107間のラック109の搬入出時はラック搬送戻りライン106のラック109のX方向の搬送動作を止めずに行うことが可能な搬送システムを実現可能となる。
なお、シャッタ部材208、209とで異なる高さの例で示したが、ラック搬送戻りライン106のラック109のX方向への搬送動作を止めてもよい場合は、シャッタ部材208、209は同じ高さであってもよい。この場合であっても、共通のモータを用いることにより、モータ数を減らす効果は得られる。
実施例2は、シャッタ機構110と回転シャフトにギアを用いた例である。
以下、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。
図6を用いて本実施例について説明する。図6は、ラック移載機構108とシャッタ機構110の動作説明図であり、X方向から見た図である。ラック移載機構108は、ラック109を保持するラック保持機構200と、ラック保持機構200をY方向に移動させるラック移動部206から構成される。ラック保持機構200は、板状の部品によって、ラック109を挟んで保持する機構となっている。ラック移動部206は、Y移動用モータ201と、ベルト202により駆動力が伝達されるプーリ203と、プーリ回転軸207から構成される。回転シャフト701は、プーリ回転軸207からの動力が伝達され、回転シャフト701の回転と同時に回転するギア705aを備えている。
シャッタ機構710は、回転シャフト701と同時に回転するギア705aと噛み合い、ギア705aの回転によって回転するギア705b(シャッタ上下駆動機構とも言う)と、ギア705bの回転によって回転するシャッタ回転軸706と、シャッタ回転軸706の回転によって回転するベルト702と、ベルト702に取り付けられ、ベルト702の回転によって昇降するシャッタ部材704と、シャッタ部材704が取り付けられ、シャッタ部材704の昇降方向をガイドするシャッタリニア703とで構成されている。シャッタ部材704は実施例1のシャッタ部材205と同じく、ガイド部分が2段構成となっており、ラック搬送戻りライン106用のガイド部分が長くなっている。
ラック109をラック待機機構搬送ライン107から他の搬送ラインへ移載させるために、Y方向にラック移載機構108が移動する場合、Y移動用モータ201が回転することで、ベルト202が動力をラック移載機構108に伝え、ラック移載機構108をY方向に移動させる。さらに、ベルト202は動力をプーリ203に伝達し、プーリ203が回転することで、回転シャフト701が回転する。このとき、回転シャフト701の回転動力がギア705aからギア705bに伝わる。そして、ギア705bから、シャッタ回転軸706、シャッタベルト702(シャッタ上下駆動機構)経由でシャッタ部材704に伝わり、シャッタ部材704が回転シャフト701の回転に伴い、下降する。ラック移載機構108の移動距離と、下降するシャッタ部品704の距離の関係はギア705の歯数で調整されている。
以上の実施により、実施例1とは別の構造で実施例1と同様の効果が期待できる。
なお、シャッタ部材704は、実施例1と同様、異なる高さの例で示したが、ラック搬送戻りライン106のラック109のX方向への搬送動作を止めてもよい場合は、シャッタ部材704は同じ高さであってもよい。
また、シャッタ部材704のガイド部分を2段にしなくとも、ラック搬送送りライン105側とラック搬送戻りライン106側とで、それぞれシャッタベルト702、シャッタリニア703、シャッタ部材704を設けることによって、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106のシャッタ部材704の昇降タイミングをずらすこともできる。この場合は、1段の高さであってもよく、ラック109のX方向の搬送動作を止めずラックのY方向の移載を行うことができる。
また、ギア705a、705bとはこれらの回転軸が90度で交差しているが、シャッタ部材704を上下駆動させるためには、これらの回転軸は平行でなければ良く、異なる向きの回転軸で回転するギアであればよい。90度で交差しない場合でも、異なる向きの回転軸であれば、他のギア等を用いてシャッタ部材704を上下駆動させることができるためである。
