JP2017043868A - 五本指付き靴下および五本指付き靴下の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬指と小指が指袋から脱げ難く、特許文献1の編成と異なる方法で薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込めて、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲する五本指付き靴下の製造方法を提供する。【解決手段】つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する足甲・裏部編成工程と、足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋(F1〜F5)および各指袋の付根部を編成する足指袋編成工程と、各指袋の付根部の足甲側と前記足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインMを形成するリンキング工程を含み、足甲・裏部編成工程は、つま先に向かって足甲部と足裏部を編成する途中位置で第1指袋側の靴下幅ラインT1を底辺とし第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に鋭角の頂点T2が配置される三角状の楔部Tを増加させることで足甲部および足裏部を編成する楔部編成工程を含む。【選択図】図2A

Description

本発明は、五本指付き靴下および五本指付き靴下の製造方法に関する。
従来から五本指の指袋がつま先に向かって平行に延び、そして隣り合う指袋の付け根位置(あるいはリンキングライン)が足幅方向(左右方向)に直線状に延びる五本指付き靴下がある(例えば、図4の従来例の五本指付き靴下を参照)。このような形状の五本指付き靴下は、靴下製造に用いられる丸編み機あるいは横編み機で簡単に製造できるため、大量生産、短時間生産にも優れている。しかしながら、このような形状の五本指付き靴下は、スクエア型の足形(付け根位置が左右に略直線状になっている足形)をもつユーザに対しては問題ないが、他の足形のユーザ(例えば、エジプト型、ギリシャ型など)にとっては、フィット性が低く、長時間の履き心地が悪く、限られた空間の靴内において指の動きをより制限してしまう。
また、本発明者等の調査によれば、第4、第5指の指の付け根が、他の指の付け根よりも踵方向に引っ込んでいる形状がある(図1の足の平面図を参照)。従って、スクエア型に適した五本指付き靴下の場合、靴下の指の付け根位置と実際の足の付け根位置とが合わずに指袋が浮いた状態となり、小指および/または薬指が、それらに対応する指袋から脱げ易い。
他の指の付け根よりも踵側へ一段低い位置の付け根の薬指と、さらに一段低い位置の付け根の小指の形状に合わせるべく、親指用指袋、人指し指用指袋、中指用指袋が夫々筒状に編成された後、各指袋の隣接する付け根部分が重合された状態にし、該重合された各指袋の付け根部分に筒状の三本胴の編み地を形成してから、これに隣接する薬指用指袋及び小指用指袋を編成し、その隣接する付け根部分を重合させた状態で編成したことを特徴とする指付き靴下の編成方法が、特許文献1に紹介されている。この特許文献1は、横編機のみを使用して指袋を形成し連続して足甲部および足裏部を編成している。しかし、横編機では、複雑な柄出しが難しい。
複雑な柄だしが可能な丸編み機のみで五本指靴下を編成する方法が、例えば特許文献2に紹介されている。特許文献2は、第五趾側より編成することから、だぶつきが主に第五趾側に生じることになる。そして第五趾を覆う袋部は、第一趾を覆う袋部よりも狭幅であることから、先がかりに伴うだぶつき、見た目の悪さを少なくできると記載されている。しかし特許文献2では、図5(特許文献2の図2)に示す通り、先がかり処理で形成されるリンキングラインおよび各指袋の付根が足幅方向(左右方向)に直線で形成されているため、上記問題(薬指と小指が脱げ易い)を解決することができない。
特許第3004200号 特許2006−348428号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、薬指と小指がそれぞれの指袋から脱げ難く、かつ特許文献1のような編成とは異なる方法で薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込めて、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲した状態にできる五本指付き靴下の製造方法を提供することを目的とする。また、足袋部のつま先側に楔部を有して、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込め、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲した状態の五本指付き靴下を提供することを目的とする。また、つま先方向を向く編目ラインとつま先方向とは異なる外側(小指側方向)に向く編目ラインを有して、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込め、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲した状態の五本指付き靴下を提供することを目的とする。