実施例3は、シャッタ機構110と回転シャフトにギアを用い、シャッタ部材として回転シャッタを用いた例である。
以下、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。
図7を用いて本実施例について説明する。図7Aは、ラック移載機構108とシャッタ機構110をX方向から見た図であり、図7Bは、シャッタ機構110の動作説明図である。ラック移載機構108は、ラック109を保持するラック保持機構200と、ラック保持機構200をY方向に移動させるラック移動部206から構成される。ラック保持機構200は、板状の部品によって、ラック109を挟んで保持する機構となっている。ラック移動部206は、Y移動用モータ201と、ベルト202により駆動力が伝達されるプーリ203と、プーリ回転軸207から構成される。回転シャフト701は、プーリ回転軸207からの動力が伝達され、回転シャフト701の回転と同時に回転ギア705aを備えている。
シャッタ機構110は、回転シャフト701と同時に回転するギア705aと噛み合い、ギア705aの回転によって回転するギア705bと、ギア705bの回転によって回転するシャッタ回転軸706(シャッタ上下駆動機構とも言う)と、回転シャッタ機構900とから構成されている。ラック搬送ラインのガイドは図7Bに示す回転シャッタ機構900で実現される。
回転シャッタ機構900は、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106のシャッタ位置にそれぞれ構成される。回転シャッタ機構900は、シャッタ部材である回転シャッタ部品901と、回転シャッタ部品回転軸902から構成される。
回転シャッタ部品901は、各角が関節になっており、各関節で接続された複数の部品から構成されている。回転シャッタ部品回転軸902は、シャッタ回転軸706の回転によって、回転することで、回転シャッタ部品901は、立ち上がったり、折りたたまれたりする(図7B、C)。例えば、回転シャッタ部品回転軸902が、垂直方向に配置された部品と接続され、軸が回転するのに伴い、この1つの部品が回動し、他の3つの部品がこれに追従して平行四辺形に変形し、この1つの部品が90度回転すると一直線になる。この立ち上がったり、折りたたまれたりする機構によって、シャッタ部材としての昇降を実現する。
また、図7Cに示される回転シャッタ901のように、回転シャッタ部品901の上部にシャッタ延長板903を設けることによって2段ガイドを構成しても良い。
以上の実施により、実施例2とは別のシャッタ構造でシャッタ昇降が実現できる。
実施例4は、シャッタ機構110と回転シャフトにギアを用い、シャッタ部材の上下駆動にカム構造を用いた例である。
以下、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。
図8を用いて本実施例について説明する。図8Aは、ラック移載機構108とシャッタ機構110をX方向から見た図であり、図8Bは、シャッタ機構110の動作説明図である。ラック移載機構108は、ラック109を保持するラック保持機構200と、ラック保持機構200をY方向に移動させるラック移動部206から構成される。ラック保持機構200は、板状の部品によって、ラック109を挟んで保持する機構となっている。ラック移動部206はY移動用モータ201と、ベルト202により駆動力が伝達されるプーリ203と、プーリ回転軸207から構成される。回転シャフト701は、プーリ回転軸207からの動力が伝達され、回転シャフト701の回転と同時に回転するギア705aを備えている。
シャッタ機構110は、回転シャフト701と同時に回転するギア705aと噛み合い、ギア705aの回転によって回転するギア705bと、ギア705bの回転によって回転するシャッタ回転軸706と、シャッタカム機構1000(シャッタ上下駆動機構とも言う)とから構成されている。ラック搬送ラインのガイドは図8Bに示すシャッタカム機構1000で実現される。