本発明の第1の製造方法は、足首側からつま先へ向かって編成する五本指付き靴下の製造方法であって、
くるぶしから下方の踵部を編成する踵部編成工程と、
前記踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する足甲・裏部編成工程と、
前記足甲・裏部編成工程の後で、前記足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋および各指袋の付根部を編成する足指袋編成工程と、
前記足指袋編成工程の後で、前記各指袋の付け根部の足甲側と前記足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインを形成するリンキング工程と、を含み、
前記足甲・裏部編成工程は、つま先に向かって足甲部と足裏部とを編成している途中位置で、平面視で第1指袋側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に鋭角の頂点が配置される三角状の楔部を、編目を増加させることで足甲部および足裏部のそれぞれに編成する楔部編成工程を含む。
この構成によれば、特許文献1のような編成とは異なる方法で、足袋部のつま先側に楔部を設けた五本指付き靴下を製造する。この靴下は、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込めて、かつ少なくとも薬指および小指の指袋がリンキングラインと同様に踵方向へ傾斜または湾曲させてあることで、薬指と小指とがそれぞれの指袋から脱げにくくできる。
上記「つま先に向かって足甲部と足裏部とを編成している途中位置」は、足を、後足部(踵部)、中足部(踏まず部)、前足部(踏み付け部)、足指に分けたときに、前足部の領域内に相当する靴下の領域である(図1参照)。
上記「平面視で第1指袋側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に鋭角の頂点が配置される三角状の楔部」において、楔部は、厳密な三角状でなく、各辺が直線でなく湾曲部を有していてもよく、頂点が丸みを帯びていてもよい。また、足甲部と足裏部とのそれぞれに楔部を編成するが、足甲部の甲側楔部と、足裏部の裏側楔部は、同じ形状でもよく、異なる形状でもよい。
上記発明の一実施形態として、第1〜第5指袋のつま先先端から踵中心位置まで引いた第1〜第5ラインに対し、前記楔部の鋭角の頂点は、第1ラインよりも第5ライン側、第2ラインより第5ライン側、第3ラインよりも第5ライン側、第4ライン側よりも第5ライン側、第5ラインから第5指袋側の靴下幅ラインの間または第1〜第5ライン上のうちいずれかのライン上、に位置する(例えば、図2A参照)。
上記発明の一実施形態として、前記楔部編成工程は、前記楔部を、前記足袋部の内部(つま先側端部よりも踵側の位置)に編成する。足袋部は、踵側足袋部と楔部とつま先側足袋部とで構成され、例えば、つま先側足袋部の裏側と各指袋の付根部の裏側とが連設され、つま先側足袋部の甲側と各指袋の付根部の甲側とがリンキングされる。
上記発明の一実施形態として、前記楔部は、前記足袋部のつま先側端部に編成する。裏側楔部と各指袋の付根部の裏側とが連設され、甲側楔部と各指袋の付根部の甲側とがリンキングされる。
本発明の第2の製造方法は、足首側からつま先へ向かって編成する五本指付き靴下の製造方法であって、
くるぶしから下方の踵部を編成する踵部編成工程と、
前記踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する足甲・裏部編成工程と、
前記足甲・裏部編成工程の後で、前記足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋および各指袋の付根部を編成する足指袋編成工程と、
前記足指袋編成工程の後で、前記各指袋の付け根部の足甲側と前記足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインを形成するリンキング工程と、
少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置の前記リンキングラインを踵方向へ傾斜または湾曲させるように、前記足甲部および足裏部の編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成するツマミ形成工程と、を含む。