シャッタカム機構1000は、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106のシャッタ位置にそれぞれ配置される。シャッタカム機構1000は、シャッタ部材1001と、シャッタカム1002と、シャッタカム回転軸1003で構成されている。シャッタカム回転軸1003は、シャッタ回転軸706の回転によって回転する。シャッタカム回転軸1003の回転によって、シャッタカム1002が回転することで、シャッタ部材1001が昇降する。
カム構造であるシャッタカム1002(シャッタ上下駆動機構とも言う)は、シャッタカム回転軸1003の回転角度に対応した曲面が形成されている。シャッタカム1002は角度に対応して回転軸から曲面までの距離が異なる。シャッタ部材1001は、自重によりこの曲面に接しており、回転軸に遠い曲面が接している場合には上昇し、逆に近い曲面が接している場合には下降する。
以上の実施により、実施例2とは別のシャッタ構造でシャッタ昇降が実現できる。
なお、実施例2のようにガイド部分を2段としてもよい。また、ラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106のシャッタカム構造のシャッタカム1002の形状をそれぞれ異なる形状にすることで、昇降タイミングを変えて構成することもできる。この場合には、2段にしなくとも、1段の高さであってもよく、ラック109のX方向の搬送動作を止めずラックのY方向の移載を行うことができる。
例えば、シャッタ部材1001が両方とも上昇している状態を基準にして、この状態のシャッタカム回転軸1003の回転角度を0度とする。回転角度が45度になったときに、ラック送りライン105側のシャッタ部材が下がり、ラック搬送戻りライン106側のシャッタ部材が下がらず若しくはほとんど下がらないような形状であって、回転角度が90度になったときに、ラック搬送戻りライン106側のシャッタ部材が下がるような形状のシャッタカム1002とすれば良い。
実施例5は、シャッタ機構110と回転シャフトにギアを用い、シャッタ部材の上下駆動にシャッタ昇降リンクを用いた例である。
以下、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。
図9を用いて本実施例について説明する。図9Aは、ラック移載機構108とシャッタ機構110をX方向から見た図であり、図9Bは、シャッタ機構110の動作説明図である。ラック移載機構108は、ラック109を保持するラック保持機構200と、ラック保持機構200をY方向に移動させるラック移動部206から構成される。ラック保持機構200は、板状の部品によって、ラック109を挟んで保持する機構となっている。ラック移動部206は、Y移動用モータ201と、ベルト202により駆動力が伝達されるプーリ203と、プーリ回転軸207から構成される。回転シャフト701は、プーリ回転軸207からの動力が伝達され、回転シャフト701の回転と同時に回転するギア705aを備えている。
シャッタ機構110は、回転シャフト701と同時に回転するギア705aと噛み合い、ギア705aの回転によって回転するギア705bと、ギア705bの回転によって回転するシャッタ回転軸706と、シャッタ昇降リンク機構1100(シャッタ上下駆動機構とも言う)とから構成されている。ラック搬送ラインのガイドはシャッタ昇降リンク機構1100で実現される。
シャッタ昇降リンク機構1100は、シャッタ部材1101と、シャッタ昇降リンク1102と、シャッタ昇降リンク回転軸1103と、シャッタ部材ガイド1104で構成されている。シャッタ部材1101にはリンク溝1105が空いており、シャッタ昇降リンク1102の先端をリンク溝1105にはめている。シャッタ昇降リンク1102の先端は、リンク溝1105内を左右に移動する。シャッタ昇降リンク回転軸1103がシャッタ回転軸706の回転によって回転すると、シャッタ昇降リンク1102がシャッタ部材1101を昇降させる。
以上の実施により、実施例2とは別のシャッタ構造でシャッタ昇降が実現できる。
なお、シャッタ部材1101は異なる高さの例で示したが、ラック搬送戻りライン106のラック109のX方向への搬送動作を止めてもよい場合は、シャッタ部材1101は同じ高さであってもよい。この場合であっても、共通のモータを用いることにより、モータ数を減らす効果は得られる。
また、シャッタリンク機構1100をラック搬送送りライン105とラック搬送戻りライン106のシャッタ位置にそれぞれ構成し、シャッタ昇降リンク1102の長さとリンク溝1105の形状を調整することで、シャッタ昇降タイミングを独立して構成しても良い。
例えば、シャッタ部材1101が両方とも上昇している状態を基準にして、この状態のシャッタ昇降リンク回転軸1103の回転角度を0度とする。回転角度が45度になったときに、ラック送りライン105側のシャッタ部材が下がり、ラック搬送戻りライン106側のシャッタ部材が下がらず若しくはほとんど下がらず、回転角度が90度になったときに、ラック搬送戻りライン106側のシャッタ部材が下がるような、シャッタ昇降リンク1102の長さとリンク溝1105の形状とすれば良い。
実施例6は、シャッタ機構110と回転シャフトにギアを用い、モータの位置を変えた例である。
以下、ラック移載機構108が、ラック待機機構103、ラック搬送送りライン105、ラック搬送戻りライン106間を移動する際に上昇・下降するシャッタ機構110に関する実施例である。実施例6は、実施例3とは別の方法でY移動用モータ201の動力を伝達している例である。
図10を用いて本実施例について説明する。図10は、ラック移載機構108とシャッタ機構110をX方向から見た図である。シャッタ機構110は、シャッタ駆動部802と、シャッタ回転軸706を回転させると共にシャッタ駆動部802を駆動させるシャッタ駆動用モータ801と、シャッタ駆動用モータ801の動力が伝達されるシャッタ回転軸706と、シャッタ回転軸706に取り付けられ、シャッタ回転軸706と同時に回転するギア705bと、回転シャッタ機構900から構成される。
回転シャフト701は、シャッタ回転軸706からの動力が伝達され、シャッタ回転軸705の回転によって回転するギア705aを備えている。ギア705aは、ギア705bと噛み合い、回転シャフト701は、ギア705aの回転によって連動して回転する。
ラック移載機構108は、回転シャフト701の回転によって、回転するプーリ203と、プーリ203の回転の駆動力が伝達されるベルト202と、プーリ203の回転をベルト202が伝達することで回転するプーリ707から構成される。ラック保持機構200はベルト202に取り付けられている。
この実施例では、回転シャッタ機構900をシャッタ駆動用モータ801の回転で駆動し、さらに、シャッタ駆動用モータ801の動力を伝達することで、ラック保持機構200をY方向に動作させる。
以上の実施により、実施例3とは同じシャッタ部材でシャッタ昇降が実現できる。実施例3で説明したが、実施例2、4、5のシャッタ機構110においても同様の構成が実現できる。すなわち、実施例2〜5では、ラック移載機構108を駆動させるモータでシャッタ機構110を駆動させていたが、その逆に、シャッタ機構110を駆動させるモータでラック移載機構108を駆動させても良い。
以上、実施例1〜6について説明した。
上記実施例の如く、ラック移載機構108の駆動とシャッタ部材の駆動との共通の駆動源となるモータを備えることにより、部品2つあったモータを1つにすることができる。なお、実施例1〜5では、説明の便宜上、Y移動用モータ201をラック移載機構の一部として説明したが、実施例6で説明したように、共通の動力源となるモータは、シャッタ機構110側に設けてもよいため、ラック移載機構108からY移動用モータ201を取り除いた構成をラック移載機構と考えることができる。