この構成によれば、特許文献1のような編成とは異なる方法で、つま先方向を向く編目ラインとつま先方向とは異なる外側(小指袋側方向)に向く編目ラインを有する五本指付き靴下を製造する。この靴下は、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込めて、かつ少なくとも薬指および小指の指袋がリンキングラインと同様に踵方向へ傾斜または湾曲させてあることで、薬指と小指とがそれぞれの指袋から脱げにくくできる。
上記発明の一実施形態として、足甲・裏部編成工程は、足甲部および足裏部の編目ラインがつま先へ一定方向に向かうように編成され、
前記リンキング工程は、足幅方向に直線状のリンキングラインを形成し、
前記ツマミ形成工程は、前記足甲部および足裏部の前記編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインをつま先方向から外側へ傾斜または湾曲させ、かつ少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置の前記リンキングラインを踵方向へ傾斜または湾曲させるように、前記足甲部および足裏部の編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成する。
上記発明の一実施形態として、各指袋の付根部は、隣り合う各指の付根部分が足幅方向(左右方向)に直線状に連設されている。
「編目ラインをつま先方向から外側へ傾斜または湾曲させ」るとは、右足用靴下であれば右回り方向に傾斜または湾曲させることであり、左用靴下であれば左回り方向に傾斜または湾曲させることである。
また、「リンキングラインを踵方向へ傾斜または湾曲させる」とは、右足用靴下であれば右回り方向に傾斜または湾曲させることであり、左用靴下であれば左回り方向に傾斜または湾曲させることである。
上記発明の一実施形態として、前記ツマミ形成工程は、前記足甲部および足裏部の編目ラインのうち少なくとも第4指へ向かう編目ラインの途中位置にツマミ(縫合部)を形成する。
上記第2の製造方法において、編目ラインの方向を変更するためのツマミ(縫合部)は、靴下サイズ、指袋のサイズ、足形に合せた指袋の形状によって設定する。ツマミ(縫合部)の位置およびサイズは、特に制限されず、例えば、第4指袋へ向かう編目ラインのすべてにツマミ(縫合部)が形成されていてもよく、その一部にツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。またツマミ(縫合部)は、一つに限定されず複数のツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。
上記第2の製造方法の一実施形態として、前記ツマミ形成工程は、第3指袋および第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成してもよい。係る場合に、第3指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)と、第4指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)とは、連続した線のツマミ(縫合部)であってもよく、それぞれが独立に分離した複数のツマミ(縫合部)であってもよい。また、第3指袋および第4指袋へ向かう編目ラインのすべてにツマミ(縫合部)が形成されていてもよく、その一部にツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。例えば、第3指袋へ向かう編目ライン群のうち第4指袋側の5%〜90%の編目ライン群と、第4指袋へ向かう編目ライン群の全てにツマミが形成されていてもよい。
上記第2の製造方法の一実施形態として、前記ツマミ形成工程は、第4指袋および第5指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成してもよい。係る場合に、第4指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)と、第5指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)とは、連続した線のツマミ(縫合部)であってもよく、それぞれが独立に分離した複数のツマミ(縫合部)であってもよい。また、第4指袋および第5指袋へ向かう編目ラインのすべてにツマミ(縫合部)が形成されていてもよく、その一部にツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。例えば、第5指袋へ向かう編目ライン群のうち第4指袋側の10%〜50%の編目ライン群と、第4指袋へ向かう編目ライン群の全てにツマミが形成されていてもよい。
上記第2の製造方法の一実施形態として、前記ツマミ形成工程は、第3指袋、第4指袋および第5指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成してもよい。係る場合に、第3指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)と、第4指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)と、第5指袋へ向かう編目ラインに形成するツマミ(縫合部)とは、連続した線のツマミ(縫合部)であってもよく、それぞれが独立に分離した複数のツマミ(縫合部)であってもよい。また、第3指袋、第4指袋および第5指袋へ向かう編目ラインのすべてにツマミ(縫合部)が形成されていてもよく、その一部にツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。例えば、第5指袋へ向かう編目ライン群のうち第4指袋側の10%〜50%の編目ライン群と、第4指袋へ向かう編目ライン群の全てと、第3指袋へ向かう編目ライン群のうち第4指袋側の10%〜50%の編目ライン群とにツマミが形成されていてもよい。
上記第1、第2の製造方法は、例えば、丸編み機を用いて、各工程を行うことができる。第2の製造方法において、ツマミ(縫合部)は、リンキングをした後で、裏側から生地をミシンでオーバーロックしてつまむことで形成できる。
また、他の本発明の五本指付き靴下は、
足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、
前記足甲部および足裏部のそれぞれのつま先側に設けられる、平面視で第1指側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に配置される鋭角の頂点とした三角状の楔部と、
少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している第1〜第5指袋と、
少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲しているように、隣り合う各指袋の付け根部分が連設されている付根部と、
前記付根部と前記足袋部の足甲側とが連設される位置にあるリンキングラインであって、少なくとも第4指および第5指に対応する位置において、少なくとも第1指および第2指に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインと、を有する。
この構成によれば、足袋部のつま先側に楔部を有して、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込め、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲した状態の五本指付き靴下としたことで、薬指と小指とがそれぞれの指袋から脱げにくくできる。
「踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングライン」とは、右足用靴下であれば右回り方向に傾斜または湾曲している形状のリンキングラインであり、左用靴下であれば左回り方向に傾斜または湾曲している形状のリンキングラインである。
上記発明の一実施形態において、第1〜第5指袋のつま先先端から踵中心位置まで引いた第1〜第5ラインに対し、前記楔部の鋭角の頂点は、第1ラインよりも第5ライン側、第2ラインより第5ライン側、第3ラインよりも第5ライン側、第4ライン側よりも第5ライン側、第5ラインから第5指袋側の靴下幅ラインの間または第1〜第5ライン上のうちいずれかのライン上、に位置する(例えば、図2A参照)。
上記発明の一実施形態として、前記楔部は、前記足袋部の内部(つま先側端部よりも踵側)に位置する。足袋部は、踵側足袋部と楔部とつま先側足袋部とで構成され、例えば、つま先側足袋部の裏側と各指袋の付根部の裏側とが連続しており、つま先側足袋部の甲側と各指袋の付根部の甲側との間にリンキングラインが位置する。
上記発明の一実施形態として、前記楔部は、前記足袋部のつま先側端部に位置する。裏側楔部と各指袋の付根部の裏側とが連続しており、甲側楔部と各指袋の付根部の甲側との間にリンキングラインが位置する。
また、他の本発明の五本指付き靴下は、
足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、
前記足袋部に形成されている編目ラインであって、つま先方向へ向かう一定方向の第1編目ラインと、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している第2編目ラインと、
前記第1編目ラインに沿ってつま先に向かって同一方向を向く指袋と、前記第2編目ラインに沿ってつま先方向から外側に傾斜または湾曲する指袋とを有する5本指袋と、
隣り合う各指袋の付け根部分が連設されている付根部と、
前記付根部と前記足甲部とが連設される位置にあるリンキングラインであって、少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置において、少なくとも第1指袋および第2指袋に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインと、