また、実施例では、回転シャフト204、701を例にして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。ラック移載機構108のY方向駆動とシャッタ部材のZ方向駆動とを連動させる機構は、回転シャフト以外でも様々な機構が考えられるためである。但し、検体処理システムは、実施例1〜6の如く、ラック移載機構108の駆動とシャッタ部材の駆動とを連動させるための回転シャフト204、701を備え、共通の動力源のモータの駆動に伴い回転シャフトが回転することが望ましい。比較的距離の離れた機構同士の駆動を少ない部品で連動させることができるためである。
また、本発明の検体処理システムは、シャッタ部材を昇降させる、シャッタ部品、ギア、シャッタ回転軸などのシャッタ上下駆動機構を備え、シャッタ上下駆動機構の駆動と回転シャフト204、701の回転とが連動することが望ましい。なお、本発明に係るシャッタ上下駆動機構は、実施例1〜6に限定されるものではなく、様々な機構が考えられるためシャッタ部材を昇降させることができればその構造は問わない。
また、本発明の検体処理システムは、シャッタ部材のラック搬送送りライン側の側面とラック搬送戻りライン側の側面との高さが、シャッタ部材が上昇した状態で異なることが望ましい。これにより、一方のラインからラックをY方向に移載させるのと並行して他方のラインでのラックのX方向の搬送を行うことができる。ラック移載機構がラックを移載するためにY方向への移動距離が長い方のラインのシャッタ部材の側面の高さが高くなる。単に高さではなく側面の高さとしたのは、シャッタ部材の側面がラックガイドとして機能するためである。なお、実施例では比較的薄い部材の2枚でシャッタ部材を示しているが、2枚の間の空隙を部材で埋めた、比較的厚い部材の1枚でシャッタ部材を構成してもよい。また、シャッタ部材が上昇した状態で側面の高さが異なるとは、上昇した状態での搬送ラインの搬送面からの高さを比較した場合を意味する。このため、搬送面の下方に隠れる部材の高さはこの場合は考慮しないでよい。
また、本発明の検体処理システムは、共通の動力源のモータの駆動によって、複数のシャッタ部材は、夫々別々に上下駆動することが望ましい。実施例4の如く、複数のシャッタ部材を夫々別々に上下駆動させることで、シャッタ部材の側面の高さを変えることなく、一方のラインからラックをY方向に移載させるのと並行して他方のラインでのラックのX方向の搬送を行うことができる。
また、本発明の検体処理システムにおける共通の動力源のモータは、実施例1〜5の如く、ラック移載機構に接続され、ラック移載機構のY方向への移動動力を伝えると共に、回転シャフトを回転させる、又は、実施例6の如く、シャッタ上下駆動機構に接続され、シャッタ部材のZ方向への移動動力を伝えると共に、回転シャフトを回転させる、ことが望ましい。基本的には、機構は一体化されているので、モータは一体化された機構のどこに配置されてもよい。例えば、モータは、回転シャフトに接続され、回転シャフトを回転させる動力を伝えると共に、ラック移搭機構をY方向へ移動させ、シャッタ部材をZ方向へ移動させるようにしてもよい。この場合は、モータと回転シャフトをベルト等で接続すればよい。ベルト等はモータの回転力を回転シャフトに伝える役割を果たす。モータの接続先によって、モータが接続されない側の機構の軽量化や小型化ができる。
また、実施例では、ラック搬送送りラインとラック搬送戻りラインの他、第3の搬送ラインとして、ラック待機機構103のラック待機機構搬送ライン107を例として説明した。しかし、この第3の搬送ラインは、このようなラック待機機構103を備えない場合、分析装置の分析部内に備えられた搬送ラインであってもよい。つまり、第3の搬送ラインは、分析装置における検体容器を吸引する位置までラックを搬送するルート上のラインであればよい。
また、ラック搬送戻りライン側のシャッタ部材の側面が、ラック搬送送りライン側のシャッタ部材の側面よりも高い場合に、ラック搬送送りラインからラックを第3の搬送ラインに移載するために、ラック搬送送りラインへ向かってラック移載機構を移動させるとき、共通の動力源のモータは、ラック搬送戻りライン側のシャッタ部材の側面の一部がラック搬送戻りラインのラック搬送面よりも上方に残るようにシャッタ部材の下降移動を行うことが望ましい。また、この側面の一部が残る状態で、ラック搬送戻りラインは、この側面の一部が(搬送面上方に)残るX方向の幅の範囲と重複する範囲で、ラック搬送戻りライン上のラックをX方向に搬送することが望ましい。側面の一部が搬送面上方に残っているためラックガイドとして機能することができ、シャッタ部材のX方向の幅の範囲と重複するラック搬送戻りラインの範囲であってもラックをX方向に転倒を抑制できる状態で搬送できる。