前記第1編目ラインと前記第2編目ラインとの境界に、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している形状のツマミ(縫合部)と、を有する。
この構成によれば、つま先方向を向く編目ラインとつま先方向とは異なる外側(小指側方向)に向く編目ラインを有して、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込め、かつ少なくとも薬指および小指の指袋が踵方向へ傾斜または湾曲した状態の五本指付き靴下としたことで、薬指と小指とがそれぞれの指袋から脱げにくくできる。
「踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングライン」とは、右足用靴下であれば右回り方向に傾斜または湾曲している形状のリンキングラインであり、左用靴下であれば左回り方向に傾斜または湾曲している形状のリンキングラインである。
上記発明の一実施形態において、リンキングラインは、第3指袋、第4指袋および第5指袋に対応する位置において、第1指袋および第2指袋に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状である。
上記発明の一実施形態において、第2編目ラインは、すべてのラインが同一方向を向いている構成でもよく、爪先方向から外側へ傾斜または湾曲していればよく、それぞれのラインが異なる方向を向いていたり、異なる形状、長さのラインであってもよい。
上記発明の一実施形態において、第2編目ラインは、第3指袋〜第5指袋に向かう編目ラインの全てまたはそのうちの一部を含んでいいてもよく、例えば、第3指袋に向かう編目ラインの一部と第4指袋に向かう編目ラインの全てと第5指袋へ向かう編目ラインの一部を含んでいてもよい。
ツマミ(縫合部)は、一つに限定されず複数のツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。「つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している形状」は、右足用靴下であれば右回り方向に傾斜または湾曲している形状であり、左用靴下であれば左回り方向に傾斜または湾曲している形状である。
上記発明の一実施形態において、前記足部は、踵部を有する。
上記発明の一実施形態において、前記足部に連設される下肢部をさらに有する。
上記靴下の生地は、各種加工処理(例えば、透湿防水加工、撥水加工、反発加工、抗菌防臭加工、吸水加工、難燃加工等)も適宜施されていてもよい。
上記靴下の生地は、例えば、ポリエステル、ナイロン等の合成繊維でもよく、天然繊維でもよい。生地は、1種類の繊維で構成されていてもよく、複数種類の繊維の組み合わせで構成されていてもよい。また、生地の原糸(繊維)自体に上記各種加工処理が施されていてもよい。
足の形状(各指の付け根位置)を示す図である。 足袋部の楔部の配置を説明する図である。 足袋部の楔部の配置を説明する図である。 ツマミ(縫製部)について説明する図である。 ツマミ(縫製部)について説明する図である。 従来例の五本指付き靴下の平面図である。 特許文献2の図2である。
本発明者らは、図1に示すように、薬指(第4指)および小指(第5指)の付け根位置が他の指(第1〜第3指)の付け根位置よりも踵側に引っ込んでいる足形の付け根ラインL1、L2に着目し、この足形に適した五本指付き靴下について鋭意研究し、特許文献1のような製造方法と異なる五本指付き靴下の製造方法および五本指付き靴下の発明を創作するに至ったものである。
(第1の製造方法:楔部を形成する方法)
本実施形態における製造方法は、以下の工程を含む。
(S1)くるぶしから下方の踵部を編成する(踵部編成工程)。
(S2−1)踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有し、かつ、つま先方向に開口部を有する足袋部を編成する(足甲・裏部編成工程)。足甲・裏部編成工程は楔部編成工程を含む。
(S2−2)楔部編成工程は、つま先に向かって足甲部と足裏部とを編成している途中位置で、平面視で第1指袋側の靴下幅ラインW1を底辺T1とし第5指袋側の靴下幅ラインW2へ向かう途中位置に鋭角の頂点T2が配置される三角状の楔部Tを、編目を増加させることで足甲部および足裏部のそれぞれに編成する。本実施形態では、図2Bに示すように、踵側からラインA0−A0を超えてつま先側にA1−A1ライン(前足部の領域内:途中位置)まで足甲部および足裏部を通常通り足幅になるように編成する。次いで、A1−A1ラインからA11−A1ラインまで、第3指から第1指側において三角状の楔部Tを形成するように編目を増加(変更)する。楔部Tの底辺T1の長さおよび頂点T2の位置で、傾斜または湾曲の程度を設定できる。第1〜第2指袋(F1〜F5)のつま先先端から踵中心位置F0まで引いた第1〜第5ライン(F0−F1ライン、F0−F2ライン、F0−F3ライン、F0−F4ライン、F0−F5ライン)のうち、頂点T2は、第3ライン(F0−F3ライン)と第4ライン(F0−F4ライン)の間に位置する。次いで、A11−A1ラインからA2−A2ラインまでは、通常の通り足幅(第1指〜第5指)で編成する。すなわち、楔部Tは、足袋部の内部(つま先側端部よりも踵側の位置)に編成される。