また、ラック搬送送りラインからラックを第3の搬送ラインに移載するために、ラック搬送送りラインに向かってラック移載機構を移動させるとき、共通の動力源のモータは、ラック搬送送りライン側のシャッタ部材の下降と共に、ラック搬送戻りライン側のシャッタ部材の全部又は一部が残るようにする。また、このシャッタ部材の全部又は一部が残る状態で、ラック搬送戻りラインは、このシャッタ側残るX方向の幅の範囲と重複する範囲で、ラック搬送戻りライン上のラックをX方向に搬送する。また、ラック搬送戻りラインからラックを第3の搬送ラインに移載するために、ラック搬送戻りラインに向かってラック移載機構を移動させるとき、共通の動力源のモータは、ラック搬送送りライン側とラック搬送戻りライン側の両方のシャッタ部材をラック搬送戻りラインのラック搬送面よりも下方に移動させることが望ましい。上記同様、シャッタ部材の一部が搬送面上方に残っているためラックガイドとして機能することができ、シャッタ部材のX方向の幅の範囲と重複するラック搬送戻りラインの範囲であってもラックをX方向に転倒を抑制できる状態で搬送できる。なお、2つのシャッタ部材で昇降タイミングを夫々異なられることで、シャッタ部材の高さを異なるようにしなくともよい。
なお、ラックは、複数の検体容器を保持するものでなくとも、1本の検体容器を保持する検体容器ホルダもラックに含まれる。
また、ラック移載機構として、ラックを挟む板状の部品を有するラック保持機構を例に説明したが、他のラックが移載できる機構にも適用できるため、本発明はこの構造に限定されるものではない。例えば、ラックを持ち上げることなく、ラックのY方向の側面をY方向から押し出し、複数の搬送ライン間でラックを移載するような機構もラック移載機構に含まれる。
また、共通の動力源のモータの例で説明したが、モータの削減を行わない場合には、回転シャフトを備えずに、ラック移載機構とシャッタ機構の夫々にモータを設け、シャッタ部材の高さを異なるようにしたり(図3B、図6)、複数のシャッタ部材を夫々別々に上下駆動するようにする構成を用いても良い(図8A)。モータの削減効果は得られないが、一方のラインからラックをY方向に移載させるのと並行して他方のラインでのラックのX方向の搬送を行うことができる。図3Bを例にすれば、シャッタ部品205やシャッタ回転軸706は図示されないモータに接続されることとなる。
101 ラック搬入出機構
102 付属モジュール
103 ラック待機機構
104 分析装置
105 ラック搬送送りライン
106 ラック搬送戻りライン
107 ラック待機機構搬送ライン
108 ラック移載機構
109 ラック
110 シャッタ機構
200 ラック保持機構
201 Y移動用モータ
202 ベルト
203 プーリ
204 回転シャフト
205 シャッタ部品
206 ラック移動部
207 プーリ回転軸
208 ラック搬送送りライン用のシャッタ部材(ガイド)
209 ラック搬送戻りライン用のシャッタ部材(ガイド)
701 回転シャフト
702 シャッタベルト
703 シャッタリニア
704 シャッタ部材
705a ギア
705b ギア
706 シャッタ回転軸
707 プーリ
710 シャッタ機構
801 シャッタ駆動用モータ
802 シャッタ駆動部
900 回転シャッタ機構
901 回転シャッタ部品
902 回転シャッタ部品回転軸
903 シャッタ延長板
1000 シャッタカム機構
1001 シャッタ部材
1002 シャッタ昇降カム
1003 シャッタカム回転軸
1100 シャッタ昇降リンク機構
1101 シャッタ部材
1102 シャッタ昇降リンク
1103 シャッタ昇降リンク回転軸
1104 シャッタ部材ガイド
1105 リンク溝
2001 ラック移載機構
2002 搬送ライン
2003 シャッタ部材
2004 モータ
2005 ベルト
2006 ガイド
2007 モータ
2008 モータ

Claims (15)

  1. 検体容器を保持するラックをX方向に搬送する複数の搬送ラインと、
    前記複数の搬送ライン間でラックをY方向に移載するラック移載機構と、
    前記複数の搬送ライン間に配置され昇降するシャッタ部材と、
    前記ラック移載機構の駆動と前記シャッタ部材の駆動との共通の動力源となるモータと、を備えることを特徴とする検体処理システム。
  2. 請求項1記載の検体処理システムにおいて、
    前記ラック移載機構の駆動と前記シャッタ部材の駆動とを連動させるための回転シャフトを備え、
    前記モータの駆動に伴い前記回転シャフトが回転することを特徴とする検体処理システム。
  3. 請求項2記載の検体処理システムにおいて、
    前記シャッタ部材を昇降させるシャッタ上下駆動機構を備え、
    前記ラック移載機構のY方向への移動と前記回転シャフトの回転とが連動し、
    前記シャッタ上下駆動機構の駆動と前記回転シャフトの回転とが連動することを特徴とする検体処理システム。
  4. 請求項1記載の検体処理システムにおいて、
    前記複数の搬送ラインは、第1搬送ラインと第2搬送ラインを有し、
    前記シャッタ部材は前記第1搬送ラインと前記第2搬送ラインの間に配置され、
    前記シャッタ部材の前記第1搬送ライン側の第1側面と前記第2搬送ライン側の第2側面との高さが、前記シャッタ部材が上昇した状態で異なることを特徴とする検体処理システム。
  5. 請求項1記載の検体処理システムにおいて、
    前記複数の搬送ラインは、第1搬送ラインと第2搬送ラインを有し、
    前記シャッタ部材は、前記第1搬送ラインと前記第2搬送ラインの間に、第1のシャッタ部材と第2のシャッタ部材とを有し、
    前記モータの駆動によって、前記第1のシャッタ部材と第2のシャッタ部材は、夫々別々に上下駆動することを特徴とする検体処理システム。
  6. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記回転シャフトと前記シャッタ上下駆動機構は、ネジ切り部と前記ネジ切り部を受けるネジ溝部を有するボールネジで接続されていることを特徴とする検体処理システム。
  7. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記回転シャフトは、第1のギアを有し、
    前記シャッタ上下駆動機構は、前記第1のギアと噛み合う第2のギアを有し、
    前記第2のギアは、前記シャッタ部材を上下駆動させるために前記第1のギアの回転軸とは異なる向きの回転軸で回転するギアであることを特徴とする検体処理システム。
  8. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記シャッタ部材は、複数の関節部で各部品が接続された回転シャッタであり、
    前記回転シャッタは、1の関節部を回転させることで立ちあがったり折りたたまれたりするシャッタであり、
    前記シャッタ上下駆動機構は、前記回転シャフトの回転に連動して、前記1の関節部を回動させるシャッタ回転軸であることを特徴とする検体処理システム。
  9. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記シャッタ上下駆動機構は、回転部材の回転角度に対応した曲面が形成されたカム構造を有し、
    前記シャッタ部材は、前記カム構造によって、上下駆動することを特徴とする検体処理システム。
  10. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記シャッタ部材は、溝を有し、
    前記シャッタ上下駆動機構は、水平方向を軸に回転することで前記溝内を移動するシャッタ昇降リンクを有し、
    前記シャッタ部材は、前記シャッタ昇降リンクによって、上下駆動することを特徴とする検体処理システム。
  11. 請求項3記載の検体処理システムにおいて、