(S3)足甲・裏部編成工程の後で、足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋(F1〜F5)および各指袋の付根部FBを編成する(足指袋編成工程)。
(S4)足指袋編成工程の後で、各指袋の付根部FBの足甲側と足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインMを形成する(リンキング工程)。図2Aに示すように、リンキングラインMは、第3指袋〜第5指袋の位置に対応する位置において踵方向へ傾斜または湾曲させている。そして、第3〜第5指袋(F3〜F5)を他の指袋(F1、F2)よりも踵方向に引っ込めて、かつ第3指〜第5指袋(F3〜F5)がリンキングラインMと同様に踵方向へ傾斜または湾曲させてある。
上記工程は全て丸編み機で行うことができる。別実施形態として、足指袋編成工程のみ横編み機で行い、他工程は丸編み機で行うこともできる。また、リンキング工程は、リンキング専用機を用いることもできる。
(第2の製造方法:編目ラインにツマミ(縫合部)を形成する方法)
本実施形態における製造方法は、以下の工程を含む。
(S11)くるぶしから下方の踵部を編成する(踵部編成工程)。
(S12)踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する(足甲・裏部編成工程)。足甲・裏部編成工程は、足甲部および足裏部の編目ラインNがつま先へ一定方向に向かうように編成される。
(S13)足甲・裏部編成工程の後で、足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋および各指袋の付根部を編成する(足指袋編成工程)。
(S14)足指袋編成工程の後で、各指袋の付根部の足甲側と足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインM1を形成する(リンキング工程)。本実施形態では、図3Aに示すように、足幅方向に直線状のリンキングラインM1を形成する。
(S15)少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置のリンキングラインM1を踵方向へ傾斜または湾曲させるように、足甲部および足裏部の編目ラインNのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)Zを形成する(ツマミ形成工程)。本実施形態では、図3Aに示すように、第3指袋〜第5指袋へ向かう編目ラインN1に対し、リンキングラインM1へ向かう途中位置(足袋部のつま先側端部までの領域内)で直線状のツマミ(縫合部)Zを1つ形成する。ツマミ(縫合部)Zは、図3A、Bに示すように、生地裏側から生地ラインN11と生地ラインN12とが重なるように、生地をミシンでオーバーロックしてつまむことで形成できる。足甲側と足裏側のそれぞれにツマミを形成する。ツマミ形成によって、爪先方向へ向かう一定方向の編目ラインN(第1編目ライン)と、爪先方向から外側へ傾斜または湾曲している第2編目ラインN2とが形成される。
このように、つま先方向に一直線の編目ラインNに対し斜め方向にツマミ(縫合部)Zを形成することで、直線状のリンキングラインM1を踵方向へ傾斜または湾曲させ、薬指および小指の指袋を他の指袋よりも踵方向に引っ込める構成にできる。
上記工程(ツマミ形成工程を除く)は全て丸編み機で行うことができる。別実施形態として、足指袋編成工程のみ横編み機で行い、他工程は丸編み機で行うこともできる。また、リンキング工程は、リンキング専用機を用いることもできる。
(別実施形態)
上記第1の製造方法および第2の製造方法は、足部形成工程は、下肢部を編成し、次いで、踵部を編成し、次いで、足甲部および足裏部を編成する構成でもよい。
上記第2の製造方法において、編目ラインの方向を変更するためのツマミ(縫合部)は、その位置およびサイズは、特に制限されず、例えば、第3〜第5指へ向かう編目ラインのすべてにツマミ(縫合部)が形成されていてもよく、その一部にツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。またツマミ(縫合部)は、一つに限定されず複数のツマミ(縫合部)が形成されていてもよい。
(五本指付き靴下)