    前記モータは、前記ラック移載機構に接続され、前記ラック移載機構のY方向への移動動力を伝えると共に、前記回転シャフトを回転させる、
    又は、
    前記モータは、前記回転シャフトに接続され、前記回転シャフトを回転させる動力を伝えると共に、前記ラック移搭機構をY方向へ移動させ、前記シャッタ部材をZ方向へ移動させる、
    又は、
    前記モータは、前記シャッタ上下駆動機構に接続され、前記シャッタ部材のZ方向への移動動力を伝えると共に、前記回転シャフトを回転させることを特徴とする検体処理システム。
  12. 請求項1記載の検体処理システムにおいて、
    前記複数の搬送ラインは、第1〜第3の搬送ラインを有し、
    前記第1搬送ラインは、ラックを分析装置側に送る送りラインであり、
    前記第2搬送ラインは、ラックを分析装置側から回収する戻りラインであり、
    前記第3搬送ラインは、分析装置における検体容器を吸引する位置までラックを搬送するルート上のラインであり、
    前記第1又は前記第2搬送ラインからラックを前記第3搬送ラインに移載するために、前記第1又は前記第2搬送ラインへ向かって前記ラック移載機構を移動させるとき、前記モータは、前記ラック移載機構の移動と、前記シャッタ部材の下降移動の両方を行うことを特徴とする検体処理システム。
  13. 請求項12記載の検体処理システムにおいて、
    前記シャッタ部材は、前記送りラインと前記戻りラインのラック転倒防止用のラックガイドであることを特徴とする検体処理システム。
  14. 請求項4記載の検体処理システムにおいて、
    前記複数の搬送ラインは、第1〜第3の搬送ラインを有し、
    前記第1搬送ラインは、ラックを分析装置側に送る送りラインであり、
    前記第2搬送ラインは、ラックを分析装置側から回収する戻りラインであり、
    前記第3搬送ラインは、分析装置における検体容器を吸引する位置までラックを搬送するルート上のラインであり、
    前記第2側面は前記第1側面よりも高さが高く、
    前記第1搬送ラインからラックを前記第3搬送ラインに移載するために、前記第1搬送ラインへ向かって前記ラック移載機構を移動させるとき、前記モータは、前記第2側面の一部が前記第2搬送ラインのラック搬送面よりも上方に残るように前記シャッタ部材の下降移動を行い、
    当該前記第2側面の一部が残る状態で、前記第2搬送ラインは、当該前記第2側面の一部が残るX方向の幅の範囲と重複する範囲で、前記第2搬送ライン上のラックをX方向に搬送することを特徴とする検体処理システム。
  15. 請求項5記載の検体処理システムにおいて、
    前記第1搬送ラインは、ラックを分析装置側に送る送りラインであり、
    前記第2搬送ラインは、ラックを分析装置側から回収する戻りラインであり、
    前記第3搬送ラインは、分析装置における検体容器を吸引する位置までラックを搬送するルート上のラインであり、
    前記第1と前記第2のシャッタ部材は、前記第1搬送ライン、前記第1シャッタ部材、前記第2シャッタ部材、前記第2搬送ラインの順に配置され、
    前記第1搬送ラインからラックを前記第3搬送ラインに移載するために、前記第1搬送ラインに向かって前記ラック移載機構を移動させるとき、前記モータは、前記第1シャッタ部材の下降と共に、前記第2シャッタ部材の全部又は一部が前記第2搬送ラインのラック搬送面よりも上方に残るようにし、
    当該第2シャッタ部材の全部又は一部が残る状態で、前記第2搬送ラインは、当該前記第2シャッタが残るX方向の幅の範囲と重複する範囲で、前記第2搬送ライン上のラックをX方向に搬送し、
    前記第2搬送ラインからラックを前記第3搬送ラインに移載するために、前記第2搬送ラインに向かって前記ラック移載機構を移動させるとき、前記モータは、前記第1及び第2シャッタ部材を前記ラック搬送面よりも下方に移動させることを特徴とする検体処理システム。
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