第1の五本指付き靴下は、足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、前記足甲部および足裏部のそれぞれのつま先側に設けられる、平面視で第1指袋側の靴下幅ラインW1を底辺T1とし第5指袋側の靴下幅ラインW2上または第5指袋側の靴下幅ラインW2へ向かう途中位置に配置される鋭角の頂点T1とした三角状の楔部Tと、少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指および第2指の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している第1〜第5指袋(F1〜F5)と、少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲しているように、隣り合う各指袋の付根部分が連接される付根部FBと、前記付根部FBと前記足袋部の足甲側とが連設される位置にあるリンキングラインMであって、少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置において、少なくとも第1指袋および第2指袋に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインMと、を有する。頂点T2は、第3ライン(F0−F3ライン)と第4ライン(F0−F4ライン)の間に位置する。リンキングラインMは、第3〜第5指袋の位置に対応する位置において踵方向へ傾斜または湾曲している。第3〜第5指袋(F3〜F5)を他の指袋(F1、F2)よりも踵方向に引っ込めて、かつ第3〜第5指袋(F3〜F5)がリンキングラインMと同様に踵方向へ傾斜または湾曲している(図2A,2B参照)。
第2の五本指付き靴下は、足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、足袋部に形成されている編目ラインであって、つま先方向へ向かう一定方向の第1編目ラインNと、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している第2編目ラインN2と、第1編目ラインNに沿ってつま先に向かって同一方向を向く指袋(F1、F2)と、第2編目ラインN2に沿ってつま先方向から外側に傾斜または湾曲する指袋(F3、F4,F5)とを有する5本指袋と、隣り合う各指袋の付根部分が連設される付根部と、付根部と足甲部とが連設される位置にあるリンキングラインM1であって、第3〜第5指袋に対応する位置において、少なくとも第1指袋および第2指袋に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインM1と、第1編目ラインNと第2編目ラインN2との境界に、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している形状のツマミ(縫合部)Zと、を有する(図3B参照)。ツマミZは、足甲側と足裏側のそれぞれに設けられている。
本実施形態において、ツマミ(縫合部)を足甲部の第1編目ラインと第2編目ラインとの境界にツマミ(縫合部)とを設けてあるが、これは上記第2の製造方法で形成することができる。足甲部と足裏部の両方において、第1編目ラインと第2編目ラインとの境界にツマミ(縫合部)を設ける場合に、平面視で透過してみた場合に対称の位置にツマミを設けてもよく、異なる位置に設けてあってもよい。また、甲側のツマミと足裏側のツマミとは、その形状および/またはそのサイズがお互いに異なっていてもよい。
F0 靴下の踵部中心箇所
F1 第1指袋
F2 第2指袋
F3 第3指袋
F4 第4指袋
F5 第5指袋
T 楔部
T1 底辺
T2 鋭角の頂点
M、M1 リンキングライン
FB 付根部
Z ツマミ(縫合部)
N 第1編目ライン
N2 第2編目ライン

Claims (9)

  1. 足首側からつま先へ向かって編成する五本指付き靴下の製造方法であって、
    くるぶしから下方の踵部を編成する踵部編成工程と、
    前記踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する足甲・裏部編成工程と、
    前記足甲・裏部編成工程の後で、前記足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋および各指袋の付根部を編成する足指袋編成工程と、
    前記足指袋編成工程の後で、前記各指袋の付け根部の足甲側と前記足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインを形成するリンキング工程と、を含み、
    前記足甲・裏部編成工程は、つま先に向かって足甲部と足裏部とを編成している途中位置で、平面視で第1指袋側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に鋭角の頂点が配置される三角状の楔部を、編目を増加させることで足甲部および足裏部のそれぞれに編成する楔部編成工程を含む、五本指付き靴下の製造方法。
  2. 第1〜第5指袋のつま先先端から踵中心位置まで引いた第1〜第5ラインに対し、前記楔部の鋭角の頂点は、第1ラインよりも第5ライン側、第2ラインより第5ライン側、第3ラインよりも第5ライン側、第4ライン側よりも第5ライン側、第5ラインから第5指袋側の靴下幅ラインの間または第1〜第5ライン上のうちいずれかのライン上、に位置する、請求項1に記載の五本指付き靴下の製造方法。
  3. 前記楔部編成工程は、前記楔部を、前記足袋部の内部に編成する、または前記足袋部のつま先側端部に編成する、請求項1または2に記載の五本指付き靴下の製造方法。
  4. 足首側からつま先へ向かって編成する五本指付き靴下の製造方法であって、
    くるぶしから下方の踵部を編成する踵部編成工程と、
    前記踵部に連続して、つま先に向かって足甲部および足裏部を有する足袋部を編成する足甲・裏部編成工程と、
    前記足甲・裏部編成工程の後で、前記足袋部の足裏側から足甲側に向かって、第1〜第5指袋および各指袋の付根部を編成する足指袋編成工程と、
    前記足指袋編成工程の後で、前記各指袋の付け根部の足甲側と前記足袋部の足甲側とを縫製または編成してリンキングラインを形成するリンキング工程と、
    少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置の前記リンキングラインを踵方向へ傾斜または湾曲させるように、前記足甲部および足裏部の編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成するツマミ形成工程と、を含む五本指付き靴下の製造方法。
  5. 足甲・裏部編成工程は、足甲部および足裏部の編目ラインがつま先へ一定方向に向かうように編成され、
    前記リンキング工程は、足幅方向に直線状のリンキングラインを形成し、
    前記ツマミ形成工程は、前記足甲部および足裏部の前記編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインをつま先方向から外側へ傾斜または湾曲させ、かつ少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置の前記リンキングラインを踵方向へ傾斜または湾曲させるように、前記足甲部および足裏部の編目ラインのうち少なくとも第4指袋へ向かう編目ラインにツマミ(縫合部)を形成する、請求項4に記載の五本指付き靴下の製造方法。
  6. 五本指付き靴下であって、
    足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、
    前記足甲部および足裏部のそれぞれのつま先側に設けられる、平面視で第1指側の靴下幅ラインを底辺とし第5指袋側の靴下幅ライン上または第5指袋側の靴下幅ラインへ向かう途中位置に配置される鋭角の頂点とした三角状の楔部と、
    少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している第1〜第5指袋と、
    少なくとも第4指袋および第5指袋の付根位置が、少なくとも第1指袋および第2指袋の付根位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲しているように、隣り合う各指袋の付け根部分が連設されている付根部と、
    前記付根部と前記足袋部の足甲側とが連設される位置にあるリンキングラインであって、少なくとも第4指および第5指に対応する位置において、少なくとも第1指および第2指に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインと、を有する五本指付き靴下。
  7. 第1〜第5指袋のつま先先端から踵中心位置まで引いた第1〜第5ラインに対し、前記楔部の鋭角の頂点は、第1ラインよりも第5ライン側、第2ラインより第5ライン側、第3ラインよりも第5ライン側、第4ライン側よりも第5ライン側、第5ラインから第5指袋側の靴下幅ラインの間または第1〜第5ライン上のうちいずれかのライン上、に位置する、請求項6に記載の五本指付き靴下。
  8. 前記楔部を、前記足袋部の内部に設ける、または前記足袋部のつま先側端部に設ける、請求項6または7に記載の五本指付き靴下。
  9. 五本指付き靴下であって、
    足甲部および足裏部を少なくとも有する足袋部と、
    前記足袋部に形成されている編目ラインであって、つま先方向へ向かう一定方向の第1編目ラインと、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している第2編目ラインと、
    前記第1編目ラインに沿ってつま先に向かって同一方向を向く指袋と、前記第2編目ラインに沿ってつま先方向から外側に傾斜または湾曲する指袋とを有する5本指袋と、
    隣り合う各指袋の付け根部分が連設されている付根部と、
    前記付根部と前記足甲部とが連設される位置にあるリンキングラインであって、少なくとも第4指袋および第5指袋に対応する位置において、少なくとも第1指袋および第2指袋に対応する位置よりも、踵方向へ傾斜または湾曲している形状のリンキングラインと、
    前記第1編目ラインと前記第2編目ラインとの境界に、つま先方向から外側へ傾斜または湾曲している形状のツマミ(縫合部)と、を有する五本指付き靴下。
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